ゲスト
(ka0000)
魔術師の弟子と動くキノコ
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/07/31 15:00
- 完成日
- 2018/08/06 23:02
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●キノコ研究
「み、みぎゃあああああああああああああ」
ルゥルは大きな声をあげた。
師匠が残した手紙に「そろそろ、研究しているか知りたい」と書かれてあったのだ。
魔法と関係なくともいいと言っている師匠。しかし、ルゥルは何もしてきていない。
「この辺りのキノコについてはもう完璧なのです」
自称キノコ採り名人で通る。一応、彼女を知っている人も認めてくれる。
「それは前の発表でしたのです」
結局新たなことを調べないとならないのだ。
「どうするのです、どうするのですうううう。そうだ、紅葉さんに頼めば……でも、エトファリカのどこにキノコが生えているかもわからないで言うと駄目なのです。でも、紅葉さんは頭がいいのです、だからこちらの条件を……駄目なのですうう。それでは、ルゥルが研究したことにならないのですうう」
とりあえず、師匠の家の居間で右往左往する。
ペットのパルムのポルムも右往左往する。ユグディラのキソシロは「そんなことしてないでどうにかしろ」というふうに、日向でじっとしている。そして、倒れた。
「みぎゃあああ、キソシロおおお、お水を飲むのです、お水をおおお」
右に左に騒ぎ、ある日の午前中は終了したのだった。
独りマイペースで過ごしていたのは、ペットのフェレットのフレオ。彼だけは周りに左右されつつも、ご飯食べて、眠くなったら寝ていた。
●相談
調査対象を絞った後、家を空けることになるため、隣のエクラ教会の司祭に相談しに行く。
「なのです」
「分かりました……が、一人で行くのは駄目です」
「ルゥルもハンターです」
「もし、キノコが大群でいたら、ルゥルちゃんはどうするのですか」
「逃げるのです」
「そうですね」
正しい選択により、マークの説得がとん挫した。
「独りだと危ないですよ、ぼら、熱中症になるかもしれません」
「みぎゃ」
「水筒をたくさん持って行っても、ふらふらになってしまうかもしれません」
「みぎゃあああ」
ルゥルはおろおろし始める。
「ハンターと一緒に行ってもらいなさい」
「お金ないですうう」
「十中八九雑魔とかその類です」
「違うかもしれません」
「ええ、違うかもしれませんが、その可能性は高いのです。調査もかねてハンターに依頼を出すべきなのです」
「みぎゃ」
だんだんと丸め込まれた結果、ハンターと一緒にキノコ調査に行くことになったのだった。
●ルゥルが得た噂、語るマーク司祭
そこの崖の上には大きな木が一本ありました。最近、その木に、雷が落ちて燃えました。
キノコの胞子は雷があるとその衝撃により、活性化される、とされています。そのせいか、地域の住民はキノコを目撃するようになりました。
キノコであれば発見ですが、目撃というあたりでおかしいのです。
さて、噂になりました、パルムではない何か動く新種のキノコではないか、と。
ハンターに依頼するとか、高名な学者に依頼するとか、村人は考えたけれども、日々の生活の中どうでもよくなり放置しました。しかし、噂は千里をかけると言いますが、動くキノコがいるという話はあっという間にルゥルちゃんの耳に届きました。
なぜ、注目したのがルゥルちゃんだけなのでしょうか。
それは誰もが「雑魔だよね」と思ったので「ハンターに依頼しろよ」と返したからのようです。
ということで、ロビンさん、そこの地域の領主にでも言って依頼料はもらってくださいね。
「え、そこ、こちらもちの仕事ですか……でもまあ、村の住民にハンター派遣するって言っておきますね」
とロビン・ドルトスは答えた。
このようなやり取りが、ルゥルの住む町の隣町の事務所でマーク司祭と職員のロビンによって行われ、無事、依頼は出されたのだった。
「み、みぎゃあああああああああああああ」
ルゥルは大きな声をあげた。
師匠が残した手紙に「そろそろ、研究しているか知りたい」と書かれてあったのだ。
魔法と関係なくともいいと言っている師匠。しかし、ルゥルは何もしてきていない。
「この辺りのキノコについてはもう完璧なのです」
自称キノコ採り名人で通る。一応、彼女を知っている人も認めてくれる。
「それは前の発表でしたのです」
結局新たなことを調べないとならないのだ。
「どうするのです、どうするのですうううう。そうだ、紅葉さんに頼めば……でも、エトファリカのどこにキノコが生えているかもわからないで言うと駄目なのです。でも、紅葉さんは頭がいいのです、だからこちらの条件を……駄目なのですうう。それでは、ルゥルが研究したことにならないのですうう」
とりあえず、師匠の家の居間で右往左往する。
ペットのパルムのポルムも右往左往する。ユグディラのキソシロは「そんなことしてないでどうにかしろ」というふうに、日向でじっとしている。そして、倒れた。
「みぎゃあああ、キソシロおおお、お水を飲むのです、お水をおおお」
右に左に騒ぎ、ある日の午前中は終了したのだった。
独りマイペースで過ごしていたのは、ペットのフェレットのフレオ。彼だけは周りに左右されつつも、ご飯食べて、眠くなったら寝ていた。
●相談
調査対象を絞った後、家を空けることになるため、隣のエクラ教会の司祭に相談しに行く。
「なのです」
「分かりました……が、一人で行くのは駄目です」
「ルゥルもハンターです」
「もし、キノコが大群でいたら、ルゥルちゃんはどうするのですか」
「逃げるのです」
「そうですね」
正しい選択により、マークの説得がとん挫した。
「独りだと危ないですよ、ぼら、熱中症になるかもしれません」
「みぎゃ」
「水筒をたくさん持って行っても、ふらふらになってしまうかもしれません」
「みぎゃあああ」
ルゥルはおろおろし始める。
「ハンターと一緒に行ってもらいなさい」
「お金ないですうう」
「十中八九雑魔とかその類です」
「違うかもしれません」
「ええ、違うかもしれませんが、その可能性は高いのです。調査もかねてハンターに依頼を出すべきなのです」
「みぎゃ」
だんだんと丸め込まれた結果、ハンターと一緒にキノコ調査に行くことになったのだった。
●ルゥルが得た噂、語るマーク司祭
そこの崖の上には大きな木が一本ありました。最近、その木に、雷が落ちて燃えました。
キノコの胞子は雷があるとその衝撃により、活性化される、とされています。そのせいか、地域の住民はキノコを目撃するようになりました。
キノコであれば発見ですが、目撃というあたりでおかしいのです。
さて、噂になりました、パルムではない何か動く新種のキノコではないか、と。
ハンターに依頼するとか、高名な学者に依頼するとか、村人は考えたけれども、日々の生活の中どうでもよくなり放置しました。しかし、噂は千里をかけると言いますが、動くキノコがいるという話はあっという間にルゥルちゃんの耳に届きました。
なぜ、注目したのがルゥルちゃんだけなのでしょうか。
それは誰もが「雑魔だよね」と思ったので「ハンターに依頼しろよ」と返したからのようです。
ということで、ロビンさん、そこの地域の領主にでも言って依頼料はもらってくださいね。
「え、そこ、こちらもちの仕事ですか……でもまあ、村の住民にハンター派遣するって言っておきますね」
とロビン・ドルトスは答えた。
このようなやり取りが、ルゥルの住む町の隣町の事務所でマーク司祭と職員のロビンによって行われ、無事、依頼は出されたのだった。
リプレイ本文
●現地へ
エステル・ソル(ka3983)はルゥル(kz0210)に挨拶をする。
「ルゥルさん、こんにちはです。研究発表さんですか? わたくもお手伝いします」
「よろしくお願いします」
ルゥルも丁寧にお辞儀をして挨拶をする。
レイア・アローネ(ka4082)はエステルに声をかける。
「エステルじゃないか、奇遇だな。おまえもキノコを追いかけてきたのか?」
思わず、エステルの頭を撫でようとするが途中で思いとどまる。
「研究さんが気になりました」
エステルはルゥルがキノコの何を研究するのかも聞けたらアドバイスするつもりであった。
マリィア・バルデス(ka5848)はルゥルに挨拶後、依頼の状況を確認する。
「これってルゥルにとって夏休みの自由研究みたいなものかしら?」
星野 ハナ(ka5852)もうなずく。
「そうですねぇ。依頼を聞いて、まさに『夏休みの自由研究』と思いましたよぉ」
ルゥルは「夏休みの自由研究?」と首をかしげている。
「あら? こっちの学校だとないのかしら?」
「そんなことはないですぅ。ありますよ?」
マリィアとハナにルゥルはうなずく。
「学校には通ったことがないのです。師匠やマークさんに教えてもらっているのです」
マークはルゥルの師匠の隣の家のエクラ教の司祭である。
アシェ-ル(ka2983)は「動くキノコの味」も気になっていたが、情報から雑魔の懸念が強い。
「まずはキノコがどのようなモノか確認しないといけませんね」
それによってはじっくり観察して討伐するか決めることになるだろう。様々な選択肢や結果が存在する。
ロニ・カルディス(ka0551)は状況証拠から、動くキノコについて雑魔だろうと推測はしている。すでに依頼主がそう考えているようだ。
「話を聞いただけでもほぼ雑魔で間違いないと思うが……何であったにせよ、変に繁殖されるのは防いだほうがいいか」
ルゥルが動くキノコは珍しいキノコと信じている状況に思える為、推測を口にするのはためらわれる。
「動くキノコ?」
ふと、ルゥルの肩のパルムはなんだろうと思えた。
●移動
現地には問題なく到着し、崖の手前でも小さなキノコがうろうろしているのが見える
ルゥルを後ろに下げ、木の陰からのぞく。崖の上には大き目のキノコの影がある。
「つまり、あの上に行かないとならない訳よね?」
マリィアの確認にルゥルはうなずく。
「その小さいのも調査は必要だな……とはいえ、パルムよりは大きいがな」
ロニの指摘通り、何十メートルか離れているが崖の下に落ちてくる動くキノコは大きいし、崖の上はより大きい。
「動いているのです……動いているのです」
ルゥルはしおれていく。
「動くキノコでなかったのは残念です。しかし、雑魔キノコは退治しないとならないです。それに、新鮮なうちに倒せばキノコが残るかもしれません!」
「そうなのですよぉ、さあ、ルゥルちゃんどうしますっ?」
アシェ-ルとハナに促されて「討伐をするのです」とルゥルが答える。
「いい決断だ」
「【マジックフライト】かけます? あ、それと、ルゥルさんにはこれを渡しておきます」
レイアがルゥルを褒めている横で、エステルが魔箒「Shooting Star」を取り出して渡した。
「素敵な魔女さんの必須アイテムなのです! 可愛いのです!」
「そうなのですぅ、スレッドより箒の方が可愛いですぅ。時にピンクのランタンがとってもおしゃれですぅ」
自分の魔箒を撫でてハナがエステルに同意している。
「これで調査範囲が広がるのです」
押し問答の末、ルゥルが握りしめるとパルムが登り始めた。
「回り込んで道で登っていけるというから、全員が同じ方法で行くのは避けたほうがいいだろう」
「ということで、私はバビエーカで上がるわよ」
「俺は馬で上がる」
マリィアとロニが別ルートで上がり、【マジックフライト】や魔箒で上がるものをサポートすることになる。
「私は崖をそのまま登るぞ」
レイアはスキルを使って登る。それに、崖のくぼみに動くものが見えている。確認していくことも考えると、必要だといえた。
「でも、ちょっと風が強いですよね? 難しいようなら回っていかないといけないですよね?」
アシェ-ルが指摘する。
「試すにしても、私たちが上に行ってからでもいいんじゃないかしら?」
「雑魔は逃げそうにないしな」
マリィアとロニにアシェ-ルとハナは、何か言葉を隠したような表情で「そうです」と異口同音に言った。
マリィアとロニは順調に上がっていく。ただし、頂上に上がる直前に一旦停止した。
高さ五十センチには満たない、大小さまざまな同じ形のキノコがうぞうぞとうごめいている。
「これは……制圧しておいたほうがいいかしらね」
「状況によっては討伐しないと危険になるかもしれないし、そうするとルゥルが観察できなくなる」
「そうなのよね。とはいえ、こちらに来てくれるだけならば、崖から上る人たちが着地しやすくはなるわよね」
よく見ていると、強い風が吹くと、大きなキノコから白や薄茶の何かが飛んでいる。小さいキノコからも出てはいるが地面を這うようで特には気にならない。
「胞子か?」
「吸いたくはないわね」
二人は風上に移動し、後から来るメンバーに注意を促すため連絡を入れた。
道を進み、崖の下までやってきたルゥルたち。日陰にいる動きキノコはもぞもぞと動いてる。動いているのはいいが、こちらに近づいてくるような気がする。
「輝いてきれいなのです」
「なのですー」
エステルとルゥルは崖の上でキラキラ輝く何かに感嘆の声をあげる。
「ん? 上から降ってくる」
レイアは崖を滑るように落ちてくる小さなキノコからルゥルを引き離す。
「これを倒すとどうなるのでしょうか?」
「可食部分はあるのですぅ?」
アシェ-ルとハナは魔法を使うか否か観察する。
「ひとまず、攻撃していいのか?」
レイアが魔導剣で突くことを提案し、ルゥルに確認を取る。
「ハイです」
雑魔だと理解したルゥルが調査は終わりモードになっているように見えた。
レイアが突くと、あっさりとそれは塵となって消えた。落ち込むルゥルに掛ける言葉もない。
「ぜひ、大きいのを倒さないとですぅ」
「そうですね! 大きいのは何か違うかもしれません」
「これも一応、調査なのです」
ハナとアシェ-ルに言われ、念のため調査するのは重要だとルゥルは思い直した。
上の二人から連絡が入ったところで、キラキラ輝くものが胞子だと知り、ルゥルの表情が消える。
情報が明確になったところで一行は登り始めた。
レイアは順調に登っていくが、登につれ風が強くなるのを感じた。どのようなところにキノコがいるかを見つつ登り切った。
「……キノコっ!」
登り切ったところでキノコにたかられそうになったが、回避し、風上にいるロニとマリィアの所に急いだ。
「あれは攻撃してくるのか?」
レイアに追いつくこともなく、それらはうろうろうねうねしている。
「見ている限りでは、あなたに群がったくらい」
「そうだな、急に足が速くなることもない」
見ていたマリィアとロニが観察結果を告げた。
「先に上がってみますね」
アシェ-ルは自分の持ち物に【マジックフライト】をかけ先行した。
「飛んでいる間は動きが鈍くなります、いつもより気を付けるのです」
エステルに指導を受けたルゥルは真剣な面持ちでうなずく。
説明が終わったころに登り切ったアシェ-ルから声がかかる。
「風は大丈夫そうですよー、ただ、キノコがいますので気を付けてください」
アシェ-ルが急いで退避する。アシェ-ルがいたあたりに群がったらしいキノコが足を滑らした。
「胞子が何かわかりませんので、【レジスト】かけておきます?」
「時間もあるし、風上を目指しましょう」
「戦うことになるときに使えばいいのですね」
ハナの言葉にエステルはうなずく。
「さて、ルゥルちゃん、くれぐれも無理せず安全運転で上がってくださいねぇ?」
「はいです」
ルゥルは魔箒にまたがり、【マジックフライト】をかけてもらう。スキルの稼働時間を考えると、長い方が安全であるがルゥルがどこかに飛んでいく可能性も高くなるための処置だった。
「みぎゃ、みぎゃあああ」
大興奮のルゥルは風に流された。
「ほらほら、ルゥルちゃん、あちらの崖を目指すのですぅ」
ハナは頂上ではないが、風に流された先かつ崖を上がる道におろすべく誘導した。
崖の頂上ではないが、少し登ればたどり着くところに着地できた。
一方のアシェ-ルとエステルは頂上近くにいるメンバーと合流し、ハナとルゥルは遅れて合流した。
●調査
胞子は何か影響があるに違いないと考えるのが一般的だ。
「あれはかかるべきかしら」
「いえ、雑魔なのでそれはいらないのです」
マリィアはうなずく。
「……ん?」
ルゥルの言葉がロニは不穏に思えた。
「ルゥルさん、キノコさんの調査であれば、人体実験さんもいるのです?」
「はいです」
ロニが感じた不穏の言葉はエステルの言葉にうなずくルゥルにより間違いないことを知る。
「待て、危ないだろう」
「無茶はいけません。しかし、調査ならば必要な危険あります」
レイアはアシェ-ルの言葉にさらなる不穏が加わる。
「んーん、でも、毒性がある可能性もありますし、無茶はしても無謀なことはしていけないのです」
ハナがルゥルを諭した。
「なら、注意して、全部倒していいわね。新種キノコの分類に雑魔でも入るのかしら?」
マリィアが念のために問うと「入らないです」ときっぱりとした答えが返ってきた。
「行くわよ」
マリィアが銃を構える。
「これは必須です。キノコになんか負けません! 間違ってもパルムに魔法を撃たないようにしないといけませんね」
アシェ-ルはゴーグルに胞子が入る隙間がないか確認し、盾を構え、魔法を使う準備をする。
ルゥルのパルムは一生懸命、きぐるみの口から入ろうとしていた。
「い、痛いのですうう」
ルゥルに引っ張られ、取り出される。
「ルゥルは前に出ないように」
ロニの指示にルゥルはおとなしく従う。
「なら行くのですぅ。【五色光符陣】」
ハナがまとまるキノコに向かって符を放つ。魔法が当たると、キノコがはじけるように消えて行った。
「……え? あれ?」
「回避をした様子はないのです」
困惑の様子を見せたハナに見ていたエステルが答え、試しに練習中の弓で射ってみた。
ポフーン。
キノコは消えた。
「やるな、エステル」
レイアに褒められ、エステルは素直に喜ぶ。
「魔法の練習をするのです【ウォーターシュート】」
ルゥルが魔法を放つ。へろへろと水の弾が飛び、キノコに当たった。
「ルゥル、すごいわね」
マリィアに褒められ、ルゥルが照れる。
「しかし、じわじわこちらに来ているな」
ロニの指摘通り、動きが定まっていなかったキノコたちだが、向かう方向が一定になってきた。
「のんきにしていると群がられるな」
先ほどのことを思い出し、レイアが身震いする。
「群がるんですぅ?」
「そう、群がる。たぶん、それだけだけれど、あれが群がる」
ハナに対し、キノコを指さしレイアは強調する。
「まずは大きなのも含め倒しましょう。【ブリザード】」
アシェ-ルは仲間が突出していないため、その範囲に魔法を叩き込む。面白いように敵は消える。大きなキノコもあっさりと消えた。
「何も残っていないですぅ?」
まだ、わからない。
小さなキノコを討伐後確認することにする。あとは、黙々と崖の上と中腹、木の陰にいる小さなキノコを討伐するという地味な作業になった。
範囲魔法やスキルと単体のスキルなどを使い分け、無事討伐し終わった。
アシェ-ルとハナは念のため、戦場となった崖の上と周囲を見渡した。
「ないですねぇ」
「ないですか」
「あの元のなったキノコはあるんですかねぇ」
「見てみましょうか?」
二人は崖を降りてルゥルたちと合流する。
エステルはしおれるルゥルに声をかける。
「せめて食べられるキノコさんをとります」
「とるです」
初めての土地でルゥルはよくわかっていないが、これまでの経験上生えていそうなところは探す。
「ないのです」
「日付、時間、種類、場所なども重要です」
「そうなのです」
「それに、研究さんのレポートに重要です」
「ですー」
二人は黙々と地面を探す。
「小さい雑魔がいないか確認するのにもちょうどいいな」
レイアは見守る。もしもがあれば駆けつけられるように。
「ところで、ルゥル、研究はどうするのかしら?」
「急ぐけれど、急ぎすぎなくてもいいのです。キノコが好きだからキノコを調べるのです」
「キノコのどんなものを?」
「おいしいキノコ、食べちゃいけないキノコ。キノコグッズもです」
「……え、キノコ道はなんだか深いようなそうでもないような……」
マリィアは何とも言えない顔になる。まじめなことばかりが研究でもないし、キノコグッズを調べることで何か新しい発見も出るかもしれない。
「深いというか、広いというべきかな」
ロニが苦笑していた。
●結論
「結局何も見つからなかったわね。研究は一回やったとは言っているけれど、目的を変えて、内容を選べばいいんじゃないのかしら?」
「そうではないのです。キノコについて突き詰めることが大切なのです」
「それじゃ、食べられるキノコを誰でも一年中食べられるように栽培方法を研究してみるとか? 私は詳しくないけれど、リアルブルーではやっていたと思うわ」
ルゥルはマリィアの言葉に驚き、思案顔になる。
「残念なのですぅ」
「食べられるキノコも見つかりませんでした」
ハナとアシェ-ルが溜息をつく。季節的に生えるか否かというのもあるし、森でそれほど生えて言えるのかなどを知らない。
「ルゥルちゃんの研究の手伝いができたなら、良かったです」
「何もなかったというのも結果の一つですよね、残念ですけど」
ハナとアシェ-ルにルゥルはうなずいた。
「動くキノコ枠にパルムは入るのか?」
「もちろんですけれど、パルムはパルムで妖精さんでもあるのです」
ロニに初めてポルムと出会ったときの話をルゥルはする。
「近所の林はすでにキノコについて相当なものだな」
ロニに言われルゥルは笑う。
「毎日ちょっとしたことを続けるのは大切です。急には成長さんできません」
エステルは今日あったことからどうあるといいか告げる。ルゥルは聞きながらうなずく。
「魔術は素晴らしい力ですけえど、同時怖い力でもあります……だから毎日の練習も大切にしてほしいです。そして、昨日よりちょっぴり成長した自分になるのです」
ルゥルは万歳の様に手をあげ、了解を示した。
レイアはまぶしそうにエステルを見つめる。そして、元気なルゥルを見て微笑む。
「さあ、帰ろう。元気なうちに」
小さい子は元気を見誤り突然疲れる子もいる。帰ることを促すことは重要だった。
エステル・ソル(ka3983)はルゥル(kz0210)に挨拶をする。
「ルゥルさん、こんにちはです。研究発表さんですか? わたくもお手伝いします」
「よろしくお願いします」
ルゥルも丁寧にお辞儀をして挨拶をする。
レイア・アローネ(ka4082)はエステルに声をかける。
「エステルじゃないか、奇遇だな。おまえもキノコを追いかけてきたのか?」
思わず、エステルの頭を撫でようとするが途中で思いとどまる。
「研究さんが気になりました」
エステルはルゥルがキノコの何を研究するのかも聞けたらアドバイスするつもりであった。
マリィア・バルデス(ka5848)はルゥルに挨拶後、依頼の状況を確認する。
「これってルゥルにとって夏休みの自由研究みたいなものかしら?」
星野 ハナ(ka5852)もうなずく。
「そうですねぇ。依頼を聞いて、まさに『夏休みの自由研究』と思いましたよぉ」
ルゥルは「夏休みの自由研究?」と首をかしげている。
「あら? こっちの学校だとないのかしら?」
「そんなことはないですぅ。ありますよ?」
マリィアとハナにルゥルはうなずく。
「学校には通ったことがないのです。師匠やマークさんに教えてもらっているのです」
マークはルゥルの師匠の隣の家のエクラ教の司祭である。
アシェ-ル(ka2983)は「動くキノコの味」も気になっていたが、情報から雑魔の懸念が強い。
「まずはキノコがどのようなモノか確認しないといけませんね」
それによってはじっくり観察して討伐するか決めることになるだろう。様々な選択肢や結果が存在する。
ロニ・カルディス(ka0551)は状況証拠から、動くキノコについて雑魔だろうと推測はしている。すでに依頼主がそう考えているようだ。
「話を聞いただけでもほぼ雑魔で間違いないと思うが……何であったにせよ、変に繁殖されるのは防いだほうがいいか」
ルゥルが動くキノコは珍しいキノコと信じている状況に思える為、推測を口にするのはためらわれる。
「動くキノコ?」
ふと、ルゥルの肩のパルムはなんだろうと思えた。
●移動
現地には問題なく到着し、崖の手前でも小さなキノコがうろうろしているのが見える
ルゥルを後ろに下げ、木の陰からのぞく。崖の上には大き目のキノコの影がある。
「つまり、あの上に行かないとならない訳よね?」
マリィアの確認にルゥルはうなずく。
「その小さいのも調査は必要だな……とはいえ、パルムよりは大きいがな」
ロニの指摘通り、何十メートルか離れているが崖の下に落ちてくる動くキノコは大きいし、崖の上はより大きい。
「動いているのです……動いているのです」
ルゥルはしおれていく。
「動くキノコでなかったのは残念です。しかし、雑魔キノコは退治しないとならないです。それに、新鮮なうちに倒せばキノコが残るかもしれません!」
「そうなのですよぉ、さあ、ルゥルちゃんどうしますっ?」
アシェ-ルとハナに促されて「討伐をするのです」とルゥルが答える。
「いい決断だ」
「【マジックフライト】かけます? あ、それと、ルゥルさんにはこれを渡しておきます」
レイアがルゥルを褒めている横で、エステルが魔箒「Shooting Star」を取り出して渡した。
「素敵な魔女さんの必須アイテムなのです! 可愛いのです!」
「そうなのですぅ、スレッドより箒の方が可愛いですぅ。時にピンクのランタンがとってもおしゃれですぅ」
自分の魔箒を撫でてハナがエステルに同意している。
「これで調査範囲が広がるのです」
押し問答の末、ルゥルが握りしめるとパルムが登り始めた。
「回り込んで道で登っていけるというから、全員が同じ方法で行くのは避けたほうがいいだろう」
「ということで、私はバビエーカで上がるわよ」
「俺は馬で上がる」
マリィアとロニが別ルートで上がり、【マジックフライト】や魔箒で上がるものをサポートすることになる。
「私は崖をそのまま登るぞ」
レイアはスキルを使って登る。それに、崖のくぼみに動くものが見えている。確認していくことも考えると、必要だといえた。
「でも、ちょっと風が強いですよね? 難しいようなら回っていかないといけないですよね?」
アシェ-ルが指摘する。
「試すにしても、私たちが上に行ってからでもいいんじゃないかしら?」
「雑魔は逃げそうにないしな」
マリィアとロニにアシェ-ルとハナは、何か言葉を隠したような表情で「そうです」と異口同音に言った。
マリィアとロニは順調に上がっていく。ただし、頂上に上がる直前に一旦停止した。
高さ五十センチには満たない、大小さまざまな同じ形のキノコがうぞうぞとうごめいている。
「これは……制圧しておいたほうがいいかしらね」
「状況によっては討伐しないと危険になるかもしれないし、そうするとルゥルが観察できなくなる」
「そうなのよね。とはいえ、こちらに来てくれるだけならば、崖から上る人たちが着地しやすくはなるわよね」
よく見ていると、強い風が吹くと、大きなキノコから白や薄茶の何かが飛んでいる。小さいキノコからも出てはいるが地面を這うようで特には気にならない。
「胞子か?」
「吸いたくはないわね」
二人は風上に移動し、後から来るメンバーに注意を促すため連絡を入れた。
道を進み、崖の下までやってきたルゥルたち。日陰にいる動きキノコはもぞもぞと動いてる。動いているのはいいが、こちらに近づいてくるような気がする。
「輝いてきれいなのです」
「なのですー」
エステルとルゥルは崖の上でキラキラ輝く何かに感嘆の声をあげる。
「ん? 上から降ってくる」
レイアは崖を滑るように落ちてくる小さなキノコからルゥルを引き離す。
「これを倒すとどうなるのでしょうか?」
「可食部分はあるのですぅ?」
アシェ-ルとハナは魔法を使うか否か観察する。
「ひとまず、攻撃していいのか?」
レイアが魔導剣で突くことを提案し、ルゥルに確認を取る。
「ハイです」
雑魔だと理解したルゥルが調査は終わりモードになっているように見えた。
レイアが突くと、あっさりとそれは塵となって消えた。落ち込むルゥルに掛ける言葉もない。
「ぜひ、大きいのを倒さないとですぅ」
「そうですね! 大きいのは何か違うかもしれません」
「これも一応、調査なのです」
ハナとアシェ-ルに言われ、念のため調査するのは重要だとルゥルは思い直した。
上の二人から連絡が入ったところで、キラキラ輝くものが胞子だと知り、ルゥルの表情が消える。
情報が明確になったところで一行は登り始めた。
レイアは順調に登っていくが、登につれ風が強くなるのを感じた。どのようなところにキノコがいるかを見つつ登り切った。
「……キノコっ!」
登り切ったところでキノコにたかられそうになったが、回避し、風上にいるロニとマリィアの所に急いだ。
「あれは攻撃してくるのか?」
レイアに追いつくこともなく、それらはうろうろうねうねしている。
「見ている限りでは、あなたに群がったくらい」
「そうだな、急に足が速くなることもない」
見ていたマリィアとロニが観察結果を告げた。
「先に上がってみますね」
アシェ-ルは自分の持ち物に【マジックフライト】をかけ先行した。
「飛んでいる間は動きが鈍くなります、いつもより気を付けるのです」
エステルに指導を受けたルゥルは真剣な面持ちでうなずく。
説明が終わったころに登り切ったアシェ-ルから声がかかる。
「風は大丈夫そうですよー、ただ、キノコがいますので気を付けてください」
アシェ-ルが急いで退避する。アシェ-ルがいたあたりに群がったらしいキノコが足を滑らした。
「胞子が何かわかりませんので、【レジスト】かけておきます?」
「時間もあるし、風上を目指しましょう」
「戦うことになるときに使えばいいのですね」
ハナの言葉にエステルはうなずく。
「さて、ルゥルちゃん、くれぐれも無理せず安全運転で上がってくださいねぇ?」
「はいです」
ルゥルは魔箒にまたがり、【マジックフライト】をかけてもらう。スキルの稼働時間を考えると、長い方が安全であるがルゥルがどこかに飛んでいく可能性も高くなるための処置だった。
「みぎゃ、みぎゃあああ」
大興奮のルゥルは風に流された。
「ほらほら、ルゥルちゃん、あちらの崖を目指すのですぅ」
ハナは頂上ではないが、風に流された先かつ崖を上がる道におろすべく誘導した。
崖の頂上ではないが、少し登ればたどり着くところに着地できた。
一方のアシェ-ルとエステルは頂上近くにいるメンバーと合流し、ハナとルゥルは遅れて合流した。
●調査
胞子は何か影響があるに違いないと考えるのが一般的だ。
「あれはかかるべきかしら」
「いえ、雑魔なのでそれはいらないのです」
マリィアはうなずく。
「……ん?」
ルゥルの言葉がロニは不穏に思えた。
「ルゥルさん、キノコさんの調査であれば、人体実験さんもいるのです?」
「はいです」
ロニが感じた不穏の言葉はエステルの言葉にうなずくルゥルにより間違いないことを知る。
「待て、危ないだろう」
「無茶はいけません。しかし、調査ならば必要な危険あります」
レイアはアシェ-ルの言葉にさらなる不穏が加わる。
「んーん、でも、毒性がある可能性もありますし、無茶はしても無謀なことはしていけないのです」
ハナがルゥルを諭した。
「なら、注意して、全部倒していいわね。新種キノコの分類に雑魔でも入るのかしら?」
マリィアが念のために問うと「入らないです」ときっぱりとした答えが返ってきた。
「行くわよ」
マリィアが銃を構える。
「これは必須です。キノコになんか負けません! 間違ってもパルムに魔法を撃たないようにしないといけませんね」
アシェ-ルはゴーグルに胞子が入る隙間がないか確認し、盾を構え、魔法を使う準備をする。
ルゥルのパルムは一生懸命、きぐるみの口から入ろうとしていた。
「い、痛いのですうう」
ルゥルに引っ張られ、取り出される。
「ルゥルは前に出ないように」
ロニの指示にルゥルはおとなしく従う。
「なら行くのですぅ。【五色光符陣】」
ハナがまとまるキノコに向かって符を放つ。魔法が当たると、キノコがはじけるように消えて行った。
「……え? あれ?」
「回避をした様子はないのです」
困惑の様子を見せたハナに見ていたエステルが答え、試しに練習中の弓で射ってみた。
ポフーン。
キノコは消えた。
「やるな、エステル」
レイアに褒められ、エステルは素直に喜ぶ。
「魔法の練習をするのです【ウォーターシュート】」
ルゥルが魔法を放つ。へろへろと水の弾が飛び、キノコに当たった。
「ルゥル、すごいわね」
マリィアに褒められ、ルゥルが照れる。
「しかし、じわじわこちらに来ているな」
ロニの指摘通り、動きが定まっていなかったキノコたちだが、向かう方向が一定になってきた。
「のんきにしていると群がられるな」
先ほどのことを思い出し、レイアが身震いする。
「群がるんですぅ?」
「そう、群がる。たぶん、それだけだけれど、あれが群がる」
ハナに対し、キノコを指さしレイアは強調する。
「まずは大きなのも含め倒しましょう。【ブリザード】」
アシェ-ルは仲間が突出していないため、その範囲に魔法を叩き込む。面白いように敵は消える。大きなキノコもあっさりと消えた。
「何も残っていないですぅ?」
まだ、わからない。
小さなキノコを討伐後確認することにする。あとは、黙々と崖の上と中腹、木の陰にいる小さなキノコを討伐するという地味な作業になった。
範囲魔法やスキルと単体のスキルなどを使い分け、無事討伐し終わった。
アシェ-ルとハナは念のため、戦場となった崖の上と周囲を見渡した。
「ないですねぇ」
「ないですか」
「あの元のなったキノコはあるんですかねぇ」
「見てみましょうか?」
二人は崖を降りてルゥルたちと合流する。
エステルはしおれるルゥルに声をかける。
「せめて食べられるキノコさんをとります」
「とるです」
初めての土地でルゥルはよくわかっていないが、これまでの経験上生えていそうなところは探す。
「ないのです」
「日付、時間、種類、場所なども重要です」
「そうなのです」
「それに、研究さんのレポートに重要です」
「ですー」
二人は黙々と地面を探す。
「小さい雑魔がいないか確認するのにもちょうどいいな」
レイアは見守る。もしもがあれば駆けつけられるように。
「ところで、ルゥル、研究はどうするのかしら?」
「急ぐけれど、急ぎすぎなくてもいいのです。キノコが好きだからキノコを調べるのです」
「キノコのどんなものを?」
「おいしいキノコ、食べちゃいけないキノコ。キノコグッズもです」
「……え、キノコ道はなんだか深いようなそうでもないような……」
マリィアは何とも言えない顔になる。まじめなことばかりが研究でもないし、キノコグッズを調べることで何か新しい発見も出るかもしれない。
「深いというか、広いというべきかな」
ロニが苦笑していた。
●結論
「結局何も見つからなかったわね。研究は一回やったとは言っているけれど、目的を変えて、内容を選べばいいんじゃないのかしら?」
「そうではないのです。キノコについて突き詰めることが大切なのです」
「それじゃ、食べられるキノコを誰でも一年中食べられるように栽培方法を研究してみるとか? 私は詳しくないけれど、リアルブルーではやっていたと思うわ」
ルゥルはマリィアの言葉に驚き、思案顔になる。
「残念なのですぅ」
「食べられるキノコも見つかりませんでした」
ハナとアシェ-ルが溜息をつく。季節的に生えるか否かというのもあるし、森でそれほど生えて言えるのかなどを知らない。
「ルゥルちゃんの研究の手伝いができたなら、良かったです」
「何もなかったというのも結果の一つですよね、残念ですけど」
ハナとアシェ-ルにルゥルはうなずいた。
「動くキノコ枠にパルムは入るのか?」
「もちろんですけれど、パルムはパルムで妖精さんでもあるのです」
ロニに初めてポルムと出会ったときの話をルゥルはする。
「近所の林はすでにキノコについて相当なものだな」
ロニに言われルゥルは笑う。
「毎日ちょっとしたことを続けるのは大切です。急には成長さんできません」
エステルは今日あったことからどうあるといいか告げる。ルゥルは聞きながらうなずく。
「魔術は素晴らしい力ですけえど、同時怖い力でもあります……だから毎日の練習も大切にしてほしいです。そして、昨日よりちょっぴり成長した自分になるのです」
ルゥルは万歳の様に手をあげ、了解を示した。
レイアはまぶしそうにエステルを見つめる。そして、元気なルゥルを見て微笑む。
「さあ、帰ろう。元気なうちに」
小さい子は元気を見誤り突然疲れる子もいる。帰ることを促すことは重要だった。
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【相談】キノコを確かめてみよう エステル・ソル(ka3983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/07/30 21:24:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/07/30 20:37:56 |