ゲスト
(ka0000)
水の精霊と共に
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/06/30 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/07/14 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
傲慢王との決戦を終えて、フライングシスティーナ号は母港に戻ってきた。
損傷個所を修理する為にドッグ入りとなり、整備も兼ねる事になるので、もう暫くは出て来ないだろう。
そんな訳で、水の精霊ソルラは暇そうに港の一角で文字通り“浮いていた”。
「やるべき事が急に無くなりました」
ユグディラにそう告げながら美しい毛並みに触れる。
フライングシスティーナ号が出撃しない限り、水の精霊であるソルラには仕事は無い。
元々、王国西部の海流を司る精霊なだけあって、陸地にあがると、体力の消耗が激しいのだ。
「どうしたものでしょうか……」
「にゃぁぁ……」
日向ぼっこしながら過ごすひととき。
この束の間の平和は、ハンター達や多くの騎士・兵士が頑張った証拠だ。
「何かお悩みかな?」
突然、岸壁の上から声を掛けられた。
水の精霊が振り返ると、そこには初老の男性がステッキに寄り掛かりながら立っていた。
それが誰か、水の精霊は知っている。自身が模している女性騎士の祖父にあたる人物だ。
「いえ……特に……このような状況ですので」
「それは、確かにそうじゃの。しかも、歪虚との戦いは王国だけに限らん」
「私がお手伝いできる事は少ないです……」
率直に水の精霊は言った。
主に海の上でしか活動できないのだ。陸地での戦いに参戦するのは難しい。
「なに、戦いというものは、何も敵と戦う事だけが全てではない」
「……と言いますと?」
初老の男性の言葉に水の精霊は首を傾げた。
「人としての生活を続ける事じゃ。それが続かなければ、人は人ではないからの」
「難しいお言葉です」
ハンター達は邪神との決戦に備えている。
それを支える為に、後方支援は欠かせない。その為には、必要な物資を滞りなく補給を続ける必要があった。
言う事は簡単だが、それを継続させるという事は難易度が高いものだ。
誰かが何かを注文し、その何かを揃え、職人に手配する。職人は手配された通り、品物を作る。
材料がなければ、商人か人を使って集める――こうした流れが、経済を動かす原動力の一つなのだ。
「儂も人としては長く生きたと思っているが……人というのを知るには、そうした日常の繋がりが大事じゃないかと思っておる」
「日常の生活の中にも、人としての本質があると?」
「今は戦う事ばかりじゃが、戦う事が目的ではなかろう。まぁ、中には戦う事を生きがいにしている者もおるが」
初老の男性の台詞に、水の精霊はうーんと唸った。
話は分かるが、やはり、実感がないのだ。
「どうすれば、日常の一端を知る事ができるでしょうか?」
「なに、簡単な事じゃ。儂に考えがあってな」
どうやら、“ソレ”が本来の目的であったようだ。初老の男性は刻令式外輪船を指差した。
●
真っ白な砂浜に、眩しい太陽の日差し――。
ここは、港町よりも南の海に浮かぶ孤島だった。
「儂の商会が所有している島じゃ」
初老の男性が強い日差しから逃れるように木陰の中に入りながら言った。
距離的には離れているのだが、刻令式外輪船と水の精霊の海流操作により、スムーズなクルーズだった。
「もしかして、私はこれからも“コレ”を行うのですか?」
「今回だけですよ」
「……安心しました」
水際に立って水の精霊は言った。
照りつけるような陽射しだが、水の精霊の姿は、いつもの制服姿だった。
こればっかりは、模しているだけなので、変えようがないのだ。
「それでは私はここでハンターの皆さんの“日常”を見守っていますね」
「どんな風に過ごすかは水の精霊様の自由。儂は船に戻っています」
そう言って、初老の男性は船へと戻っていく。
この孤島を貴族や富裕層への観光地とさせようと商会は考えていた。
ハンター達を招待したのは、そのデモンストレーションだ。
「遊ぶのも仕事のうち……という事ですか」
水の精霊は呟いた。
そもそも、遊ぶとは何か、その感覚から想像できない。
それが分かったら、人とは何か……与えられた命題を果たす事ができるというのだろうか。
「あれ? エロディラがいませんね」
さっきまでいたのに何処かに行ってしまったようだ。
神出鬼没だが、帰る頃にはちゃんと船に戻ってくるだろうと勝手に思い、水の精霊は穏やかな海面に横たわるのであった。
●
傲慢王との決戦を終えて、フライングシスティーナ号は母港に戻ってきた。
損傷個所を修理する為にドッグ入りとなり、整備も兼ねる事になるので、もう暫くは出て来ないだろう。
そんな訳で、水の精霊ソルラは暇そうに港の一角で文字通り“浮いていた”。
「やるべき事が急に無くなりました」
ユグディラにそう告げながら美しい毛並みに触れる。
フライングシスティーナ号が出撃しない限り、水の精霊であるソルラには仕事は無い。
元々、王国西部の海流を司る精霊なだけあって、陸地にあがると、体力の消耗が激しいのだ。
「どうしたものでしょうか……」
「にゃぁぁ……」
日向ぼっこしながら過ごすひととき。
この束の間の平和は、ハンター達や多くの騎士・兵士が頑張った証拠だ。
「何かお悩みかな?」
突然、岸壁の上から声を掛けられた。
水の精霊が振り返ると、そこには初老の男性がステッキに寄り掛かりながら立っていた。
それが誰か、水の精霊は知っている。自身が模している女性騎士の祖父にあたる人物だ。
「いえ……特に……このような状況ですので」
「それは、確かにそうじゃの。しかも、歪虚との戦いは王国だけに限らん」
「私がお手伝いできる事は少ないです……」
率直に水の精霊は言った。
主に海の上でしか活動できないのだ。陸地での戦いに参戦するのは難しい。
「なに、戦いというものは、何も敵と戦う事だけが全てではない」
「……と言いますと?」
初老の男性の言葉に水の精霊は首を傾げた。
「人としての生活を続ける事じゃ。それが続かなければ、人は人ではないからの」
「難しいお言葉です」
ハンター達は邪神との決戦に備えている。
それを支える為に、後方支援は欠かせない。その為には、必要な物資を滞りなく補給を続ける必要があった。
言う事は簡単だが、それを継続させるという事は難易度が高いものだ。
誰かが何かを注文し、その何かを揃え、職人に手配する。職人は手配された通り、品物を作る。
材料がなければ、商人か人を使って集める――こうした流れが、経済を動かす原動力の一つなのだ。
「儂も人としては長く生きたと思っているが……人というのを知るには、そうした日常の繋がりが大事じゃないかと思っておる」
「日常の生活の中にも、人としての本質があると?」
「今は戦う事ばかりじゃが、戦う事が目的ではなかろう。まぁ、中には戦う事を生きがいにしている者もおるが」
初老の男性の台詞に、水の精霊はうーんと唸った。
話は分かるが、やはり、実感がないのだ。
「どうすれば、日常の一端を知る事ができるでしょうか?」
「なに、簡単な事じゃ。儂に考えがあってな」
どうやら、“ソレ”が本来の目的であったようだ。初老の男性は刻令式外輪船を指差した。
●
真っ白な砂浜に、眩しい太陽の日差し――。
ここは、港町よりも南の海に浮かぶ孤島だった。
「儂の商会が所有している島じゃ」
初老の男性が強い日差しから逃れるように木陰の中に入りながら言った。
距離的には離れているのだが、刻令式外輪船と水の精霊の海流操作により、スムーズなクルーズだった。
「もしかして、私はこれからも“コレ”を行うのですか?」
「今回だけですよ」
「……安心しました」
水際に立って水の精霊は言った。
照りつけるような陽射しだが、水の精霊の姿は、いつもの制服姿だった。
こればっかりは、模しているだけなので、変えようがないのだ。
「それでは私はここでハンターの皆さんの“日常”を見守っていますね」
「どんな風に過ごすかは水の精霊様の自由。儂は船に戻っています」
そう言って、初老の男性は船へと戻っていく。
この孤島を貴族や富裕層への観光地とさせようと商会は考えていた。
ハンター達を招待したのは、そのデモンストレーションだ。
「遊ぶのも仕事のうち……という事ですか」
水の精霊は呟いた。
そもそも、遊ぶとは何か、その感覚から想像できない。
それが分かったら、人とは何か……与えられた命題を果たす事ができるというのだろうか。
「あれ? エロディラがいませんね」
さっきまでいたのに何処かに行ってしまったようだ。
神出鬼没だが、帰る頃にはちゃんと船に戻ってくるだろうと勝手に思い、水の精霊は穏やかな海面に横たわるのであった。
解説
●目的
海水浴を楽しむ!
●内容
各自が(周囲に迷惑を掛けない程度に)海水浴で楽しいひと時を過ごす。
※プレイングが利用規約や諸注意に抵触する場合、その人物は船底に押し込められていたとして描写しませんのであしからず。
●地形
王国よりも南の海に存在する、とある孤島。
内湾は波が無く穏やかで美しい砂浜がある。
外周は岩場になっており、外洋が直接叩きつけているが、それもそれで迫力がある。
他、小さな島ではあるが宿となる別荘や温泉等があったりする。
(高い技術が求められるような設備でなければ、大抵はあるものとします)
●行動目安
一般的な海水浴をイメージして頂ければと思います。
・泳ぐ(水着忘れずに)
・バーベキューする
・砂浜で身体を動かすor何かを作る
・飲んだくれてる
・温泉に入ってる(水着着用です!)
・NPCに絡む(水の精霊ソルラ)
・MSに任せる(完全アドリブ対応)
●NPC
水の精霊
戦死した王国騎士の姿を模した水の精霊。
ご要望があれば、同行する事も可能です。
エロディラ
女性の下着が大好物なユグディラ。神出鬼没な上にすばしっこい。
虎視眈々と依頼参加者を狙っている。
●重要
アドリブ強めになっています。
質問卓を設置しますので、疑問などあれば、希に確認をお願いしますが、希はリプレイに登場しません。
プレイング内容が判定上不可となると、アドリブ対応とさせていただきます。
●過ごし方の例
色々と素敵な過ごし方があると思います。
二人以上で行動を共にする場合は、プレイングに【タグ】の利用を可能とします
【タグ】表明卓も設置しますので、ご活用下さい
例)知り合い同士で集まって討伐依頼を受ける
例)デートする
例)ガチバトル(模擬戦)してみる
海水浴を楽しむ!
●内容
各自が(周囲に迷惑を掛けない程度に)海水浴で楽しいひと時を過ごす。
※プレイングが利用規約や諸注意に抵触する場合、その人物は船底に押し込められていたとして描写しませんのであしからず。
●地形
王国よりも南の海に存在する、とある孤島。
内湾は波が無く穏やかで美しい砂浜がある。
外周は岩場になっており、外洋が直接叩きつけているが、それもそれで迫力がある。
他、小さな島ではあるが宿となる別荘や温泉等があったりする。
(高い技術が求められるような設備でなければ、大抵はあるものとします)
●行動目安
一般的な海水浴をイメージして頂ければと思います。
・泳ぐ(水着忘れずに)
・バーベキューする
・砂浜で身体を動かすor何かを作る
・飲んだくれてる
・温泉に入ってる(水着着用です!)
・NPCに絡む(水の精霊ソルラ)
・MSに任せる(完全アドリブ対応)
●NPC
水の精霊
戦死した王国騎士の姿を模した水の精霊。
ご要望があれば、同行する事も可能です。
エロディラ
女性の下着が大好物なユグディラ。神出鬼没な上にすばしっこい。
虎視眈々と依頼参加者を狙っている。
●重要
アドリブ強めになっています。
質問卓を設置しますので、疑問などあれば、希に確認をお願いしますが、希はリプレイに登場しません。
プレイング内容が判定上不可となると、アドリブ対応とさせていただきます。
●過ごし方の例
色々と素敵な過ごし方があると思います。
二人以上で行動を共にする場合は、プレイングに【タグ】の利用を可能とします
【タグ】表明卓も設置しますので、ご活用下さい
例)知り合い同士で集まって討伐依頼を受ける
例)デートする
例)ガチバトル(模擬戦)してみる
マスターより
●挨拶
おはようございます。AdivMSの赤山です。
そろそろ、夏が迫ってきましたね! ちょっと早いかもしれませんが、海を先取りしましょう!
基本的には描写はシーンか、人物毎に行う予定ですので、行動は絞った方が良いでしょう!
おはようございます。AdivMSの赤山です。
そろそろ、夏が迫ってきましたね! ちょっと早いかもしれませんが、海を先取りしましょう!
基本的には描写はシーンか、人物毎に行う予定ですので、行動は絞った方が良いでしょう!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/07/08 01:41
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/06/29 00:14:04 |
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【相談卓】南の島で海水浴! Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2019/06/26 21:46:06 |