ゲスト
(ka0000)
リーランの反攻 謎の敵の調査
マスター:鳴海惣流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/09/15 15:00
- リプレイ完成予定
- 2016/09/24 15:00
オープニング
●リーランにて
「反攻に出るだって!?」
グラズヘイム王国ラスリド領リーラン。奥にある元は村長のだった家が揺れた。
今は領主の息子のレイルが住んでいる。この地を代理で治めるように領主から命じられたためである。
先ほどの大声を上げたのは、彼の隣に立っている女鬼のアオユキだ。驚愕の表情を浮かべている。
「レイルの旦那、本気かよ」
信じられないとアオユキはかぶりを振る。
「本気だよ。何故か村は狙われる。最近ではコボルドを洞窟で増殖させるような黒衣の者も発見された。手を拱いていては後手を踏むだけだ」
「だからって、こっちから攻め込むなんて無謀だろ。あ、わかった。ラスリド領から兵が来るんだな?」
「いや。リーラン単独だ」
レイルの返答を受けて、大げさなくらいにアオユキは頭を抱えた。
「何てこった。見かけは頭良さそうなのに」
レイルは軽く肩をすくめる。
「勘違いしてるみたいだが、敵の本拠地を攻め込むわけじゃない。あくまでも黒衣の者の正体を確認し、狙いを知るところにある」
「ただの変質者じゃないのかい?」
「可能性の低すぎる推測だな。つい先日、領内で最も繁栄しているアクスウィルの街が何者かに襲われたのは知っているな」
「話だけならね」
「オークに似た化物だったらしい。それも元は人間だった可能性が高いそうだ。最終的に逃がしてしまったが、情報は得たらしい。それが黒衣の者と金色の瞳の二つだ」
「どっちもオークの化物に関係ないじゃないか」
文句を言うアオユキに、レイルは呆れ気味にため息をつく。
「そいつが本当に元人間だとしたら、自らを異形に変えた奴の手がかりだろうな」
「なるほどね。けど単純に攻撃を仕掛けるわけじゃないと知って安心したよ」
「まあ戦闘にはなるだろうがな」
「それじゃ、やっぱり戦力が心許ないじゃないか。リーランでまともに戦えるのはアタシくらいなんだよ」
「その点は大丈夫だ。一人、スカウトをしておいた」
レイルがそう言うのを待っていたかのように、二人のいる部屋のドアがノックされた。
許可を与えて中に入らせると、まだ十代と思われる少女が姿を現した。
「何だい、この娘は」
「はい。私はミント・ユリガンです!」
自己紹介した少女はミント・ユリガンと言う元ハンターだった。
「新人のハンターだったんだが仕事途中で迷ったりなどで上手くいかず、しょぼくれてたところをスカウトした」
「……何でだい」
呆れ果てるアオユキに、座っている椅子の背もたれに上半身を預けたレイルが理由を説明する。
「リーランに住んで専属で雇われてくれるような優秀な人材がいるものか。未熟であろうが一から育てるしかあるまい」
「なるほど。まあ元ハンターなんだ。覚醒者だろうし、戦力にはなるね」
「残念ながら彼女は非覚醒者だ」
「……そうかい」
「そんな顔をするな。村の自警団に比べれば優秀だ。それに密偵というか、下見をする役目を主に担ってもらおうと思っているしな」
今回もミントはレイルの命令で、村の外を調査していたのである。
報告を求めたレイルに、ミントは明るく元気な声で返事をする。
「はいっ。ちゃんと見つけましたよ。手頃そうな洞窟!」
「洞窟?」
ハテナマークが浮かんだ顔を、アオユキがレイルに向ける。
「そうだ。謎の存在は洞窟を見つけてはコボルドを放り込むのだろう? ならばまだ使われていない洞窟に網を張ればいい」
ついでに近場の他の洞窟は封鎖してしまう。そうすれば誘導も容易い。ただし、敵にまだコボルドを使ってどうこうする意思があればだが。
そこまで説明してから、レイルは新たな指示をミントに出す。
「ハンターズソサエティに依頼を出しておいてくれ。敵を罠にかける以上、どうしても戦闘になるだろうからな」
●洞窟にて
レイルからの依頼を受領したあなたは、他のハンターと一緒に洞窟へ入った。
壁には一列にランプが設置されており、火を入れればすぐに光源とできるようになっていた。
明かりで敵に気取られてはならないので、今はつけていない。真っ暗な中で夜目をきかせるべく目を凝らす。
「改めて作戦を説明するよ」
小声で言ったのはアオユキだ。彼女がレイルの代理として現場を任されていた。
そばにはミントもいる。彼女は戦闘要員というより、敵発見時に明かりをつけてまわるなどのサポート役だ。
「洞窟の一画に隠れ、敵が現れるのを待つ。首尾よくやってきたら、最初に出入口を塞いで挟み撃ちする。倒すよりも情報収取が最優先。レイルの旦那はそいつ自身が黒幕なのか、後ろにまだ何者かがいるのかを特に気にしてたからね。けど命を犠牲にする必要はない。ヤバいと思ったら即座に逃げるよ」
頷いたあなたは、再びアオユキやミントと一緒に声を潜めた。
すると洞窟の入口付近で何者かが蠢く気配がした。
場に緊張感が満ちる中、暗闇でギラリと凶悪そうな目が光る。それはどこからともなく現れたコボルドのものだった。
「反攻に出るだって!?」
グラズヘイム王国ラスリド領リーラン。奥にある元は村長のだった家が揺れた。
今は領主の息子のレイルが住んでいる。この地を代理で治めるように領主から命じられたためである。
先ほどの大声を上げたのは、彼の隣に立っている女鬼のアオユキだ。驚愕の表情を浮かべている。
「レイルの旦那、本気かよ」
信じられないとアオユキはかぶりを振る。
「本気だよ。何故か村は狙われる。最近ではコボルドを洞窟で増殖させるような黒衣の者も発見された。手を拱いていては後手を踏むだけだ」
「だからって、こっちから攻め込むなんて無謀だろ。あ、わかった。ラスリド領から兵が来るんだな?」
「いや。リーラン単独だ」
レイルの返答を受けて、大げさなくらいにアオユキは頭を抱えた。
「何てこった。見かけは頭良さそうなのに」
レイルは軽く肩をすくめる。
「勘違いしてるみたいだが、敵の本拠地を攻め込むわけじゃない。あくまでも黒衣の者の正体を確認し、狙いを知るところにある」
「ただの変質者じゃないのかい?」
「可能性の低すぎる推測だな。つい先日、領内で最も繁栄しているアクスウィルの街が何者かに襲われたのは知っているな」
「話だけならね」
「オークに似た化物だったらしい。それも元は人間だった可能性が高いそうだ。最終的に逃がしてしまったが、情報は得たらしい。それが黒衣の者と金色の瞳の二つだ」
「どっちもオークの化物に関係ないじゃないか」
文句を言うアオユキに、レイルは呆れ気味にため息をつく。
「そいつが本当に元人間だとしたら、自らを異形に変えた奴の手がかりだろうな」
「なるほどね。けど単純に攻撃を仕掛けるわけじゃないと知って安心したよ」
「まあ戦闘にはなるだろうがな」
「それじゃ、やっぱり戦力が心許ないじゃないか。リーランでまともに戦えるのはアタシくらいなんだよ」
「その点は大丈夫だ。一人、スカウトをしておいた」
レイルがそう言うのを待っていたかのように、二人のいる部屋のドアがノックされた。
許可を与えて中に入らせると、まだ十代と思われる少女が姿を現した。
「何だい、この娘は」
「はい。私はミント・ユリガンです!」
自己紹介した少女はミント・ユリガンと言う元ハンターだった。
「新人のハンターだったんだが仕事途中で迷ったりなどで上手くいかず、しょぼくれてたところをスカウトした」
「……何でだい」
呆れ果てるアオユキに、座っている椅子の背もたれに上半身を預けたレイルが理由を説明する。
「リーランに住んで専属で雇われてくれるような優秀な人材がいるものか。未熟であろうが一から育てるしかあるまい」
「なるほど。まあ元ハンターなんだ。覚醒者だろうし、戦力にはなるね」
「残念ながら彼女は非覚醒者だ」
「……そうかい」
「そんな顔をするな。村の自警団に比べれば優秀だ。それに密偵というか、下見をする役目を主に担ってもらおうと思っているしな」
今回もミントはレイルの命令で、村の外を調査していたのである。
報告を求めたレイルに、ミントは明るく元気な声で返事をする。
「はいっ。ちゃんと見つけましたよ。手頃そうな洞窟!」
「洞窟?」
ハテナマークが浮かんだ顔を、アオユキがレイルに向ける。
「そうだ。謎の存在は洞窟を見つけてはコボルドを放り込むのだろう? ならばまだ使われていない洞窟に網を張ればいい」
ついでに近場の他の洞窟は封鎖してしまう。そうすれば誘導も容易い。ただし、敵にまだコボルドを使ってどうこうする意思があればだが。
そこまで説明してから、レイルは新たな指示をミントに出す。
「ハンターズソサエティに依頼を出しておいてくれ。敵を罠にかける以上、どうしても戦闘になるだろうからな」
●洞窟にて
レイルからの依頼を受領したあなたは、他のハンターと一緒に洞窟へ入った。
壁には一列にランプが設置されており、火を入れればすぐに光源とできるようになっていた。
明かりで敵に気取られてはならないので、今はつけていない。真っ暗な中で夜目をきかせるべく目を凝らす。
「改めて作戦を説明するよ」
小声で言ったのはアオユキだ。彼女がレイルの代理として現場を任されていた。
そばにはミントもいる。彼女は戦闘要員というより、敵発見時に明かりをつけてまわるなどのサポート役だ。
「洞窟の一画に隠れ、敵が現れるのを待つ。首尾よくやってきたら、最初に出入口を塞いで挟み撃ちする。倒すよりも情報収取が最優先。レイルの旦那はそいつ自身が黒幕なのか、後ろにまだ何者かがいるのかを特に気にしてたからね。けど命を犠牲にする必要はない。ヤバいと思ったら即座に逃げるよ」
頷いたあなたは、再びアオユキやミントと一緒に声を潜めた。
すると洞窟の入口付近で何者かが蠢く気配がした。
場に緊張感が満ちる中、暗闇でギラリと凶悪そうな目が光る。それはどこからともなく現れたコボルドのものだった。
解説
●目的
敵の殲滅&黒衣の存在の調査
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
※乗物不可。
ABCDEFGHI 1マス=2sq(移動や射程に影響あり
a□□□2□□■ミハ □=洞窟内
b□□□□□□■■□ ■=壁(通行不可
c□2□□□2□□□
d□□□□□□□□□ 1=黒衣の存在
e□□□□□2□□□ 2=コボルドLV15
f□□2□□□□□□
g□□□□□□□■■ ア=アオユキ(闘狩人LV8
h□□□□1□□□ア ミ=ミント(非覚醒者:偵察タイプLV5
i□□□□□□□■ハ ハ=ハンター初期位置(選択可能
j■■■■※■■■■
●map情報
※に重なる形で、味方と敵ともに洞窟から脱出可能。
味方の場合は脱出の意思を示せば外へ出られる。わざと塞いで立ちはだかるのも可能。
●味方情報
アオユキはハンターと一緒に敵の背後へ回り込もうとする。
ミントは別行動で、壁にある明かりをつけて回る。そのためハンターは光源がなくとも大丈夫。
有効性が高いと判断すれば、両者ともにハンターの指示に従う。
各NPCの戦闘はダイスで行われる。
●敵情報
■黒衣の存在(現時点で判明分
マントみたいなもので全身を包み、フードを被って顔を隠している。
コボルドを洞窟へ放り込み、増やそうとしている。目的は不明。
瞳は金色。見ていると吸い込まれそうになる。
どのような攻撃をするのか、装備はどうなのかは謎。
■コボルドLV15
装備のないコボルド。LVが高いため、基本能力は通常のコボルドよりかなり高い。
群れの中に一体でもいたら、全員を蹴散らしてボスになれそうなくらいの実力がある。
遠距離では投石を行う。
●目的
増殖を防ぐためのコボルドの殲滅はもちろん、黒衣の存在を逃さないようにしつつ情報を得る。
少なくとも敵の正体と黒幕の有無をレイルは知りたがっているが、どうするかは現場(ハンター)の判断に一任されている。
敵の殲滅&黒衣の存在の調査
●簡易map
※上から見下ろしてる感じ。map外の移動は不可。
※乗物不可。
ABCDEFGHI 1マス=2sq(移動や射程に影響あり
a□□□2□□■ミハ □=洞窟内
b□□□□□□■■□ ■=壁(通行不可
c□2□□□2□□□
d□□□□□□□□□ 1=黒衣の存在
e□□□□□2□□□ 2=コボルドLV15
f□□2□□□□□□
g□□□□□□□■■ ア=アオユキ(闘狩人LV8
h□□□□1□□□ア ミ=ミント(非覚醒者:偵察タイプLV5
i□□□□□□□■ハ ハ=ハンター初期位置(選択可能
j■■■■※■■■■
●map情報
※に重なる形で、味方と敵ともに洞窟から脱出可能。
味方の場合は脱出の意思を示せば外へ出られる。わざと塞いで立ちはだかるのも可能。
●味方情報
アオユキはハンターと一緒に敵の背後へ回り込もうとする。
ミントは別行動で、壁にある明かりをつけて回る。そのためハンターは光源がなくとも大丈夫。
有効性が高いと判断すれば、両者ともにハンターの指示に従う。
各NPCの戦闘はダイスで行われる。
●敵情報
■黒衣の存在(現時点で判明分
マントみたいなもので全身を包み、フードを被って顔を隠している。
コボルドを洞窟へ放り込み、増やそうとしている。目的は不明。
瞳は金色。見ていると吸い込まれそうになる。
どのような攻撃をするのか、装備はどうなのかは謎。
■コボルドLV15
装備のないコボルド。LVが高いため、基本能力は通常のコボルドよりかなり高い。
群れの中に一体でもいたら、全員を蹴散らしてボスになれそうなくらいの実力がある。
遠距離では投石を行う。
●目的
増殖を防ぐためのコボルドの殲滅はもちろん、黒衣の存在を逃さないようにしつつ情報を得る。
少なくとも敵の正体と黒幕の有無をレイルは知りたがっているが、どうするかは現場(ハンター)の判断に一任されている。
マスターより
お世話になっております、鳴海惣流です。
攻められっぱなしのリーランでしたが、レイルが代理として統治するようになり、反転攻勢にでる模様です。
どうか手助けをしてあげてください。
皆様の参加をお待ちしています。
攻められっぱなしのリーランでしたが、レイルが代理として統治するようになり、反転攻勢にでる模様です。
どうか手助けをしてあげてください。
皆様の参加をお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/09/21 19:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 エルバッハ・リオン(ka2434) エルフ|12才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/09/15 13:36:47 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/14 15:01:00 |