ゲスト
(ka0000)
死人の墓荒らし
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/11/08 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/11/17 07:30
オープニング
●
「よっと……これで最後か? 手間かけさせてくれたぜ」
そう言って息を吐いたクロウ。その周囲には数体のゾンビが倒れていた。
「あぁ、キッチリ潰しとかないとまずいか。後でよみがえられても事だからな……」
クロウは魔導ガントレットを足元に向け、丁寧にゾンビの頭部を機導砲で撃ちぬいていく。
帝国南部、グライシュタット……先日剣機による襲撃が行われた都市だ。
都市を守る第五師団にも剣機の襲撃は予想外のことであり、被害は思いのほか大きかった。その為、現在復興作業の真っ最中だ。
だが、その作業中ちょっとした問題が発生していた。
剣機が輸送を行っていた歪虚を乗せたコンテナ。その中でも未だ閉じられたままの物が発見されたのだ。
今クロウが退治したゾンビたちも、その中の一つに入っていた。
第五師団は元々戦力に乏しい師団だ。そのうえ今回の戦闘で多数のけが人が出ており、人手不足に拍車がかかっている。
それでも王国での大規模な戦闘に備えて戦闘配備を整えたり、哨戒頻度を剣機襲撃前と同水準に保っているというのだから驚きだ。
「お陰で上等兵以上はほぼ休み無し……確か兵長が一人ぶっ倒れたとか言ってたか。ヒンメルリッターも大変だな……」
そんなわけで、コンテナの発見自体は空からヒンメルリッターが行ってはいたものの、その処理にはクロウのようなハンターが動員されているというわけだ。
「それにしても、なんでグライシュタットが襲撃されたのかねぇ……」
グライシュタット自体には正直言って大した戦略的価値は無い。それでもあえて理由を挙げるならグライシュタットを守るヒンメルリッタ-が航空部隊であり、剣機が飛行するタイプであれば帝都の守りを優先する。その結果グライシュタットの守りが薄くなる。そこまで考えたうえで弱いところを切り崩していこうと考えたか。
「あるいは、もっと単純に私怨なんてのも……」
そこまで考えて、クロウは頭を振る。こんなことを考えても無意味だ。すでに剣機は倒されたのだし、襲撃があるにしてもまたしばらく間が空くことだろう。
「さて、次に行くか……あっちは確か別のハンターたちが行ってるんだよな、それじゃ俺は逆を潰していくか……」
地図を睨みながら呟いたクロウは、覚醒を維持したまま次のコンテナへ向かっていった。
●
「……ふん、鈍間共め。さっさと作業を進めろ」
グライシュタットの外れにある墓地。そこに一人の男が立っていた。
年は20代ぐらい、いかにも不健康そうな顔の眉間に皺を寄せ、周囲に命令を下している。その後ろにはグリフォンより一回り大きい翼竜が控えている。その半身は機械で覆われ、その半身は崩れかけた腐肉……言うなれば小型の剣機といったところだ。
側には大きなコンテナがある。男が命令を下している相手……ゾンビたちはそこから出てきたのであろう。 ゾンビたちが攻撃を加えることも無く、むしろその命令に従うように動いている。男が人間の敵……しかも、それなりに高位の敵であろうことは間違いないだろう。
「それにしても、今回の剣機は無様だったな。これだけ優位な条件で都市一つ落とせないとは……」
ふと、男が目線をゾンビたちに向けると、丁度一つの棺が運び出されているところだった。それを見て、男はニタリと笑う。
「……まぁいい。都市への被害は十分出せたようだし……また新たな苦痛を与えてやる機会が増えたと考えるとしよう……さっさと運べ」
言われるがままゾンビたちは翼竜の背に棺を乗せる……墓地にハンターたちが到着したのはそんな時だった。
男はハンターたちを一瞥し……興味なさげに溜息を吐く。
「ヒンメルリッターではないようだな……ならば用は無い。戦ってやる義理も無い」
そう言って男は軽く手を挙げる。すると、それを合図にゾンビたちが一斉にハンターたちへ襲い掛かった。
「一人ずつ、丁寧に殺してやれ……」
その様子を見て笑みを浮かべながら、男は後に立つ翼竜の下へ悠々と歩きはじめた。
「よっと……これで最後か? 手間かけさせてくれたぜ」
そう言って息を吐いたクロウ。その周囲には数体のゾンビが倒れていた。
「あぁ、キッチリ潰しとかないとまずいか。後でよみがえられても事だからな……」
クロウは魔導ガントレットを足元に向け、丁寧にゾンビの頭部を機導砲で撃ちぬいていく。
帝国南部、グライシュタット……先日剣機による襲撃が行われた都市だ。
都市を守る第五師団にも剣機の襲撃は予想外のことであり、被害は思いのほか大きかった。その為、現在復興作業の真っ最中だ。
だが、その作業中ちょっとした問題が発生していた。
剣機が輸送を行っていた歪虚を乗せたコンテナ。その中でも未だ閉じられたままの物が発見されたのだ。
今クロウが退治したゾンビたちも、その中の一つに入っていた。
第五師団は元々戦力に乏しい師団だ。そのうえ今回の戦闘で多数のけが人が出ており、人手不足に拍車がかかっている。
それでも王国での大規模な戦闘に備えて戦闘配備を整えたり、哨戒頻度を剣機襲撃前と同水準に保っているというのだから驚きだ。
「お陰で上等兵以上はほぼ休み無し……確か兵長が一人ぶっ倒れたとか言ってたか。ヒンメルリッターも大変だな……」
そんなわけで、コンテナの発見自体は空からヒンメルリッターが行ってはいたものの、その処理にはクロウのようなハンターが動員されているというわけだ。
「それにしても、なんでグライシュタットが襲撃されたのかねぇ……」
グライシュタット自体には正直言って大した戦略的価値は無い。それでもあえて理由を挙げるならグライシュタットを守るヒンメルリッタ-が航空部隊であり、剣機が飛行するタイプであれば帝都の守りを優先する。その結果グライシュタットの守りが薄くなる。そこまで考えたうえで弱いところを切り崩していこうと考えたか。
「あるいは、もっと単純に私怨なんてのも……」
そこまで考えて、クロウは頭を振る。こんなことを考えても無意味だ。すでに剣機は倒されたのだし、襲撃があるにしてもまたしばらく間が空くことだろう。
「さて、次に行くか……あっちは確か別のハンターたちが行ってるんだよな、それじゃ俺は逆を潰していくか……」
地図を睨みながら呟いたクロウは、覚醒を維持したまま次のコンテナへ向かっていった。
●
「……ふん、鈍間共め。さっさと作業を進めろ」
グライシュタットの外れにある墓地。そこに一人の男が立っていた。
年は20代ぐらい、いかにも不健康そうな顔の眉間に皺を寄せ、周囲に命令を下している。その後ろにはグリフォンより一回り大きい翼竜が控えている。その半身は機械で覆われ、その半身は崩れかけた腐肉……言うなれば小型の剣機といったところだ。
側には大きなコンテナがある。男が命令を下している相手……ゾンビたちはそこから出てきたのであろう。 ゾンビたちが攻撃を加えることも無く、むしろその命令に従うように動いている。男が人間の敵……しかも、それなりに高位の敵であろうことは間違いないだろう。
「それにしても、今回の剣機は無様だったな。これだけ優位な条件で都市一つ落とせないとは……」
ふと、男が目線をゾンビたちに向けると、丁度一つの棺が運び出されているところだった。それを見て、男はニタリと笑う。
「……まぁいい。都市への被害は十分出せたようだし……また新たな苦痛を与えてやる機会が増えたと考えるとしよう……さっさと運べ」
言われるがままゾンビたちは翼竜の背に棺を乗せる……墓地にハンターたちが到着したのはそんな時だった。
男はハンターたちを一瞥し……興味なさげに溜息を吐く。
「ヒンメルリッターではないようだな……ならば用は無い。戦ってやる義理も無い」
そう言って男は軽く手を挙げる。すると、それを合図にゾンビたちが一斉にハンターたちへ襲い掛かった。
「一人ずつ、丁寧に殺してやれ……」
その様子を見て笑みを浮かべながら、男は後に立つ翼竜の下へ悠々と歩きはじめた。
解説
・目的
敵集団の殲滅
・状況
PCたちは第五師団から雇われた傭兵となる。
戦場はグライシュタットの外れにある墓地。
コンテナの落下やゾンビたちが地面を掘り起こした影響で墓石なども破壊されており、多少足場の悪い平地と考えて差支えない。
・敵情報
ゾンビ×8
一般的なゾンビを多少強化したもの。耐久力が高いのが特徴。
殴る、噛みつき等近接攻撃の他、口から毒液を吐き出して攻撃を行う。
男&翼竜
顔色の悪そうな男と剣機リンドブルムと類似した翼竜。
男は鞭、ナイフを所持しているのが確認できている。それ以外の詳細は不明。
※以下PL情報
・敵情報
ゾンビたちは全員で同じ対象を狙う傾向がある。
男&翼竜は攻撃行動を行わず、戦闘開始から2ラウンド目頭に撤退。
戦闘を仕掛ける場合、依頼の難易度が跳ね上がる。
敵集団の殲滅
・状況
PCたちは第五師団から雇われた傭兵となる。
戦場はグライシュタットの外れにある墓地。
コンテナの落下やゾンビたちが地面を掘り起こした影響で墓石なども破壊されており、多少足場の悪い平地と考えて差支えない。
・敵情報
ゾンビ×8
一般的なゾンビを多少強化したもの。耐久力が高いのが特徴。
殴る、噛みつき等近接攻撃の他、口から毒液を吐き出して攻撃を行う。
男&翼竜
顔色の悪そうな男と剣機リンドブルムと類似した翼竜。
男は鞭、ナイフを所持しているのが確認できている。それ以外の詳細は不明。
※以下PL情報
・敵情報
ゾンビたちは全員で同じ対象を狙う傾向がある。
男&翼竜は攻撃行動を行わず、戦闘開始から2ラウンド目頭に撤退。
戦闘を仕掛ける場合、依頼の難易度が跳ね上がる。
マスターより
お世話になっております、植田です。
なんか強そうな敵が出てきましたが、基本はゾンビさえ倒せばいい依頼なので、気楽にやっていただければと。
なお、最初の方でクロウが戦ったりしてますが、今回彼は話の本筋とは何の関係もありません。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
なんか強そうな敵が出てきましたが、基本はゾンビさえ倒せばいい依頼なので、気楽にやっていただければと。
なお、最初の方でクロウが戦ったりしてますが、今回彼は話の本筋とは何の関係もありません。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/11/16 06:23
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 レオーネ・インヴェトーレ(ka1441) 人間(クリムゾンウェスト)|15才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/11/08 00:50:06 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/11/05 21:25:56 |