水の精霊と共に

マスター:赤山優牙

シナリオ形態
イベント
難易度
易しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
寸志
相談期間
5日
締切
2019/06/30 09:00
完成日
2019/07/08 01:41

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング


 傲慢王との決戦を終えて、フライングシスティーナ号は母港に戻ってきた。
 損傷個所を修理する為にドッグ入りとなり、整備も兼ねる事になるので、もう暫くは出て来ないだろう。
 そんな訳で、水の精霊ソルラは暇そうに港の一角で文字通り“浮いていた”。
「やるべき事が急に無くなりました」
 ユグディラにそう告げながら美しい毛並みに触れる。
 フライングシスティーナ号が出撃しない限り、水の精霊であるソルラには仕事は無い。
 元々、王国西部の海流を司る精霊なだけあって、陸地にあがると、体力の消耗が激しいのだ。
「どうしたものでしょうか……」
「にゃぁぁ……」
 日向ぼっこしながら過ごすひととき。
 この束の間の平和は、ハンター達や多くの騎士・兵士が頑張った証拠だ。
「何かお悩みかな?」
 突然、岸壁の上から声を掛けられた。
 水の精霊が振り返ると、そこには初老の男性がステッキに寄り掛かりながら立っていた。
 それが誰か、水の精霊は知っている。自身が模している女性騎士の祖父にあたる人物だ。
「いえ……特に……このような状況ですので」
「それは、確かにそうじゃの。しかも、歪虚との戦いは王国だけに限らん」
「私がお手伝いできる事は少ないです……」
 率直に水の精霊は言った。
 主に海の上でしか活動できないのだ。陸地での戦いに参戦するのは難しい。
「なに、戦いというものは、何も敵と戦う事だけが全てではない」
「……と言いますと?」
 初老の男性の言葉に水の精霊は首を傾げた。
「人としての生活を続ける事じゃ。それが続かなければ、人は人ではないからの」
「難しいお言葉です」
 ハンター達は邪神との決戦に備えている。
 それを支える為に、後方支援は欠かせない。その為には、必要な物資を滞りなく補給を続ける必要があった。
 言う事は簡単だが、それを継続させるという事は難易度が高いものだ。
 誰かが何かを注文し、その何かを揃え、職人に手配する。職人は手配された通り、品物を作る。
 材料がなければ、商人か人を使って集める――こうした流れが、経済を動かす原動力の一つなのだ。
「儂も人としては長く生きたと思っているが……人というのを知るには、そうした日常の繋がりが大事じゃないかと思っておる」
「日常の生活の中にも、人としての本質があると?」
「今は戦う事ばかりじゃが、戦う事が目的ではなかろう。まぁ、中には戦う事を生きがいにしている者もおるが」
 初老の男性の台詞に、水の精霊はうーんと唸った。
 話は分かるが、やはり、実感がないのだ。
「どうすれば、日常の一端を知る事ができるでしょうか?」
「なに、簡単な事じゃ。儂に考えがあってな」
 どうやら、“ソレ”が本来の目的であったようだ。初老の男性は刻令式外輪船を指差した。


 真っ白な砂浜に、眩しい太陽の日差し――。
 ここは、港町よりも南の海に浮かぶ孤島だった。
「儂の商会が所有している島じゃ」
 初老の男性が強い日差しから逃れるように木陰の中に入りながら言った。
 距離的には離れているのだが、刻令式外輪船と水の精霊の海流操作により、スムーズなクルーズだった。
「もしかして、私はこれからも“コレ”を行うのですか?」
「今回だけですよ」
「……安心しました」
 水際に立って水の精霊は言った。
 照りつけるような陽射しだが、水の精霊の姿は、いつもの制服姿だった。
 こればっかりは、模しているだけなので、変えようがないのだ。
「それでは私はここでハンターの皆さんの“日常”を見守っていますね」
「どんな風に過ごすかは水の精霊様の自由。儂は船に戻っています」
 そう言って、初老の男性は船へと戻っていく。
 この孤島を貴族や富裕層への観光地とさせようと商会は考えていた。
 ハンター達を招待したのは、そのデモンストレーションだ。
「遊ぶのも仕事のうち……という事ですか」
 水の精霊は呟いた。 
 そもそも、遊ぶとは何か、その感覚から想像できない。
 それが分かったら、人とは何か……与えられた命題を果たす事ができるというのだろうか。
「あれ? エロディラがいませんね」
 さっきまでいたのに何処かに行ってしまったようだ。
 神出鬼没だが、帰る頃にはちゃんと船に戻ってくるだろうと勝手に思い、水の精霊は穏やかな海面に横たわるのであった。

リプレイ本文


 島の外周を回ってきた天央 観智(ka0896)は満足そうな足取りで穏やかな内湾を歩いていた。
(迫力ある岩場に、穏やかな浜辺、自然豊かで、宿も在って過ごし易い……良い場所ですね、此処は)
 リゾート地には最適だろう。世界が邪神との戦いで滅亡しなければという前提付きだが……。
 海面の上で座っている水の精霊からの視線に気が付き、観智は頭を僅かに下げて応える。
「こうやって見守る、ハンターは新鮮ですか?」
「いえ。人はそれぞれだと思っていますので」
 穏やかな口調で答える水の精霊の姿を――いや、正確には、その姿の基となった人物を観智は知っていた。
「こうして見ると、ホントに見た目は、よく似ていますよね……ソルラさんに」
「お知り合いの方だったのですね?」
「まぁ、僕も面識が少しあった程度で……親しかった訳でも無い、ですけれど」
 少し話しただけでは違いは分からないが、直感的に、あの騎士とは違う存在なのだと観智は理解した。
 よく似ている双子のような存在と思えば、違和感もないかもしれない。
「興味があるようでしたら、少しお話しましょうか?」
「それは、ぜひ、よろしくお願いします」
 精霊の返しに観智は微笑を浮かべて頷くと、彼女の横に座った。
 そして、3~4年前、刻令式外輪船の実験依頼の事を、手ぶり身振りを加えて語りだしたのであった。


 賑わう浜辺の様子を鳳城 錬介(ka6053)が何気なく眺めていた。
「……やる事が無くなりました」
 傲慢王との戦いが終わった。残党はいるだろうが、王国の危機は去っただろう。
 師の願いも叶えたし、戦いで逝ったあの騎士――ソルラ・クート――や多くの小隊の皆も、きっと、安心しているだろう。
「…………」
 その時、不意に声を掛けられた。
「鳳城さん……ですよね」
 それは水の精霊だった。
 眩しい日差しの中、アルテミス小隊の制服姿だが、汗一つ流していない。
 改めて、水の精霊が人ではないのだと認識させていた。
「何か御用でしょうか?」
「いえ、何をしているのかと思って」
「戦いが無くなったら、俺は何をしましょうかと、考え事をしていました」
 これまでずっと戦い続けていた。だから、戦いが無くなったらどうなるのだろうか。
 水の精霊がガシっと錬介の手を掴んだ。
「私も一緒です。でも、まずは生き残るかどうかですけど」
 邪神との戦いに勝利しなければ、次に続かないのだから。
「……そう、ですね」
 錬介は海風を浴びながら頷く。
きっと、自身の悩みも、この風の行き場所と同じ――なのだろうから。


 シャシャシャと真っ白な砂浜を走る氷雨 柊(ka6302)がくるりとクラン・クィールス(ka6605)に振り返った。
 ロングワンピースの裾がふんわりと捲れ、水着が見える。
「クランさーんっ、海! 海ですよぅ! 綺麗ですねぇ!」
 恋人の愛らしい姿に目を奪われつつ、クランは苦笑を浮かべて立ち止まると、浜を見渡した。
 一面に広がる白い砂浜と透き通るような海とどこまでも続く青空。そして、眩いばかりの太陽。
「……。ん……確かに綺麗だが、はしゃぎすぎだろうに……」
「早く早くーっ、気持ちいいですからー!」
 柊はその場でクルクルと回ってみせたり、押し寄せる波に跳んでみたりと海に居る事を実感しているようだ。
 波がさらう砂の感触を直に足で感じるとそれが興味深かったのか、砂浜を登るように上がって来る波を追い掛ける。
「分かったから、少し待て。そんな慌てていると転ぶぞ?」
「にゃ? 大丈夫ですよぅ、転んだりしませんって」
 満面の笑みを浮かべてわざと片足立ちとかしちゃう辺り、既にフラグが立っているとしか思えない。
 案の定、次の瞬間、身体を支えていた足の砂が波に一気にもっていかれ、柊はバランスを崩した。
「──はにゃっ!?」
 背中から豪快に倒れると、飛沫を高々と上げた。
 水飛沫が太陽の光を乱反射してキラキラと輝く中、目をパチクリさせる柊。
「……う、うっかり転んじゃいましたねぇ」
「……。驚く程、お約束に倣うな、お前は……ほら、大丈夫か?」
 呆れた様子を隠す事なく差し出されたクランの手を柊は掴んだ。
「お約束に倣うつもりはなかったんですけど……。う……大丈夫ですけど、口の中しょっぱいですー」
「……だろうな。まぁ、勉強代という事にでもしておけ」
 もにゅもにゅと口の中を動かす柊。暫くは海の味で占拠されるだろうか。
 クランは恋人の手をグッと引く。
「……ほら……一緒に行くぞ。また、転ばれないかと気が気じゃないからな」
 引き寄せられるようにクランの腕に絡むと柊は上目遣いで言う。
「……ふふ。こうして一緒なら、どこまで行っても安心ですねぇ」
「もう、大丈夫だろう」
 二人は確りと手を握り合うと、海に向かって歩き出した。
 “どこに”行こうとも、二人一緒なら、大丈夫だと想いながら。


「ソルラさんもいっしょに遊びましょう!」
 ビキニ姿のUisca Amhran(ka0754)が水の精霊の手を引っ張って誘った。
 この精霊はまだまだ生まれて間もないのだ。口で説明しても分からないのであれば、身体を動かすのみだ。
「どうすればいいのか……」
「遊びは仕事ではありません! 遊びとは――感じるものなのです!」
「私もご一緒しますね。えと……」
 央崎 遥華(ka5644)が勢いよく右腕を挙手した所で、水の精霊を何て呼べばいいか迷い、言葉を濁した。
 あの騎士の名を呼んでいいのか、迷いがあったからだ。
「“ソルラ”と呼んで下さい」
 遥華の心情を察したのか、水の精霊が告げる。
 精霊にとって“大切”な名前だ。人としての姿を得て、多くの人達の関わりがなければ、決して、そうは名乗らなかっただろう。
「ソルラさん、よろしくお願いします。それでは、イスカさん、何をして遊ぶのですか?」
「海といえばコレです! こうやって遊びます!」
 イスカが掲げたビーチボールを遥華の方へ軽くパスする。
 遥華はふわりと宙を飛んだボールを絶妙のタイミングでトスして打ち上げた。
「こうですか?」
 頭上に飛んできたボールを水の精霊は同じような仕方でUiscaへと戻す。
 それを幾度か繰り返し、慣れてきた所でランダムにボールが行き交う。
「えぃ! どうです……“楽しい”ですか?」
 コントロールが外れたボールを、飛沫をあげながらダイブして返すUiscaは精霊に尋ねた。
「“楽しい”という感覚がいまいち分からないですが」
 水の精霊はそう言いながらも笑顔を浮かべていた。
「笑顔になれれば、楽しいってことですよ」
「そう……なのですね」
 何か得る事ができたのだろう。変わらぬ笑顔のまま、ボールを遥華へと向けた。
「あ……ユグディラ」
「えぇぇ!?」
 連れてきたユグディラの姿が一瞬、見えた精霊の台詞に遥華は慌てる。
 着替えは新品を買って来てあるから盗まれても平気だが、いざ近くにいると思うと驚く。
「わぁぁっとっと!」
 無情にもポーンと遠くに打ってしまい、遥華が取りに走る。
 その様子を満面の笑みで見守る精霊にUiscaは近づいてそっと訊いた。
「ソルラさんは今後、人として暮らすのですか?」
「……いえ、命題を果たし、全てを見届けたら……精霊へと還ります」
 精霊としての、本来の姿に還るというのは、ある意味、自然なのかもしれない。
 一瞬、哀しそうな顔を浮かべたUiscaに精霊は続ける。
「安心して下さい。私はいつでも皆さんと一緒にいますから」
 その時、ボールを取りに行っていた遥華が魔導スマホを手にして戻ってきた。
「折角だから、写真を撮りませんか? 今日がソルラさんにとって最高の日になるように」
「はい、是非とも! イスカさんも一緒に!」
 水の精霊の呼び掛けにUiscaは笑顔で頷いて応じるのであった。


 ラスティ・グレン(ka7418)は目を輝かせて砂浜をみつめていた。
 どこ見てもそれは立派な肌色の頂きだらけだ。欲望を隠すことなく両手をワシャワシャとさせる。
 ――と、そこへ新品の下着を咥えて走り抜けるユグディラ……ならぬエロディラ。
「エロディラの兄さん、俺は一生ついてくぜ!」
 その台詞に、ピタリと動きを止めたエロディラは、振り返ってラスティに視線を返すと、任せろと言わんばかりに立ち上がり、胸を張った。
 そして、可愛い肉球の手をビシっと伸ばすと、そこには下着を被った北谷王子 朝騎(ka5818)がグッジョブと親指を立てている。
 既に、兄(姉)弟子がいるようだ。
「そんなパンツで大丈夫でちゅか?」
「うにゃー!」
 ブンブンと新品の下着を振るエロディラ。
 どうやら、納得した成果ではないようだ。
「師匠! 兄さん、俺も一緒にやるぜ!」
 猛烈な炎のようなオーラを吹き出したラスティのやる気に、エロディラと朝騎は力強く頷いた。
 ハンター達は砂浜での一時を楽しんで油断している。やるなら今しかない。
「次はどんなパンツを狙うでちゅか?」
「にゃにゃにゃにゃ!」
 エロディラが返事をしつつ、次の標的を指した。
 そこには一人の女性ハンター。これから戦場にでも行くような完全武装状態だ。
「にゃーにゃー」
 衣服を脱ぐジェスチャーにラスティがポンと手を叩く。
「なるほど。これから着替えるって事か! 流石、師匠だぜ!」
「そこを狙うって事でちゅね!」
 水着に着替えるのならば、衣服は脱がなければならない。
 そんな怪しい二人と一匹の視線に気が付かず、星野 ハナ(ka5852)は鼻歌交じりで砂浜を歩いていた。
 綺麗で美しい白い砂。照りつける夏の日差し。
「ちょっと暑くなってきたですぅ」
 そう言ってレザーベストのボタンを外す。
 魔法威力が下がってしまうが、装備品一つ外した所で大きな影響はないはずだ。
 シャツの胸元をパタパタとさせていると、そこでようやく不穏な雰囲気を感じ取った。
(……殺気ではないようですぅ?)
 砂浜に近い藪がガサゴソと揺れているのが分かった。
 考えられるのは覗きか窃盗か――。
 ハナとしてはここで水着に着替えるつもりもないので、現状を見られている事だけは害はない。
 だが、窃盗となると話は別だ。下着泥棒が隙を狙っているのであれば、退治しておいた方が、他のハンターの為にもなるだろう。
「覗きとかだめですよぉ」
 念のため警告してみたが、聞く耳を持たないようだ。
 何かを取り出すような仕草をしたハナを見て、朝騎とエロディラはピンと来たようだ。
「ここは少年に任せたでちゅ!」
「にゃにゃにゃ!」
 朝騎とエロディラは脱兎の如く藪の奥深くへと去る。
 ラスティは置いて行かれたとは思っていないようだ。任された以上、完遂するというのがハンターの鑑というもの。
「あんなに綺麗なお姉さんのあんな姿とかこんな姿とか、これから目に焼き付けるぜ!」
「五色光符陣!」
 音を立てずに飛んだ幾枚もの符が光輝く結界がラスティを中心に展開された。
「あぎゃぁぁぁぁ!」
 目に焼き付けるどころか全身を容赦なく焼き付けられ、ラスティは倒れた。
 静かになった藪を確認して、ハナは頷くと船で貸して貰った水着を手に、試着室へと向かう。
 立ち去るハナを遠くから眺める朝騎。
「危ないでちゅ。あれは守護者でちゅよ」
「にゃー」
 エロディラの残念そうな鳴き声が砂浜に響いた。
 標的はちゃんと選ぼう――そんな反省を含んだ、鳴き声だった。


 薔薇を強くイメージしたビキニとパレオに着替えたヴァルナ=エリゴス(ka2651)が砂浜に降り立った。
 太陽の光が眩しく降り注いでいる中、波の穏やかな海に、アルテミス小隊の制服姿で横たわっている人物の姿を見つける。
「どうしたのですか?」
「ちょっと遊び……疲れたもので」
 水の精霊は浮いたまま、視線を向けて答えた。
 その横にヴァルナは並ぶ。思えば、こうして“水の精霊”と話す機会は無かったかもしれない。
「何かを得られましたか?」
「得られたような、得られていないような……」
「……遊びの説明が難しいですね。していて楽しい、或いは心地良い事でしょうか」
 ヴァルナの言葉に水の精霊が起き上がる――制服は濡れてもいなかった。
 砂を払うように水を払った精霊は首を傾げる。
「そこがやはり難しいです。これも人と精霊との違いなのでしょうか」
「そうですね……単純にやりたい事、好きでやる事と言ってもいいかもしれません」
「……なるほどです」
 云々と頷く水の精霊。そういう事であれば何か感じられる事があるのだろうか。
「ただ、普段からやるべき事ばかりで、降って湧いた休みを持て余して悩むという人もいますけど……」
 苦笑を浮かべてヴァルナは真面目な青い眼差しを持つ黒髪の騎士の姿を思い浮かべた。
 あの人はまた今日もどこかで剣を振るっているのだろう。それも“彼”らしくもあるかもしれない――と思い至るのであった。


 水着に着替え終わったセレスティア(ka2691)が更衣室の前で友人を待っていた。
 戦闘依頼ではなく、誘ってくるから何かと思ったが、普通の海水浴のようだったのは、少し意外だったが。
 更衣室の扉がゆっくりと音を立てて開き、レイア・アローネ(ka4082)が姿を現した。
「……うわぁ……いつにも増して、エグ……い、いえ、り、派手な水着ですね……」
「そうなのか?」
 首を傾げるレイア。普段から露出が多そうな装備だが、今日はそれが大したことないと思う程、布地の面積は少なかった。
 布地というか、もはや、大事な所だけを隠している紐だけにしか見えない。
「自覚がないのがなんとも……見てて、私もちょっと恥ずかしいです。エグいというのかエロいというのか……」
「指摘されると恥ずかしくなってくるな。と言うか、エグいってなんだ! エロいとか言うな!」
 ドンっと迫るように上半身を動かすだけで二つの頂が暴力的に跳ねた。
 あまりの迫力にセレスティアは思わず一歩後退る。
「なんだ、その引いた目は! うぅ……」
「というか、その……それで、泳ぐつもりですか? ……こぼれますよ?」
「こ、こぼれたりしない!」
 両手で豊満な胸を押さえながら、レイアは叫び返した。
 その動作が明らかに胸を強調しているようにも見えるから不思議だ。
「あれ? こんな所にユグディラ……まさか、噂のエロディラさん!?」
「にゃにゃにゃ!」
 二人の会話の隙をついて、レイアの着替え袋を物色していたユグディラがセレスティアにみつかり、一瞬、ビクッと身体を震わした。
 口には何かパンツのような下着を咥えていた。
「そ・れ・はぁ! 返せぇ!!」
 顔を真っ赤に染めながらレイアがグッと手を伸ばした。
 だが、それよりも一瞬早く、エロディラが猫球の手を伸ばすと、グイっと紐のような水着を引っ張る。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
「あわわわわ!」
 際どい所をパルムに見られるよりも早くセレスティアがカバーした。
 その間にエロディラは脱兎の如く駆け出していく。
「行っちゃいましたね……実はレイアさん、そっちの方には割と耐性が無い?」
「そ、そんな事はない!」
 即答して答えた辺り、そんな事はあるようだ。
 エロディラの背を指差しながらレイアは叫ぶ。
「セティ! 何を見ている! 捕まえるぞ!」
 二人はユグディラの名前を呼びながら走り出した。
 こんな風に平和(?)な未来を手に入れる為、最後まで戦い守り抜こうと想いながら。


 アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は法術刀を海に向かって振り下ろしていた。
 水着姿と法術刀という物凄いギャップだが、そこにツッコミを入れる者はいない。
「こんな所でも鍛錬ですか?」
「……君か」
 呼び止められて振り返ると、水の精霊が海面の上に立っていた。
「これも楽しみ方の一つさ」
「なるほどです。日々、鍛える事の大切さは、プラトニス様もよく仰ってますし」
「そうか、だからあんな体格をしているのだな」
 アルトは頭の中でプラトニスを思い出した。
 精霊にしておくのが勿体ない肉体であるのは確かだ。
「それでは、私もちょっとお付き合いしていいですか?」
「構わないが……まさか、模擬戦するとかではないよね」
 水の精霊は首を横に振る。
「海に向かって本気で刀を振り下ろして下さい」
「……あぁ」
 精霊が何をするつもりなのか分からないが、アルトは返事をすると体内のマテリアルを集中し練り上げる。
 炎の様なオーラがキラキラとした残像を残し消えると同時に素早く踏み込むと海に向かって愛刀を尋常ではない速度で重ねるように二度振り下ろした。
 衝撃音が響き渡ると同時に――海が真っ二つに割れ、海水が閉じない。
 浅瀬とはいえ、海を文字通りに割るというのは、常識で考えれば至難の事だろう。
「これがやりたかった訳か」
 海に出来た谷を横目にアルトは告げる。
 水の精霊は微笑みを浮かべながら頷いたのであった。


「愛しい皆とスイミングとバーベキューパーティだよ!」
 トランクスタイプの水着姿の時音 ざくろ(ka1250)が大声で宣言した。
 女性ものの水着を着ていても違和感なさそうなざくろであるが、今日は女装している場合ではない。
「はい、ざくろさん」
「海での訓練は色々と効果的ですし頑張りましょう……」
「ざくろも皆も熱中症には気をつけて」
「バーベキューは確かに暫くやってなかったわね」
「BBQ……焼き肉……うっ、頭が」
 体型を気にしながらアデリシア=R=エルミナゥ(ka0746)が返事をすると、海の方を見つめてグッと拳に力を込めるサクラ・エルフリード(ka2598)。
 白山 菊理(ka4305)は飲みものとバーベキューで使う食材を手にし、アルラウネ(ka4841)は既に酔い気味状態で、ソティス=アストライア(ka6538)は何か思い出したくない事を浮かべたのか、頭を抱えている。
 既にこの状態でも纏まりがない雰囲気だが、五人とも、ざくろにとっては大事な妻達なのだ。
「では、早速泳いで行ってきます!」
 ビシっと敬礼するように告げると、サクラは白いビキニ姿を惜しみもなくさらけ出しながら海に向かって走り出した。
 不用心にも着替え袋を置いて行ったままだが――薪代わりになるような心配は少なくとも、このメンツではないだろう。
「それでは、私には調理は任せていただきましょう」
「アデリシアさん、私もそちらに回りますね。これだけの人数の食材、切るだけでも一手間ですし」
「それは助かります」
 世話焼き二人が並んで台所用品を仲良く並べる姿をエロい視線――ではなく、微笑ましく眺めているざくろ。
 だが、いつまでも眺めている訳にもいかなかった。ソティスが声を掛けてきたからだ。
「なぁ、ざくろよ。この牛をどうするつもりなんだ」
 フロントジッパーをギリギリのラインまで開き、開けっ放しで、なんか、豊かで柔らかい胸のふくらみが色々な意味で危ない。
 牛のような胸をどうするかって、そんな質問をされると思わなかったざくろは、思わず鼻を抑える。
 大丈夫。まだ、鼻血が出る時間ではない。
「こ、高級牛だよ。焼肉っていうから」
「こんな所で解体する訳にはいかないだろう」
 まさか、生きた牛をそのまま連れてくるとは。
 呆れた様子でアルラウネが覚醒状態に入ると、牛に繋いである手綱を引っ張る。肌色と似ている水着のせいで、まるで、素っ裸のようにも見える。
「とりあえず、連れていくわね。依頼中の屠殺がない訳ではないだろうけど」
 そんな訳で高級牛シエラリオは船に戻るのであった。
 遠ざかる焼肉にドサっと膝をついたざくろ。王国では一般市民に出回る事が稀有な程、高級な肉を食べ放題だと思ったのに、この始末だ。
「安心して下さい、ざくろ」
 優しくアデリシアが声を掛ける。
 彼の気遣いがとても嬉しかったのは、きっと、自分だけはないはずだ。
「宿と船の方にお願いしていた分が届いたわ」
 菊理は肉が一杯に盛られた皿を両手で持っていた。
 こんなにもの肉、いったいどこから調達したというのか。
「他のハンターの皆さんの分も調理するという条件で頂きました」
「だから、独り占めはダメだけど」
「ありがとうぅぅぅ~」
 何はともあれ、無事にバーベキューは出来そうだった。

 肉が焼ける香ばしい様子に、アルラウネが堪らず、大きくカットされたステーキに手を伸ばす。
「これは今晩用に残しておこうかしら」
「夜には夜で、ちゃんと夕飯があるだろう?」
「おつまみ用よ」
 嬉しそうに告げた時だった。
 散々泳ぎまくって海中戦闘訓練を終えたサクラが戻ってきた。
「よく泳いだ気がします」
「お帰り、サクラ」
 出迎えるざくろが渡した飲み物を手にして、ぐいっと呷る。
 視界の中に、自分の着替えが入った袋を物色しているユグディラが見えて、思わず噴き出した。
「ユグディラ……ぇ……? な、ちょ、返してください!?」
 変態ネコが明らかに自分の胸パットを咥えているではないか。
 ダダダとざくろに胸パットを噛んだままのエロディラが全力で走ってくる。
「え? な、なに?」
 避けようとした方角に何故かユグディラも避け――衝突した。
 弾みで胸パットが宙を飛んだ。
「ざくろ……“また”ですか」
 ムッとした様子で菊理が言った。
 真っ先に疑われる辺り、ざくろの普段の行いによる所だろうか。もっとも、彼に悪意がある訳ではない。ラキスケの神に愛されているだけなのだ。
「違うって、エロディラだよ!」
「あの変態ネコですか……ごめんなさい、ざくろ。疑ったりして」
「そんな不届きなネコがいるのですか。捕まえたら、お仕置きとして頭を残して埋めてしまいましょう」
 平謝りする菊理を励ますように肩を叩き、アデリシアが勇ましく言った。
 そこへアルラウネに追い掛け回されたエロディラが一周回ってざくろ達の方へと向かってきた。
「挟み撃ちよ、ざくろん!」
「よ、よし! たぁぁぁ!」
 強引に飛び掛かったが、掴んだのはエロディラではなく、アルラウネの胸だった。
「やっぱり、こうなった」
「あわわ。ご、ごめんーって、待て!」
 スッと伸ばした手は虚しくサクラの胸板を滑っていった。
「うぅぅ……取られちゃうし、掴めるほどもないし」
「だ、大丈夫だよ。サクラはそのままでも可愛いから、っと、今度こそ!」
 咄嗟にフォローを入れながら、再び手を伸ばす。
「ふむ。そんなに掴みたいのか? ……よかろう、後程裏でたっぷりな」
 ざくろはソティスの胸を大胆にも正面から鷲掴みしていた。
 確かな弾力を感じる。
「の、後程!? ちょっと、そっちにー!」
 吹き出す鼻血を抑えながら叫ぶざくろ。エロディラはアデリシアと菊理の二人に向かっていた。
 二人共、お玉やトングを持っていて対抗手段は無い。魔法で足止めしようとしても抵抗したようでなかなかの変態ネコである。
「させるかぁぁぁ!」
 砂浜を蹴って全力でエロディラに飛びついたざくろだったが――当然のように、二人を豪快に押し倒していた。
 ざくろの両手はそれぞれの妻の豊満な胸を掴み取っていた。これがラキスケの神が成せる事なのだろう。
「あんなに触っておいて、まだ触り足りませんか」
「……こういうのは暗くなってから、な」
 しおらしく言う二人にざくろが顔を真っ赤にする。
「はわわわ、事故! 事故だからぁぁぁぁ!!」
 ハーレム王の叫び声が砂浜に響き渡るのであった。


 デートプランに抜けは無かった。水着姿の恋人と二人、砂浜で遊び、磯を探検したり。
 陽が傾いてきて、いよいよ、良い雰囲気と思った矢先にうっかりと邪神との戦いの事で口を滑らしたキヅカ・リク(ka0038)は、先を歩く金鹿(ka5959)の美しい背中のラインを見つめていた。
「ごめん……」
 項垂れるように金鹿に謝ってみるが、彼女は振り返りもしなかった。
「そんな言葉が聞きたい訳じゃないの!」
「それでも、僕は“守護者”だから……行かなきゃいけない。だけど、必ず帰って――」
「だから、違うって言ってるでしょ!」
 キヅカの台詞を遮るように、金鹿が振り返って叫んだ。
 来るべき邪神との決戦。そこでの戦いでは“守護者”だけが対峙できる戦場があるという。
 そこへは金鹿は行く事が出来ない。
 しかし、その事で気を悪くした訳ではないのだ。
「僕は……あの日の祈りの、願いの為なら、その過程で死んでもいいと、少し前なら思ってた」
 それが“守護者”足る理由だと思っていた。
 平凡な自分が自分自身である事を形創っているものだと。
「けど、今は違う。何よりも大切な今があるから!」
「それは“守護者”だから?」
 金鹿の美しい赤瞳には怒りではなく哀しみが漂っていた。
 キヅカは首を横に振る。“守護者”である事に変わりはない。けれど、もし……“守護者”で無かったとしても、きっと、自分自身が選ぶ未来は変わらないはずだ。
「……ごめ――そうじゃないか。僕は未来と世界を、マリと過ごす日を守る為に戦ってくる。だから、一緒に戦って欲しい。場所も時間も違ったとしても」
 青年の告白に金鹿は涙を浮かべた。
 ここまで至るのに、前振りが長いのよと心の中で呟きながら。
「はい。私も――」
 と返事をしながら近づこうとした時だった。
 足を滑らせてキヅカに正面から倒れるように飛びついてしまった。
 慌てて身を引こうとするが……胸板から彼の心音が聞こえてきた。その大きさに嬉しいような恥ずかしいような。
「って、危ないよ」
「だって……」
 二人の視線が絡むように繋がる。
 じっと見つめ合っているだけの時間を終わらせるように、金鹿は瞼をゆっくりと閉じた。
(私、こんなにも幸せなのに。貴方と居るとワガママが止まりそうにありませんわ)
 これでスルーなんかしたら、一生、口聞いてあげないのだからと心の中で呟いていると、唇に柔らかい感触が当たった。
 唇が繋がっていたのは短い時間だったかもしれない。
 今にも顔がくっつきそうな距離でキヅカは宣言する。
「来年もこんな刻を過ごしたいと、マリと一緒に生きたいと想う」
「そしたら、何度だって私のワガママを叶えてくださいますのでしょう?」
 金鹿はそう返すと、もう一度瞳を閉じたのであった。


 宿に近い浜辺からは宴でもしているのか賑やかだったが、島の外周に近い所へと行くと静かな夜を迎えていた。
 志鷹 都(ka1140)と志鷹 恭一(ka2487)が二人、寄り添うように座り、小さな波が砂浜を行ったり来たりとする音をただ聞いていた。

 静かに琴の音が響く。
 人魚族が使っていたとも言われる竪琴を都が弾いたのだ。
「聴いてくれる?」
 返事の代わりに恭一はゆっくりと頷いた。
 都は微笑みと指先に意識を向ける。全ての想いを言葉にして発する事が出来れば――いいのだが、それは恥ずかしかった。
 だから……琴線をそっと爪で弾いた。
 あの日あの夜、彼の温もりの中で、心に生まれた優しい音を、想いを、歌にして伝えたいから。

 邪魔しないようにジッと愛する人を見つめる恭一。
 都の表情はとても穏やかに見えた。色々と辛い事があったはずなのに。
 苦しい時は泣いてもいい。けれど、やはり、彼女には笑顔が似合う。そんな事を感じながら。
 華奢な彼女の身体を引き寄せたい気持ちを抑えて、都が奏でる想いに耳を傾けた。

「――――」

 その声は澄み切ったようで、それでいて温もりのあるものだった。
 まるで全身で聴いているように、優しさに包まれているような安心感の中、恭一は月へと手を伸ばした。
 月の明かりが海に一筋、光り輝く道を形創っている。
 絶望の海が、今は穏やかな海に見えるのも、帰りたいと思う場所ができたのも、海のように深い愛を湛えた彼女を、愛しているからだ。

「――――」

 琴線を弾きながら、都は月の明かりを見つめていた。
 彼が月となり、私を照らしてくれるなら、私は歌という光で貴方を照らしたいと思い浮かべると、想いのままに曲を奏でる。
 何度でも、何時だって、彼が孤独を感じるのなら、歌う事ができるから。
 だから、忘れないで欲しいと。

「―…」

 消えるように弾き終わると、都は恭一を見つめる。
 全身を預けるようにもたれ掛かると耳元で静かに告げた。
「貴方を支えたいとずっと思っていたけれど、支えられていたのは……私の方だったね。ありがとう」
 恭一は都の言葉を抱き締めながら頷いた。
「お礼を言うのは此方の方。都が居たから……俺は、今、生きている。ありがとう」
「恭……」
 竪琴が砂地に落ちる音と共に、二つの影が一つに重なった。
 二人の想いを奏で続けるように、波の音が、ただただ、響き続けるのであった。


 夜になっても賑わう声が続いていた。
 龍崎・カズマ(ka0178)は夜目に慣れる為、閉じていた瞼をゆっくりと開く。
 月明りが思った以上に明るいので、これなら照明は必要ないだろう。もっとも、照明があったとしても使うつもりはなかったが。
 彼が踏み込むのは砂浜ではなく、森だった。
 小さい島ながらも生態系は存在する。昼間の内に、ハンター達を見守りつつ、自然を観察していたので道に迷う事もない。
(……)
 虫が蜜を奪い合う、小動物が地を駆ける……そんな命の音が聞こえてきた。
 ふと気が付くと、リスのようなのが足元をぐるぐると回っている。
 驚かせないようにゆっくりと足を進ませた。自然の中にいると、自分もまた、世界の一部である事を再認識できる。
 けれど……。
(例え何もなくても、同じように時間は過ぎて、明日は来る……)
 それが世界の“理”だから。それでも、もし“奇跡”を手にする事が出来るのなら――。
 一陣の風が、カズマを優しく包む中、聞きたかった懐かしい人の声が、聞こえた気がした。
 ハッとして周囲を見渡すが人影はどこにも見られない。
 一緒に守っていこうと呼び掛けられたような感覚を抱きながら、彼は歩き出す。
 世界の未来を守る為に、誰かの明日を守る為に。 


 おしまい。

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参加者一覧

  • 白き流星
    鬼塚 陸(ka0038
    人間(蒼)|22才|男性|機導師
  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 戦神の加護
    アデリシア・R・時音(ka0746
    人間(紅)|26才|女性|聖導士
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhran(ka0754
    エルフ|17才|女性|聖導士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 母のように
    都(ka1140
    人間(紅)|24才|女性|聖導士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 天壌無窮
    恭一(ka2487
    人間(紅)|34才|男性|闘狩人
  • 星を傾く者
    サクラ・エルフリード(ka2598
    人間(紅)|15才|女性|聖導士
  • 誓槍の騎士
    ヴァルナ=エリゴス(ka2651
    人間(紅)|18才|女性|闘狩人
  • 淡光の戦乙女
    セレスティア(ka2691
    人間(紅)|19才|女性|聖導士
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • 乙女の護り
    レイア・アローネ(ka4082
    人間(紅)|24才|女性|闘狩人
  • 正義なる楯
    アルバ・ソル(ka4189
    人間(紅)|18才|男性|魔術師
  • 黒髪の機導師
    白山 菊理(ka4305
    人間(蒼)|20才|女性|機導師
  • 甘えん坊な奥さん
    アルラウネ(ka4841
    エルフ|24才|女性|舞刀士
  • 雷影の術士
    央崎 遥華(ka5644
    人間(蒼)|21才|女性|魔術師
  • 丘精霊の配偶者
    北谷王子 朝騎(ka5818
    人間(蒼)|16才|女性|符術師
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 舞い護る、金炎の蝶
    鬼塚 小毬(ka5959
    人間(紅)|20才|女性|符術師
  • 流浪の聖人
    鳳城 錬介(ka6053
    鬼|19才|男性|聖導士
  • 一握の未来へ
    氷雨 柊(ka6302
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 白狼は焔と戯る
    ソティス=アストライア(ka6538
    人間(蒼)|17才|女性|魔術師
  • 望む未来の為に
    クラン・クィールス(ka6605
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • 桃源郷を探して
    ラスティ・グレン(ka7418
    人間(紅)|13才|男性|魔術師

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ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2019/06/29 00:14:04
アイコン 【相談卓】南の島で海水浴!
Uisca=S=Amhran(ka0754
エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2019/06/26 21:46:06