ゲスト
(ka0000)
【空の研究】蝶とスターライト
マスター:紺堂 カヤ

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/07/22 19:00
オープニング
アメリア・マティーナはその日、東へ向かって歩いていた。目的地まではまだ数日かかるだろう。全行程を徒歩、というのは少々苦しいため、どこかの街か村で馬車でも手配しようかと考えていた。
すると、一人の少年がアメリアにおずおずと話しかけた。
「あのう、失礼ですが、アメリア・マティーナさんでは……」
「ええ、そうですけれど……、どうして私の名前をご存じなんですかねーえ?」
相変わらずの真っ黒なローブで、フードを目深にかぶった姿は目立つことこの上ないのだが、アメリアは、その特徴が名前に結びつくほどの知名度は自分にないはずだと認識していた。
「父に教わったのです! 空に関するあらゆる不思議を解決してくれる高名な魔術師さまがいるのだと!」
「高名な魔術師さま、ねえ……。君の父上は、どういった方ですか?」
「父は、この先の村の村長です。明日の夜、その村で年に一度のお祭りがあるのですが、よろしければ招待させていただけないかと!」
少年は純粋な目で、黒づくめのアメリアを怖がることもなく見て微笑んだ。しっかりとした教育を受けているとみえ、年頃の割に礼儀正しい。
(ふーむ)
少し考えるように首を傾げたアメリアに、少年はなおも続けた。
「星の光の下で、蝶と踊り子が舞を見せ、人々が願い事をする、というお祭りなんです! とても綺麗ですよ! 是非! 父がもてなしたいと申しておりました!」
「……星の光、ですか」
アメリアの声色が興味深そうなものに変わった。
「私の友人も一緒に行ってもよろしければ、お伺いいたしましょう」
即席の友人たちに出動願わねば、と胸中でこっそり呟いた。
アメリアは、ハンターたちに向かって依頼について話した。
「私の護衛をしていただきたいのです。まあ、念のため、なんですけれどねーえ」
フードをかぶってただでさえ表情の分かりにくい顔をさらに深くうつむかせて、アメリアは考え込みつつ言葉を繋げる。
「確かに最近、私が研究をして回っていることが人々の耳に入り始めたようですけれども、こうして見ず知らずの方から招待を受けるというのはどうにも不思議で……。考えすぎだとは思うのですけれど、まあ、用心に越したことはないでしょう。私はあまり戦闘が得意ではありませんからねーえ」
そう警戒はいらない、とアメリアは唇だけで微笑む。
「まあ、護衛よりも、共に祭りを楽しんでいただきたいところですねーえ。蝶が舞えるほどの光量になるのですから、きっと何らかの魔法で星の光を増幅させているに違いありません。専用の絨毯の上で行われるということですから、きっとそこに秘密があるのでしょう。是非とも、拝見したいものですねーえ」
すると、一人の少年がアメリアにおずおずと話しかけた。
「あのう、失礼ですが、アメリア・マティーナさんでは……」
「ええ、そうですけれど……、どうして私の名前をご存じなんですかねーえ?」
相変わらずの真っ黒なローブで、フードを目深にかぶった姿は目立つことこの上ないのだが、アメリアは、その特徴が名前に結びつくほどの知名度は自分にないはずだと認識していた。
「父に教わったのです! 空に関するあらゆる不思議を解決してくれる高名な魔術師さまがいるのだと!」
「高名な魔術師さま、ねえ……。君の父上は、どういった方ですか?」
「父は、この先の村の村長です。明日の夜、その村で年に一度のお祭りがあるのですが、よろしければ招待させていただけないかと!」
少年は純粋な目で、黒づくめのアメリアを怖がることもなく見て微笑んだ。しっかりとした教育を受けているとみえ、年頃の割に礼儀正しい。
(ふーむ)
少し考えるように首を傾げたアメリアに、少年はなおも続けた。
「星の光の下で、蝶と踊り子が舞を見せ、人々が願い事をする、というお祭りなんです! とても綺麗ですよ! 是非! 父がもてなしたいと申しておりました!」
「……星の光、ですか」
アメリアの声色が興味深そうなものに変わった。
「私の友人も一緒に行ってもよろしければ、お伺いいたしましょう」
即席の友人たちに出動願わねば、と胸中でこっそり呟いた。
アメリアは、ハンターたちに向かって依頼について話した。
「私の護衛をしていただきたいのです。まあ、念のため、なんですけれどねーえ」
フードをかぶってただでさえ表情の分かりにくい顔をさらに深くうつむかせて、アメリアは考え込みつつ言葉を繋げる。
「確かに最近、私が研究をして回っていることが人々の耳に入り始めたようですけれども、こうして見ず知らずの方から招待を受けるというのはどうにも不思議で……。考えすぎだとは思うのですけれど、まあ、用心に越したことはないでしょう。私はあまり戦闘が得意ではありませんからねーえ」
そう警戒はいらない、とアメリアは唇だけで微笑む。
「まあ、護衛よりも、共に祭りを楽しんでいただきたいところですねーえ。蝶が舞えるほどの光量になるのですから、きっと何らかの魔法で星の光を増幅させているに違いありません。専用の絨毯の上で行われるということですから、きっとそこに秘密があるのでしょう。是非とも、拝見したいものですねーえ」
解説
■成功条件
アメリアの護衛をしながら、祭りを観察する。
■祭り
年に一度、夏の新月の夜に村の広場で行われる。
古くから村に伝わる巨大な絨毯(文字のような模様があるらしい)の上に五人の踊子が立ち、踊り始めると絨毯の範囲だけが徐々に星の光が強くなるという。
星の光が強くなったところへ蝶を放し、踊り子と共に舞うところを観賞する。その踊りの前で願い事をすると願いがかなう、という伝説がいつの間にかできていたらしいが、噂の域を出ないらしい。
■祭り会場
村の中心の広場。円形で、直径二十メートルほど。レンガが綺麗に敷き詰められてきちんと舗装されており、周囲には商店が並ぶ。
■村長
正当な選挙で正当に選ばれた、五十歳の男性。村長を務めて三年目。
情報収集に余念のない性格らしく、アメリアのこともどこかで聞きつけてきたものと思われるが、「祭りに招待したい」とまで思った理由は謎。
アメリアの護衛をしながら、祭りを観察する。
■祭り
年に一度、夏の新月の夜に村の広場で行われる。
古くから村に伝わる巨大な絨毯(文字のような模様があるらしい)の上に五人の踊子が立ち、踊り始めると絨毯の範囲だけが徐々に星の光が強くなるという。
星の光が強くなったところへ蝶を放し、踊り子と共に舞うところを観賞する。その踊りの前で願い事をすると願いがかなう、という伝説がいつの間にかできていたらしいが、噂の域を出ないらしい。
■祭り会場
村の中心の広場。円形で、直径二十メートルほど。レンガが綺麗に敷き詰められてきちんと舗装されており、周囲には商店が並ぶ。
■村長
正当な選挙で正当に選ばれた、五十歳の男性。村長を務めて三年目。
情報収集に余念のない性格らしく、アメリアのこともどこかで聞きつけてきたものと思われるが、「祭りに招待したい」とまで思った理由は謎。
マスターより
星、願い、といえば七夕ですが、ちょっと変わった星のお祭りを楽しんでみませんか?
護衛、というのはあくまで「念のため」なので、アメリアの旅の途中の楽しみを共に共有していただけたらと思います。
楽しみ方の相談など、場合によっては相談卓にアメリアも参加するかもしれません。
護衛、というのはあくまで「念のため」なので、アメリアの旅の途中の楽しみを共に共有していただけたらと思います。
楽しみ方の相談など、場合によっては相談卓にアメリアも参加するかもしれません。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/07/19 18:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ジュード・エアハート(ka0410) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/07/13 03:14:50 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/09 21:44:53 |