ゲスト
(ka0000)
【AP】エンゼルフライハイ!4
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/04/10 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/04/24 22:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●戦闘時の初華
「良かった」
竹やぶの中、赤いビキニ水着姿の南那初華(kz0135)が空を見上げている。
撃墜された味方と自分のエンゼルユニットの一部を交換し、再び大空へ舞い上がった姿を見届けていたのだ。そのまま敵のボス、十二単と激しい戦闘に入った。
「私じゃあんな激しい接近戦、無理だもん……」
味方に託した思い。
戦う仲間たちは見事十二単を倒していた。
「……良かった」
戦闘終了の安堵感。
そして、結局力になれなかった自分。
「本当に、良かった……」
見上げた瞳が潤み、涙が頬を伝った。
自分は、あそこで力になれなかった。味方を再び空に送ったとはいえ、もう飛べなかった。
おいてけぼり。
いつもそうだ。
ぼんやりして気付けば一人ぼっち。
もちろん友達は待ってくれたが、恋人ができれば初華どころではない。
取り残されて、取り残されて、流されて。
「男は孤高であるべきだ」
作家である初華の父親の言葉である。
「私、男じゃないもん」
「食って掛かる暇があるならアイスを食べる。ほら、溶けてしまうぞ?」
取捨選択ができてない証拠だ、と父親は言っていた。
「あ」
ここで唐突に気付いた。
「……私、歩いて帰るしかないのかな?」
エンゼルユニットは背負っているが壊れたパーツをはめているので飛ぶことができない。
歩くしかない。
一瞬、損な性格だと思った。
が、涙を拭いてかぶりを振った。
「私、歩くもん」
瞳を凝らす。視線に力を込める。
「私、みんなと一緒に行くんだもん」
味方は緑の光に包まれた敵宮殿の調査に向かっていた。
初華もそちらに歩いて行く。
再びこぼれる涙とともに。
――その時だった。
「え?」
初華の背負っていたエンゼルユニットが軽くなった。
一体何ごと、と自らの身体を見ると……。
「なにこれ。羽衣?」
ふわふわな一枚の長い布が腕から肩、そして後頭部まで包んで浮かんでいた。
同時に感じる身軽さ。ユニットは消えている。
「これ、敵の装備じゃなかったっけ?」
まさか、との思いでとんと大地を蹴ると……。
「浮いた!」
まるで敵の白色羽衣女性人形「カグヤ」のように羽衣だけで浮いてしまい、自由に空が飛べるようになってしまったのだった。
●竹取物語の真実
「……確かにエンゼルユニットは敵の技術の応用だ。そしてエンゼル波も同じく」
エンゼル・ストライプ部隊の基地内訓練場司令室で同部隊の司令官、イ寺鑑(kz0175)が言葉を絞り出していた。
目の前では水着に羽衣姿の初華が指の先からホーミングビームを放ち、両手を合わせて極大ビームを発射するなどしていた。連射の利く攻撃と、連射はできないが破壊力満点の攻撃である。
いずれも、敵の「カグヤ」が使っていた技である。
「司令官、報告です!」
ここで新たに入室した解析班の男が近寄って来た。
「何だ」
「敵の植えたタケの中から赤ちゃんが発見されました!」
「何だとぉ?」
「まずは国が急きょ組織した研究班により身柄を保護していますが、人間であることは間違いない半面、高いエンゼル係数を計測しているようです」
「何だ、その竹取物語は……」
鑑、すぐにはっとした。
「ということは、かぐや姫はルートツーの人間か?」
「そうなるかもしれませんね。……もしかしたら、エンゼル係数の高い人物もその時にかぐや姫から影響を受けた人物の遠い子孫、ということかもしれません」
「まあ、荒唐無稽な話だ。……が、タケから赤ちゃんとくるとなぁ」
「それが真実であってもなんらおかしくはないですね。とにかく、そっちの研究はこちらにお鉢は回ってきませんでした」
「分かった」
ここで新たな報告が入る。
「司令官、敵の宮殿で変化がありました」
「何だって?」
「宮殿の中央部が開き、中から巨大なステージが出現。音楽とともに中央にいた十二単の本体と思われる女性が巨大な衣装とともに屹立し、歌を歌い始めています。ホーミングビームをところかまわず発射し遠くのビルなどを破壊している模様。まるで移動要塞です」
「……なんだ、その年末紅白歌合戦状態は」
艦はにがり顔をしている。ちなみに年末紅白歌合戦のラスボスは戦闘を目的としていないのでホーミングビームなどはないが。
「とにかく敵が出て来たなら叩く好機だ。エンゼルストライプ部隊、出撃だ!」
というわけで、紅白歌合戦ラスボス的なきらびやかな虹色で移動要塞的な衣装の敵女性を倒してください。
また、初華のような「エンゼルユニット最終形態」になることも可能で、こちらのキーは「乙女の涙」とか「乙女の義憤」とか「乙女の空腹」とか適当なものになります。いわゆる覚醒とかスーパー化とか満開とかそんな感じ。ホーミングビームと極大ビームの他、光の剣や光のデスサイズ、光のホーリーメイスといったとにかく威力の高い攻撃方法や武器を考案して使うことができます。
●戦闘時の初華
「良かった」
竹やぶの中、赤いビキニ水着姿の南那初華(kz0135)が空を見上げている。
撃墜された味方と自分のエンゼルユニットの一部を交換し、再び大空へ舞い上がった姿を見届けていたのだ。そのまま敵のボス、十二単と激しい戦闘に入った。
「私じゃあんな激しい接近戦、無理だもん……」
味方に託した思い。
戦う仲間たちは見事十二単を倒していた。
「……良かった」
戦闘終了の安堵感。
そして、結局力になれなかった自分。
「本当に、良かった……」
見上げた瞳が潤み、涙が頬を伝った。
自分は、あそこで力になれなかった。味方を再び空に送ったとはいえ、もう飛べなかった。
おいてけぼり。
いつもそうだ。
ぼんやりして気付けば一人ぼっち。
もちろん友達は待ってくれたが、恋人ができれば初華どころではない。
取り残されて、取り残されて、流されて。
「男は孤高であるべきだ」
作家である初華の父親の言葉である。
「私、男じゃないもん」
「食って掛かる暇があるならアイスを食べる。ほら、溶けてしまうぞ?」
取捨選択ができてない証拠だ、と父親は言っていた。
「あ」
ここで唐突に気付いた。
「……私、歩いて帰るしかないのかな?」
エンゼルユニットは背負っているが壊れたパーツをはめているので飛ぶことができない。
歩くしかない。
一瞬、損な性格だと思った。
が、涙を拭いてかぶりを振った。
「私、歩くもん」
瞳を凝らす。視線に力を込める。
「私、みんなと一緒に行くんだもん」
味方は緑の光に包まれた敵宮殿の調査に向かっていた。
初華もそちらに歩いて行く。
再びこぼれる涙とともに。
――その時だった。
「え?」
初華の背負っていたエンゼルユニットが軽くなった。
一体何ごと、と自らの身体を見ると……。
「なにこれ。羽衣?」
ふわふわな一枚の長い布が腕から肩、そして後頭部まで包んで浮かんでいた。
同時に感じる身軽さ。ユニットは消えている。
「これ、敵の装備じゃなかったっけ?」
まさか、との思いでとんと大地を蹴ると……。
「浮いた!」
まるで敵の白色羽衣女性人形「カグヤ」のように羽衣だけで浮いてしまい、自由に空が飛べるようになってしまったのだった。
●竹取物語の真実
「……確かにエンゼルユニットは敵の技術の応用だ。そしてエンゼル波も同じく」
エンゼル・ストライプ部隊の基地内訓練場司令室で同部隊の司令官、イ寺鑑(kz0175)が言葉を絞り出していた。
目の前では水着に羽衣姿の初華が指の先からホーミングビームを放ち、両手を合わせて極大ビームを発射するなどしていた。連射の利く攻撃と、連射はできないが破壊力満点の攻撃である。
いずれも、敵の「カグヤ」が使っていた技である。
「司令官、報告です!」
ここで新たに入室した解析班の男が近寄って来た。
「何だ」
「敵の植えたタケの中から赤ちゃんが発見されました!」
「何だとぉ?」
「まずは国が急きょ組織した研究班により身柄を保護していますが、人間であることは間違いない半面、高いエンゼル係数を計測しているようです」
「何だ、その竹取物語は……」
鑑、すぐにはっとした。
「ということは、かぐや姫はルートツーの人間か?」
「そうなるかもしれませんね。……もしかしたら、エンゼル係数の高い人物もその時にかぐや姫から影響を受けた人物の遠い子孫、ということかもしれません」
「まあ、荒唐無稽な話だ。……が、タケから赤ちゃんとくるとなぁ」
「それが真実であってもなんらおかしくはないですね。とにかく、そっちの研究はこちらにお鉢は回ってきませんでした」
「分かった」
ここで新たな報告が入る。
「司令官、敵の宮殿で変化がありました」
「何だって?」
「宮殿の中央部が開き、中から巨大なステージが出現。音楽とともに中央にいた十二単の本体と思われる女性が巨大な衣装とともに屹立し、歌を歌い始めています。ホーミングビームをところかまわず発射し遠くのビルなどを破壊している模様。まるで移動要塞です」
「……なんだ、その年末紅白歌合戦状態は」
艦はにがり顔をしている。ちなみに年末紅白歌合戦のラスボスは戦闘を目的としていないのでホーミングビームなどはないが。
「とにかく敵が出て来たなら叩く好機だ。エンゼルストライプ部隊、出撃だ!」
というわけで、紅白歌合戦ラスボス的なきらびやかな虹色で移動要塞的な衣装の敵女性を倒してください。
また、初華のような「エンゼルユニット最終形態」になることも可能で、こちらのキーは「乙女の涙」とか「乙女の義憤」とか「乙女の空腹」とか適当なものになります。いわゆる覚醒とかスーパー化とか満開とかそんな感じ。ホーミングビームと極大ビームの他、光の剣や光のデスサイズ、光のホーリーメイスといったとにかく威力の高い攻撃方法や武器を考案して使うことができます。
解説
敵であるステルス衛星「√2(ひとよひとよにひとみごろ=略称ルートツー)」からの侵略者であるラスボスを倒してください。
ラスボスは人型で女性。しゃべったりもするでしょうが、今は歌うことで能力を強化しています。
♪型の音符弾を全方位にまき散らしています。
ついでに衣装のたもととか裾とかの内側からホーミングビームを多数発射。
その気になれば両手を前に合わせて極大ビームを放ってきます。
つまり、何か。
シューティングゲームの弾幕ばらまき型の攻撃をしてくるという感じ。
砲台型の移動要塞です。
弱点というか攻略ポイントは、
「味方に対しては威力が効きにくい」
という、フレンドリーファイヤしにくくした機能。
つまり、エンゼルユニットを背負う形態ではなく初華のように羽衣化していれば大丈夫!
ただ、ボスなので味方に喝を入れることもあるでしょう。
「敵の味方と同じなんだからやられないよね!」
とか近寄った初華が「そりゃそうなるよね」な攻撃を食らって墜ちます(これはこれで手柄ですが)。
つまり敵の友軍にもダメージがある、と。友軍いないけど。
とりあえず、一度墜とされて羽衣化してから戦ってください。
敵に場所的な弱点は特にないです。理由はエンゼルユニットと同じでダメージはまず羽衣、つまりラスボス的には巨大な衣装に行くためです。
ラスボスを倒せば竹林などのタケの活性化は収まり、赤ちゃんを出現させるなどの現象は止まります。
倒さなければ破壊行動を続けるし歌うたってばっかで話してもくれないので話し合いの道はありません。気にせずぶっ飛ばしてください。
その代り、ルートツー側の力に目覚めた皆さんは事の真実を悟ることになります。
ラスボスは人型で女性。しゃべったりもするでしょうが、今は歌うことで能力を強化しています。
♪型の音符弾を全方位にまき散らしています。
ついでに衣装のたもととか裾とかの内側からホーミングビームを多数発射。
その気になれば両手を前に合わせて極大ビームを放ってきます。
つまり、何か。
シューティングゲームの弾幕ばらまき型の攻撃をしてくるという感じ。
砲台型の移動要塞です。
弱点というか攻略ポイントは、
「味方に対しては威力が効きにくい」
という、フレンドリーファイヤしにくくした機能。
つまり、エンゼルユニットを背負う形態ではなく初華のように羽衣化していれば大丈夫!
ただ、ボスなので味方に喝を入れることもあるでしょう。
「敵の味方と同じなんだからやられないよね!」
とか近寄った初華が「そりゃそうなるよね」な攻撃を食らって墜ちます(これはこれで手柄ですが)。
つまり敵の友軍にもダメージがある、と。友軍いないけど。
とりあえず、一度墜とされて羽衣化してから戦ってください。
敵に場所的な弱点は特にないです。理由はエンゼルユニットと同じでダメージはまず羽衣、つまりラスボス的には巨大な衣装に行くためです。
ラスボスを倒せば竹林などのタケの活性化は収まり、赤ちゃんを出現させるなどの現象は止まります。
倒さなければ破壊行動を続けるし歌うたってばっかで話してもくれないので話し合いの道はありません。気にせずぶっ飛ばしてください。
その代り、ルートツー側の力に目覚めた皆さんは事の真実を悟ることになります。
マスターより
ふらっと、深夜です。
四回続いた「エンゼルフライハイ!」もこのお話で最終回となります。
これまでのご参加、ありがとうございました。
そして、このリプレイでついにすべての謎が明かされます!
……になったらいいなぁ(遠い目)。
というか、無理です。
それはそれとして、このお話は年末年始の夢オチ依頼に持ってきたかったんだよなぁ。
うむむ、残念。
なお、歌手名とか曲名をモロに出すとか危ない真似は避けましょう!
ええと無難な策は、と。……歌っている曲は「アウラ・パトリダ」とか「召しませ珈琲~南那亭にようこそ」とかいう曲だということで。
では、よろしくお願いします。
四回続いた「エンゼルフライハイ!」もこのお話で最終回となります。
これまでのご参加、ありがとうございました。
そして、このリプレイでついにすべての謎が明かされます!
……になったらいいなぁ(遠い目)。
というか、無理です。
それはそれとして、このお話は年末年始の夢オチ依頼に持ってきたかったんだよなぁ。
うむむ、残念。
なお、歌手名とか曲名をモロに出すとか危ない真似は避けましょう!
ええと無難な策は、と。……歌っている曲は「アウラ・パトリダ」とか「召しませ珈琲~南那亭にようこそ」とかいう曲だということで。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/05/09 01:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/04/09 20:24:43 |
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相談だよー♪ 狐中・小鳥(ka5484) 人間(クリムゾンウェスト)|12才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2018/04/10 02:54:38 |