ゲスト
(ka0000)
【詩天】知追う者、清流にて四苦八苦
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/26 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/04 09:00
オープニング
●陰陽寮
エトファリカ連邦国天ノ都の陰陽寮において、大江 紅葉(kz0163)は上司であり先輩である男と話をしていた。その内容で紅葉は眉を寄せる。
「でも、例えばですよ? 立花院様が気にしたら別ルートが動きますし、スメラギ様が気になさっているなら、別の人派遣するでしょう? だって、私、まともに働いていませんもん」
立花院 紫草(kz0126)やスメラギ(kz0158)の名前をあげて国政を担う人物と家のことでいっぱいの自分を比べさせる。
「……自分でいうな! とはいえ、書類の山片づけるのは一番早いだろう」
「師匠に褒められた!」
「……いや、喜ぶな、符術師が!」
上司は頭を抱えた。
「お前の里の話を聞いてはいる。詩天見てくれば何か糸口見つかるかもしれないだろう?」
「……うーん、上いないので」
「お前が頑張って上になればいい!」
「……うーん」
相当やる気はないようだ。
この上司の目から見ても、大江家は天ノ都で安定した生活を送っているのは確かだ。もし、里に残っていた書物が無事なら、問答無用で帰還に向けた動きがあったのだろうが、いかんせん書物は風雨に弱かった。
「ま、お前のことはいいや。で、詩天行って一応若峰まで行って、報告書」
「でも、三条さんと会うわけではないですよね」
「お前、親しかったか?」
「いえ。あの子可愛いなぁ、うちでご飯でもとは思いましたけど結局出会いはなく」
紅葉は当時を思い出す。相手がピリピリしていたのと、紅葉自身が厄介ごとに巻き込まれていたということもあった。
「会えたら、お友達になりたいですね。詩天に行って、もし……というか、グラズヘイムから来ている子を預かっているんですが!」
「連れてけばいいんじゃないか?」
「怪我させたら大変ですよ」
「詩天なら、最近、人も行き来激しくなってきたし、ハンター護衛につけるから大丈夫だ」
「……え、手配済み!?」
紅葉は帰宅してホームステイ中のリシャール・べリンガーとルゥルに尋ねたところ、2つ返事で行きたいといわれたのだった。
●詩天
若峰まではまだ距離はあり、次泊まる里まであと一息というところで一行は休息をとる。
冷たい水が流れるきれいな川だ。
紅葉は日陰に入って座り込む。
リシャールとルゥルはそわそわしている。
「入ってみてもいいでしょうか?」
「そうですね。妖怪の話も聞きませんでしたから、足だけ手だけなら問題でしょう」
ハンターも紅葉の言葉に異論は出ない。用心は必要だが、何もかもダメだと楽しい旅ではない。
リシャールとルゥルは水辺に行く。
靴を脱いで足を突っ込んだ。
「みぎゃあああ」
「冷たいっ!」
2人は楽しそうで、紅葉は微笑みながら見ている。
「そうだ、フレオ入るです?」
フェレットのフレオはエトファリカに来てからぐったりしている日々だった。暑さと湿度に弱かった。
ルゥルはむんずとフレオをつかむと、川に落とした。
「ちょ、ルゥルさん!」
リシャールが慌ててフレオを拾おうと川に一歩踏み出した。
ツルン……バシャ……。
「……あ、あああ」
リシャールは悲しそうに紅葉を見つめた。
苦笑しながら紅葉は立ち上がる。河原からフレオを助けようと近寄る。
この間にフレオは浮かび、泳ごうと必死になっていた。そして、力尽き流される。
「みぎゃあああ」
ルゥルは一歩踏み出し、リシャールと同じ運命をたどった。頭に乗っていたパルムのポルムが流された。
「ああ」
慌ててリシャールがポルムを捕まえ、河原にあげた。
「きゅうううう」
そこはひなたで熱せられていたため、ポルムは水に飛び込み流される。
ハンターも慌てる。
流される2匹。
水辺を走る紅葉。
何とか岩場に張り付いたポルムとフレオ。
あとは紅葉かハンターが回収しに行けば終わりだ。
「……何か流れてきました?」
巨大な桃だ。
「……えと……フレオさんとポルムさん、動いちゃだめですよ!」
助けに行こうとする紅葉をハンターは止める。たぶん、護衛対象が行ってはいけない。
「う、なんか飛んできました! 見たことない鳥と犬と猿?」
リシャールが素っ頓狂な声をあげた。
「……2人とも早く上がってください! 迎撃です!」
ハンターに紅葉は声をかけた。言われなくともハンターは動く。
桃はふわりと浮かびルゥルのペットたちを狙っている。フレオが水に飛び込みそうで、ポルムが慌てていてる。
さあ、戦端は開かれている。
エトファリカ連邦国天ノ都の陰陽寮において、大江 紅葉(kz0163)は上司であり先輩である男と話をしていた。その内容で紅葉は眉を寄せる。
「でも、例えばですよ? 立花院様が気にしたら別ルートが動きますし、スメラギ様が気になさっているなら、別の人派遣するでしょう? だって、私、まともに働いていませんもん」
立花院 紫草(kz0126)やスメラギ(kz0158)の名前をあげて国政を担う人物と家のことでいっぱいの自分を比べさせる。
「……自分でいうな! とはいえ、書類の山片づけるのは一番早いだろう」
「師匠に褒められた!」
「……いや、喜ぶな、符術師が!」
上司は頭を抱えた。
「お前の里の話を聞いてはいる。詩天見てくれば何か糸口見つかるかもしれないだろう?」
「……うーん、上いないので」
「お前が頑張って上になればいい!」
「……うーん」
相当やる気はないようだ。
この上司の目から見ても、大江家は天ノ都で安定した生活を送っているのは確かだ。もし、里に残っていた書物が無事なら、問答無用で帰還に向けた動きがあったのだろうが、いかんせん書物は風雨に弱かった。
「ま、お前のことはいいや。で、詩天行って一応若峰まで行って、報告書」
「でも、三条さんと会うわけではないですよね」
「お前、親しかったか?」
「いえ。あの子可愛いなぁ、うちでご飯でもとは思いましたけど結局出会いはなく」
紅葉は当時を思い出す。相手がピリピリしていたのと、紅葉自身が厄介ごとに巻き込まれていたということもあった。
「会えたら、お友達になりたいですね。詩天に行って、もし……というか、グラズヘイムから来ている子を預かっているんですが!」
「連れてけばいいんじゃないか?」
「怪我させたら大変ですよ」
「詩天なら、最近、人も行き来激しくなってきたし、ハンター護衛につけるから大丈夫だ」
「……え、手配済み!?」
紅葉は帰宅してホームステイ中のリシャール・べリンガーとルゥルに尋ねたところ、2つ返事で行きたいといわれたのだった。
●詩天
若峰まではまだ距離はあり、次泊まる里まであと一息というところで一行は休息をとる。
冷たい水が流れるきれいな川だ。
紅葉は日陰に入って座り込む。
リシャールとルゥルはそわそわしている。
「入ってみてもいいでしょうか?」
「そうですね。妖怪の話も聞きませんでしたから、足だけ手だけなら問題でしょう」
ハンターも紅葉の言葉に異論は出ない。用心は必要だが、何もかもダメだと楽しい旅ではない。
リシャールとルゥルは水辺に行く。
靴を脱いで足を突っ込んだ。
「みぎゃあああ」
「冷たいっ!」
2人は楽しそうで、紅葉は微笑みながら見ている。
「そうだ、フレオ入るです?」
フェレットのフレオはエトファリカに来てからぐったりしている日々だった。暑さと湿度に弱かった。
ルゥルはむんずとフレオをつかむと、川に落とした。
「ちょ、ルゥルさん!」
リシャールが慌ててフレオを拾おうと川に一歩踏み出した。
ツルン……バシャ……。
「……あ、あああ」
リシャールは悲しそうに紅葉を見つめた。
苦笑しながら紅葉は立ち上がる。河原からフレオを助けようと近寄る。
この間にフレオは浮かび、泳ごうと必死になっていた。そして、力尽き流される。
「みぎゃあああ」
ルゥルは一歩踏み出し、リシャールと同じ運命をたどった。頭に乗っていたパルムのポルムが流された。
「ああ」
慌ててリシャールがポルムを捕まえ、河原にあげた。
「きゅうううう」
そこはひなたで熱せられていたため、ポルムは水に飛び込み流される。
ハンターも慌てる。
流される2匹。
水辺を走る紅葉。
何とか岩場に張り付いたポルムとフレオ。
あとは紅葉かハンターが回収しに行けば終わりだ。
「……何か流れてきました?」
巨大な桃だ。
「……えと……フレオさんとポルムさん、動いちゃだめですよ!」
助けに行こうとする紅葉をハンターは止める。たぶん、護衛対象が行ってはいけない。
「う、なんか飛んできました! 見たことない鳥と犬と猿?」
リシャールが素っ頓狂な声をあげた。
「……2人とも早く上がってください! 迎撃です!」
ハンターに紅葉は声をかけた。言われなくともハンターは動く。
桃はふわりと浮かびルゥルのペットたちを狙っている。フレオが水に飛び込みそうで、ポルムが慌てていてる。
さあ、戦端は開かれている。
解説
清流で頑張って護衛対象を助けよう!
●地図
あいうえおかきくけこさしすせそ
A□□□□□□□□□□荷□□□□
B□□□□□猿□□犬□□□□□□
C□□□□□□□□□□□□□□□
D□□□紅□□□□□□□ル□□□
E~~~~~~~~~リ~鳥~~~
F~~~岩桃~~~~~~~~~~
G~~~~~~~~~~~~~~~
H□□□□□□□□□□□□□□□
□=河原
~=川=この辺りは身長160センチで膝くらいまでつかる深さ。流れはそれなりに早い
紅葉、ルゥル、リシャールなど頭文字
※ハンターの初期位置は各人の動きによる。
接敵寸前でも構いません。護衛であることをお忘れなきよう。
※今回限りのルールとして川の中で戦う場合、移動は距離半減、全身を使った行動(攻撃、回避)は判定を半分にして行います。
●敵勢力 雑魔でもちょっと強め。指定なければサイズは1
・桃 サイズ0。中が空洞だったのか、ジャック・オ・ランタンのようなものになっている。浮遊し、魔法の矢を放ってくる。体当たりなんかもしてくる。
・猿 凶悪そうな形相の猿。ひっかきやかみつきなどで攻撃してくる。紅葉いわく「猿はちょっと」
・鳥 凶悪な形相の鳥。くちばしや足で攻撃。チャージして鋭く飛んでくることも。紅葉いわく「キジが雑魔化したんでしょうか?」。
・犬 凶悪な形相の犬。かみつき、ひっかき、火を噴く。
●NPC
・大江 紅葉 陰陽寮に在籍。知追う者の2つ名以外にトラブルメーカーも加わったり。符、回避くらいには使えるかな?
・リシャール・べリンガー 現在、ずぶ濡れの少年。舞刀士だけど水遊びに刀は持ってません。
・ルゥル 現在、ずぶ濡れの女の子。魔術師だけど水遊びに発動体は持ってません。
●地図
あいうえおかきくけこさしすせそ
A□□□□□□□□□□荷□□□□
B□□□□□猿□□犬□□□□□□
C□□□□□□□□□□□□□□□
D□□□紅□□□□□□□ル□□□
E~~~~~~~~~リ~鳥~~~
F~~~岩桃~~~~~~~~~~
G~~~~~~~~~~~~~~~
H□□□□□□□□□□□□□□□
□=河原
~=川=この辺りは身長160センチで膝くらいまでつかる深さ。流れはそれなりに早い
紅葉、ルゥル、リシャールなど頭文字
※ハンターの初期位置は各人の動きによる。
接敵寸前でも構いません。護衛であることをお忘れなきよう。
※今回限りのルールとして川の中で戦う場合、移動は距離半減、全身を使った行動(攻撃、回避)は判定を半分にして行います。
●敵勢力 雑魔でもちょっと強め。指定なければサイズは1
・桃 サイズ0。中が空洞だったのか、ジャック・オ・ランタンのようなものになっている。浮遊し、魔法の矢を放ってくる。体当たりなんかもしてくる。
・猿 凶悪そうな形相の猿。ひっかきやかみつきなどで攻撃してくる。紅葉いわく「猿はちょっと」
・鳥 凶悪な形相の鳥。くちばしや足で攻撃。チャージして鋭く飛んでくることも。紅葉いわく「キジが雑魔化したんでしょうか?」。
・犬 凶悪な形相の犬。かみつき、ひっかき、火を噴く。
●NPC
・大江 紅葉 陰陽寮に在籍。知追う者の2つ名以外にトラブルメーカーも加わったり。符、回避くらいには使えるかな?
・リシャール・べリンガー 現在、ずぶ濡れの少年。舞刀士だけど水遊びに刀は持ってません。
・ルゥル 現在、ずぶ濡れの女の子。魔術師だけど水遊びに発動体は持ってません。
マスターより
こんにちは。
詩天に視察というか観光にやってきた一行、雑魔に襲われてしまいました。
みなさんは護衛として同行しています。え、水浴びしてたって……でも、頑張って退治してくださいね?
よろしくお願いします。
詩天に視察というか観光にやってきた一行、雑魔に襲われてしまいました。
みなさんは護衛として同行しています。え、水浴びしてたって……でも、頑張って退治してくださいね?
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/01 17:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談スレッド 天央 観智(ka0896) 人間(リアルブルー)|25才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/07/26 05:08:25 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/25 17:48:58 |
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質問受付 大江 紅葉(kz0163) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/07/23 12:01:39 |