ゲスト
(ka0000)
崖の苔採取依頼
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/05 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/14 12:00
オープニング
●崖に生えた苔
とある海岸近くの山に、険しくそびえる崖があった。
五十メートル近くはあるだろうか。
崖下は海だが、仮に人間が崖の下で思い切り背筋を伸ばしたとしても、崖上が見えないほどの高さだ。
その崖の真ん中付近に、苔が生えていた。
苔といえば普通連想するのは緑色の苔が一般的かもしれないが、この苔は赤紫色をしている。
しかも一つ一つが子どもの握りこぶしほどの大きさで、苔というよりも、ちょっとした茸のようにも見える。
同じ菌糸類だからだろうか。
この苔には毒はないようで、時折山羊のような動物が器用に崖の上から僅かな突起部分を伝って下ってきて、苔を食べていく。
他にも海鳥らしき鳥たちが、空から直接崖の突起部分に舞い降りて、苔を啄んでいく。
どうやら苔は野生動物たちにとって大人気な食べ物らしい。
しかし、断崖絶壁という場所にあるからか、群生しているせいか、食べ尽くされることなく苔はいつもそこにあった。
●採取者を狙うものたち
もちろん、断崖絶壁などという場所にあるのだから、苔を求める動物たちとて安全ではない。
雑魔の存在がある。
長い経験からその苔の周囲に動物たちが集まりやすいことを知っている雑魔たちは、この断崖絶壁を狩場としていたのだ。
例えば、苔が目的でやってきた海鳥を、それよりも大きな鳥の雑魔が襲い、鉤爪で捕えて連れ去ってしまう。
捕まった海鳥の未来など決まっている。別の場所で喰い散らかされるのだ。
厳密にいえば雑魔は生き物ではないのだから、食事の必要はないにも関わらず、ただ生前の習慣だったというだけで、捕食される。
山羊とて、安全ではない。
いくら器用に崖を上り下りできるとはいっても、常に移動には滑落の危険が伴う。
一匹、山羊が足を滑らせ真っ逆さまに海へ転落していく。
水しぶきを上げて海中に消えた山羊はどうなるのか。
溺死だと思うだろう。
違うのだ。
崖下の海は中型のサメが多く生息しており、落ちた山羊はたちまち彼らに嗅ぎつけられ、多くは溺死する前に捕食されてしまう。
動物たちが求めてやまない苔は、いつも危険と隣り合わせでしか採取ができないのだった。
●薬の原料が足りない
街で薬屋を営む薬師は、大事な薬の原料を切らしていたことに気付いた。
「参ったな。明日が納品日だってのに……」
現在時刻は朝。
材料がどこにあるかは分かっているが、それは到底薬師が取りに行けるような場所ではない。
珍しいものなので、市場を探しても流通しているものを見つけられる可能性は低い。
幸い、現在時刻はまだ朝で、時間はたっぷりとはいえないが余裕がある。
今日中に手に入れることができれば、夜なべして調合し翌日納品は可能だろう。
「ハンターズソサエティに依頼を出すか……」
薬師は薬の原料をハンターたちに採取してもらうことに決めた。
●ハンターズソサエティ
業務に励む受付嬢たちの一人、ジェーン・ドゥが新たな依頼をハンターたちに公開した。
『薬の原料となる、とある崖に生えている苔を採取して欲しい』
それが、依頼の内容であった。
とある海岸近くの山に、険しくそびえる崖があった。
五十メートル近くはあるだろうか。
崖下は海だが、仮に人間が崖の下で思い切り背筋を伸ばしたとしても、崖上が見えないほどの高さだ。
その崖の真ん中付近に、苔が生えていた。
苔といえば普通連想するのは緑色の苔が一般的かもしれないが、この苔は赤紫色をしている。
しかも一つ一つが子どもの握りこぶしほどの大きさで、苔というよりも、ちょっとした茸のようにも見える。
同じ菌糸類だからだろうか。
この苔には毒はないようで、時折山羊のような動物が器用に崖の上から僅かな突起部分を伝って下ってきて、苔を食べていく。
他にも海鳥らしき鳥たちが、空から直接崖の突起部分に舞い降りて、苔を啄んでいく。
どうやら苔は野生動物たちにとって大人気な食べ物らしい。
しかし、断崖絶壁という場所にあるからか、群生しているせいか、食べ尽くされることなく苔はいつもそこにあった。
●採取者を狙うものたち
もちろん、断崖絶壁などという場所にあるのだから、苔を求める動物たちとて安全ではない。
雑魔の存在がある。
長い経験からその苔の周囲に動物たちが集まりやすいことを知っている雑魔たちは、この断崖絶壁を狩場としていたのだ。
例えば、苔が目的でやってきた海鳥を、それよりも大きな鳥の雑魔が襲い、鉤爪で捕えて連れ去ってしまう。
捕まった海鳥の未来など決まっている。別の場所で喰い散らかされるのだ。
厳密にいえば雑魔は生き物ではないのだから、食事の必要はないにも関わらず、ただ生前の習慣だったというだけで、捕食される。
山羊とて、安全ではない。
いくら器用に崖を上り下りできるとはいっても、常に移動には滑落の危険が伴う。
一匹、山羊が足を滑らせ真っ逆さまに海へ転落していく。
水しぶきを上げて海中に消えた山羊はどうなるのか。
溺死だと思うだろう。
違うのだ。
崖下の海は中型のサメが多く生息しており、落ちた山羊はたちまち彼らに嗅ぎつけられ、多くは溺死する前に捕食されてしまう。
動物たちが求めてやまない苔は、いつも危険と隣り合わせでしか採取ができないのだった。
●薬の原料が足りない
街で薬屋を営む薬師は、大事な薬の原料を切らしていたことに気付いた。
「参ったな。明日が納品日だってのに……」
現在時刻は朝。
材料がどこにあるかは分かっているが、それは到底薬師が取りに行けるような場所ではない。
珍しいものなので、市場を探しても流通しているものを見つけられる可能性は低い。
幸い、現在時刻はまだ朝で、時間はたっぷりとはいえないが余裕がある。
今日中に手に入れることができれば、夜なべして調合し翌日納品は可能だろう。
「ハンターズソサエティに依頼を出すか……」
薬師は薬の原料をハンターたちに採取してもらうことに決めた。
●ハンターズソサエティ
業務に励む受付嬢たちの一人、ジェーン・ドゥが新たな依頼をハンターたちに公開した。
『薬の原料となる、とある崖に生えている苔を採取して欲しい』
それが、依頼の内容であった。
解説
●概要
冒険シナリオです。
現場に赴いて断崖絶壁の中頃に生えている苔を採取してきてください。
方法はいくつかあります。
山から崖上に登って山羊のように崖の凹凸を利用して降りてもいいですし、海から近付いて直接崖を上る手もあります。
空を飛んで近付くことも可能です。
ただしどの方法でも空から雑魔が襲いにやってきますし、落ちればサメの群れに襲撃されますので、採取は簡単にはいかないでしょう。
また、下が海なので崖は湿って滑りやすくなっており、常に強風が吹いています。
数ある妨害に負けず、無事採取を成功させてください。
●達成条件
・苔を採取して依頼人に渡す
●断崖絶壁について
五十メートルほどの高さがある崖です。
岩肌は常に濡れており、海沿いなので強風が吹き荒れています。
海の反対側は山となっており、山側と海側を行き来することは難しいです。
多くの海鳥や山羊が苔を求めてやってきますが、同時に鳥の雑魔が苔の採取者を狙って襲ってきます。
●敵(※別に全滅させる必要はありません。安全を優先して全滅させるのは構いませんが、制限時間を超過してしまう危険性があります)
〇鳥型雑魔……十六体
一メートルほど。崖の海側を飛んでおり、崖に生えている苔を求めてやってくる動物を襲う。それは人間であっても例外ではない。襲った獲物を連れ去ろうとする習性が残っている。
〇サメ……十六体
二メートルほど。海に落ちた生き物に集団で群がり噛み付いてくる。
冒険シナリオです。
現場に赴いて断崖絶壁の中頃に生えている苔を採取してきてください。
方法はいくつかあります。
山から崖上に登って山羊のように崖の凹凸を利用して降りてもいいですし、海から近付いて直接崖を上る手もあります。
空を飛んで近付くことも可能です。
ただしどの方法でも空から雑魔が襲いにやってきますし、落ちればサメの群れに襲撃されますので、採取は簡単にはいかないでしょう。
また、下が海なので崖は湿って滑りやすくなっており、常に強風が吹いています。
数ある妨害に負けず、無事採取を成功させてください。
●達成条件
・苔を採取して依頼人に渡す
●断崖絶壁について
五十メートルほどの高さがある崖です。
岩肌は常に濡れており、海沿いなので強風が吹き荒れています。
海の反対側は山となっており、山側と海側を行き来することは難しいです。
多くの海鳥や山羊が苔を求めてやってきますが、同時に鳥の雑魔が苔の採取者を狙って襲ってきます。
●敵(※別に全滅させる必要はありません。安全を優先して全滅させるのは構いませんが、制限時間を超過してしまう危険性があります)
〇鳥型雑魔……十六体
一メートルほど。崖の海側を飛んでおり、崖に生えている苔を求めてやってくる動物を襲う。それは人間であっても例外ではない。襲った獲物を連れ去ろうとする習性が残っている。
〇サメ……十六体
二メートルほど。海に落ちた生き物に集団で群がり噛み付いてくる。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは断崖絶壁で苔採取となります。
普通に崖を上り下りして採取を試みることも可能ですが、壁歩きや飛行術などがあれば便利でしょう。
ただし、飛行も壁歩きも強風や足場の悪さによって挙動が不安定になる可能性がありますし、どちらも共通して普通に採取を試みるより雑魔の注意を引きやすいため、最悪解除される行動を取るしかない状況に追い込まれる危険性があります。
仮に連れ去られた場合、戻ってくることは可能でしょうがかなりのラウンドを浪費すると思ってください。
また、依頼人の事情を考えると、あまり採取に手間取るわけにもいきません。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは断崖絶壁で苔採取となります。
普通に崖を上り下りして採取を試みることも可能ですが、壁歩きや飛行術などがあれば便利でしょう。
ただし、飛行も壁歩きも強風や足場の悪さによって挙動が不安定になる可能性がありますし、どちらも共通して普通に採取を試みるより雑魔の注意を引きやすいため、最悪解除される行動を取るしかない状況に追い込まれる危険性があります。
仮に連れ去られた場合、戻ってくることは可能でしょうがかなりのラウンドを浪費すると思ってください。
また、依頼人の事情を考えると、あまり採取に手間取るわけにもいきません。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/07 13:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/09/05 09:19:23 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/05 00:18:34 |