ゲスト
(ka0000)
勝利を掴むは唯一人
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/02/27 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/07 19:00
オープニング
●示すべきは力のみ
ハンターなった覚醒者はその力を振るい、日々襲い掛かってくる脅威と戦っている。
その脅威とは歪虚という人類の敵であったり、人里を襲う山賊であったり、突如暴れだした原生生物であったりと様々だ。
時には迷子探しだったり、とある祭りを盛り上げることが依頼となることもあるが、それは例外としておこう。
とにかくハンターとはその力が求められている。圧倒的で、絶対的で、超人的なその力を。
そして周囲がその力を求めているのと同じくらいに、いやそれ以上に本人もまた更なる力を求めている。
その理由は様々で、きっかけも色々あるだろう。だが今はその後について回る御託や感情論、善悪なんてものを語る気は毛頭ない。
「今の俺は、どれくらい強くなったのかねぇ」
そう、ただそれだけだ。今知りたいのは今の自分の実力である。
馴染みの酒場の一角で、手にしたグラスを弄りながら厳つい顔をした男がそう零した。
「おや、ブレアさんが珍しく難しい顔をしていますね」
「こりゃ明日は雨が降るね」
同じ席を囲んでいたエルフ耳の男性と、頭に兎耳アクセサリーを付けた少女が意外そうな声を上げた。
「失礼な奴らだな。ちょっと気になっただけだろうが」
ブレアと呼ばれた男は仏頂面をしながらグラスに入っていた無色透明の液体を一気に喉の奥へと流し込んだ。
「だが、知ってないと駄目なことでもあるだろう。自分の実力っていうのはよ?」
「確かにその通りだけど。こう、何となく分かるでしょ? 今の私のパワーはこれくらいだーって」
「いや、それじゃアバウトすぎだろ」
手を広げてジェスチャーしてくる兎耳少女をブレアは半目で見る。
「そうですね。私の得物は弓ですけど……その腕が上達してるのは実感していますけど、強さとなると計りようがないですね」
エルフ青年の弓の腕がかなりなものなのはブレアも知っている。この前の依頼でも30メートル以上離れている3匹のゴブリンの頭に矢継ぎ早にヘッドショットを決めていた。
それもまた強さであることに変わりはないのだが、ブレアが知りたいのはそういうものではない。
「やっぱりゴブリンやコボルト相手じゃ相手にならねぇしなぁ」
「それなら今度は強い歪虚でも狩りにいく? ハンターオフィスで依頼が出てればだけど」
ブレアは少しばかり考えてから、やはり違うと首を横に振った。
「そうじゃねぇ。狩りって言えちまう時点でそれは別モンだ」
自分より下だと見てしまえるモノが相手では意味がないのだ。
ブレアは考える。しかしどうすれば今の自分の強さを知ることが出来るのか考えつかない。
「まあまあ、実力なんて目に見えるものではありませんし。ハンター同士で競い合うようなものでもないんですから」
「……ハンター同士?」
そう言ってエルフの青年がブレアのグラスにボトルの酒を注ぎ込む。そこでブレアは何かが引っかかった。
「そもそも強さなんて誰かが計ってくれるようなものじゃないんだからさ。戦ってみるまで結局は分からないじゃん」
「戦ってみる……」
酒のつまみのピーナッツをぽりぽり食べる兎耳少女の言葉に、ブレアはまた何かが引っかかった。
「ハンター同士で……戦ってみる……よしっ!」
そしてブレアは何か思いついたのか突然立ち上がった。その拍子にテーブルの上のものがひっくり返る。
「おや、何か思いついたんですか?」
「また碌でもない事なんでしょっ。てかその前にボクに謝れ!」
上手い事自分のグラスとスープ皿を持ち上げたエルフ青年と、ピーナッツを顔全体で受け止めることになった兎耳少女がブレアに視線を向ける。
「ちょっと行ってくるわ」
ブレアはそれだけ言い残し酒場を後にした。そして日も暮れてそろそろ窓口を閉じようとしていたハンターオフィスに滑り込む。
「あれ、ブレアさん。こんな時間に珍しいですね」
「ああ、ちょっと依頼をしたくてな」
そう言ってブレアはささっと依頼の申請書を書き上げた。それを渡されたオフィス職員は雑かつ端的過ぎるその内容に眉を潜めた。
「あの、これ本気なんですか?」
「ああ、本気だとも」
オフィス職員の質問にブレアは即答した。
そして不敵な笑みを浮かべながらオフィス内を見渡す。まだ数名だけ残っているハンター達を見て、ブレアは更に笑みを深くした。
「なあ、お前ら。ハンター相手に戦ってみたいと思ったことはあるか?」
獣のような獰猛な笑みを浮かべて、ブレアは笑った。
ハンターなった覚醒者はその力を振るい、日々襲い掛かってくる脅威と戦っている。
その脅威とは歪虚という人類の敵であったり、人里を襲う山賊であったり、突如暴れだした原生生物であったりと様々だ。
時には迷子探しだったり、とある祭りを盛り上げることが依頼となることもあるが、それは例外としておこう。
とにかくハンターとはその力が求められている。圧倒的で、絶対的で、超人的なその力を。
そして周囲がその力を求めているのと同じくらいに、いやそれ以上に本人もまた更なる力を求めている。
その理由は様々で、きっかけも色々あるだろう。だが今はその後について回る御託や感情論、善悪なんてものを語る気は毛頭ない。
「今の俺は、どれくらい強くなったのかねぇ」
そう、ただそれだけだ。今知りたいのは今の自分の実力である。
馴染みの酒場の一角で、手にしたグラスを弄りながら厳つい顔をした男がそう零した。
「おや、ブレアさんが珍しく難しい顔をしていますね」
「こりゃ明日は雨が降るね」
同じ席を囲んでいたエルフ耳の男性と、頭に兎耳アクセサリーを付けた少女が意外そうな声を上げた。
「失礼な奴らだな。ちょっと気になっただけだろうが」
ブレアと呼ばれた男は仏頂面をしながらグラスに入っていた無色透明の液体を一気に喉の奥へと流し込んだ。
「だが、知ってないと駄目なことでもあるだろう。自分の実力っていうのはよ?」
「確かにその通りだけど。こう、何となく分かるでしょ? 今の私のパワーはこれくらいだーって」
「いや、それじゃアバウトすぎだろ」
手を広げてジェスチャーしてくる兎耳少女をブレアは半目で見る。
「そうですね。私の得物は弓ですけど……その腕が上達してるのは実感していますけど、強さとなると計りようがないですね」
エルフ青年の弓の腕がかなりなものなのはブレアも知っている。この前の依頼でも30メートル以上離れている3匹のゴブリンの頭に矢継ぎ早にヘッドショットを決めていた。
それもまた強さであることに変わりはないのだが、ブレアが知りたいのはそういうものではない。
「やっぱりゴブリンやコボルト相手じゃ相手にならねぇしなぁ」
「それなら今度は強い歪虚でも狩りにいく? ハンターオフィスで依頼が出てればだけど」
ブレアは少しばかり考えてから、やはり違うと首を横に振った。
「そうじゃねぇ。狩りって言えちまう時点でそれは別モンだ」
自分より下だと見てしまえるモノが相手では意味がないのだ。
ブレアは考える。しかしどうすれば今の自分の強さを知ることが出来るのか考えつかない。
「まあまあ、実力なんて目に見えるものではありませんし。ハンター同士で競い合うようなものでもないんですから」
「……ハンター同士?」
そう言ってエルフの青年がブレアのグラスにボトルの酒を注ぎ込む。そこでブレアは何かが引っかかった。
「そもそも強さなんて誰かが計ってくれるようなものじゃないんだからさ。戦ってみるまで結局は分からないじゃん」
「戦ってみる……」
酒のつまみのピーナッツをぽりぽり食べる兎耳少女の言葉に、ブレアはまた何かが引っかかった。
「ハンター同士で……戦ってみる……よしっ!」
そしてブレアは何か思いついたのか突然立ち上がった。その拍子にテーブルの上のものがひっくり返る。
「おや、何か思いついたんですか?」
「また碌でもない事なんでしょっ。てかその前にボクに謝れ!」
上手い事自分のグラスとスープ皿を持ち上げたエルフ青年と、ピーナッツを顔全体で受け止めることになった兎耳少女がブレアに視線を向ける。
「ちょっと行ってくるわ」
ブレアはそれだけ言い残し酒場を後にした。そして日も暮れてそろそろ窓口を閉じようとしていたハンターオフィスに滑り込む。
「あれ、ブレアさん。こんな時間に珍しいですね」
「ああ、ちょっと依頼をしたくてな」
そう言ってブレアはささっと依頼の申請書を書き上げた。それを渡されたオフィス職員は雑かつ端的過ぎるその内容に眉を潜めた。
「あの、これ本気なんですか?」
「ああ、本気だとも」
オフィス職員の質問にブレアは即答した。
そして不敵な笑みを浮かべながらオフィス内を見渡す。まだ数名だけ残っているハンター達を見て、ブレアは更に笑みを深くした。
「なあ、お前ら。ハンター相手に戦ってみたいと思ったことはあるか?」
獣のような獰猛な笑みを浮かべて、ブレアは笑った。
解説
【依頼内容】
ハンターとして真剣勝負をしろ、以上
【依頼詳細】
熟練ハンターブレアからの仕事で、彼はハンター達を相手に腕試しをしたいと依頼してきた。
ルールは1つ。相手を再起不能または死亡させないこと。それ以外は何でもあり。
そして勝敗を決するのは最後まで立っていること。そして立っていていいのは1人だけ。
つまり参加者全員が敵同士となるバトルロイヤル形式となる。
勿論一時的に手を組むのは有りだが、念を押すが勝者は1人だけである。
尚、覚醒可能回数0になり覚醒が解けた場合その者は敗北となる。
【敵情報】
・ブレア
凄腕の熟練ハンター。クラスは闘狩人。
プレートメイルを纏いグレートソードを振り回すパワーアタッカー。
今回の依頼者であり全員への挑戦者。
詳細なステータスなどは不明だが、10年以上ハンターとして活動してきた彼の実力を疑うものはいない。
【戦域情報】
リゼリオの小島群にある小さな無人島。勝負開始は正午、天候は晴れ。
広さは野球ドームほどの広さ。北部には林が広がっており、南部は何もない平原。東部と西部は木や岩などが点々と存在しているような地形。
勝負開始時は東西南北好きな場所からスタートしていい。
【備考】
敗者はブレアの仲間によって運ばれ介抱されます。ご安心ください。
ハンターとして真剣勝負をしろ、以上
【依頼詳細】
熟練ハンターブレアからの仕事で、彼はハンター達を相手に腕試しをしたいと依頼してきた。
ルールは1つ。相手を再起不能または死亡させないこと。それ以外は何でもあり。
そして勝敗を決するのは最後まで立っていること。そして立っていていいのは1人だけ。
つまり参加者全員が敵同士となるバトルロイヤル形式となる。
勿論一時的に手を組むのは有りだが、念を押すが勝者は1人だけである。
尚、覚醒可能回数0になり覚醒が解けた場合その者は敗北となる。
【敵情報】
・ブレア
凄腕の熟練ハンター。クラスは闘狩人。
プレートメイルを纏いグレートソードを振り回すパワーアタッカー。
今回の依頼者であり全員への挑戦者。
詳細なステータスなどは不明だが、10年以上ハンターとして活動してきた彼の実力を疑うものはいない。
【戦域情報】
リゼリオの小島群にある小さな無人島。勝負開始は正午、天候は晴れ。
広さは野球ドームほどの広さ。北部には林が広がっており、南部は何もない平原。東部と西部は木や岩などが点々と存在しているような地形。
勝負開始時は東西南北好きな場所からスタートしていい。
【備考】
敗者はブレアの仲間によって運ばれ介抱されます。ご安心ください。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
今回はちょっと変化球なシナリオ。PvPの依頼となります。
おまけのように熟練ハンターブレアもいますが、彼も強敵なのでご注意ください。
尚、この依頼はあくまで腕試しな勝負なので戦闘によるペナルティ(重体やアイテムロスト)はありません。
それでは、よろしければ依頼へのご参加をお待ちしております。
今回はちょっと変化球なシナリオ。PvPの依頼となります。
おまけのように熟練ハンターブレアもいますが、彼も強敵なのでご注意ください。
尚、この依頼はあくまで腕試しな勝負なので戦闘によるペナルティ(重体やアイテムロスト)はありません。
それでは、よろしければ依頼へのご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/02 06:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/22 09:16:28 |
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雑談【?】 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/02/27 10:57:54 |