ゲスト
(ka0000)
【春郷祭】忘れてないよ、面倒だっただけ
マスター:龍河流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/05/10 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/05/19 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
同盟領内に存在する農耕推進地域ジェオルジ。
この地では初夏と晩秋の頃に、各地の村長が統治者一族の土地に集まって報告を行う寄り合いが行われる。その後、労をねぎらうべくささやかなお祭りが催され、郷祭と呼ばれていた。
この春と秋の郷祭は、二年ほど前から近隣の住 同盟領内に存在する農耕推進地域ジェオルジ。
この地では初夏と晩秋の頃に、各地の村長が統治者一族の土地に集まって報告を行う寄り合いが行われる。その後、労をねぎらうべくささやかなお祭りが催され、郷祭と呼ばれていた。
この春と秋の郷祭は、二年ほど前から近隣の住人のみならず同盟内の商人達も商機を当て込んで集まる、大規模な祭りとなっている。
今年も、その春郷祭の季節が廻って来た。
ジェオルジ各地の村長達の会議は今にも始まりそうで、そこではいつもはない議題が取り上げられる。
サルヴァト―レ・ロッソからジェオルジ各地に移り住んだ新住人達からの幾つかの要望と、彼らに新たな地での商業を試みる機会を与えるといった内容だ。
しかし。
それらとはまた別に、春郷祭はすでに様々な意味で賑やかに始まっていた。
ジェオルジのあるところに、実験農場と呼ばれる場所がある。
主に植物の品種改良を手掛けるその農場は、ジェオルジの領主一族にして先代領主のルーベン・ジェオルジが建てたものだ。
つまり、農業研究に一身を捧げたいからと領主を息子に押し付けた駄目父の趣味爆発の場と、大抵の人には認識されている。
ついでに、ここで働いている助手達も、ルーベンに負けず劣らずの研究熱心……つまり研究以外のことをあんまり気にしない人々だった。
よって、今更のように、こんな問題が起きる。
おおよそ半年前、この農場では新種の食用花を開発した。
色合いも味も香りも一級品だったはずの食用花は、残念なことにあるミスで『瑞々しさは長持ちするが、激渋で色落ち激しい、食べ物とは思えないお花』に変化する。
この失敗に落ち込んだルーベンを尻目に、助手達は『研究資金が途切れたら嫌』という自己中心的な理由から、失敗作を商品化する手伝いという名の丸投げ依頼をハンターオフィスに出した。
そして、激渋味と色を抜いて、最初には及ばないが白くて甘い花にする方法を見出してもらい、他の加工方法なども試して、幾つかはすでに出荷にこぎつけている。
「まず、白いジャムでしょー、それから白い花の砂糖漬けでしょー、アルコール抽出で香水原料でしょー、あとなんだっけ?」
「花酒が、漬けたままだよね。それから、透明の花渋ってのが採れたけど、どうするのかよく分かんない」
「今のところ、採算が取れているのはジャムと砂糖漬けです。香料や花渋の安定生産のための増産に入るべく、我々は資金を必要としていますが、伝手を頼っての販売のみの現状では心もとない状態なのです」
今度もハンターオフィスにやってきた助手達は、色々と言うのだが、具体的にどうしてほしいのかがよく分からない。
で、ズバリと係員が求めることを尋ねてみたところ。
「名前が欲しいでしょー」
「そう、名前だよね」
「この改良種の食用花ですが、残念ながらまだ名前がありません。前回の依頼の際に名付けてもらうのを期待しましたが、そこまで至らず、現在までそのままです。各種商品の販路拡大を狙うにも、商品名がないのではどうにもなりませんし、花の名前と共に商品名も名付けてもらい、ついでに新商品開発のお知恵も拝借したい」
これからの春郷祭で売り込みを図りたいよねと言う呑気な助手達に、もちろん係員は尋ねてみた。
なぜ、植物の名前一つ、今まで決めずに来たのかと。それがあれば、ジャムと砂糖漬けくらいは、なんとかジャムとかで売り出せたはずである。
すると、彼らはこうのたまうた。
「なんかー、忘れてたというかー」
「忘れてはないよ、手間だなと思ってただけで」
「残念ながら、我々には名付け親をするに足る直感や閃きというものが足りていなかったといいますか、手間賃とここまで依頼に来る時間がもったいなかったというのもありまして」
係員の叫びに、誰一人異論はないらしい。
「つまり、面倒がって今になったんですか!」
半年放置の新種名付け親と、その新たな商品アイデア出し係と、色々駄目な助手達に社会性を叩きこむ鬼教師を求む。
同盟領内に存在する農耕推進地域ジェオルジ。
この地では初夏と晩秋の頃に、各地の村長が統治者一族の土地に集まって報告を行う寄り合いが行われる。その後、労をねぎらうべくささやかなお祭りが催され、郷祭と呼ばれていた。
この春と秋の郷祭は、二年ほど前から近隣の住 同盟領内に存在する農耕推進地域ジェオルジ。
この地では初夏と晩秋の頃に、各地の村長が統治者一族の土地に集まって報告を行う寄り合いが行われる。その後、労をねぎらうべくささやかなお祭りが催され、郷祭と呼ばれていた。
この春と秋の郷祭は、二年ほど前から近隣の住人のみならず同盟内の商人達も商機を当て込んで集まる、大規模な祭りとなっている。
今年も、その春郷祭の季節が廻って来た。
ジェオルジ各地の村長達の会議は今にも始まりそうで、そこではいつもはない議題が取り上げられる。
サルヴァト―レ・ロッソからジェオルジ各地に移り住んだ新住人達からの幾つかの要望と、彼らに新たな地での商業を試みる機会を与えるといった内容だ。
しかし。
それらとはまた別に、春郷祭はすでに様々な意味で賑やかに始まっていた。
ジェオルジのあるところに、実験農場と呼ばれる場所がある。
主に植物の品種改良を手掛けるその農場は、ジェオルジの領主一族にして先代領主のルーベン・ジェオルジが建てたものだ。
つまり、農業研究に一身を捧げたいからと領主を息子に押し付けた駄目父の趣味爆発の場と、大抵の人には認識されている。
ついでに、ここで働いている助手達も、ルーベンに負けず劣らずの研究熱心……つまり研究以外のことをあんまり気にしない人々だった。
よって、今更のように、こんな問題が起きる。
おおよそ半年前、この農場では新種の食用花を開発した。
色合いも味も香りも一級品だったはずの食用花は、残念なことにあるミスで『瑞々しさは長持ちするが、激渋で色落ち激しい、食べ物とは思えないお花』に変化する。
この失敗に落ち込んだルーベンを尻目に、助手達は『研究資金が途切れたら嫌』という自己中心的な理由から、失敗作を商品化する手伝いという名の丸投げ依頼をハンターオフィスに出した。
そして、激渋味と色を抜いて、最初には及ばないが白くて甘い花にする方法を見出してもらい、他の加工方法なども試して、幾つかはすでに出荷にこぎつけている。
「まず、白いジャムでしょー、それから白い花の砂糖漬けでしょー、アルコール抽出で香水原料でしょー、あとなんだっけ?」
「花酒が、漬けたままだよね。それから、透明の花渋ってのが採れたけど、どうするのかよく分かんない」
「今のところ、採算が取れているのはジャムと砂糖漬けです。香料や花渋の安定生産のための増産に入るべく、我々は資金を必要としていますが、伝手を頼っての販売のみの現状では心もとない状態なのです」
今度もハンターオフィスにやってきた助手達は、色々と言うのだが、具体的にどうしてほしいのかがよく分からない。
で、ズバリと係員が求めることを尋ねてみたところ。
「名前が欲しいでしょー」
「そう、名前だよね」
「この改良種の食用花ですが、残念ながらまだ名前がありません。前回の依頼の際に名付けてもらうのを期待しましたが、そこまで至らず、現在までそのままです。各種商品の販路拡大を狙うにも、商品名がないのではどうにもなりませんし、花の名前と共に商品名も名付けてもらい、ついでに新商品開発のお知恵も拝借したい」
これからの春郷祭で売り込みを図りたいよねと言う呑気な助手達に、もちろん係員は尋ねてみた。
なぜ、植物の名前一つ、今まで決めずに来たのかと。それがあれば、ジャムと砂糖漬けくらいは、なんとかジャムとかで売り出せたはずである。
すると、彼らはこうのたまうた。
「なんかー、忘れてたというかー」
「忘れてはないよ、手間だなと思ってただけで」
「残念ながら、我々には名付け親をするに足る直感や閃きというものが足りていなかったといいますか、手間賃とここまで依頼に来る時間がもったいなかったというのもありまして」
係員の叫びに、誰一人異論はないらしい。
「つまり、面倒がって今になったんですか!」
半年放置の新種名付け親と、その新たな商品アイデア出し係と、色々駄目な助手達に社会性を叩きこむ鬼教師を求む。
解説
・依頼内容(PC)
改良済み食用花とすでに商品化されている加工品に名前を付ける
可能なら新商品として販路を見出すための手順を提示する
まだ商品化されていない研究途上品の現状確認と、新規商品の開発
研究は大好きだが、大事なところが色々抜けていて、興味がないからと他人頼みをする助手達の性根を叩いて直す
※このシナリオは『【郷祭】失敗作から新商品を』の続きになりますが、読まなくとも参加に不便はありません
・食用花(名前未定)
外見はリアルブルー人はゼラニウム、東方出身者はテンジクアオイと呼ぶ植物によく似ている
花の色、形は多少の種類はあるが、いずれも味と香りに大差はない
花を濡れた布の上に並べて置けば一か月前後は鮮度が保てるが、品種改良失敗で味は激渋、鮮やかな花色は時間経過とともに真っ白に変化するようになった
加熱、アルコールへの漬け込みで渋みは取れるが色は保てず、加熱を続けると形も崩れる
・現在展開中の商品と寝かされている品物
白いジャム(上品な甘さ)
白い花の砂糖漬け(とにかく真っ白)
香料(採算が取れるほどには生産出来ていない)
花渋(防腐効果あり、透明。なぜか保管中)
ポプリ(乾燥花弁はたんまりあるが、入れ物が手配出来ずに販売量激減中)
天麩羅・フライ(たまに農場内で食べている)
花酒(やまほど漬けこんであるが、そのまま放置)
お菓子加工(菓子作り能力者がおらず、売り込みそのものがうやむや)
・現地
畑と温室、研究施設のあるジェオルジの中心部のちょっと南側
農作物の食品加工に要する設備や道具はだいたいがあるか、すぐに調達可能
試作品に要する食料、調味料、薬品なども、同盟内で手に入るものなら都合をつけてくれるが、リアルブルー製品は無理
・裏依頼(PL)
農場とNPC助手達に、素敵な名前を付ける
傾向は南欧系が望ましい
改良済み食用花とすでに商品化されている加工品に名前を付ける
可能なら新商品として販路を見出すための手順を提示する
まだ商品化されていない研究途上品の現状確認と、新規商品の開発
研究は大好きだが、大事なところが色々抜けていて、興味がないからと他人頼みをする助手達の性根を叩いて直す
※このシナリオは『【郷祭】失敗作から新商品を』の続きになりますが、読まなくとも参加に不便はありません
・食用花(名前未定)
外見はリアルブルー人はゼラニウム、東方出身者はテンジクアオイと呼ぶ植物によく似ている
花の色、形は多少の種類はあるが、いずれも味と香りに大差はない
花を濡れた布の上に並べて置けば一か月前後は鮮度が保てるが、品種改良失敗で味は激渋、鮮やかな花色は時間経過とともに真っ白に変化するようになった
加熱、アルコールへの漬け込みで渋みは取れるが色は保てず、加熱を続けると形も崩れる
・現在展開中の商品と寝かされている品物
白いジャム(上品な甘さ)
白い花の砂糖漬け(とにかく真っ白)
香料(採算が取れるほどには生産出来ていない)
花渋(防腐効果あり、透明。なぜか保管中)
ポプリ(乾燥花弁はたんまりあるが、入れ物が手配出来ずに販売量激減中)
天麩羅・フライ(たまに農場内で食べている)
花酒(やまほど漬けこんであるが、そのまま放置)
お菓子加工(菓子作り能力者がおらず、売り込みそのものがうやむや)
・現地
畑と温室、研究施設のあるジェオルジの中心部のちょっと南側
農作物の食品加工に要する設備や道具はだいたいがあるか、すぐに調達可能
試作品に要する食料、調味料、薬品なども、同盟内で手に入るものなら都合をつけてくれるが、リアルブルー製品は無理
・裏依頼(PL)
農場とNPC助手達に、素敵な名前を付ける
傾向は南欧系が望ましい
マスターより
春郷祭の季節がやって参りました。
綺麗で香りも良い花に囲まれて、人を成長させるために頑張る素敵なお仕事にお出掛けしてみませんか。
名付け親にもなれます。お好きな名前を付けたNPCを、ご自分のPCが教育したりしちゃいます。
と言う訳で、農作業、料理始め食品加工全般、教育、商業など、色々なものがお好きな方のご参加をお待ちしております。
あと、名前を考えるのが苦手な龍河を、助けてください。
綺麗で香りも良い花に囲まれて、人を成長させるために頑張る素敵なお仕事にお出掛けしてみませんか。
名付け親にもなれます。お好きな名前を付けたNPCを、ご自分のPCが教育したりしちゃいます。
と言う訳で、農作業、料理始め食品加工全般、教育、商業など、色々なものがお好きな方のご参加をお待ちしております。
あと、名前を考えるのが苦手な龍河を、助けてください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/05/21 05:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/10 02:05:20 |
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相談・名づけアイデア社会性? 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/05/10 10:39:31 |