ゲスト
(ka0000)
要塞都市であった見合い騒動
マスター:四月朔日さくら

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/11 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/10/25 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
開拓地ホープ。
希望の名を持つその場所は、歪虚との大規模な戦闘で大打撃をおったが、いまは随分と復興が進んでいる。
それを指示してくれているのは白龍の巫女でガーディナリーダーであるリムネラ(kz0018)、そして開拓地に駐留して何かと手をこまねいてくれる帝国の軍属医ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)のふたりの力が大きいと言って過言ではないであろう。
そんなゲルタは相変わらず我が道を行くタイプであるが、さてさて。
●
「――は?」
素っ頓狂な声を上げたのは久しぶりにノアーラ・クンタウに戻ってきていたゲルタ本人だ。侍女のマチルダ――一番信頼できるハンナはリゼリオに今いるので、しぜんマチルダがそば付きになっていた――が、持ってきた書簡。
「ええ、ですから本家のほうでゲルタ様に見合いの話が出ていらっしゃるとかで……釣書まで送られてきていますが」
マチルダも優秀だが、どちらかというとお家の為、と言う雰囲気の強い侍女である。正直、ゲルタとしては苦手なタイプだ。
「その見合い話、破棄できないの?」
「出来なくはないですが、お父上の面目がつぶれてしまうでしょうね」
父、と聞いてゲルタはげっそりした顔になる。折角辺境まできたというのに、ここでまで父の言うなりでは意味が無い。
ただ、彼女の実家は一応それなりの名門だ。ちゃんとした理由がないと、理解して貰えないだろう。それなら……と、ゲルタはふとひらめいた。
「……彼氏作ればいいんだ」
「は?」
「だからさ、ハンターに、それっぽく振る舞ってもらうの。まだ結婚してとか、そんなこと出来ないから、ホープもまだまだの状態なんだし!」
「しかしそれでは、ハンターの方にご迷惑が掛かるのでは」
「そもそもあたしを政治の道具にするって言う方がおかしいのよ……!」
自分は自由でありたいのに。
「兎に角! その見合い話を断る口実の為にも、ハンターに彼氏役をお願いしたいの! いいわね!」
ゲルタの剣幕に気圧されて、マチルダは小さく頷くほか出来なかった。
●
開拓地ホープ。
希望の名を持つその場所は、歪虚との大規模な戦闘で大打撃をおったが、いまは随分と復興が進んでいる。
それを指示してくれているのは白龍の巫女でガーディナリーダーであるリムネラ(kz0018)、そして開拓地に駐留して何かと手をこまねいてくれる帝国の軍属医ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)のふたりの力が大きいと言って過言ではないであろう。
そんなゲルタは相変わらず我が道を行くタイプであるが、さてさて。
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「――は?」
素っ頓狂な声を上げたのは久しぶりにノアーラ・クンタウに戻ってきていたゲルタ本人だ。侍女のマチルダ――一番信頼できるハンナはリゼリオに今いるので、しぜんマチルダがそば付きになっていた――が、持ってきた書簡。
「ええ、ですから本家のほうでゲルタ様に見合いの話が出ていらっしゃるとかで……釣書まで送られてきていますが」
マチルダも優秀だが、どちらかというとお家の為、と言う雰囲気の強い侍女である。正直、ゲルタとしては苦手なタイプだ。
「その見合い話、破棄できないの?」
「出来なくはないですが、お父上の面目がつぶれてしまうでしょうね」
父、と聞いてゲルタはげっそりした顔になる。折角辺境まできたというのに、ここでまで父の言うなりでは意味が無い。
ただ、彼女の実家は一応それなりの名門だ。ちゃんとした理由がないと、理解して貰えないだろう。それなら……と、ゲルタはふとひらめいた。
「……彼氏作ればいいんだ」
「は?」
「だからさ、ハンターに、それっぽく振る舞ってもらうの。まだ結婚してとか、そんなこと出来ないから、ホープもまだまだの状態なんだし!」
「しかしそれでは、ハンターの方にご迷惑が掛かるのでは」
「そもそもあたしを政治の道具にするって言う方がおかしいのよ……!」
自分は自由でありたいのに。
「兎に角! その見合い話を断る口実の為にも、ハンターに彼氏役をお願いしたいの! いいわね!」
ゲルタの剣幕に気圧されて、マチルダは小さく頷くほか出来なかった。
解説
ゲルタのところに見合い話が飛び込んできました。
相手は二十代後半の、青年貴族です。正直悪い条件ではない(むしろものすごい好条件です)のですが、ゲルタはもっとこの辺境でのびのびと研究や医療に携わりたいという固い意思を持っている為、いま結婚をするつもりは毛頭ありません。
そこでゲルタとしては、ハンターに恋人のフリをして貰ったり、あるいはこの場所で必要とされていることを十分にアピールして、家族が結婚話を勝手に進めたりすることのないようにと言う作戦を立てました。
皆さんにはこれに乗っかっていただこうと思います。
恋人役は一名、必ず必要です。あるいは複数人の恋人役がいるというトンデモ設定でも構いません。
家族が結婚話を諦めてくれるように仕向ける、それが最大の狙いだからです。
<PL情報>
ゲルタの侍女は現在三人ほどいますが、そのうちひとりはゲルタの様子を見るようにと命令を受けた、いわゆる密偵を兼ねています。
彼女に口止めをすることが成功すれば、成功度が上がります。
○侍女の内訳
マチルダ・22歳(現在一番ゲルタのそば付きになっている侍女。仕事の出来るクールなタイプ)
ニーナ・18歳(年若いが、リゼリオに出向しているハンナの妹。少しうっかり者)
リリア・19歳(ゲルタを姉と慕っている侍女。幼少期のゲルタに教鞭を執ってくれた家庭教師の娘)
なお、今回の依頼は要塞都市ノアーラ・クンタウでの出来事と思って下さい。ホープから一時的に戻ってきている間の騒動です。
さて皆さんならこういう場合どう動きますか?
是非助力をお願いしたく思います。
相手は二十代後半の、青年貴族です。正直悪い条件ではない(むしろものすごい好条件です)のですが、ゲルタはもっとこの辺境でのびのびと研究や医療に携わりたいという固い意思を持っている為、いま結婚をするつもりは毛頭ありません。
そこでゲルタとしては、ハンターに恋人のフリをして貰ったり、あるいはこの場所で必要とされていることを十分にアピールして、家族が結婚話を勝手に進めたりすることのないようにと言う作戦を立てました。
皆さんにはこれに乗っかっていただこうと思います。
恋人役は一名、必ず必要です。あるいは複数人の恋人役がいるというトンデモ設定でも構いません。
家族が結婚話を諦めてくれるように仕向ける、それが最大の狙いだからです。
<PL情報>
ゲルタの侍女は現在三人ほどいますが、そのうちひとりはゲルタの様子を見るようにと命令を受けた、いわゆる密偵を兼ねています。
彼女に口止めをすることが成功すれば、成功度が上がります。
○侍女の内訳
マチルダ・22歳(現在一番ゲルタのそば付きになっている侍女。仕事の出来るクールなタイプ)
ニーナ・18歳(年若いが、リゼリオに出向しているハンナの妹。少しうっかり者)
リリア・19歳(ゲルタを姉と慕っている侍女。幼少期のゲルタに教鞭を執ってくれた家庭教師の娘)
なお、今回の依頼は要塞都市ノアーラ・クンタウでの出来事と思って下さい。ホープから一時的に戻ってきている間の騒動です。
さて皆さんならこういう場合どう動きますか?
是非助力をお願いしたく思います。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
ゲルタに春が来る…かと思いきや、彼女はそんなつもりは毛頭無い様子。
さあ皆さん、折角の面白いネタ()です。
支障の無い程度に、引っかき回してやりましょう。
ゲルタに春が来る…かと思いきや、彼女はそんなつもりは毛頭無い様子。
さあ皆さん、折角の面白いネタ()です。
支障の無い程度に、引っかき回してやりましょう。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/18 22:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/10 19:48:10 |
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仕事の時間です 真田 天斗(ka0014) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/10/10 23:15:13 |