ゲスト
(ka0000)
【月機】幻月の守り
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/09/05 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/09/14 22:00
オープニング
春先の戦いより、大なダメージを受けたアクベンスは、傷を癒しつつ、だらけて過ごしていた。
ファリフは北方へ行ってしまい、青木は東方へ姿をくらましており、構う存在がいなくて半年ほどだらけている。
そんな折にかけられたコーリアスよりの招集命令。
「……コーリアス殿下からの招集命令ですか……」
ぐったりと横になるアクベンスはやる気はない。
内容だけでも聞くかとコーリアスの方へと赴いた。
「ユキウサギ?」
「そう、ツキウサギの眷属であるユキウサギの住処が分かってね。今、包囲をしている最中なんだ」
どこか楽しそうなコーリアスの様子をアクベンスは注意深く見ている。
「ユキウサギの住処は『おばけクルミの里』にあってね、今、オイマト族とツキウサギがいるんだ」
「オイマト族ですか」
アクベンスがつけ狙っているのは辺境でもスコール族の長、ファリフだ。
オイマト族の長もまた、ファリフに劣らない気高き赤き大地の戦士。
「君の好みじゃないのかな?」
「今、この私の胸を焦がすのはファリフ姫です」
苦しそうに胸を押さえるアクベンスは一途さをアピールする。
「ファリフ姫を堕とした際にはアプローチしてもよいかと思いますが、今は姫にこの想いを捧げてます」
長い睫毛を揺らして片目を瞑るアクベンスはふと思い出す。
ファリフとツキウサギは仲が良かったはず。
ツキウサギの危機ならば、ファリフが来るのではないかと。
「アクベンス?」
黙り込んだアクベンスへ呼びかけたコーリアスであったが、アクベンスはにんまりと笑みを浮かべ、一歩下がる。
「コーリアス殿下、私めも参加いたしましょう」
大きく腕を振った右手を胸に当てたアクベンスが一礼した。
おばけクルミの里では潜入成功していたテトであったが、見事に歪虚に包囲されていた。
狼型歪虚と目が合い、ぎょっとなるテトは駆け出す。
「潜入成功したはずにゃなのにーーーー!?」
歪虚に追い掛け回されているテトはにゃーにゃー叫びつつ、おろおろと逃げっぷりを発揮していた。
遠方で見ていたアクベンスは呆れて眺めていた。
「何なんでしょうか。あのうるさいちゃんくしゃは」
服装から見れば、辺境部族の服装を着込んでいるところから、辺境のものであるのはわかる。
それにしても、にゃーにゃー叫んでは逃げ回るテトは全くもってアクベンスの好みではない。
「コーリアス殿下の言っていたことには抵触はしませんし、さっさと片付けましょう」
やる気が消えたアクベンスは手下の歪虚を移動させて囲いこむ。
「死体をオイマト族の族長に投げつけてみましょうかね」
テトに全くもって戦闘能力がないと判断したアクベンスはさっさと殺すように手下に命令する。
主の許可をもらった狼型歪虚は細いテトの四肢を狙い、駆けていく。
「にゃぁあああああああ!!」
地をかける動物霊の力を借り、逃げようとするも、狼型歪虚に回り込まれてしまう。
むき出しにされた狼型歪虚の牙が剥かれ、テトはぎゅっと、目を瞑る。
「テトに触るな」
静かな少女の声が響く。
テトはその声に聞き覚えがあり、顔を上げた。
燃えさかる金色の炎のような毛並みに三つ首の獣に乗った大斧を手にした少女がテトを守るように歪虚と対峙している。
今は北方にいて、ここにはいないと聞いていたのに。
「ファリフ!」
今にも泣きそうな声でテトが少女の名を叫ぶ。
「テト、シャレーヌのところに行ったんだって? 気づいてくれた?」
トリシュヴァーナより降りたファリフが笑顔で尋ねると、テトは頷いた。
「ありがとうにゃ、ファリフ……」
「テト、ここはボクとトリシュで突破するから、ハンター達を呼んできて!」
「けど、ファリフ……」
それではファリフとトリシュだけになってしまうことに心配したテトにファリフは優しく微笑みかける。
「ボクは大丈夫だよ。トリシュもいるしね」
ファリフが言えば、トリシュヴァーナが「その通りだ」と歪虚を蹴散らかしている。
「どうか、この里を助けるために行ってほしい」
「わかったにゃ」
真摯なファリフの願いにテトは承諾するしかなかった。
ファリフとトリシュヴァーナの攻撃で歪虚を一掃し、テトを逃がす。
「ファリフ姫……!」
歓喜に震えるアクベンスは恍惚な笑みを浮かべる。
テンションが上がったアクベンスは即撤退し、コーリアスの方へと向かう。
「武器を? なにがいい? 何がしたいのかな?」
そう尋ねるコーリアスにアクベンスは冷たくも美しい笑みを浮かべている。
「猫を捕まえたいのです。殿下」
愛しのファリフ姫が駆け付けるほど大事な人間……テト。
あの猫娘を自身の手で殺してファリフに捧げたい。
フェンリルの時のように。
ファリフは北方へ行ってしまい、青木は東方へ姿をくらましており、構う存在がいなくて半年ほどだらけている。
そんな折にかけられたコーリアスよりの招集命令。
「……コーリアス殿下からの招集命令ですか……」
ぐったりと横になるアクベンスはやる気はない。
内容だけでも聞くかとコーリアスの方へと赴いた。
「ユキウサギ?」
「そう、ツキウサギの眷属であるユキウサギの住処が分かってね。今、包囲をしている最中なんだ」
どこか楽しそうなコーリアスの様子をアクベンスは注意深く見ている。
「ユキウサギの住処は『おばけクルミの里』にあってね、今、オイマト族とツキウサギがいるんだ」
「オイマト族ですか」
アクベンスがつけ狙っているのは辺境でもスコール族の長、ファリフだ。
オイマト族の長もまた、ファリフに劣らない気高き赤き大地の戦士。
「君の好みじゃないのかな?」
「今、この私の胸を焦がすのはファリフ姫です」
苦しそうに胸を押さえるアクベンスは一途さをアピールする。
「ファリフ姫を堕とした際にはアプローチしてもよいかと思いますが、今は姫にこの想いを捧げてます」
長い睫毛を揺らして片目を瞑るアクベンスはふと思い出す。
ファリフとツキウサギは仲が良かったはず。
ツキウサギの危機ならば、ファリフが来るのではないかと。
「アクベンス?」
黙り込んだアクベンスへ呼びかけたコーリアスであったが、アクベンスはにんまりと笑みを浮かべ、一歩下がる。
「コーリアス殿下、私めも参加いたしましょう」
大きく腕を振った右手を胸に当てたアクベンスが一礼した。
おばけクルミの里では潜入成功していたテトであったが、見事に歪虚に包囲されていた。
狼型歪虚と目が合い、ぎょっとなるテトは駆け出す。
「潜入成功したはずにゃなのにーーーー!?」
歪虚に追い掛け回されているテトはにゃーにゃー叫びつつ、おろおろと逃げっぷりを発揮していた。
遠方で見ていたアクベンスは呆れて眺めていた。
「何なんでしょうか。あのうるさいちゃんくしゃは」
服装から見れば、辺境部族の服装を着込んでいるところから、辺境のものであるのはわかる。
それにしても、にゃーにゃー叫んでは逃げ回るテトは全くもってアクベンスの好みではない。
「コーリアス殿下の言っていたことには抵触はしませんし、さっさと片付けましょう」
やる気が消えたアクベンスは手下の歪虚を移動させて囲いこむ。
「死体をオイマト族の族長に投げつけてみましょうかね」
テトに全くもって戦闘能力がないと判断したアクベンスはさっさと殺すように手下に命令する。
主の許可をもらった狼型歪虚は細いテトの四肢を狙い、駆けていく。
「にゃぁあああああああ!!」
地をかける動物霊の力を借り、逃げようとするも、狼型歪虚に回り込まれてしまう。
むき出しにされた狼型歪虚の牙が剥かれ、テトはぎゅっと、目を瞑る。
「テトに触るな」
静かな少女の声が響く。
テトはその声に聞き覚えがあり、顔を上げた。
燃えさかる金色の炎のような毛並みに三つ首の獣に乗った大斧を手にした少女がテトを守るように歪虚と対峙している。
今は北方にいて、ここにはいないと聞いていたのに。
「ファリフ!」
今にも泣きそうな声でテトが少女の名を叫ぶ。
「テト、シャレーヌのところに行ったんだって? 気づいてくれた?」
トリシュヴァーナより降りたファリフが笑顔で尋ねると、テトは頷いた。
「ありがとうにゃ、ファリフ……」
「テト、ここはボクとトリシュで突破するから、ハンター達を呼んできて!」
「けど、ファリフ……」
それではファリフとトリシュだけになってしまうことに心配したテトにファリフは優しく微笑みかける。
「ボクは大丈夫だよ。トリシュもいるしね」
ファリフが言えば、トリシュヴァーナが「その通りだ」と歪虚を蹴散らかしている。
「どうか、この里を助けるために行ってほしい」
「わかったにゃ」
真摯なファリフの願いにテトは承諾するしかなかった。
ファリフとトリシュヴァーナの攻撃で歪虚を一掃し、テトを逃がす。
「ファリフ姫……!」
歓喜に震えるアクベンスは恍惚な笑みを浮かべる。
テンションが上がったアクベンスは即撤退し、コーリアスの方へと向かう。
「武器を? なにがいい? 何がしたいのかな?」
そう尋ねるコーリアスにアクベンスは冷たくも美しい笑みを浮かべている。
「猫を捕まえたいのです。殿下」
愛しのファリフ姫が駆け付けるほど大事な人間……テト。
あの猫娘を自身の手で殺してファリフに捧げたい。
フェンリルの時のように。
解説
解説
皆様はテトの依頼を受け、テトと共にユキウサギの居住区域である『おばけクルミの里』を守っていただきます。
テトを狙ってアクベンスが歪虚を引き連れて皆様と対峙します。
ファリフも近くにはいるのですが、コーリアスの引き連れてきた歪虚を清掃するため、別行動を取っておりますので、このリプレイには登場しません。
敵情報
アクベンス:兎耳のついたシルクハットと燕尾服姿。 芝居がかった口調と物腰の美しい少年の姿。
普段はだらけているが、やる気の気分が上がればよく動く模様。
青みを帯びた銀の髪は大幻獣フェンリルのマテリアルを吸収したためと言われている。
能力はマテリアルを使って香りを精製し、対象の思考を鈍らせるといわれているが、フェンリルのマテリアルを吸収後は俊敏さや攻撃力も上がっている模様。
今回、アクベンスはコーリアスより武器を貰ってます。
武器形状:バズーカ砲のような四角い筒状。
自身のマテリアルを使って弾丸を充填させて発射させる。
腕を曲げて入れる突起部分がある。固定と充填する為のジョイント部分。
他歪虚
槍や鉈を持ち、武装したオークが五体
狼型歪虚八体
アクベンスは歪虚の動きを見て、頃合いを見て撤退します。
成功条件は歪虚の討伐です。
同行NPC
テト:にゃんにゃんうるさいシバの弟子。
シバの遺した諜報組織『部族なき部族』の一員ですが、エンドレスの強襲を受けてショックが抜けきっていないのかやる気がなかった。
しかし、シバの遺産やファリフの気遣いでユキウサギを守ろうと決意する。
皆様はテトの依頼を受け、テトと共にユキウサギの居住区域である『おばけクルミの里』を守っていただきます。
テトを狙ってアクベンスが歪虚を引き連れて皆様と対峙します。
ファリフも近くにはいるのですが、コーリアスの引き連れてきた歪虚を清掃するため、別行動を取っておりますので、このリプレイには登場しません。
敵情報
アクベンス:兎耳のついたシルクハットと燕尾服姿。 芝居がかった口調と物腰の美しい少年の姿。
普段はだらけているが、やる気の気分が上がればよく動く模様。
青みを帯びた銀の髪は大幻獣フェンリルのマテリアルを吸収したためと言われている。
能力はマテリアルを使って香りを精製し、対象の思考を鈍らせるといわれているが、フェンリルのマテリアルを吸収後は俊敏さや攻撃力も上がっている模様。
今回、アクベンスはコーリアスより武器を貰ってます。
武器形状:バズーカ砲のような四角い筒状。
自身のマテリアルを使って弾丸を充填させて発射させる。
腕を曲げて入れる突起部分がある。固定と充填する為のジョイント部分。
他歪虚
槍や鉈を持ち、武装したオークが五体
狼型歪虚八体
アクベンスは歪虚の動きを見て、頃合いを見て撤退します。
成功条件は歪虚の討伐です。
同行NPC
テト:にゃんにゃんうるさいシバの弟子。
シバの遺した諜報組織『部族なき部族』の一員ですが、エンドレスの強襲を受けてショックが抜けきっていないのかやる気がなかった。
しかし、シバの遺産やファリフの気遣いでユキウサギを守ろうと決意する。
マスターより
お世話になります。
鷹羽柊架です。
一時期でありますが、テトちゃんをお預かりすることになりました。
まだ、彼女は必死で動いているだけであり、いつ、また動けなくなるかわからない危うい状態です。
何卒、テトを支えてくださいませ。
鷹羽柊架です。
一時期でありますが、テトちゃんをお預かりすることになりました。
まだ、彼女は必死で動いているだけであり、いつ、また動けなくなるかわからない危うい状態です。
何卒、テトを支えてくださいませ。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/09/11 22:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鵤(ka3319) 人間(リアルブルー)|44才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2016/09/05 12:20:02 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/02 23:19:02 |