ゲスト
(ka0000)
シモフリバーガー ~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/07/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/08/04 19:00
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森に、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落で行われていた畜産は幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊させられる。家畜の仔攫いが激増したからだ。
集落解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方をしてきたガローアだが、覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落の復興に動きだす。
二人はベッタの故郷に棲息していた幻獣『幻の青』を家畜として育てることにした。その味がリアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿させたところから、『シモフリ』と呼称することとなる。
シモフリ六頭はオークの樹木が並ぶ放牧場へと放たれた。樹木の上で暮らす生態と思われたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかる。好物は木の実だが玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことで、毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
荒れ地を畑として開墾しだした頃、紅の兎のような幻獣二体が出没。柵を壊されてしまう。それが過ぎ去ると雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンターによって巣ごと退治された。
森が紅葉に染まる秋、ある商人一家が集落に泊まった。シモフリ料理を味わった商人一家はいたく気に入ってくれる。シモフリ肉を市場へだす際には是非に声をかけてくれと約束を交わした。
シモフリの仔が産まれ、やがて日が経つ。ある寒い日の早朝、以前に柵を壊して姿を消した赤い兎二羽が放牧場の片隅に倒れていた。放ってはおけずに看病すると、二羽は元気を取り戻して二人に懐く。
賊が森で迷った一団を装って集落を奪おうとしたときもある。滞在中のハンターの機転で正体を看破して事なきを得た。
仔シモフリは順調に育つ。仔が乳離れをした頃にガローアとベッタは気づく。甘くてクセの少ないシモフリの乳を使えば素晴らしい乳製品が作れるのではないかと。
ハンターの協力もあってシモフリ乳を使ったチーズ、バター、ヨーグルトが完成。しかし売り捌くには古都での商売が不可欠だった。
春が到来。一部玉蜀黍の粒が熊に食べられてしまったものの、ハンターが退治。開墾した畑での粒蒔きは無事に行われる。
シモフリ乳を使った乳製品の販売路にも光明が差す。商人タリアナの協力によって古都で『パン屋シモフリ堂』が開店することとなった。
店は新たに雇った女性三人に任せられる。
マリーシュは店長兼事務会計。セリナとチナサはパン焼き職人兼売り子として働いてもらう。ハンターの協力のおかげで、シモフリ堂は好スタートを切った。
夏に合わせて機導術式冷蔵庫が馬車と厨房に設置される。売りだされたシモフリ乳のアイスクリームは大好評。飛ぶように売れるのだった。
ここは森深いナガケ集落。
「こりゃ大変なことや」
「当分は一店舗でやっていくしかなさそうだね」
畜産の仕事が一段落したベッタとガローアは木陰で休む。話題にしていたのは古都で営業中の『パン屋シモフリ堂』についてだ。
シモフリ乳のアイスクリーム需要は凄まじかった。
現在はできるかぎりの頻度でシモフリ乳を含めた食材を運んでいる。乗り込むのは機導術式冷蔵庫付きの馬車。集落と古都間を一日で往復するのは難しい。日中をかけて相手側に辿り着くのがやっとの状況だ。品切れの際には牛乳使用のアイスクリーム販売も致し方ないところである。
それはそれとして、ついに念願のシモフリ肉出荷日が迫っていた。外部には流通させず、しばらくはシモフリ堂でのハンバーガーやホットドッグ用ソーセージの食材として使われる。
「さてお味は……」
「どないなもんか。野生肉と違うんやろか」
ある日の夕食。ガローアとベッタは畜産シモフリ肉のステーキを頂いた。口にした途端、二人は目を丸くする。豊かな味は野生のシモフリ肉と同じ。それでいて肉質は柔らかかった。
集落での畜産は何かと忙しい。新たに人員を増やす予定だが、すぐに整えられるはずもない。ガローアが古都のハンターズソサエティー支部へと立ち寄った。受付嬢に頼みたい仕事の内容を話す。
「シモフリ堂での調理や販売の手伝いをしてもらいたいんです。それと馬車で古都と集落の往復してシモフリの乳や肉を運ぶ仕事をお願いしたいんですが――」
熱心に説明するガローアの瞳は輝きで満ちていた。
集落で行われていた畜産は幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊させられる。家畜の仔攫いが激増したからだ。
集落解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方をしてきたガローアだが、覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落の復興に動きだす。
二人はベッタの故郷に棲息していた幻獣『幻の青』を家畜として育てることにした。その味がリアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿させたところから、『シモフリ』と呼称することとなる。
シモフリ六頭はオークの樹木が並ぶ放牧場へと放たれた。樹木の上で暮らす生態と思われたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかる。好物は木の実だが玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことで、毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
荒れ地を畑として開墾しだした頃、紅の兎のような幻獣二体が出没。柵を壊されてしまう。それが過ぎ去ると雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンターによって巣ごと退治された。
森が紅葉に染まる秋、ある商人一家が集落に泊まった。シモフリ料理を味わった商人一家はいたく気に入ってくれる。シモフリ肉を市場へだす際には是非に声をかけてくれと約束を交わした。
シモフリの仔が産まれ、やがて日が経つ。ある寒い日の早朝、以前に柵を壊して姿を消した赤い兎二羽が放牧場の片隅に倒れていた。放ってはおけずに看病すると、二羽は元気を取り戻して二人に懐く。
賊が森で迷った一団を装って集落を奪おうとしたときもある。滞在中のハンターの機転で正体を看破して事なきを得た。
仔シモフリは順調に育つ。仔が乳離れをした頃にガローアとベッタは気づく。甘くてクセの少ないシモフリの乳を使えば素晴らしい乳製品が作れるのではないかと。
ハンターの協力もあってシモフリ乳を使ったチーズ、バター、ヨーグルトが完成。しかし売り捌くには古都での商売が不可欠だった。
春が到来。一部玉蜀黍の粒が熊に食べられてしまったものの、ハンターが退治。開墾した畑での粒蒔きは無事に行われる。
シモフリ乳を使った乳製品の販売路にも光明が差す。商人タリアナの協力によって古都で『パン屋シモフリ堂』が開店することとなった。
店は新たに雇った女性三人に任せられる。
マリーシュは店長兼事務会計。セリナとチナサはパン焼き職人兼売り子として働いてもらう。ハンターの協力のおかげで、シモフリ堂は好スタートを切った。
夏に合わせて機導術式冷蔵庫が馬車と厨房に設置される。売りだされたシモフリ乳のアイスクリームは大好評。飛ぶように売れるのだった。
ここは森深いナガケ集落。
「こりゃ大変なことや」
「当分は一店舗でやっていくしかなさそうだね」
畜産の仕事が一段落したベッタとガローアは木陰で休む。話題にしていたのは古都で営業中の『パン屋シモフリ堂』についてだ。
シモフリ乳のアイスクリーム需要は凄まじかった。
現在はできるかぎりの頻度でシモフリ乳を含めた食材を運んでいる。乗り込むのは機導術式冷蔵庫付きの馬車。集落と古都間を一日で往復するのは難しい。日中をかけて相手側に辿り着くのがやっとの状況だ。品切れの際には牛乳使用のアイスクリーム販売も致し方ないところである。
それはそれとして、ついに念願のシモフリ肉出荷日が迫っていた。外部には流通させず、しばらくはシモフリ堂でのハンバーガーやホットドッグ用ソーセージの食材として使われる。
「さてお味は……」
「どないなもんか。野生肉と違うんやろか」
ある日の夕食。ガローアとベッタは畜産シモフリ肉のステーキを頂いた。口にした途端、二人は目を丸くする。豊かな味は野生のシモフリ肉と同じ。それでいて肉質は柔らかかった。
集落での畜産は何かと忙しい。新たに人員を増やす予定だが、すぐに整えられるはずもない。ガローアが古都のハンターズソサエティー支部へと立ち寄った。受付嬢に頼みたい仕事の内容を話す。
「シモフリ堂での調理や販売の手伝いをしてもらいたいんです。それと馬車で古都と集落の往復してシモフリの乳や肉を運ぶ仕事をお願いしたいんですが――」
熱心に説明するガローアの瞳は輝きで満ちていた。
解説
古都にあるシモフリ堂での手伝いをお願いします。(パン屋ですが、実質ハンバーガーショップ的な仕事になるでしょう)
もう一つ、機導術式冷蔵庫付きの馬車の御者として荷を運んでもらえるでしょうか。古都とナガケ集落を往復する仕事です。
シモフリ堂では調理や売り子をお願いします。
調理人セリナとチナサは今回パン焼きに徹します。店長兼会計の女性マリーシュは間に合っていない作業のヘルパーです。
今回の売れ筋商品は『シモフリバーガー』と『シモフリドッグ』になります。それにアイスクリームです。(高級品として一枚肉のシモフリステーキバーガーも販売予定)
集落と古都間の馬車移動は日中のみです。午前中に出立すれば夕方までには辿り着けます。(夜間は危険ですので無理に走る必要はありません)
二人体制が望ましいです。(参加人数次第では一人でも可。なり手がいない場合はガローアとベッタのどちらかがやります)
常識的な必要経費はガローア持ちです。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
もう一つ、機導術式冷蔵庫付きの馬車の御者として荷を運んでもらえるでしょうか。古都とナガケ集落を往復する仕事です。
シモフリ堂では調理や売り子をお願いします。
調理人セリナとチナサは今回パン焼きに徹します。店長兼会計の女性マリーシュは間に合っていない作業のヘルパーです。
今回の売れ筋商品は『シモフリバーガー』と『シモフリドッグ』になります。それにアイスクリームです。(高級品として一枚肉のシモフリステーキバーガーも販売予定)
集落と古都間の馬車移動は日中のみです。午前中に出立すれば夕方までには辿り着けます。(夜間は危険ですので無理に走る必要はありません)
二人体制が望ましいです。(参加人数次第では一人でも可。なり手がいない場合はガローアとベッタのどちらかがやります)
常識的な必要経費はガローア持ちです。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
シモフリバーガー等、新商品を食べる機会があります。是非、味わってみてください。
よろしくお願いしますね。
よろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/08/01 16:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/07/26 07:58:56 |
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質問スレッド 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/07/24 12:39:49 |
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シモフリ堂危機一髪!? 星野 ハナ(ka5852) 人間(リアルブルー)|24才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/07/26 19:05:10 |