ゲスト
(ka0000)
【初心】ハンマー&スティレットガーゴイル
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加制限
- LV1~LV19
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/09/13 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/09/22 12:00
オープニング
●騎士の敗北
巨大なハンマーが額を掠めた。
一瞬遅れて岩が砕ける音が聞こえる。
盾に使った岩が粉微塵に砕け、石礫が騎士の板金鎧を乱打する。
「見切ったぞ!」
騎士が長槍を構え突進する。
金属状の肌を貫き、長槍に沿って青い体液が流れた。
槍を持ったままワイバーンに蹴りを入れ後ろへ跳躍する。
巨大なハンマーが構え直され、前回以上の速度と力で振り回された。
だが騎士の姿はハンマーの射程内にはない。
乱れた息を必死で整え、目を爛々と輝かせて手負いの歪虚をにらみつける。
「もう貴様は終わりだ」
この時点で、彼はほんのわずかではあるが周囲への警戒を怠ってしまった。
「っ!?」
騎士の口から奇妙な息と血の泡が零れる。
「敵の新手です!」
後輩の声が奇妙に遠い。
視界が暗いのは何故だろうか。
「この、離れろっ」
後輩が苦戦しているようだ。
一瞬だけ視線をそちらに向けると、鋭い爪を持つガーゴイルが若手騎士を翻弄していた。
爪は、彼の血で赤黒く染まっていた。
●情報収集
「退却できたのは奇跡です」
病室でインタビューに答える彼は、血を失いすぎて酷い顔色だった。
「はい、街道の巡回警備中に遭遇しました。たまたま旅行中の兵士がかけつけて……。治り次第直接お礼に向かうつもりです。同僚と一緒に」
ちらりと横のベッドを見る。
顔色の良い後輩騎士が、足を1本吊ったまま安らかな寝息をたてていた。
「はい、敵の情報ですね。敵の片方は確か……ええ、全長3メートル近いハンマーを装備していました。威力は非常に高く薙ぎ払いなので範囲攻撃でした」
構え直しに10秒はかかっていたらしい。
「総合すれば並かやや上の戦闘力だと思います。敵の足は遅いです。歪虚が攻撃するときにハンマーの射程にいなければいいのですよ。私は槍を使いましたが、弓や術を使う方ならより安全に戦えるでしょう」
水差しから水分を補給して話を続ける。
「問題はもう1種の敵です。ハンマー以外はハンマーを持った歪虚とそっくりなのですが」
とにかく足が速い。
射程は0に近いが威力は高い爪まで持っている。
「死角から近寄られると厳しいですね。お陰で全治1週間ですよ」
覚醒者の体力と聖導士の治療のどちらが欠けても、良くて退役悪ければ失血死していた。
「え、討伐を初心者支援依頼に? 正……本気ですか!?」
ハンターは強い。
駆け出しハンターでも8人いれば倒せるだろう。
ただその場合、2、3人ハンター退役級の傷を負う可能性が0ではない。
「なるほど、支援役を兼ねてソサエティからの監督役が派遣されるのですか」
騎士は1分近く考え込んでから、すっきりとした表情でインタビュアーを見た。
「私はここで幸運を祈っています。参加するハンターの皆さんによろしくお伝えください」
インタビュアーは任せてと胸を叩いて激しく咳き込んだ。
若い騎士の視線がとても生暖かかった。
●ハンマー&スティレット
ガーゴイル型雑魔が再び街道に足を踏み入れた。
長槍で受けた傷は鉄に似た何かで埋められている。
1歩進むたびに、街道の石畳がみしりと音を立てた。
「逃げろー!」
行商や巡礼が回れ右して逃げ散っていく。
もし一度でも立ち止まっていたら、気配を消して近づくもう1種のワイバーンによる惨劇が発生していただろう。
照りつける日差しに、金属状の肌がぎらりと光った。
巨大なハンマーが額を掠めた。
一瞬遅れて岩が砕ける音が聞こえる。
盾に使った岩が粉微塵に砕け、石礫が騎士の板金鎧を乱打する。
「見切ったぞ!」
騎士が長槍を構え突進する。
金属状の肌を貫き、長槍に沿って青い体液が流れた。
槍を持ったままワイバーンに蹴りを入れ後ろへ跳躍する。
巨大なハンマーが構え直され、前回以上の速度と力で振り回された。
だが騎士の姿はハンマーの射程内にはない。
乱れた息を必死で整え、目を爛々と輝かせて手負いの歪虚をにらみつける。
「もう貴様は終わりだ」
この時点で、彼はほんのわずかではあるが周囲への警戒を怠ってしまった。
「っ!?」
騎士の口から奇妙な息と血の泡が零れる。
「敵の新手です!」
後輩の声が奇妙に遠い。
視界が暗いのは何故だろうか。
「この、離れろっ」
後輩が苦戦しているようだ。
一瞬だけ視線をそちらに向けると、鋭い爪を持つガーゴイルが若手騎士を翻弄していた。
爪は、彼の血で赤黒く染まっていた。
●情報収集
「退却できたのは奇跡です」
病室でインタビューに答える彼は、血を失いすぎて酷い顔色だった。
「はい、街道の巡回警備中に遭遇しました。たまたま旅行中の兵士がかけつけて……。治り次第直接お礼に向かうつもりです。同僚と一緒に」
ちらりと横のベッドを見る。
顔色の良い後輩騎士が、足を1本吊ったまま安らかな寝息をたてていた。
「はい、敵の情報ですね。敵の片方は確か……ええ、全長3メートル近いハンマーを装備していました。威力は非常に高く薙ぎ払いなので範囲攻撃でした」
構え直しに10秒はかかっていたらしい。
「総合すれば並かやや上の戦闘力だと思います。敵の足は遅いです。歪虚が攻撃するときにハンマーの射程にいなければいいのですよ。私は槍を使いましたが、弓や術を使う方ならより安全に戦えるでしょう」
水差しから水分を補給して話を続ける。
「問題はもう1種の敵です。ハンマー以外はハンマーを持った歪虚とそっくりなのですが」
とにかく足が速い。
射程は0に近いが威力は高い爪まで持っている。
「死角から近寄られると厳しいですね。お陰で全治1週間ですよ」
覚醒者の体力と聖導士の治療のどちらが欠けても、良くて退役悪ければ失血死していた。
「え、討伐を初心者支援依頼に? 正……本気ですか!?」
ハンターは強い。
駆け出しハンターでも8人いれば倒せるだろう。
ただその場合、2、3人ハンター退役級の傷を負う可能性が0ではない。
「なるほど、支援役を兼ねてソサエティからの監督役が派遣されるのですか」
騎士は1分近く考え込んでから、すっきりとした表情でインタビュアーを見た。
「私はここで幸運を祈っています。参加するハンターの皆さんによろしくお伝えください」
インタビュアーは任せてと胸を叩いて激しく咳き込んだ。
若い騎士の視線がとても生暖かかった。
●ハンマー&スティレット
ガーゴイル型雑魔が再び街道に足を踏み入れた。
長槍で受けた傷は鉄に似た何かで埋められている。
1歩進むたびに、街道の石畳がみしりと音を立てた。
「逃げろー!」
行商や巡礼が回れ右して逃げ散っていく。
もし一度でも立ち止まっていたら、気配を消して近づくもう1種のワイバーンによる惨劇が発生していただろう。
照りつける日差しに、金属状の肌がぎらりと光った。
解説
タイトルに【初心】が含まれてはいますが難易度は高めです。
今回の依頼には、ソサエティからの監督役として流れの聖導士が同行します。
威力30のヒール12回を自分の判断で使用しますので、初めての戦法を実践してみるのもいいかもしれません。
参加ハンターの半数が戦闘不能になったときのみ、この聖導士がガーゴイル型雑魔に攻撃を仕掛けます。
●敵1
ガーゴイル(大型ハンマー装備)
射程1~2スクエア。威力高い。命中低い。自身を中心に半径2スクエアの半円形範囲攻撃。1度攻撃すると構え直しに1ラウンド必要
移動力1。生命力高め。他の能力は平均的雑魔。
敵2との連携を考え行動します。放置すると街道を破壊することでハンターを呼び寄せようとします。生命力3割で逃亡を試みます
●敵2
ガーゴイル(装備無し)
射程1スクエア。威力が非常に高い。命中は普通
移動力3。回避力高め。生命力が非常に低い。他の能力は低め
相手の背後から攻撃すると、その攻撃時のみ己の命中が上昇し防御側の回避が低下する特殊能力を持つ
敵1を囮に、近くにいる生命を仕留めようとします。敵1が逃走を開始すると殿をつとめようとします
●地図(1文字縦横10メートル)
abcdef
あ□□道□□□ □=平地。穴を掘る等して罠を仕掛けることが可能
い□2道□□□ 道=平地。石畳の道路有り、幅4メートル
う□□1□2□ 残=平地。休憩所が建っていました。今は破壊され危険
え□□道□残□ 1=平地。道の上に敵1がいます。休憩中
お□□道□□□ 2=平地。敵2。警戒中
か□□道□□□
地図の南200メートルほどは基本的に地図と同じ地形です
現地に踏み込む場合は南からになります
南におびき寄せることも、作戦によっては可能かもしれません
今回の依頼には、ソサエティからの監督役として流れの聖導士が同行します。
威力30のヒール12回を自分の判断で使用しますので、初めての戦法を実践してみるのもいいかもしれません。
参加ハンターの半数が戦闘不能になったときのみ、この聖導士がガーゴイル型雑魔に攻撃を仕掛けます。
●敵1
ガーゴイル(大型ハンマー装備)
射程1~2スクエア。威力高い。命中低い。自身を中心に半径2スクエアの半円形範囲攻撃。1度攻撃すると構え直しに1ラウンド必要
移動力1。生命力高め。他の能力は平均的雑魔。
敵2との連携を考え行動します。放置すると街道を破壊することでハンターを呼び寄せようとします。生命力3割で逃亡を試みます
●敵2
ガーゴイル(装備無し)
射程1スクエア。威力が非常に高い。命中は普通
移動力3。回避力高め。生命力が非常に低い。他の能力は低め
相手の背後から攻撃すると、その攻撃時のみ己の命中が上昇し防御側の回避が低下する特殊能力を持つ
敵1を囮に、近くにいる生命を仕留めようとします。敵1が逃走を開始すると殿をつとめようとします
●地図(1文字縦横10メートル)
abcdef
あ□□道□□□ □=平地。穴を掘る等して罠を仕掛けることが可能
い□2道□□□ 道=平地。石畳の道路有り、幅4メートル
う□□1□2□ 残=平地。休憩所が建っていました。今は破壊され危険
え□□道□残□ 1=平地。道の上に敵1がいます。休憩中
お□□道□□□ 2=平地。敵2。警戒中
か□□道□□□
地図の南200メートルほどは基本的に地図と同じ地形です
現地に踏み込む場合は南からになります
南におびき寄せることも、作戦によっては可能かもしれません
マスターより
監督役のヒールが余ると、近くの村で飛び込み辻ヒールをしてからハンターオフィスに戻ります
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/09/20 06:59
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/08 23:00:54 |
|
![]() |
相談卓 通りすがりのSさん(ka6276) エルフ|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/09/13 03:09:17 |