ゲスト
(ka0000)
【月機】幻月の矛
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/09/27 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/10/06 22:00
オープニング
歪虚忍び寄る『おばけクルミの里』。
ついにコーリアスが包囲の輪を縮め、決戦に向けて動き出す。
ユキウサギ達は月天神法で結界を形成。里への侵入を阻む。
月天神法の消滅は、コーリアスが目的とするツキウサギの危機に繋がる。コーリアスの好きにさせれば、人類の敗北はまた一歩近づく。それは決して許してはならない。
ハンター達の死力を尽くした防衛戦が――今、開始される。
●
一度戻ったアクベンスがコーリアスと面会することになった。
コーリアスに凹んだ兵器を見せたアクベンスは帽子を胸に当てて、申し訳なさそうに謝る。
「申し訳ございません、殿下」
「いいよ、実験だしね。けれど――」
当のコーリアスはあまり気にしていない様子。兵器の状態を確認していると、ある点に気づいてアクベンスの方へ視線を向ける。
「あれ……ああそうか。……ごめんごめん。この点を説明しなかったのは、僕のミスだね?」
「は?」
キョトンと紫の瞳を瞬かせるアクベンスにコーリアスが説明を加えると、アクベンスはコーリアスの近くに寄り説明を聞く。
説明を聞き終えたアクベンスは楽しそうな笑顔を浮かべる。
「それは面白いものですね」
アクベンスの感想にコーリアスは「そうだろう」と言いたいように口元を笑みにかたどる。
ハンター達の尽力で歪虚を討伐し、アクベンスを撤退させることに成功したテトは再びファリフと会っていた。
「テト、大丈夫?」
自分の持ち場より戻ってきたファリフはテトの姿を見つけて駆け寄ってくる。
「ファリフ! みんにゃが守ってくれたにゃ」
「よかったね」
赤き大地の戦士、シバの愛弟子であるテトだが、現状いまだに腕はからっきしのようである。
「また、アクベンスがテトを狙うかもしれない……」
ぐっと、手を握り締めたファリフは唇を噛む。
「大丈夫にゃって、言いたいにゃ。にゃけど、テトにも、ファリフにも、ハンターのみんにゃがいるにゃ! また、力を合わせて撃退するにゃっ」
テトは強く握りしめるファリフの手をそっと握ると、ファリフははっとしたように俯いていた顔を上げた。
「うん、ボクも信じてる。ハンター達はきっと、テトもこのおばけクルミの里も守ってくれると」
怒りの表情を顕わにしていたファリフだったが、ハンターの名を聞いて、怒りの表情が和らいでいく。
彼らはいつでも支えてくれていた、守ってくれていた。
自分だけじゃないと、手を差し伸べてくれる。
再び、ファリフとテトの呼びかけでハンター達がおばけクルミの里へと集められた。
月天神法発動の様子はどこか和やかな雰囲気がある。
「ファリフ、テトは?」
ハンターの一人がファリフの姿を見つけて声をかけた。
「あっち」
ファリフが指をさした方向は歪虚の方。
現在、テトは歪虚の動きを調査しに行っているとファリフは告げた。
「テト、大丈夫かな」
ハンターの一人が呟く。
「まぁ、本人やる気だし」
「しょんぼりするより良い事だと思う」
他のハンター達が心配するハンター達を宥めている。
「一応、超聴覚でテトの動きは確認してるけどね」
ファリフがテトが向かっている方向をみていると、テトの悲鳴が聞こえる。
「テト!?」
途端にファリフの表情が強張る。
「にゃぁああああ、やばいにゃぁあああああ」
超聴覚から聞こえるのは、ビビりモードのテトの絶叫。
歪虚の方から轟音が聞こえる。
暫くもしないうちに発射されるような音がハンター達の耳に届く。
リアルブルーでいうところのミサイルのようなものだろうか、どこか不安定に蛇行するようにこちらへと向かってきているが、その速さは瞬く暇すらない。
「テト、避けろーーー!」
誰かが叫ぶと、テトは持ち前の素早さで横に飛び、発射されたものは近くの木に激突して爆発した。
爆発の規模は広くはないが、音が随分と大きい。
「なんにゃ……」
テトが爆発物の方を気にするように猫背の背筋を伸ばすテトの眼前に落とされたのは黒焦げになった鹿の首。
ハンターの一人が発射された方向を見ると、そこにはアクベンスがいた。
「奴が……」
アクベンスは酷薄で楽しそうな表情を見せており、先日持ち込んでいた兵器を再び装備していた。
手近にいた狼型歪虚に向けると、砲口がぱかりと開けられ、触手かコードか判別がつかないものが狼型歪虚を取り込んでいく。
歪虚を取り込んで倍に膨らんだ兵器の砲口をこちらへと向け、発射させる。
「にゃぁああああああああ!?」
叫ぶテトが逃げ出すと、アクベンスより発射された弾丸はテトを狙うように追尾する。
「ええええええ!?」
テトが絶叫すると、ファリフとトリシュヴァーナが前に出て、トリシュヴァーナが受け止め、ファリフが大斧でその弾丸を叩き落とした。
割れた弾丸から、内臓のようなものや足が見えた。
「アクベンス……」
歪虚は倒すべき存在。
しかし、このような姿を見たファリフはアクベンスが持っている兵器が人間も同じように扱えるのではないかと考えつく。
「怒りはとても美しいですね……内包するあなたのマテリアルが顕わとなるようで……」
くつくつ笑うアクベンスはファリフより視線をずらすと、トリシュヴァーナが「ファリフ」と呼んだ。
「……テトはハンター達が守る」
怒りの感情を押し殺したようなファリフの声にアクベンスは優雅に一礼する。
「またお会いしましょう。私の愛しいファリフ姫」
ファリフは即座にトリシュヴァーナと共に低級歪虚が大群となって押し寄せる方向へと向かっていった。
テトがハンター達と何とか合流すると、手に入れた情報をハンター達に伝えた。
コーリアスがツキウサギに触れた瞬間、人類の敗北がまた増えてしまう。
それだけは阻止せねばならない。
ついにコーリアスが包囲の輪を縮め、決戦に向けて動き出す。
ユキウサギ達は月天神法で結界を形成。里への侵入を阻む。
月天神法の消滅は、コーリアスが目的とするツキウサギの危機に繋がる。コーリアスの好きにさせれば、人類の敗北はまた一歩近づく。それは決して許してはならない。
ハンター達の死力を尽くした防衛戦が――今、開始される。
●
一度戻ったアクベンスがコーリアスと面会することになった。
コーリアスに凹んだ兵器を見せたアクベンスは帽子を胸に当てて、申し訳なさそうに謝る。
「申し訳ございません、殿下」
「いいよ、実験だしね。けれど――」
当のコーリアスはあまり気にしていない様子。兵器の状態を確認していると、ある点に気づいてアクベンスの方へ視線を向ける。
「あれ……ああそうか。……ごめんごめん。この点を説明しなかったのは、僕のミスだね?」
「は?」
キョトンと紫の瞳を瞬かせるアクベンスにコーリアスが説明を加えると、アクベンスはコーリアスの近くに寄り説明を聞く。
説明を聞き終えたアクベンスは楽しそうな笑顔を浮かべる。
「それは面白いものですね」
アクベンスの感想にコーリアスは「そうだろう」と言いたいように口元を笑みにかたどる。
ハンター達の尽力で歪虚を討伐し、アクベンスを撤退させることに成功したテトは再びファリフと会っていた。
「テト、大丈夫?」
自分の持ち場より戻ってきたファリフはテトの姿を見つけて駆け寄ってくる。
「ファリフ! みんにゃが守ってくれたにゃ」
「よかったね」
赤き大地の戦士、シバの愛弟子であるテトだが、現状いまだに腕はからっきしのようである。
「また、アクベンスがテトを狙うかもしれない……」
ぐっと、手を握り締めたファリフは唇を噛む。
「大丈夫にゃって、言いたいにゃ。にゃけど、テトにも、ファリフにも、ハンターのみんにゃがいるにゃ! また、力を合わせて撃退するにゃっ」
テトは強く握りしめるファリフの手をそっと握ると、ファリフははっとしたように俯いていた顔を上げた。
「うん、ボクも信じてる。ハンター達はきっと、テトもこのおばけクルミの里も守ってくれると」
怒りの表情を顕わにしていたファリフだったが、ハンターの名を聞いて、怒りの表情が和らいでいく。
彼らはいつでも支えてくれていた、守ってくれていた。
自分だけじゃないと、手を差し伸べてくれる。
再び、ファリフとテトの呼びかけでハンター達がおばけクルミの里へと集められた。
月天神法発動の様子はどこか和やかな雰囲気がある。
「ファリフ、テトは?」
ハンターの一人がファリフの姿を見つけて声をかけた。
「あっち」
ファリフが指をさした方向は歪虚の方。
現在、テトは歪虚の動きを調査しに行っているとファリフは告げた。
「テト、大丈夫かな」
ハンターの一人が呟く。
「まぁ、本人やる気だし」
「しょんぼりするより良い事だと思う」
他のハンター達が心配するハンター達を宥めている。
「一応、超聴覚でテトの動きは確認してるけどね」
ファリフがテトが向かっている方向をみていると、テトの悲鳴が聞こえる。
「テト!?」
途端にファリフの表情が強張る。
「にゃぁああああ、やばいにゃぁあああああ」
超聴覚から聞こえるのは、ビビりモードのテトの絶叫。
歪虚の方から轟音が聞こえる。
暫くもしないうちに発射されるような音がハンター達の耳に届く。
リアルブルーでいうところのミサイルのようなものだろうか、どこか不安定に蛇行するようにこちらへと向かってきているが、その速さは瞬く暇すらない。
「テト、避けろーーー!」
誰かが叫ぶと、テトは持ち前の素早さで横に飛び、発射されたものは近くの木に激突して爆発した。
爆発の規模は広くはないが、音が随分と大きい。
「なんにゃ……」
テトが爆発物の方を気にするように猫背の背筋を伸ばすテトの眼前に落とされたのは黒焦げになった鹿の首。
ハンターの一人が発射された方向を見ると、そこにはアクベンスがいた。
「奴が……」
アクベンスは酷薄で楽しそうな表情を見せており、先日持ち込んでいた兵器を再び装備していた。
手近にいた狼型歪虚に向けると、砲口がぱかりと開けられ、触手かコードか判別がつかないものが狼型歪虚を取り込んでいく。
歪虚を取り込んで倍に膨らんだ兵器の砲口をこちらへと向け、発射させる。
「にゃぁああああああああ!?」
叫ぶテトが逃げ出すと、アクベンスより発射された弾丸はテトを狙うように追尾する。
「ええええええ!?」
テトが絶叫すると、ファリフとトリシュヴァーナが前に出て、トリシュヴァーナが受け止め、ファリフが大斧でその弾丸を叩き落とした。
割れた弾丸から、内臓のようなものや足が見えた。
「アクベンス……」
歪虚は倒すべき存在。
しかし、このような姿を見たファリフはアクベンスが持っている兵器が人間も同じように扱えるのではないかと考えつく。
「怒りはとても美しいですね……内包するあなたのマテリアルが顕わとなるようで……」
くつくつ笑うアクベンスはファリフより視線をずらすと、トリシュヴァーナが「ファリフ」と呼んだ。
「……テトはハンター達が守る」
怒りの感情を押し殺したようなファリフの声にアクベンスは優雅に一礼する。
「またお会いしましょう。私の愛しいファリフ姫」
ファリフは即座にトリシュヴァーナと共に低級歪虚が大群となって押し寄せる方向へと向かっていった。
テトがハンター達と何とか合流すると、手に入れた情報をハンター達に伝えた。
コーリアスがツキウサギに触れた瞬間、人類の敗北がまた増えてしまう。
それだけは阻止せねばならない。
解説
※このシナリオはユニットシナリオではありません。
所持しているユニット関するプレイングは一切描写しません。
依頼内容:アクベンスの兵器を破壊、ツキウサギと共におばけクルミの里の防衛
皆様はテトとユキウサギと共におばけクルミの里を守っていただきます。
アクベンスが歪虚を伴って進軍しているのですが、コーリアスから借り受けた兵器の真の能力をつかって里へ進攻しようとしています。
しかし、彼にとって、里やウサギ達はおまけ。
テトを狙ってきます。
基本的な失敗条件はテトの死亡もしくは歪虚側の捕獲。月天神法の瓦解に関しては、他の連動シナリオの結果で失敗になります。
アクベンスの兵器;使用者のマテリアルを使っての砲撃と歪虚を取り込み、弾丸ミサイルのように飛ばせる。
歪虚のタイプによって性能の差が見えます。
鹿;着弾が速いが爆発は軽い
狼:追尾型
オーガ:着弾は遅め、爆発は広範囲高火力
同行ユニット「ユキウサギ」
当シナリオではハンター一人に一体ずつツキウサギが同行します。
ペットとは異なり、ハンターの指示を受けて敵と交戦。敵足止めしたり、ハンターを庇うことも可能。
会話不可能、気持ちは理解できます。
木製のハンマー「杵」で敵と交戦。ハンターから武器やアイテムの借りて使用することはできません。
また一回限りですが、ツキウサギは下記スキルのいずれかを発動する事か可能です。
・雪水晶(ゆきすいしょう)
ユキウサギに伝わる防御結界で、敵の攻撃を防ぎます。白い光と共に対象一体の防御力をアップします。
・月廻撃(げっかいげき)
手持ちの武器を振り回し、遠心力を乗せた後に強烈な一撃を敵に与えます。但し、攻撃は外れる事もあります。
同行NPC
テト:にゃんやんうるさい赤き大地の戦士、シバの愛弟子。腕はからっきしだが、調査能力に長ける。
今回もファリフは同行しません。
所持しているユニット関するプレイングは一切描写しません。
依頼内容:アクベンスの兵器を破壊、ツキウサギと共におばけクルミの里の防衛
皆様はテトとユキウサギと共におばけクルミの里を守っていただきます。
アクベンスが歪虚を伴って進軍しているのですが、コーリアスから借り受けた兵器の真の能力をつかって里へ進攻しようとしています。
しかし、彼にとって、里やウサギ達はおまけ。
テトを狙ってきます。
基本的な失敗条件はテトの死亡もしくは歪虚側の捕獲。月天神法の瓦解に関しては、他の連動シナリオの結果で失敗になります。
アクベンスの兵器;使用者のマテリアルを使っての砲撃と歪虚を取り込み、弾丸ミサイルのように飛ばせる。
歪虚のタイプによって性能の差が見えます。
鹿;着弾が速いが爆発は軽い
狼:追尾型
オーガ:着弾は遅め、爆発は広範囲高火力
同行ユニット「ユキウサギ」
当シナリオではハンター一人に一体ずつツキウサギが同行します。
ペットとは異なり、ハンターの指示を受けて敵と交戦。敵足止めしたり、ハンターを庇うことも可能。
会話不可能、気持ちは理解できます。
木製のハンマー「杵」で敵と交戦。ハンターから武器やアイテムの借りて使用することはできません。
また一回限りですが、ツキウサギは下記スキルのいずれかを発動する事か可能です。
・雪水晶(ゆきすいしょう)
ユキウサギに伝わる防御結界で、敵の攻撃を防ぎます。白い光と共に対象一体の防御力をアップします。
・月廻撃(げっかいげき)
手持ちの武器を振り回し、遠心力を乗せた後に強烈な一撃を敵に与えます。但し、攻撃は外れる事もあります。
同行NPC
テト:にゃんやんうるさい赤き大地の戦士、シバの愛弟子。腕はからっきしだが、調査能力に長ける。
今回もファリフは同行しません。
マスターより
お世話になります。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は里の防衛です。
変態道化野郎アクベンスが更に武器を使いこなして皆様と戦います。
なにとぞ、テトをお守りくださいませ。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回は里の防衛です。
変態道化野郎アクベンスが更に武器を使いこなして皆様と戦います。
なにとぞ、テトをお守りくださいませ。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/03 21:18
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/09/23 15:51:55 |
|
![]() |
テト護衛・アクベンス撃退(相談 シェルミア・クリスティア(ka5955) 人間(リアルブルー)|18才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/09/26 20:40:08 |