ゲスト
(ka0000)
【審判】王都近郊迎撃、戦士達突撃の時
マスター:草なぎ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/04/01 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/04/15 22:00
オープニング
一〇一六年三月末、王都イルダーナ近郊。
王都めがけて歪虚の大軍が押し寄せていた。
「さあ……みなさん。目指すは聖ヴェレニウス大聖堂ですよ。王都の民は私たちを歓迎して下さるでしょう。我々がもたらす死を……彼らは受け入れるしかないのですからね。もし邪魔をするというなら、仕方ありませんが……。何れにしても、私たちはあの方の道を切り開かなければなりません」
歪虚軍のあちこちで、白い後光を放つ天使のような美しい歪虚が歌うように魔の軍勢を導いていた。
美しき異形……聖獣のような姿をとった歪虚の大軍は、巡礼路を通りながら天使の言葉に酔いしれているように歌うように鳴いていた。
「参りましょうか……。最も歴史ある千年王国の終わりの時ですよ。そしてそれは、あの方の手によって実現されるのです。この国は滅び……そしてそれは、人の世の終わりの始まりでもありましょう。今こそ私たちの手でそれを実現する時」
「天使」の姿をした歪虚は、手を持ち上げ、「巡礼」と称した行軍を以って王都へ接近していた。
「地獄絵図だな……魔物が神の軍隊を気取りおって」
「まさに」
騎士隊長の声を受けて、もう一人の隊長が頷いた。
巡礼路を通過して迫りくる美しき歪虚の大軍を前に、今この方面に出ることのできる騎士たちが集結していた。彼らは、歪虚の戦列の側面に回り込んでいた。
グラズヘイム王国騎士団、ハンター、そして傭兵たちが隊列を組んで合図を待っていた。
騎士団長エリオット・ヴァレンタインは故あって戦場に出ることは叶わない。今は、彼らがここで歪虚を足止めする必要があった。そしてそれは、歪虚軍の背後から迫り来る嵐に立ち向かうエリオットらの助けになるはずである。
騎士隊長の一人が剣を抜いた。
「戦士たちよ! 王国の危機である! もしやすれば、我らが国は闇の帳に飲まれ、滅びるやもしれん! 人の剣は折れ砕け、聖なる盾は打ち砕かれるやもしれぬ! 我らがグラハム王家もろとも、王国は消えるやもしれぬ!」
隊長は手綱を操りながら、鞍上から叫んだ。
「だが戦士たちよ! 今は立ち上がる時だ! 魔を祓い、打ち破らねば我らの明日はない! 今日、この日、今この時は、剣ある限り、我らは戦う! 戦うべき時ぞ! 戦士たちよ! 剣を持て! 魔を祓う力を解き放て! グラズヘイム王国の剣となれ!」
隊長は剣を大きく振るった。
戦の角笛が高らかに鳴り響く。
「王国騎士団は中央を固める! 傭兵部隊、右翼を固めろ! ハンター部隊、左翼に付いて先陣を突け!」
そして号令が下る。
「全軍……突撃! 我に続け!」
「行くぞ! 突撃いいいいいい!」
「おおおおおおおお!」
「行けええええええ!」
王国軍は加速し始めた。そして、歪虚の戦列の側面に向かって突撃していく。
「……?」
歪虚の「天使」は王国軍の突進に顔を歪めた。
「何……ですか?」
天使は王国軍の方を見やる。
そしてざわめく下級歪虚達。高らかに鳴り響く角笛と、王国軍突進の咆哮に、聖獣歪虚の戦列がざわめく。歪虚に恐怖があるのかどうかは分からないが、この時、明らかに歪虚達は動揺していた。戦列を崩して逃げ出そうとする歪虚の首を、天使が冷徹に無造作に剣で刎ねた。
「うろたえることはありません。たかだか王国軍の招かれざる客人ではありませんか。数で圧倒致しましょう。死を以って、彼らにも安らぎと安寧を。イルダーナへ入る前に丁度良い余興ではありませんか」
天使への恐怖に、下級歪虚達が戦列を立て直す。
これ以上の王都の接近を阻止するべく、激戦が始まる。
王都めがけて歪虚の大軍が押し寄せていた。
「さあ……みなさん。目指すは聖ヴェレニウス大聖堂ですよ。王都の民は私たちを歓迎して下さるでしょう。我々がもたらす死を……彼らは受け入れるしかないのですからね。もし邪魔をするというなら、仕方ありませんが……。何れにしても、私たちはあの方の道を切り開かなければなりません」
歪虚軍のあちこちで、白い後光を放つ天使のような美しい歪虚が歌うように魔の軍勢を導いていた。
美しき異形……聖獣のような姿をとった歪虚の大軍は、巡礼路を通りながら天使の言葉に酔いしれているように歌うように鳴いていた。
「参りましょうか……。最も歴史ある千年王国の終わりの時ですよ。そしてそれは、あの方の手によって実現されるのです。この国は滅び……そしてそれは、人の世の終わりの始まりでもありましょう。今こそ私たちの手でそれを実現する時」
「天使」の姿をした歪虚は、手を持ち上げ、「巡礼」と称した行軍を以って王都へ接近していた。
「地獄絵図だな……魔物が神の軍隊を気取りおって」
「まさに」
騎士隊長の声を受けて、もう一人の隊長が頷いた。
巡礼路を通過して迫りくる美しき歪虚の大軍を前に、今この方面に出ることのできる騎士たちが集結していた。彼らは、歪虚の戦列の側面に回り込んでいた。
グラズヘイム王国騎士団、ハンター、そして傭兵たちが隊列を組んで合図を待っていた。
騎士団長エリオット・ヴァレンタインは故あって戦場に出ることは叶わない。今は、彼らがここで歪虚を足止めする必要があった。そしてそれは、歪虚軍の背後から迫り来る嵐に立ち向かうエリオットらの助けになるはずである。
騎士隊長の一人が剣を抜いた。
「戦士たちよ! 王国の危機である! もしやすれば、我らが国は闇の帳に飲まれ、滅びるやもしれん! 人の剣は折れ砕け、聖なる盾は打ち砕かれるやもしれぬ! 我らがグラハム王家もろとも、王国は消えるやもしれぬ!」
隊長は手綱を操りながら、鞍上から叫んだ。
「だが戦士たちよ! 今は立ち上がる時だ! 魔を祓い、打ち破らねば我らの明日はない! 今日、この日、今この時は、剣ある限り、我らは戦う! 戦うべき時ぞ! 戦士たちよ! 剣を持て! 魔を祓う力を解き放て! グラズヘイム王国の剣となれ!」
隊長は剣を大きく振るった。
戦の角笛が高らかに鳴り響く。
「王国騎士団は中央を固める! 傭兵部隊、右翼を固めろ! ハンター部隊、左翼に付いて先陣を突け!」
そして号令が下る。
「全軍……突撃! 我に続け!」
「行くぞ! 突撃いいいいいい!」
「おおおおおおおお!」
「行けええええええ!」
王国軍は加速し始めた。そして、歪虚の戦列の側面に向かって突撃していく。
「……?」
歪虚の「天使」は王国軍の突進に顔を歪めた。
「何……ですか?」
天使は王国軍の方を見やる。
そしてざわめく下級歪虚達。高らかに鳴り響く角笛と、王国軍突進の咆哮に、聖獣歪虚の戦列がざわめく。歪虚に恐怖があるのかどうかは分からないが、この時、明らかに歪虚達は動揺していた。戦列を崩して逃げ出そうとする歪虚の首を、天使が冷徹に無造作に剣で刎ねた。
「うろたえることはありません。たかだか王国軍の招かれざる客人ではありませんか。数で圧倒致しましょう。死を以って、彼らにも安らぎと安寧を。イルダーナへ入る前に丁度良い余興ではありませんか」
天使への恐怖に、下級歪虚達が戦列を立て直す。
これ以上の王都の接近を阻止するべく、激戦が始まる。
解説
【審判】連動シナリオです。こちらでは王都近郊、巡礼路を通って押し寄せる歪虚の迎撃を担当します。歪虚の数は総数不明です。とにかくここでは倒しまくって下さい。王都に至るまでの歪虚迎撃、死守。それが王国の未来へとつながります。
■敵情報
天使の姿をした戦士:後光を纏った甲冑を身に付けた天使の歪虚。近接系の打撃スキルと、「光」属性の攻撃魔法を使います。無茶苦茶強いわけではないのですが、歪虚軍の戦列を統制しています。戦場には何人もいます。天使撃破で歪虚軍の戦列崩壊も早まります。
歪虚軍下級兵士:神々しく美しい聖獣の姿をした歪虚たちです。大小いますが、サイズは1~2。凄まじい数がいます。総数不明です。天使に統制されている間は士気も高いです。雑魔レベルからやや強いものまで。解説では説明しきれませんので、何かありましたら質問を立てて下さい。
■味方戦力
王国騎士団「白」の隊:この方面に出れるだけ出ています。数はぼやかしていますが、それなりにまとまった数が出ています。王国軍中央。
傭兵:こちらも数はぼやかしていますが、ある程度のまとまった数が出そろっています。王国軍右翼。
ハンター:みなさん含め、ハンターの部隊です。今回数はぼやかしています。みなさんの初期位置です。王国軍左翼。
どれだけ敵に打撃を与えたかでこの後の審判シナリオに関わってきます。みなさんの奮戦に期待します。
質問事項などはソフィアまでお願いします。
■敵情報
天使の姿をした戦士:後光を纏った甲冑を身に付けた天使の歪虚。近接系の打撃スキルと、「光」属性の攻撃魔法を使います。無茶苦茶強いわけではないのですが、歪虚軍の戦列を統制しています。戦場には何人もいます。天使撃破で歪虚軍の戦列崩壊も早まります。
歪虚軍下級兵士:神々しく美しい聖獣の姿をした歪虚たちです。大小いますが、サイズは1~2。凄まじい数がいます。総数不明です。天使に統制されている間は士気も高いです。雑魔レベルからやや強いものまで。解説では説明しきれませんので、何かありましたら質問を立てて下さい。
■味方戦力
王国騎士団「白」の隊:この方面に出れるだけ出ています。数はぼやかしていますが、それなりにまとまった数が出ています。王国軍中央。
傭兵:こちらも数はぼやかしていますが、ある程度のまとまった数が出そろっています。王国軍右翼。
ハンター:みなさん含め、ハンターの部隊です。今回数はぼやかしています。みなさんの初期位置です。王国軍左翼。
どれだけ敵に打撃を与えたかでこの後の審判シナリオに関わってきます。みなさんの奮戦に期待します。
質問事項などはソフィアまでお願いします。
マスターより
【審判】連動シナリオです。大詰めですね。ベテランMS勢の脇を固めさせて頂きます。こちらは王都近郊防衛。数はファジーですが、判定結果はきちんとこの後の【審判】シナリオに反映されます。難易度自体を一段下げておりますが、それでも中々大変な戦闘だと思います。OPイラストはあくまでイメージです。宜しくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/04/14 23:59
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/03/29 09:09:57 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/03/29 20:52:26 |
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作戦相談卓 玉兎 小夜(ka6009) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2016/04/01 02:01:28 |