ゲスト
(ka0000)
アマリリス~飛行偵察隊
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/02/04 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/02/18 12:00
オープニング
●物語背景
「鉱山作業の経験者で私たちを知るハンターの推薦があったのですから断る理由はありません」
蒸気工業都市「フマーレ」郊外の旧グリス邸執務室で、セル鉱山のオーナーであるアマリリスことアムはにっこりとほほ笑んだ。手元の書類にサインする。
「では、早速現地の方へ向かわせます。もしも彼らの詳しい素性が必要ならハンターオフィスの依頼資料を見れば確認できるそうです」
執事のバモスは書類を受け取り付け加える。
こうして、とある依頼で職を失った者たちが新たな仕事場を得ることになった。
「実際、ポカラ村の住民を村の跡地に戻す計画もあるし、増員は嬉しいわ」
「ただ、そのポカラ村ですが未だ安全の確認が取れていないそうです」
解説すると、同盟領のとある場所にあったポカラ村が大型歪虚に壊滅状態にされ、その難民を増員の必要があったセル鉱山で受け入れていた。いずれ故郷に戻りたいという意思があり、大型歪虚の侵攻がほぼ終わったので帰還し復興したいという希望が挙がっていた。
これを実現させるには、セル鉱山の増員とポカラ村跡地の安全確認が必須。
ただ、どちらもうまくいかない。
「セルリアの資金もこれ以上宙ぶらりんにしておくわけにはいかないし……」
うーん、とアムが唸ったのは、セル鉱山近くにあったゴブリンの竪穴――セルリアと呼ばれる魔法一族の王墓から出た副葬品の金銀財宝である。
ハンターの力を借りて王墓玄室への扉を開く謎と、王の呪いを防ぐ儀式を完全看破し財宝を持ち出すことができたのだが、魔法協会広報室にバレている。一応、土地の所有者であり発見者であるアマリリス商会に所有権はあるのだが、口止めして公表していない。公表したが最後、様々な方面から財産を守るのに神経を使う羽目になる。何より、セル鉱山で働く者たちはもともと荒くれものだったり盗賊だったりと、大金の存在を知ればどう出るか分からない連中である。対応を間違えるとあっという間に崩壊する危険性をはらんでいる。
「ポカラ村跡地に伐採場を設け、海岸沿いまで運んで造船業に打って出るのが一番です。同盟評議会も新たな産業の創出にむしろ後押ししてくれるはずですし、お嬢様のお父様――マッケレル海商の支援にもなります」
「……となると、やっぱり問題はポカラ村跡地の安全確保ね」
うーん、とさらに唸るアム。
「鉱山の方はハミルさんとメイスンに任せておけば大丈夫ですからね」
バモスも頷く。
●依頼本編
さて、そのポカラ村跡地。
「一応、南西にある川岸に新たな駐屯地を造ってはいるが……」
「森の監視にゃここがもってこい、ってね」
可変式魔導アーマー「ビルドムーバー」をトラック形態にして運転しているモータルの呟きに、補助席に座るキアンがぼやいた。
ぼやく理由はキアンの足元。積めるだけ積んだ飲料水入りの小さな樽にある。
これまでは村の最後の井戸が残っていたが、村の完全崩壊後はそれも潰れていたので川から汲んで運ぶしかないのだ。
「まあ、アムは村を川の近くに持ってきて森から伐採した木を川で運びたいらしい。それも兼ねてるんだろうけど」
「とはいえ見晴らしは元の場所の方がいいからな」
到着して停車。
その時、見張り用駐屯地から義勇隊の仲間が駆け寄って来た。
「モータルさん、やっぱり今日も羽根蟻を確認したよ。森から少し飛んでまた森の中に戻った」
「こっちに来そうか?」
双眼鏡を持った男に聞くと首を振った。
「遠いし一匹。前に確認した時よりむしろ遠いような感じです」
「けッ、こんなとろくせぇことやってられっかよ。こっちから打って出ねぇのか?」
キアン、キレた。元々盗賊の荒くれ者だ。さもありなん。
「魔術師協会にも相談してみよう」
成果があるとは思わないが、とモータル。
が、成果があった。
ここで大型歪虚の監視業務をモータルたちの義勇隊に委託していた魔術師協会は、ハンターの航空部隊少数を派遣するというのだ。
というわけで、飛行ユニットで森の上空を適当に飛んで、襲ってくる大型羽根蟻歪虚を掃討するハンター、求ム。
「鉱山作業の経験者で私たちを知るハンターの推薦があったのですから断る理由はありません」
蒸気工業都市「フマーレ」郊外の旧グリス邸執務室で、セル鉱山のオーナーであるアマリリスことアムはにっこりとほほ笑んだ。手元の書類にサインする。
「では、早速現地の方へ向かわせます。もしも彼らの詳しい素性が必要ならハンターオフィスの依頼資料を見れば確認できるそうです」
執事のバモスは書類を受け取り付け加える。
こうして、とある依頼で職を失った者たちが新たな仕事場を得ることになった。
「実際、ポカラ村の住民を村の跡地に戻す計画もあるし、増員は嬉しいわ」
「ただ、そのポカラ村ですが未だ安全の確認が取れていないそうです」
解説すると、同盟領のとある場所にあったポカラ村が大型歪虚に壊滅状態にされ、その難民を増員の必要があったセル鉱山で受け入れていた。いずれ故郷に戻りたいという意思があり、大型歪虚の侵攻がほぼ終わったので帰還し復興したいという希望が挙がっていた。
これを実現させるには、セル鉱山の増員とポカラ村跡地の安全確認が必須。
ただ、どちらもうまくいかない。
「セルリアの資金もこれ以上宙ぶらりんにしておくわけにはいかないし……」
うーん、とアムが唸ったのは、セル鉱山近くにあったゴブリンの竪穴――セルリアと呼ばれる魔法一族の王墓から出た副葬品の金銀財宝である。
ハンターの力を借りて王墓玄室への扉を開く謎と、王の呪いを防ぐ儀式を完全看破し財宝を持ち出すことができたのだが、魔法協会広報室にバレている。一応、土地の所有者であり発見者であるアマリリス商会に所有権はあるのだが、口止めして公表していない。公表したが最後、様々な方面から財産を守るのに神経を使う羽目になる。何より、セル鉱山で働く者たちはもともと荒くれものだったり盗賊だったりと、大金の存在を知ればどう出るか分からない連中である。対応を間違えるとあっという間に崩壊する危険性をはらんでいる。
「ポカラ村跡地に伐採場を設け、海岸沿いまで運んで造船業に打って出るのが一番です。同盟評議会も新たな産業の創出にむしろ後押ししてくれるはずですし、お嬢様のお父様――マッケレル海商の支援にもなります」
「……となると、やっぱり問題はポカラ村跡地の安全確保ね」
うーん、とさらに唸るアム。
「鉱山の方はハミルさんとメイスンに任せておけば大丈夫ですからね」
バモスも頷く。
●依頼本編
さて、そのポカラ村跡地。
「一応、南西にある川岸に新たな駐屯地を造ってはいるが……」
「森の監視にゃここがもってこい、ってね」
可変式魔導アーマー「ビルドムーバー」をトラック形態にして運転しているモータルの呟きに、補助席に座るキアンがぼやいた。
ぼやく理由はキアンの足元。積めるだけ積んだ飲料水入りの小さな樽にある。
これまでは村の最後の井戸が残っていたが、村の完全崩壊後はそれも潰れていたので川から汲んで運ぶしかないのだ。
「まあ、アムは村を川の近くに持ってきて森から伐採した木を川で運びたいらしい。それも兼ねてるんだろうけど」
「とはいえ見晴らしは元の場所の方がいいからな」
到着して停車。
その時、見張り用駐屯地から義勇隊の仲間が駆け寄って来た。
「モータルさん、やっぱり今日も羽根蟻を確認したよ。森から少し飛んでまた森の中に戻った」
「こっちに来そうか?」
双眼鏡を持った男に聞くと首を振った。
「遠いし一匹。前に確認した時よりむしろ遠いような感じです」
「けッ、こんなとろくせぇことやってられっかよ。こっちから打って出ねぇのか?」
キアン、キレた。元々盗賊の荒くれ者だ。さもありなん。
「魔術師協会にも相談してみよう」
成果があるとは思わないが、とモータル。
が、成果があった。
ここで大型歪虚の監視業務をモータルたちの義勇隊に委託していた魔術師協会は、ハンターの航空部隊少数を派遣するというのだ。
というわけで、飛行ユニットで森の上空を適当に飛んで、襲ってくる大型羽根蟻歪虚を掃討するハンター、求ム。
解説
※ユニット依頼ですが、作戦上の理由から生体飛行ユニット限定の依頼となっています。
旧ポカラ村に近い森の上空を偵察飛行し、襲ってくる大型羽根蟻歪虚を倒してください。
参加可能なユニットは「グリフォン」と「ワイバーン」のみです。飛行パーツを装備したCAMなどでの参加は控えてください。これは着地場所があるかどうかわからない地形であるほか、上記二種類のユニットの実戦経験の場としたいという魔術師協会側の意向も含まれているためです。
羽根蟻歪虚はサイズ2程度。長時間飛行はできませんが、結構高くまで飛べます。
蟻酸を放つのが主な攻撃方法。憑りついて顎で噛むなどもしてきます。
今回は森の奥まで、というより村に近い場所から少し奥まで、という範囲が望まれています。
左、中央、右の三つのエリアに分かれて個別に飛び、発見するか襲ってきたら迎撃するという手法がいいのではないでしょうか。目撃例から敵は単体ばかりなので手分けして広く捜索した方が良さそうです。
また、今回のフライトが今後の偵察計画の参考になります。
参加者はユニットと交流して信頼を深めることに重点を置いても良いでしょう。
旧ポカラ村に近い森の上空を偵察飛行し、襲ってくる大型羽根蟻歪虚を倒してください。
参加可能なユニットは「グリフォン」と「ワイバーン」のみです。飛行パーツを装備したCAMなどでの参加は控えてください。これは着地場所があるかどうかわからない地形であるほか、上記二種類のユニットの実戦経験の場としたいという魔術師協会側の意向も含まれているためです。
羽根蟻歪虚はサイズ2程度。長時間飛行はできませんが、結構高くまで飛べます。
蟻酸を放つのが主な攻撃方法。憑りついて顎で噛むなどもしてきます。
今回は森の奥まで、というより村に近い場所から少し奥まで、という範囲が望まれています。
左、中央、右の三つのエリアに分かれて個別に飛び、発見するか襲ってきたら迎撃するという手法がいいのではないでしょうか。目撃例から敵は単体ばかりなので手分けして広く捜索した方が良さそうです。
また、今回のフライトが今後の偵察計画の参考になります。
参加者はユニットと交流して信頼を深めることに重点を置いても良いでしょう。
マスターより
ふらっと、深夜です。
アマリリス商会の「セル鉱山」と「ポカラ駐屯地」のお話の続きです。
大金を発見してまた少し流れが変わりつつありますね。というか、働く必要のない富を得ても働くのをやめないというか、次の発展につなげる辺りはもう商人の鑑としか言いようがないですね。そうしないと周りが黙ってない、というのもありますが。
とにかく、フラちゃんの依頼のこの欄でお約束した通り、飛行ユニット限定依頼です。
偵察に戦闘などありますが、比較的緩やかな戦闘なので触れ合い依頼だと理解していただいて大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
アマリリス商会の「セル鉱山」と「ポカラ駐屯地」のお話の続きです。
大金を発見してまた少し流れが変わりつつありますね。というか、働く必要のない富を得ても働くのをやめないというか、次の発展につなげる辺りはもう商人の鑑としか言いようがないですね。そうしないと周りが黙ってない、というのもありますが。
とにかく、フラちゃんの依頼のこの欄でお約束した通り、飛行ユニット限定依頼です。
偵察に戦闘などありますが、比較的緩やかな戦闘なので触れ合い依頼だと理解していただいて大丈夫です。
では、よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/02/18 01:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 メルクーア(ka4005) ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/02/03 22:01:53 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/02/01 07:54:10 |