ゲスト
(ka0000)
ワルサー総帥の初仕事
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/03/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/03/22 19:00
オープニング
●
「あーあー、すごくいい天気ですわねぇ」
馬車の荷台から外の景色を眺め、サチコ・W・ルサスールはぼうっとしていた。
貴族ルサスール家の息女であるが、今はただの旅人である。
「お嬢ちゃん、馬車の揺れ具合は大丈夫かい?」
馬を操る男が振り返って尋ねた。今回、身を寄せた商隊の隊長である。
「少しお尻が痛いですけれど、問題ないですわ」
「そうかい。荷馬車だから乗り心地は悪いけど……次の街に着いたら飯をおごってやろう」
「本当ですの!」
「あぁ、あの街はヘビ料理がうめぇんだ」
「へ、ヘビ!?」
笑顔のままサチコは固まってしまう。
そんなサチコに隊長は豪快に笑って告げる。
「ハッハッハ、最初は誰でもびっくりするがなぁ。あいつは格別だぜ」
「……そ、そうですの」
引きつった表情のサチコに隊長は、いろいろな話をする。旅をするなら巡礼路を通るのがおすすめだという話、保存食の干し肉の選び方、北の果てで何かが起こっているらしいという話……等々。
旅に出たばかりのサチコには貴重な情報ばかりだ。
「なんだか、もらってばかりで申し訳ないですわ」
「いやいや、お嬢ちゃんは護衛なんだかろう? そんときはこっちが助けてもらうさ」
肩をすくめる隊長の言葉通り、サチコは護衛として商隊に組み込まれていた。
近年の情勢から護衛の需要が高まっていると耳にして、この隊長に売り込んだのだ。もっとも、ルサスールの立場を使えば馬車を雇うことぐらいできただろう。
従者であるタロやジロは、そうしようと忠言したのだが……。
「それは、違う気がしますわ」
というサチコの確固たる意志の前に、却下されたのだった。
「まぁ、何も出なけりゃいいだけの話さ」
「本当に、それが一番ですわ」
こういう話をすると、大抵の場合は何か出るものだ。サチコは昔、物語のお約束という書物で読んだことがある。
だが、これは現実。そうそう襲撃されることなんてない……と思っていた。
川に架けられた石橋を渡っている最中に、それは起こった。
「隊長、ゴブリンです!」
「なにぃ!?」
「隊長、ヘビの歪虚です!!」
「はへぇ!?」
三台連なる馬車の前方から、ゴブリンが待ち伏せしていると報告があったのだ。
同時に、橋の後方からヘビの歪虚がにじり寄ってきているのだという。
「お嬢ちゃん、行けるか?」
「むむむ、無論ですっわ!」
のんびりとサンドウィッチを食べていたサチコは咳き込みかけた。タロから水を受け取り流し込むと剣を手に立ち上がる。
「敵の数は?」
「ゴブリンは8体ぐらいだ。中には剣や弓持ちもいる」
「ヘビは一匹だが、どえれぇでけぇぞ?」
「他にも護衛を雇ってあるから、お嬢ちゃんは無理するなよ」
「無理などしていませんわ。このワルワル団の総帥、サチコ様に不可能はないのぜ!」
かつて、ゴブリンの大隊と戦ったこともあるサチコに震えはない。
一匹ならばヘビからと、馬車を降りたサチコが見たのは橋の半分近くを埋める大きさのヘビであった。短い悲鳴を上げながら、サチコは気丈に剣を構えるのだった。
「あーあー、すごくいい天気ですわねぇ」
馬車の荷台から外の景色を眺め、サチコ・W・ルサスールはぼうっとしていた。
貴族ルサスール家の息女であるが、今はただの旅人である。
「お嬢ちゃん、馬車の揺れ具合は大丈夫かい?」
馬を操る男が振り返って尋ねた。今回、身を寄せた商隊の隊長である。
「少しお尻が痛いですけれど、問題ないですわ」
「そうかい。荷馬車だから乗り心地は悪いけど……次の街に着いたら飯をおごってやろう」
「本当ですの!」
「あぁ、あの街はヘビ料理がうめぇんだ」
「へ、ヘビ!?」
笑顔のままサチコは固まってしまう。
そんなサチコに隊長は豪快に笑って告げる。
「ハッハッハ、最初は誰でもびっくりするがなぁ。あいつは格別だぜ」
「……そ、そうですの」
引きつった表情のサチコに隊長は、いろいろな話をする。旅をするなら巡礼路を通るのがおすすめだという話、保存食の干し肉の選び方、北の果てで何かが起こっているらしいという話……等々。
旅に出たばかりのサチコには貴重な情報ばかりだ。
「なんだか、もらってばかりで申し訳ないですわ」
「いやいや、お嬢ちゃんは護衛なんだかろう? そんときはこっちが助けてもらうさ」
肩をすくめる隊長の言葉通り、サチコは護衛として商隊に組み込まれていた。
近年の情勢から護衛の需要が高まっていると耳にして、この隊長に売り込んだのだ。もっとも、ルサスールの立場を使えば馬車を雇うことぐらいできただろう。
従者であるタロやジロは、そうしようと忠言したのだが……。
「それは、違う気がしますわ」
というサチコの確固たる意志の前に、却下されたのだった。
「まぁ、何も出なけりゃいいだけの話さ」
「本当に、それが一番ですわ」
こういう話をすると、大抵の場合は何か出るものだ。サチコは昔、物語のお約束という書物で読んだことがある。
だが、これは現実。そうそう襲撃されることなんてない……と思っていた。
川に架けられた石橋を渡っている最中に、それは起こった。
「隊長、ゴブリンです!」
「なにぃ!?」
「隊長、ヘビの歪虚です!!」
「はへぇ!?」
三台連なる馬車の前方から、ゴブリンが待ち伏せしていると報告があったのだ。
同時に、橋の後方からヘビの歪虚がにじり寄ってきているのだという。
「お嬢ちゃん、行けるか?」
「むむむ、無論ですっわ!」
のんびりとサンドウィッチを食べていたサチコは咳き込みかけた。タロから水を受け取り流し込むと剣を手に立ち上がる。
「敵の数は?」
「ゴブリンは8体ぐらいだ。中には剣や弓持ちもいる」
「ヘビは一匹だが、どえれぇでけぇぞ?」
「他にも護衛を雇ってあるから、お嬢ちゃんは無理するなよ」
「無理などしていませんわ。このワルワル団の総帥、サチコ様に不可能はないのぜ!」
かつて、ゴブリンの大隊と戦ったこともあるサチコに震えはない。
一匹ならばヘビからと、馬車を降りたサチコが見たのは橋の半分近くを埋める大きさのヘビであった。短い悲鳴を上げながら、サチコは気丈に剣を構えるのだった。
解説
●目的
ゴブリンとヘビを倒し、商隊を街へ送り届ける。
●敵
1)ゴブリンたち
通常のゴブリン、ゴブリンソルジャー(剣、弓)、ゴブリンメイジの三種類。
合計で8体程度、割合は不明。
リーダー格はおらず、烏合の衆に近い。
2)ヘビ
大蛇の歪虚。一匹だが巨大。
近づけば身体をぶつけ、牙を剥く。
中距離まで酸を吐くこともできる。
●戦闘状況
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
●●●●橋橋橋◆◆◆橋橋橋◯◯◯
●●●●橋橋橋◆◆◆橋橋橋◯◯◯
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
●=ゴブリン
◆=馬車(サイズ2)
◯=ヘビ(サイズ高さは1、長さ3)
●馬車について
三回以上攻撃された場合、損害が発生します。
護衛任務ですので、損害が大きい場合は討伐が終わっても報酬減の可能性があります。
●サチコ
王国の貴族ルサスールの息女。
反抗期でワルワル団のワルサー総帥を名乗り、ルサスール領で活動していた。
現在は父親と和解し、見聞を広めるために旅に出た。ちなみに覚醒済み。
ゴブリンとヘビを倒し、商隊を街へ送り届ける。
●敵
1)ゴブリンたち
通常のゴブリン、ゴブリンソルジャー(剣、弓)、ゴブリンメイジの三種類。
合計で8体程度、割合は不明。
リーダー格はおらず、烏合の衆に近い。
2)ヘビ
大蛇の歪虚。一匹だが巨大。
近づけば身体をぶつけ、牙を剥く。
中距離まで酸を吐くこともできる。
●戦闘状況
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
●●●●橋橋橋◆◆◆橋橋橋◯◯◯
●●●●橋橋橋◆◆◆橋橋橋◯◯◯
橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋橋
●=ゴブリン
◆=馬車(サイズ2)
◯=ヘビ(サイズ高さは1、長さ3)
●馬車について
三回以上攻撃された場合、損害が発生します。
護衛任務ですので、損害が大きい場合は討伐が終わっても報酬減の可能性があります。
●サチコ
王国の貴族ルサスールの息女。
反抗期でワルワル団のワルサー総帥を名乗り、ルサスール領で活動していた。
現在は父親と和解し、見聞を広めるために旅に出た。ちなみに覚醒済み。
マスターより
わるわるさー、御影堂です。
ワルサー総帥の初仕事です。サチコについては、解説を確認してください。
報酬は蛇料理……らしいですよ。香ばしいスパイスの香り、らしいです。
フラグ建築士としての実績も積み始めた彼女を助けてあげてくださいね。
ワルサー総帥の初仕事です。サチコについては、解説を確認してください。
報酬は蛇料理……らしいですよ。香ばしいスパイスの香り、らしいです。
フラグ建築士としての実績も積み始めた彼女を助けてあげてくださいね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/20 18:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/09 21:12:48 |
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相談卓 最上 風(ka0891) 人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/03/13 16:09:37 |