崖の苔採取依頼

マスター:きりん

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2018/09/05 12:00
完成日
2018/09/07 13:44

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

●崖に生えた苔
 とある海岸近くの山に、険しくそびえる崖があった。
 五十メートル近くはあるだろうか。
 崖下は海だが、仮に人間が崖の下で思い切り背筋を伸ばしたとしても、崖上が見えないほどの高さだ。
 その崖の真ん中付近に、苔が生えていた。
 苔といえば普通連想するのは緑色の苔が一般的かもしれないが、この苔は赤紫色をしている。
 しかも一つ一つが子どもの握りこぶしほどの大きさで、苔というよりも、ちょっとした茸のようにも見える。
 同じ菌糸類だからだろうか。
 この苔には毒はないようで、時折山羊のような動物が器用に崖の上から僅かな突起部分を伝って下ってきて、苔を食べていく。
 他にも海鳥らしき鳥たちが、空から直接崖の突起部分に舞い降りて、苔を啄んでいく。
 どうやら苔は野生動物たちにとって大人気な食べ物らしい。
 しかし、断崖絶壁という場所にあるからか、群生しているせいか、食べ尽くされることなく苔はいつもそこにあった。

●採取者を狙うものたち
 もちろん、断崖絶壁などという場所にあるのだから、苔を求める動物たちとて安全ではない。
 雑魔の存在がある。
 長い経験からその苔の周囲に動物たちが集まりやすいことを知っている雑魔たちは、この断崖絶壁を狩場としていたのだ。
 例えば、苔が目的でやってきた海鳥を、それよりも大きな鳥の雑魔が襲い、鉤爪で捕えて連れ去ってしまう。
 捕まった海鳥の未来など決まっている。別の場所で喰い散らかされるのだ。
 厳密にいえば雑魔は生き物ではないのだから、食事の必要はないにも関わらず、ただ生前の習慣だったというだけで、捕食される。
 山羊とて、安全ではない。
 いくら器用に崖を上り下りできるとはいっても、常に移動には滑落の危険が伴う。
 一匹、山羊が足を滑らせ真っ逆さまに海へ転落していく。
 水しぶきを上げて海中に消えた山羊はどうなるのか。
 溺死だと思うだろう。
 違うのだ。
 崖下の海は中型のサメが多く生息しており、落ちた山羊はたちまち彼らに嗅ぎつけられ、多くは溺死する前に捕食されてしまう。
 動物たちが求めてやまない苔は、いつも危険と隣り合わせでしか採取ができないのだった。

●薬の原料が足りない
 街で薬屋を営む薬師は、大事な薬の原料を切らしていたことに気付いた。
「参ったな。明日が納品日だってのに……」
 現在時刻は朝。
 材料がどこにあるかは分かっているが、それは到底薬師が取りに行けるような場所ではない。
 珍しいものなので、市場を探しても流通しているものを見つけられる可能性は低い。
 幸い、現在時刻はまだ朝で、時間はたっぷりとはいえないが余裕がある。
 今日中に手に入れることができれば、夜なべして調合し翌日納品は可能だろう。
「ハンターズソサエティに依頼を出すか……」
 薬師は薬の原料をハンターたちに採取してもらうことに決めた。

●ハンターズソサエティ
 業務に励む受付嬢たちの一人、ジェーン・ドゥが新たな依頼をハンターたちに公開した。
『薬の原料となる、とある崖に生えている苔を採取して欲しい』
 それが、依頼の内容であった。

リプレイ本文

●依頼開始前
 崖で苔を採取する人に近づく敵をできるだけ倒すつもりの夢路 まよい(ka1328)は、崖を目にしながら依頼について考える。
「ジェーンも急ぎの依頼とか、そういうの振ってくること多いよね。それはそうとして、崖に生えた苔の採取かあ。私は空を飛べる魔法が使えるけど、空を飛ぶには絶えず移動し続けてないといけないから、苔をむしるより、敵と立ち回るほうが向いてるかな?」
 元サルヴァトーレ・ロッソのクルーでCAMパイロットでもあるレイオス・アクアウォーカー(ka1990)は、今回はCAMなしの依頼に参加していた。
「流石にこの高さで紐無しバンジーは遠慮したいところだな」
 CAMがあったなら話は別だったかもしれないが、生身で飛び降りる気にはなれないようだ。
「崖の途中に群生している珍しい苔……これは問題ですよ! はたして、その苔が美味しいのかどうか!」
 背後にどんと何かの効果音が鳴り響きそうな勢いで、アシェ-ル(ka2983)が力説する。
 収穫する苔はどんな状態の物が好ましいのか依頼人に確認しておいたアシェールは、依頼人からもらった苔を入れる籠を手に、通信機を取り出して周波数を合わせる。
「近づいてくる敵を倒すのはできるだけ仲間に任せて、私は苔を集めるのを優先しましょうか。信頼するので任せましたよ!」
 肝心の苔を集める方法を考える青峰 らずり(ka3616)は、ハンターとして経験を積んだ結果壁を歩くことが可能になったので、崖上から苔の生えている所の足場まで一気に移動するつもりだ。
 これもまた、魔法少女(物理)としての立派な仕事である。
「……ふむ」
 レイア・アローネ(ka4082)は崖の上で静かに佇んでいる。
 苔採取を仲間に任せ、採取中の護衛を担当するつもりだった。
 グラビティブーツを併用し崖を足場ととして使えるようにして、空中から襲ってくる敵を撃ち落とし、攻撃は引きつける。
 いわゆる盾の役回りだ。
 依頼人の求める苔がどんな苔なのか気になり参加した狐中・小鳥(ka5484)は、採取を中心に行う。
 仲間が雑魔の注意を惹きつけている間に箒に跨って空を飛び崖下へと向かっていくことになっている。
「前門の虎後門の狼ではなく、空中の雑魔海中の鮫、という感じかな。これは確かに採るのに凄く苦労しそうなんだよ」
 苔の採取補助と鳥型雑魔殲滅を目的としているマリィア・バルデス(ka5848)は、大型魔導銃を携えて準備万端な様子だ。
「それじゃあどんどん落としていきましょうか。海面に落ちても雑魔じゃ鮫の餌にはならないけど」
 相談の結果、採取をアシェール、らずり、小鳥の三名が行い、マリィア、まよい、レイオス、レイアの四人がそれを護衛することになった。
 方針が決まりハンターたちが一斉に動き出す。
 さあ、冒険の始まりだ!

●崖に生えた苔を採取せよ!
 銃砲が響き、赤い火線が宙を裂いて飛ぶ。
「これが海鳥だったら罪悪感も湧くけど、所詮雑魔でしょう? 全部倒した方が後腐れがなくなって良いんじゃないかしら」
 人が持つには場違いに大きい魔導銃から薬莢を排出したマリィアは、採取をする者たちの護衛として、近付こうとする鳥型雑魔を的確に撃ち落としていた。
 現在位置は山側で、そこから射撃を行っている。
 リロードが完了し、薬莢を送り込む魔導機械らしい硬質な音が再び発射可能になったことをマリィアに知らせた。
 今回メインに使用するのは大型魔導銃オイリアンテMk3だ。
 狙いを定めて引き金を引くと同時に、発射した弾丸をマテリアルで操作し、変則的な弾道を描いて次々に敵を撃ち抜いていく。
 ある程度まとまって複数匹いるような空間には、マテリアルをこめた連続射撃を行うことで弾丸の雨を降らせた。
 時には連続射撃により弾幕を張る制圧射撃も行った。
 仲間が空の雑魔を惹きつけている間に、小鳥は箒に跨り採取へ向かう。
「箒に跨って空を飛んでると魔女……魔法少女な気分だね♪ や、そんな気楽な状況じゃないけども。海風が結構強いし。叩きつけられないようにしないとだよ。流石に鮫と戯れたくはないしねー」
 案の定途中で風に煽られて崖にぶつかりそうになったり、バランスを崩して箒からずり落ちかけたりしたものの、海に落ちないよう注意していたのが幸いして無事怪我もなく辿り着くことができた。
 さっそく、採取に取り掛かる。
 事前に確認しておいた採取量を守り、取りすぎないようにだけはするつもりだ。
「それにしても変わった色の苔だよね。わかりやすくていいんだけども。そして場所が場所だけにこれは採取するの大変だよね」
 途中、迎撃役を抜けて雑魔が向かってくるようなら小鳥が採取を止めて迎撃に回ることになっているが、抜けても大丈夫だろうか。
 小鳥に少し遅れ、レイオスも動き出していた。
「まずは見えてるヤツらから引き付けるとするか」
 体内のマテリアルを燃やし、炎のようなオーラを纏って、崖上から鳥型雑魔の注意を引きつける。
 続いて、レイオスは自分の生体マテリアルをバリスタに伝達し、強化する。
 バリスタは魔法的な力を宿し、淡く輝いた。
「獲物が来たと思ってるかも知れないが、狩られるのはそっちだ!」
 レイオスは注意を引かれて集まってくる鳥型雑魔たちをバリスタで迎え撃つ。
 最初は遠くの鳥型雑魔を狙い、アシェール、らずり、小鳥の三人を狙っている個体に気付くと、優先順位を切り替えそれを撃ち落としていく。
 鳥型雑魔が数匹バリスタの矢を回避して急降下を仕掛けてきても焦らず、レイオスは攻撃を回避して四彩の十字架に手を当て、闘旋剣にも強化を施し、マテリアルを溜めた状態で振り抜き衝撃波を放つ。
「一匹ずつ撃つのも面倒になってきたところだ! ちょうどいいぜ!」
 放たれた衝撃波は軌道上にいた鳥型雑魔たちを纏めて叩き落とした。
 マリィアと同じく、レイアも苔を採取する仲間たちの護衛を担当する。
 器用に壁に垂直に立ち、マテリアルを体に巡らせて重力のくびきから離れ、崖に垂直に立つ姿は天地が横になったかのような錯覚を見る者にもたらす。
 本来ならば移動以外の行動をとることはできないが、宇宙にあるコロニーや戦艦の甲板などで使用されている接地靴を戦闘用に調整したグラビティブーツがあれば問題ない。
 鳥型雑魔を狙い、レイアは魔導剣にマテリアルを溜めた状態で振り抜き、衝撃波を発生させる。 
 衝撃波は過たず命中し、鳥型雑魔を撃ち落とした。
 他の鳥型雑魔が急降下を始めるものの、レイアは慌てない。
 自身の周囲にマテリアルを漲らせ、感覚を空間に拡張させ、攻撃のベクトルを捻じ曲げ、強制的に自分に向かって引き寄せた。
「甘いぞ!」
 引き付けられた鳥はレイアを鉤爪で掴もうとするが、その攻撃は外れた。
 まよいは苔を採取している小鳥の援護をするために、杖に魔法をかけて空を飛ぶ。
 あくまで杖に飛行の力を付与しているに過ぎないため、手放してしまうと効果は切れてしまうが、乗ったり掴まったりして空を飛ぶことができるので、多少アクロバットな動きになっても手を放しさえしなければ飛び続けられるかもしれない。
 地上にいる時に比べると、飛行中はどうしても身動きがしにくく、そこを雑魔に狙われるのは不安になるので、まよいは魔法で自分の周りに緑に輝く風を作り出し、鳥型雑魔の攻撃をわずかにそらせるようにした。
「さっそく来たね! 負けないよっ」
 空を飛ぶまよい目掛け、何匹もの鳥型雑魔が飛んでくる。
 飛行を続けて空中でチェイスを行いつつ、まよいは背後を振り返ると手を突き出し、光るエネルギーの矢を五本作り出し、滞空させる。
「貫いて!」
 まよいの号令で魔法の矢は一斉に飛翔を開始し、鳥型雑魔たちを射抜いた。
 射抜かれた鳥型雑魔たちは悲鳴を上げると、半ば形を失いながら海へと落ちていく。
「わぁー! 凄い高い! 落ちたら痛そうです!」
 とりあえず、崖を風に吹き飛ばされないように気を付けながら立って降りるアシェールは、天地が垂直になった光景を見て感慨深げに呟いた。
「思えば変な景色ですよね」
 すぐ下は海なので盛んに潮風が服をはためかせるが、今日はスカートではないのでスカートが捲れる心配はない。
 崖の真ん中ほどまで降りると、目的の苔を見つけた。
 アシェールは収穫する苔をよく観察する。
「えっと……どんな苔がいいんでしたっけ?」
 依頼主が喜びそうな、状態が良い苔をどんどん収穫していく。
 雑魔たちはマリィア、レイオス、レイア、まよいたち護衛班が相手をしているので、あまりアシェールを狙いはしなかった。
 ただし、一匹だけ護衛班の手をすり抜けたか、執拗にアシェールを狙ってくる個体がいた。
「もう!邪魔しないでください!」
 基本的には反撃せず、回避に専念しながら採取していたアシェールだが、あまりにもしつこいのでキレ気味魔法を発動させた。
「……分かりました。そんなに私の相手をしたいなら、依頼終わったら、戻ってきて絶滅させますから!」
 魔法の矢が鳥型雑魔に直撃し、ちょっとすっきりするアシェールだった。
 護衛組が稼いでくれている時間を利用し、らずりは崖を歩いていた。
「ふぉおおおお! 今! 私は! 重力の楔から解き放たれて! 自由になっています! これぞ魔法少女!」
 はしゃいでから、空を飛べるわけではないことを自覚し、妙にむなしい気分になったらずりは、空を飛び回れる小鳥、レイオス、まよい、アシェールの四人を、指をくわえて羨ましく眺める。
「って、そういうのは心の中だけのつぶやきで、決して口に出して言ったりはしませんよ! なにせ私は、今現時点ですでにホ・ン・モ・ノの魔法少女なのですから!」
 興奮したテンションで苔をむしるらずりの背後では、鳥型雑魔と護衛役であるマリィア、レイオス、レイア、まよいの四名が戦っている。
 この四人が近づく雑魔を撃ち落してくれているということで苔の採取に集中し過ぎていたのか、らずりが気付いた時には撃ち漏らしらしき数匹が背後に迫っていた。
「雑魔ごとき、近付けさせはしないわ!」
「ん、二人には採取に集中して貰いたいしあれは私の方で対応するんだよ!近づかれる前に叩き落とすよ!」
 そのうちのほとんどはマリィアの威嚇を目的として行った射撃と採取を中断した小鳥の空間ごと断つ斬撃で追い払われたが、一匹がすり抜けてらずりを狙う。
「まだっ、まだ私にはこれが……! な、何するんですかあー!」
 応戦するために竜尾刀を握ったらずりだったが、その腕を鳥型雑魔が掴む。
「ら、らずりさーん!?」
 ぎょっとするアシェールの横で、らずりが鳥型雑魔に空中へ誘拐された。
 そのままどこぞへとお持ち帰りされれば、合流にどれほど時間がかかるか分かったものではない。
「違いますー! 魔法少女の飛行はこういうのじゃないんですー!」
 必死にらずりも抵抗するが、せっかくの竜尾刀がよりによって握っている手を掴まれているのでせいぜい手首くらいしか動かせず、ろくに振れない。
 剣にも鞭にもなれる、ロマン溢れるこの武器で、剣形態と鞭形態を場面に合わせて切り替えて使っていくつもりだったのだが、らずりは予想外の状況に当てが外れてしまった。
「ちょっと遠いですけど、この距離なら……! これでも、魔術師ですから、任せて下さい!」
 アシェールは咄嗟にマテリアルを調節し、射程を延長させ、らずりの竜尾刀に飛行魔法をかけた。
 そしてもがくらずりが鳥型雑魔の鉤爪から逃れ、空中に放り出された時、それは起きた。
 竜尾刀で飛行する魔法少女(物理)、青峰 らずり爆誕である。
「ふぉおおおお! 今度こそ! 本当の意味で! 重力の楔から解き放たれました! これぞ魔法少女! 素晴らしいです!」
 空中を飛び回り鳥型雑魔を追い回すらずりは、もしかしたら採取のことは全部頭から吹っ飛んでいるかもしれないほどの喜びようだった。
「あ、落ちるな」
 呟いたのは誰か。
 効果時間が過ぎ、真っ逆さまに海へ墜落するらずりを、慌てて空を飛べるレイオス、まよい、アシェールが引き上げに向かう。
 マリィアは崖上から海上に出てくるであろうサメを大型魔導銃で狙い接近を阻止し、排除を狙う。
 レイアは引き続き鳥型雑魔たちを引き付け、二次災害で誰かが空中へ攫われないように時間を稼ぐ。
 鳥型雑魔たちを小鳥が海に叩き落とし、少しでもサメの注意が引けないか試みた。
 その間に、三人がかりでらずりの救助を試みた。
「邪魔するヤツはオレが全部ブッた斬ってやる!」
 レイオスがサメの噛み付きを受け止めながら、全力で反撃を行い、武器を振り回して薙ぎ払う。
 まよいとアシェールはレイオスがサメの相手をしている間、目を凝らして波間に漂うらずりを見つけると、魔法で水の精霊力をらずりの体にまとわせ、水上でも地上と同じように移動できるようして引っ張り上げた。
「逃げるよ!」
「分かりました!」
「わ、私、今度は海の上を走ってますー!」
 あまりレイオスに負担をかけ過ぎないようにするため、まよいとアシェール、らずりはさっさと崖に戻った。
 三人が退避したのを確認し、レイオスも海から離れる。
 追撃しようとするサメには、マリィアの弾丸がプレゼントされた。

●採取完了
 少々予定外のアクシデントはあったものの、無事採取が完了し後は届けるだけとなった。
 しかし思ったより時間が掛かったため、急がなければならないだろう。
(……鳥型雑魔を片付けた後にしようと思ってたけど、先に手伝ってた方が良かったかな?)
 あれから急いで残った鳥型雑魔たちを片付けたものの、まよいは結局あまり採取の方を手伝えなかった。
「鳥や山羊の好物みたいだが、流石に人が食うもんじゃ無いっぽいな」
 籠の中にある苔を眺め、レイオスがしみじみと呟いた。
 食べれそうなら食べてみるつもりだったのだろうか。
 無事に回収できた苔のうち、アシェールはその一つを凝視している。
「美味しいのかな……でも、納品物だし……食べる訳には……」
 さすが深い絆で繋がっている者同士とでもいうべきか、レイオスとアシェールは同じようなことを考えていたらしい。
「魔法で空を飛ぶってあんな感覚だったんですね!」
 らずりは空を飛んだ時の感動を引きずっているようで、まだ若干テンションが高い。
 水上を走ったことも、地味に魔法少女っぽいといえるかもしれない。
「まあ、色々あったが無事に済んで何よりだ」
 堅実に鳥型雑魔の攻撃を受け持ち続けたレイアは、静かに帰る準備を始めている。
「ん、頑張ったんだよ」
 採取と防衛、臨機応変に動いた小鳥はやり遂げた表情で伸びをする。
「それじゃあ、時間がないから苔は私が届けておくわね」
 苔を預かったマリィアは、重魔導バイクを駆り、皆を代表して急ぎ依頼人に届けに向かった。

依頼結果

依頼成功度成功
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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • 夢路に誘う青き魔女
    夢路 まよい(ka1328
    人間(蒼)|15才|女性|魔術師
  • 王国騎士団“黒の騎士”
    レイオス・アクアウォーカー(ka1990
    人間(蒼)|20才|男性|闘狩人
  • 東方帝の正室
    アシェ-ル(ka2983
    人間(紅)|16才|女性|魔術師

  • 青峰 らずり(ka3616
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • 乙女の護り
    レイア・アローネ(ka4082
    人間(紅)|24才|女性|闘狩人
  • 笑顔で元気に前向きに
    狐中・小鳥(ka5484
    人間(紅)|12才|女性|舞刀士
  • ベゴニアを君に
    マリィア・バルデス(ka5848
    人間(蒼)|24才|女性|猟撃士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
夢路 まよい(ka1328
人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2018/09/05 09:19:23
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2018/09/05 00:18:34