ゲスト
(ka0000)
奴は必ず帰ってくる
マスター:黒木茨

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/10/18 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/10/27 12:00
オープニング
●夜の猫
これは、どこかの村に密かに流れる噂です。
「日が落ちて空が黒く染まった頃、人を襲う黒猫が現れる。日が昇ると黒猫はどこかに消え、村に平穏が戻る、と」
この噂を信じるか信じないか、は置いておいて。ともかく村の人は夜の間、出来る限り閉じこもって身を守るようにしている様子。
そんな中、探検に繰り出した一人と一匹がありました。少年と猫のコンビは黒猫の噂を確かめるべく、忍び足で家を出て行きます。
「黒猫ってどんなのだろう? 気になるね、トム」
少年は猫に呼びかけて、月明かりが照らす中を歩いていきます。そして月を雲が隠す頃、少年の背後に新たな影が忍び寄りました。
「えっ!? な、何」
振り向いてみると、そこには黒猫が。にゃあん、にゃあんと鳴き声を響かせて少年の猫……もとい、トムと少年に襲い掛かりました。
しかし、トムは少年を庇うように爪を立て、襲い掛かる猫を追い払います。そして、じーっと少年を見つめるのでした。まるで、ここは俺に任せろと言うように。
「トムを置いていけないよ! 痛っ」
少年はトムを抱え上げて逃げようとしましたが、トムに伸ばした手はそのトムに引っかかれてしまいます。
「……ごめん!」
トムの心を、なんとなくですが読み取った少年は。急いで家に帰ることにしました。
無事に家にたどり着けた少年。それで、トムも朝になれば戻ってくるかと思いきや……
「戻ってこないなあ……」
トムが出かけたまましばらく戻ってこないことは、今まで少年が一緒にいる中でたびたびありましたが、今回は離れた状況が状況です。胸騒ぎを覚えた少年は、どうしても困ったら行く場所、と言われているある場所に行くことにしました。
●おねがいします!
「トムを探してほしいんです」
ある日のハンターズソサエティ支部の中、そこにやってきたのは物憂げな雰囲気を漂わせた少年でした。名前を伺うとヘンリーと言うそうです。
「えーっと……失礼、トムというのは?」
「僕の飼い猫です。昨日の夜、黒猫に襲われた僕を庇ってから戻って来ません」
受付嬢の質問に即答したヘンリーは、自分で描いたトムの絵を差し出しました。
絵を見てみると……なかなかよく描けています。これを参考に探すことも出来るでしょう。
「皆はもうダメだって言うけど、やっぱり諦めきれないです。たぶん、村の外には出てないと思います。僕はハンターさんと一緒に捜すつもりです! お礼は、少ないけど……」
本当に困っている様子の相手に、うーん。受付嬢は悩んでから、ヘンリーに言いました。
「とりあえず募集をかけてみるので、少し待っていてくださいね」
●おねがいします! その2
突然の幼い依頼人に頭を悩ませてた受付嬢さんですが、お仕事はまだまだ続きます。今度戸を叩いたのは、若い女性でした。
「さっき、ヘンリーと名乗る男の子が来ていませんでしたか」
女性のお顔には、なにやら焦りや緊張が迸っています。受付嬢が素性を聞いたところ、どうやらヘンリーのお母さんというそうです。
少し罪悪感もありますが、受付嬢は女性にヘンリーが飼い猫探しの依頼をしたことを話してみました。
「やっぱり! どうしましょう、最近はうちの村にも雑魔が出るって言うじゃないですか。そんなこと……」
女性の顔には恐怖の色も出てきました。そして、親心から出た女性の一言は受付嬢の仕事をさらに増やすことになります。
「猫探しの募集を請けたハンターの人に、ヘンリーを無事にうちまで届けさせるよう言っておいてくれませんか」
「え? あ、はい。それも依頼ということで?」
目をぱちぱちさせる受付嬢に、母親は叩き付けるような声で言うのでした。
「もちろんですわ!」
●ということで……。
「お疲れ様です。……依頼です。今回は二つを並行してやっていただくことになりますが……いいですか」
少し疲れた顔で、受付嬢はハンターを迎えました。
「一つはヘンリーくんの猫探しの手伝い、もう一つは万一の場合に備えたヘンリーくんの護衛です。……ヘンリーくんは、もう一つの、お母さんからの依頼については知らないそうです。この情報をどうするかは任せます」
そう言った受付嬢は、だいぶ前にヘンリーから受け取った絵を誰かに渡しました。
「請けるのでしたら、この絵をどうぞ。何か参考になるかもしれません」
これは、どこかの村に密かに流れる噂です。
「日が落ちて空が黒く染まった頃、人を襲う黒猫が現れる。日が昇ると黒猫はどこかに消え、村に平穏が戻る、と」
この噂を信じるか信じないか、は置いておいて。ともかく村の人は夜の間、出来る限り閉じこもって身を守るようにしている様子。
そんな中、探検に繰り出した一人と一匹がありました。少年と猫のコンビは黒猫の噂を確かめるべく、忍び足で家を出て行きます。
「黒猫ってどんなのだろう? 気になるね、トム」
少年は猫に呼びかけて、月明かりが照らす中を歩いていきます。そして月を雲が隠す頃、少年の背後に新たな影が忍び寄りました。
「えっ!? な、何」
振り向いてみると、そこには黒猫が。にゃあん、にゃあんと鳴き声を響かせて少年の猫……もとい、トムと少年に襲い掛かりました。
しかし、トムは少年を庇うように爪を立て、襲い掛かる猫を追い払います。そして、じーっと少年を見つめるのでした。まるで、ここは俺に任せろと言うように。
「トムを置いていけないよ! 痛っ」
少年はトムを抱え上げて逃げようとしましたが、トムに伸ばした手はそのトムに引っかかれてしまいます。
「……ごめん!」
トムの心を、なんとなくですが読み取った少年は。急いで家に帰ることにしました。
無事に家にたどり着けた少年。それで、トムも朝になれば戻ってくるかと思いきや……
「戻ってこないなあ……」
トムが出かけたまましばらく戻ってこないことは、今まで少年が一緒にいる中でたびたびありましたが、今回は離れた状況が状況です。胸騒ぎを覚えた少年は、どうしても困ったら行く場所、と言われているある場所に行くことにしました。
●おねがいします!
「トムを探してほしいんです」
ある日のハンターズソサエティ支部の中、そこにやってきたのは物憂げな雰囲気を漂わせた少年でした。名前を伺うとヘンリーと言うそうです。
「えーっと……失礼、トムというのは?」
「僕の飼い猫です。昨日の夜、黒猫に襲われた僕を庇ってから戻って来ません」
受付嬢の質問に即答したヘンリーは、自分で描いたトムの絵を差し出しました。
絵を見てみると……なかなかよく描けています。これを参考に探すことも出来るでしょう。
「皆はもうダメだって言うけど、やっぱり諦めきれないです。たぶん、村の外には出てないと思います。僕はハンターさんと一緒に捜すつもりです! お礼は、少ないけど……」
本当に困っている様子の相手に、うーん。受付嬢は悩んでから、ヘンリーに言いました。
「とりあえず募集をかけてみるので、少し待っていてくださいね」
●おねがいします! その2
突然の幼い依頼人に頭を悩ませてた受付嬢さんですが、お仕事はまだまだ続きます。今度戸を叩いたのは、若い女性でした。
「さっき、ヘンリーと名乗る男の子が来ていませんでしたか」
女性のお顔には、なにやら焦りや緊張が迸っています。受付嬢が素性を聞いたところ、どうやらヘンリーのお母さんというそうです。
少し罪悪感もありますが、受付嬢は女性にヘンリーが飼い猫探しの依頼をしたことを話してみました。
「やっぱり! どうしましょう、最近はうちの村にも雑魔が出るって言うじゃないですか。そんなこと……」
女性の顔には恐怖の色も出てきました。そして、親心から出た女性の一言は受付嬢の仕事をさらに増やすことになります。
「猫探しの募集を請けたハンターの人に、ヘンリーを無事にうちまで届けさせるよう言っておいてくれませんか」
「え? あ、はい。それも依頼ということで?」
目をぱちぱちさせる受付嬢に、母親は叩き付けるような声で言うのでした。
「もちろんですわ!」
●ということで……。
「お疲れ様です。……依頼です。今回は二つを並行してやっていただくことになりますが……いいですか」
少し疲れた顔で、受付嬢はハンターを迎えました。
「一つはヘンリーくんの猫探しの手伝い、もう一つは万一の場合に備えたヘンリーくんの護衛です。……ヘンリーくんは、もう一つの、お母さんからの依頼については知らないそうです。この情報をどうするかは任せます」
そう言った受付嬢は、だいぶ前にヘンリーから受け取った絵を誰かに渡しました。
「請けるのでしたら、この絵をどうぞ。何か参考になるかもしれません」
解説
・概要
舞台はどこかの村です。
現状、依頼として出ているのは二つです
まず一つ。ヘンリーの飼い猫らしい、トムを探してください
二つ。こっそり、ヘンリーの護衛をしてください
また、ヘンリーは一人でこっそり依頼をしたつもりになっています
お母さんからの依頼のことは伏せるか、言ってしまうかは自由です。
調査は朝~夜いつでも可能、3日間探しても見つからない場合、ヘンリーは諦めます
猫型雑魔との戦闘になる可能性もあります
・同行者
ヘンリーくん
朝~夕方までハンターに同行し、夜になったら家に帰ります
・情報
一枚、トムの絵を貰っています。絵には小太りの三毛猫が描かれています
指示があった場合、ヘンリーはトムに関する情報を話してくれます。
(癖、よく行っていた場所、好物……等々)
村の人から黒猫こと猫型雑魔に関する話を聞けます。
(猫型がどこに出没するか……等々)
舞台はどこかの村です。
現状、依頼として出ているのは二つです
まず一つ。ヘンリーの飼い猫らしい、トムを探してください
二つ。こっそり、ヘンリーの護衛をしてください
また、ヘンリーは一人でこっそり依頼をしたつもりになっています
お母さんからの依頼のことは伏せるか、言ってしまうかは自由です。
調査は朝~夜いつでも可能、3日間探しても見つからない場合、ヘンリーは諦めます
猫型雑魔との戦闘になる可能性もあります
・同行者
ヘンリーくん
朝~夕方までハンターに同行し、夜になったら家に帰ります
・情報
一枚、トムの絵を貰っています。絵には小太りの三毛猫が描かれています
指示があった場合、ヘンリーはトムに関する情報を話してくれます。
(癖、よく行っていた場所、好物……等々)
村の人から黒猫こと猫型雑魔に関する話を聞けます。
(猫型がどこに出没するか……等々)
マスターより
黒木です!今回は飼い猫探しをやって頂きたいと思います。
舞台となる場所には夜限定とはいえ雑魔もいらっしゃいますのでご注意を。
二つ同時遂行の形になりますが、結果については片方だけ成功した場合も考慮したものになると思います。
今回も白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
舞台となる場所には夜限定とはいえ雑魔もいらっしゃいますのでご注意を。
二つ同時遂行の形になりますが、結果については片方だけ成功した場合も考慮したものになると思います。
今回も白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/10/26 19:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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猫捜索相談卓 Gacrux(ka2726) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/10/19 01:28:37 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/10/14 09:02:50 |