ゲスト
(ka0000)
【界冥】『紅の刑事──捜査0課』
マスター:韮瀬隈則

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/02/28 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/03/14 15:00
オープニング
●
警視庁地下。小さな一室に空白プレートの課が設けられている。
暇そうに鼻毛を抜く壮年の男の平穏を、書類とタブレットを抱え飛び込んできた美少女がブチ壊した。
「課長、やはりこの事件……」
立ち上がる壮年の男にはもう昼行灯の面影はない。カツリ……と一室につながる特殊扉を開ければそこには転移ゲート。
ハンターオフィスに踊る緊急の文字! そこは異世界、リアルブルーではない。異世界の青年が、少女が、老人が集結する。次の瞬間、今度は秋葉原の街へ足早に彼らが散ってゆく。
「科捜研はなんと?」
「Nシステムで確認した。該当車両は無人。VOIDだ」
惨殺の現場、固く握りしめられた刑事の拳。
「発見! 港湾部へ向かっています」
都内での激しいカーチェイス。身を乗り出し銃撃するハンターは、ついに暴走車に跳び移る。直後、異形に変形するVOID。ハンター達の鞘走りの音が響く。
警視庁捜査0課。
未知の敵や怪奇現象を扱う、特殊警察部隊である。
非公式に設立された0課の主な所属刑事たちは、『覚醒者』!
特命を受けクリムゾンウェストより転移した彼らは、120分という限られた時間のなか、数々の難事件を解決してゆくのだ。
【この番組はフィクションです】
新番組『紅の刑事──捜査0課』企画書
深夜30分枠、現在放映中の『アキバ☆デカ』後継番組として企画立案中
●
某日某時、東京某所。受けた電話をおいて振り返った男の顔は、吉報に反して困りきった微妙な笑いを浮かべていた。
「どうしよう、シンちゃーん。あの企画、通っちゃったみたい」
向けられた男も「えー」という表情を浮かべる。
「メールも届いたよ。パイロットフィルムまで進めろって、どうすんだよバンちゃん」
二人揃って天を仰いで溜息ついて、顔を見合わせる。そんな一室、ここはとあるTV番組製作会社企画部だ。
数週間前のこと。
次に手がけるドラマのネタに困っていた企画屋2人が、当時さかんに報道されていたロッソの転移とハンター達の活躍をみて、苦し紛れの企画書を提出した。
──『覚醒者刑事モノ』。
どうせボツになるだろうと、提出ノルマ消化のためだけに雑にでっちあげた頭の悪い企画。それが……通ってしまったのだ。どうやら上層部の思惑に合致する要素でもあったのだと思われる。
パイロット版でポシャる可能性もあるとはいえ、撮影の必要があることには変わりはない。なら撮ればいいじゃないか。とは単純にいかない。
なにせ──
『演じるのは本物の転移者! 異世界人! 監修まで手がける彼らならではの多彩なアクションが、リアルな対VOIDの現場を描き出す』
こんな惹句を企画書表紙に踊らせてしまっていたのだから。
さらに呆れた話だが、この企画。実は、タイトルと大雑把なプロット以外なーんも考えられていなかった。救いはこの会社、直近制作番組に同じく、刑事モノと特撮モノがあり、セットや機材類が流用可能なあたりだろうか。
「そうだよ、シンちゃん。ほら今、対VOIDって激戦じゃない。彼らだって忙しいんだし、きっと断ってくれるよ」
「うん。万一受けてくれたら、それはそれで結果オーライだしね、バンちゃん」
「「ってことで、クミちゃーん。ハンターオフィスに依頼出してきてー」」
かくして。
演技どころか、脚本演出までハンターに丸投げの依頼がハンターオフィスに並ぶこととなる。どうやらソサエティ側にも、覚醒者を危険な存在ではないとプロパガンダする手段として、この企画はなんだか良さげに見えてしまったらしい。
台本作成まではクリムゾンウェストのオフィスの一室で。リアルブルーでは持参の脚本を数時間(なんと! 半日未満だ!)で撮るハードスケジュール。
それでも構わない演者求む!!
警視庁地下。小さな一室に空白プレートの課が設けられている。
暇そうに鼻毛を抜く壮年の男の平穏を、書類とタブレットを抱え飛び込んできた美少女がブチ壊した。
「課長、やはりこの事件……」
立ち上がる壮年の男にはもう昼行灯の面影はない。カツリ……と一室につながる特殊扉を開ければそこには転移ゲート。
ハンターオフィスに踊る緊急の文字! そこは異世界、リアルブルーではない。異世界の青年が、少女が、老人が集結する。次の瞬間、今度は秋葉原の街へ足早に彼らが散ってゆく。
「科捜研はなんと?」
「Nシステムで確認した。該当車両は無人。VOIDだ」
惨殺の現場、固く握りしめられた刑事の拳。
「発見! 港湾部へ向かっています」
都内での激しいカーチェイス。身を乗り出し銃撃するハンターは、ついに暴走車に跳び移る。直後、異形に変形するVOID。ハンター達の鞘走りの音が響く。
警視庁捜査0課。
未知の敵や怪奇現象を扱う、特殊警察部隊である。
非公式に設立された0課の主な所属刑事たちは、『覚醒者』!
特命を受けクリムゾンウェストより転移した彼らは、120分という限られた時間のなか、数々の難事件を解決してゆくのだ。
【この番組はフィクションです】
新番組『紅の刑事──捜査0課』企画書
深夜30分枠、現在放映中の『アキバ☆デカ』後継番組として企画立案中
●
某日某時、東京某所。受けた電話をおいて振り返った男の顔は、吉報に反して困りきった微妙な笑いを浮かべていた。
「どうしよう、シンちゃーん。あの企画、通っちゃったみたい」
向けられた男も「えー」という表情を浮かべる。
「メールも届いたよ。パイロットフィルムまで進めろって、どうすんだよバンちゃん」
二人揃って天を仰いで溜息ついて、顔を見合わせる。そんな一室、ここはとあるTV番組製作会社企画部だ。
数週間前のこと。
次に手がけるドラマのネタに困っていた企画屋2人が、当時さかんに報道されていたロッソの転移とハンター達の活躍をみて、苦し紛れの企画書を提出した。
──『覚醒者刑事モノ』。
どうせボツになるだろうと、提出ノルマ消化のためだけに雑にでっちあげた頭の悪い企画。それが……通ってしまったのだ。どうやら上層部の思惑に合致する要素でもあったのだと思われる。
パイロット版でポシャる可能性もあるとはいえ、撮影の必要があることには変わりはない。なら撮ればいいじゃないか。とは単純にいかない。
なにせ──
『演じるのは本物の転移者! 異世界人! 監修まで手がける彼らならではの多彩なアクションが、リアルな対VOIDの現場を描き出す』
こんな惹句を企画書表紙に踊らせてしまっていたのだから。
さらに呆れた話だが、この企画。実は、タイトルと大雑把なプロット以外なーんも考えられていなかった。救いはこの会社、直近制作番組に同じく、刑事モノと特撮モノがあり、セットや機材類が流用可能なあたりだろうか。
「そうだよ、シンちゃん。ほら今、対VOIDって激戦じゃない。彼らだって忙しいんだし、きっと断ってくれるよ」
「うん。万一受けてくれたら、それはそれで結果オーライだしね、バンちゃん」
「「ってことで、クミちゃーん。ハンターオフィスに依頼出してきてー」」
かくして。
演技どころか、脚本演出までハンターに丸投げの依頼がハンターオフィスに並ぶこととなる。どうやらソサエティ側にも、覚醒者を危険な存在ではないとプロパガンダする手段として、この企画はなんだか良さげに見えてしまったらしい。
台本作成まではクリムゾンウェストのオフィスの一室で。リアルブルーでは持参の脚本を数時間(なんと! 半日未満だ!)で撮るハードスケジュール。
それでも構わない演者求む!!
解説
●依頼内容
30番組『紅の刑事──捜査0課』パイロット版を、脚本演出レベルから撮影まで制作する
●番組詳細
VOID関連事件を扱う捜査0課は、覚醒者刑事で構成された特殊警察部隊である
120分しかない転移時間のなか、彼らの対VOID戦がここ、東京でも始まるのだ
【パイロット版概要】
都内で惨殺事件が発生
老刑事のカンはこれが未知の怪物の仕業と告げていた
姪の巡査が向かった先は警視庁地下の一室
そこには特命を受け、異世界から転移した刑事たちが所属する特殊部隊がいた
カーチェイスの果てに、湾岸倉庫での激戦の結末は!?
詳細は一切未定
放送決定となる場合、以下3名が地球側レギュラーとなる(ハンターの配役不可)
・老刑事
・老刑事の姪
・捜査0課長
制作会社は刑事モノ、特撮モノを手がける中堅
低予算番組での上記ノウハウとセット、機材ならびに人材を保有している
●募集内訳(兼任前提)
・俳優:4~6名
0課の刑事役、被害者、VOID役スーツアクターなど
(プレイングに、役名、役柄、演技を記述のこと)
・脚本演出:若干名
・裏方全般:若干名
※モブや端役などはNPCが担当します
※撮影などはNPCが行います
●作業内訳
・CW:準備
RBからのプロットを元に、脚本作成と演出までをリゼリオのオフィス小会議室で行う
・RB:撮影
完成した脚本を元に、演技と撮影に専念
効果などの希望も指定可能
■特記
企画が通った背景にプロパガンダ需要がある
特にハンターに密接なのは、いまだ危険視されかねない覚醒者のイメージアップであり、ストーリーや演技に相応の配慮が求められている
本来、娯楽色の強いフィクションであるため、リアリズムはそこまで重要ではない
パイロット版は番組紹介が目的であり、わかりやすさも優先される
なお、現在RB側に知られる歪虚は『狂気』であり、啓蒙の意味からも対VOID戦は同系統が望ましい
30番組『紅の刑事──捜査0課』パイロット版を、脚本演出レベルから撮影まで制作する
●番組詳細
VOID関連事件を扱う捜査0課は、覚醒者刑事で構成された特殊警察部隊である
120分しかない転移時間のなか、彼らの対VOID戦がここ、東京でも始まるのだ
【パイロット版概要】
都内で惨殺事件が発生
老刑事のカンはこれが未知の怪物の仕業と告げていた
姪の巡査が向かった先は警視庁地下の一室
そこには特命を受け、異世界から転移した刑事たちが所属する特殊部隊がいた
カーチェイスの果てに、湾岸倉庫での激戦の結末は!?
詳細は一切未定
放送決定となる場合、以下3名が地球側レギュラーとなる(ハンターの配役不可)
・老刑事
・老刑事の姪
・捜査0課長
制作会社は刑事モノ、特撮モノを手がける中堅
低予算番組での上記ノウハウとセット、機材ならびに人材を保有している
●募集内訳(兼任前提)
・俳優:4~6名
0課の刑事役、被害者、VOID役スーツアクターなど
(プレイングに、役名、役柄、演技を記述のこと)
・脚本演出:若干名
・裏方全般:若干名
※モブや端役などはNPCが担当します
※撮影などはNPCが行います
●作業内訳
・CW:準備
RBからのプロットを元に、脚本作成と演出までをリゼリオのオフィス小会議室で行う
・RB:撮影
完成した脚本を元に、演技と撮影に専念
効果などの希望も指定可能
■特記
企画が通った背景にプロパガンダ需要がある
特にハンターに密接なのは、いまだ危険視されかねない覚醒者のイメージアップであり、ストーリーや演技に相応の配慮が求められている
本来、娯楽色の強いフィクションであるため、リアリズムはそこまで重要ではない
パイロット版は番組紹介が目的であり、わかりやすさも優先される
なお、現在RB側に知られる歪虚は『狂気』であり、啓蒙の意味からも対VOID戦は同系統が望ましい
マスターより
2時間スペシャルより30分番組の刑事さんのが優秀じゃあるまいか? 韮瀬です。
芸能モノですよ。奥さん。
『半日の撮影』で『120分しかRBに転移できない刑事達』の『30分ドラマ』を作る依頼です。
過去WTにあったと聞くドラマ制作シナリオとか、プロパガンダ立案シナリオと思っていただければ。描写は『完成したドラマ』本編中心、準備や裏方はオマケ扱いになります。プレイングには俳優としての、役名、役柄、演技をお忘れなく。
覚醒者がRBの平和を護る姿をアピールするための番組が、今後も続くかは皆様次第ですよ。
芸能モノですよ。奥さん。
『半日の撮影』で『120分しかRBに転移できない刑事達』の『30分ドラマ』を作る依頼です。
過去WTにあったと聞くドラマ制作シナリオとか、プロパガンダ立案シナリオと思っていただければ。描写は『完成したドラマ』本編中心、準備や裏方はオマケ扱いになります。プレイングには俳優としての、役名、役柄、演技をお忘れなく。
覚醒者がRBの平和を護る姿をアピールするための番組が、今後も続くかは皆様次第ですよ。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/03/11 23:03
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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捜査0課・相談卓 道元 ガンジ(ka6005) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2017/02/28 05:35:03 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/02/23 22:44:09 |