ゲスト
(ka0000)
【血断】パルムと世界と植林を
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 3~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2019/02/25 15:00
- 完成日
- 2019/03/08 08:01
このシナリオは3日間納期が延長されています。
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●できること
南雲 芙蓉は世界を守るためにできることをしたかった。何ができるか、どうするか、考える。
ハンターオフィスで結界強化のための神霊樹の分樹を植える依頼を見つめていた。
「守る、守られる……私も手伝えることがあれば手伝いたいです」
神霊樹の分樹を抱えたパルムは芙蓉を見上げる。
「きゅ」
芙蓉はよくわからないが、パルムは何か言った。パルムは小さいし、戦えるようには見えない。そもそも、これまでもパルムが戦っているのを見ていない。
「戦えないとありました……それでも、行くんですね」
「きゅ」
パルムはこくりとうなずいた。
「怖くないですか?」
「きゅ? きゅきゅきゅ、きゅーきゅ」
何か身振り手振りで語ってくれた。
その様子から、怖いかもしれないけど、必要だからするし、ハンターいるから大丈夫、みたいなことを読み取った。
「そうですね……」
怖いのは当たり前だった。
戦えないならなおさらだろう。
「守る、ことはできます……」
芙蓉は自分ができることを考える。パルムを運んであげればいいし、守ってあげればいいのだ。ハンターたちのように縦横無尽に戦えるかと言われると自信はないが、パルムを守るという一点であればどうにかできそうな気がする。
盾があればそこの陰になって進めばいい。パルムの足で進むより、芙蓉の足で進むほうが早いに違いないし。
「きゅ」
パルムは喜ぶようなしぐさをする。
「もちろん、ハンターの皆さんが同行を許してくれればですが……」
足を引っ張るからダメと言われる可能性を想像した。
植樹のために出発するパルムは芙蓉を見上げる。
「きゅ」
パルムは首を横に振った。芙蓉の指を握り「一緒に行こう」と言っているようだった。
「私があなたを守ります。世界のために」
「きゅ!」
パルムは嬉しそうに声をあげた。
そして、結界のほころびが見つかったということで出発する。
●ほころび
村の外れで子どもたちは遊んでいた。村の大人は遊んではいけないと言わなかったからだ。
のっぱらがあり、大きな木が生えている。その木に登ったり、ロープをかけてブランコにしてみたりと遊ぶ。
遊んではいけないときは大人たちは注意する。森に雑魔が出たとか、危険な獣がでたとかということがあると遊んだら駄目なのだ。
今日は何もないはずだった。
子どもたちは風が吹いたため、一瞬目をつぶった。
ぞっとする気配を感じた。木の側に巨大な虫が四体いる。虫はカチカチと歯を鳴らしたのか音をたて、羽を動かした。それぞれまとまりのある行動はしていない。ただ、それらにとって共通そうなのは子どもを見ていることだろう。
子どもたちは怖いと感じ、逃げようとした。
心臓を鷲掴みにするような、脳を揺さぶるような音が響いた。
子どもたちは目を見開き、その虫を見た。
――怖い、こわい、恐い、コワイ……た、ス……けて――。
「きゃあああああああああああああああああ」
「うわあああああああああああああああああ」
子らの悲鳴は響き渡る。その悲鳴は枯れる、悲鳴は笑いに変わる、悲鳴は苦鳴に変わる――。
黒い風は村の中でも吹いた。風に色はないはずなのに、誰もが暗い色を思い浮かべるものだった。風が吹いた瞬間、恐怖したのだ。
変な音が響いた。子どもたちが遊んでいる方角から。
変な音は人々の胸に不安を植え付けた。
大人たちが気づいたときには、遅かった。
子どもたちの様子を見に行かないといけないのに、誰一人動けなかった。足がすくみ、自宅に駆け込むことすらできない。その場でうずくまる、かろうじて壁に隠れるそんなことしかできなかった。
神霊樹の分樹を持ったパルムを持った芙蓉とハンターはそこに到着したのだった。ハンターたちは自分たちが何をしに来たか説明をする。
突然の来訪者に村人は驚いたが、恐怖から脱した。来訪者がハンターとわかりより一層安堵している。
「何かよくわからないけれど、子どもたちが、あっちにいるの!」
村人たちは数分前に遭った状況を語り、助けを求めた。
そこに結界のゆがみが生じていることは、誰も知らない――。
南雲 芙蓉は世界を守るためにできることをしたかった。何ができるか、どうするか、考える。
ハンターオフィスで結界強化のための神霊樹の分樹を植える依頼を見つめていた。
「守る、守られる……私も手伝えることがあれば手伝いたいです」
神霊樹の分樹を抱えたパルムは芙蓉を見上げる。
「きゅ」
芙蓉はよくわからないが、パルムは何か言った。パルムは小さいし、戦えるようには見えない。そもそも、これまでもパルムが戦っているのを見ていない。
「戦えないとありました……それでも、行くんですね」
「きゅ」
パルムはこくりとうなずいた。
「怖くないですか?」
「きゅ? きゅきゅきゅ、きゅーきゅ」
何か身振り手振りで語ってくれた。
その様子から、怖いかもしれないけど、必要だからするし、ハンターいるから大丈夫、みたいなことを読み取った。
「そうですね……」
怖いのは当たり前だった。
戦えないならなおさらだろう。
「守る、ことはできます……」
芙蓉は自分ができることを考える。パルムを運んであげればいいし、守ってあげればいいのだ。ハンターたちのように縦横無尽に戦えるかと言われると自信はないが、パルムを守るという一点であればどうにかできそうな気がする。
盾があればそこの陰になって進めばいい。パルムの足で進むより、芙蓉の足で進むほうが早いに違いないし。
「きゅ」
パルムは喜ぶようなしぐさをする。
「もちろん、ハンターの皆さんが同行を許してくれればですが……」
足を引っ張るからダメと言われる可能性を想像した。
植樹のために出発するパルムは芙蓉を見上げる。
「きゅ」
パルムは首を横に振った。芙蓉の指を握り「一緒に行こう」と言っているようだった。
「私があなたを守ります。世界のために」
「きゅ!」
パルムは嬉しそうに声をあげた。
そして、結界のほころびが見つかったということで出発する。
●ほころび
村の外れで子どもたちは遊んでいた。村の大人は遊んではいけないと言わなかったからだ。
のっぱらがあり、大きな木が生えている。その木に登ったり、ロープをかけてブランコにしてみたりと遊ぶ。
遊んではいけないときは大人たちは注意する。森に雑魔が出たとか、危険な獣がでたとかということがあると遊んだら駄目なのだ。
今日は何もないはずだった。
子どもたちは風が吹いたため、一瞬目をつぶった。
ぞっとする気配を感じた。木の側に巨大な虫が四体いる。虫はカチカチと歯を鳴らしたのか音をたて、羽を動かした。それぞれまとまりのある行動はしていない。ただ、それらにとって共通そうなのは子どもを見ていることだろう。
子どもたちは怖いと感じ、逃げようとした。
心臓を鷲掴みにするような、脳を揺さぶるような音が響いた。
子どもたちは目を見開き、その虫を見た。
――怖い、こわい、恐い、コワイ……た、ス……けて――。
「きゃあああああああああああああああああ」
「うわあああああああああああああああああ」
子らの悲鳴は響き渡る。その悲鳴は枯れる、悲鳴は笑いに変わる、悲鳴は苦鳴に変わる――。
黒い風は村の中でも吹いた。風に色はないはずなのに、誰もが暗い色を思い浮かべるものだった。風が吹いた瞬間、恐怖したのだ。
変な音が響いた。子どもたちが遊んでいる方角から。
変な音は人々の胸に不安を植え付けた。
大人たちが気づいたときには、遅かった。
子どもたちの様子を見に行かないといけないのに、誰一人動けなかった。足がすくみ、自宅に駆け込むことすらできない。その場でうずくまる、かろうじて壁に隠れるそんなことしかできなかった。
神霊樹の分樹を持ったパルムを持った芙蓉とハンターはそこに到着したのだった。ハンターたちは自分たちが何をしに来たか説明をする。
突然の来訪者に村人は驚いたが、恐怖から脱した。来訪者がハンターとわかりより一層安堵している。
「何かよくわからないけれど、子どもたちが、あっちにいるの!」
村人たちは数分前に遭った状況を語り、助けを求めた。
そこに結界のゆがみが生じていることは、誰も知らない――。
リプレイ本文
●急行
ツィスカ・V・アルトホーフェン(ka5835)は南雲 芙蓉とパルムのことが気になる。
「南雲さん、といいましたね。あなたとそのパルムたちは恐怖を前にしてもなすべきことをなそうとしている……その意志を示したからには、それができるように支えるのが私の務め……」
成就を期待している、と自分の決意を告げるようにつぶやく。ただし、まずは子どもたちを助ける必要がある。
マリィア・バルデス(ka5848)は嫌な気配から怯える村人たちのために、急いで現場に向かおうと考えた。そこに子供がいるならばなおさらだ。
「子供たちは何人かしら。それだけでも教えてもらえる?」
七人いるという答えだった。
「南雲さん、悪いけどパルムの護衛はお願いしてよいかしら。私たちは子どもたちの救助に行くから」
苗木を持っているパルムを持った芙蓉は「はい」と答えた。マリィアはそれを聞くと同時に魔導バイクを発車できるようにした。
ソナ(ka1352)はふと考えた。
「もし、ほころびがあるならば、早く植樹したほうがいいのでしょうか?」
パルムはわからない様子だ。
「馬で、私の後ろに乗りますか? それと……パルムさん、私のFiosも一緒にいきます」
ソナは自分のパルムをパルムの側に置いた。
Gacrux(ka2726)はパルムを指で突く。
「ちんまいのが世界のために命懸けで頑張っているのだから、何もしないわけにはいかないでしょう」
現場に向かうとGacruxはいう。
レイア・アローネ(ka4082)はパルムをじっと見ていた。頑張る姿が可愛さに拍車をかけている。しかし、それどころではないため表情を引き締める。
「パルムは気になるが、今は子どもたちの安全が優先だ!」
現場に向かうにはスキルを生かすことを考える。
百鬼 一夏(ka7308)はうなずく。
「最優先は子どもの命です。通信機で連絡を取れるようにしておきます!」
ハンターたちは子どもたちの状況を確認するために急いだのだった。
●子どもたち
村人が感じた不安が気のせいでは済まされないとハンターたちは推測していた。何か原因があった上、その方向に子どもが遊びに行っているとなれば不安が生じて当たり前だ。ハンターたちも何よりも急ぐべきと考えていた。ほころびがあることも漠然と確信していた。
マリィアは魔導バイクで丘を一気に上がる。
中腹から頂上にかけて子どもはいた。様子がおかしいし、頂上付近には大きい虫のような存在がいる。
「子どもたちはいる。様子は明らかにおかしい。敵をすぐに殲滅する」
マリィアは淡々と連絡を入れ、行動に移った。
レイアとGacruxは情報からそれぞれの行動をとる。
「子どもたちの保護を優先する」
「そちらに任せます。こちらは敵の意識を引き付けます」
「頼む」
丘の登り口で徐々に離れる。敵の位置、子どもの位置を考えて互いに行動しないとならない。
(それにしても、嫌な戦いだな)
Gacruxは歪虚に対し思うところがあり、複雑な心境に襲われる。世界も命も守るべきものだが、歪虚に対してもいろいろ考えることが増えていた。
ツィスカと一夏は鎧や箒の力を借りて、空から頂上を目指した。進行方向にいる子どもたちや敵位置は見える。
「子どもたちは隠れている……わけではないのですね……」
ツィスカが見る限り、灌木などの茂みの外に子どもはいる。子どもは泣き笑い、恐怖に満ちた顔で、虫のようなVOIDを注視している。ツィスカは敵と子らの位置が近いか、敵が手出ししようとしているかという点を分析し、行動を決める。
「高木まで一直線です!」
一夏は迷うことなく飛ぶ。敵がいるのは頂上であり、それならばそこに引き付け倒すことは重要だと考える。必要ならば子どもを敵から引き離すことも必要だと考えていた。
ソナは芙蓉とパルムと急ぐ。仲間からの連絡で子どもたちはほぼ丘にいるらしいと分かる。しかし、それが捜す必要のある子どもすべてかは現状では不明である。
急ぎつつも、周囲を意識する。
「途中にいないみたいですね」
丘に到着すると、戦いの火ぶたが切って落とされようとしていた。
マリィアは子どもがいることも考え攻撃方法を選び【リトリビューション】を放つ。
「子どもたちの様子がおかしいのは、敵の影響のはず。私には解除できないからすぐに討伐しないとならない」
雑魔ならすぐに倒れるはずだと考えていたが、敵は簡単に倒れないし、回避すらする。
ツィスカは【制圧射撃】を行う。
「少しでも足止めをする必要がありますね」
子どもとの距離が近いため、動きを止める必要もある。
一夏は高木近くに飛び降りるように下りた。
「ヒーロー登場シーンは派手で出ないといけませんから! やられたい奴からかかって来なさい!」
元気よく挑発しつつ、【ワンダーフラッシュ】を放った。マテリアルによる幻影の光がはじける。
VOIDたちは攻撃をされたため、反撃に出る。
一体は羽を小刻みに震わせ、音をたてる。その音は耳に入った瞬間、脳が揺さぶられたかのような感覚があった。
一夏は膝をついた。気持ちが悪いだけでなく、恐怖の対象のそれを見ていないと気が済まないという感覚があった。見ていないと何をするかわからない敵であるし、それは見ていても気持ちいい感じがしない相手だ。
「う、うう」
「一夏さん!?」
ツィスカは気持ちが悪かったが、抵抗しきる。一夏の様子を心配した。
「これをこの子らが受けたってこと?」
マリィアは抵抗できたが、歪虚に対抗する手段がないに等しい子どもたちがこれをダイレクトに受けたと想像できた。
頂上付近でハンターにかばわれるようにいる子は再度影響を受けた。
まずは子を引き離さないとならない。
「……うっ……大丈夫です。その子を連れております」
一夏は何とか持ち直し、ふらつく足であったが、子を抱き抱え、急いで下りて行った。
この瞬間、足止めと攻撃を兼ねたマリィアの【ハウンドバレット】とツィスカの【デルタレイ】が放たれた。
「この敵は固いですね……」
ツィシカは機導術が阻まれている感覚を見てとった。適宜、魔導銃と機導術を切り替えて行動する必要があると確信する。
Gacruxは仲間がいる反対側に回り込む。できるだけ注意深く状況をうかがい、子どもがいないことを見てとる。
「子どもたちの様子からすると、何か敵のスキルがあるのかもしれない」
負のマテリアルにさらされば体調は崩すし死にも至ることはあるが、短時間でこの状況を引き起こすほどこの辺りに負のマテリアルは漂っていない感覚がある。そのため、敵のスキルと考えることが妥当だった。そのため、抵抗手段も考えながら、まずは敵の目を引き付けようとする。
槍の柄で盾をたたき、【ソウルトーチ】を放つ。音またはマテリアルの放出のいずれかで敵は気付くだろうと考えた。
VOID二体がGacruxを意識し始めた。
Gacruxは【闘心昂揚】を用い、心身を高める。
「邪神の眷属ですか?」
Gacruxはシェオル型の場合を想定し問うた。シェオル型の持つ憎しみの原因が気になっていた。
しかし、話しかけられてもそれらは意に介さない様子だ。歯をカチカチならすような音をさせ、Gacruxに向かってきた。
「体当たり、ならばかわすだけです」
意思疎通ができない相手だということで、問いかけることはあきらめた。世界と命を守ることに専念する。
レイアは通り道にいた子の側に寄る。
「大丈夫か?」
レイアは視線を合わせて笑顔で問う。しかし、子の目は一点を見て、ひきつった泣き笑いかつ恐怖に満ちた表情をしている。
「なんだと!?」
他の子どもも恐怖のために行動がとれていないのか、精神に深く影響を受けている可能性がある。
「急がないと」
この子を抱え、見える範囲にいる子の元に急ぐ。その子を抱えると、丘の下の方にいるソナたちのところに急いだ。
芙蓉はパルムを抱えて「どこに木を植えるのか」と問う。
パルムは「あのへん」と指さす。高木でも芙蓉がいる場所からすると裏側だ。
「今すぐ行きますか」
パルムは「様子見る」というようなしぐさをした。
レイアと一夏は子をソナに預けるとすぐさま別の子らを助けるべく戻ろうとした。
「待ってください、一夏さん! 敵の攻撃の影響ですよね、その足で戻るのは……」
「大丈夫、こんな敵なんていちころですよー」
元気よく一夏は言った。
「嘘じゃないですよ。頭がふらついたのはホントですけど、ここまで来る間にずいぶん楽になったし……今、敵を引き付けてくれている人たちがいるんですし、その間を縫って、子どもたちを連れてくることはできます。私がヒーローを名乗るのは力不足かもしれません。でも、先輩のようなヒーローになるって決めたんです。この人が来てくれた、だから、大丈夫、私の背中にそう感じてもらえるようなヒーローになります」
一夏は最後の方は自分に言い聞かせるように言う。
ソナは一夏がしゃべっている間に、気力が戻ったのを見て「魔法は必要な時は言ってください」と送り出した。
レイアが蒼白だった理由は子どもたちを見るとよくわかる。ソナは【ゴッドブレス】を使う。癒された二人の子はきょとんとした表情が生まれ、元気な声で泣き出した。
頂上にいた子は恐怖の表情をやわらげ、意識を失った。ソナは必要なのは負のマテリアルの浄化なのか、生命力を支える役割か判断を迫られる。
汚染が激しいならば、丘の上の草木は即刻枯れるなりしているだろう。
子に【リザレクション】を掛けた。顔色が良くなり、うっすらと目があいた。
「どこか痛いところはありませんか?」
子は首を振るとほっとした様子で、他の子がしがみつくままになっていた。
(まだ、終わっていないです)
ソナは子らをこのままにできないため、かばうように立ち、敵の殲滅かレイアと一夏を待つ。
●村へ
子どもが離れることで、マリィアとツィスカ、Gacruxは安堵につながる。油断になることはなく、気にすることが減り、殲滅に対して攻撃手段を択ばなくていいことにつながる。
しかし、奇妙な音の効果範囲は明確ではない。
「移動させず、ここで討伐するだけ」
マリィアはリロードをした後、ハウンドバレットで敵を撃つ。
距離や回避状況を考え、ツィスカは機導術を放つ。こちらに注意を向けることにもつながるし、少しずつでもダメージの蓄積につながる。
「弱っている……ふうには見えますが」
敵の様子を注意深く観察する。
Gacruxはソウルトーチが切れないように使いつつ、【渾身撃】を放つ。
「よそ見をしている場合ですか」
挑発であり、意識をよりこちらに向ける手段。
VOIDたちは高木そばにいる三人に向かう状況で戦闘は推移する。体当たりまたは奇妙な音による攻撃があってもそれ以上はない。
レイアと一夏は子どもたちを何とか丘の下におろした。
「これで最後だな」
レイアは数えた。
「あとは敵を倒すだけですね!」
一夏はこぶしを握った。
二人は丘に向かう、加勢するために。
ソナは祈った、子らの精神が安らぐように。ゴッドブレスでそれぞれ回復はした。ソナはほっとして、敵の討伐に向かおうとしたが、子どもたちが自分を囲むようにいるために躊躇した。
子どもたちが不安と戦いながらここにおり、ソナを頼っているとわかるからだ。
「守らないといけないですね」
ソナの言葉に芙蓉がうなずいた。
VOIDたちは弱っていたところに、レイアと一夏が加わった。
いつか倒される状況が、今、倒される状況に変わり、塵となって消えた。
「みんな大丈夫だった? 怪我した子はいない?」
マリィアは急いで子どもたちのところに行く。子どもたちは首を縦に振る。
「皆いるのね?」
念のために問う。村の大人が慌てていない子がいることを気づいていなかったかもしれない。一緒に遊んでいた子らの方が詳しいだろう。全員いると返答があった。
「良かった……送り届けてくるわね」
「それも必要です。植樹はどうしますか? 芙蓉とパルムの判断によりますが」
マリィアの言葉からGacruxが尋ねる。
「何かあっても私はパルムを守りますし、今ならば二手に分かれてもよいと思いますが……皆さんの意見はどうなのでしょうか?」
芙蓉の言葉に異論は出ない。子どもたちを村人が心配しているのも考慮する必要がある。
「では、送り届けてきます」
Gacruxはマリィアの側にいる子どもたちと合流する。
「じゃ、出発です!」
一夏は元気よく言うと子どもたちは釣られるように返事をした。
「何かあったら連絡してくださいね」
一夏は丘に残る者に声をかけてから子どもたちと立ち去った。
●植樹
パルムをじっと見るレイア。芙蓉の肩の反対側に逃げるパルム。
「た、頼む……ちょっと私のも抱かせてくれ」
「えっ!?」
「きゅ!?」
芙蓉とパルムがレイアの言葉に反応をし、移動してソナを盾にした。
「ほころびの影響や負のマテリアルが強い状況でしたら、【ピュリフィケーション】で浄化しますが……どうしますか?」
ソナはパルムに問う。神霊樹の植樹はパルムにしかできない。
「きゅ」
こくんとうなずくが、答えがわかりづらい。
「様子見るしかないですね……」
ツィスカはやり取りを見て判断した。
この辺りで下せというパルムに従い、芙蓉が木の向こう側におろした。彼女はそのまま盾を持ち何かあれば身を挺してパルムを守るつもりの様子を見せる。
可愛いパルムのため、何かあったときのためにレイアは気を引き締める。何かあったらパルムどころではなくなる。
パルムはソナを見て「きゅ」と鳴いた。そのあと、苗木のような物を地面に埋め、両手を上げるようなしぐさをした。どーんと木が成長するよ、という力強いパルムのしぐさ。
しかし、そのようなものは見えない。
「でも、何か存在を感じるような……空気が変わったのでしょうか?」
ツィスカは巨木があるような気になったけれど、あくまでパルムのしぐさの補完でしかない。一方で、埋められたことにより、変化はあるはずだ。
そして、芙蓉とパルムは助けを得つつもやるべきことをこなせた。ツィスカが見ると、緊張の中に安堵が生じているようだった。
「ここは埋められた、ということですね?」
ソナの確認にパルムはうなずいた。
マテリアルの変調は収まったのか、吹く風が心地よく感じられた。
ツィスカ・V・アルトホーフェン(ka5835)は南雲 芙蓉とパルムのことが気になる。
「南雲さん、といいましたね。あなたとそのパルムたちは恐怖を前にしてもなすべきことをなそうとしている……その意志を示したからには、それができるように支えるのが私の務め……」
成就を期待している、と自分の決意を告げるようにつぶやく。ただし、まずは子どもたちを助ける必要がある。
マリィア・バルデス(ka5848)は嫌な気配から怯える村人たちのために、急いで現場に向かおうと考えた。そこに子供がいるならばなおさらだ。
「子供たちは何人かしら。それだけでも教えてもらえる?」
七人いるという答えだった。
「南雲さん、悪いけどパルムの護衛はお願いしてよいかしら。私たちは子どもたちの救助に行くから」
苗木を持っているパルムを持った芙蓉は「はい」と答えた。マリィアはそれを聞くと同時に魔導バイクを発車できるようにした。
ソナ(ka1352)はふと考えた。
「もし、ほころびがあるならば、早く植樹したほうがいいのでしょうか?」
パルムはわからない様子だ。
「馬で、私の後ろに乗りますか? それと……パルムさん、私のFiosも一緒にいきます」
ソナは自分のパルムをパルムの側に置いた。
Gacrux(ka2726)はパルムを指で突く。
「ちんまいのが世界のために命懸けで頑張っているのだから、何もしないわけにはいかないでしょう」
現場に向かうとGacruxはいう。
レイア・アローネ(ka4082)はパルムをじっと見ていた。頑張る姿が可愛さに拍車をかけている。しかし、それどころではないため表情を引き締める。
「パルムは気になるが、今は子どもたちの安全が優先だ!」
現場に向かうにはスキルを生かすことを考える。
百鬼 一夏(ka7308)はうなずく。
「最優先は子どもの命です。通信機で連絡を取れるようにしておきます!」
ハンターたちは子どもたちの状況を確認するために急いだのだった。
●子どもたち
村人が感じた不安が気のせいでは済まされないとハンターたちは推測していた。何か原因があった上、その方向に子どもが遊びに行っているとなれば不安が生じて当たり前だ。ハンターたちも何よりも急ぐべきと考えていた。ほころびがあることも漠然と確信していた。
マリィアは魔導バイクで丘を一気に上がる。
中腹から頂上にかけて子どもはいた。様子がおかしいし、頂上付近には大きい虫のような存在がいる。
「子どもたちはいる。様子は明らかにおかしい。敵をすぐに殲滅する」
マリィアは淡々と連絡を入れ、行動に移った。
レイアとGacruxは情報からそれぞれの行動をとる。
「子どもたちの保護を優先する」
「そちらに任せます。こちらは敵の意識を引き付けます」
「頼む」
丘の登り口で徐々に離れる。敵の位置、子どもの位置を考えて互いに行動しないとならない。
(それにしても、嫌な戦いだな)
Gacruxは歪虚に対し思うところがあり、複雑な心境に襲われる。世界も命も守るべきものだが、歪虚に対してもいろいろ考えることが増えていた。
ツィスカと一夏は鎧や箒の力を借りて、空から頂上を目指した。進行方向にいる子どもたちや敵位置は見える。
「子どもたちは隠れている……わけではないのですね……」
ツィスカが見る限り、灌木などの茂みの外に子どもはいる。子どもは泣き笑い、恐怖に満ちた顔で、虫のようなVOIDを注視している。ツィスカは敵と子らの位置が近いか、敵が手出ししようとしているかという点を分析し、行動を決める。
「高木まで一直線です!」
一夏は迷うことなく飛ぶ。敵がいるのは頂上であり、それならばそこに引き付け倒すことは重要だと考える。必要ならば子どもを敵から引き離すことも必要だと考えていた。
ソナは芙蓉とパルムと急ぐ。仲間からの連絡で子どもたちはほぼ丘にいるらしいと分かる。しかし、それが捜す必要のある子どもすべてかは現状では不明である。
急ぎつつも、周囲を意識する。
「途中にいないみたいですね」
丘に到着すると、戦いの火ぶたが切って落とされようとしていた。
マリィアは子どもがいることも考え攻撃方法を選び【リトリビューション】を放つ。
「子どもたちの様子がおかしいのは、敵の影響のはず。私には解除できないからすぐに討伐しないとならない」
雑魔ならすぐに倒れるはずだと考えていたが、敵は簡単に倒れないし、回避すらする。
ツィスカは【制圧射撃】を行う。
「少しでも足止めをする必要がありますね」
子どもとの距離が近いため、動きを止める必要もある。
一夏は高木近くに飛び降りるように下りた。
「ヒーロー登場シーンは派手で出ないといけませんから! やられたい奴からかかって来なさい!」
元気よく挑発しつつ、【ワンダーフラッシュ】を放った。マテリアルによる幻影の光がはじける。
VOIDたちは攻撃をされたため、反撃に出る。
一体は羽を小刻みに震わせ、音をたてる。その音は耳に入った瞬間、脳が揺さぶられたかのような感覚があった。
一夏は膝をついた。気持ちが悪いだけでなく、恐怖の対象のそれを見ていないと気が済まないという感覚があった。見ていないと何をするかわからない敵であるし、それは見ていても気持ちいい感じがしない相手だ。
「う、うう」
「一夏さん!?」
ツィスカは気持ちが悪かったが、抵抗しきる。一夏の様子を心配した。
「これをこの子らが受けたってこと?」
マリィアは抵抗できたが、歪虚に対抗する手段がないに等しい子どもたちがこれをダイレクトに受けたと想像できた。
頂上付近でハンターにかばわれるようにいる子は再度影響を受けた。
まずは子を引き離さないとならない。
「……うっ……大丈夫です。その子を連れております」
一夏は何とか持ち直し、ふらつく足であったが、子を抱き抱え、急いで下りて行った。
この瞬間、足止めと攻撃を兼ねたマリィアの【ハウンドバレット】とツィスカの【デルタレイ】が放たれた。
「この敵は固いですね……」
ツィシカは機導術が阻まれている感覚を見てとった。適宜、魔導銃と機導術を切り替えて行動する必要があると確信する。
Gacruxは仲間がいる反対側に回り込む。できるだけ注意深く状況をうかがい、子どもがいないことを見てとる。
「子どもたちの様子からすると、何か敵のスキルがあるのかもしれない」
負のマテリアルにさらされば体調は崩すし死にも至ることはあるが、短時間でこの状況を引き起こすほどこの辺りに負のマテリアルは漂っていない感覚がある。そのため、敵のスキルと考えることが妥当だった。そのため、抵抗手段も考えながら、まずは敵の目を引き付けようとする。
槍の柄で盾をたたき、【ソウルトーチ】を放つ。音またはマテリアルの放出のいずれかで敵は気付くだろうと考えた。
VOID二体がGacruxを意識し始めた。
Gacruxは【闘心昂揚】を用い、心身を高める。
「邪神の眷属ですか?」
Gacruxはシェオル型の場合を想定し問うた。シェオル型の持つ憎しみの原因が気になっていた。
しかし、話しかけられてもそれらは意に介さない様子だ。歯をカチカチならすような音をさせ、Gacruxに向かってきた。
「体当たり、ならばかわすだけです」
意思疎通ができない相手だということで、問いかけることはあきらめた。世界と命を守ることに専念する。
レイアは通り道にいた子の側に寄る。
「大丈夫か?」
レイアは視線を合わせて笑顔で問う。しかし、子の目は一点を見て、ひきつった泣き笑いかつ恐怖に満ちた表情をしている。
「なんだと!?」
他の子どもも恐怖のために行動がとれていないのか、精神に深く影響を受けている可能性がある。
「急がないと」
この子を抱え、見える範囲にいる子の元に急ぐ。その子を抱えると、丘の下の方にいるソナたちのところに急いだ。
芙蓉はパルムを抱えて「どこに木を植えるのか」と問う。
パルムは「あのへん」と指さす。高木でも芙蓉がいる場所からすると裏側だ。
「今すぐ行きますか」
パルムは「様子見る」というようなしぐさをした。
レイアと一夏は子をソナに預けるとすぐさま別の子らを助けるべく戻ろうとした。
「待ってください、一夏さん! 敵の攻撃の影響ですよね、その足で戻るのは……」
「大丈夫、こんな敵なんていちころですよー」
元気よく一夏は言った。
「嘘じゃないですよ。頭がふらついたのはホントですけど、ここまで来る間にずいぶん楽になったし……今、敵を引き付けてくれている人たちがいるんですし、その間を縫って、子どもたちを連れてくることはできます。私がヒーローを名乗るのは力不足かもしれません。でも、先輩のようなヒーローになるって決めたんです。この人が来てくれた、だから、大丈夫、私の背中にそう感じてもらえるようなヒーローになります」
一夏は最後の方は自分に言い聞かせるように言う。
ソナは一夏がしゃべっている間に、気力が戻ったのを見て「魔法は必要な時は言ってください」と送り出した。
レイアが蒼白だった理由は子どもたちを見るとよくわかる。ソナは【ゴッドブレス】を使う。癒された二人の子はきょとんとした表情が生まれ、元気な声で泣き出した。
頂上にいた子は恐怖の表情をやわらげ、意識を失った。ソナは必要なのは負のマテリアルの浄化なのか、生命力を支える役割か判断を迫られる。
汚染が激しいならば、丘の上の草木は即刻枯れるなりしているだろう。
子に【リザレクション】を掛けた。顔色が良くなり、うっすらと目があいた。
「どこか痛いところはありませんか?」
子は首を振るとほっとした様子で、他の子がしがみつくままになっていた。
(まだ、終わっていないです)
ソナは子らをこのままにできないため、かばうように立ち、敵の殲滅かレイアと一夏を待つ。
●村へ
子どもが離れることで、マリィアとツィスカ、Gacruxは安堵につながる。油断になることはなく、気にすることが減り、殲滅に対して攻撃手段を択ばなくていいことにつながる。
しかし、奇妙な音の効果範囲は明確ではない。
「移動させず、ここで討伐するだけ」
マリィアはリロードをした後、ハウンドバレットで敵を撃つ。
距離や回避状況を考え、ツィスカは機導術を放つ。こちらに注意を向けることにもつながるし、少しずつでもダメージの蓄積につながる。
「弱っている……ふうには見えますが」
敵の様子を注意深く観察する。
Gacruxはソウルトーチが切れないように使いつつ、【渾身撃】を放つ。
「よそ見をしている場合ですか」
挑発であり、意識をよりこちらに向ける手段。
VOIDたちは高木そばにいる三人に向かう状況で戦闘は推移する。体当たりまたは奇妙な音による攻撃があってもそれ以上はない。
レイアと一夏は子どもたちを何とか丘の下におろした。
「これで最後だな」
レイアは数えた。
「あとは敵を倒すだけですね!」
一夏はこぶしを握った。
二人は丘に向かう、加勢するために。
ソナは祈った、子らの精神が安らぐように。ゴッドブレスでそれぞれ回復はした。ソナはほっとして、敵の討伐に向かおうとしたが、子どもたちが自分を囲むようにいるために躊躇した。
子どもたちが不安と戦いながらここにおり、ソナを頼っているとわかるからだ。
「守らないといけないですね」
ソナの言葉に芙蓉がうなずいた。
VOIDたちは弱っていたところに、レイアと一夏が加わった。
いつか倒される状況が、今、倒される状況に変わり、塵となって消えた。
「みんな大丈夫だった? 怪我した子はいない?」
マリィアは急いで子どもたちのところに行く。子どもたちは首を縦に振る。
「皆いるのね?」
念のために問う。村の大人が慌てていない子がいることを気づいていなかったかもしれない。一緒に遊んでいた子らの方が詳しいだろう。全員いると返答があった。
「良かった……送り届けてくるわね」
「それも必要です。植樹はどうしますか? 芙蓉とパルムの判断によりますが」
マリィアの言葉からGacruxが尋ねる。
「何かあっても私はパルムを守りますし、今ならば二手に分かれてもよいと思いますが……皆さんの意見はどうなのでしょうか?」
芙蓉の言葉に異論は出ない。子どもたちを村人が心配しているのも考慮する必要がある。
「では、送り届けてきます」
Gacruxはマリィアの側にいる子どもたちと合流する。
「じゃ、出発です!」
一夏は元気よく言うと子どもたちは釣られるように返事をした。
「何かあったら連絡してくださいね」
一夏は丘に残る者に声をかけてから子どもたちと立ち去った。
●植樹
パルムをじっと見るレイア。芙蓉の肩の反対側に逃げるパルム。
「た、頼む……ちょっと私のも抱かせてくれ」
「えっ!?」
「きゅ!?」
芙蓉とパルムがレイアの言葉に反応をし、移動してソナを盾にした。
「ほころびの影響や負のマテリアルが強い状況でしたら、【ピュリフィケーション】で浄化しますが……どうしますか?」
ソナはパルムに問う。神霊樹の植樹はパルムにしかできない。
「きゅ」
こくんとうなずくが、答えがわかりづらい。
「様子見るしかないですね……」
ツィスカはやり取りを見て判断した。
この辺りで下せというパルムに従い、芙蓉が木の向こう側におろした。彼女はそのまま盾を持ち何かあれば身を挺してパルムを守るつもりの様子を見せる。
可愛いパルムのため、何かあったときのためにレイアは気を引き締める。何かあったらパルムどころではなくなる。
パルムはソナを見て「きゅ」と鳴いた。そのあと、苗木のような物を地面に埋め、両手を上げるようなしぐさをした。どーんと木が成長するよ、という力強いパルムのしぐさ。
しかし、そのようなものは見えない。
「でも、何か存在を感じるような……空気が変わったのでしょうか?」
ツィスカは巨木があるような気になったけれど、あくまでパルムのしぐさの補完でしかない。一方で、埋められたことにより、変化はあるはずだ。
そして、芙蓉とパルムは助けを得つつもやるべきことをこなせた。ツィスカが見ると、緊張の中に安堵が生じているようだった。
「ここは埋められた、ということですね?」
ソナの確認にパルムはうなずいた。
マテリアルの変調は収まったのか、吹く風が心地よく感じられた。
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パルムを助けよう レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/02/25 09:48:42 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/24 01:09:37 |