ゲスト
(ka0000)
【蒼乱】九蛇頭尾大黒狐蓬生討伐戦(憤怒本陣)
マスター:ハントシステム

- シナリオ形態
- ハントシステム
- 難易度
- 不明
- 参加費
400
- 参加人数
- 現在8人 / 1~8人
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2016/10/14 15:00
- 結果表示予定
- 2016/10/14 15:00
オープニング
東方連邦エトファリカ、その南方には憤怒の本陣が未だ跋扈しているという。
緩衝地帯にして最前線となった長江より派遣された調査隊は、憤怒の軍勢の進軍ルートから以前より憤怒本陣の大まかな場所は割り出し終えていた。
過酷な状況から国を立て直すことを優先とした東方帝スメラギの判断により、頭目である九尾獄炎の撃破以降、積極的な憤怒の討伐作戦は行われていなかったが……。
「今回のゲート探索作戦には、ソサエティも相当力を入れている。ぶっちゃけるとこの流れに沿って南に兵を進めるなら、ソサエティと連合軍から積極的な支援が行われるわけだ」
「成程。それに合わせて我らも軍を動かし、ゲート探索にかこつけて憤怒を駆逐する魂胆ですね」
東方、龍尾城の作戦室にてスメラギ(kz0158)が集めた武将らの中、立花院 紫草(kz0126)が説明を咀嚼する。
「そういう事だ。九尾を失ってだいぶ大人しくなった連中だが、放置ってわけにもいかねーしな」
「仰る通りで。しかし、憤怒本陣にヴォイドゲートが存在するという前提の話になりますが、そこは見切り発車ですか」
「おう。伝家の宝刀、見切り発車。あるという前提で進み、あってもなくても憤怒はぶっ潰し、あったらゲートもぶっ潰す。なかったら帰る」
ニンマリと笑うスメラギ。いい加減なようだが、政治的駆け引きとしては大正解である。
東方だけの戦力では憤怒本陣に攻め入るには心許ないのだから、流れに乗るしかない。
「ま、完全にあてずっぽうってわけでもねぇさ。王クラスの歪虚が根城にしている場所にゲートがある可能性は高いらしいじゃねーか。憤怒の本陣、つまり憤怒王がいたらしい場所に関してはハッキリしてんだから、勝ち目の薄い博打ってわけじゃ……」
「御上、会議中ご無礼を……! 急ぎお耳に入れたいことが御座います!」
襖を開いて駆け込んだ兵士の耳打ちにスメラギは表情を変える。
「……なんだと? その話、もう少し詳しく話せ」
長江から更に南へと向かう部隊の前にその男が姿を見せるようになったのは、ここ数日の話だ。
藍色の狩衣を纏った美男子は物腰も柔らかく、それ自体に不審なところはない。
問題はそこが都ではなく戦の最前線であり――男が強力な負のマテリアルを纏っている事だ。
「貴様……只者ではないな? ここのところ、不審な友軍の失踪が続いておる。よもや貴様、関わり合いではあるまいな?」
隊長が刀を抜いてにじり寄っても、優男は笑顔を崩さない。
「大変心苦しいのですが、その失踪事件の元凶は私です」
「やはりか化物め! その化けの皮、剝がしてくれる!」
問答無用と刀を振り上げた瞬間、隊長の足元から突如として火柱があがった。
それは膨大な熱量で一瞬で刀まで消し炭に変える。それは自然と崩れ去って行った。
「厳密にはこうして一切の痕跡もなく風に消えているというだけで……失踪事件ではありませんね?」
恐怖をかき消すように次々と雄叫びを上げ、抜刀する東方の兵たち。
しかし彼らが襲い掛かるよりも早く刀を抜いた男は、そのまま切っ先で空を割いた。
刃は誰にも届かない。だが、その先端からうすく広がり、やがて花開いた火炎の渦は、一瞬で兵士たちの存在を世界から消し去ってしまった。
「万物を焼き尽くす炎の力……なんとも無粋で野蛮な力です」
ふう、と一息ついて刀を収めると、優男はまた一人で歩き出す。
この戦場を放浪し、目につく者は焼き払う。それが今、彼が肝に据えた目的であった。
これ以上人類を南に進ませない。永遠にではなく、一時的に。つまるところの時間稼ぎである。
仕事が終わるまで引き上げるつもりはなかったので、実は何日も前から道に迷い同じような場所をぐるぐると巡回していたが、本人は気にも留めていなかった。
「おや。今度はこれまでとは違うようですね」
再び優男の前に現れた一団は、生半可な兵とは異なる。
溢れるような力強い生命力を感じる。彼らはかつて、九尾獄炎を滅ぼした者たち。
「“親の仇”、ですか」
ふう、とまた虚しく息を吐き、男は立ちはだかる。
腰に差した刀を抜き、笑顔と共に炎をけしかける為に……。
※当シナリオはハントシステムとなります。GMによるリプレイの執筆は行われません。
>> ハントシステムとは
緩衝地帯にして最前線となった長江より派遣された調査隊は、憤怒の軍勢の進軍ルートから以前より憤怒本陣の大まかな場所は割り出し終えていた。
過酷な状況から国を立て直すことを優先とした東方帝スメラギの判断により、頭目である九尾獄炎の撃破以降、積極的な憤怒の討伐作戦は行われていなかったが……。
「今回のゲート探索作戦には、ソサエティも相当力を入れている。ぶっちゃけるとこの流れに沿って南に兵を進めるなら、ソサエティと連合軍から積極的な支援が行われるわけだ」
「成程。それに合わせて我らも軍を動かし、ゲート探索にかこつけて憤怒を駆逐する魂胆ですね」
東方、龍尾城の作戦室にてスメラギ(kz0158)が集めた武将らの中、立花院 紫草(kz0126)が説明を咀嚼する。
「そういう事だ。九尾を失ってだいぶ大人しくなった連中だが、放置ってわけにもいかねーしな」
「仰る通りで。しかし、憤怒本陣にヴォイドゲートが存在するという前提の話になりますが、そこは見切り発車ですか」
「おう。伝家の宝刀、見切り発車。あるという前提で進み、あってもなくても憤怒はぶっ潰し、あったらゲートもぶっ潰す。なかったら帰る」
ニンマリと笑うスメラギ。いい加減なようだが、政治的駆け引きとしては大正解である。
東方だけの戦力では憤怒本陣に攻め入るには心許ないのだから、流れに乗るしかない。
「ま、完全にあてずっぽうってわけでもねぇさ。王クラスの歪虚が根城にしている場所にゲートがある可能性は高いらしいじゃねーか。憤怒の本陣、つまり憤怒王がいたらしい場所に関してはハッキリしてんだから、勝ち目の薄い博打ってわけじゃ……」
「御上、会議中ご無礼を……! 急ぎお耳に入れたいことが御座います!」
襖を開いて駆け込んだ兵士の耳打ちにスメラギは表情を変える。
「……なんだと? その話、もう少し詳しく話せ」
長江から更に南へと向かう部隊の前にその男が姿を見せるようになったのは、ここ数日の話だ。
藍色の狩衣を纏った美男子は物腰も柔らかく、それ自体に不審なところはない。
問題はそこが都ではなく戦の最前線であり――男が強力な負のマテリアルを纏っている事だ。
「貴様……只者ではないな? ここのところ、不審な友軍の失踪が続いておる。よもや貴様、関わり合いではあるまいな?」
隊長が刀を抜いてにじり寄っても、優男は笑顔を崩さない。
「大変心苦しいのですが、その失踪事件の元凶は私です」
「やはりか化物め! その化けの皮、剝がしてくれる!」
問答無用と刀を振り上げた瞬間、隊長の足元から突如として火柱があがった。
それは膨大な熱量で一瞬で刀まで消し炭に変える。それは自然と崩れ去って行った。
「厳密にはこうして一切の痕跡もなく風に消えているというだけで……失踪事件ではありませんね?」
恐怖をかき消すように次々と雄叫びを上げ、抜刀する東方の兵たち。
しかし彼らが襲い掛かるよりも早く刀を抜いた男は、そのまま切っ先で空を割いた。
刃は誰にも届かない。だが、その先端からうすく広がり、やがて花開いた火炎の渦は、一瞬で兵士たちの存在を世界から消し去ってしまった。
「万物を焼き尽くす炎の力……なんとも無粋で野蛮な力です」
ふう、と一息ついて刀を収めると、優男はまた一人で歩き出す。
この戦場を放浪し、目につく者は焼き払う。それが今、彼が肝に据えた目的であった。
これ以上人類を南に進ませない。永遠にではなく、一時的に。つまるところの時間稼ぎである。
仕事が終わるまで引き上げるつもりはなかったので、実は何日も前から道に迷い同じような場所をぐるぐると巡回していたが、本人は気にも留めていなかった。
「おや。今度はこれまでとは違うようですね」
再び優男の前に現れた一団は、生半可な兵とは異なる。
溢れるような力強い生命力を感じる。彼らはかつて、九尾獄炎を滅ぼした者たち。
「“親の仇”、ですか」
ふう、とまた虚しく息を吐き、男は立ちはだかる。
腰に差した刀を抜き、笑顔と共に炎をけしかける為に……。
※当シナリオはハントシステムとなります。GMによるリプレイの執筆は行われません。
>> ハントシステムとは
解説
●討伐対象
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●成功条件
大成功 | すべてのモンスターを討伐 |
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成功 | モンスターを1体以上討伐 |
●マップ
- A
- B
- C
- D
- E
- F
- G
- H
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結果反映済み
結果反映日時 2016/10/14 15:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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索敵結果&ルート報告 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/10/14 09:47:26 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 |