ゲスト
(ka0000)
夏のおすもうx番勝負!
マスター:鷹春

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/08/13 07:30
- 完成日
- 2018/08/21 09:47
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●
一際暑い夏の日には沢山の人が川や海を訪れて水遊びをし、火照った体を冷たい水で冷ましていく。
街外れにあるこの村の人々も、涼を求めて少し離れた森のなかにある川に訪れているようだが、どうにも様子が可笑しい。こんなに暑いのに誰一人として川の中に入っていないのだ。
よく見ると、ふんどし姿の男がひとり川の前に仁王立ちして立ち塞がっているではないか!
どうやらこの屈強な男が川に入ることを妨害しているようだ。
暑さに耐えかねた村人の男が声を上げた。
「また"これ"をやらねばならんのかー!? もういい加減にしてくれよ村長ー!!」
村長と呼ばれた男は腕を組みながら声を張り上げる。
「なーーにを言うかァ!! "これ"をやらずに川開きはさせんぞぉ!! さあ! 相撲だ! 相撲を取るぞ!!」
「だからぁ! 相撲を取ることは反対してないけどぉ! なんでよりによってこんなクソ暑い日を選ぶんだよぉ! 秋とかでもいいでしょおー!?」
他の村人からも、そうだそうだ、暑い、泳がせろとブーイングが飛んできた。
その文句を吹き飛ばすように、村長は更に大声を上げた。
「ええーい!! こういう日こそ汗を流してその後川に入ったほうが体もサッパリするじゃろうが!!」
「……そんな事言って、本当はお相撲を取りたいだけでしょ?」
「……」
「…………」
「バレましてか?」
「バレないとでも!?!?」
村長はゆっくりと目を閉じる……。
「……バレてしまっては仕方がない……」
そして、カッと目を見開いた!!
「ならばやはりワシと相撲を取ってもらうぞォーーー!! 男どもはワシに勝たねば川には入らせんからなーー!! ワーーーハッハッハッハッハッハ!!!」
「「どーーーしてそうなるんだよぉ!!!」」
男たちの悲痛な叫びが、森中にこだましたのであった。
●
カンカンに照りつける太陽の下、村長に戦いを挑んだと思われる男たちが無残にも川原に転がっていた。
「だーーめだ……ぜんっぜん勝てん……」
「あ゛ぢぃーーーーーー……」
完全にバテきっている村の男達を尻目に、村長はこの暑さをものともせず高笑いをしている。
「どーしたどーした! 気合が足らんぞ気合が! もっとこーーい!」
そんなテンションの上がりきった村長を眺めながら、一人の村民が呟いた。
「ダメだ……ああなったらもう俺たちでは止められん……使いたくは無かったが……最後の手段を講じねばならぬようだ……」
そう言うとその男は立ち上がり、村のある方へ歩いてゆく。
「相談役……ど、どこへ……?」
「最後の手段のところさ……」
●
「みんなー、ちょーっと頼まれて欲しい仕事があるんだけど~~」
だらしない格好をしたギルド職員が首元のネクタイを緩めながらハンター達の元へ現れた。
「今回の依頼はねぇ、村長とお相撲を取ってほしいって事なんだよねえ。村長に勝たないと川で水浴びが出来ないそうだよ。可哀想にねえ。」
資料を眺めながら職員はアイスキャンディーをかじる。
「村長に勝ってもらって水浴びが出来るようになればそれで良いって事だったけど、本音としてはこの行事を無くしてもらえるようにして欲しいみたいだね」
だが普段、村の為に一生懸命頑張ってくれている村長の唯一の楽しみを奪うのも気が引けるのだと、村の相談役は離していたという。
「皆が納得するような折衷案があれば良いかもしれないよね。そしたらみんなきっと幸せになれるよねえ」
一際暑い夏の日には沢山の人が川や海を訪れて水遊びをし、火照った体を冷たい水で冷ましていく。
街外れにあるこの村の人々も、涼を求めて少し離れた森のなかにある川に訪れているようだが、どうにも様子が可笑しい。こんなに暑いのに誰一人として川の中に入っていないのだ。
よく見ると、ふんどし姿の男がひとり川の前に仁王立ちして立ち塞がっているではないか!
どうやらこの屈強な男が川に入ることを妨害しているようだ。
暑さに耐えかねた村人の男が声を上げた。
「また"これ"をやらねばならんのかー!? もういい加減にしてくれよ村長ー!!」
村長と呼ばれた男は腕を組みながら声を張り上げる。
「なーーにを言うかァ!! "これ"をやらずに川開きはさせんぞぉ!! さあ! 相撲だ! 相撲を取るぞ!!」
「だからぁ! 相撲を取ることは反対してないけどぉ! なんでよりによってこんなクソ暑い日を選ぶんだよぉ! 秋とかでもいいでしょおー!?」
他の村人からも、そうだそうだ、暑い、泳がせろとブーイングが飛んできた。
その文句を吹き飛ばすように、村長は更に大声を上げた。
「ええーい!! こういう日こそ汗を流してその後川に入ったほうが体もサッパリするじゃろうが!!」
「……そんな事言って、本当はお相撲を取りたいだけでしょ?」
「……」
「…………」
「バレましてか?」
「バレないとでも!?!?」
村長はゆっくりと目を閉じる……。
「……バレてしまっては仕方がない……」
そして、カッと目を見開いた!!
「ならばやはりワシと相撲を取ってもらうぞォーーー!! 男どもはワシに勝たねば川には入らせんからなーー!! ワーーーハッハッハッハッハッハ!!!」
「「どーーーしてそうなるんだよぉ!!!」」
男たちの悲痛な叫びが、森中にこだましたのであった。
●
カンカンに照りつける太陽の下、村長に戦いを挑んだと思われる男たちが無残にも川原に転がっていた。
「だーーめだ……ぜんっぜん勝てん……」
「あ゛ぢぃーーーーーー……」
完全にバテきっている村の男達を尻目に、村長はこの暑さをものともせず高笑いをしている。
「どーしたどーした! 気合が足らんぞ気合が! もっとこーーい!」
そんなテンションの上がりきった村長を眺めながら、一人の村民が呟いた。
「ダメだ……ああなったらもう俺たちでは止められん……使いたくは無かったが……最後の手段を講じねばならぬようだ……」
そう言うとその男は立ち上がり、村のある方へ歩いてゆく。
「相談役……ど、どこへ……?」
「最後の手段のところさ……」
●
「みんなー、ちょーっと頼まれて欲しい仕事があるんだけど~~」
だらしない格好をしたギルド職員が首元のネクタイを緩めながらハンター達の元へ現れた。
「今回の依頼はねぇ、村長とお相撲を取ってほしいって事なんだよねえ。村長に勝たないと川で水浴びが出来ないそうだよ。可哀想にねえ。」
資料を眺めながら職員はアイスキャンディーをかじる。
「村長に勝ってもらって水浴びが出来るようになればそれで良いって事だったけど、本音としてはこの行事を無くしてもらえるようにして欲しいみたいだね」
だが普段、村の為に一生懸命頑張ってくれている村長の唯一の楽しみを奪うのも気が引けるのだと、村の相談役は離していたという。
「皆が納得するような折衷案があれば良いかもしれないよね。そしたらみんなきっと幸せになれるよねえ」
リプレイ本文
●
村長の待つ川辺にやってきた5人。土俵の中で仁王立ちをして挑戦者を待っている村長を見たエルバッハ・リオン(ka2434)は、うんざりした様子で過激な独り言を呟く。
「この暑い日に何をしているんでしょうね、あの人は。あれが歪虚なら攻撃スキルでさっさと始末しているのですが」
「まあまあ」
暑さでイライラしているエルバッハを宥めるレイア・アローネ(ka4082)の隣にいた多由羅(ka6167)が、突如大声を上げた。
「貴方が半裸の女達と汗まみれで組み合いたいと譲らない村の中年男性ですか!」
多由羅の悪気のない精神攻撃が突如として村長を襲う!
「突然の精神攻撃!!!!??」
「貴方の欲望の限りは聞き及びました! 仕方がないので私達が貴方の歪んだ欲望を叶えましょう!」
「ちょっと待って!! 言い回しに悪意を感じます!!」
村長の言葉にキョトンとした顔をして首をかしげる多由羅。そう! 彼女には悪気も悪意もないのだ!
慌てる村長! 若干引き気味の村の女性達! ちょっと村長を哀れんでいる村の男性陣!
その様子を見たミリア・ラスティソード(ka1287)は、流石に村長を哀れに思ったのか、そっと助け舟を出した。
「多由羅さん、その辺にしておいてあげよう、もう戦う前から戦意喪失しちゃうよこれ」
「え? いえ、私はただ本当をの事を……」
「いやそれがまた追撃になっちゃうんだって!」
「そーそー! お相撲勝負をするっていう依頼だったのだ♪」
ネフィリア・レインフォード(ka0444)はそう言うと土俵に上がり、片足を垂直にならんばかりに上げたあと思い切り四股を踏んでみせた。
「さあ! 村長さん! ボクと勝負なのだっ♪」
●お相撲勝負! ネフィリアVS村長
さあ、幕を開けました夏のお相撲5番対決! 1番勝負はネフィリア対村長です!
両者、見合って見合って……はっけよい……のこった!
ネフィリア、まずは力勝負でいくようです、筋力充填で力を増強し、怪力無双でさらにその筋肉を底上げした!
「細かく考えるのは苦手だから正面から行くのだ♪ ネフィ、突貫するのだー!」
村長に向かって愚直に突進してゆく!
「ふ、甘いな!」
ああっと! 村長、直前で体を翻し、少女の体を軽くいなしたァーー!! ネフィリア、減速できずにそのまま土俵からコースアウトー!
勝者村長……おおっと!? ネフィリア選手、勢いよく土俵に戻ってきた!
「もう一回! もう一回やろ! こんどは負けないのだ♪」
また四股を踏み、腰を落として取り組みの体勢に入りました。
村長は……? 笑っています! そして……取り組みの姿勢に入ったーー! 2試合目を受けたようです!
「その意気やよし! もうひと勝負、やらせていただこう!」
ではもう一度、はっけよい……のこった!
「もう一本いくよ♪ もう一回突貫するのだ♪」
お!? ネフィリア選手、先ほどと同じように村長に向かって突っ込んでいく!
「どうしてもぶつかり合いたいようだな! ではワシも男らしくそれを受けようじゃないか!」
村長の鍛え抜かれた筋肉の塊が、いたいけな少女に向かってダンプカーの如く突撃してゆく!
「……なんちゃって? 頭使うのは苦手だけど動き回るのは得意なのだ♪」
ここでネフィリア! その機動力を生かして村長の突進をヒラリとかわしたぁ! そして、がら空きになった背中に回り込み、思い切り張り手を食らわせたー!
「うおおおーー!!」
村長踏ん張ったが衝撃に耐えられず足を外に出してしまったー! 勝者、ネフィリアー!
●お相撲勝負! レイアVS村長
「では、次は私が相手になろう」
ここでレイアの登場です! やるなら本気だと言っていた彼女は一体どのような取り組みを見せてくれるのか!
夏のお相撲5番対決! 2番勝負、レイア対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
おお! レイアは早速攻めの構えで守りを捨て、心の刃を使って相手を威圧しています!
だが村長も負けてはいない、威圧を気合ではねのけ、女戦士に向かって張り手を繰り出した!
「くっ……! まだまだぁ!」
レイアも渾身撃を使い張りてを打ち出したァ! しかし村長はこの張り手をなんとかかわしきった!
「これで勝負じゃ!」
村長、ここでレイアの回しを持ち組み合いに持ち込もうとしているようだ! ハンターといえども女性、裸一貫の男と組み合う覚悟はあるのか! どうする、どうする……!?
「己の恥じらいに負けるなど、それこそ戦士の恥だ!」
なんと! ここで組み合いに突入だー! レイアは堅守を使い足腰の踏ん張りを高めている! 村長のご自慢の筋力でもびくともしないぞ!
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬうううう!」
必死に投げ飛ばそうとしているが全く動かない! 屈強な男の体力も、組み合いで段々と削れてきているようです!
おお! レイアが勝負に出た! 組み合って入れば相手に当たる当たらないなど関係ない、彼女は全身の力を腕に高め、村長を一気に投げ飛ばした!
「ハアーーーッ!!!!」
「ぐわーーーー!!!」
村長、レイアに投げ飛ばされ土俵からコースアウトです! 勝者、レイア!
ここでレイア、投げ飛ばした村長の元へ行き、手を差し伸べます。
「いい勝負だった」
村長は彼女の手を取り、立ち上がり大きく頷きました。村長も少しずつ満足してきているようですね。
ここで一度休憩を挟みまして次の取り組みに参ります。
●お相撲勝負! 多由羅VS村長
「さあ! 思う存分溜まったモノを私達で吐き出しなさい!」
「ねえやっぱり君それわざと言ってない!?!?」
悪気は無いが破壊力はピカイチの多由羅の精神攻撃が見事に決まったところで第3回戦です!
3番勝負、多由羅対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
勝負は正々堂々と……そういっていた多由羅、どうやら戦闘スキルは一切使わないつもりのようです。
「いきます!」
まずは張り手で相手の姿勢を崩す作戦のようです、ハンター家業で鍛え抜かれた筋肉が、容赦なく村長に襲いかかります!
「この程度でワシは倒れんぞお!!」
村長も負けてはいません、胸に当たらぬように気をつけながら張り手をくりだしてゆく!
おおっと多由羅、ここで相手の胸に頭からぶつかっていったー! 彼女の種族は鬼ですが、対戦相手に角が当たらないように考慮しているようです、流石はハンター、一般人への配慮は忘れない!
村長は彼女のぶちかましの強さに体勢を崩した! この好機を逃さんとばかりに多由羅は全身の体重を全て預けるようにして寄りかかり、巨漢を押し倒しにかかった!
「ぬぐうううう!!」
男の意地とばかりに踏ん張る! だが、予想だにしない状況が村長を襲った!
なんと、多由羅の胸が体に当たっているのだ! それもそうだ、彼女は今、全体重を彼に乗せているのだ!
神聖な取り組みであることは判っている! だが……村長も男なのである! その圧倒的な"柔らかさ"の前にはご自慢の腕力も無力なのだ!
「これはこれで男のロマンーーー!!」
男のロマンに負けた者はそのまま土俵に倒れたー! 決まり手、浴びせ倒し! 勝者、多由羅!
多由羅は立ち上がり、倒れている村長に声をかけます。
「貴方の(相撲を取ることに)興奮した荒々しい息遣いまで伝わってきました。やはり男性は(手応えが)違いますね」
「グフゥ……」
村長、鬼のような精神攻撃にガクリと頭を地面につけた! 身も心もノックダウンです!
●お相撲勝負! ミリアVS村長
「勝てば川に入れるんだろ? ならやってやろうぜ、正面から正々堂々とな」
水着の上から袴を来て用意万全のミリアが土俵に上がったところで第4回戦です!
4番勝負、ミリア対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
二人は開始の合図と同時に土俵の中央に駆け出し、互いの左手を双方の右手の下に差し入れ組み合う左四つ組の型を取ります!
互いに寄り切りながら、相手がどう出るか探っているようです。
「お主、相撲の作法を判っておるな!」
「ボク、格闘技が好きだからさ。相撲だって立派な格闘技だしね」
「こいつは楽しめそうだ!」
村長は嬉しそうに笑うと、腕に力を込め下手投げを仕掛けてきた! だが、ミリアも腰を落として足に力を入れ、投げられないように踏ん張る!
「やるね! じゃあ……こいつはどうかな!」
ここでミリア、相手の足の内側に絡めるように自分の足をかける! どうやら内掛けで相手を倒そうとしているようだ!
だがここまでお相撲一筋でやってきた男にはミリアがどう反撃をしてくるかが判っていたようです。足を引き寄せられぬように踏ん張り、倒れぬように堪えきりました!
これで倒れると思っていたのか驚いた表情をみせるミリアだったが、フッと笑みを零した!
「なかなか強いね、それならボクも遠慮なく本気で行かせてもらうよ!」
「ムハハハ! 願ってもないことだ、お前さんとは本気で取り組みをしたい! お前さんの力を見せてくれ!」
村長の言葉に、ミリアは闘争心を燃え上がらせます!
「オーケー、そこまで言うなら見せてあげるよ!」
ミリアは村長の廻しを掴み直し、グッと力を入れ、腰を落としました。一体どんな技をかける気なのか!
この試合を、ネフィリアや仲間たちも固唾をのんで見守っていますが……おっと、オーラです、オーラがにじみ出てきています! これは、覚醒だーーー!!
村長も彼女から溢れ出る力のオーラを感じ取ったようです! 普通の一般人ならば覚醒したハンターの前では赤子同然です、しかしそれでも村長は笑っています! 高揚感に胸を躍らせています!
「面白い! お主の本気とワシの本気、ぶつけ合おうじゃないか!」
かつておすもうレスラーと呼ばれた男の筋肉が更に盛り上がり、地面に力を込めた! そして両者、技を仕掛けた!
「おりゃああーー!」
「ウオオオーーーー!!」
ああーー! ミリア、土俵際で相手の廻しを下手でつかみ、下手出し投げで村長を土俵から投げ出したー! 勝者、ミリアー!
会場も大盛り上がりです! これは作戦成功と言ってもよいのでは無いでしょうか! 良い取り組みでした!
●お相撲勝負? エルバッハVS村長
さて、最後の取り組みとなりました、トリを飾るのはエルバッハですが……なんと、ビキニです! しかもマイクロビキニです! これには村長も村人も思わず3度見だ!
おっと? 何やら軍事用PDAをレイアに手渡して使い方を説明しているようです。一体何をする気なのでしょうか?
「おまえもなかなか苛烈な作戦を考えるな……?」
「そうですか? これも村の方々の為です。この程度はしておかないと」
何やら話をしているようですが……おっとここでエルバッハが土俵に上がりました!
「では、宜しくおねがいします」
「うむ、宜しく頼む!」
では5番勝負、エルバッハ対村長、みあってみあって……はっけよい……
「これは独り言ですが」
あーーーっと始まらない!
「もしも幼い少女の水着を剥くことがあったら、変態村長の噂がこの辺り一帯に広まることになるでしょうね」
ミリア、ここでレイアの持っている軍事用PDAを指さした! レイアは慌てて手に持っているPDAを天高く掲げたぁ!
エルバッハの服装はマイクロビキニ、どこを掴んでも水着は剥がれてしまうでしょう! 多由羅に続いての精神攻撃、これは村長耐えられるか……!?
「グフゥ……」
耐 え ら れ な い ! 筋肉は鋼だがメンタルは豆腐だーーー! 取り組みが始まる前に膝を付いてしまったー! これは完全に戦意喪失! エルバッハの不戦勝です!!
●取り組みを終えて
エルバッハの言葉の一撃で膝と手を付いてしまった村長に、エルバッハは説得を試みる。
「村長さん、先程の話は冗談ですよ。ですが流石にこの炎天下で相撲を取らないと川に入らせないというのは不満も溜まりますし、場合によっては命に関わります。村長という立場なら、村民の生命や健康に責任があるのでは無いでしょうか?」
彼女の言葉に村長は下を向いたまま答える。
「うむ……確かに君の言うとおりだな……」
すっかり意気消沈している村長をみて、レイアは慌てて村長に声を掛けた。
「そ、そうだ! ならば来年も私が相手をしよう! それなら問題あるまい!」
「僕も毎年僕たちが相手するくらいしか思いつかないのだ?」
ネフィリアとレイアの言葉に多由羅が口をはさむ
「ですが、私達も他の依頼などもありますし、必ず来れるとも限りませんし……」
皆の意見を聞いていたミリアが声を上げる。
「というか、相撲大会かなんか別にやればいいじゃないか。あったらボクも参加したいし」
その言葉にエルバッハが更に代替案を提示する。
「そうですわね、日々頑張られている村長さんの楽しみを奪うというのも酷でしょうから、相撲大会という名目で終了時間を決めて、一定回数挑戦したものは川に入ってもいいなどの制限を設けてはどうでしょうか?」
「みんな、それなら文句はない?」
ミリアは周囲の村民に確認を取ると、それなら文句はない、川に入れれば何でも良いと男たちは口々に声を上げた。
「村長もそれでいいか?」
村長はゆっくり立ち上がり、大きく頷いた。
「ああ、むしろ喜ばしい事だ。君達との取り組みの中で私の目も醒めた。無理強いは良くなかった。すまないな皆」
「判ってもらえれば良いんです、っていうか別に俺達、村長との相撲が嫌いなわけじゃないですから。暑いのが嫌なだけですよ」
「ワッハッハ、そうか、そうだったか。よおし! 取り組みは終わりだ! 全員で水遊びをするぞ!」
村長の掛け声と同時に、村民とハンター達は一斉に川へと飛び込んだ!
●一件落着! レッツゴー水遊び!
「いい汗流した後の水浴びは最高だな! さーて、川の中に叩き込まれたい奴はどいつだー」
「運動して汗をかいた後の水浴びは気持ちいいのだー♪ 皆も早く来るのだ♪」
先程全力で相撲を取っていたというのに、元気よく子供たちと遊ぶミリアとネフィリア。
レイアも女性らしく浮き輪に捕まってちゃぷちゃぷと水遊びを楽しんでいる。
多由羅とエルバッハは足だけを水に浸しながら冷たいジュースを楽しんでいる。
日はまだ高い。皆の水遊びは日暮れまで続きそうだ。
村長の待つ川辺にやってきた5人。土俵の中で仁王立ちをして挑戦者を待っている村長を見たエルバッハ・リオン(ka2434)は、うんざりした様子で過激な独り言を呟く。
「この暑い日に何をしているんでしょうね、あの人は。あれが歪虚なら攻撃スキルでさっさと始末しているのですが」
「まあまあ」
暑さでイライラしているエルバッハを宥めるレイア・アローネ(ka4082)の隣にいた多由羅(ka6167)が、突如大声を上げた。
「貴方が半裸の女達と汗まみれで組み合いたいと譲らない村の中年男性ですか!」
多由羅の悪気のない精神攻撃が突如として村長を襲う!
「突然の精神攻撃!!!!??」
「貴方の欲望の限りは聞き及びました! 仕方がないので私達が貴方の歪んだ欲望を叶えましょう!」
「ちょっと待って!! 言い回しに悪意を感じます!!」
村長の言葉にキョトンとした顔をして首をかしげる多由羅。そう! 彼女には悪気も悪意もないのだ!
慌てる村長! 若干引き気味の村の女性達! ちょっと村長を哀れんでいる村の男性陣!
その様子を見たミリア・ラスティソード(ka1287)は、流石に村長を哀れに思ったのか、そっと助け舟を出した。
「多由羅さん、その辺にしておいてあげよう、もう戦う前から戦意喪失しちゃうよこれ」
「え? いえ、私はただ本当をの事を……」
「いやそれがまた追撃になっちゃうんだって!」
「そーそー! お相撲勝負をするっていう依頼だったのだ♪」
ネフィリア・レインフォード(ka0444)はそう言うと土俵に上がり、片足を垂直にならんばかりに上げたあと思い切り四股を踏んでみせた。
「さあ! 村長さん! ボクと勝負なのだっ♪」
●お相撲勝負! ネフィリアVS村長
さあ、幕を開けました夏のお相撲5番対決! 1番勝負はネフィリア対村長です!
両者、見合って見合って……はっけよい……のこった!
ネフィリア、まずは力勝負でいくようです、筋力充填で力を増強し、怪力無双でさらにその筋肉を底上げした!
「細かく考えるのは苦手だから正面から行くのだ♪ ネフィ、突貫するのだー!」
村長に向かって愚直に突進してゆく!
「ふ、甘いな!」
ああっと! 村長、直前で体を翻し、少女の体を軽くいなしたァーー!! ネフィリア、減速できずにそのまま土俵からコースアウトー!
勝者村長……おおっと!? ネフィリア選手、勢いよく土俵に戻ってきた!
「もう一回! もう一回やろ! こんどは負けないのだ♪」
また四股を踏み、腰を落として取り組みの体勢に入りました。
村長は……? 笑っています! そして……取り組みの姿勢に入ったーー! 2試合目を受けたようです!
「その意気やよし! もうひと勝負、やらせていただこう!」
ではもう一度、はっけよい……のこった!
「もう一本いくよ♪ もう一回突貫するのだ♪」
お!? ネフィリア選手、先ほどと同じように村長に向かって突っ込んでいく!
「どうしてもぶつかり合いたいようだな! ではワシも男らしくそれを受けようじゃないか!」
村長の鍛え抜かれた筋肉の塊が、いたいけな少女に向かってダンプカーの如く突撃してゆく!
「……なんちゃって? 頭使うのは苦手だけど動き回るのは得意なのだ♪」
ここでネフィリア! その機動力を生かして村長の突進をヒラリとかわしたぁ! そして、がら空きになった背中に回り込み、思い切り張り手を食らわせたー!
「うおおおーー!!」
村長踏ん張ったが衝撃に耐えられず足を外に出してしまったー! 勝者、ネフィリアー!
●お相撲勝負! レイアVS村長
「では、次は私が相手になろう」
ここでレイアの登場です! やるなら本気だと言っていた彼女は一体どのような取り組みを見せてくれるのか!
夏のお相撲5番対決! 2番勝負、レイア対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
おお! レイアは早速攻めの構えで守りを捨て、心の刃を使って相手を威圧しています!
だが村長も負けてはいない、威圧を気合ではねのけ、女戦士に向かって張り手を繰り出した!
「くっ……! まだまだぁ!」
レイアも渾身撃を使い張りてを打ち出したァ! しかし村長はこの張り手をなんとかかわしきった!
「これで勝負じゃ!」
村長、ここでレイアの回しを持ち組み合いに持ち込もうとしているようだ! ハンターといえども女性、裸一貫の男と組み合う覚悟はあるのか! どうする、どうする……!?
「己の恥じらいに負けるなど、それこそ戦士の恥だ!」
なんと! ここで組み合いに突入だー! レイアは堅守を使い足腰の踏ん張りを高めている! 村長のご自慢の筋力でもびくともしないぞ!
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬうううう!」
必死に投げ飛ばそうとしているが全く動かない! 屈強な男の体力も、組み合いで段々と削れてきているようです!
おお! レイアが勝負に出た! 組み合って入れば相手に当たる当たらないなど関係ない、彼女は全身の力を腕に高め、村長を一気に投げ飛ばした!
「ハアーーーッ!!!!」
「ぐわーーーー!!!」
村長、レイアに投げ飛ばされ土俵からコースアウトです! 勝者、レイア!
ここでレイア、投げ飛ばした村長の元へ行き、手を差し伸べます。
「いい勝負だった」
村長は彼女の手を取り、立ち上がり大きく頷きました。村長も少しずつ満足してきているようですね。
ここで一度休憩を挟みまして次の取り組みに参ります。
●お相撲勝負! 多由羅VS村長
「さあ! 思う存分溜まったモノを私達で吐き出しなさい!」
「ねえやっぱり君それわざと言ってない!?!?」
悪気は無いが破壊力はピカイチの多由羅の精神攻撃が見事に決まったところで第3回戦です!
3番勝負、多由羅対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
勝負は正々堂々と……そういっていた多由羅、どうやら戦闘スキルは一切使わないつもりのようです。
「いきます!」
まずは張り手で相手の姿勢を崩す作戦のようです、ハンター家業で鍛え抜かれた筋肉が、容赦なく村長に襲いかかります!
「この程度でワシは倒れんぞお!!」
村長も負けてはいません、胸に当たらぬように気をつけながら張り手をくりだしてゆく!
おおっと多由羅、ここで相手の胸に頭からぶつかっていったー! 彼女の種族は鬼ですが、対戦相手に角が当たらないように考慮しているようです、流石はハンター、一般人への配慮は忘れない!
村長は彼女のぶちかましの強さに体勢を崩した! この好機を逃さんとばかりに多由羅は全身の体重を全て預けるようにして寄りかかり、巨漢を押し倒しにかかった!
「ぬぐうううう!!」
男の意地とばかりに踏ん張る! だが、予想だにしない状況が村長を襲った!
なんと、多由羅の胸が体に当たっているのだ! それもそうだ、彼女は今、全体重を彼に乗せているのだ!
神聖な取り組みであることは判っている! だが……村長も男なのである! その圧倒的な"柔らかさ"の前にはご自慢の腕力も無力なのだ!
「これはこれで男のロマンーーー!!」
男のロマンに負けた者はそのまま土俵に倒れたー! 決まり手、浴びせ倒し! 勝者、多由羅!
多由羅は立ち上がり、倒れている村長に声をかけます。
「貴方の(相撲を取ることに)興奮した荒々しい息遣いまで伝わってきました。やはり男性は(手応えが)違いますね」
「グフゥ……」
村長、鬼のような精神攻撃にガクリと頭を地面につけた! 身も心もノックダウンです!
●お相撲勝負! ミリアVS村長
「勝てば川に入れるんだろ? ならやってやろうぜ、正面から正々堂々とな」
水着の上から袴を来て用意万全のミリアが土俵に上がったところで第4回戦です!
4番勝負、ミリア対村長、見合って見合って……はっけよいのこった!
二人は開始の合図と同時に土俵の中央に駆け出し、互いの左手を双方の右手の下に差し入れ組み合う左四つ組の型を取ります!
互いに寄り切りながら、相手がどう出るか探っているようです。
「お主、相撲の作法を判っておるな!」
「ボク、格闘技が好きだからさ。相撲だって立派な格闘技だしね」
「こいつは楽しめそうだ!」
村長は嬉しそうに笑うと、腕に力を込め下手投げを仕掛けてきた! だが、ミリアも腰を落として足に力を入れ、投げられないように踏ん張る!
「やるね! じゃあ……こいつはどうかな!」
ここでミリア、相手の足の内側に絡めるように自分の足をかける! どうやら内掛けで相手を倒そうとしているようだ!
だがここまでお相撲一筋でやってきた男にはミリアがどう反撃をしてくるかが判っていたようです。足を引き寄せられぬように踏ん張り、倒れぬように堪えきりました!
これで倒れると思っていたのか驚いた表情をみせるミリアだったが、フッと笑みを零した!
「なかなか強いね、それならボクも遠慮なく本気で行かせてもらうよ!」
「ムハハハ! 願ってもないことだ、お前さんとは本気で取り組みをしたい! お前さんの力を見せてくれ!」
村長の言葉に、ミリアは闘争心を燃え上がらせます!
「オーケー、そこまで言うなら見せてあげるよ!」
ミリアは村長の廻しを掴み直し、グッと力を入れ、腰を落としました。一体どんな技をかける気なのか!
この試合を、ネフィリアや仲間たちも固唾をのんで見守っていますが……おっと、オーラです、オーラがにじみ出てきています! これは、覚醒だーーー!!
村長も彼女から溢れ出る力のオーラを感じ取ったようです! 普通の一般人ならば覚醒したハンターの前では赤子同然です、しかしそれでも村長は笑っています! 高揚感に胸を躍らせています!
「面白い! お主の本気とワシの本気、ぶつけ合おうじゃないか!」
かつておすもうレスラーと呼ばれた男の筋肉が更に盛り上がり、地面に力を込めた! そして両者、技を仕掛けた!
「おりゃああーー!」
「ウオオオーーーー!!」
ああーー! ミリア、土俵際で相手の廻しを下手でつかみ、下手出し投げで村長を土俵から投げ出したー! 勝者、ミリアー!
会場も大盛り上がりです! これは作戦成功と言ってもよいのでは無いでしょうか! 良い取り組みでした!
●お相撲勝負? エルバッハVS村長
さて、最後の取り組みとなりました、トリを飾るのはエルバッハですが……なんと、ビキニです! しかもマイクロビキニです! これには村長も村人も思わず3度見だ!
おっと? 何やら軍事用PDAをレイアに手渡して使い方を説明しているようです。一体何をする気なのでしょうか?
「おまえもなかなか苛烈な作戦を考えるな……?」
「そうですか? これも村の方々の為です。この程度はしておかないと」
何やら話をしているようですが……おっとここでエルバッハが土俵に上がりました!
「では、宜しくおねがいします」
「うむ、宜しく頼む!」
では5番勝負、エルバッハ対村長、みあってみあって……はっけよい……
「これは独り言ですが」
あーーーっと始まらない!
「もしも幼い少女の水着を剥くことがあったら、変態村長の噂がこの辺り一帯に広まることになるでしょうね」
ミリア、ここでレイアの持っている軍事用PDAを指さした! レイアは慌てて手に持っているPDAを天高く掲げたぁ!
エルバッハの服装はマイクロビキニ、どこを掴んでも水着は剥がれてしまうでしょう! 多由羅に続いての精神攻撃、これは村長耐えられるか……!?
「グフゥ……」
耐 え ら れ な い ! 筋肉は鋼だがメンタルは豆腐だーーー! 取り組みが始まる前に膝を付いてしまったー! これは完全に戦意喪失! エルバッハの不戦勝です!!
●取り組みを終えて
エルバッハの言葉の一撃で膝と手を付いてしまった村長に、エルバッハは説得を試みる。
「村長さん、先程の話は冗談ですよ。ですが流石にこの炎天下で相撲を取らないと川に入らせないというのは不満も溜まりますし、場合によっては命に関わります。村長という立場なら、村民の生命や健康に責任があるのでは無いでしょうか?」
彼女の言葉に村長は下を向いたまま答える。
「うむ……確かに君の言うとおりだな……」
すっかり意気消沈している村長をみて、レイアは慌てて村長に声を掛けた。
「そ、そうだ! ならば来年も私が相手をしよう! それなら問題あるまい!」
「僕も毎年僕たちが相手するくらいしか思いつかないのだ?」
ネフィリアとレイアの言葉に多由羅が口をはさむ
「ですが、私達も他の依頼などもありますし、必ず来れるとも限りませんし……」
皆の意見を聞いていたミリアが声を上げる。
「というか、相撲大会かなんか別にやればいいじゃないか。あったらボクも参加したいし」
その言葉にエルバッハが更に代替案を提示する。
「そうですわね、日々頑張られている村長さんの楽しみを奪うというのも酷でしょうから、相撲大会という名目で終了時間を決めて、一定回数挑戦したものは川に入ってもいいなどの制限を設けてはどうでしょうか?」
「みんな、それなら文句はない?」
ミリアは周囲の村民に確認を取ると、それなら文句はない、川に入れれば何でも良いと男たちは口々に声を上げた。
「村長もそれでいいか?」
村長はゆっくり立ち上がり、大きく頷いた。
「ああ、むしろ喜ばしい事だ。君達との取り組みの中で私の目も醒めた。無理強いは良くなかった。すまないな皆」
「判ってもらえれば良いんです、っていうか別に俺達、村長との相撲が嫌いなわけじゃないですから。暑いのが嫌なだけですよ」
「ワッハッハ、そうか、そうだったか。よおし! 取り組みは終わりだ! 全員で水遊びをするぞ!」
村長の掛け声と同時に、村民とハンター達は一斉に川へと飛び込んだ!
●一件落着! レッツゴー水遊び!
「いい汗流した後の水浴びは最高だな! さーて、川の中に叩き込まれたい奴はどいつだー」
「運動して汗をかいた後の水浴びは気持ちいいのだー♪ 皆も早く来るのだ♪」
先程全力で相撲を取っていたというのに、元気よく子供たちと遊ぶミリアとネフィリア。
レイアも女性らしく浮き輪に捕まってちゃぷちゃぷと水遊びを楽しんでいる。
多由羅とエルバッハは足だけを水に浸しながら冷たいジュースを楽しんでいる。
日はまだ高い。皆の水遊びは日暮れまで続きそうだ。
依頼結果
依頼成功度 | 大成功 |
---|
面白かった! | 4人 |
---|
ポイントがありませんので、拍手できません
現在のあなたのポイント:-753 ※拍手1回につき1ポイントを消費します。
あなたの拍手がマスターの活力につながります。
このリプレイが面白かったと感じた人は拍手してみましょう!
MVP一覧
- 英雄譚を終えし者
ミリア・ラスティソード(ka1287)
重体一覧
参加者一覧
サポート一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/08/12 23:32:48 |