ゲスト
(ka0000)
【詩天】遅咲きの桜と慰労会
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/02 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/05/16 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
「秋寿兄様。今年も咲きましたよ。見えますか……?」
秋寿の位牌を持ち、高台に立つ三条 真美(kz0198)。
詩天は若峰の町。あちこちにある遅咲きの桜が、今年も見事に咲いた。
――秋寿はこの花を見るのがとても好きだった。
――初代詩天の依代とされていた秋寿。
仙秋の呪縛から解き放ったあの時に、髪の毛一筋も残さずに消えてしまった。
せめて、あの人の心が慰められるようにと、あの後三条家軍師・水野 武徳(kz0196)に頼んで位牌を用意して貰った。
……真美自身、こうして『秋寿』として縋るものが欲しかったのかもしれない。
別にこの位牌に、秋寿兄様の心がなくても構わない。
どこかで、この桜を楽しんでいてくれたら、それでいい――。
「真美様。お待たせ致しました。ハンター殿をご招待する用意が出来ましたぞ」
「ありがとう、武徳。財政難なのに無理を言ってごめんなさい」
「いやいや。詩天を苦しめていた怨敵を討ち滅ぼすことが出来たのもハンター達のお陰ですからな」
頭を下げる真美に、目を細める武徳。
真美は、仙秋討伐や、詩天を苦しめていた歪虚を討ち払ったハンター達の慰労をしたいと武徳に打診し、彼はその準備の為に奔走していたのだ。
詩天はかねてよりの財政難ではあったが、ハンター達とのつながりを強くしておくのは詩天にとっても損にはなるまい。
何より……武徳自身もまた、ハンター達には感謝の念を抱いていた。
「あまりご馳走と言えるものは用意出来ませなんだが……詩天の酒と、漁村から魚の干物を用意致しました。そうそう、各所に慰労会を開くと申し伝えたところ、他にも萩野村や若峰の町人達から差し入れが届きましてな。何とか体裁は保てそうですぞ」
「そうですか。良かったです。ハンターの皆様も喜んでくださるといいんですが」
「それでは、ハンター殿達へ招待状を手配すると致します。真美様は若峰の町の修繕案に目を通して戴きたく」
「分かりました。お願いしますね」
真美に頭を下げて、席を辞する武徳。
ひとまずの脅威は去り、詩天の復興が始まろうとしている。
「皆さん、九代目詩天さんから招待状が来ていますよ」
人が多く集まるハンターズソサエティ。ソサエティ職員、イソラが手紙を持ってハンター達に歩み寄る。
「招待って何の話だ?」
「初代詩天、三条 仙秋討伐や、詩天の治安維持に努めたハンターさん達にお礼がしたいとかで、慰労会を開かれるそうです。そこに皆さまを招待したいとのことですよ」
「……ああ、そういうことね」
手紙を広げながら笑顔で続けたイソラに、ハンターも笑顔で頷く。
「真美さん達の方でお食事やお飲み物は用意されているそうですが、差し入れも歓迎だそうです。遅咲きの桜が綺麗だから、是非楽しんでいって欲しいって書いてありましたよ」
「……サクラ?」
「東方では一般的な花なんだが……春に咲く花でな。淡い桃色が空一面を覆って綺麗なんだ」
「へえ。それは楽しみですね」
「詩天の名物食べられるかな」
「詩天のお酒、飲んでみたかったのよね」
「そういえば真美くん、詩天を出たことないって言ってたわね。西方のお食事食べたことないんじゃないかしら」
「そりゃいいや。何か差し入れ持っていこうぜ」
「ちょっとー! 皆さん盛り上がるのはいいですけど、どなたが行くのか先にお知らせしないといけないですからこちらにお名前書いてくださいねー!」
はしゃぐ開拓者達。イソラの声がオフィス内に響く。
まだ、残された課題は色々とあるけれど、ひとまずの区切りはついた。
戦いを制し、勝ち残ったことを祝おう――。
ハンター達は、真美が示した会場へと足を運ぶのだった。
「秋寿兄様。今年も咲きましたよ。見えますか……?」
秋寿の位牌を持ち、高台に立つ三条 真美(kz0198)。
詩天は若峰の町。あちこちにある遅咲きの桜が、今年も見事に咲いた。
――秋寿はこの花を見るのがとても好きだった。
――初代詩天の依代とされていた秋寿。
仙秋の呪縛から解き放ったあの時に、髪の毛一筋も残さずに消えてしまった。
せめて、あの人の心が慰められるようにと、あの後三条家軍師・水野 武徳(kz0196)に頼んで位牌を用意して貰った。
……真美自身、こうして『秋寿』として縋るものが欲しかったのかもしれない。
別にこの位牌に、秋寿兄様の心がなくても構わない。
どこかで、この桜を楽しんでいてくれたら、それでいい――。
「真美様。お待たせ致しました。ハンター殿をご招待する用意が出来ましたぞ」
「ありがとう、武徳。財政難なのに無理を言ってごめんなさい」
「いやいや。詩天を苦しめていた怨敵を討ち滅ぼすことが出来たのもハンター達のお陰ですからな」
頭を下げる真美に、目を細める武徳。
真美は、仙秋討伐や、詩天を苦しめていた歪虚を討ち払ったハンター達の慰労をしたいと武徳に打診し、彼はその準備の為に奔走していたのだ。
詩天はかねてよりの財政難ではあったが、ハンター達とのつながりを強くしておくのは詩天にとっても損にはなるまい。
何より……武徳自身もまた、ハンター達には感謝の念を抱いていた。
「あまりご馳走と言えるものは用意出来ませなんだが……詩天の酒と、漁村から魚の干物を用意致しました。そうそう、各所に慰労会を開くと申し伝えたところ、他にも萩野村や若峰の町人達から差し入れが届きましてな。何とか体裁は保てそうですぞ」
「そうですか。良かったです。ハンターの皆様も喜んでくださるといいんですが」
「それでは、ハンター殿達へ招待状を手配すると致します。真美様は若峰の町の修繕案に目を通して戴きたく」
「分かりました。お願いしますね」
真美に頭を下げて、席を辞する武徳。
ひとまずの脅威は去り、詩天の復興が始まろうとしている。
「皆さん、九代目詩天さんから招待状が来ていますよ」
人が多く集まるハンターズソサエティ。ソサエティ職員、イソラが手紙を持ってハンター達に歩み寄る。
「招待って何の話だ?」
「初代詩天、三条 仙秋討伐や、詩天の治安維持に努めたハンターさん達にお礼がしたいとかで、慰労会を開かれるそうです。そこに皆さまを招待したいとのことですよ」
「……ああ、そういうことね」
手紙を広げながら笑顔で続けたイソラに、ハンターも笑顔で頷く。
「真美さん達の方でお食事やお飲み物は用意されているそうですが、差し入れも歓迎だそうです。遅咲きの桜が綺麗だから、是非楽しんでいって欲しいって書いてありましたよ」
「……サクラ?」
「東方では一般的な花なんだが……春に咲く花でな。淡い桃色が空一面を覆って綺麗なんだ」
「へえ。それは楽しみですね」
「詩天の名物食べられるかな」
「詩天のお酒、飲んでみたかったのよね」
「そういえば真美くん、詩天を出たことないって言ってたわね。西方のお食事食べたことないんじゃないかしら」
「そりゃいいや。何か差し入れ持っていこうぜ」
「ちょっとー! 皆さん盛り上がるのはいいですけど、どなたが行くのか先にお知らせしないといけないですからこちらにお名前書いてくださいねー!」
はしゃぐ開拓者達。イソラの声がオフィス内に響く。
まだ、残された課題は色々とあるけれど、ひとまずの区切りはついた。
戦いを制し、勝ち残ったことを祝おう――。
ハンター達は、真美が示した会場へと足を運ぶのだった。
解説
さて、今回は事件ではありません。
詩天は若峰の町の一角で催される、慰労会をお楽しみください。
仙秋討伐や詩天の治安を守る為に尽力されたハンター様は是非お越し下さいませ。
飲むもよし、食い倒れて戴くもよし、楽しく踊るのもよし、遅咲きの桜を楽しんで戴くもよし、今まであったことをしみじみと語り合って戴くもよしです。
あーんなことやこーんなこともしてOKです。
真美や武徳がお食事や飲み物を用意していますが、差し入れも歓迎です。
真美は西方の食事を食べたことがないので興味津々だと思います。
また、『詩天救国の士』の称号をお持ちの方は、猫又の詩天シナリオに限りますが有名人として扱われます。
街を歩いていると町人から声をかけられるのは勿論、握手やサイン、赤子の名づけなどを求められる可能性があります。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】三条 真美(kz0198)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
皆さまの案内役として真美が同行しています。
武徳も呼べば顔を出します。
■その他
白紙は描写できませんのでご注意ください。
詩天は若峰の町の一角で催される、慰労会をお楽しみください。
仙秋討伐や詩天の治安を守る為に尽力されたハンター様は是非お越し下さいませ。
飲むもよし、食い倒れて戴くもよし、楽しく踊るのもよし、遅咲きの桜を楽しんで戴くもよし、今まであったことをしみじみと語り合って戴くもよしです。
あーんなことやこーんなこともしてOKです。
真美や武徳がお食事や飲み物を用意していますが、差し入れも歓迎です。
真美は西方の食事を食べたことがないので興味津々だと思います。
また、『詩天救国の士』の称号をお持ちの方は、猫又の詩天シナリオに限りますが有名人として扱われます。
街を歩いていると町人から声をかけられるのは勿論、握手やサイン、赤子の名づけなどを求められる可能性があります。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】三条 真美(kz0198)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
皆さまの案内役として真美が同行しています。
武徳も呼べば顔を出します。
■その他
白紙は描写できませんのでご注意ください。
マスターより
お世話になっております。猫又です。
皆様、仙秋の討伐お疲れ様でした……ということで、慰労会のイベシナをお届けします。
今まであまり詩天でのんびりすることがなかったと思います。是非平和な詩天をお楽しみください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
皆様、仙秋の討伐お疲れ様でした……ということで、慰労会のイベシナをお届けします。
今まであまり詩天でのんびりすることがなかったと思います。是非平和な詩天をお楽しみください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/05/19 06:34