炎熱

マスター:とりる

シナリオ形態
ショート
難易度
難しい
オプション
  • relation
参加費
1,500
参加制限
-
参加人数
3~15人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
締切
2018/05/22 07:30
完成日
2018/05/28 21:26

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 辺境某所――。晴れた空に突如として轟音が響き渡る。
 火柱、爆炎が空へと立ち昇ったかと思うと、続いて空から超高熱量の熱線が地上へと奔り――大爆発を起こす。
 そしてしばらく爆炎が尾を引き、炎の龍のように蒼穹を舞い踊った。
 圧倒的熱量が空を覆い、空気を焦がす――。

 ***

 古風な和装姿の美しい少女がすたっと地に降り立った。
 長い艶やかな黒髪が一瞬舞い上がり、その後に風になびきつつ、ゆっくりと背中へ落ち着く。
 その優美な様子はまるで天女ようであった……。
「……ふむ」
「焔様、試験の経過は上々のようですね」
「桜か。見届けご苦労。……うむ、今のところ問題なく動作しているな」
 和装姿の少女は天女などではなく世界を無に帰そうとしている歪虚、その指揮官クラスである牙城・焔(kz0191)だった。
 桜と呼ばれた女性は焔の側近筆頭、白川・桜。
「巨人のアレと良い、コーリアス殿は良い置き土産をしてくれたものだ」
 焔は口元に悪い笑みを浮かべる。
「これで数に限りがあるこれまでの【灼導】兵器と違い、回数を気にする必要が無くなった」
「出し惜しむ必要が無くなりましたね」
 桜の言葉に焔は「うむ」と頷きつつ、
「まあ……我は本来この二刀で十分なのだが……ハンター共も色々と力を付けて来ているからな。こちらも相応に――」
 焔は両の腰に装着された装置、その上に差された二振りの刀、その一本を抜き、天に掲げる。
 掲げた刀身にめらめらと炎が宿り――それは収束し――
「はっ!」
 焔は刀を横に一閃。紅蓮の火球が飛び、それは近くの岩に命中。岩は粉々に砕け散った。
「ふぅ……」
「お見事です」
 桜は歪虚とは思えぬ嬉しそうな笑みを浮かべる。
「うむ。まあ、相応に備えておく必要がある」

 ***

「辺境の某所で異常現象が確認されています」
 要塞都市【ノアーラ・クンタウ】に存在する辺境のハンターズソサエティにて。
 集まったハンター達に対し、綺麗なツインテールの黒髪、やや童顔な容姿、青い制服を着た受付嬢、クラヴィーア・キルシェ(kz0038)が説明を始める。
「ええとですね、辺境部族からの情報ではこのところ頻繁に、空に爆炎が上がっているそうなのです。遠方からでも、視認出来るくらいに」
 クラヴィーアは神妙な面持ちである。
「異常現象と言いましたが、こちらで色々と調べてみたところ、自然現象では無く人為的なものであると結論が出ました」
 クラヴィーアはこほんと咳払いして続ける。
「解り易く言いますと、これは長らく動きが無かった指揮官クラスの歪虚、牙城・焔一派による、【灼導】兵器の実験である可能性が高い、です」
 ――【灼導】兵器とは焔が、今は亡きコーリアスに依頼して開発・製造された強力な兵器――というのがハンターズソサエティが把握している情報だ。
「これだけ派手な現象を引き起こす実験を大々的に行っているのです。新型の【灼導】兵器は、これまでのものより脅威度が高いと、ハンターズソサエティは判断しました」
 事態は予想より大事らしい……ハンター達は額に汗を浮かべる。
「というわけで、新型【灼導】兵器の調査、可能ならば破壊か奪取、および牙城・焔一派の討伐、それをあなた方に依頼します」
 クラヴィーアはいつになく真剣な口調でハンター達に言った。
「ハンターズソサエティとしても、可能な限りの戦力を投入したいと考えています。……かなり危険な任務になります。どうか、お気をつけて」

 ***

 再び辺境某所――。
「ふふ、誘い出されて現れるか…………ハンター共」

リプレイ本文


 辺境のハンターズソサエティ――。
 牙城・焔(kz0191)が使用する新型【灼導】兵器の調査、および牙城・焔一派の討伐依頼を受けたハンター達が集まっていた。

「クラヴィーア? いつになく真剣だな?」
 エメラルド・シルフィユ(ka4678)はこの依頼の担当受付嬢であるクラヴィーア・キルシェ(kz0038)に再度詳しく話を聞いてみる。
 どうやらエメラルドはクラヴィーアに対してメイド服大好きっ子くらいの印象しかなかった模様……。
 そして詳しく依頼内容の説明をもう一度聞いたところ……。
「……こほん、済まなかった。歪虚調査に協力させて貰おう。武装したオーク達よりは強そうだ」
 状況を把握。わりと深刻な事態になっているようだ……牙城・焔を放置しておけば更なる脅威になることは間違いないだろう。
「【灼導】兵器…………形状が不明か。目立つものであればすぐにわかるが」
 エメラルドは思案。頬に人差し指を当てる。
「彼の牙城とやらとは初対面見慣れぬものを持っていた場合の判別は仲間に頼ることになりそうだ……が、こちらも違和感を見逃さないよう注意せねば」
 ということでやや緩み気味だった気を引き締める。

「これはまた、一筋縄ではいかない相手みたいかな。戦力的にも圧倒的に向こうが上……とはいえ、こういう輩とやり合えるのは悪くないわね」
 凛々しく麗しいエルフの姫騎士、といった容姿のユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239)は強敵と相まみえることに高揚感を覚えていた。
「まぁでも、目的はきっちり果たさないとね。その為にも今はやれる事をやるだけっと」
 依頼の第一目標は辺境某所の空に異常現象を引き起こしているらしき存在……新型【灼導】兵器の調査だ。
 牙城・焔自体を討つことが出来れば良いのだが、現状集まった戦力では難しいかもしれない。
 何せ焔は【灼導】兵器の他にもチームを組むことで強力な戦闘能力を発揮する部下を引き連れている可能性が極めて高いゆえ――。

「此処であったが何とやら! 今回こそ前回のリベンジを……と言いたいけど、我慢なのだ」
 エルフの元気っ子、ネフィリア・レインフォード(ka0444)は前回焔一派と交戦した際に『してやられた』のでリベンジしたかったが……
 ハンター達が立てた作戦の関係上、とりあえずは我慢の子である。尤も、作戦が上手くいくかは別の話で、結局総力戦になる可能性もあるのだが。

「なんだよてっきり野垂れ死んでたかと思ったぜ、焔。そんじゃ……やり合うとすっかぁ!」
 思わず鍛え抜かれた肉体美に目が行くボルディア・コンフラムス(ka0796)は焔との交戦経験が豊富なハンターの一人であった。
 こちらはネフィと違い、作戦の成否に関わらず焔と戦闘になる手筈。
 散々辛酸を舐めさせられた相手……長らく動きを見せていなかった指揮官クラスの歪虚がようやく行動を起こしたのだ。滾らないはずがない。

「何せ今回は相手が相手だからな……威力偵察をするにも命懸けになりそうだ」
 特殊な生い立ちのドワーフである聖導士のロニ・カルディス(ka0551)も今回の依頼に手を上げた一人。
 本人も言っているように、今回の、ハンター達の目的は『牙城・焔一派の討伐』ではなく『新型【灼導】兵器の情報収集』に重きを置いていた。
 交戦し、撃破することはあまり考えていない。情報を持ち帰ることが第一である。
 今回の依頼に参加したハンター達は各々の練度は総じて、極めて高いものの、やはり焔一派、および引き連れているであろう火蜥蜴の集団を全て相手にするとなると些かだが手が足りない感がある。
 ゆえに、今回は新型【灼導】兵器の情報収集が第一目標なのだ。依頼内容もそうなので問題は無い。

 浅葱色のボブヘアに翡翠色の瞳、やや童顔な容姿、知的な雰囲気を纏うエラ・“dJehuty”・ベル(ka3142)。
 思わず“女史”と呼びたくなる魅力的な女性の彼女は今回の依頼の目的を他のハンターと同様に『【灼導】兵器の情報収集、可能であれば奪取』と考える。
 そのために戦闘前の交渉や撤退条件などを仲間と相談し、設定。更に、事前に過去の報告書を熟読し、特に以下の点に着目した。

 緑:【紅蓮魔球・投射】は閃光効果が先に発動、範囲攻撃。他の技を有する可能性。結晶体が複数
 遙:【紅蓮魔障壁】は攻性防壁に類似、盾での攻撃
 桜:猟撃類似技(変則方向からの射撃、受け貫通、部位狙い、二連射を警戒)使用の可能性

 ――以上、エラのメモ書きより。
 彼女は独自に焔の部下について分析を行っていた。

「コーリアスの置き土産、か……相応に厄介な物なのは確実でしょうね」
 長く美しい透き通るようなアイスブルーの髪、そしてすらりとした美脚の美女、フィルメリア・クリスティア(ka3380)。彼女はこれで二児の母だというのだから世の中は広い。
 話を戻し……彼女はコーリアスという名に反応を見せた。今は亡き錬金術の到達者。彼が焔のために開発したらしき物なのだから厄介なのは当然のことだろう。
「最低限の目的は対象の調査とは言え『兵器』である以上は戦闘しなければ全容は掴めそうにないわね」
 フィルメリアの言っていることは実に正しい。兵器・武器なのだから使わせてみなければその性能は分からない。
「外観、機構、効果……その仕様を把握する為にも、使用させて体感してみなければとも思うし、率先して矢面に立つとしましょうか」
 仕様を把握――新形【灼導】兵器を限界まで稼働させるということは――つまり焔が本気を出している=極めて危険な状態、ということ……。
 それでも彼女は自ら『率先して矢面に立つ』と言った。相当な覚悟だろう。
「事前の話では空に爆炎が上がっているとの事だし……発生した炎を集約、増幅、武器に纏わせて放出するそれくらいの事は出来そうな気はするわね」
 その辺りを調べるのが今回の依頼の第一目標だ。もしフィルメリアが言っているような効果だった場合、かなりの範囲をカバーする攻撃になるだろう……。
 一撃で一面火の海になりかねない……。無座別に業火で焼き尽くす……果たして焔はそこまでするのだろうか……。
「或いは……その行為で更に発生した爆炎を使う再利用方式まであり得る、か」
 あらゆる可能性を考慮するフィルメリア。

「歪虚討伐と聞き駆け付けたが……これはかなりの大物だな……歪虚達に因縁のある仲間達と過去の報告書で事前に知識は仕入れておこう」
 豊満な肢体を惜しげもなく晒しつつ、凛とした女戦士、といったレイア・アローネ(ka4082)も焔との交戦情報を耳にし、背筋を引き締める。
「調査……そして破壊か奪取か。後者は兵器のサイズにもよるな。大型は破壊も奪取も困難だ」
 これまでに確認されている【灼導】兵器は手榴弾型とロケットランチャー型。手持ちタイプの兵器である。
「威力が大きいなら大型の可能性も低くはないが……話を聞くにかなり好戦的で自ら刃を振るうのを好む印象がある」
 レイアはそのように焔の性格を分析。実際、【灼導】兵器は連発せずに、焔自身は二刀をメインとして戦っているという記録がある。
「ならば自身が戦いながら使用できるものである可能性もあるのでは?」
 その可能性はかなり高いと思われる。独立して運用出来るようなものではなく、焔が使用するための兵器だろう。

 堅牢な守りを誇る鳳城 錬介(ka6053)。
 彼は、焔の新型【灼導】兵器は報告書に無い新しい動きから推測。その攻撃の効果範囲や威力などを調べてみるつもりである。

「多由羅と申します。どうぞよしなに」
 艶めかしい褐色の肌を大胆に露出させ、恭しく挨拶するのは多由羅(ka6167)。
「報告書を見るになかなかの大物ですね。未熟ながらも血が騒ぎます……! 修羅の道、お供いたしましょう」
 彼女は焔との交戦情報を読み聞きし、血を湧き立たせている様子。

 非常に危険な任務であるため、綿密な打ち合わせを行ってから、ハンター達は各々騎乗するなどして、現場へと向かうのであった……。


 辺境某所――。異常現象が観測されているという空の直下……岩が点在する平地……。

 ハンター達は牙城・焔、およびその側近(部下)、白川・桜、菊池・緑、球磨・遥と対峙する――。
 やはり指揮官クラスの歪虚……牙城・焔からは殺気や威圧が感じられた……。が、すぐに攻撃を仕掛けてくる様子は無い。
「遅かったではないか、ハンター共。待ちくたびれたぞ。あれだけ派手にやっていたというのに」
 焔はふふふと黒い笑みを見せる。
「やっぱりテメェのご招待かよぉ、焔ァ!!」
 ボルディアが声を上げる。
「いつもの筋肉女か。相変らず威勢がよいな。……ふむ。釣れたハンターは九人か。これで我らを相手にするつもりか?」
 敵は、焔と、部下三名と、燃え盛りじりじりと周囲の空気を焼いている多数の火蜥蜴……。
 予想通り、真っ向からやり合うにはややハンター達の分が悪い……。
「そこでだ焔、話がある」
「話とな? 『これ』以外で何を対話する必要があるというのだ?」
 ボルディアが言うと、焔は腰の刀を一振り抜き、切っ先をハンター達へ向け、刀身をめらめらと燃え上がらせる。
「まあ待て。話を聞け。交渉だ」
「交渉? お前が、か?」
 焔は着物の袖で口元を隠し、くくくと笑う。
「あぁん? なんか文句あっか!?」
 ボルディアはこめかみに青筋を浮かべる。
「くくく、ふふふ……はぁ~……すまぬな、お前は脳みそまで筋肉で出来ているような人間だと認識していたゆえ」
「脳筋で悪いか!! 俺だって交渉くらいできらぁ!! つーわけで少し話を聞け」
「お前が交渉事とは面白い。なんだ? この期に及んで命乞いか?」
「そんなんじゃねぇ! タイマン勝負を挑みてぇんだ」
 ボルディアは焔一派に対し、タイマン形式による焔達四人との戦闘を申し入れる。ただし焔相手にはハンター側は二人で相手をする……という内容。
「ここままだとフェアじゃなくて面白くねぇだろ?」
「…………ふむ。言いたいことは理解した。確かに対等ではないな。――それで、何の問題が?」
 焔が発したその言葉で、場……ハンター達の空気が実際の気温にそぐわず凍りついた。
「は?」
「戦いとは弱き者が強き者に蹂躙されるもの。それが世の常。我は全戦力を持ってお前達ハンター共を叩き潰す」
「成程。テメェはたかだがハンターの二人程度すら倒す自信がねぇと……」
 ボルディアは焔のプライドを刺激するように言う。……元より、交渉が決裂すれば総力戦のつもりだった。
 と言うよりも、交渉自体が一か八かというかダメでもともとであった。
「ま、この前は俺を倒せなかったからなぁ。そう考えるのも無理はねぇ。いいぜ? 大量の部下と一緒に攻めて来いよ。それが正解だ」
 焔の顔をチラ見するボルディア。……どうだ? 乗って来るか? といった内心。
「……ふん、まあよい。その安い挑発に乗ってやろうではないか。ただし、こちらからも条件を提示させてもらう」
「条件?」
「我は二対一で構わぬが、我が側近達は一対一の戦闘に向かぬ者も居る。……一度痛い目を見たことがあるのでな。それでは今度はこちらが不利になる」
「申し訳ありません! 焔様!」と球磨・遥が声を上げ、焔は「よい」とだけ言った。
「じゃあどうするってんだ?」
「我が側近三名は三名で組んでこそ真価を発揮するのでな。我が側近三名は三名で組ませてもらう。お前達は何人でも投入するとよい。火蜥蜴も動かさん」
「…………」
 ボルディアは内心で舌打ちした。あの三人が組むと、とてつもなく厄介になる。潜在的には焔に匹敵するのではないか? とも。
 だがしかし、自分とユーリで焔を抑えつつ、残り(岩陰に身を潜めているレイアを除く)が焔の部下三人に当たれば情報収集の時間程度は稼げるのではないか? と。
 ボルディアは額に汗を浮かべ、仲間達のほうを振り返る。……仲間達は、全員が頷いた。
「よし解った。その条件でいい。やり合おうじゃねぇか! 焔ァ!!」

 それまで交渉の様子を見ていたユーリは(どの道決裂したら総力戦です。焔を分断出来ただけでも良しとしましょう)とボルディアに耳打ち。
 その後、蒼姫刀『魂奏竜胆』を抜く。
「……相当出来る相手みたいね、良かったら一度手合わせ願おうかしら?」
 焔は「ほう……お前が筋肉女の相棒か。剣の腕は中々のようだな。すぐに倒れてくれるなよ」と返す。
「この蒼姫刀に誓って」
 と、ユーリは焔に大太刀を向ける。

 一方、交渉中、岩陰をこそこそと移動していたレイア。
(一騎打ちを挑むか総力戦を仕掛けるか……と思っていたら総力戦に近くなったか)
 レイアは静かに息をする。
(まあ、いい。どちらにしろ私は伏兵。見知った顔しか警戒していない事はないだろうが、それでもこちらが知られていないのは武器になる)

 ネフィは――
(ふう、息が詰まったのだ。……ていうか、アレが絶対『新型【灼導】兵器』なのだー!)
 焔の両腰に付いている明らかに異質な長方形状のメカニカルな物体。それがどんな性能を持っているのかは不明だが……。とりあえず。
「見てるだけより身体動かせた方が好みではあるのだー」
 そのように言うネフィは焔の部下三人に当たる。

(む、交渉は決裂かと思ったがまた微妙な……だが総力戦よりはいくらかマシか)
 と、考えるのはロニ。
 交戦の際には敵を撃破するよりも、敵の武装やその他の能力の情報を入手してから無事に戻ることを優先。
 敵の撃破は二の次、依頼目的である情報収集が完了すれば即座に撤退するつもりである。

 ここまで魔導バイク『ディアーナ』で移動してきたフィルメリア。
(相手側は個でも十分な強さを持つが連携を得意とする部分もある為、交渉に応じる可能性の方が低い……と思っていたら案の定ですか)
「ともあれ火蜥蜴が動かないのは幸いですね」
 フィルメリアは焔の部下三人に当たる。相手に拘りは無いが……以前に親しい人が世話になった理由から焔・緑に対して意識が高めだ。

 正面側で交渉を見守っていた錬介。
(伏兵と迷いましたが見慣れない人物が多ければそれだけ目を引くでしょう)
 ……条件付きながら一応交渉は成功したと言えるので、彼も焔の部下三人に当たる。
 この依頼に参加したハンターでボルディアに次ぐ防御力を誇る彼は部下との戦闘で防御を担う。

 エラは伏兵であるレイアと小まめに連絡を取っていた。もちろん、小声で。
 どうやら【灼導】兵器を所持しているのは焔だけの様子。ゆえに奇襲の目標は焔である旨をレイアに伝える。

(私の実力から考えて他の仲間に任せた方がいいな)
 そのように考えるエメラルド。とりあえずは焔の部下に当たるが……もし火蜥蜴が動いた場合、火蜥蜴への牽制と仲間の回復に専念するつもりだ。

 多由羅も同じく。火蜥蜴が動いた場合に備える。戦闘時には主戦力が歪虚達に対応出来るよう、火蜥蜴の露払いを担当。
(奇襲が成功したら……いえ、奇襲を行った場合、成否に関わらず敵は本気を出してくるはず……)

 そして各自配置につき、双方とも戦闘準備が整い、いよいよ……開戦。


 焔対応――。

 ユーリは単騎突出しないように気を付けボルディアと歩調を合わせつつ、全力で焔達の所まで移動。
「参ります……!」
 接敵後、焔に対し【刺突一閃】を繰り出す。だがそれは二刀を抜いた焔に弾かれた。
 ユーリは即座に【迅雷の構え】で迎撃態勢。焔は二刀に炎を纏わせた【紅蓮爆刃・弐】による爆発を伴う斬撃で今度はユーリ自身を弾き飛ばす。
「……くぅ!」
 サーコート『ブレイズウィング』で身を包み、焔の攻撃を半減させつつパリィグローブ『ディスターブ』で何とか防御。
 しかし攻撃力に比してやや防御力の薄いユーリは少なくないダメージを負ってしまった。

 続いてボルディア。防御力に任せて突進。長大な魔斧『モレク』の重さと遠心力を乗せて【砕火】で攻撃。
「せりゃぁっ!!」
 焔は二刀を交差させて連撃を受け止める。
「相変らず重い攻撃だが――この程度!」
 焔はユーリのときと同じ……いや、今度は【紅蓮爆刃・弐】による連続攻撃を繰り出してきた。
 火属性の魔斧で受け止めるボルディア。威力が半減。
 しかし素の攻撃力が高いため、堅牢な防御を誇るボルディアと言えど無傷とは行かなかった。

 エラは引き続きレイアとやり取り。奇襲のタイミングを窺う……。
 焔はユーリやボルディアと激しく近接格闘戦を演じている……二人との戦闘に集中している今ならば。
 ちなみにエラ自身が攻撃に加わるとその時点で交渉の結果――条件を破ることになり、奇襲の意味が無くなるので抑える。

 レイアは戦闘が激化するのに合わせ、敵に悟られないように岩伝いに移動。焔の近くまで来ていた。
 奇襲しやすいポジションを確保。あとはエラの合図を待つのみ。
 …………。奇襲の位置を偽装するため、レイアとは別方向に発煙手榴弾が投擲される。間髪入れず「今です」とエラから通信。
 レイアは即座に【ソウルエッジ】を使用し、武器を強化。岩陰から飛び出し、【攻めの構え】【刺突一閃】にて焔に奇襲を仕掛ける!
(実力差から考えても対応されてしまっては勝ち目が薄い……勝負は奇襲の一瞬でつけたい!)
 しかし。
 飛び掛かろうと迫るレイアに対し、焔はギロリと視線を向ける。
「――!?」
 焔は刀に宿した炎を火球として飛ばし、レイアを迎撃。爆発が巻き起こる。
「【紅蓮火球・連打】」
【紅蓮爆刃・弐】にてユーリとボルディアを弾き飛ばした後に、撃墜されたレイアへ、凄まじい速度で二刀を振るい、火球の嵐を浴びせる。
 ……煙が晴れると、連続で火球を浴び、身を焼かれ倒れ伏すレイアの姿があった……。
「レイア様!!」
 エラは思わず声を上げる。
「……はてさて、これはどういうことか。伏兵を忍ばせているとはな。まあ気配は感じてはいたが。そこの緑髪の女も我が側近達との戦いに向かわず、奇襲を誘導していたな?」
 焔の、鋭い殺気の籠った視線がエラへ向けられる。
「自ら提示した条件すら守れんとは。やはり、交渉などただの時間稼ぎに過ぎなかったか。ハンター共の戯言などに耳を貸すのではなかった」
「くっ……」
 増大する焔の殺気に、ユーリ、ボルディア、エラは思わず警戒態勢を取る。レイアは倒れたままだ……。
「口約束すら守れんとは。いや、最初から守る気が無かったか。憤怒では無い我ですらこの所業には少しばかり怒りを覚えたぞ」
 その言葉と共に焔の全身から爆炎が噴き上がる。
「不味い!!」
 ボルディアが叫ぶ。
「少々本気で相手をしてやろう。まずは挨拶だ。――【灼溶爆炎・弐】」
 焔がそう口にすると、焔の身体から爆炎……通常の【灼溶爆炎】よりも巨大な火柱が立ち昇り、余波の業火が周囲に広がった。
「――っ!?」
 ユーリとボルディアは咄嗟に防御態勢を取り、エラは気絶したレイアを庇いつつ、抱えて岩の影に身を隠した。

 …………業火が過ぎ去ると、ユーリとボルディアは膝を突いていた。先程の戦闘も含め、半分程度生命力を持っていかれたのではないかと思う。
 レイアを庇ったエラも背中が焼け焦げていた。防御の薄いレイアはエラが庇わなければ危なかっただろう……。
「な……なんという熱量……」
「ぐ、ちくしょう! まだ目的は達成してねぇ……焔は俺とユーリで何とかする! エラはレイアを守りながら援護してくれ!」
 ボルディアが声を上げた。ユーリと共に立ち上がり、焔に向けて魔斧と蒼姫刀を構え直す。
「解りました!」
 返答と共に【エンジェルフェザー】を二人にかけるエラ。
「ふ、貴様らは少しばかり我を怒らせた。覚悟せよ。――桜、緑、遥! そちらも全力で『お相手』してやれ! 火蜥蜴共もだ!」
 側近三名から「承知!」との返答。それまで待機していた多数の火蜥蜴も動き出す。
「さて――参るぞ、筋肉女! そしてエルフの女! 我が奥義が一つ【火龍爆炎剣】!!」
 焔が叫ぶと、業火を纏う焔の身体から発生した龍のような炎が二刀に巻き付き、燃え上がり、収束し、二刀の切っ先から長大な炎の剣が伸びた。
「往くぞ!」
 焔は地を蹴り、ボルディアとユーリのほうへ駆け、二刀の切っ先から伸びた炎の剣を振り被る。
「……!? チッ、リーチがかなり伸びてやがる!!」
「威力も大幅に上がっています!」
 二人は魔斧と蒼姫刀でなんとか捌くが、やはりその攻撃は爆発を伴った。後退しながらの戦闘を強いられる二人……。

 ***

「すごい爆発だったけど、一体何が起こったのだ!?」
「どうやら奇襲が焔の怒りを買ったようだな……。だがこれで焔が新型【灼導】兵器を使ってくれれば……」
 ネフィとロニの会話。そこへ桜の【紅蓮魔矢】が飛ぶ。二人は咄嗟に回避。
「とと、こっちも油断できないのだ」
「焔の部下三人はやや距離を取っている……か」

 ネフィは【地を駆けるもの】を使用し、回避主体で戦闘。
 少し距離を取り大剣の間合いにて遥の盾に打ち付ける。【紅蓮魔障壁】が発動し、弾かれるネフィ。

 ロニは【レクイエム】を詠唱・発動し、仲間を援護しつつ、積極的には攻撃に加わらず、敵に不自然な動きが無いか監視する。
 敵に不審な動きがあれば口頭か通信機で味方に警告。今のところ、こちらはこれまで確認されている以外の攻撃は無かった。

 フィルメリアは【マテリアルアーマー】を最大効果で使用。
 星剣『アルマス・ノヴァ』を構えて斬り込みつつ、【攻性防壁】のノックバックを利用して陣形を崩すことを狙う。
 しかし遥は防御に徹し、桜と緑は遠距離攻撃のみ行っているので【攻性防壁】自体が発動しなかった。
 また、【デルタレイ】により三人同時に攻撃・牽制を行う。これは多少効果があった模様。部下三人にダメージを与える。
 更に【超重練成】を使用した星剣による強力な一撃を叩き込む! やはり遥が【紅蓮魔障壁】で防御に入り、フィルメリアは弾かれるがそれでもダメージは与えた。

 錬介は【プルガトリオ】で移動を阻害しつつ緑へ攻撃。
 反撃の【紅蓮魔球・放射】は閃光だけでも……と『聖盾剣「アレクサンダー」』を構えて耐える。
 続けて飛んでくる【紅蓮魔矢】連なり、降らし、剛力は持ち前の防御力でなんとか耐え忍ぶが生命力をじわじわ削られた。
 ゆえに自分やダメージを受けた仲間は【ファーストエイド】を併用した【フルリカバリー】にて回復を行う。
 遥にも【プルガトリオ】と聖盾剣による近接攻撃を織り交ぜて攻撃を加え、射程や条件を調べてみる。
 後ろから攻撃することは出来なかったが、正面や左右からは仲間と協力し、攻撃。その結果効果範囲は180度程度と判明。
 攻勢は『威力偵察や相手の行動妨害手段』を念頭に行動する錬介。

 ***

(向こうはすごいことになってるな……ここが実験場ならば出し惜しみもしないだろう)
 エメラルドは火蜥蜴への牽制と仲間の回復に専念。
 必要であれば【ヒーリングスフィア】と【フルリカバリー】で回復を集中。
 回復を優先しつつ、火蜥蜴へ星剣『アルマス・ノヴァ』による斬撃を加える。
 火蜥蜴の延焼ダメージに対しては【ピュリフィケーション】で対処。
 焔と激戦を繰り広げているユーリ、ボルディア、エラに下手に割り込めば自分が大ダメージを受けかねない……。
 エメラルドは歯噛みしつつ、火蜥蜴に攻撃を行いながら、焔の部下三人と戦う仲間を援護する。

「さあ、私のお相手をしてくださいまし」
 多由羅は火蜥蜴に集中して対応。仲間を巻き込まぬよう位置を取りをし、【円舞】からの【次元斬】を火蜥蜴の群れに浴びせる。
 その後【不留一歩】にて移動し、再び【次元斬】。火蜥蜴の群れに纏めて斬撃を喰らわせる。桜や緑も巻き込めれば~と考えたが距離が遠いので断念。
 とにかく動き回り、派手に斬魔刀『祢々切丸』を振るい、火蜥蜴の群れを掻き乱す。
 敵の攻撃は【受け流し】で対処しつつ、エメラルドと協力して火蜥蜴の数を減らしていく。


 ユーリとボルディアは尚も激しく、蒼姫刀と魔斧で焔の【火龍爆炎剣】で強化された二刀と打ち合う。
 二人は善戦しており、焔も相応にダメージを受けているはずだが動きが鈍るどころか、攻撃の苛烈さが増している……。

「…………」
 エラは迷っていた。焔の部下三人を分析し、対応策を考えてきたのだが……。
 現在の【エンジェルフェザー】による援護を止めてしまえばユーリとボルディアが致命的な一撃を受けてしまうかもしれない……。
「……向こうの手は一応足りています。今はこちらを」
 彼女は決心したようだ。

 レイアはエラの合間を縫った【ヒール】により少しばかり生命力を回復し、意識も取り戻したが今のユーリとボルディア、焔の間に割って入れば致命傷を受けかねない。
 高威力の、火球の連打を浴びた彼女の身は未だダメージが大きく、援護をしようにも遠距離武器を持たぬので見守ることしか出来なかった。
「……くっ」
 悔しさに歯噛みするレイア。

 ユーリは蒼姫刀を握り締め、【桜花爛漫】から【刺突一閃】での攻撃、そして【迅雷の構え】による迎撃を繰り返す。
 この戦法は【エンジェルフェザー】の援護もあり、効果的だった。しかし焔の攻撃は苛烈さを極める。
「くぅ……攻撃が重い……!」
(……いえ、違う。目的は【灼導】兵器を使わせること。しっかりしろ、私!)
 焔の炎の剣に対処することに精一杯で目的を見失いかけていた。
 ユーリはハッとして本来の目的を思い出し、【灼導】兵器を使わせるべく焔にダメージを蓄積させ、少しでも追い込む。

 ボルディアは焔の攻撃を火属性の持つ魔斧で受けることでダメージを半減させ、交戦中。
 また、範囲攻撃後にそのまま突撃し、技発動後の隙を狙って魔斧を叩き込む……!
 ……つもりであったが、焔は【灼溶爆炎・弐】以降範囲攻撃を行って来ない。
【火龍爆炎剣】で強化された二刀により、猛烈な斬撃を見舞ってくるのみだ……。

 業を煮やしたボルディアはユーリに攻撃が向いている隙を見て【天駆けるもの】を発動。
 敵の頭上へと舞い上がり、飛行し、上空から思い切り長大な魔斧を振り下ろす。
「これならどうだぁ! 焔ぁ!!」
「……!」
 すると焔の両腰に装備されている長方形状の物体が変形し、スラスターのノズルのような物が露出。
 爆炎を噴き出し、焔はボルディアの重い一撃を回避すると共に、逆にボルディアの頭上・上空へと飛び上がった。
「なんだと!?」
 焔は急降下と同時に一回転し、ボルディアの背中に蹴りを喰らわせた。それから焔は再び爆炎を噴かせ、再び空へ舞い上がる。
「飛行出来るのがハンターだけだと思うなよ……。ふふ、我にこれを使わせたか。やるではないか筋肉女――いや、『ボルディア・コンフラムス』」
「――! だからどうしたぁ!! 同じになっただけじゃねぇか!」
 ボルディアは魔斧を振り被り、再度焔の方へ。空中戦となる。
「貴様らと同じと思ってもらっては困る」
「っ!?」
 焔は爆炎・轟音と共に一瞬で距離を詰めてきた。炎の剣・二刀による斬撃。
 それになんとか反応したボルディアは魔斧で受け止めるが、加速を付けたその斬撃は凄まじく重く、地面に叩き付けられる。
 地に伏したボルディアと、地上で唖然としているユーリを、両手に炎の二刀を手にした焔は見下ろす。
「我の新たな力、新型【灼導】兵器だがな、ちと五月蠅いのが玉に傷だ。……そうだ、『貴様らの奮戦に敬意を表し(棒読み)』、ついでにこれも見せてやるか」
 焔はスラスターから爆炎を噴かせたまま空中に浮遊し、皮肉たっぷりに言った後、一刀から炎を消して鞘へ収め、後ろ腰からある物を取り出した。
「なんだそれは……銃……なのか……」
「随分と……ごついですね……」
 ボルディアはユーリに肩を貸してもらいながら起き上がる。
「ふふふ、これはまだ威力の加減が出来んのでな。離れるなら今の内だぞ。――桜、緑、遥、火蜥蜴共を連れて射線上より退避せよ!」
 側近達から「承知!」の声。それを確認すると焔は武骨で大きめの銃らしき物の銃口をボルディア達――そしてその射線上に居る他のハンター達へ向ける。
 ……銃口に焔の身体から噴出する爆炎が収束していき――
(3・2・1……)
「や、やべぇ! 明らかにやべぇ奴だアレ!! 逃げるぞ!! こっちも退避だ!! あの銃の正面から離れろ!!!!」
 ボルディアは腹の底から声を上げ、ハンター全員に警告する。
「発射」
 焔が武骨な銃の引き金を引くと、その銃口から超高熱量の熱線が放射され――迸り……その後、遠くで爆発を起こした。

 ***

「撤退! 撤退です! 目標は達成しました! すぐにこの場から離脱します!!」
 エラが通信機に向かって叫ぶ。
 ハンター達はそれぞれ騎乗し、また移動手段が無い者は他のハンターに同乗させてもらい、全員が撤退行動を取る。

 ネフィは魔導バイク『グリンガレット』に騎乗。
「何か見たこと無いもの持ってるような? とか思っていたらアレはやばいのだー! これ以上は危険そうなのだ! 撤収するのだー!」

 ロニは駿馬に跨り、しんがりを務めるつもりである。
 しかし焔の部下三人や火蜥蜴群も先程の砲撃(?)の際に退避したため、今のところ追撃は無い。

 フィルメリアも再び魔導バイク『ディアーナ』に騎乗。
「アレは……対策を考えなければいけませんね……」

 錬介はゴースロンに騎乗。離脱する。彼も焔の部下三人との戦闘で相応に疲弊していた。
「あれが……新型【灼導】兵器……」

 エメラルドも戦馬に騎乗し、即時撤退。全速力で離脱。
「な、何なんだアレは……まともに受ければこんがりでは済まないぞ!?」

 多由羅は戦域外に退避させていた乗用馬を呼び寄せ、騎乗。酷く怯えた様子だったがなんとか宥める。
(今はまだ……私の我儘で皆様に迷惑をかける訳にはいきません。歪虚達はボルディア様らにお任せしましょう……)
「しかし近い内必ずや貴女達の首を獲りに……。その時、貴女達に私の名を刻んで差し上げます」
 彼女は未熟さに歯噛みをしながらも顔には出さず、再戦を誓う。

 こうして激戦の末、なんとか『新型【灼導】兵器』の情報を入手したハンター達は命からがらその場から離脱するのであった。

 ***

「……ふん」
 ハンター達が完全に撤退したのを確認すると、焔はスラスターの爆炎を徐々に弱め、着地。
「焔様、お疲れ様でした。逃がして宜しいのですか?」
 側近筆頭の桜が出迎え、尋ねた。
「ふむ、よい。これでハンター共も次は気を引き締めて来るだろう」
 両腰の『【灼導】跳躍装置』を待機状態に戻しながら焔は神妙な面持ちをする。
「焔様……」
「我は甘かったのかもしれぬな。それに『交渉』を無下にされた程度で怒りを覚えるとはまだまだ未熟……あれもハンターが必死で考えた作戦の一つだったのだろう」
 焔は自分の両頬をぺちぺちと叩き、表情を引き締める。
「その甘さが敗北に繋がるやもしれん。今回も我が奥義の一つである【火龍爆炎剣】を使わされてしまった。それなりに傷も受けている」
 ユーリやボルディア、エラやレイアとの激戦により着物は傷だらけで煤塗れ。
 焔は常に余裕の表情だったがしっかりとダメージは蓄積していた。彼女も無敵ではない。
「……我は、考え方を変える必要があるのかもしれぬな……」

依頼結果

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MVP一覧

  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムスka0796
  • 世界は子供そのもの
    エラ・“dJehuty”・ベルka3142
  • 悲劇のビキニアーマー
    エメラルド・シルフィユka4678

重体一覧

参加者一覧

  • 龍奏の蒼姫
    ユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239
    エルフ|15才|女性|闘狩人
  • 爆炎を超えし者
    ネフィリア・レインフォード(ka0444
    エルフ|14才|女性|霊闘士
  • 支援巧者
    ロニ・カルディス(ka0551
    ドワーフ|20才|男性|聖導士
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士
  • 世界は子供そのもの
    エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142
    人間(蒼)|30才|女性|機導師
  • 世界より大事なモノ
    フィルメリア・クリスティア(ka3380
    人間(蒼)|25才|女性|機導師
  • 乙女の護り
    レイア・アローネ(ka4082
    人間(紅)|24才|女性|闘狩人
  • 悲劇のビキニアーマー
    エメラルド・シルフィユ(ka4678
    人間(紅)|22才|女性|聖導士
  • 流浪の聖人
    鳳城 錬介(ka6053
    鬼|19才|男性|聖導士
  • 秘剣──瞬──
    多由羅(ka6167
    鬼|21才|女性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
ボルディア・コンフラムス(ka0796
人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|霊闘士(ベルセルク)
最終発言
2018/05/22 04:38:03
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/05/21 20:43:39