ゲスト
(ka0000)
たとえ、何もない日でも
マスター:四月朔日さくら

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在10人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/10/24 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/11/07 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
だれだって生まれて生きているわけならば誕生日というものがあるわけで。
それはどんな生き物にも等しく与えられた、お祝いの日。
●
大霊堂の中で、素っ頓狂で奇妙奇天烈な叫び声が上がった。
声の主は言わずと知れた、と言うべきか、あの自称幻獣王のチューダであるわけなのだが、なにやらいつもよりもテンションが低い。
「どうしたんだいチューダ。あんたらしくもない声なんて上げて」
大霊堂の大巫女がそう言ってチューダに声をかけると、チューダは目をうるうると潤ませて大巫女を見つめている。
そうやっていると本当に人畜無害そうなのだが、その後に続くことばが果たして人畜無害なのか――それは各人の判断にゆだねよう。
「気がついたのであります! 我輩! 誕生日を迎えたのに! だれにも祝ってもらっていなかったであります!!」
そう言いながら大巫女の足元にすがりついて泣きじゃくる幻獣王――それにはまったく、これっぽっちも、ひとかけらも、威厳というものが感じられなかった。
おばけクルミの里の騒動で、なあなあになってしまっていたことを、本人もさっぱりと忘れていて、ついさっき思い出したのだ。
「――で、チューダ。遅れても誕生祝いをしたいというのは結構な話なんだけれどね、いったいだれを呼ぶって言うんだい。相変わらずハンターも忙しいと聞いているけれど?」
大巫女が呆れたように呟くと、チューダなりの考えでもあるのだろうか、ふふんとひげをそよがせる。
「だからこそ、でありますよ、大巫女殿! この忙しい時期、だれもが癒しを求めているであります! そして我輩は見ての通り、癒やしそのもの! このもふもふの毛皮をなでさすりしたいひとは山のようにいるであります! 問題はナッシング、でありますよ!」
「なるほどねぇ……あんたがもてなす側なのかい?」
大巫女の問いには、チューダは首をふるふると横に振った。
「まさか! 我輩は主役であります! それも忘れられてしまった可哀想な誕生日であります! それならば我輩の心を癒やしてくれる人もいなければならないのであります!」
チューダの力説に、うーん、と唸る大巫女。
「……わかったよ。あんたの言うことももっともだしね。とりあえずリゼリオのハンターオフィスに今回の件を簡単に伝えておくけれど、人が来るかどうかは判らないよ?」
しかしそれだけでも、チューダにとっては嬉しいらしい。
笑顔を見せながら、チューダはさっそく誕生日イベントの計画を考えはじめていたのであった。
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だれだって生まれて生きているわけならば誕生日というものがあるわけで。
それはどんな生き物にも等しく与えられた、お祝いの日。
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大霊堂の中で、素っ頓狂で奇妙奇天烈な叫び声が上がった。
声の主は言わずと知れた、と言うべきか、あの自称幻獣王のチューダであるわけなのだが、なにやらいつもよりもテンションが低い。
「どうしたんだいチューダ。あんたらしくもない声なんて上げて」
大霊堂の大巫女がそう言ってチューダに声をかけると、チューダは目をうるうると潤ませて大巫女を見つめている。
そうやっていると本当に人畜無害そうなのだが、その後に続くことばが果たして人畜無害なのか――それは各人の判断にゆだねよう。
「気がついたのであります! 我輩! 誕生日を迎えたのに! だれにも祝ってもらっていなかったであります!!」
そう言いながら大巫女の足元にすがりついて泣きじゃくる幻獣王――それにはまったく、これっぽっちも、ひとかけらも、威厳というものが感じられなかった。
おばけクルミの里の騒動で、なあなあになってしまっていたことを、本人もさっぱりと忘れていて、ついさっき思い出したのだ。
「――で、チューダ。遅れても誕生祝いをしたいというのは結構な話なんだけれどね、いったいだれを呼ぶって言うんだい。相変わらずハンターも忙しいと聞いているけれど?」
大巫女が呆れたように呟くと、チューダなりの考えでもあるのだろうか、ふふんとひげをそよがせる。
「だからこそ、でありますよ、大巫女殿! この忙しい時期、だれもが癒しを求めているであります! そして我輩は見ての通り、癒やしそのもの! このもふもふの毛皮をなでさすりしたいひとは山のようにいるであります! 問題はナッシング、でありますよ!」
「なるほどねぇ……あんたがもてなす側なのかい?」
大巫女の問いには、チューダは首をふるふると横に振った。
「まさか! 我輩は主役であります! それも忘れられてしまった可哀想な誕生日であります! それならば我輩の心を癒やしてくれる人もいなければならないのであります!」
チューダの力説に、うーん、と唸る大巫女。
「……わかったよ。あんたの言うことももっともだしね。とりあえずリゼリオのハンターオフィスに今回の件を簡単に伝えておくけれど、人が来るかどうかは判らないよ?」
しかしそれだけでも、チューダにとっては嬉しいらしい。
笑顔を見せながら、チューダはさっそく誕生日イベントの計画を考えはじめていたのであった。
解説
皆ご存じ、自称幻獣王のチューダが、自分の誕生日が祝われていない! と騒ぎはじめました。ぶっちゃけかまってほしいという意味合いらしいです。
そもそもお前最近まで事件に巻き込まれてただろう、というのはさておいて……
この依頼の中で皆さんができることは主に二つ。
一つは、チューダの誕生日を遅ればせながら祝うこと。(だいたい本来の誕生日から2ヶ月くらい経過しています)
もう一つは、心身共にダメージを受けているであろうハンターたちの心をチューダのもふもふなどで癒やすこと。
簡単にいってしまえば、自分もチューダも満足できる、というかたちです。
ご存じの人も多いと思いますがチューダは甘いものが好きですので、お菓子の類をプレゼントするのもありでしょうし、ハンターたちに祝ってもらうのもチューダにとってはほぼはじめてなので、思い切りプレゼントをあげるのもありでしょう(なおプレゼントやお菓子はフレーバーとして扱いますのでアイテムの消費は発生しません)。
【月機】騒動のため、チューダ自身も多少は疲れていますが、それでもいつものチューダであるのは基本変わりありません。つまり相変わらずもふもふです。むしろ冬が近づいてきたことで、もふもふ度がアップしているかも知れません。
お互いに癒し癒されながら、気楽な時間を過ごしましょう。
もちろんチューダへのお祝いも、ですね!
ちなみに、チューダの年齢……? 幻獣に年齢なんか飾りにすぎない、そうですよ? チューダ曰く。
そもそもお前最近まで事件に巻き込まれてただろう、というのはさておいて……
この依頼の中で皆さんができることは主に二つ。
一つは、チューダの誕生日を遅ればせながら祝うこと。(だいたい本来の誕生日から2ヶ月くらい経過しています)
もう一つは、心身共にダメージを受けているであろうハンターたちの心をチューダのもふもふなどで癒やすこと。
簡単にいってしまえば、自分もチューダも満足できる、というかたちです。
ご存じの人も多いと思いますがチューダは甘いものが好きですので、お菓子の類をプレゼントするのもありでしょうし、ハンターたちに祝ってもらうのもチューダにとってはほぼはじめてなので、思い切りプレゼントをあげるのもありでしょう(なおプレゼントやお菓子はフレーバーとして扱いますのでアイテムの消費は発生しません)。
【月機】騒動のため、チューダ自身も多少は疲れていますが、それでもいつものチューダであるのは基本変わりありません。つまり相変わらずもふもふです。むしろ冬が近づいてきたことで、もふもふ度がアップしているかも知れません。
お互いに癒し癒されながら、気楽な時間を過ごしましょう。
もちろんチューダへのお祝いも、ですね!
ちなみに、チューダの年齢……? 幻獣に年齢なんか飾りにすぎない、そうですよ? チューダ曰く。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
ひと月ほどぶりの依頼は、【月機】に巻き込まれた挙げ句に誕生日祝いがろくにできなかったとごねる幻獣王とのもふもふタイム――という、何とも和やかそうなものです。
大規模もありますが、それとは別に楽しんじゃいましょう。
気持ちを楽に持つこと、これが大事ですからね。
では、参加者さまをのんびりとお待ち申しております。
ひと月ほどぶりの依頼は、【月機】に巻き込まれた挙げ句に誕生日祝いがろくにできなかったとごねる幻獣王とのもふもふタイム――という、何とも和やかそうなものです。
大規模もありますが、それとは別に楽しんじゃいましょう。
気持ちを楽に持つこと、これが大事ですからね。
では、参加者さまをのんびりとお待ち申しております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/10/31 06:21