ゲスト
(ka0000)
【深棲】かみなのかいな
マスター:風亜智疾

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/08/03 15:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/17 15:00
オープニング
■立塞
「荷が届かない?」
「は、はい……」
ヴァリオスにある商社『カンパネラ』。
そのオフィスにある小さめのデスクから顔をあげ、柳眉を顰めたのは主人であるパメラ・カスティリオーネ(kz0045)だ。
彼女の前に立ち報告している初老の男性が、清潔なハンカチで汗を拭いつつ頷く。
「何が原因なのですか。製造が間に合わない? それとも、運び手が少ない?」
「いえ、そうではなく」
「…………」
思い当たるとすれば……最近、妙に郊外が騒がしい、という事。
パメラは眉を寄せたまま、ふと視線を窓から外へと投げる。
そこでは、いつも通り街の住人がいつも通りの生活を送っていた。
平穏な街並みが、いつまでも続くと思っていたのだが。
「荷は、なんとか港まで届いているらしいのですが。その……港からここまで、に問題が」
「……また、何か出たのですね」
頷く男に、女主人は思わず溜息を零した。
■かみな
ゆっくりと、だが確実に。
がさがさと音を立てながら、それは郊外に現れた。
大きな殻から伸びる長細い触手と、無数の足。
鳴けるはずもないのに、その個体からは何故か「シャー……」と小さな鳴き声が聞こえる、様な気がする。
陸にあがれど、いまだ衰えないソレの影は――2つ。
少しずつ少しずつ、港から郊外へ、そして街へと侵攻しようとしていた。
一直線に街へと、それこそ「狂った」かのように進むそれを、なんと名づけよう。
『狂気』『異形』それ以外に、名づけられるはずもなく。
そしてそれは今。そこで蠢いているのだ。
時は、夕暮れ。
■再び立塞
「このままでは、街の皆さんも安心して生活出来ませんし。何より、私たちの商売も行えません」
席を立ったパメラが、男に背を向けつつ呟く。
なによりパメラが心配なのは、この街の人々が今まで通りの生活を行えなくなる事だ。
活気ある商人の街。
パメラはそこに響く「人々の声」が好きなのだから。
「……分かりました。では、ハンターギルドに行ってきます」
その日々を犯すものがあるのなら、それを排除するまで。
それを可能にしてくれるものに、パメラは心当たりがあった。
「……彼ら以外には、不可能です」
■依頼
パメラ・カスティリオーネがハンターギルドに提出した依頼内容は、次の通りだった。
『ヴァリオス郊外、港に近いポイントに出現する敵を退治してもらいたい。
確認されたのは2体。
形は「ヤドカリ」に酷似している、との事。
今後の商売に左右されるため、可能な限り速やかに除去を願う』
「荷が届かない?」
「は、はい……」
ヴァリオスにある商社『カンパネラ』。
そのオフィスにある小さめのデスクから顔をあげ、柳眉を顰めたのは主人であるパメラ・カスティリオーネ(kz0045)だ。
彼女の前に立ち報告している初老の男性が、清潔なハンカチで汗を拭いつつ頷く。
「何が原因なのですか。製造が間に合わない? それとも、運び手が少ない?」
「いえ、そうではなく」
「…………」
思い当たるとすれば……最近、妙に郊外が騒がしい、という事。
パメラは眉を寄せたまま、ふと視線を窓から外へと投げる。
そこでは、いつも通り街の住人がいつも通りの生活を送っていた。
平穏な街並みが、いつまでも続くと思っていたのだが。
「荷は、なんとか港まで届いているらしいのですが。その……港からここまで、に問題が」
「……また、何か出たのですね」
頷く男に、女主人は思わず溜息を零した。
■かみな
ゆっくりと、だが確実に。
がさがさと音を立てながら、それは郊外に現れた。
大きな殻から伸びる長細い触手と、無数の足。
鳴けるはずもないのに、その個体からは何故か「シャー……」と小さな鳴き声が聞こえる、様な気がする。
陸にあがれど、いまだ衰えないソレの影は――2つ。
少しずつ少しずつ、港から郊外へ、そして街へと侵攻しようとしていた。
一直線に街へと、それこそ「狂った」かのように進むそれを、なんと名づけよう。
『狂気』『異形』それ以外に、名づけられるはずもなく。
そしてそれは今。そこで蠢いているのだ。
時は、夕暮れ。
■再び立塞
「このままでは、街の皆さんも安心して生活出来ませんし。何より、私たちの商売も行えません」
席を立ったパメラが、男に背を向けつつ呟く。
なによりパメラが心配なのは、この街の人々が今まで通りの生活を行えなくなる事だ。
活気ある商人の街。
パメラはそこに響く「人々の声」が好きなのだから。
「……分かりました。では、ハンターギルドに行ってきます」
その日々を犯すものがあるのなら、それを排除するまで。
それを可能にしてくれるものに、パメラは心当たりがあった。
「……彼ら以外には、不可能です」
■依頼
パメラ・カスティリオーネがハンターギルドに提出した依頼内容は、次の通りだった。
『ヴァリオス郊外、港に近いポイントに出現する敵を退治してもらいたい。
確認されたのは2体。
形は「ヤドカリ」に酷似している、との事。
今後の商売に左右されるため、可能な限り速やかに除去を願う』
解説
※こちらは大規模【深棲】関連シナリオとなります。
今回のミッションクリア条件は「出現した大ヤドカリ型歪虚2体の排除」です。
大ヤドカリ型歪虚は体長約2m。見た目の通り固い殻で覆われており、そう簡単には削れません。
また、今回出現した大ヤドカリ型歪虚には2本の触手があり、触手による拘束を受けると回避が困難になります。
現地までの移動はパメラが手配しています。
初期位置は敵から10スクエア離れた敵正面とします。
周囲には木々がありますが、遮蔽物として使うには少々強度に難があります。
道幅はやや広いですが、横に5人並び武器を振り回せば行動が困難になるでしょう。
また、今回の依頼にはラウンド制限が発生します。
到着時点でかなり日が傾いており、戦闘開始時はもはや日没寸前です。
12ラウンド経過すると完全に日が落ち、周囲が暗くなるため、徐々に戦闘の継続が困難になります。
そこからさらに一定のラウンドが経過し、暗闇への対策がない場合においては、
戦闘の続行が不可能であるとみなして、その場から撤退=依頼失敗と判定する場合もあります。
今回のミッションクリア条件は「出現した大ヤドカリ型歪虚2体の排除」です。
大ヤドカリ型歪虚は体長約2m。見た目の通り固い殻で覆われており、そう簡単には削れません。
また、今回出現した大ヤドカリ型歪虚には2本の触手があり、触手による拘束を受けると回避が困難になります。
現地までの移動はパメラが手配しています。
初期位置は敵から10スクエア離れた敵正面とします。
周囲には木々がありますが、遮蔽物として使うには少々強度に難があります。
道幅はやや広いですが、横に5人並び武器を振り回せば行動が困難になるでしょう。
また、今回の依頼にはラウンド制限が発生します。
到着時点でかなり日が傾いており、戦闘開始時はもはや日没寸前です。
12ラウンド経過すると完全に日が落ち、周囲が暗くなるため、徐々に戦闘の継続が困難になります。
そこからさらに一定のラウンドが経過し、暗闇への対策がない場合においては、
戦闘の続行が不可能であるとみなして、その場から撤退=依頼失敗と判定する場合もあります。
マスターより
今回から、質問にはパメラ・カスティリオーネが答えます。
大規模連動シナリオ、どうぞお楽しみください。
それでは、よろしくお願い致します。
大規模連動シナリオ、どうぞお楽しみください。
それでは、よろしくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/09/09 18:51
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
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ヤドカリ退治相談卓 東郷 猛(ka0493) 人間(リアルブルー)|28才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2014/08/03 13:25:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/29 18:25:04 |