ゲスト
(ka0000)
【幻森】少年と羊と
マスター:君矢

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/28 19:00
オープニング
幻獣達が隠れ住む安息の地――幻獣の森。
一時は歪虚から逃れて、平穏な生活が訪れると信じていた。
だが、現実はあまりに無慈悲で残酷だ。
白龍が消滅した結果、幻獣達を守っていた結界は綻び始める。
そこへ忍び寄るは、幻獣のマテリアルを狙う影の群れ。
その時、ハンター達は――。
歪虚連合の右翼、羊の雑魔で埋め尽くされている中をパジャマ姿の少年、怠惰の歪虚ポトルが歩く。羊たちのゆるく弧を描いている角をめんどくさそうに避けながら、群れの先頭を目指した。
白くモコモコとした羊の中で、ピンク色の髪にクルンと丸い角を生やしたポトルはよく目立つ。
戦争が始まった時にはもっと数のいた羊たちは、一連の闘いの中でその数を減らしていた。所詮は羊の雑魔だ。一体、一体が弱いことは仕方がない。ポトルは、今何体残っているだろうかと目で数えてみる。
一匹、二匹、三匹……。
白い物を数えるだけの単純作業に、ポトルの瞼は落ちていく。
十三、十四、十五……。
……。まだ羊はいっぱいいるし、それでいいや。眠い。
二十くらいまで数えたところで面倒になってしまったポトルは数えることをやめた。
「でもまだ、寝られないし……」
目をこすり眠気の誘惑を払いのける。
ポトルは甘い香りを漂わせている枕を抱きしめて群れの先頭まで移動した。一番前にいる羊によじ登りこれからのことを考える。
あの部隊に突撃して、蹴散らして。
その後は、幻獣たちの住む森になだれ込む。
そうしたら、マテリアルがいっぱいの中で寝られるなぁ。
気持ちいい寝床。そこに横になって睡眠を貪る自分。
楽しい未来を想像して、ポトルは自然と笑顔になった。
ポトルの頭の中ではほんわかとした温かい未来の想像図だが、つまりそれは森を蹂躙し、幻獣たちの住処を奪い取るという事だ。
そのためにもここは頑張ってもう一仕事しないといけないな。と、ポトルは滅多に発揮しないやる気を出す。
そして歪虚に包囲されている追撃部隊へと目を向けた。羊の雑魔は、一体、一体は確かに弱い。しかし、それが大きな群れとなって勢いをつけて走り出せば……。
「細かいことはもういいや! あいつらを蹴散らしちゃおう!」
ポトルは羊の群れに号令を発し、羊たちを疾走させる。
『追撃部隊の救出を優先』と指示を受けとったハンターたちは、狼に似た幻獣イェジドの背に跨ってヤオト渓谷を走る。
救出指示の出た部隊は、撤退する敵を追撃するため突出していた。そこで敵の伏兵部隊に退路を遮断されてしまい、結果として敵中に孤立してしまっていた。
急いで包囲網を突破し、追撃部隊を救出しないと彼らは壊滅してしまうだろう。
そうしたハンターたちの焦燥感を分かってか、イェジドは鋭い爪のある足で撥ねるように疾走して歪虚たちの包囲網を右に迂回し回り込もうとした―
―白い羊の群れが、目の前を走って行く。
「なんだ!」
「突っ込むつもり……か?」
その時、ハンターたちが目撃したのは敵の右翼部隊が一塊になって追撃部隊へなだれ込まんとしている光景だった。
渓谷に多くある岩に視界が遮られ、羊の正確な数は分からない。
羊たちは、鳴き声を上げて、草を蹴散らし、土煙を上げて疾走していく。
平時であればかわいいと思えるメェー、メェー、という鳴き声も、大量に重なり合って渓谷に響くさまは怖さと異様さを感じさせるに十分だ。
隙間を作ってはいけないのだろうか羊たちは前後左右を隙間なくピタッとくっついて、それでいて器用に岩を避けて、お互いにぶつからず、同じ速度で走っていく。
その様は、白い塊が激走していると表現するしかない。
白い羊の群れは岩の間を縫うように激走し、今にも追撃部隊を群れで蹴散らそうとしている。
「あれを先に止めないと!」
「余裕がない! 急げ!」
ここが、自分たちが、羊の群れを止める最後のチャンス。接触まで猶予は無い。
歪虚に率いられた羊の群れは、一塊になって追撃部隊に迫る。
一時は歪虚から逃れて、平穏な生活が訪れると信じていた。
だが、現実はあまりに無慈悲で残酷だ。
白龍が消滅した結果、幻獣達を守っていた結界は綻び始める。
そこへ忍び寄るは、幻獣のマテリアルを狙う影の群れ。
その時、ハンター達は――。
歪虚連合の右翼、羊の雑魔で埋め尽くされている中をパジャマ姿の少年、怠惰の歪虚ポトルが歩く。羊たちのゆるく弧を描いている角をめんどくさそうに避けながら、群れの先頭を目指した。
白くモコモコとした羊の中で、ピンク色の髪にクルンと丸い角を生やしたポトルはよく目立つ。
戦争が始まった時にはもっと数のいた羊たちは、一連の闘いの中でその数を減らしていた。所詮は羊の雑魔だ。一体、一体が弱いことは仕方がない。ポトルは、今何体残っているだろうかと目で数えてみる。
一匹、二匹、三匹……。
白い物を数えるだけの単純作業に、ポトルの瞼は落ちていく。
十三、十四、十五……。
……。まだ羊はいっぱいいるし、それでいいや。眠い。
二十くらいまで数えたところで面倒になってしまったポトルは数えることをやめた。
「でもまだ、寝られないし……」
目をこすり眠気の誘惑を払いのける。
ポトルは甘い香りを漂わせている枕を抱きしめて群れの先頭まで移動した。一番前にいる羊によじ登りこれからのことを考える。
あの部隊に突撃して、蹴散らして。
その後は、幻獣たちの住む森になだれ込む。
そうしたら、マテリアルがいっぱいの中で寝られるなぁ。
気持ちいい寝床。そこに横になって睡眠を貪る自分。
楽しい未来を想像して、ポトルは自然と笑顔になった。
ポトルの頭の中ではほんわかとした温かい未来の想像図だが、つまりそれは森を蹂躙し、幻獣たちの住処を奪い取るという事だ。
そのためにもここは頑張ってもう一仕事しないといけないな。と、ポトルは滅多に発揮しないやる気を出す。
そして歪虚に包囲されている追撃部隊へと目を向けた。羊の雑魔は、一体、一体は確かに弱い。しかし、それが大きな群れとなって勢いをつけて走り出せば……。
「細かいことはもういいや! あいつらを蹴散らしちゃおう!」
ポトルは羊の群れに号令を発し、羊たちを疾走させる。
『追撃部隊の救出を優先』と指示を受けとったハンターたちは、狼に似た幻獣イェジドの背に跨ってヤオト渓谷を走る。
救出指示の出た部隊は、撤退する敵を追撃するため突出していた。そこで敵の伏兵部隊に退路を遮断されてしまい、結果として敵中に孤立してしまっていた。
急いで包囲網を突破し、追撃部隊を救出しないと彼らは壊滅してしまうだろう。
そうしたハンターたちの焦燥感を分かってか、イェジドは鋭い爪のある足で撥ねるように疾走して歪虚たちの包囲網を右に迂回し回り込もうとした―
―白い羊の群れが、目の前を走って行く。
「なんだ!」
「突っ込むつもり……か?」
その時、ハンターたちが目撃したのは敵の右翼部隊が一塊になって追撃部隊へなだれ込まんとしている光景だった。
渓谷に多くある岩に視界が遮られ、羊の正確な数は分からない。
羊たちは、鳴き声を上げて、草を蹴散らし、土煙を上げて疾走していく。
平時であればかわいいと思えるメェー、メェー、という鳴き声も、大量に重なり合って渓谷に響くさまは怖さと異様さを感じさせるに十分だ。
隙間を作ってはいけないのだろうか羊たちは前後左右を隙間なくピタッとくっついて、それでいて器用に岩を避けて、お互いにぶつからず、同じ速度で走っていく。
その様は、白い塊が激走していると表現するしかない。
白い羊の群れは岩の間を縫うように激走し、今にも追撃部隊を群れで蹴散らそうとしている。
「あれを先に止めないと!」
「余裕がない! 急げ!」
ここが、自分たちが、羊の群れを止める最後のチャンス。接触まで猶予は無い。
歪虚に率いられた羊の群れは、一塊になって追撃部隊に迫る。
解説
敵に包囲されている追撃部隊に向かって突撃する右翼部隊の撃破をお願いします。
右翼部隊:
ポトル:怠惰の並歪虚
目的:追撃部隊へ突撃
武器:枕(催眠ガスの香袋入り)※回避に失敗すると受け判定とは別に抵抗判定あり。
抵抗に失敗すると、強い眠気に襲われ行動に支障がでる(行動阻害)
少量のダメージで眠気から覚醒することが出来る。
羊の雑魔に騎乗し、群れの先頭で突進中。
羊の雑魔の群れ
少なくとも20匹以上。一体一体は弱いが、数が多い。
突撃と角による攻撃。
先頭で突撃を開始したポトルにつられて、追撃部隊目指して激走中。
ポトルを倒しただけでは、その勢いは止まらないでしょう。
右翼部隊へ接触する方向は、前方もしくは右側面のいずれかになります。
どの方向から接触するのかは、皆さんで話し合って決めていただいて構いません。
今回の依頼では、ハンターの皆さんは全員、下記の幻獣に騎乗しています。
:イェジド:狼型の幻獣。
フェンリルよりも小型だが、ハンターを背に乗せて地面を駆ける事は十分可能。
最大の武器は地面を跳ね回る機動力と鋭く研ぎ澄まされた牙と爪。
外見は狼をそのまま大きくした姿をしているが、毛色や瞳の色は個体によって異なる。
個体によって性格は異なるが、攻撃的で獰猛な個体も多く好戦的なものが多いと言われる。
爪と牙などでの攻撃が主体。
幻獣自身も攻撃を行ってくれるが、ハンターは背に乗っている関係上、精密射撃や踏ん張っての攻撃は難しくなる。
手持ちの武器によってはハンターの攻撃は当たりにくい(拳など)
※今回の依頼では、幻獣と徒歩が混ざることが出来ません。全員の騎乗をお願いします。
※また、今回使用する幻獣のルールは暫定のものになり、正式なルールとは異なる場合があります。
同行NPC:なし
右翼部隊:
ポトル:怠惰の並歪虚
目的:追撃部隊へ突撃
武器:枕(催眠ガスの香袋入り)※回避に失敗すると受け判定とは別に抵抗判定あり。
抵抗に失敗すると、強い眠気に襲われ行動に支障がでる(行動阻害)
少量のダメージで眠気から覚醒することが出来る。
羊の雑魔に騎乗し、群れの先頭で突進中。
羊の雑魔の群れ
少なくとも20匹以上。一体一体は弱いが、数が多い。
突撃と角による攻撃。
先頭で突撃を開始したポトルにつられて、追撃部隊目指して激走中。
ポトルを倒しただけでは、その勢いは止まらないでしょう。
右翼部隊へ接触する方向は、前方もしくは右側面のいずれかになります。
どの方向から接触するのかは、皆さんで話し合って決めていただいて構いません。
今回の依頼では、ハンターの皆さんは全員、下記の幻獣に騎乗しています。
:イェジド:狼型の幻獣。
フェンリルよりも小型だが、ハンターを背に乗せて地面を駆ける事は十分可能。
最大の武器は地面を跳ね回る機動力と鋭く研ぎ澄まされた牙と爪。
外見は狼をそのまま大きくした姿をしているが、毛色や瞳の色は個体によって異なる。
個体によって性格は異なるが、攻撃的で獰猛な個体も多く好戦的なものが多いと言われる。
爪と牙などでの攻撃が主体。
幻獣自身も攻撃を行ってくれるが、ハンターは背に乗っている関係上、精密射撃や踏ん張っての攻撃は難しくなる。
手持ちの武器によってはハンターの攻撃は当たりにくい(拳など)
※今回の依頼では、幻獣と徒歩が混ざることが出来ません。全員の騎乗をお願いします。
※また、今回使用する幻獣のルールは暫定のものになり、正式なルールとは異なる場合があります。
同行NPC:なし
マスターより
歪虚ポトルは、「Co-sleeping」に出てくる歪虚です。
知らなくても支障はありません。
能力が、ちょっとだけ変わってます。
知らなくても支障はありません。
能力が、ちょっとだけ変わってます。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/26 16:23
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談スレッド 天央 観智(ka0896) 人間(リアルブルー)|25才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/11/14 17:56:08 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/13 23:20:06 |