ゲスト
(ka0000)
【幻森】嘆きの叡智
マスター:四月朔日さくら

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/01 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/15 19:00
オープニング
●
大幻獣ナーランギ。
その姿はリアルブルーのものが見れば、あるいは東方に伝わる伝説の神獣と見まごう姿なのだが――そのナーランギは今、静かに息をついていた。低く、深みのある声で、ナーランギはぽそりと言葉を漏らす。
『所詮この世は盛者必衰……白龍も亡き今、綻びが生まれるのも、必定なのだろうな……』
なにかを悟っているかのような――いや、諦めきっているかのような瞳で。
「そんなことないっス! ハンターの皆さんが、この森と、ナーランギ様を守りたいって……思ってくれているはずっス!」
ツキウサギがそう言って励ますも、歯切れの悪い口調にナーランギはやはり吐息をこぼすのみ。
たしかにハンターたちはナーランギのことをまだほとんど知らない。
だからこそ、彼らに全ての望みを託すのは危うい――それは考えてしかるべきことだろう。
だが、ツキウサギは知っている。
ハンターの、時に愚直なまでの優しさと、そしてこの世界を憂いている現状を。それはきっとナーランギの思いに共鳴する――ツキウサギはそう信じているのだ。
●
「まったくチューダも、肝心なことを肝心なときに忘れてるもんだから、困った幻獣王だよ」
聖地、大霊堂の大巫女はチューダの言葉に頭を抱える。
白龍にもしものことがあったら――なんて、半年も前にその白龍は姿を消してしまっているというのに。
幻獣の森に住む幻獣たちは不安に違いない。こうしている間にも、その幻獣の森の綻びというのは日一日と大きくなっているのだから。
「ハンターには申し訳ないけれど、幻獣の森に赴いてもらうしかないねぇ。その目でどうなっているか確かめること、そしてそこに住まうという大幻獣達と接触して、我々に心を開いていただかないと……」
大巫女はそう言うと、さらさらとペンを動かしはじめる。
「これから先の戦いで、幻獣のマテリアルを狙う歪虚は少なからずいる。フェンリルの時みたいにね。それを防ぐ為にも、幻獣の森の現状や、大幻獣の思いというのをきちんと受け止めないといけない」
そう言いながら書簡を書き終わると、大巫女は祈るように呟いた。
「この世界には幻獣の力がまだ必要なんだ、どうか世界を見捨てないでおくれ……」
そしてハンターたちは集まった。
幻獣の森へ向かう為に。
大幻獣と、対話を果たす為に。
大幻獣ナーランギ。
その姿はリアルブルーのものが見れば、あるいは東方に伝わる伝説の神獣と見まごう姿なのだが――そのナーランギは今、静かに息をついていた。低く、深みのある声で、ナーランギはぽそりと言葉を漏らす。
『所詮この世は盛者必衰……白龍も亡き今、綻びが生まれるのも、必定なのだろうな……』
なにかを悟っているかのような――いや、諦めきっているかのような瞳で。
「そんなことないっス! ハンターの皆さんが、この森と、ナーランギ様を守りたいって……思ってくれているはずっス!」
ツキウサギがそう言って励ますも、歯切れの悪い口調にナーランギはやはり吐息をこぼすのみ。
たしかにハンターたちはナーランギのことをまだほとんど知らない。
だからこそ、彼らに全ての望みを託すのは危うい――それは考えてしかるべきことだろう。
だが、ツキウサギは知っている。
ハンターの、時に愚直なまでの優しさと、そしてこの世界を憂いている現状を。それはきっとナーランギの思いに共鳴する――ツキウサギはそう信じているのだ。
●
「まったくチューダも、肝心なことを肝心なときに忘れてるもんだから、困った幻獣王だよ」
聖地、大霊堂の大巫女はチューダの言葉に頭を抱える。
白龍にもしものことがあったら――なんて、半年も前にその白龍は姿を消してしまっているというのに。
幻獣の森に住む幻獣たちは不安に違いない。こうしている間にも、その幻獣の森の綻びというのは日一日と大きくなっているのだから。
「ハンターには申し訳ないけれど、幻獣の森に赴いてもらうしかないねぇ。その目でどうなっているか確かめること、そしてそこに住まうという大幻獣達と接触して、我々に心を開いていただかないと……」
大巫女はそう言うと、さらさらとペンを動かしはじめる。
「これから先の戦いで、幻獣のマテリアルを狙う歪虚は少なからずいる。フェンリルの時みたいにね。それを防ぐ為にも、幻獣の森の現状や、大幻獣の思いというのをきちんと受け止めないといけない」
そう言いながら書簡を書き終わると、大巫女は祈るように呟いた。
「この世界には幻獣の力がまだ必要なんだ、どうか世界を見捨てないでおくれ……」
そしてハンターたちは集まった。
幻獣の森へ向かう為に。
大幻獣と、対話を果たす為に。
解説
皆さんには幻獣の森に向かい、大幻獣ナーランギとの接触を試みて貰います。
ナーランギはずっと幻獣の森の結界を護ってきた大幻獣ですが、白龍という存在が無くなったことによるマテリアルの衰退により、幻獣の森そのもののマテリアルも減少。
結界が綻びはじめ、結果としてそれまでは隠されていた幻獣の森が姿を現している現状です。
ナーランギの姿をたとえるならば、四神の一つ、玄武に近いです。やや悲観的な性格をしており、既に諦めの境地に達しています。彼(と言っていいでしょう)は人と会うことにも厭うている状態です。
ただ、これまでの結果により幻獣の森を物理的に護ってきたツキウサギはハンターを信頼しています。全幅の信頼には至らないかも知れませんが、彼らがナーランギの元まで案内してくれるそうです。
そこで皆さんにはナーランギと接見して貰い、彼の心を動かせるようにして頂きたいのです。
諦めの色の強いナーランギを説得するのはとても難しいかも知れませんが、この幻獣の森を狙っている歪虚が多くいるのも事実です。
幻獣の森にはナーランギやツキウサギだけでなく、多くの幻獣が身を寄せ合って暮らしています。
もしこの接見に成功すれば、彼ら幻獣たちの助力を得ることも不可能ではないかも知れません。
どうか、ナーランギの悲しみに溢れた心を励ましてください。
幻獣の森が歪虚に狙われているのは紛れもない事実です。
皆さんの、幻獣、そして幻獣の森への真摯な姿勢をお待ちしています。
なお、もし質問がある場合は、出発24時間前まで受け付けています。
巫女の代表としてリムネラが、答えられる範囲で応じる予定です。
ナーランギはずっと幻獣の森の結界を護ってきた大幻獣ですが、白龍という存在が無くなったことによるマテリアルの衰退により、幻獣の森そのもののマテリアルも減少。
結界が綻びはじめ、結果としてそれまでは隠されていた幻獣の森が姿を現している現状です。
ナーランギの姿をたとえるならば、四神の一つ、玄武に近いです。やや悲観的な性格をしており、既に諦めの境地に達しています。彼(と言っていいでしょう)は人と会うことにも厭うている状態です。
ただ、これまでの結果により幻獣の森を物理的に護ってきたツキウサギはハンターを信頼しています。全幅の信頼には至らないかも知れませんが、彼らがナーランギの元まで案内してくれるそうです。
そこで皆さんにはナーランギと接見して貰い、彼の心を動かせるようにして頂きたいのです。
諦めの色の強いナーランギを説得するのはとても難しいかも知れませんが、この幻獣の森を狙っている歪虚が多くいるのも事実です。
幻獣の森にはナーランギやツキウサギだけでなく、多くの幻獣が身を寄せ合って暮らしています。
もしこの接見に成功すれば、彼ら幻獣たちの助力を得ることも不可能ではないかも知れません。
どうか、ナーランギの悲しみに溢れた心を励ましてください。
幻獣の森が歪虚に狙われているのは紛れもない事実です。
皆さんの、幻獣、そして幻獣の森への真摯な姿勢をお待ちしています。
なお、もし質問がある場合は、出発24時間前まで受け付けています。
巫女の代表としてリムネラが、答えられる範囲で応じる予定です。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
いよいよ姿を現します、大幻獣ナーランギ。
しかしナーランギの嘆きはOPの通り、深く悲しみに満ちています。
そして白龍なき今、幻獣たちも戸惑っています。
幻獣の森という存在を、そして幻獣たちを助けたいという皆様のさしのべて下さる手を、お待ちしています。
どうか、皆さんの手を、お貸し下さい。
いよいよ姿を現します、大幻獣ナーランギ。
しかしナーランギの嘆きはOPの通り、深く悲しみに満ちています。
そして白龍なき今、幻獣たちも戸惑っています。
幻獣の森という存在を、そして幻獣たちを助けたいという皆様のさしのべて下さる手を、お待ちしています。
どうか、皆さんの手を、お貸し下さい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/06 06:42
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/10/31 17:47:30 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/01 01:38:47 |