ゲスト
(ka0000)
乙女、草を以て村おこし
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在15人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/03/21 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/03/30 15:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●草が来る
領内の話でイノア・クリシスは形の良い眉をしかめた。
「なぜ、あの村には草が集まるのでしょうか」
去年は一晩で草まみれになり、雑魔もなぜか住み着き大変な騒ぎになったのだった。
かねてから調査はしてあった。隣の領主のところや自分のところの牧草地などの草が原因でもある。それだけではなく、近隣に飛びやすい草が生える地域があるらしく、一層集まる。
「……年によっては差はありますけど、防げればいいのですが」
なかなかいうまくかないから毎年悩む。
できれば飛んでくるなということだ。自然現象なために完全な停止は難しい。
「……昨年、ハンターの方が面白いことを提案していましたね」
当時の領主は父ウィリアム・クリシスだった。その書類を見る。
「今年、イベントをやるとして草が集まるかは不明ですわね」
イノアは難しい顔になる。
そこに、扉がノックされる。
「どうぞ」
「失礼します。べリンガー家の方からの手紙を持ってきたという子供がいるのですが……」
手紙だけなら家の者に渡せば終わりだろう。重要な親書だろうかとイノアは思ったがすぐに打ち消す。
「子供?」
「はい……どういたしましょうか? きちんと届けたというサインをもらわないといけないと言っているのです」
「……通してちょうだい」
不思議がりながら通した。暗殺者等も疑われるが、自分を殺したところで得られるものは大したことはないと腹をくくった。
●和気あいあい
ルゥルは緊張して執務室に入った。
「初めまして……みぎゃ? お姫様!」
「ふふっ、わたくしなどそんな身分じゃないですわ。わたくしはここの領主のイノア・クリシスです」
「初めまして! 領主さんに頼まれて手紙を運んできたハンターのルゥルです」
「まあ、ハンターなの」
「ハイです」
手紙をルゥルは渡す。
「確かに受け取りました」
「これにサインください。ルゥルがちゃんと渡したって」
首にかけているメモ帳を開いて渡す。
ちらりと見るとハンターズソサエティの職員の名前もある。どうやら、チェックポイントになっているようだ。目標があれば寄り道も減る。
「はい、これで良いかしら」
「ありがとうございます」
「この後は忙しいのかしら?」
「町を見学して帰ります。きちんと帰らないと、怒られてしまうです」
保護者の監視は強力なようだ。
「ルゥルさん、こういうイベントあると楽しいかしら?」
イノアは試しに草の話をした。
「それはいいと思うです! リアルブルーには案山子祭りとか雪まつりってあるそうです。いろいろ像を作って飾ってみんなで見物するのです」
「案山子?」
「そうです。草なら藁人形とか案山子になるです?」
「なるでしょうね」
「それをいろいろ組み合わせて作れば、かっこよかったり可愛いものができるに違いありません!」
「なるほど」
イノアは少し考えた。
「ルゥルさんは忙しくないとおっしゃられましたね?」
「はいです」
「もし、イベントの提案とか請け負っていただくことはできますか」
「やるです! その前に、師匠かマークさんに聞いてからです」
師匠は魔術師の先生であり、マークとは師匠の隣家のエクラ教会在住の司祭である。
後日会う約束をして、駄目なら駄目でかまわないとイノアは思った。
約束の日、ルゥルが飛び跳ねるようにイノアのもとにやってきたのだった。
●張り紙
案山子祭り開催!
日時 ▽月×日
場所 アックサ村
作るもよし、見るもよしです! 簡単な飲食物販売も可能です。
ただし、草がふわふわ飛んでくる関係で、屋外での火の取り扱いは非常に神経を使うこととなるです。協力してくれる村の方が台所は貸してくれるそうです。
皆様、奮ってご参加してくださいです。
主催 イノア・クリシス、お手伝い 魔術師の弟子ルゥル
●草が来る
領内の話でイノア・クリシスは形の良い眉をしかめた。
「なぜ、あの村には草が集まるのでしょうか」
去年は一晩で草まみれになり、雑魔もなぜか住み着き大変な騒ぎになったのだった。
かねてから調査はしてあった。隣の領主のところや自分のところの牧草地などの草が原因でもある。それだけではなく、近隣に飛びやすい草が生える地域があるらしく、一層集まる。
「……年によっては差はありますけど、防げればいいのですが」
なかなかいうまくかないから毎年悩む。
できれば飛んでくるなということだ。自然現象なために完全な停止は難しい。
「……昨年、ハンターの方が面白いことを提案していましたね」
当時の領主は父ウィリアム・クリシスだった。その書類を見る。
「今年、イベントをやるとして草が集まるかは不明ですわね」
イノアは難しい顔になる。
そこに、扉がノックされる。
「どうぞ」
「失礼します。べリンガー家の方からの手紙を持ってきたという子供がいるのですが……」
手紙だけなら家の者に渡せば終わりだろう。重要な親書だろうかとイノアは思ったがすぐに打ち消す。
「子供?」
「はい……どういたしましょうか? きちんと届けたというサインをもらわないといけないと言っているのです」
「……通してちょうだい」
不思議がりながら通した。暗殺者等も疑われるが、自分を殺したところで得られるものは大したことはないと腹をくくった。
●和気あいあい
ルゥルは緊張して執務室に入った。
「初めまして……みぎゃ? お姫様!」
「ふふっ、わたくしなどそんな身分じゃないですわ。わたくしはここの領主のイノア・クリシスです」
「初めまして! 領主さんに頼まれて手紙を運んできたハンターのルゥルです」
「まあ、ハンターなの」
「ハイです」
手紙をルゥルは渡す。
「確かに受け取りました」
「これにサインください。ルゥルがちゃんと渡したって」
首にかけているメモ帳を開いて渡す。
ちらりと見るとハンターズソサエティの職員の名前もある。どうやら、チェックポイントになっているようだ。目標があれば寄り道も減る。
「はい、これで良いかしら」
「ありがとうございます」
「この後は忙しいのかしら?」
「町を見学して帰ります。きちんと帰らないと、怒られてしまうです」
保護者の監視は強力なようだ。
「ルゥルさん、こういうイベントあると楽しいかしら?」
イノアは試しに草の話をした。
「それはいいと思うです! リアルブルーには案山子祭りとか雪まつりってあるそうです。いろいろ像を作って飾ってみんなで見物するのです」
「案山子?」
「そうです。草なら藁人形とか案山子になるです?」
「なるでしょうね」
「それをいろいろ組み合わせて作れば、かっこよかったり可愛いものができるに違いありません!」
「なるほど」
イノアは少し考えた。
「ルゥルさんは忙しくないとおっしゃられましたね?」
「はいです」
「もし、イベントの提案とか請け負っていただくことはできますか」
「やるです! その前に、師匠かマークさんに聞いてからです」
師匠は魔術師の先生であり、マークとは師匠の隣家のエクラ教会在住の司祭である。
後日会う約束をして、駄目なら駄目でかまわないとイノアは思った。
約束の日、ルゥルが飛び跳ねるようにイノアのもとにやってきたのだった。
●張り紙
案山子祭り開催!
日時 ▽月×日
場所 アックサ村
作るもよし、見るもよしです! 簡単な飲食物販売も可能です。
ただし、草がふわふわ飛んでくる関係で、屋外での火の取り扱いは非常に神経を使うこととなるです。協力してくれる村の方が台所は貸してくれるそうです。
皆様、奮ってご参加してくださいです。
主催 イノア・クリシス、お手伝い 魔術師の弟子ルゥル
解説
とある領地にある村で、草を使った村おこしに参加する
●状況
ほうき草とかススキの先っぽみたいな草がほうぼうから飛ばされて、どうしてか集まってしまう村がある。
去年は村が埋まってしまった挙句、雑魔まで入り込んでしまっていた(参照「領主嘆きの草ジャック」)。
そして、今年は、OP通り防御もしてあるが、いかんせん軽い枯草たちは柵も乗り越えちゃったりしています。
●参加
草を使ってオブジェを作る。縄や適度な棒は現地にあります。
見学に来る。オブジェがないと見学もできないですので、案山子でも簡単に作ることはお勧めします。
露店を開いてみる。火は外で禁止なので、協賛してくれる村人の家で調理することとなります。
※同道の方がいる場合は「その方の名前とIDと関係」があるとそれらしく描かれることなります。
●NPC
ルゥル 元気なエルフの女の子。何かあったらひとまず答える係も請け負います。出発48時間前まで。
イノア・クリシス 15歳くらいの少女領主。しっかりしている。きりっとした美少女。なお前領主の父親は隠居の上、先日出陣後ひきこもり中。
●状況
ほうき草とかススキの先っぽみたいな草がほうぼうから飛ばされて、どうしてか集まってしまう村がある。
去年は村が埋まってしまった挙句、雑魔まで入り込んでしまっていた(参照「領主嘆きの草ジャック」)。
そして、今年は、OP通り防御もしてあるが、いかんせん軽い枯草たちは柵も乗り越えちゃったりしています。
●参加
草を使ってオブジェを作る。縄や適度な棒は現地にあります。
見学に来る。オブジェがないと見学もできないですので、案山子でも簡単に作ることはお勧めします。
露店を開いてみる。火は外で禁止なので、協賛してくれる村人の家で調理することとなります。
※同道の方がいる場合は「その方の名前とIDと関係」があるとそれらしく描かれることなります。
●NPC
ルゥル 元気なエルフの女の子。何かあったらひとまず答える係も請け負います。出発48時間前まで。
イノア・クリシス 15歳くらいの少女領主。しっかりしている。きりっとした美少女。なお前領主の父親は隠居の上、先日出陣後ひきこもり中。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
去年、提案があったので、ふとシナリオにしてみました。
案山子の展示イベントみたいな感じです。露店と言っても火を使うというより、持ち出して販売みたいな感じですね。
父親のウィリアムはプエルに狙われた後、落ち込み中です。
よろしくお願いします。
去年、提案があったので、ふとシナリオにしてみました。
案山子の展示イベントみたいな感じです。露店と言っても火を使うというより、持ち出して販売みたいな感じですね。
父親のウィリアムはプエルに狙われた後、落ち込み中です。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/03/27 19:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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おしえてルゥルちゃんのお部屋 ミリア・ラスティソード(ka1287) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/03/18 19:42:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/03/20 16:53:30 |
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案山子祭りへようこそ ディーナ・フェルミ(ka5843) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2017/03/20 22:19:16 |