雪解けの季節に

マスター:蝦蟇ダス

シナリオ形態
ショート
難易度
やや難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
少なめ
相談期間
5日
締切
2015/02/12 07:30
完成日
2015/04/21 09:44

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 山の谷間から、朝日がまばゆい光を投げ掛けてくる。
 目を細める男の隣に、家の中から出てきた女性がそっと寄り添い腕を絡めた。
「これから、私達の人生が始まるんですね。――あなた」
「……あぁ。ここが、俺達の家になるんだ」
 降り積もったばかりの純白の雪。雄大な風景を照らし出す柔らかな陽光が、それらを見つめる二人を祝福していた。

 ニエベという名の男と、その妻フロール。仲間達と暮らす山村は、慎ましくも温かな幸せに溢れていた。やがて娘も授かり、『春』を意味する『エアル』と名づけた。この雪に閉ざされた山に春を告げるような、優しさと明るさに満ちた子供に育ってくれると嬉しい。
 それから、どれだけの月日が流れただろうか。
 自慢の一人娘が町へ嫁いでいったのも、随分と昔の事のように思える。
 徐々に増える化け物の脅威を避け、町へ豊かな暮らしを求めて、仲間達は一人、また一人と村を去っていった。
 そして、妻が病気で逝った。
 男は、独りになった――

「……お願いよ、父さん。私達と一緒に暮らしましょう?」
「……………………」
 思いつめた表情で自分を見つめてくる視線に、しかし、豊かな口髭を蓄えた壮年の男性――ニエベは黙して答えなかった。
「母さんと暮らしたあの家に愛着があるのは分かるわ。私も、それで父さんの気が済むのなら、出来る限りそうして貰いたかった。――でももう限界よ! 化け物が出ているのよ!? いつ殺されてもおかしくない!」
「お義父さん、僕からもお願いします」
 女性をなだめながら、その隣に腰掛けた男性が口を開いた。
「お義父さんを年寄り扱いするわけではありませんが、このままあの家に住むのは危険過ぎます。最近ではエアルも心配して、あまり眠れていないようですし。妻を助けると思って、どうか」
 頭を下げる男性。なおもニエベが無言を貫いていると、義理の息子は頭を下げたままで切り出した。
「娘も会いたがっています。『じーじとお話ししたい』って。妻とあの子の幸せだけが、僕の願いです」
 細められる瞳。鋭い眼光は、猟師として長年暮らしてきた凄みを感じさせる。
 椅子の引かれる音が響いた。
「父さん!」
 娘の呼び止める声にも振り返らず、ニエベはその場を去った。

 数日後。夫婦の住む町の一角がざわついていた。
 その中に見知った顔を見つけたエアルがどうしたのかと様子をうかがっていると、気がついた一人が駆け寄ってきた。
「あぁ、エアルちゃん。良かった。呼びに行こうと思っていたところだ」
「どうかしたんですか?」
 相手のただ事ではない様子に、嫌な予感が胸を騒ぎ立てる。
「山の方で大きな雪崩があったんだ。それで、仲間が様子を見に行ったんだが――ニエベ爺さんの家の煙突から煙が出ていないらしい」
「――――ッ!?」
 麓のこの町ならともかく、父の住む一帯はこの季節雪が多く、暖無しに暮らしは成り立たない。もちろん家を空ける時は火も消すのだが、そんな事は彼も承知の上での言葉だろう。
「それに……な。こいつは爺さんから口止めされてたからエアルちゃんには伝えていなかったんだが」
 父の猟師仲間だった相手はばつが悪そうに頬を掻くと、
「爺さん、今日はこっちに来る予定だったんだよ。もうとっくに着いていてもおかしくねぇんだが。あの時間に厳しい爺さんがよ」
 差し出されたのは、綺麗な箱に収められた大小の髪飾り。
「こいつを受け取るはずだったんだ」
 男の目がふっ、と遠くを見るものになる。
「この『春』の模様、な。村に代々伝わっていた奴なんだ。俺達が暮らして、エアルちゃんが生まれた、あの村の」
「あ、ああぁ……」
 エアルは膝から崩れ落ち、両手で顔を覆った。
「爺さん、エアルちゃんに同居を勧められた帰り、こいつを職人に頼んでいったらしい。照れ隠しに土産を用意するなんて、爺さんらしいじゃねぇか」
「あ゛あ゛ああぁぁぁぁぁ……!」
 止まぬ慟哭は、濁り曇った空に虚しく吸い込まれていくだけだった。

 吹きつける風と、身体に積もった雪の冷たさは、意識を容易に死の深淵へと運び去ろうとする。
 ――あなた――
 しかしそれでも、老体は生命の炎を燃やして目を見開くのだった。
(お前の所へ行くのは、まだ早いとでも言うのか……フローラ)
 既にこの世に無い妻の幻覚で目を覚ますというのも皮肉な話である。こちらは一分一秒でも早く逢いたくて仕方が無いというのに。
「――――――――ッ!!」
 足の傷口を布で縛り、思い切り引っ張って出血を止める。
 大きく息を吐く彼の元へ、数頭の犬が温めてくれるかのように身を寄せてきた。――そうだな。自分の命に未練などもう無いが、こいつ等だけでも生きて帰さねば。
 風が強くなってきている。おまけにこの怪我だ。動き回るのは自殺行為だろう。
 横倒しになったソリの荷物を探りながら、ふと考える。
 時間を稼いだとして、それでどうなる? まともな助けなど期待できない。血の臭いを見逃さない奴等に見つかるのも時間の問題だろう。苦しみをいたずらに引き延ばすだけではないのか?
(……エアル……)
 だが、それでも。
 彼の脳裏に浮かんだのは、まだこの世で生を紡いでいる家族の姿であった。

リプレイ本文

 山の天候は気難しい。雲の動きがめまぐるしくかわり、山頂は霧がかかっている。麓から山を見上げる者達にはそれが良くわかった。危険は伴うが、覚醒者であれば耐えられないこともない。後は準備次第だが、ガイドを買って出た中年の男性は不安げに山を見つめていた。
「途中道が雪崩で埋まってるかもしれません。どこまでいけるか…」
「かまいません。とても助かります」
 エフィルロス・リンド(ka0450)は深く頭を下げた。ハンター達の要望は町の住人達によってその大半が叶えられていた。ソリが2台に犬が8頭。1台は犬が引き登山の道具を載せている。その他にも雪靴やフード付のコートなど、ハンターの人数分の装備が都合されている。風を直接身体に受けないだけでも体感温度は大きく違った。ソリの片方は荷車の代わりにハンターが引く予定だが、そちらの荷物は麻袋のみだ。
「……思ったより……」
 姫凪 紫苑(ka0797)は無表情のままハンカチで口と鼻を押さえた。視線は麻袋に向けられている。中身は昨日捌いた豚の臓物だ。気候のおかげで腐ってはいないが、それでも生肉独特のにおいがする。普段慣れる機会のないハンター達は鼻を押さえていた。
「贅沢いわないの。予定通りなんだから」
「そうだぜ。ちゃんと肉屋の親父に感謝して使えよ」
 それを運んできた超級まりお(ka0824)とJ・D(ka3351)は鼻を押さえてはいない。持って来る途中でもう慣れてしまっていた。中身を覗くと希望通り、切り分けた際の売り物にならない切れ端や臓物の山だ。しかしクズ肉とはいえ滋養はある。料理に使うことの出来る村の大事な食料だ。本来なら金を取るところだが、同じ町の仲間の危機とあり、事情を知った肉屋の主人は無償で提供してくれていた。出来ることは全てした。あとは祈ることしかできない。
「ハンターさん、お願いします。どうか……この通り」
 エアルの顔には泣き腫らした後があり、濃い諦めの色が見えた。状況が絶望的なのには変わらない。それでもハンター達は強い意志を秘めた眼差しでエアルを見つめ返した。
「諦めるにはまだ早い。任せておけ、必ず見つけてくる」
 フラヴィ・ボー(ka0698)が安心させるように笑顔を作った。誰も上手く行く確信など持てずにいたが、諦めてしまえばそれで最後だ。願いを託された以上は全力を尽くす義務がある。
「状況は絶望的かもしれないけど、全力を尽くすよ」
 まりおの言葉がメンバーの総意でもあった。
「……あまり……猶予はなさそうだから、急ぐよ」
 紫苑にせかされ、マリオとフラヴィは仲間の下に戻った。準備はととのった。慣れない雪道の装備だが、それでも猟師達の手伝いで様になっている。
「まずは地図の通り、撒き餌をする地点まで行きましょう」
「了解」
 マリーナ・スゥ・シュナイダー(ka3966)がそう言うと、それを合図に一同は出発する。猟師たちは皆無言でハンター達を見送った。山の天気は今にも雪を降らしそうな、灰色の雲で覆われ始めている。雪が深く積もるように、人々の心を不安が押しつぶしていった。



 ソリは都合出来たものの、山道を進む速度はそうそう速くはならなかった。積もる雪に足を取られ普段以上に体力も消耗する上に、白い景色で距離感や時間を見失う。ガイドが居なければ自分たちが遭難していてもおかしくない状況だった。空はまだ明るいが、夜を越す前には決着をつけなければ危ない。
「ここの崖下がさっき分かれた道の先になります」
 ガイドの男が道の側面に広がる斜面を示した。良くは見えなかったが、斜面の下のほうには木々の合間に空白になった場所があった。今はわからないが、春になる頃には踏み固めた道があるという話だ。
「……見えました。あそこですね」
 エフィルロスは事前に用意された地図の上に×点を書いた。横目で見ていたJ・Dはそりの上から麻袋を一つ持ち上げ、谷底目掛けて勢いよく投げ込んだ。麻袋は途中の斜面で何かにひっかかり破れ、中に入っていた臓物を道一杯にばら撒いた。本来はもっと分かれ道を進んだ先で囮を撒きたかったが、ガイドもソリもそれ以上は用意出来なかった為、苦肉の策として今のようなばら撒き作戦に変更された。何よりも時間をかけていられない。当初の想定通りに作業は進まなかったが、ハンター達の作戦は徐々に効果を上げ始めた。
「……来たようですね」
 マリーナは谷側の木々の広がる一角を指した。そこには飛び立つ雑魔の影が見える。雑魔は血肉の匂いに引かれてふらふらと谷底へと飛んで行った。どうやら目論見どおり、雑魔の気を引けたようだ。想定よりも数が多いのが気になるが、移動ルートから引き剥がすことには成功しただろう。その工程を繰り返すこと三度。一向は山の中腹まで差し掛かった。道は雪崩で埋もれており、越えていくには少し難儀するように思えた。ここまででも同じような箇所があり、ハンター達は同じように踏破しようとしたが、犬達が急にそわそわし始めた。そりは自然と止まり、犬達は当たりを探るように鼻を動かしている。雪崩で道は塞がれているが、人間には何が残っているようにも見えなかった。
「どうした?」
「犬達が何か見つけたみたいですが……」
 ガイドの男はソリを下りて犬達を宥めにかかる。ハンター達が周囲を見回していると、不意に犬の声が聞こえたような気がした。
「今のは……」
 マリーナは犬の鳴き声のした方向に向き直る。何も無いように見えるが、確かにそちらから声が聞こえた。
「おーい! 誰か居るのかー!?」
 フラヴィが声を張り上げる。雑魔に見つかればことだが、そうも言っていられない。返事はない。と思われたが、遠くから犬の鳴き声が聞こえてきた。道の脇の急な斜面の少し下。ニエベは倒木の陰でフードを被り身を隠していた。
「じいさん! 大丈夫か!!」
 犬達が吠える横で、ニエベは驚いた顔でハンター達を見上げていた。エフィルロスとまりおがすぐさまその横に駆けつける。
「怪我をしてるのか」
「心配せんでええ。血は止まっておる。じゃが一人で歩くには難儀でのう」
 ニエベは怪我をしてから止血後にその場所を離れ、隠れて救助を待っていた。普段なら誰も気づかず諦めているかもしれないところだが、それでもニエベは不屈の精神で彼らの到来を待っていた。しかし自力で動けるような状態ではない。怪我に加えてこの寒さの中で動かずにいたため、体が冷え切っていた。まりおはヒートソードを焚き火の代わりにとニエベの側に立てかける。痛みのぶり返すニエベに、エフィルロスはヒールを使った。動かすたびに痛みのあった傷はみるみるうちに修復し、ニエベの顔から苦痛の色が和らいでいく。
「ひとまずはこれで。まりおさん、そちらの肩を」
「わかったよ」
 二人してニエベを両脇から支えて斜面を登る。足元はおぼつかないがハンター達の体力であれば問題ない。安堵の空気が流れそうになる中、空を見上げていたJ・Dが警告を発した。
「おいでなすったぞ!」
 雑魔の群だ。数は20を越えている。こちらを獲物と見て群でやってきたのだ。降下する雑魔はあっと言う間にハンター達との距離を詰めてきた。
「……護り……任せる」
 敵を見つけるやいなや、止める間もなく紫苑が飛び出した。最も近い敵に狙いを定め、大鎌で薙ぎ払う。まだ距離のあった個体は逃げ切ったが、襲撃する事に気を取られていた個体は真っ先に餌食になった。紫苑は凄まじい速度と威力の斬撃であたるを幸いに次々と雑魔を処理していく。しかし、空を飛ぶことに加えて数が多く、一人ではどうにもならなかった。
「させませんよ!」
 マリーナはそれでもなお近寄ろうとする雑魔をエナジーアローで追い払う。J・Dがガイドの猟師とソリを護って牽制に徹しているが、雑魔は隙あらば襲いかかろうと上空で動こうとしない。
「ニエベさん、こっちへ!」
 担がれてきたニエベをフラヴィ含めた三人がかりでソリに横たえる。ソリにのっていたガイドの男が不安げにハンター達を見ていた。
「……行って……追いつくから」
「すみません!」
 ガイドの男が犬達に合図を送ると、犬ソリは来た道へ向けて全力で走り出した。マリーナとエフィルロスはそれを追って後退する。雑魔の群はそれを見逃さず追いすがろうとしたが、間に立ったフラヴィが撃ち落とす。雑魔は撃てば一撃で落ちる。一匹一匹はさほど強くも無い。フラヴィは先に逃げた2人の背が見えなくなったのを確認し、デバイスを正面に構えなおした。
「追いつかれても厄介だ。ここで減らしておくよ」
「……わかった」
 残った4人はそこから攻勢に転じた。守るべき対象から解放され、紫苑の暴威は本領を発揮する。当たるを幸いに地上に近い敵から次々と敵を切り裂いていく。攻撃に回れば疾影士から逃げられる者は居ない。
「よーし、僕も負けないよ!」
 同じく攻勢へ転じたまりおが、紫苑を囲もうとする雑魔を槍で串刺しにした。紫苑が右に鎌を振れば、まりおが左を牽制する。互いに背を守りながら敵を次々と屠っていく。そして距離を取ればJ・Dが銃で、フラヴィが機導砲で片っ端から撃ち落した。2人の射手を先に狙えば今度は紫苑とまりおが戻って降りてくる雑魔を薙ぎ払う。群の半数を失いながら、雑魔はようやく絶望的な戦力差に気づいた。攻めあぐねた雑魔は高度を上げる。遠くにはまだ空を飛ぶ影が見える。仲間の到着を待つ腹だろう。
「十分だ。私たちも引こう」
「異議なしだ」
 敵はどんどん沸いてくる。それぞれの個体は弱く、山全体の数を相手取ってもなんとかなりそうだが、自分たちの仕事ではない。フラヴィとJ・Dがタイミングを合わせて敵の群に背を向ける。最後尾に残っていた紫苑とまりおは互いを見てうなづくと、2人を追って駆け出した。ハンター達の戦力をおそれたのか、雑魔の群はそれ以上追ってくることはなかった。



 ハンター達が山を下りて街に到着したのは、それから1時間の後のことだった。到着を待っていた猟師仲間達は、ニエベを連れ帰ったハンター達を諸手をあげて歓迎した。ソリの上からぎこちなく手を振るニエベに、エアルは駆け寄って抱きついた。
「お父さん!」
「エアル……」
 ニエベは娘を抱き留める。背後には彼女の夫と娘が一緒に佇んでいた。孫娘はニエベの顔を見るとひまわりのような笑顔とおぼつかない足取りで歩み寄ってくる。ハンター達は家族の様子を静かに見守っていた。
「山は嫌いなんだけど、我慢した甲斐があったわね」
「苦手だったんですか?」
 妙なものが苦手なのだと不思議に思い、まりおは首をかしげる。
「そうよ。でも言ってどうなることでもないし、この結果なら我慢して良かったわ」
 より大事なことを選択した。それは多くのハンターが戦いの痛みに耐えることと同じことだ。未来を選び最善を尽くしたからこそ、未来を変えることが出来たのだ。
「やはり、希望はどんな時も捨ててはいけ………」
「……え……このタイミングで寝たの?」
 口を開いたと思ったら立ったまま寝ているエフィルロスにフラヴィは呆れ顔だ。それに気づいて猟師達からは大きな笑いが起きた。一緒に笑いあったエアルは、ようやくハンターに向き直ることができた。
「みなさん、本当にありがとうございました」
「なに、あんたの親父さんがしぶとかったのさ。元気な事は良いことだぜ」
「……うん。びっくりするぐらい、元気」
 J・Dの言葉に紫苑はうんうんとうなづく。ハンターも最善を尽くしたが、それだけでは彼の命は無かっただろう。生きる意志の有無がハンター達の到着まで彼を生きながらえさせた。緊張がとけてうつらうつらし始めたエフィルロスに代わり、マリーナがニエベの足の状態を見た。移動の途中でだいぶと速度を上げて来たが、傷が開いているような気配はなかった。マリーナはひとまず安心して、親子2人に笑顔を向けた。
「途中で治療はしましたけど、ヒールは万能の回復魔法ではないわ。
 足の怪我はしばらくそのままですからね」
 ハンター達の言わんとしていることに気づいたのか、マリーナは微笑んで続きを告げる。
「だからニエベさん、しばらく猟師は出来ませんよ」
「む……、そ……そうじゃな」
 言葉も歯切れが悪い。そっぽ向こうとするが、どこを向いても視線が集まっていた。マリーナは追い撃つように話を続けた。
「どこか一緒に暮らしてくれるところはありますか?」
「それは……」
 答えなど一つしかない。周りでみている猟師仲間は絶対に助け船など出さないだろう。ニエベはしばらく考え、どうにも出来ないとわかると大きくため息を吐いた。
「……わかったわい。娘のところで世話になる。あの雑魔が追い払われるまでな」
「じいさん、素直じゃねえなあ」
 J・Dのあきれ声にまたどっと周囲に笑いが起こった。雪降る季節の中、寒さを忘れるような暖かい笑い声だった。

(代筆:鹿野やいと)

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MVP一覧

重体一覧

参加者一覧

  • 完全少女
    エフィルロス・リンド(ka0450
    エルフ|15才|女性|聖導士

  • フラヴィ・ボー(ka0698
    人間(蒼)|18才|女性|機導師
  • 黒き殲滅者
    姫凪 紫苑(ka0797
    人間(蒼)|13才|女性|疾影士

  •  (ka0824
    人間(蒼)|16才|女性|疾影士
  • 交渉人
    J・D(ka3351
    エルフ|26才|男性|猟撃士
  • 春をもたらす者
    マリーナ・スゥ・シュナイダー(ka3966
    人間(紅)|16才|女性|魔術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
J・D(ka3351
エルフ|26才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2015/02/12 02:05:56
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/02/08 02:09:16