ゲスト
(ka0000)
【幻森】幻獣ヲ狩ル者
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/20 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/29 22:00
オープニング
●幻森
幻獣達が隠れ住む安息の地――幻獣の森。
一時は歪虚から逃れて、平穏な生活が訪れると信じていた。
だが、現実はあまりに無慈悲で残酷だ。
白龍が消滅した結果、幻獣達を守っていた結界は綻び始める。
そこへ忍び寄るは、幻獣のマテリアルを狙う影の群れ。
その時、ハンター達は――。
●狩りをする魔人
幻獣と呼ばれる生き物が住むと噂されていた幻獣の森。
彼らは今でこそ幻獣の森の結界の中で隠れ住んでいるものの、個体としては人間以上のポテンシャルを持ちパワフルな者達も多い。
しかし今、そんな幻獣達を震え上がらせる恐ろしい敵が彼らのことを狙っていた。
「急げ。早く逃げろ!」
1匹の猫型幻獣の戦士がレイピアを振るいながら大声で叫ぶ。
森の中で今、数匹の猫型幻獣達が走り続けていた。その顔は一様に険しく、怯えている者もいる。
十数分前まで彼らは幻獣の森の外で食料の調達を行っていた。幻獣の森は広いが、多くの幻獣が住んでいることもあり食べ物には限りがある。それに加えてこれから訪れる冬に備えての貯えも必要だったのだ。
最初は順調だった。皆で和気藹々と山菜やきのこを採っていたのだが、気付くと仲間が1匹見当たらなくなっていた。
暫くすれば帰ってくるだろうと思っていたが、帰る間際になっても姿が見えない。そしてその時始めて、仲間がさらにもう1匹いないことに気付いた。
猫型幻獣達はいなくなった仲間を探そうとしたが、そこで護衛として着いて来ていた一匹の戦士が今すぐ幻獣の森まで走れと言った。
仲間達が戸惑う中で、猫型幻獣の戦士はレイピアを構えて殿を務める。
幻獣の野生の勘か。果たしてそれは見事に的中していた。皆が走り出すと同時に、周囲の草むらから大きな狼が飛び出してきたのだ。それも1匹や2匹ではない。10匹以上の群れである。
そしてすぐにこの狼達が野生の動物ではないことが分かった。その口は限界以上に大きく開き、吐く息は毒々しい紫色をしている。
最初に狼に腕に噛み付かれた猫型幻獣は何とかその牙から逃れたが、再び走りだそうとしたところでその場で倒れ伏した。
そうして仲間が1匹、また1匹と失われていく中で猫型幻獣達は何とか幻獣の森の入り口近くまで逃げてきた。
「よし、もう少しだ。急いで結界の中に――」
「うわああぁぁ!?」
猫型幻獣の戦士が必死に仲間を逃がす中で、突然悲鳴が上がった。それは逃げていた猫型幻獣達の一番先頭を走る一匹が上げたものだった。
「どうした!?」
「足が、足に何かがぁ!」
仲間が駆け寄るとそこには倒れ伏した猫型幻獣がいた。そしてその足には2本のギザギザの刃がガッチリと食い込んでいる。
「これは、しまった! 罠だ! 奴がいるぞ! ルプナートルだ!」
その罠に見覚えのあった猫型幻獣が声を上げる。
そしてルプナートルという言葉を聞いた途端、猫型幻獣達はパニックに陥った。
「逃げろ、逃げないと殺される!」
「待て、無闇に――」
猫型幻獣の戦士が止めようとしたが、その猫型幻獣は聞く耳を持たずに走り出してしまう。
そして、数メートル走ったところで逃げだした猫型幻獣の頭に矢が突き刺さった。その瞬間まで全くの無音で、気付いた時にはもうその猫型幻獣は地面へと倒れこんでいた。
「くそ、どこにいるんだっ。出てきて戦え! ルプナートル!」
怯え竦む仲間達を庇いながら、猫型幻獣の戦士が咆えた。
森の中、全ての状況を把握している男は静かに背負った矢筒に手を伸ばす。
そして音もなく弓を構え、一言だけこう言った。
「さあ、狩りの時間だ」
●ハンター達の行動
「今、何か聞こえなかったか?」
そう言いながらハンターのブレアは背中にあるグレートソードに手を伸ばした。
幻獣の森の周辺調査の依頼を受けてやってきていた他のハンター達と共に周囲を見渡す。
だが、何かが襲ってくる様子もなければ何か生き物が動く気配もない。気のせいか、とブレアは剣から手を離す。
「……ぁぁ!」
「おい、今のは聞こえたよな?」
しかし安心したのも束の間。今度は小さいながらもしっかりと悲鳴らしき声が聞こえた。
聞こえた声の小ささからして少し遠い。だが、相当不味い状況なのか断続的に悲鳴や怒声のような声が聞こえてくる。
「俺達はあくまで調査に来ただけなんだが……どうする?」
ブレアは一度ハンター達へ視線を向けた。そして1人1人、視線を合わせた上で小さく笑う。
「まあ、決まってるよな」
その言葉と共に、ブレアとハンター達は声のするほうへと走り出した。
幻獣達が隠れ住む安息の地――幻獣の森。
一時は歪虚から逃れて、平穏な生活が訪れると信じていた。
だが、現実はあまりに無慈悲で残酷だ。
白龍が消滅した結果、幻獣達を守っていた結界は綻び始める。
そこへ忍び寄るは、幻獣のマテリアルを狙う影の群れ。
その時、ハンター達は――。
●狩りをする魔人
幻獣と呼ばれる生き物が住むと噂されていた幻獣の森。
彼らは今でこそ幻獣の森の結界の中で隠れ住んでいるものの、個体としては人間以上のポテンシャルを持ちパワフルな者達も多い。
しかし今、そんな幻獣達を震え上がらせる恐ろしい敵が彼らのことを狙っていた。
「急げ。早く逃げろ!」
1匹の猫型幻獣の戦士がレイピアを振るいながら大声で叫ぶ。
森の中で今、数匹の猫型幻獣達が走り続けていた。その顔は一様に険しく、怯えている者もいる。
十数分前まで彼らは幻獣の森の外で食料の調達を行っていた。幻獣の森は広いが、多くの幻獣が住んでいることもあり食べ物には限りがある。それに加えてこれから訪れる冬に備えての貯えも必要だったのだ。
最初は順調だった。皆で和気藹々と山菜やきのこを採っていたのだが、気付くと仲間が1匹見当たらなくなっていた。
暫くすれば帰ってくるだろうと思っていたが、帰る間際になっても姿が見えない。そしてその時始めて、仲間がさらにもう1匹いないことに気付いた。
猫型幻獣達はいなくなった仲間を探そうとしたが、そこで護衛として着いて来ていた一匹の戦士が今すぐ幻獣の森まで走れと言った。
仲間達が戸惑う中で、猫型幻獣の戦士はレイピアを構えて殿を務める。
幻獣の野生の勘か。果たしてそれは見事に的中していた。皆が走り出すと同時に、周囲の草むらから大きな狼が飛び出してきたのだ。それも1匹や2匹ではない。10匹以上の群れである。
そしてすぐにこの狼達が野生の動物ではないことが分かった。その口は限界以上に大きく開き、吐く息は毒々しい紫色をしている。
最初に狼に腕に噛み付かれた猫型幻獣は何とかその牙から逃れたが、再び走りだそうとしたところでその場で倒れ伏した。
そうして仲間が1匹、また1匹と失われていく中で猫型幻獣達は何とか幻獣の森の入り口近くまで逃げてきた。
「よし、もう少しだ。急いで結界の中に――」
「うわああぁぁ!?」
猫型幻獣の戦士が必死に仲間を逃がす中で、突然悲鳴が上がった。それは逃げていた猫型幻獣達の一番先頭を走る一匹が上げたものだった。
「どうした!?」
「足が、足に何かがぁ!」
仲間が駆け寄るとそこには倒れ伏した猫型幻獣がいた。そしてその足には2本のギザギザの刃がガッチリと食い込んでいる。
「これは、しまった! 罠だ! 奴がいるぞ! ルプナートルだ!」
その罠に見覚えのあった猫型幻獣が声を上げる。
そしてルプナートルという言葉を聞いた途端、猫型幻獣達はパニックに陥った。
「逃げろ、逃げないと殺される!」
「待て、無闇に――」
猫型幻獣の戦士が止めようとしたが、その猫型幻獣は聞く耳を持たずに走り出してしまう。
そして、数メートル走ったところで逃げだした猫型幻獣の頭に矢が突き刺さった。その瞬間まで全くの無音で、気付いた時にはもうその猫型幻獣は地面へと倒れこんでいた。
「くそ、どこにいるんだっ。出てきて戦え! ルプナートル!」
怯え竦む仲間達を庇いながら、猫型幻獣の戦士が咆えた。
森の中、全ての状況を把握している男は静かに背負った矢筒に手を伸ばす。
そして音もなく弓を構え、一言だけこう言った。
「さあ、狩りの時間だ」
●ハンター達の行動
「今、何か聞こえなかったか?」
そう言いながらハンターのブレアは背中にあるグレートソードに手を伸ばした。
幻獣の森の周辺調査の依頼を受けてやってきていた他のハンター達と共に周囲を見渡す。
だが、何かが襲ってくる様子もなければ何か生き物が動く気配もない。気のせいか、とブレアは剣から手を離す。
「……ぁぁ!」
「おい、今のは聞こえたよな?」
しかし安心したのも束の間。今度は小さいながらもしっかりと悲鳴らしき声が聞こえた。
聞こえた声の小ささからして少し遠い。だが、相当不味い状況なのか断続的に悲鳴や怒声のような声が聞こえてくる。
「俺達はあくまで調査に来ただけなんだが……どうする?」
ブレアは一度ハンター達へ視線を向けた。そして1人1人、視線を合わせた上で小さく笑う。
「まあ、決まってるよな」
その言葉と共に、ブレアとハンター達は声のするほうへと走り出した。
解説
【依頼内容】
猫型幻獣達を守り抜く
【味方情報】
・ブレア
凄腕の熟練ハンター。クラスは闘狩人。
プレートメイルを纏いグレートソードを振り回すパワーアタッカー。
特に指示がなければ猫型幻獣達の護衛を行う。
・猫型幻獣 10匹
幻獣の一種で見た目は二足歩行をする猫。
戦士らしき4匹がレイピアを手に他の仲間達を守っている。
多数の狼型歪虚に囲まれており、ほぼ全員が負傷している。
【敵情報】
・狼型歪虚 10匹
体長1m近い大型の狼。黒い毛並みを持ち、その口元は大きく裂けていて顎を全開にすれば人間の胴にも噛みつける。
鋭い牙と爪を持っている他、その息は毒々しい紫色をしており強い毒性を持っている。
吐かれた息を吸うと強度1の麻痺(行動阻害)、噛まれると強度2の完全麻痺(行動不能)を受ける。
今は猫型幻獣達を取り囲み、周囲を走り回りながら断続的に攻撃を仕掛けている。
・ルプナートル
詳細は不明だが、猫型幻獣達が恐れている歪虚。
姿は全く現しておらず、多数の罠が設置された森の奥から弓矢で狙撃している。
【戦域情報】
沢山の木々に囲まれた森の中。明かりが必要なほどではないが薄暗い。
森のあちこちに罠が仕掛けられているらしく、非常に危険なフィールドになっている。
【備考】
ハンター達が狼型歪虚に取り囲まれている猫型幻獣達を見つけたところからスタートとなる。
猫型幻獣達を守り抜く
【味方情報】
・ブレア
凄腕の熟練ハンター。クラスは闘狩人。
プレートメイルを纏いグレートソードを振り回すパワーアタッカー。
特に指示がなければ猫型幻獣達の護衛を行う。
・猫型幻獣 10匹
幻獣の一種で見た目は二足歩行をする猫。
戦士らしき4匹がレイピアを手に他の仲間達を守っている。
多数の狼型歪虚に囲まれており、ほぼ全員が負傷している。
【敵情報】
・狼型歪虚 10匹
体長1m近い大型の狼。黒い毛並みを持ち、その口元は大きく裂けていて顎を全開にすれば人間の胴にも噛みつける。
鋭い牙と爪を持っている他、その息は毒々しい紫色をしており強い毒性を持っている。
吐かれた息を吸うと強度1の麻痺(行動阻害)、噛まれると強度2の完全麻痺(行動不能)を受ける。
今は猫型幻獣達を取り囲み、周囲を走り回りながら断続的に攻撃を仕掛けている。
・ルプナートル
詳細は不明だが、猫型幻獣達が恐れている歪虚。
姿は全く現しておらず、多数の罠が設置された森の奥から弓矢で狙撃している。
【戦域情報】
沢山の木々に囲まれた森の中。明かりが必要なほどではないが薄暗い。
森のあちこちに罠が仕掛けられているらしく、非常に危険なフィールドになっている。
【備考】
ハンター達が狼型歪虚に取り囲まれている猫型幻獣達を見つけたところからスタートとなる。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
新たに判明した辺境の新たなスポット、幻獣の森。
そこを舞台に巻き起こる歪虚と幻獣の闘争に、ハンター達は如何に関わっていくのか。
宜しければ皆様のご参加をお待ちしております。
新たに判明した辺境の新たなスポット、幻獣の森。
そこを舞台に巻き起こる歪虚と幻獣の闘争に、ハンター達は如何に関わっていくのか。
宜しければ皆様のご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/26 16:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/19 14:18:52 |
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【相談卓】幻獣ヲ狩ル者を狩る Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/10/20 19:38:37 |