ゲスト
(ka0000)
ロンリー・アイディアル
マスター:大林さゆる

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/15 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/10/24 07:30
オープニング
理想は現実の延長線にあるのだろうか?
その境目で、立ち止まった。
見上げれば……ただの平行線に過ぎなかった。
なにもかもが、通りすがりのモノ……過ぎ去っていく幻のようにも見えた。
ならば、この時を生きることに決めた。
未来など、誰にも分からないからだ。
●
各地を渡り歩いていたマクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、自由都市同盟の小さな集落に辿り着いた。
そこは、とある山岳地帯。都市からは、かなり離れた場所だ。
交易も一ヶ月に一度……それが、集落に住む人々の生きる糧でもあった。
突然、子供たちの悲鳴が響いた。
何事かと思い、マクシミリアンはふと振り返る。
「……凝りもせず、来たか」
ゴブリンの集団が、集落に攻め込んできたのだ。
マクシミリアンは愛用のロングソードを構え、ゴブリンたちを切り裂いていく。
瞬く間にゴブリンたちは倒されてしまったが、深い緑色の鱗を全身に纏ったようなリザードマンたちが子供たちを連れ去り、洞窟の奥へと入っていった。
マクシミリアンが追いかけようとするが、別のゴブリン集団が現れ、周囲を取り囲む。
「俺を狙うとは笑止……まあ、どんな敵であれ、容赦はしないがな」
飢えた狼のごとく、マクシミリアンはゴブリンの群れを蹴散らしていく。洞窟に入っていったリザードマンの後を追うが、またもやゴブリンの集団がマクシミリアンに襲い掛かってくる。
「どうやら、俺の邪魔をする気だな」
マクシミリアンがゴブリンを倒す度に、別のゴブリン集団が現れて、行く手を阻んでいく。
このままでは、リザードマンたちに誘拐された子供たちを救出に向かうことができない。
洞窟の奥には200年ほど前に作られた建造物があり、数年前から家主は不在となっていたが、青銅の人形が2体、置き去りになったままらしい。
マクシミリアンは敵を追って、ここまで来ていたが、この地域にも歪虚が蔓延っていることが分かった。
おそらく青銅の人形も歪虚に侵食されて、自然とリザードマンたちが洞窟に住み着くようになったのだろう。
ゴブリンたちは、マクシミリアンを洞窟へ近付けさせないように集団で攻めてくるようになった。
このままでは、洞窟に連れ去られた子供たちを救出する余裕もない。
この現状を打破するため、集落の長老はさらにハンターを集めることにした。
「お願いじゃ。洞窟に連れ去られた子供たちを救ってくれ。青銅の人形が歪虚になっていたら、子供たちの命も危険じゃ」
ゴブリンたちは、マクシミリアンを追い払おうと群れを成して集落へと攻め込もうとするが、何度も修羅場を潜り抜けてきたマクシミリアンにとっては、倒すことは容易かった。
だが、ゴブリンの集団は数が多く、持久戦となっていた。マクシミリアンが洞窟へ向おうとしても、ゴブリンたちは何やら互いに確認し合いながら、集落と洞窟の間に集まり、ついには乱戦となった。
「……このままでは子供たちが……」
集落からマクシミリアンの戦い振りを見ていた住人たちは、洞窟の奥に捕らわれた子供たちのことが気になり、逃げ出そうとはしなかった。
「ゴブリンを一掃するのに、時間がかかりそうだな」
マクシミリアンはそう呟きながら、敵の思惑に気が付いた。
ゴブリンたちで時間を稼ぎ、その間に子供たちを誘拐して、歪虚となった青銅の人形たちが洞窟の奥にある建造物で、何かを企んでいるのではないか……?
ならば尚のこと、自分がゴブリンたちを引きつけ、その間に集まったハンターたちに子供たちの救出に向かわせることが先決だと……。
「何を好んでか、ゴブリンたちは俺をターゲットにしているようだな。洞窟へ行くのは、他のハンターたちに任せる」
マクシミリアンは一人でゴブリンの集団と戦っていた。
じわりじわりと時間だけが過ぎていく。
歪虚となった青銅の人形は、何を企んでいるのか。
果たして、子供たちの行く末は……。
残酷な笑い声が、どこかで木霊していた。
その境目で、立ち止まった。
見上げれば……ただの平行線に過ぎなかった。
なにもかもが、通りすがりのモノ……過ぎ去っていく幻のようにも見えた。
ならば、この時を生きることに決めた。
未来など、誰にも分からないからだ。
●
各地を渡り歩いていたマクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、自由都市同盟の小さな集落に辿り着いた。
そこは、とある山岳地帯。都市からは、かなり離れた場所だ。
交易も一ヶ月に一度……それが、集落に住む人々の生きる糧でもあった。
突然、子供たちの悲鳴が響いた。
何事かと思い、マクシミリアンはふと振り返る。
「……凝りもせず、来たか」
ゴブリンの集団が、集落に攻め込んできたのだ。
マクシミリアンは愛用のロングソードを構え、ゴブリンたちを切り裂いていく。
瞬く間にゴブリンたちは倒されてしまったが、深い緑色の鱗を全身に纏ったようなリザードマンたちが子供たちを連れ去り、洞窟の奥へと入っていった。
マクシミリアンが追いかけようとするが、別のゴブリン集団が現れ、周囲を取り囲む。
「俺を狙うとは笑止……まあ、どんな敵であれ、容赦はしないがな」
飢えた狼のごとく、マクシミリアンはゴブリンの群れを蹴散らしていく。洞窟に入っていったリザードマンの後を追うが、またもやゴブリンの集団がマクシミリアンに襲い掛かってくる。
「どうやら、俺の邪魔をする気だな」
マクシミリアンがゴブリンを倒す度に、別のゴブリン集団が現れて、行く手を阻んでいく。
このままでは、リザードマンたちに誘拐された子供たちを救出に向かうことができない。
洞窟の奥には200年ほど前に作られた建造物があり、数年前から家主は不在となっていたが、青銅の人形が2体、置き去りになったままらしい。
マクシミリアンは敵を追って、ここまで来ていたが、この地域にも歪虚が蔓延っていることが分かった。
おそらく青銅の人形も歪虚に侵食されて、自然とリザードマンたちが洞窟に住み着くようになったのだろう。
ゴブリンたちは、マクシミリアンを洞窟へ近付けさせないように集団で攻めてくるようになった。
このままでは、洞窟に連れ去られた子供たちを救出する余裕もない。
この現状を打破するため、集落の長老はさらにハンターを集めることにした。
「お願いじゃ。洞窟に連れ去られた子供たちを救ってくれ。青銅の人形が歪虚になっていたら、子供たちの命も危険じゃ」
ゴブリンたちは、マクシミリアンを追い払おうと群れを成して集落へと攻め込もうとするが、何度も修羅場を潜り抜けてきたマクシミリアンにとっては、倒すことは容易かった。
だが、ゴブリンの集団は数が多く、持久戦となっていた。マクシミリアンが洞窟へ向おうとしても、ゴブリンたちは何やら互いに確認し合いながら、集落と洞窟の間に集まり、ついには乱戦となった。
「……このままでは子供たちが……」
集落からマクシミリアンの戦い振りを見ていた住人たちは、洞窟の奥に捕らわれた子供たちのことが気になり、逃げ出そうとはしなかった。
「ゴブリンを一掃するのに、時間がかかりそうだな」
マクシミリアンはそう呟きながら、敵の思惑に気が付いた。
ゴブリンたちで時間を稼ぎ、その間に子供たちを誘拐して、歪虚となった青銅の人形たちが洞窟の奥にある建造物で、何かを企んでいるのではないか……?
ならば尚のこと、自分がゴブリンたちを引きつけ、その間に集まったハンターたちに子供たちの救出に向かわせることが先決だと……。
「何を好んでか、ゴブリンたちは俺をターゲットにしているようだな。洞窟へ行くのは、他のハンターたちに任せる」
マクシミリアンは一人でゴブリンの集団と戦っていた。
じわりじわりと時間だけが過ぎていく。
歪虚となった青銅の人形は、何を企んでいるのか。
果たして、子供たちの行く末は……。
残酷な笑い声が、どこかで木霊していた。
解説
場所は自由都市同盟、とある小さな集落。
山岳地域で、傾斜は45度。
集落から洞窟まで、およそ1キロ。その間は平面で特に障害物はない。
洞窟の入口付近には、リザードマンたちが警戒しながら歩いている。
さらに洞窟の入口から出口まで、500メートル。
洞窟の中は暗いが、出口まで辿り着くと、天井が壊れて無くなっている建造物がある。
青銅の人形は、一階が定位置。天井が無いため昼間は明るいが、建造物は破壊してもOK。
誘拐された子供たちの生死は不明。
■依頼の趣旨
『子供たちを救出するため、リザードマンを全て倒し、青銅の人形を残らず倒す』
マクシミリアンはゴブリンの集団と戦闘中のため、同行はできない。
PCたちは、誘拐された子供4人の救出に専念できる。
■補足
PCたちがゴブリンの集団と戦うと、それだけ時間が過ぎていき、子供たちを救出する余裕もなくなる。
依頼の目的を誤ると、成功率は下がる。
■洞窟の入口付近にいる敵
『リザードマン』12匹
二足歩行できるトカゲのような歪虚。
剣と盾を装備。『強打』『ガード』を駆使して攻めてくる。
■建造物の一階にいる敵
『青銅の人形』2体
歪虚化した青銅の人形。見た目は少年の姿。人語は理解できず、話すこともない。
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60。
遠距離から弓矢で攻撃してくるが、接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を狙い斬る。
山岳地域で、傾斜は45度。
集落から洞窟まで、およそ1キロ。その間は平面で特に障害物はない。
洞窟の入口付近には、リザードマンたちが警戒しながら歩いている。
さらに洞窟の入口から出口まで、500メートル。
洞窟の中は暗いが、出口まで辿り着くと、天井が壊れて無くなっている建造物がある。
青銅の人形は、一階が定位置。天井が無いため昼間は明るいが、建造物は破壊してもOK。
誘拐された子供たちの生死は不明。
■依頼の趣旨
『子供たちを救出するため、リザードマンを全て倒し、青銅の人形を残らず倒す』
マクシミリアンはゴブリンの集団と戦闘中のため、同行はできない。
PCたちは、誘拐された子供4人の救出に専念できる。
■補足
PCたちがゴブリンの集団と戦うと、それだけ時間が過ぎていき、子供たちを救出する余裕もなくなる。
依頼の目的を誤ると、成功率は下がる。
■洞窟の入口付近にいる敵
『リザードマン』12匹
二足歩行できるトカゲのような歪虚。
剣と盾を装備。『強打』『ガード』を駆使して攻めてくる。
■建造物の一階にいる敵
『青銅の人形』2体
歪虚化した青銅の人形。見た目は少年の姿。人語は理解できず、話すこともない。
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60。
遠距離から弓矢で攻撃してくるが、接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を狙い斬る。
マスターより
大林です。
敵の企みを阻止すると、さらに成功率が上がります。
集落の住人は32人。全員が集落に残ったまま。
ゴブリンの集団はマクシミリアンに集中攻撃しています。
PCたちが子供たちを救出すると、ゴブリンたちはいなくなるはずです。
依頼の達成度合いによって、報酬も変動します。
少なくとも、リザードマンを全て倒し、子供たちを救出してください。
今後の行く末は、結果によって流動的になります。
今回も、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております。
敵の企みを阻止すると、さらに成功率が上がります。
集落の住人は32人。全員が集落に残ったまま。
ゴブリンの集団はマクシミリアンに集中攻撃しています。
PCたちが子供たちを救出すると、ゴブリンたちはいなくなるはずです。
依頼の達成度合いによって、報酬も変動します。
少なくとも、リザードマンを全て倒し、子供たちを救出してください。
今後の行く末は、結果によって流動的になります。
今回も、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/20 16:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦掲示板 ジョージ・ユニクス(ka0442) 人間(クリムゾンウェスト)|13才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/10/15 00:30:46 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/13 20:58:22 |