ゲスト
(ka0000)
【聖呪】ワルサーレンジャー部隊
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/08 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/17 19:00
オープニング
●
一つの山場を迎え、王国北部の動乱は少し落ち着きつつあった。
しかし、未だにゴブリンの脅威が終息したわけではない。
前線に位置するルサスール領は、多忙な日々を過ごしていた。
「少なくとも、領内では落ち着きを取り戻しつつありますわ」
「そうか。報告ご苦労……えーと、サチ……」
「ワルサー総帥ですわ。お間違えなきよう」
ルサスール家の屋敷、領主カフェを前にして銀髪の少女がきっぱりと告げる。
少女の名は、サチコ・W・ルサスール。
ルサスール家の息女である。
一方で彼女はワルワル団なる組織を作り、領内の治安維持に奔走していた。
ワルワル団の首領、ワルサー総帥。それが彼女のもう一つの名前である。
「……ワルサー総帥」
少し悲しげにカフェはその名を口にする。
「領内の治安は、安定しつつある。あなたには、もう少し安全な」
親心を含め、そう言いかけたカフェをノック音が止めた。
ノックの主は、執事長であった。
「旦那様。領内にて、ゴブリンの動きが出たと報告が……」
「まだ、安全な場所などありませんわ。カフェ様?」
「……」
何と間の悪いことか。
カフェは天井を仰ぎ見て、深く息を吸った。
「わかった。話を聞こう」
●
ゴブリンが目撃されたのは、ルサスール領の北部。
前回戦いが展開された、ヨーク丘陵へ向かう方角である。
他領でも同様に、集結を目指す動きが見られるのだという。
「各地に散っていた偵察部隊でしょうか」
「わからん……しかし」
「捨て置くわけにも、いきませんわ」
領内の情勢が落ち着いてきた頃合いに、動き回られては無用な混乱が起こる。
叩けるのであれば、叩くほうが得策だ。
さらに話を聞けば、現在ゴブリンたちは森のなかを移動しているのだという。
「ここは、私達に任せてくださいまし」
そう提案するサチコをカフェは心配そうに見つめる。
「森の中であれば、部隊を展開させるより少数精鋭で一気にかかったほうがよろしいでしょう」
サチコのワルワル団は、正式な軍隊でも騎士団でもない。
ハンターを集い、擬似的な傭兵部隊を展開させるものだ。
故に、人材は柔軟性に富む。
「……では、レンジャー部隊としての活躍を期待する」
「わかりましたわ。任せてください」
カフェの言葉に、したたかな笑みを浮かべてサチコは頷く。
それでは、と出て行く背中を見送るとカフェはハンカチで涙を拭う。
「旦那様……」
「何も、言うな。どのような形であれ、娘の成長は嬉しいのだ……」
だが、こうも思うのだ。
もう少し、娘らしい成長もしてほしいものだと。
一つの山場を迎え、王国北部の動乱は少し落ち着きつつあった。
しかし、未だにゴブリンの脅威が終息したわけではない。
前線に位置するルサスール領は、多忙な日々を過ごしていた。
「少なくとも、領内では落ち着きを取り戻しつつありますわ」
「そうか。報告ご苦労……えーと、サチ……」
「ワルサー総帥ですわ。お間違えなきよう」
ルサスール家の屋敷、領主カフェを前にして銀髪の少女がきっぱりと告げる。
少女の名は、サチコ・W・ルサスール。
ルサスール家の息女である。
一方で彼女はワルワル団なる組織を作り、領内の治安維持に奔走していた。
ワルワル団の首領、ワルサー総帥。それが彼女のもう一つの名前である。
「……ワルサー総帥」
少し悲しげにカフェはその名を口にする。
「領内の治安は、安定しつつある。あなたには、もう少し安全な」
親心を含め、そう言いかけたカフェをノック音が止めた。
ノックの主は、執事長であった。
「旦那様。領内にて、ゴブリンの動きが出たと報告が……」
「まだ、安全な場所などありませんわ。カフェ様?」
「……」
何と間の悪いことか。
カフェは天井を仰ぎ見て、深く息を吸った。
「わかった。話を聞こう」
●
ゴブリンが目撃されたのは、ルサスール領の北部。
前回戦いが展開された、ヨーク丘陵へ向かう方角である。
他領でも同様に、集結を目指す動きが見られるのだという。
「各地に散っていた偵察部隊でしょうか」
「わからん……しかし」
「捨て置くわけにも、いきませんわ」
領内の情勢が落ち着いてきた頃合いに、動き回られては無用な混乱が起こる。
叩けるのであれば、叩くほうが得策だ。
さらに話を聞けば、現在ゴブリンたちは森のなかを移動しているのだという。
「ここは、私達に任せてくださいまし」
そう提案するサチコをカフェは心配そうに見つめる。
「森の中であれば、部隊を展開させるより少数精鋭で一気にかかったほうがよろしいでしょう」
サチコのワルワル団は、正式な軍隊でも騎士団でもない。
ハンターを集い、擬似的な傭兵部隊を展開させるものだ。
故に、人材は柔軟性に富む。
「……では、レンジャー部隊としての活躍を期待する」
「わかりましたわ。任せてください」
カフェの言葉に、したたかな笑みを浮かべてサチコは頷く。
それでは、と出て行く背中を見送るとカフェはハンカチで涙を拭う。
「旦那様……」
「何も、言うな。どのような形であれ、娘の成長は嬉しいのだ……」
だが、こうも思うのだ。
もう少し、娘らしい成長もしてほしいものだと。
解説
●目的
ルサスール領内を移動するゴブリンの群れを討伐する。
●敵
ゴブリン部隊
ゴブリンソルジャー、メイジ、ゴブリンによる混成部隊。
複数の部隊が群れをなしている様子。
5体前後のグループが5~8組。
ゲリラ戦になると厄介かもしれない。
●場所
ルサスール領内にある深い森。
木々が生い茂り、昼間でも薄暗い。
狩りをするとき以外は、地元の人間もあまり入ることはない。
視界が悪く、ところどころ泥濘んでいるため、注意が必要。
ゴブリンはこの特性を把握しており、
戦闘が開始されるとゲリラ戦を仕掛けてくる。
●サチコ・W・ルサスール
戦闘要員として参加。
日々、鍛錬に勤しんでいるがレベルが中々上がらないのが悩み。
ゲリラ戦の経験はないため、敵の動きによっては翻弄される模様。
ルサスール領内を移動するゴブリンの群れを討伐する。
●敵
ゴブリン部隊
ゴブリンソルジャー、メイジ、ゴブリンによる混成部隊。
複数の部隊が群れをなしている様子。
5体前後のグループが5~8組。
ゲリラ戦になると厄介かもしれない。
●場所
ルサスール領内にある深い森。
木々が生い茂り、昼間でも薄暗い。
狩りをするとき以外は、地元の人間もあまり入ることはない。
視界が悪く、ところどころ泥濘んでいるため、注意が必要。
ゴブリンはこの特性を把握しており、
戦闘が開始されるとゲリラ戦を仕掛けてくる。
●サチコ・W・ルサスール
戦闘要員として参加。
日々、鍛錬に勤しんでいるがレベルが中々上がらないのが悩み。
ゲリラ戦の経験はないため、敵の動きによっては翻弄される模様。
マスターより
わるわるさー、御影堂です。
今回は、集結しつつあるゴブリンを叩く内容です。
ルサスール領内のゴブリンが一同に介し、移動しているようです。
とはいえ、茨小鬼不在です。少数精鋭でゲリラ戦を勝ち抜きましょう。
今回は、集結しつつあるゴブリンを叩く内容です。
ルサスール領内のゴブリンが一同に介し、移動しているようです。
とはいえ、茨小鬼不在です。少数精鋭でゲリラ戦を勝ち抜きましょう。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/15 21:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/05 22:32:15 |
|
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相談卓 最上 風(ka0891) 人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/10/07 18:14:07 |