• 不動

【不動】避難民と巨人とイルリヒト

マスター:旅硝子

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
  • relation
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/04/15 19:00
完成日
2015/05/21 19:11

みんなの思い出

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オープニング

 イルリヒト機関に所属する生徒達の姿は、今、帝都バルトアンデルスにはない。
 現在、歪虚の軍勢との戦場となっている辺境。けれどその主戦場ではなく、周辺地域を中心に、ハンター達と共に作った小チームに分かれての活動をイルリヒト生徒達は行っていた。
 怠惰に属する者を中心とする歪虚達とも遭遇すれば戦うが、戦いに巻き込まれている辺境部族がいれば救出・護衛などを行うのが今回の主な任務だ。『人類の盾』としての帝国軍にて指揮官となるべきイルリヒト機関の生徒達に、暴食の歪虚以外との戦闘経験を積ませると同時に、少しでも辺境の人々の中に帝国に対しての好意を育もうという、草の根的活動である――。

 4人のイルリヒト生徒達とハンター達によって構成されたあるチームは、開拓地ホープへと避難する小部族の護衛を買って出ていた。
 ドーラフ族と名乗る彼らが暮らしていた村は、怠惰の歪虚の軍勢に文字通り『潰された』のだという。基本的に巨体であり、またその名の通り『怠惰』である怠惰の歪虚達にとっては、避けるのが面倒だから踏み潰して行こう、程度の理由でしかなかったのかもしれない。しかし住居も畑も家畜も、そして少なからぬ人命までも踏みつぶされてしまえば、元の生活を送るのは不可能だ。
 僅かに残された財産と共に50人ほどで移動していたドーラフ族に、偶然このチームが接触したのが護衛を買って出る切っ掛けであった。だが――。
「おばあちゃん、その荷物重くないですか? 持ちますよ」
 そう申し出たベルフラウの言葉を、老女は綺麗に無視してみせた。しょんぼりと肩を落とすベルフラウ。
「ふん、そうやって我らの土地や仲間のように、荷物も奪っちまうつもりなんだろう」
 まだ少年の面影を残した青年が、聞えよがしにそう呟く。もはや諦めたように口も開かないゲルトだが、眼鏡の奥の眼光は険しい。
 ――目的上イルリヒト生徒達は帝国所属という身分を明らかにして活動しているが、ドーラフ族の帝国に対する印象は良くない。生徒達が申し出た護衛も跳ね付けられそうになったところを、ハンター達が間に入って道中の危険を説き、何とか受け入れてもらったのだ。
 エルガーも最低限挨拶などはしつつほとんど見張りに専念しているが、問題はハラーツァイである。
「おら達もこっちから来たけど、こっから道さ悪くなっから気ぃつけなよ」
 そう言ったハラーツァイに対してドーラフ族から集まる視線は、他のイルリヒト生徒達に対してのものよりさらに冷たい。
「ふん、帝国軍がやってくるために辺境の地理も覚えてるってか」
「違うよぉ! おじいちゃんおばあちゃんもおるんだから、こけたら困るべ!?」
「信じられないな、辺境に生まれたくせに、帝国に尻尾振る裏切り者なんて」
「裏切ってないって言ってるべさ!」
 明らかに敵意を込めた言葉を放つ少年に、ハラーツァイが怒鳴り返す。
「ハラーツァイ、大声出すんじゃねぇ。歪虚の勢力圏内だぞ」
「むー……」
 エルガーに注意され、ハラーツァイはむっとした顔で黙り込む。傷ついたように、悲しげに瞳が揺れた。
 ――その時。
「前方、敵影4つ! 怠惰の歪虚じゃないか?」
 ハンターの1人が発した声に、はっと一団の間に緊張が走る。
 4つの、明らかに人より大きい影。それは真っ直ぐに、こちらへと近づいてくる。
「また……踏みつぶされる!?」
 幼い少女の恐怖に満ちた言葉が、恐慌を産んだ。
 大人達はまだ顔を強張らせながらもなんとか平静を保っている。けれど、50人のうち半数を占める子ども達が、村を襲った恐怖を思い出したのだ。
 巨人の進行を食い止めようとした大人達が無惨に殺され、そのまま村を無造作に蹂躙された恐怖を。
「まずい、このままだと……」
「巻き込まれるか、はぐれでもしたら大変なことに」
 ハンター達と生徒達がそっと囁きを交わす。その間にも4体の巨人は、着々とこちらに近付いてくる。
「何とかしないと……!」
 難を逃れた命を、これ以上喪わせないように。
 ハンター達とイルリヒト生徒達は、4体の巨人へと向き合う――!

リプレイ本文

 迫り来る巨人に向かい、1騎の騎馬が駆ける。
 獰猛な唸り声と共に、高く鳴り響く蹄の音は、否応なしに怠惰兵達の意識を彼の元へと引きつけた。
 単騎、その眼前まで迫った米本 剛(ka0320)は、ひらりと愛馬・黒風から飛び降りると、どっしりと大地に脚で踏みしめて長大な棍をその眼前に掲げ上げた。
「大きな迷子達ですね。それとも……群の脱落者ですかな?」
 挑発するように、口元に笑みを浮かべて放ったその一言に対し、怠惰の巨人達は怒りを露にするかのように雄叫びを上げて米本を威嚇する。
「やれやれ、親と離れて泣く子はあやさねばなりませんね」
 そう、尚も刺激的な言葉を口にする米本であるが、棍を握り締めるその姿は、怠惰兵の体躯に決して劣らぬ覇気を纏い、強大な壁となって彼らの前に立ちはだかっていた。

 唐突の自体に対し、既に戦う力を失ったドラーフ族の人々は、ざわざわと喚くように声を上げていた。
 口々に不安を露にする彼等は、半ば集団としての統率力も欠けており、どうする事もできずおろおろと道中で佇むのみ。
 子供が多いせいか、その不安は瞬く間に伝染し、泣き声や「ぐずり」となって場の混乱を一層深めて行く。
「状況は見ての通りだ、一端引くぜ。この目印についてきな」
 リリリと鈴の音を響かせながら、燭台のついた杖を掲げて、ドーラフ族の先陣に立つフェルム・ニンバス(ka2974)。
 しかし、一部聞く耳を貸すものも居たものの、そのすべてが彼の話を耳にはしていなかった。
「みんな、落ち着くんだ……!」
 喧騒に喝を入れるかのように、時音 ざくろ(ka1250)の声が戦場に響き渡った。
「あの巨人は仲間達が抑える、だからそう簡単にここに来やし無い。そしてみんなは、ざくろが絶対に護りきる」
 だから慌てず、自分たちに着いて来て欲しい。
 そう懇願するように、しかし自信を持って説くざくろの姿。
「そうだ……村を捨ててまで、みんなで生きる事を決めたんだ。こんな所で、死んでなんかやるもんか」
 口にしたのは誰だったのか。
 しかし、その声に弾かれるように、彼らの統率が次第に取れ始めて行く。
「大人たちは子供たちに手を触れて、安心させてあげてください。皆様の協力が無ければ、この子たちは守れない……託された未来を届けるため、繋いだ手は絶対に離さないでください」
 シルウィス・フェイカー(ka3492)の声に諭されるように、大人は、また比較的聞き分けの良い年の子が、泣き喚く小さな子供達の手を引いて、その心を勇気付ける。
 互いに頷き合い、手を取って、進路を変える準備に取り掛かるドーラフ族達。
「よーし、じゃあ改めてコレを目印に来てくれ。足元が不安なヤツは、音を目印にしてくれても良いぜ」
 ベルの音を鳴らして、今度こそ先陣を切るフェルム。
 彼の鈴の音とざくろの護衛に連れられて、ドーラフ族は列を成して退避を始めてゆく。
 シルウィスは殿を兼ねて最後尾に位置し、その弓を怠惰兵の戦場へと引き絞った。
「誇り高き戦士たちが身命を賭して守った命。彼らの平穏を護るためにも……必ず、助けます」
 そう自らに言い聞かせるように口にして放たれた一射は、戦場の空気を切り裂くように飛翔していた。
 
「ドーラフ族も移動を始めた、。こっちも仕事をするとするかね」
 戦域を離れてゆく避難民達の姿を見送りながら、対崎 紋次郎(ka1892)は眼前の巨人達に、ニット帽の奥から鋭い視線を投げかけた。
「米本がとりあえずの注意を引き付けてくれている。わし等は、彼が相手できていない巨人に、とりあえず1発叩き込むのが役目だ。奴らの視線を、完全にこちらに向けるぞ」
 そう、イルリヒトの生徒達へと作戦を伝える紋次郎。
「巨人が相手だなんて……不安はあるけど、やるしかないべ」
 そう口にするハラーツァイの瞳は、巨人に対するものか、ドーラフ族の確執からか、相変わらず不安にこそ揺れていた。
 それでも、少なくとも今やらなければなら無い事は理解しているかのように、ぐっと拳を握り締める。
「俺達だって、こんな所で死ぬ訳にはいかねぇんだ」
 そう、意識を確かめるように口走ったエルガーの言葉に頷いて、イルリヒト生徒も一斉に戦場へと身を投げ出してた。
「ぐ……これは」
 自らのほうへと足を踏み出した巨人を前に、米本の体に奇妙な感覚が迫っていた。
 まるで巨人達のほうへと吸い寄せられるかのように、体が動く。
 その動きは意識的に抗う事が出来ず、ただただ単純に、巨人の下へと吸い寄せられてゆく。
 自らの2倍以上はある巨人を頭上に、流石に額に汗も浮かぶ米本。
「自分は逃げも隠れもしませんよ。掛かって来なさい」
 その言葉に呼応するかのように、巨人の振り上げた棍棒が、米本の頭上目掛けて一思いに振り下ろされていた。
「水溜まりの世界を崩すように。角砂糖がミルクに溶けるように。ねえ、あなたも一緒に遊びましょう?」
 まるで詩を奏でるかのように軽やかな口調で、雨音に微睡む玻璃草(ka4538)は巨人の集団を前に、日傘を差してひっそりと佇んでいた。
 否応なしに、彼女もまた巨人達の引き寄せに巻き込まれるが、その空気を感じ取ったフィリアは、ニコリと微笑みながら逆に巨人達の方へと歩みを強めてゆく。
「それは『砂糖細工な蒲公英の綿毛』が風に乗って溶けるように……」
 ふわりと彼女の体が宙を舞い、蹴った足で、巨人との距離がグンと縮まる。
 それを待ち構えるかのように振るわれた巨大な棍棒を、傘のステップで踊るようにと潜り抜けると、その手で巨人の体躯を優しく撫でる。
 次の瞬間、彼女の指に仕込まれた魔導機の刃によって、巨人の足は深く切り裂かれていた。
 戦場に木霊するほどの悲鳴を上げる巨人。
 苦し紛れに振るった棍棒が、触れる彼女のその手を僅かに掠めたが、フィリアは逃げるようにふわりとその場を離れてゆく。
「鬼さんこちら。えっと……そう、鋏の鳴る方へ」
 カチャリと指間の刃を鳴らしながら、彼女の体は再びふわりと戦場に舞い上がっていた。
 
「中々にしぶといですね……」
 眼前の巨人の脚部に棍を叩きつけながら、米本はやや険しい表情でそう呟いた。
 アドバイスを与えたイルリヒトの生徒達は、はじめこそ巨大な敵相手に士気の低下も見せたものの、比較的落ち着いた様子で4人がかりで1体の巨人を相手取っている。
 いつも一緒に居るメンバーだからか、流石に連携の取れた動きで、少しずつではあるが確実に巨人相手に優勢を取りつつある。
 一方のこちらは、事実上の3対3。
 攻撃を集中はさせても、1人で1体を相手取るような、そんな状況だ。
 加えて見た目の想像通りに、この巨人達、なかなかタフであった。
 脚をボロボロに打ち砕かれながらも、気力で立ちふさがり、その棍棒を振るう。
 敵ながら天晴れだと、その姿に素直に賞賛すら送りたい所。
「だが、そろそろ仕舞いにしましょうか」
 フィリアの刃に切り裂かれた巨人の一体が、ついにその膝を折ったのだ。
 ガクリと下がる背丈に、がら空きになる頭部。
 そこへ、米本の棍が、ミシリと音を立てて叩き込まれた。
「ようやく1匹……ですね」
 ずしりと音を立てて崩れる巨人を前に、棍を肩に担いで、残る3体を睨みつける米本。
 その姿に、僅かながら、ぶるりと巨人達がその身を震わせたようにも見えた。
 対する巨人は、尚もハンター達を引き寄せようと力を行使するも、その力の流れに乗ってフェリアが懐へと飛び込んで行く。
「なるほど、そう言うやり方もあるわけだ」
 同じく怠惰兵達の力を受ける紋次郎も、その力に逆らわず、寧ろ突っ込むように地面を蹴った。
 敵の力と合わさって、加速したその身体は瞬く間に巨人との距離を詰める。
「ふむ、貴様のお陰で容易に射程内だ……痺れな」
 その機械仕掛けの杖の先に集まった雷撃を、怠惰兵のどてっぱら目掛けて叩きつける紋次郎。
 次の瞬間、バチリと戦場を貫くスパークと共に、怠惰兵はその身を痙攣させるように小刻みに震え上がる。
「数さえ減れば、こちらのものですよ」
 そうして痺れあがった怠惰兵の顔面を、米本の棍は難なく撃ち抜いていた。
「どんなもんだ、ざまぁみろ!」
 ハンター達が2体目の巨人を仕留めた頃、イルリヒト生徒の戦場からもまた、威勢の良い声が響き渡っていた。
 地面に横たわる巨人と、それを取り囲む3人の生徒。
 そして、巨体を踏みつけるようにして槍を突き立てるエルガーの姿。
「後はあの1体だけのようです。ハンターさん達と合流しましょう!」
 ベルフラウの掛け声と共に、4人の生徒達はハンター達の下へと合流。
 7対1。
 完全に戦況を有利に持ち込んだ彼らは、難なく最後の1体の巨人を打ちのめしたのだった。
 
 それから暫くの旅路。
 それ以上の障害は現れず、無事に一向は開拓地ホープへと到着する事ができていた。
 幸い、ドーラフ族への被害も無く、ハンター達やイルリヒトの生徒にも大きな怪我も無い。
 怠惰との遭遇でひやりとされる場面はあっても、順調な旅路であったと言えるであろう。
「ハンターの皆さん。本当に助かりました……我々だけでは、この地へたどり着く事は決して出来なかったことでしょう」
 ドーラフ族を形式上纏める老人が、6人のハンター達へと向かい、感謝の言葉を述べる。
 当然、その言葉にはイルリヒトの「イ」の字も出る事は無く、生徒達の我慢も限界を迎えようとしていた。
「俺達には何もねぇってか……」
 思いのほか、先にそう声を上げたのはエルガー。
 否、彼が声を上げていなければ、先にハラーツァイが感情を爆発させていた事だろう。
 等の本人は、言葉を出す機会を失い、やや煮え切らない様子ながらも、その揺れる瞳を落ち着き無く動かしていた。
「そうだな……俺達に感謝するのもいいが、あいつらにも言ってやりな。そうする義務が、アンタ達にはあるはずだ」
 状況を見かねた紋次郎が、彼らの間を取り持つように、そう促した。
「そうですよ。彼らもまた、あなた方が無事にこの地へたどり着けるよう、命を張った仲間です……労いの言葉の一つでも掛けてあげて、罰は当たらないでしょう」
 米本もまたフォローするも、ドーラフ族は一向に首を縦には振らない。
 挙句の果てにはイルリヒト生も、そんな無理に言われた感謝の言葉など要らないと言い張る始末。
「――変なの」
 そんな、一触即発の状況を破ったのは、そんなフェリアの一言だった。
「ご飯の後には歯を磨くでしょ? それと同じ。助けて貰ったらありがとうって言わなくちゃ駄目なのに」
 当たり前のことを、当たり前のように言った彼女の言葉に、一時、場の空気がしんと静まり返った。
「少なくとも、こういうコトの前で、帝国も辺境も関係ねえんじゃねえの」
 まあ、俺こそ関係ねえけどさ、と付け加えるフェルム。
 それは概ね、生徒たちに向けられた言葉ではあったのだが、ことこの場に於いてはドーラフ族達の胸にも、その言葉の刃は容赦なく突き刺さった。
 どう思ってんのか知らないが、考えがあるなら、立場なんて気にしている場合じゃない。
 やりたい事があるのならやれば、言いたいことがあるならば言えばいいのだ。
 それを、先ほどのイルリヒト生徒たちはやって見せた。
 ドーラフ族を護ると言う、ただ心の底からやりたかった事をやって、そして、やってのけたのだ。
 押し黙るドーラフ族、そしてイルリヒトの生徒たち。
「気持ちは解った。立場も解った。言葉に出したく無いってんなら、そうだな……握手でもすればいいんじゃあないか?」
 千日手になりつつあるこの場を打破するように、紋次郎はそう、痺れを切らした様子で呟いた。
 ドーラフ族に、イルリヒトの生徒への感謝の気持ちが無いと言えば、それはウソだ。
 同様に、イルリヒトの生徒が、感謝して欲しくてドーラフ族を助けたので無い事も確かだ。
 ならばその妥協点を探す事が、今この場での、もっとも有用な最善策。
 その言葉に促されるように、ドーラフ族から生徒達に、無言の手が差し伸べられた。
「……おう」
 その握手を一人一人、受け取ってゆく生徒達。
「わしらは、裏切り者を許したわけでは無い……忘れるでないぞ」
 そう、憎まれ口のように言ったドーラフ族の言葉に、思わず声を上げそうになるハラーツァイ。
 しかしその一声を、ざくろの手が静かに制した。
「ざくろ達がみんなを守ったんだ、そして、ドーラフ族はそれに応えてくれた。それは心の支えにしていいと思う……いつか、分かり合える日はきっと来るよ」
 そう微笑み掛ける彼に、ハーラツァイは、行き場を無くした感情の行き所を無くした様子で震える瞳をざくろへと向けた。
 しかし、そんな感情の渦を飲み込んで、コクリと小さく頷いてみせたのだった。
「イルリヒトの方々には辛い任務となったでしょうが、ドーラフ族とて今は失意と混乱の中にあるのです。やり場のない苛立ちを『感情をぶつけ易い相手』にぶつけている面が強いのでしょう。もちろん、元々そう言う感情が無いわけでは無いのでしょうが……」
 そんな彼らの様子を眺めながら、米本は静かに口にする。
「ですが、それを含めてもイルリヒトの皆様は帝国と辺境の軋轢を実感されたことでしょう。彼等は現状を知ることができた……それは、今後に大きな意味を持つハズです」
 米本の言葉に応えるように、シルウィスの言葉がホープの風に乗る。
 腐ることなく前を向いて欲しい。
 未来は貴方たちと、貴方たちが護った、子供たちが創るのだから――と。

(代筆:のどか)

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MVP一覧

  • 王国騎士団“黒の騎士”
    米本 剛ka0320
  • 平穏を望む白矢
    シルウィス・フェイカーka3492

重体一覧

参加者一覧

  • 王国騎士団“黒の騎士”
    米本 剛(ka0320
    人間(蒼)|30才|男性|聖導士
  • 神秘を掴む冒険家
    時音 ざくろ(ka1250
    人間(蒼)|18才|男性|機導師
  • 光凛一矢
    対崎 紋次郎(ka1892
    人間(蒼)|24才|男性|機導師
  • 好奇心の一手
    フェルム・ニンバス(ka2974
    人間(紅)|14才|男性|魔術師
  • 平穏を望む白矢
    シルウィス・フェイカー(ka3492
    人間(紅)|28才|女性|猟撃士
  • 囁くは雨音、紡ぐは物語
    雨音に微睡む玻璃草(ka4538
    人間(紅)|12才|女性|疾影士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 【相談卓】
シルウィス・フェイカー(ka3492
人間(クリムゾンウェスト)|28才|女性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2015/04/15 18:14:25
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/04/11 09:35:14