ゲスト
(ka0000)
あなたのかわりにショッピング
マスター:紺堂 カヤ

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2017/09/19 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/09/28 15:00
オープニング
人気ブランド、「RINA'S STAR」の限定品・星屑リボン。
ずっと欲しかったそれを、ただ手に入れたわけではない。
大好きな人から、誕生日にプレゼントされたのだ。
嬉しいなんてものではない。天にも昇る気持ち、とはこのことかと思ったほどだ。
六月の誕生日以来、ダイヤはそのリボンを飽きもせずに眺めていた。
「……お嬢さま、またですか?」
最初はニヤニヤ見守っていたメイドたちも、最近はさすがに呆れ気味だ。
「お召しになったらいいではないですか。髪、結いましょうか?」
「だ、だって! もったいないんだもん!」
「お嬢さまはお金持ちのお家にお生まれのくせに貧乏性ですねえ」
「そういう問題じゃないっ!」
ダイヤは頬をふくらませる。
「お気持ちはわかりますけれど、贈った側としても、お召しになったところを見たいんじゃありませんか? ねえ、クロスさん」
メイドは、タイミング良くと言うべきか悪くというべきか、傍を通りかかった使用人・クロスに声をかけた。ダイヤの心臓が跳ね上がる。彼こそが、ダイヤに星屑リボンを贈った張本人である。
クロスは、ニヤニヤしているメイドと頬を赤くしたダイヤを一瞥したのち、かけらも躊躇うそぶりを見せずに冷たく言い放った。
「いえ、別に」
そして、さっさと、すたすたと、立ち去った。
あとに残されたのは、呆気にとられるメイドとダイヤ。
ダイヤの頬が、ますます赤くなる。羞恥ではなく、怒りの為に。
「あーゆー奴よクロスは!!! 知ってたのに一瞬でも期待した自分が許せない!!!」
「そういえば、クロスの誕生日っていつなのかしら」
怒りをおさめ、メイドが淹れてくれた紅茶を飲みつつ、ダイヤはふと呟いた。ダイヤはこれまで何度も、自分の誕生日を祝ってもらったけれど、クロスの誕生日を祝った記憶はない。
「いつなのかわからないのだそうですよ」
ケーキを切り分けながら、メイドが控えめに言った。クロスはどうやら身寄りがないようだ、というのはモンド邸でも周知のことだ。だが、誕生日もわからない、というのは。
「そう……」
ダイヤは小首を傾げて考えていた。そして急に、パッと笑顔になる。
「じゃ、私が決めちゃお!」
「……お嬢さまならそう仰ると思いました」
メイドが苦笑する。
「でも、クロスさん、パーティとか絶対嫌がると思いますけど」
「私もそう思う。だから、プレゼントを贈るだけにしようと思うわ」
ダイヤはにっこり微笑んで、それから少し、顔を曇らせた。相変わらず、表情の変化が激しい女の子だ。
「……でも、何を贈ればいいんだろ」
ダイヤは、クロスが何かを欲しがっている姿を見たことがないことに気がついたのだった。
ずっと欲しかったそれを、ただ手に入れたわけではない。
大好きな人から、誕生日にプレゼントされたのだ。
嬉しいなんてものではない。天にも昇る気持ち、とはこのことかと思ったほどだ。
六月の誕生日以来、ダイヤはそのリボンを飽きもせずに眺めていた。
「……お嬢さま、またですか?」
最初はニヤニヤ見守っていたメイドたちも、最近はさすがに呆れ気味だ。
「お召しになったらいいではないですか。髪、結いましょうか?」
「だ、だって! もったいないんだもん!」
「お嬢さまはお金持ちのお家にお生まれのくせに貧乏性ですねえ」
「そういう問題じゃないっ!」
ダイヤは頬をふくらませる。
「お気持ちはわかりますけれど、贈った側としても、お召しになったところを見たいんじゃありませんか? ねえ、クロスさん」
メイドは、タイミング良くと言うべきか悪くというべきか、傍を通りかかった使用人・クロスに声をかけた。ダイヤの心臓が跳ね上がる。彼こそが、ダイヤに星屑リボンを贈った張本人である。
クロスは、ニヤニヤしているメイドと頬を赤くしたダイヤを一瞥したのち、かけらも躊躇うそぶりを見せずに冷たく言い放った。
「いえ、別に」
そして、さっさと、すたすたと、立ち去った。
あとに残されたのは、呆気にとられるメイドとダイヤ。
ダイヤの頬が、ますます赤くなる。羞恥ではなく、怒りの為に。
「あーゆー奴よクロスは!!! 知ってたのに一瞬でも期待した自分が許せない!!!」
「そういえば、クロスの誕生日っていつなのかしら」
怒りをおさめ、メイドが淹れてくれた紅茶を飲みつつ、ダイヤはふと呟いた。ダイヤはこれまで何度も、自分の誕生日を祝ってもらったけれど、クロスの誕生日を祝った記憶はない。
「いつなのかわからないのだそうですよ」
ケーキを切り分けながら、メイドが控えめに言った。クロスはどうやら身寄りがないようだ、というのはモンド邸でも周知のことだ。だが、誕生日もわからない、というのは。
「そう……」
ダイヤは小首を傾げて考えていた。そして急に、パッと笑顔になる。
「じゃ、私が決めちゃお!」
「……お嬢さまならそう仰ると思いました」
メイドが苦笑する。
「でも、クロスさん、パーティとか絶対嫌がると思いますけど」
「私もそう思う。だから、プレゼントを贈るだけにしようと思うわ」
ダイヤはにっこり微笑んで、それから少し、顔を曇らせた。相変わらず、表情の変化が激しい女の子だ。
「……でも、何を贈ればいいんだろ」
ダイヤは、クロスが何かを欲しがっている姿を見たことがないことに気がついたのだった。
解説
■成功条件
ダイヤお嬢さまと街でショッピングしてクロスへのプレゼントを見つける
■ダイヤお嬢様とクロス
ダイヤ・モンド
王国屈指の宝石商・モンド家の一人娘。栗色の髪の元気な笑顔の少女。十六歳。幼いころは病気がちでお屋敷にこもっていた為、世間と友人づきあいをあまり知らないで育った(今は元気)
ありふれたことが嫌いで、何でも面白くしたいと思っている。
クロス
ダイヤの従者。黒髪の青年。十八歳。お仕えする身でありながら、ダイヤに遠慮のない口をきく。いつも冷静。
■お買い物場所
王都イルダーナの街道沿いに並ぶ店の数々をまわる。
紳士服店、食器専門店、書店、文具店、雑貨店、玩具店、花屋、キャンディーショップ、酒屋等
■クロスの趣味
不明。
なんでも器用にこなす反面、個人的な好みや趣味は一切明かさない。
好みや趣味があるのかないのかも不明。
ダイヤお嬢さまと街でショッピングしてクロスへのプレゼントを見つける
■ダイヤお嬢様とクロス
ダイヤ・モンド
王国屈指の宝石商・モンド家の一人娘。栗色の髪の元気な笑顔の少女。十六歳。幼いころは病気がちでお屋敷にこもっていた為、世間と友人づきあいをあまり知らないで育った(今は元気)
ありふれたことが嫌いで、何でも面白くしたいと思っている。
クロス
ダイヤの従者。黒髪の青年。十八歳。お仕えする身でありながら、ダイヤに遠慮のない口をきく。いつも冷静。
■お買い物場所
王都イルダーナの街道沿いに並ぶ店の数々をまわる。
紳士服店、食器専門店、書店、文具店、雑貨店、玩具店、花屋、キャンディーショップ、酒屋等
■クロスの趣味
不明。
なんでも器用にこなす反面、個人的な好みや趣味は一切明かさない。
好みや趣味があるのかないのかも不明。
マスターより
ごきげんいかがでしょうか。紺堂カヤです。
お嬢さまのお買い物に付き合ってあげてください!
この乏しい情報でクロスに何を買えって言うんだ!?という感じですが、なんとか上手くダイヤちゃんにアドバイスをいただけましたら……。
あまり大勢でぞろぞろ行くのも、ということで参加人数が少なめです、ご容赦ください。
また、相談期間も少々短めになっておりますのでお気を付け下さい。
お嬢さまのお買い物に付き合ってあげてください!
この乏しい情報でクロスに何を買えって言うんだ!?という感じですが、なんとか上手くダイヤちゃんにアドバイスをいただけましたら……。
あまり大勢でぞろぞろ行くのも、ということで参加人数が少なめです、ご容赦ください。
また、相談期間も少々短めになっておりますのでお気を付け下さい。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/09/25 02:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/09/16 22:16:01 |
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相談卓 大伴 鈴太郎(ka6016) 人間(リアルブルー)|22才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2017/09/19 12:50:59 |