ゲスト
(ka0000)
リバーシブル
マスター:びなっす

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~5人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/09/14 19:00
- 完成日
- 2018/09/20 10:22
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
戦いは荒野で起こっていた。
そこには一体の雑魔と5人の人間がいた。
その5人は皆、目の前の雑魔退治の依頼を引き受けたハンター達だった。
誰もが熟練のハンターで、しかも敵の情報は事前に十分過ぎるほど手に入れていた。
そのため、今回の依頼は5人にとって簡単なものだと思われた。
敵は全身を漆黒に染め上げている人型の雑魔で、軽い鎧を身に纏い、片手に持っている大型の大剣を軽々と振り回している。
この雑魔はこと力と早さに特化していて、まともにぶつかれば苦戦を強いられた。
なによりも厄介なのはその防御力で、物理攻撃ではほとんどダメージを与えることが出来なかった。
対して魔法には極端に弱いらしく、当たりさえすれば大きなダメージを与えられる。
もっとも、動きが素早いため魔法を当てるもの一苦労なのだが。
……と、ここまでは、ハンター達も事前の情報で知っていた。
なので、こちらの主力は魔法を主とするハンターが3人。
あとは荒れ狂う巨剣を防ぐ壁役のハンターが2人という構成になっていた。
作戦は以下の通りだ。
まず猛攻を仕掛けてくる漆黒の雑魔を壁役の二人が押し留め、その隙に3人の内の一人が魔法で動きを封じ、雑魔が固まったところを主力3人が各々の火力魔法で集中砲火する。
特に難しい作戦ではなく、単に暴れまわるだけの狂戦士相手なら失敗することはほぼ無いものだった。
事実、猛攻を壁役二人係で防ぎきり、魔法により敵の動きを封じることに成功した。
あとは壁役が離れたところを見計らい、魔法を放てばいい。
それで雑魔は致命傷を負うはずだ。
そして、三人が同時に放った攻撃魔法は、轟音と砂塵を撒き散らしながら、雑魔の辺り一体を吹き飛ばす。
三人の合わさった魔法は、石造りの建物でも粉々に破壊してしまいそうな威力があった。
それを魔法に耐性の無い雑魔が受けたのだ。
結果は火を見るよりも明らかだろう。
……だが、砂塵が消え去り露になった場所には、5人が想像もしなかった光景があった。
まず始めに見えたのは、汚れの無い純白の人型の姿だった。
先程まで、ハンター達が戦っていた雑魔は、純白とは正反対の漆黒の色だ。
さらに、漆黒の雑魔は軽鎧に大剣を持っていたにも拘わらず、目の前に現れた純白の人型は、白い帽子に白いローブで身を包み魔法使いのような出で立ちをしている。
あれは一体なんなのだろうか? 先程の雑魔と関係があるのだろうか?
ハンター達が戸惑いに身を強張らせてしまった時。
純白の人型は両手を静かに上に掲げた。
その瞬間、距離を取っていたハンター達の身体に燃えるような熱さと、感電でもしたかのような強い痺れを感じた。
次に感じたのは、大きな衝撃だった。
勢いのままハンター達は地面に転がり、そこでやっと魔法で攻撃をされたことを自覚した。
想定外に強く広範囲に渡る魔法の攻撃に、5人の陣形は瓦解した。
主力の一人であった魔術士は、相手の魔法の衝撃により発生した砂塵で視界を覆われる。
さらに足が痺れて上手く動けない。
「まずいっ……このまま皆と離れるのは危ない」
彼は直感でこの場は危険だと察し、どうにか仲間のもとへ行こうとするが……
直後、目の前に鬼のような勢いで砂塵を突っ切り迫る漆黒の狂戦士の姿が現れた。
「なっ!?」
流れるように漆黒の雑魔の振り払った大剣が、魔術士を無惨にも切り裂いた。
それを遠目に捉えた壁役の一人が、怒りを露にする。
「てめえぇぇぇっ!」
彼はすぐさま狂戦士へと迫ろうとするが……思うように足が動かない。
おそらく、先程の純白の人型が放った広範囲の魔法に、動きを阻害する効果があったのだろう。
「ちくしょう……まさか敵が二人いたなんて……」
そこまで言って、彼は言葉を止めた。
目に映った理解不能な光景を前に、思考が停止してしまったのだ。
ついさっき、符術士を切り裂いた漆黒の雑魔が、身体を光らせ姿を変える。
ほんの瞬きほどの時間で、漆黒の雑魔は、純白の姿へと変わった。
「な……なんだと……?」
混じりけの無い純白のローブに包まれた右腕が、驚愕に引きつるハンターへと向けられる。
そして、純白の人型から4mほど先の距離に光の塊が出来上がる。
ハンターは、それが自分を攻撃するためのものだということに遅れて気付くが……既に光の塊から放たれた、一筋のレーザーのような光がハンターを貫いた。
●後日ハンターオフィスにて
女性職員は真面目な顔をして、集まったハンター達に視線を向ける。
「先日、雑魔退治の依頼を受けたハンターの皆さんが、雑魔に敗北してしまいました。幸いにも皆さん熟練のハンターでしたので、命を落とす方はいなかったのですが……二人が重傷だそうです」
彼女は俯き、ハンターの身を案じているような憂わしげな表情を見せたが、すぐに顔を上げ職務を全うしようとする。
「皆さんには、今も野放しになっているその雑魔の討伐をお願いいたします。雑魔は当初、物理的な防御力が非常に高い戦士系の雑魔だということで、魔法を主とするハンターを中心に集まってもらいました。しかし、その雑魔が戦いの途中で姿を変え、その性質が大きく変化してしまったそうです。魔法がほとんど効かず、更に広範囲の移動不能系の魔法を放ったそうです。他にも、長距離まで届くレーザーのような魔法を放ったと報告を受けています。ここは装備と編成を片寄らせてしまったことが敗因に繋がってしまいましたね……準備さえしっかりすれば、大きな被害を受けることは無いと思います。その雑魔の場所はおおよそ見当がついて……」
そこまで言った彼女の側に、別の職員が慌ててやって来た。
そして、小声で彼女に用件を伝えている。
「……大変です! 先程入った情報で、今話した雑魔が町で暴れているようなんです。既に負傷者が何名か出てしまい、住民の避難もまだ終わっていません。出来ることなら、住民の避難が完了するまでは、広範囲に渡る激しい戦闘は控えてほしいです。無茶を言ってしまいますが、よろしくお願いします! 皆さんも大怪我を負わないように、くれぐれも気を付けてください」
そこには一体の雑魔と5人の人間がいた。
その5人は皆、目の前の雑魔退治の依頼を引き受けたハンター達だった。
誰もが熟練のハンターで、しかも敵の情報は事前に十分過ぎるほど手に入れていた。
そのため、今回の依頼は5人にとって簡単なものだと思われた。
敵は全身を漆黒に染め上げている人型の雑魔で、軽い鎧を身に纏い、片手に持っている大型の大剣を軽々と振り回している。
この雑魔はこと力と早さに特化していて、まともにぶつかれば苦戦を強いられた。
なによりも厄介なのはその防御力で、物理攻撃ではほとんどダメージを与えることが出来なかった。
対して魔法には極端に弱いらしく、当たりさえすれば大きなダメージを与えられる。
もっとも、動きが素早いため魔法を当てるもの一苦労なのだが。
……と、ここまでは、ハンター達も事前の情報で知っていた。
なので、こちらの主力は魔法を主とするハンターが3人。
あとは荒れ狂う巨剣を防ぐ壁役のハンターが2人という構成になっていた。
作戦は以下の通りだ。
まず猛攻を仕掛けてくる漆黒の雑魔を壁役の二人が押し留め、その隙に3人の内の一人が魔法で動きを封じ、雑魔が固まったところを主力3人が各々の火力魔法で集中砲火する。
特に難しい作戦ではなく、単に暴れまわるだけの狂戦士相手なら失敗することはほぼ無いものだった。
事実、猛攻を壁役二人係で防ぎきり、魔法により敵の動きを封じることに成功した。
あとは壁役が離れたところを見計らい、魔法を放てばいい。
それで雑魔は致命傷を負うはずだ。
そして、三人が同時に放った攻撃魔法は、轟音と砂塵を撒き散らしながら、雑魔の辺り一体を吹き飛ばす。
三人の合わさった魔法は、石造りの建物でも粉々に破壊してしまいそうな威力があった。
それを魔法に耐性の無い雑魔が受けたのだ。
結果は火を見るよりも明らかだろう。
……だが、砂塵が消え去り露になった場所には、5人が想像もしなかった光景があった。
まず始めに見えたのは、汚れの無い純白の人型の姿だった。
先程まで、ハンター達が戦っていた雑魔は、純白とは正反対の漆黒の色だ。
さらに、漆黒の雑魔は軽鎧に大剣を持っていたにも拘わらず、目の前に現れた純白の人型は、白い帽子に白いローブで身を包み魔法使いのような出で立ちをしている。
あれは一体なんなのだろうか? 先程の雑魔と関係があるのだろうか?
ハンター達が戸惑いに身を強張らせてしまった時。
純白の人型は両手を静かに上に掲げた。
その瞬間、距離を取っていたハンター達の身体に燃えるような熱さと、感電でもしたかのような強い痺れを感じた。
次に感じたのは、大きな衝撃だった。
勢いのままハンター達は地面に転がり、そこでやっと魔法で攻撃をされたことを自覚した。
想定外に強く広範囲に渡る魔法の攻撃に、5人の陣形は瓦解した。
主力の一人であった魔術士は、相手の魔法の衝撃により発生した砂塵で視界を覆われる。
さらに足が痺れて上手く動けない。
「まずいっ……このまま皆と離れるのは危ない」
彼は直感でこの場は危険だと察し、どうにか仲間のもとへ行こうとするが……
直後、目の前に鬼のような勢いで砂塵を突っ切り迫る漆黒の狂戦士の姿が現れた。
「なっ!?」
流れるように漆黒の雑魔の振り払った大剣が、魔術士を無惨にも切り裂いた。
それを遠目に捉えた壁役の一人が、怒りを露にする。
「てめえぇぇぇっ!」
彼はすぐさま狂戦士へと迫ろうとするが……思うように足が動かない。
おそらく、先程の純白の人型が放った広範囲の魔法に、動きを阻害する効果があったのだろう。
「ちくしょう……まさか敵が二人いたなんて……」
そこまで言って、彼は言葉を止めた。
目に映った理解不能な光景を前に、思考が停止してしまったのだ。
ついさっき、符術士を切り裂いた漆黒の雑魔が、身体を光らせ姿を変える。
ほんの瞬きほどの時間で、漆黒の雑魔は、純白の姿へと変わった。
「な……なんだと……?」
混じりけの無い純白のローブに包まれた右腕が、驚愕に引きつるハンターへと向けられる。
そして、純白の人型から4mほど先の距離に光の塊が出来上がる。
ハンターは、それが自分を攻撃するためのものだということに遅れて気付くが……既に光の塊から放たれた、一筋のレーザーのような光がハンターを貫いた。
●後日ハンターオフィスにて
女性職員は真面目な顔をして、集まったハンター達に視線を向ける。
「先日、雑魔退治の依頼を受けたハンターの皆さんが、雑魔に敗北してしまいました。幸いにも皆さん熟練のハンターでしたので、命を落とす方はいなかったのですが……二人が重傷だそうです」
彼女は俯き、ハンターの身を案じているような憂わしげな表情を見せたが、すぐに顔を上げ職務を全うしようとする。
「皆さんには、今も野放しになっているその雑魔の討伐をお願いいたします。雑魔は当初、物理的な防御力が非常に高い戦士系の雑魔だということで、魔法を主とするハンターを中心に集まってもらいました。しかし、その雑魔が戦いの途中で姿を変え、その性質が大きく変化してしまったそうです。魔法がほとんど効かず、更に広範囲の移動不能系の魔法を放ったそうです。他にも、長距離まで届くレーザーのような魔法を放ったと報告を受けています。ここは装備と編成を片寄らせてしまったことが敗因に繋がってしまいましたね……準備さえしっかりすれば、大きな被害を受けることは無いと思います。その雑魔の場所はおおよそ見当がついて……」
そこまで言った彼女の側に、別の職員が慌ててやって来た。
そして、小声で彼女に用件を伝えている。
「……大変です! 先程入った情報で、今話した雑魔が町で暴れているようなんです。既に負傷者が何名か出てしまい、住民の避難もまだ終わっていません。出来ることなら、住民の避難が完了するまでは、広範囲に渡る激しい戦闘は控えてほしいです。無茶を言ってしまいますが、よろしくお願いします! 皆さんも大怪我を負わないように、くれぐれも気を付けてください」
リプレイ本文
1人がトラブルで来ることが出来なくなり、急遽4人で依頼にあたることとなった。
雑魔が暴れている住宅区まで来た一行は、さっそく標的の雑魔の姿を発見する。
情報通り人型で、体中が漆黒で塗り固められ、手にはこれまた真っ黒な大剣を持っていた。
雑魔は現在、建物を破壊している最中だ。
住居であったであろうその建物は、既に見る影も無い状態だった。
それを見た鞍馬 真(ka5819)は、雑魔を分析する。
「人を襲っていないところを見ると、それが目的でここへ来たわけじゃないみたいだね。たまたま通りかかったってところかな」
「そうだな。だが、いつ住民に意識が向くかは分からない」
レイア・アローネ(ka4082)のその言葉に、メンバーは神妙な顔で頷く。
そして、今度はエメラルド・シルフィユ(ka4678)が口を開く。
「見たところ、どうやら市民の避難も遅れているようだ。私は市民の避難を手伝おうと思う」
エメラルドの提案に、シルヴィア・オーウェン(ka6372)も同調した。
「私も一緒に行きます。住民の皆さんを危険には晒せません」
「そうだね。避難場所への誘導は二人に任せるよ。私とレイアがあの雑魔を引き受ける。……それでいいかな?」
「ああ、問題ない」
真の提案をレイアは快諾し、早くも武器を構える。
ひとまずは、『時間稼ぎをする側』と『避難の誘導をする側』の二手に分かれ、事にあたることになった。
●漆黒の雑魔
レイアは、これ以上の被害を広げさせないよう、素早く漆黒の雜魔へ駆け寄り斬りかかる。
『二刀流』を駆使し、相手を翻弄し斬りつける……が、そこまでのダメージがないのか、雑魔はほんの一瞬怯んだだけですぐに攻勢に出る。
そんな雑魔の様子を見て、レイアは苦り切る。
「……やはり事前の情報通り、物理的な攻撃は効果が薄いようだな」
雑魔による大剣での大振りな反撃を躱しつつ、レイアは攻撃の手を緩めない。
そこに真も加わり、雑魔とレイアの動きを見つつ、的確な攻撃を繰り出す。
二人掛かりの攻撃に、さしもの雑魔も手を焼いているのか、押し切れず苛立っているのが分かる。
それを裏付けるかのように、大剣を大きく構え力を溜める動作をした。
力任せで大剣を振り回し、敵を一掃する気なのだろう。この上なく短絡的な行動だった。
そうやって隙だらけになった雑魔に対し、チャンスとばかりにレイアは苛烈な攻撃を加える……がしかし、物理攻撃に異常な耐性のある相手には、大した効果を与えられない。
「なっ!?」
完全に無防備な所を斬り付けても全く崩れない雑魔に対し、レイアは驚きの声を上げる。
雑魔の防御力は、レイアの想定以上だった。
そんなレイアを嘲笑うかのように、渾身の力で『回転斬り』を放つ雑魔。
対象の動きを封じる程の重い一撃が襲いかかる。
深く踏み込みすぎていたレイアは、回避も叶わず回転斬りによるダメージを受けてしまう……が、思ったほどの被害は受けなかった。
気付けば、辺りの空気は一変していた。
雑魔の作り上げていた荒んだ空気が掻き消え、穏やかで優しい空気が場を包んでいる。
突然の空気の変質。その要因はすぐに分かった。
歌だ。真から発せられる穏やかで静かな歌声、そして緩やかな剣舞により場の雰囲気を塗り替えていた。
その優しい旋律が仲間を包み、マテリアルを高め、抵抗力を上昇させていたのだ。
「助かる」
レイアはそう呟くと、再び攻撃を繰り出し、真もそれに続く。
レイアは相手の攻撃を回避し、攻撃を確実に当て、雑魔を翻弄する。
一方の真は、更に大きく懐に踏み込み、大剣で攻撃がし辛い場所へと入った。
ミスをすれば手痛いダメージを受ける隣接距離。
その危険な距離を、真は恐れることなく平常心で保ち続ける。
2人の剣士の攻めに、漆黒の雑魔は攻めあぐねた。
●避難する住民
場は極めて混乱していた。
我先にと逃げ出す者は、すでにこの場に無く、ここにいるのは逃げ遅れた人達だけだ。
その誰もがどこへ向かえば良いのかさえ分からずに、あたふたとしていた。
側には避難を誘導する警備兵がいるのだが、その声は混乱の波に呑まれていく。
収拾の付かない状態の中、馬にまたがり現れたシルヴィアが、まばらに広がる住民達の真ん中の位置に止まる。
「大丈夫です。皆さん落ち着いて下さい」
狼狽する住民に向かって、シルヴィアの冷静で頼りある声が放たれた。
馬に乗っているシルヴィアの美しい姿に、住民達も自然と彼女に意識を向ける。
「皆さんは、何があっても私達が守ります! 落ち着いて、速やかに!」
シルヴィアは、住民に避難する場所と、向かうルートを簡潔に伝えていく。
その横で、エメラルドは怪我で思うように動けない住民に対し、『ヒーリングスフィア』を唱えていった。
「もう大丈夫だ」
何人かに支えられていた状態だった数名の怪我人は、1人で歩行が可能なほどに回復する。
他に怪我人がいないことを確認したエメラルドは、ひとまず一息をつく。
そこに1人の子供が、泣きながらエメラルドの元へやってきた。
「お母さんも……ひっく……向こうで怪我して動けないの」
「お母さんの場所に案内できるか?」
子供は頷く。それを見たエメラルドは、子供安心させるために頭を撫で、シルヴィアの方へ向く。
「私は怪我で取り残された住民のもとへ行く。シルヴィアは、住民の誘導を頼む」
「分かりました。ここは任せて下さい」
それぞれに手分けをして避難を手助けする2人。
そんな2人の行動は、避難の進捗に大きく影響することとなった。
●激戦
相変わらず苦戦を強いられる2人。
最初の勢いも徐々に衰え、何度か雑魔が付け入る隙を作ってしまう。
いくつか傷を負ってしまったが、それでもどうにか押さえ込むことには成功していた。
雑魔は攻撃のし辛い位置にいる真を無視し、レイアの方へ意識を向けた。
すると、それを見計らったように、真の深い一撃が雜魔に当たり、ほんの一瞬の怯みをレイアは見逃さず一閃を放つ。
雑魔は再び大剣を大きく構え、『回転斬り』の初動を見せる。
それに反応した2人は、一旦雑魔から離れた。
さすがに長い時間の攻防に、相応の傷を受け息を切らしている2人。
対して、雑魔の方は傷の一つもなく、体力もそこまで消耗していないようだった。
そんな雑魔の様子を見て、2人は苦い顔をする。
「このままでは、さすがに長くは保たないか……」
「何かで動きでも封じれば楽なんだろうけど……それも危険だからね」
純白の姿に切り替わる条件が曖昧なため、下手な事は出来ない。
今は住民の避難の完了を待つことしか出来なかった。
「体力の限界がこようと、なんとしても止める」
「ああ、もちろん」
決して消えることのない闘志を燃やしつつ、2人は再三雑魔に向かった。
それからしばらく、漆黒の雑魔とのせめぎ合いが続いたところで、唐突に状況の変化が訪れた。
光り輝く魔法が雑魔に降り注ぎ、それをまともに受けた雑魔は大きく仰け反る。
「待たせたな、2人とも。市民の避難は完了した」
声の先にはエメラルド、そしてその後ろにはシルヴィアが駆け付けていた。
更にエメラルドは、『フルリカバリー』を唱え、傷付いていた2人の傷を癒し、体勢を整える。
「エメラルドか。助かった」
「ここからはこっちの番だね」
前衛組が魔法攻撃に切り替えようとしたと同時に、魔法を放ったエメラルドへ反応し、向かおうとする漆黒の雑魔。
そんな雑魔を、レイアと真の『ソウルエッジ』で強化された斬撃が阻む。
「そう簡単に向かわせないよ」
「お前の相手は私達だ」
それからレイアは、溜めに溜めていた鬱憤をここで発散する。
身棒の腕輪により、威力と使用回数を向上させた『ソウルエッジ』による連続斬りを次々と繰り出す。
真も『二刀流』に切り替え、魔力を纏ったその技巧を存分に振るった。
エメラルドの『セイクリッドフラッシュ』が再び雑魔を捉えた時、異変は起こった。
追い詰められた漆黒の雑魔の姿が光り、徐々に色を変えていく。
そして、そこには情報通りの純白の姿に変わった雑魔が現れた。
先程までの戦士風の姿とは一転して、魔術師のような格好をしている。
いの一番に、純白の雑魔が広範囲の攻撃魔法を放つ。
レイアはそれを止めようと、雑魔に突っ込むが間に合わない。
純白の雑魔が、空へ両手を掲げた瞬間、スパークのようなものが広範囲に降り注いだ。
それは先ほど駆け付けた、エメラルドとシルヴィアへと向けられていた。
しかし、その広範囲魔法は、後ろの2人から大きく外れ、あらぬ所で展開されている。
前もって純白の雑魔の攻撃手段を知っていた真は、雑魔が純白の姿へと変わると同時に『ヤルダバオート』を発動させていた。
仲間に強固な守りを与え、敵の認識を狂わせる真の大魔法により、純白の雑魔の魔法は見事に外れてしまう。
それを好機と見たレイアは、ここぞとばかりに『二刀流』で畳みかけた。
純白の雑魔は、漆黒の時とは違い物理攻撃に耐性が無く、レイアの攻撃をことごとく食らい確かなダメージを受ける。
対し、純白の雑魔は近接用の攻撃手段を持ち合わせていなかったため反撃が出来ない。
レイアはここで勝負を決めるつもりで、怒濤の攻撃を加えていく。
真も遅れて攻撃に転じ、『二刀流』からの『アスラトゥーリ』『リバースエッジ』で雑魔を責め立てた。
さらにシルヴィアも駆け付け、『ソウルエッジ』を使い威力を向上させた剣撃を繰り出す。
5本の剣閃が、純白の雑魔を追い詰める。
たまらず逃げようとする純白の雑魔に対し、シルヴィアの『電光石火』が放たれる。
「逃がしません!」
雑魔の逃げ道を塞ぎながら、強烈な一撃を叩き込む。
そして今度は雑魔の体が光り出し、漆黒の姿に戻ろうとしたであろうところで、シルヴィアの『強撃』が炸裂し敵を転倒させた。
雑魔は既に漆黒の姿に切り替わった後だったが……転倒から立ち直ることが出来ず、もがいている。
そこに状況を察したエメラルドの三度目になる『セイクリッドフラッシュ』が放たれ、漆黒の雑魔は痛烈なダメージを受ける。
更に真、レイア、シルヴィアによる『ソウルエッジ』で魔力を帯びた斬撃の雨が降り注いだ。
そして、畳みかけられた漆黒の雑魔は、ついに跡形も無く消え去った。
●戦闘後
「私達の勝ちだな」
技を出し切ったレイアは、満足そうにそう言った。
「……今回はなかなかに大変だったね」
予想以上の苦戦に、真は疲れ切った声を出す。
「2人とも、ご苦労だったな」
エメラルドは奮戦していた2人を讃え、新たに付いた傷を癒やす。
シルヴィアはホッとした表情を浮かべながら言った。
「無事に倒せてよかったです」
「そうだね。私達が来てから、何も破壊されてないし。これは大健闘かな」
真は辺りを見渡しながらそう言った。
既に破壊された建物に関しては仕方が無いが、それ以外はほとんど被害が無かった。
それは住民の避難が早かったおかげでもあるだろう。
避難に時間が掛かっていたら、漆黒の雑魔を抑えきれなかったかもしれない。
「では、住民の方々に雑魔を倒したことを報告しましょうか」
シルヴィアの提案に、エメラルドと真が賛成する。
「避難所にも傷付いた者がいるかもしれないな」
「そうだね。負傷者の数が多いようなら、私も応急処置に回ろうかな」
一方、レイアは一頻り考えた後、口を開く。
「私は念のため、この辺りを見てから向かおう。もしかしたら、誰かが残っているかもしれないからな」
こうして、この依頼は無事解決した。
迅速で的確な避難の誘導。
雑魔の素早い討伐が、これ以上ない結果を生み出した。
雑魔が暴れている住宅区まで来た一行は、さっそく標的の雑魔の姿を発見する。
情報通り人型で、体中が漆黒で塗り固められ、手にはこれまた真っ黒な大剣を持っていた。
雑魔は現在、建物を破壊している最中だ。
住居であったであろうその建物は、既に見る影も無い状態だった。
それを見た鞍馬 真(ka5819)は、雑魔を分析する。
「人を襲っていないところを見ると、それが目的でここへ来たわけじゃないみたいだね。たまたま通りかかったってところかな」
「そうだな。だが、いつ住民に意識が向くかは分からない」
レイア・アローネ(ka4082)のその言葉に、メンバーは神妙な顔で頷く。
そして、今度はエメラルド・シルフィユ(ka4678)が口を開く。
「見たところ、どうやら市民の避難も遅れているようだ。私は市民の避難を手伝おうと思う」
エメラルドの提案に、シルヴィア・オーウェン(ka6372)も同調した。
「私も一緒に行きます。住民の皆さんを危険には晒せません」
「そうだね。避難場所への誘導は二人に任せるよ。私とレイアがあの雑魔を引き受ける。……それでいいかな?」
「ああ、問題ない」
真の提案をレイアは快諾し、早くも武器を構える。
ひとまずは、『時間稼ぎをする側』と『避難の誘導をする側』の二手に分かれ、事にあたることになった。
●漆黒の雑魔
レイアは、これ以上の被害を広げさせないよう、素早く漆黒の雜魔へ駆け寄り斬りかかる。
『二刀流』を駆使し、相手を翻弄し斬りつける……が、そこまでのダメージがないのか、雑魔はほんの一瞬怯んだだけですぐに攻勢に出る。
そんな雑魔の様子を見て、レイアは苦り切る。
「……やはり事前の情報通り、物理的な攻撃は効果が薄いようだな」
雑魔による大剣での大振りな反撃を躱しつつ、レイアは攻撃の手を緩めない。
そこに真も加わり、雑魔とレイアの動きを見つつ、的確な攻撃を繰り出す。
二人掛かりの攻撃に、さしもの雑魔も手を焼いているのか、押し切れず苛立っているのが分かる。
それを裏付けるかのように、大剣を大きく構え力を溜める動作をした。
力任せで大剣を振り回し、敵を一掃する気なのだろう。この上なく短絡的な行動だった。
そうやって隙だらけになった雑魔に対し、チャンスとばかりにレイアは苛烈な攻撃を加える……がしかし、物理攻撃に異常な耐性のある相手には、大した効果を与えられない。
「なっ!?」
完全に無防備な所を斬り付けても全く崩れない雑魔に対し、レイアは驚きの声を上げる。
雑魔の防御力は、レイアの想定以上だった。
そんなレイアを嘲笑うかのように、渾身の力で『回転斬り』を放つ雑魔。
対象の動きを封じる程の重い一撃が襲いかかる。
深く踏み込みすぎていたレイアは、回避も叶わず回転斬りによるダメージを受けてしまう……が、思ったほどの被害は受けなかった。
気付けば、辺りの空気は一変していた。
雑魔の作り上げていた荒んだ空気が掻き消え、穏やかで優しい空気が場を包んでいる。
突然の空気の変質。その要因はすぐに分かった。
歌だ。真から発せられる穏やかで静かな歌声、そして緩やかな剣舞により場の雰囲気を塗り替えていた。
その優しい旋律が仲間を包み、マテリアルを高め、抵抗力を上昇させていたのだ。
「助かる」
レイアはそう呟くと、再び攻撃を繰り出し、真もそれに続く。
レイアは相手の攻撃を回避し、攻撃を確実に当て、雑魔を翻弄する。
一方の真は、更に大きく懐に踏み込み、大剣で攻撃がし辛い場所へと入った。
ミスをすれば手痛いダメージを受ける隣接距離。
その危険な距離を、真は恐れることなく平常心で保ち続ける。
2人の剣士の攻めに、漆黒の雑魔は攻めあぐねた。
●避難する住民
場は極めて混乱していた。
我先にと逃げ出す者は、すでにこの場に無く、ここにいるのは逃げ遅れた人達だけだ。
その誰もがどこへ向かえば良いのかさえ分からずに、あたふたとしていた。
側には避難を誘導する警備兵がいるのだが、その声は混乱の波に呑まれていく。
収拾の付かない状態の中、馬にまたがり現れたシルヴィアが、まばらに広がる住民達の真ん中の位置に止まる。
「大丈夫です。皆さん落ち着いて下さい」
狼狽する住民に向かって、シルヴィアの冷静で頼りある声が放たれた。
馬に乗っているシルヴィアの美しい姿に、住民達も自然と彼女に意識を向ける。
「皆さんは、何があっても私達が守ります! 落ち着いて、速やかに!」
シルヴィアは、住民に避難する場所と、向かうルートを簡潔に伝えていく。
その横で、エメラルドは怪我で思うように動けない住民に対し、『ヒーリングスフィア』を唱えていった。
「もう大丈夫だ」
何人かに支えられていた状態だった数名の怪我人は、1人で歩行が可能なほどに回復する。
他に怪我人がいないことを確認したエメラルドは、ひとまず一息をつく。
そこに1人の子供が、泣きながらエメラルドの元へやってきた。
「お母さんも……ひっく……向こうで怪我して動けないの」
「お母さんの場所に案内できるか?」
子供は頷く。それを見たエメラルドは、子供安心させるために頭を撫で、シルヴィアの方へ向く。
「私は怪我で取り残された住民のもとへ行く。シルヴィアは、住民の誘導を頼む」
「分かりました。ここは任せて下さい」
それぞれに手分けをして避難を手助けする2人。
そんな2人の行動は、避難の進捗に大きく影響することとなった。
●激戦
相変わらず苦戦を強いられる2人。
最初の勢いも徐々に衰え、何度か雑魔が付け入る隙を作ってしまう。
いくつか傷を負ってしまったが、それでもどうにか押さえ込むことには成功していた。
雑魔は攻撃のし辛い位置にいる真を無視し、レイアの方へ意識を向けた。
すると、それを見計らったように、真の深い一撃が雜魔に当たり、ほんの一瞬の怯みをレイアは見逃さず一閃を放つ。
雑魔は再び大剣を大きく構え、『回転斬り』の初動を見せる。
それに反応した2人は、一旦雑魔から離れた。
さすがに長い時間の攻防に、相応の傷を受け息を切らしている2人。
対して、雑魔の方は傷の一つもなく、体力もそこまで消耗していないようだった。
そんな雑魔の様子を見て、2人は苦い顔をする。
「このままでは、さすがに長くは保たないか……」
「何かで動きでも封じれば楽なんだろうけど……それも危険だからね」
純白の姿に切り替わる条件が曖昧なため、下手な事は出来ない。
今は住民の避難の完了を待つことしか出来なかった。
「体力の限界がこようと、なんとしても止める」
「ああ、もちろん」
決して消えることのない闘志を燃やしつつ、2人は再三雑魔に向かった。
それからしばらく、漆黒の雑魔とのせめぎ合いが続いたところで、唐突に状況の変化が訪れた。
光り輝く魔法が雑魔に降り注ぎ、それをまともに受けた雑魔は大きく仰け反る。
「待たせたな、2人とも。市民の避難は完了した」
声の先にはエメラルド、そしてその後ろにはシルヴィアが駆け付けていた。
更にエメラルドは、『フルリカバリー』を唱え、傷付いていた2人の傷を癒し、体勢を整える。
「エメラルドか。助かった」
「ここからはこっちの番だね」
前衛組が魔法攻撃に切り替えようとしたと同時に、魔法を放ったエメラルドへ反応し、向かおうとする漆黒の雑魔。
そんな雑魔を、レイアと真の『ソウルエッジ』で強化された斬撃が阻む。
「そう簡単に向かわせないよ」
「お前の相手は私達だ」
それからレイアは、溜めに溜めていた鬱憤をここで発散する。
身棒の腕輪により、威力と使用回数を向上させた『ソウルエッジ』による連続斬りを次々と繰り出す。
真も『二刀流』に切り替え、魔力を纏ったその技巧を存分に振るった。
エメラルドの『セイクリッドフラッシュ』が再び雑魔を捉えた時、異変は起こった。
追い詰められた漆黒の雑魔の姿が光り、徐々に色を変えていく。
そして、そこには情報通りの純白の姿に変わった雑魔が現れた。
先程までの戦士風の姿とは一転して、魔術師のような格好をしている。
いの一番に、純白の雑魔が広範囲の攻撃魔法を放つ。
レイアはそれを止めようと、雑魔に突っ込むが間に合わない。
純白の雑魔が、空へ両手を掲げた瞬間、スパークのようなものが広範囲に降り注いだ。
それは先ほど駆け付けた、エメラルドとシルヴィアへと向けられていた。
しかし、その広範囲魔法は、後ろの2人から大きく外れ、あらぬ所で展開されている。
前もって純白の雑魔の攻撃手段を知っていた真は、雑魔が純白の姿へと変わると同時に『ヤルダバオート』を発動させていた。
仲間に強固な守りを与え、敵の認識を狂わせる真の大魔法により、純白の雑魔の魔法は見事に外れてしまう。
それを好機と見たレイアは、ここぞとばかりに『二刀流』で畳みかけた。
純白の雑魔は、漆黒の時とは違い物理攻撃に耐性が無く、レイアの攻撃をことごとく食らい確かなダメージを受ける。
対し、純白の雑魔は近接用の攻撃手段を持ち合わせていなかったため反撃が出来ない。
レイアはここで勝負を決めるつもりで、怒濤の攻撃を加えていく。
真も遅れて攻撃に転じ、『二刀流』からの『アスラトゥーリ』『リバースエッジ』で雑魔を責め立てた。
さらにシルヴィアも駆け付け、『ソウルエッジ』を使い威力を向上させた剣撃を繰り出す。
5本の剣閃が、純白の雑魔を追い詰める。
たまらず逃げようとする純白の雑魔に対し、シルヴィアの『電光石火』が放たれる。
「逃がしません!」
雑魔の逃げ道を塞ぎながら、強烈な一撃を叩き込む。
そして今度は雑魔の体が光り出し、漆黒の姿に戻ろうとしたであろうところで、シルヴィアの『強撃』が炸裂し敵を転倒させた。
雑魔は既に漆黒の姿に切り替わった後だったが……転倒から立ち直ることが出来ず、もがいている。
そこに状況を察したエメラルドの三度目になる『セイクリッドフラッシュ』が放たれ、漆黒の雑魔は痛烈なダメージを受ける。
更に真、レイア、シルヴィアによる『ソウルエッジ』で魔力を帯びた斬撃の雨が降り注いだ。
そして、畳みかけられた漆黒の雑魔は、ついに跡形も無く消え去った。
●戦闘後
「私達の勝ちだな」
技を出し切ったレイアは、満足そうにそう言った。
「……今回はなかなかに大変だったね」
予想以上の苦戦に、真は疲れ切った声を出す。
「2人とも、ご苦労だったな」
エメラルドは奮戦していた2人を讃え、新たに付いた傷を癒やす。
シルヴィアはホッとした表情を浮かべながら言った。
「無事に倒せてよかったです」
「そうだね。私達が来てから、何も破壊されてないし。これは大健闘かな」
真は辺りを見渡しながらそう言った。
既に破壊された建物に関しては仕方が無いが、それ以外はほとんど被害が無かった。
それは住民の避難が早かったおかげでもあるだろう。
避難に時間が掛かっていたら、漆黒の雑魔を抑えきれなかったかもしれない。
「では、住民の方々に雑魔を倒したことを報告しましょうか」
シルヴィアの提案に、エメラルドと真が賛成する。
「避難所にも傷付いた者がいるかもしれないな」
「そうだね。負傷者の数が多いようなら、私も応急処置に回ろうかな」
一方、レイアは一頻り考えた後、口を開く。
「私は念のため、この辺りを見てから向かおう。もしかしたら、誰かが残っているかもしれないからな」
こうして、この依頼は無事解決した。
迅速で的確な避難の誘導。
雑魔の素早い討伐が、これ以上ない結果を生み出した。
依頼結果
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面白かった! | 7人 |
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雑魔討伐 レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/09/14 18:48:57 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/14 15:43:57 |