ゲスト
(ka0000)
【幻洞】夾雑なカケラ
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- ユニット参加人数
- 現在4 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/18 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/01/27 09:00
オープニング
辺境ドワーフの城『ヴェドル』へ戻っていたカペラが辺境要塞『ノアーラ・クンタウ』へ来た。
とりあえずは、辺境要塞内にあるドワーフ工房『ド・ウェルク』へ行き、現状を伝えなければとカペラは思い立つ。
工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの執務室へと向かっていた。
途中でクレムトとフェルツのそれぞれのリーダーへ声をかけると当たり前のようにシェダルとフォニケが出てくる。
それぞれのリーダーは職人気質であり、調整役としてこういった作業を古株のシェダルとフォニケに押し付けているのだ。
「ですよね」
カペラが乾いた笑いで言えば、二人は「いつものこと」と投げてきた。
三人が合流してアルフェッカの執務室へと戻る。
「カペラちゃん、お帰り。なんかあったでしょ」
入るなりアルフェッカが言えば、カペラは「空気の読みっぷりは相変わらずね」と返す。
素直にカペラが『ヴェドル』で何が起きたかを告げると、カペラ以外の面子が頭を抱えた。
「ああああああ、あのオッサン、何てことしてくれるんだ!」
誰もが言いたいことをアルフェッカが代弁してくれた。
目の前に娘がいるというのに何一つとして遠慮しない物言いの方がカペラにとってありがたかった。
正直な話、ヴェルナーからの具申とはいえ、魔導アーマーを帝国が出してくれる可能性は半々と考えていた。
しかし、ヴェルナーは魔導アーマーの貸与許可を帝国から持ってきた。
ヴェルナーの手腕、人格を認めている者が多い工房の者達からは大喜びだったが、その魔導アーマーは無残にも改造されていた。
まさかとは思っていたが、帝国から貸与されたものを改造した後とは。
ヨアキムとしては何も考えてない馬鹿であるが、仕事は早い。
そんな折に、採掘場からカペラより連絡が入った。
「変な鉱物?」
顔をしかめるカペラ達であるが、現場のドワーフ達は気になるばかりだという。
「頭に聞いたら、見に行けって」
「同じく」
フォニケとシェダルがフェルツとクレムトのリーダーに話をしたら、二人とも見に行けと言われた模様。
「ま、工房の方は俺がやっとくよ。三人とも、宜しく」
ひらひらと手を振るアルフェッカは何かを思い出す。
「もう一体、魔導アーマーあるでしょ。あれも持って行って」
そう言って声を投げた。
●
採掘場へ入ったカペラたちが見たパーツは異様なものだった。
鉱物であるものの、形は見知ったものとは違っている。
土は現場のドワーフ達の手で出来る限り取り除かれているが、それは掘り出される鉱物というよりも、何かの部品のようにも見える。
「大きいわね」
カペラが告げた最初の感想は誰もが同じものだ。
掘り当てたドワーフは「大物だ」と大喜びをしていたのだが、何か違うと分かった瞬間のしょんぼりぶりはひどかったと報告があった。
「これ、大鎌というより、虫の手みたい」
フォニケが指をさした鉱物のようなものはまるでカマキリの手のようなもの。湾曲した部分には刃のような鋭さがある。
「こんな角っぽいのつけた虫、実家の木の周辺にいた気がする」
もう一つの方に興味を示したのはシェダルだった。
少し反りが入っているようなこげ茶色の棒状のようなものであり、リアルブルーのある地域の者が見たらカブトムシの角というかもしれない。
「どれも大きいわね」
「つか、この鎌っぽいの、魔導アーマーに腕に差せそうじゃね?」
ぽそりと呟くシェダルにカペラが「いいわね」と返す。
「姫!?」
「カペラちゃん!?」
ドワーフやフォニケが驚く中、カペラは腹を決めたような顔をする。
「だって、お父さんがやったあとだもの。思い切ってやるしかないわ」
フンスと、手を腰に当ててカペラはやる気を見せる。
「オイマト族へ情報共有と協力要請を出したの。ハンターと一緒にやってくれるって」
カペラの言葉に全員は納得した。
彼らなら上手くやってくれるだろうが、不服そうなのが一人。
「オイマト族だけ、ずっるーーーい!」
大きな不服の声を上げたフォニケが本音を叫ぶ。
お前、いくつだ。
「ハンターはお前の遊び相手じゃねぇよ。そもそも、カペラが大首長に協力要請の手紙出しただけだろ」
「何言ってんの! ハンターの皆は頼りにしてるわ!」
呆れるシェダルにフォニケは真面目に返す。
「ま、ま、採掘場に最近雑魔だか、獣だかわからないのがいるぽいの。実験と一緒に警備もお願いしましょ」
軽い口調でなだめるカペラはハンターオフィスへ依頼を出した。
◆◆◆
暗い中で声が響く。
「あぁあああああ!? なんっっだってんだよ! こんちくしょぉおおお!」
驚きの声は誰かに聞かれるわけもなく、声の主はその状態を見て、ピーチクパーチク騒いでいた。
とりあえずは、辺境要塞内にあるドワーフ工房『ド・ウェルク』へ行き、現状を伝えなければとカペラは思い立つ。
工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの執務室へと向かっていた。
途中でクレムトとフェルツのそれぞれのリーダーへ声をかけると当たり前のようにシェダルとフォニケが出てくる。
それぞれのリーダーは職人気質であり、調整役としてこういった作業を古株のシェダルとフォニケに押し付けているのだ。
「ですよね」
カペラが乾いた笑いで言えば、二人は「いつものこと」と投げてきた。
三人が合流してアルフェッカの執務室へと戻る。
「カペラちゃん、お帰り。なんかあったでしょ」
入るなりアルフェッカが言えば、カペラは「空気の読みっぷりは相変わらずね」と返す。
素直にカペラが『ヴェドル』で何が起きたかを告げると、カペラ以外の面子が頭を抱えた。
「ああああああ、あのオッサン、何てことしてくれるんだ!」
誰もが言いたいことをアルフェッカが代弁してくれた。
目の前に娘がいるというのに何一つとして遠慮しない物言いの方がカペラにとってありがたかった。
正直な話、ヴェルナーからの具申とはいえ、魔導アーマーを帝国が出してくれる可能性は半々と考えていた。
しかし、ヴェルナーは魔導アーマーの貸与許可を帝国から持ってきた。
ヴェルナーの手腕、人格を認めている者が多い工房の者達からは大喜びだったが、その魔導アーマーは無残にも改造されていた。
まさかとは思っていたが、帝国から貸与されたものを改造した後とは。
ヨアキムとしては何も考えてない馬鹿であるが、仕事は早い。
そんな折に、採掘場からカペラより連絡が入った。
「変な鉱物?」
顔をしかめるカペラ達であるが、現場のドワーフ達は気になるばかりだという。
「頭に聞いたら、見に行けって」
「同じく」
フォニケとシェダルがフェルツとクレムトのリーダーに話をしたら、二人とも見に行けと言われた模様。
「ま、工房の方は俺がやっとくよ。三人とも、宜しく」
ひらひらと手を振るアルフェッカは何かを思い出す。
「もう一体、魔導アーマーあるでしょ。あれも持って行って」
そう言って声を投げた。
●
採掘場へ入ったカペラたちが見たパーツは異様なものだった。
鉱物であるものの、形は見知ったものとは違っている。
土は現場のドワーフ達の手で出来る限り取り除かれているが、それは掘り出される鉱物というよりも、何かの部品のようにも見える。
「大きいわね」
カペラが告げた最初の感想は誰もが同じものだ。
掘り当てたドワーフは「大物だ」と大喜びをしていたのだが、何か違うと分かった瞬間のしょんぼりぶりはひどかったと報告があった。
「これ、大鎌というより、虫の手みたい」
フォニケが指をさした鉱物のようなものはまるでカマキリの手のようなもの。湾曲した部分には刃のような鋭さがある。
「こんな角っぽいのつけた虫、実家の木の周辺にいた気がする」
もう一つの方に興味を示したのはシェダルだった。
少し反りが入っているようなこげ茶色の棒状のようなものであり、リアルブルーのある地域の者が見たらカブトムシの角というかもしれない。
「どれも大きいわね」
「つか、この鎌っぽいの、魔導アーマーに腕に差せそうじゃね?」
ぽそりと呟くシェダルにカペラが「いいわね」と返す。
「姫!?」
「カペラちゃん!?」
ドワーフやフォニケが驚く中、カペラは腹を決めたような顔をする。
「だって、お父さんがやったあとだもの。思い切ってやるしかないわ」
フンスと、手を腰に当ててカペラはやる気を見せる。
「オイマト族へ情報共有と協力要請を出したの。ハンターと一緒にやってくれるって」
カペラの言葉に全員は納得した。
彼らなら上手くやってくれるだろうが、不服そうなのが一人。
「オイマト族だけ、ずっるーーーい!」
大きな不服の声を上げたフォニケが本音を叫ぶ。
お前、いくつだ。
「ハンターはお前の遊び相手じゃねぇよ。そもそも、カペラが大首長に協力要請の手紙出しただけだろ」
「何言ってんの! ハンターの皆は頼りにしてるわ!」
呆れるシェダルにフォニケは真面目に返す。
「ま、ま、採掘場に最近雑魔だか、獣だかわからないのがいるぽいの。実験と一緒に警備もお願いしましょ」
軽い口調でなだめるカペラはハンターオフィスへ依頼を出した。
◆◆◆
暗い中で声が響く。
「あぁあああああ!? なんっっだってんだよ! こんちくしょぉおおお!」
驚きの声は誰かに聞かれるわけもなく、声の主はその状態を見て、ピーチクパーチク騒いでいた。
解説
依頼内容
謎の掘り出し物の調査と採掘場の警備
皆様は辺境ドワーフが有するマテリアル鉱石が掘れる坑道へ出向いていただきます。
そこには、昆虫の部位のような大きな掘り出し物が出てきたそうです。
現状あるのはカマキリの手のような形と、カブトムシのような角の二種です。
大きさは魔導アーマーに装着できるくらいの大きさです。
その二種が魔導アーマーに取り付けて使えるかの確認をお願いします。
ドワーフ工房が一番気になっているのは硬度です。
鉱山周辺に雑魔の類が出てくるので、いっそのこと、実戦で試そうと考えてます。
魔導アーマーは岩山を安定して移動できるようにと、足が六本に増えており、色々と部品を装着できるように接続部分を増やしてあるものです。
ヨアキムが改造した帝国より支給されたものです。
角のようなものは魔導アーマーの頭部に差せます。
カマキリの手のようなものは片手部分を覆う形となります。
希望される方も乗れますのでプレイングでどうぞ。
掘り出された部品より、帝国より支給された魔導アーマーを壊さないようにしてください。
魔導アーマーの半壊した時点で失敗です。
ユニットの持ち込み可能です。
トラックでは少々動きにくいのでお勧めできません。
幻獣は獣を呼び込むには丁度いいかもしれません。
場所は辺境ドワーフの地下採掘場に繋がる地上にある詰所です。
地上とはいえ、鉱山がすぐそこなので足場が悪いです。
時折地震が起きるようで、地上でも揺れを感じられます。
同行NPC
カペラ:通称ドワーフ王・ヨアキムの娘。ドワーフ工房へ出向中。エテルタ(配合や他部署の作業分担)という部署のリーダーです。
フォニケ:お肉大好き、アラサー女子疾影士。ドワーフ工房でフェルツ(マテリアル鉱物を加工する部署)に所属する技師。人間です。
シェダル:社畜系スモーカー闘狩人。他称・フォニケの保護者。クレムト所属(金属加工部署)に所属する技師。人間です。作るごはん美味い。
謎の掘り出し物の調査と採掘場の警備
皆様は辺境ドワーフが有するマテリアル鉱石が掘れる坑道へ出向いていただきます。
そこには、昆虫の部位のような大きな掘り出し物が出てきたそうです。
現状あるのはカマキリの手のような形と、カブトムシのような角の二種です。
大きさは魔導アーマーに装着できるくらいの大きさです。
その二種が魔導アーマーに取り付けて使えるかの確認をお願いします。
ドワーフ工房が一番気になっているのは硬度です。
鉱山周辺に雑魔の類が出てくるので、いっそのこと、実戦で試そうと考えてます。
魔導アーマーは岩山を安定して移動できるようにと、足が六本に増えており、色々と部品を装着できるように接続部分を増やしてあるものです。
ヨアキムが改造した帝国より支給されたものです。
角のようなものは魔導アーマーの頭部に差せます。
カマキリの手のようなものは片手部分を覆う形となります。
希望される方も乗れますのでプレイングでどうぞ。
掘り出された部品より、帝国より支給された魔導アーマーを壊さないようにしてください。
魔導アーマーの半壊した時点で失敗です。
ユニットの持ち込み可能です。
トラックでは少々動きにくいのでお勧めできません。
幻獣は獣を呼び込むには丁度いいかもしれません。
場所は辺境ドワーフの地下採掘場に繋がる地上にある詰所です。
地上とはいえ、鉱山がすぐそこなので足場が悪いです。
時折地震が起きるようで、地上でも揺れを感じられます。
同行NPC
カペラ:通称ドワーフ王・ヨアキムの娘。ドワーフ工房へ出向中。エテルタ(配合や他部署の作業分担)という部署のリーダーです。
フォニケ:お肉大好き、アラサー女子疾影士。ドワーフ工房でフェルツ(マテリアル鉱物を加工する部署)に所属する技師。人間です。
シェダル:社畜系スモーカー闘狩人。他称・フォニケの保護者。クレムト所属(金属加工部署)に所属する技師。人間です。作るごはん美味い。
マスターより
ご挨拶が遅れました。
新春を寿ぎ謹んでお慶びを申し上げます。
本年もお引き立てのほど、お願い申し上げます。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
【幻洞】に参戦することになりました。
今回は謎のパーツの調査と周辺警備です。
本年はまったりリリースしたいです。
よろしくお願いします。
新春を寿ぎ謹んでお慶びを申し上げます。
本年もお引き立てのほど、お願い申し上げます。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
【幻洞】に参戦することになりました。
今回は謎のパーツの調査と周辺警備です。
本年はまったりリリースしたいです。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/25 06:23
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 久延毘 大二郎(ka1771) 人間(リアルブルー)|22才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/01/17 08:45:18 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/17 08:29:23 |