ゲスト
(ka0000)
魔術学院の臨時清掃
マスター:菊ノ小唄

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/06/16 15:00
- リプレイ完成予定
- 2014/06/27 15:00
オープニング
●惨事が二つ
一つは、とある倉庫にて。
「うわ!! 先生! 倉庫入れないっす!!」
「うえー、誰だよ保存瓶ぶちまけたやつー!」
「なんかさ、変な臭いしない?」
「……あ、これ、やばい」
「窓開けろ! って、ここ窓無いなそういえば!」
「全部閉めてひとまず退散、急げ急げ」
一つは、とある教室にて。
「イテッ! 今の何!? ここまで飛んできたよ!!」
「やっちまったー」
「あちゃー。片付けようにもこれじゃ近付けない」
「わ、あれまだ動いてるし」
「危険地帯だなあ。先生なら何とかしてくれるかな?」
「そもそも先生が体調不良で動けない。術の行使からして無理だろうな」
「そうだったね……」
「うーん、仕方ない、事務に相談しにいこう」
●談笑
自由都市同盟、その中心的都市『極彩色の街』ヴァリオス。この街の中心部には、三つの組織が集まっている。
一つは、数々の都市の代表が集まって意見を交わす「自由都市評議会(コンシェル)」。
もう一つは、この街の原動力である商魂逞しい「商工会」。
そしてもう一つは、不思議な雰囲気を醸し出している「魔術師協会本部」。
今日は、魔術師協会本部の会長室に珍しい客が来ていた。協会付属、ヴァリオス魔術学院の学院長である。魔術師の間ですら『学院の蜃気楼』とも呼ばれ、そもそも学院から出てくることが滅多に無い学院長を、会長室の主である魔術師ジルダ・アマートが笑顔で迎えた。
「いらっしゃい、久しぶりね」
「ご無沙汰しております。お変わり……無さそうで何よりです」
そう、ジルダの奇抜な格好は今に始まったことではない。
「ありがとう。あなたも元気そうで良かったわ。今日は何の御用だったかしら」
「リアルブルーの人々が多数いらしたとか。その辺りの、協会の対応を伺っておかなくてはと思いましてお時間を頂いております」
「ああ、そうだったそうだった。あちこち顔を出しているとわからなくなっちゃうのよねえ。そこのソファ使って頂戴」
「ありがとうございます」
いつの間にか用意されていた紅茶を飲みながら、今後の方針の確認を済ませていく二人。一通り話が済んで一息ついた学院長がふと笑顔で言った。
「学院を訪れる方々を、今後とも心から歓迎したいものですね」
ジルダも頷くが、そのまま頬杖をついて困り顔で笑う。
「ただ、学院内は一度大掃除をしたほうが良さそうよ」
この前教えに行ったときなんて魔具科の教室が惨状になってたわ、とジルダ。時折学院で教鞭を執る彼女の話に、学院長は、ふむ、と少し考える。
「いっそのこと、学院の紹介がてら掃除をお手伝いしてもらいましょうか」
その発案にジルダはポンと手を叩いた。
「それがいいわ! この後ハンターズソサエティに用があるから、ついでに依頼してくるわね」
「お手数をおかけして申しわけありません」
「いいのいいの。あ、折角だし、駆け出しハンター全般を対象に募集しても構わないかしら?」
色んな人に学院に興味を持ってもらえたらいいじゃない、とジルダ。
「構いません。お任せいたします」
こうして、ハンターオフィスの依頼一覧に臨時清掃員募集の情報が並んだのだった。
一つは、とある倉庫にて。
「うわ!! 先生! 倉庫入れないっす!!」
「うえー、誰だよ保存瓶ぶちまけたやつー!」
「なんかさ、変な臭いしない?」
「……あ、これ、やばい」
「窓開けろ! って、ここ窓無いなそういえば!」
「全部閉めてひとまず退散、急げ急げ」
一つは、とある教室にて。
「イテッ! 今の何!? ここまで飛んできたよ!!」
「やっちまったー」
「あちゃー。片付けようにもこれじゃ近付けない」
「わ、あれまだ動いてるし」
「危険地帯だなあ。先生なら何とかしてくれるかな?」
「そもそも先生が体調不良で動けない。術の行使からして無理だろうな」
「そうだったね……」
「うーん、仕方ない、事務に相談しにいこう」
●談笑
自由都市同盟、その中心的都市『極彩色の街』ヴァリオス。この街の中心部には、三つの組織が集まっている。
一つは、数々の都市の代表が集まって意見を交わす「自由都市評議会(コンシェル)」。
もう一つは、この街の原動力である商魂逞しい「商工会」。
そしてもう一つは、不思議な雰囲気を醸し出している「魔術師協会本部」。
今日は、魔術師協会本部の会長室に珍しい客が来ていた。協会付属、ヴァリオス魔術学院の学院長である。魔術師の間ですら『学院の蜃気楼』とも呼ばれ、そもそも学院から出てくることが滅多に無い学院長を、会長室の主である魔術師ジルダ・アマートが笑顔で迎えた。
「いらっしゃい、久しぶりね」
「ご無沙汰しております。お変わり……無さそうで何よりです」
そう、ジルダの奇抜な格好は今に始まったことではない。
「ありがとう。あなたも元気そうで良かったわ。今日は何の御用だったかしら」
「リアルブルーの人々が多数いらしたとか。その辺りの、協会の対応を伺っておかなくてはと思いましてお時間を頂いております」
「ああ、そうだったそうだった。あちこち顔を出しているとわからなくなっちゃうのよねえ。そこのソファ使って頂戴」
「ありがとうございます」
いつの間にか用意されていた紅茶を飲みながら、今後の方針の確認を済ませていく二人。一通り話が済んで一息ついた学院長がふと笑顔で言った。
「学院を訪れる方々を、今後とも心から歓迎したいものですね」
ジルダも頷くが、そのまま頬杖をついて困り顔で笑う。
「ただ、学院内は一度大掃除をしたほうが良さそうよ」
この前教えに行ったときなんて魔具科の教室が惨状になってたわ、とジルダ。時折学院で教鞭を執る彼女の話に、学院長は、ふむ、と少し考える。
「いっそのこと、学院の紹介がてら掃除をお手伝いしてもらいましょうか」
その発案にジルダはポンと手を叩いた。
「それがいいわ! この後ハンターズソサエティに用があるから、ついでに依頼してくるわね」
「お手数をおかけして申しわけありません」
「いいのいいの。あ、折角だし、駆け出しハンター全般を対象に募集しても構わないかしら?」
色んな人に学院に興味を持ってもらえたらいいじゃない、とジルダ。
「構いません。お任せいたします」
こうして、ハンターオフィスの依頼一覧に臨時清掃員募集の情報が並んだのだった。
解説
~ヴァリオス魔術学院にて臨時清掃員求む~
ヴァリオス魔術師協会本部付属、魔術学院内の臨時清掃員を募集します。
●清掃場所、内容、留意事項
・製薬科倉庫(拭き掃除)……狭い場所に多数の棚、特殊な薬剤多数、取り扱い注意
・魔具科教室(破損物の回収、分別)……作業机が並ぶ大部屋中に破損物多数、突然、物が動き出す可能性あり
●当日の担当者より
・分担方法はお任せします。
・学院滞在時間は、昼~夕方の3時間程度です。
・必要な用具は当日申請してください。可能な限り用意いたします。
・清掃後、食堂にて、お菓子の提供があります。その際、学院職員がご挨拶に伺いますので、学院についてのご質問等があればこの時にどうぞ。(職員は長時間滞在できません。ご了承下さい。)
ヴァリオス魔術師協会本部付属、魔術学院内の臨時清掃員を募集します。
●清掃場所、内容、留意事項
・製薬科倉庫(拭き掃除)……狭い場所に多数の棚、特殊な薬剤多数、取り扱い注意
・魔具科教室(破損物の回収、分別)……作業机が並ぶ大部屋中に破損物多数、突然、物が動き出す可能性あり
●当日の担当者より
・分担方法はお任せします。
・学院滞在時間は、昼~夕方の3時間程度です。
・必要な用具は当日申請してください。可能な限り用意いたします。
・清掃後、食堂にて、お菓子の提供があります。その際、学院職員がご挨拶に伺いますので、学院についてのご質問等があればこの時にどうぞ。(職員は長時間滞在できません。ご了承下さい。)
マスターより
こんにちは、菊ノ小唄です。
今回は難易度の低い、比較的自由度の高い依頼を用意させていただきました。
このシナリオで何を重視するかは、参加される皆さん次第です!
大事なのは掃除を完遂すること、この1点のみ。
皆さんの素敵な発想、行動をお待ちしております。
今回は難易度の低い、比較的自由度の高い依頼を用意させていただきました。
このシナリオで何を重視するかは、参加される皆さん次第です!
大事なのは掃除を完遂すること、この1点のみ。
皆さんの素敵な発想、行動をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/06/26 08:07
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/06/11 21:29:09 |
|
![]() |
相談卓 最上 風(ka0891) 人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/06/16 06:35:47 |