【アルカナ】 轟く咆哮は力の証

マスター:桐咲鈴華

シナリオ形態
ショート
難易度
難しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
締切
2015/04/27 07:30
完成日
2015/05/03 11:17

みんなの思い出

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オープニング



 辺境にある、名も無き山。木々が生い茂り、比較的整備の行き届いたその場所は街道として扱われなくなって久しい。
 
 ずしり、と地鳴りが響く。

 山が震えるかと錯覚するほどの震動に、山の木々から一斉に鳥達が羽ばたいていく。

 ずしり、と地鳴りが響く。

 突如として山の地面の一部が隆起する。地の中から何かが顔を出すように、ぼこりと土が盛り上がった。そして盛り上がった地面から突如として巨大な人間の『腕』が、地面を突き破るように生えてきた。
 腕は地面に手をつくと、懸垂の要領で自らの胴体を更に地面から引き上げる。地中から現れたのは赤銅色の肌。二本の腕、二本の足、強靭な胴体と顔を持つ、巨大な人間。

「……久しぶりのシャバの空気……やのう……」

 ゆっくりと開いた口は人間の言葉を紡ぐ。コキコキと首を鳴らし、大きく『伸び』をしたのちに……その巨人はファイティングポーズを取る。

 そして腰を落とした構えから、凄い速さで正拳突きを2,3、繰り出し、身体を捻り上げて回し蹴りを放つ。その巨大な体躯から繰り出される挙動は、ただのシャドウボクシングで空気が震え、破裂し、衝撃で木々が傾く。だが、これで彼にとっては『身体を鳴らしているだけ』に過ぎないのだ。

「さて……この時代にゃ、ワイを満足させれる戦士はおるんかなぁ……」

 巨人は、すぅっと息を吸い込み……遥か遠くの山に向かって、勢い良く叫んだ。

「オラァ! 『Strength』が目ェ覚ましたぞ! タロッキの! 出てこんかい!!」

 空を飛ぶ鳥がショックで墜落するほどの大音響が、遠くの山を伝って辺境の長城まで届いたのだった。




「『Strength』と……確かに、そう聞こえたのですね?」
「はい。突如として響き渡った大声。ノアーラ・クンタウに常駐していた兵が確かにそう聞いたと報告しています」
 状況の確認しているのはエフィーリア・タロッキ(kz0077)。彼女は『アルカナ』と呼ばれる強力な歪虚群を封印し、長年それを監視してきた『タロッキ族』の代表。ハンターオフィスに常駐し、近年封印が綻んできたと言われるアルカナの事件を担当しているのだった。
「……この時期に、厄介な敵が目を覚ましたものですね。……『Strength』は力比べを好むアルカナの一体です。『暴腕振るう、赤き覇者』と伝承で伝えられており、人間をそのまま巨大にしたような姿をしているようです」
「それは、怠惰の巨人と似たようなもの、という事でしょうか」
 受付嬢の言葉に、エフィーリアは顔を顰める。それだけなら良かったのですが、と言いたげな顔だ。
「確かに、あえて分類するならばあれは『怠惰』でしょう。しかし……『怠惰』など、とんでもない。奴は鍛えあげられた強靭な肉体と高い知能を持ち、独自に練り上げた格闘技を使いこなすのです。……言葉の示す通り、本当に『人間を巨大にした』存在。その体積から繰り出される運動性能は、理不尽なまでの破壊を招くと伝えられています」
「……っ」
「……しかし、同時に弱点もあります。奴は『言った事を簡単に信じる』のです。非常に純粋な性格をしており……駆け引きが非常に苦手なのです。そこを上手く利用すれば、決定的な隙が作れるかもしれません……」
 受付嬢はふむ、と考える。嘘や挑発などに弱いということなら、話術や策略に乗せられるのでは、と。
「……相手はまさに『動きまわる山』、『巨大な人間』です。叡智を駆使する者が巨大というのは、非常に難敵となるでしょうが……ハンターを募り、討伐をお願いします……」
 

リプレイ本文

●その巨躯は力を現す者

 晴れ渡る蒼穹に浮かぶ、燦々と輝く太陽が山を照らす。名も無き山に鎮座する、一つの山……いや、山のような人影といった方が正しいか。
 太陽の光を浴び、隆々と膨れる筋肉にうっすらと輝く粒上の汗が、赤銅色の肌を煌めかせる。その巨人の名は『力』(Strength)。アルカナの一体だ。
「……おう、来たかぁ」
 目が飢えた野獣のように光る。彼の目が捕らえたのは、遥か前方から歩いてくる、武装した集団……ハンター達だった。
「って、何や女ばっかりか? 力試しが出来ると思たのに何か拍子抜けやなぁ」
 『力』が品定めするように向かい来るハンター達を見やる。此度集まったのは全員が女性だ。そのうちの一人、リリア・ノヴィドール(ka3056)が前に出る。
「知らないの? 今の世界には、男性は絶滅してしまったのよ」
「マジでか!?」
 大声をあげて仰天する『力』。リリアの言葉を寸分違わず信じこんでるようで、「えー……それやと人間増えられんことない? 雄雌おらんくて生殖出来る生き物やっけ……」とか呟いている。
「本当に信じるんですね…。純情ですね…」
 その様子を見て、片手間に刀を撫でながら呟いたのはシャルティナ(ka0119)。簡単に騙される『力』の様子には何故か心配すら覚える。
「純粋とはいえ、強敵です。油断せずにいきましょう」
 ヘルメット越しにくぐもった小声を発し、仲間に警戒を促すのはシルヴィア=ライゼンシュタイン(ka0338)だ。彼女は更に『力』に対してこう言った。
「あ、えっと…私はただ巻き込まれた一般人です……このあたりで失礼しますね」
「え、いや待てや! 全身そんないかつい鎧着とるやん自分!」
 魔獣装甲タイラントに身を包んだその姿はまさに魔獣の如き凶悪さを持っている……が、あろう事かシルヴィアは自分を戦闘要員でないと言ったのだ。
「……これは、この時代の流行ファッションですよ」
「そうなん!?」
 再び仰天する『力』を尻目に、シルヴィアはそそくさと森の影に隠れていく。『力』は驚いた様子だったが、「はー、そうなんか……時代は変わったなぁ」と感心(?)していた。
「……ともかく、戦士が揃ったんならええ」
 暫しハンター達の嘘に翻弄されていた『力』だったが、眼前に布陣する戦士達を見て、目に闘志を灯し、ファイティングポーズをとる。
「さぁ、いっちょやろか戦士ら!」
 山に響き渡る怒号が、開戦の合図を告げたのだった。


●『力』の象徴

 ハンター達の何倍もある体長の『力』が構える姿は、少し前の間の抜けた仕草からは比べ物にならない威圧感を放つ。全身から漲る凄まじいパワーに警戒を厳にするハンター達から、一歩前に踏み出た者がいる。アイビス・グラス(ka2477)だ。
「勝負の前に礼儀として挨拶させてもらうわね、私はアイビス・グラス。あなたと同じ格闘を使うものよ」
 その体格差に一歩も怯まず、同じくファイティングポーズをとるアイビス。その様子を見て、『力』はニヤリと笑む。
「ほう、ワイを前にして怯まんとは、やるな嬢ちゃん。こら、楽しめそうやわ」
 ぴしり、と両者の間に緊張感が張り詰める。互いに呼吸を整え、そして……。

 『力』が、地を蹴る。踏み込みが大地を砕き飛ばし、すごい速度の踏込がアイビスに迫る。
(速っ……!?)

 想像以上の速さにアイビスは咄嗟に回避行動をとろうとし

「! タロッキの巫女さん! なんでここに来たの!?」
「何、タロッキやと!?」

 その声にビタリ! と繰り出された蹴りが停止する。そして背後を向き、「どこや!?」と探しているその背に、ファイヤーボールが直撃した。
「あっつぅ!?」
「失礼! 見間違いだったわ!」
 そのままダッシュで逃げていくのは満月美華(ka0515)。見事騙し討ちに成功した彼女は舌を出す。
「余所見してんじゃ、ないわよっ!」
 『力』が振り向くと同時に、立体攻撃で顔面付近まで駆け上がったアイビスが、体重を乗せた強力な殴打を鼻の頭に食らわせる。
「ぐおっ!?」
 そのまま頬を蹴り、大きく飛び退くアイビス。が、『力』はその隙を逃さない。すぐさま引き戻した拳を、ストレートに突き出す。空気が唸りをあげて轟き、その拳がアイビスを捉える!
「……っ!」
 直撃。……したと思われた拳は、僅かに軌道を逸らされていた。その腕には小さな、しかし確かな銃槍。肉を抉るダメージに僅かに、込められていた力が綻んだのだった。
「ぐっ……鉄砲か! お前、図ったな……!」
 その巨躯からすれば小さな穴だが、確かなダメージに奥歯を噛む『力』。その怒りの視線の先には、銃を構えたシルヴィアがいた。
「奸計を、失礼致しました。弱い人間である身、このような戦い方でなければ、貴方を倒すことは出来ぬのです」
 言いながらシルヴィアはマテリアルを弾丸に込め、射撃する。『力』はなんとその弾丸を張手によって弾き飛ばした。だが、シルヴィアの込めたマテリアルは冷気の属性を帯び、払いのけた掌を凍結させた。
「ちっ、小賢しい真似しおってからに!」
 しかし一度受けた後の『力』の対処は的確だった。今度は弾丸を『見て、躱した』のだった。銃撃の速度を遥かに上回る動体視力をもって狙撃を制した『力』はシルヴィアに襲いかかる。
「上からくるわ! 気をつけなさい!」
「は? 上!?」
 突如として響いた声に『力』が上を向く。その隙に足の指めがけて、チャクラムが投擲された。
「いづぅっ!?」
 激しい痛みに襲われバランスを崩した『力』は転倒する。即座に受け身を取り体勢を立て直すも、その間に再びシルヴィアは隠密によってその姿を晦ましていた。
「くっそ、上から何も来んやん! 騙したな――」
「騙してなんかいないわよ!」
 山の斜面を蹴って高く飛び上がったアイビスが再度『力』に襲いかかる。身体を回転させ、遠心力をつけた蹴りが深くその肩に突き刺さった。
「ぐ……ちょこまかと!」
「力量の差があったとしても私達は自分なりの戦い方をするだけよ、戦い方は一つじゃない。それを見せてあげる!」
 横薙ぎに振るわれる豪腕。直撃する刹那、マテリアルを身体に込めたアイビスはその拳から腕にかけて足を乗せ、その上を駆ける。腕を伝って肩を走り、助走をつけた勢いを殺さずに踏込み、強烈な掌底を『力』の顔面にクリーンヒットさせた。
「が、ふっ……やるやん、自分……! やけど、さっきから鬱陶しいぞお前らぁ!」
 衝撃に仰け反りつつ言うや否や『力』は倒れこむ動作のままに地面に手をつき、ブレイクダンスのような逆立ち回転蹴りを繰り出した。その動きの速さ、重さは竜巻にすら匹敵する程の破壊力を伴い、周囲の木々を吹き飛ばし、薙ぎ倒した。咄嗟に美華が発動したアースウォールごと、その暴風はハンター達を一様に吹き飛ばす。立体的な動きをし、空中戦を展開するアイビスもその風に煽られてバランスを崩す。それをめがけて、横薙ぎの蹴りが放たれようとした。その時。
「アイビスさんに攻撃すると、楽しい力試しができなくなりますよ? 折角正々堂々挑んでくる相手です、辞めた方がいいのではないですか?」
 シャルティナが声をかける。だが、その言葉を確かに聞いたはずの『力』は動きを止めずに、その蹴りを振りぬいた。今度はまともに蹴りを受けたアイビスは吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。
「は、全力出せへん力試しなんぞ御免被るわ。むしろ正々堂々挑んでくる相手に手ェ抜く程失礼な事はあらへんわな」
 『力』は確かに純情で、言ったことを信じる。だがそれ故に、その信念は真っ直ぐなのだ。言葉遊びでは怯ませられないということを、シャルティナは知った。『力』はそのままファイティングポーズをとり、パンチをシャルティナに繰り出した。シャルティナはこれを巧みな脚さばきで回避。周囲のなぎ倒された木を盾にしながら攻撃をいなし続けたが……。
「甘いわ!」
 突如として空気が震え、軌道を変える『力』の腕がシャルティナを捉えて吹き飛ばす。
「あれは、フリッカージャブ……!? あの巨体で、何て器用な事を……」
 リアルブルー出身のシルヴィアが、今の『力』の動きに感嘆を漏らす。腕をしならせてジャブを放ち、不規則な軌道で相手を捉える格闘技の技術を、この歪虚は使ったのだ。
「やはり、厄介な相手ですね……」
 先ほどの回転蹴りでダメージを受けたシルヴィアは、遠くの崖からその様子を眺めていた。ライフルを構え、振り下ろされる第二撃。その腕を狙って。
「しかし、これ以上好きにはさせません」
 引き金を引き絞る。トリガーを伝って流れ込んだマテリアルが銃弾を加速させる。光のような弾速は軌跡すら描き、振り上げられた拳に着弾して肉を抉る。
「ぐあああっ! くそ、また狙撃か、この……!」
 射撃された方向を向いた瞬間、受け身をとったシャルティナが返す刀でスラッシュエッジを放ち、『力』の脹脛あたりを切り裂いた。
「はぁ、はぁっ……お返しですよ!」
「ちぃっ! もっかいふっ飛ばしたる……!」
 四方を囲まれた状態、再び回転蹴りを放とうと手をつこうとしたそこへ、リリアの声が飛んだ。
「みんな、足元にセットした地雷に注意、なの!」
「地雷やと!? いつのまに……!」
 リリアの声にぴたり、と手をつくのを躊躇した『力』。その瞬間飛来した美華のファイヤーボールが胴体に直撃し、身を焦がす。
「あっちちちちちぃ!?」
 熱さに思わず転がる『力』。当然地雷などなく、地面に手をついても何も起こらない。
「また嘘かコラぁ! お前さっきから卑怯やぞ!」
 巧みな嘘で『力』の動きをコントロールしてるリリアに向かって、ついに怒り出す『力』。リリアはむしろ開き直った風にこう言った。
「ごめんなさい。人間たちの間じゃ、今日は嘘をついてもいい日なのよ」
「なんやて! なんでそんな日を作ったんや! まともに話されへんやん!」
 これすら真に受ける『力』。それでいいのかお前。

 ハンター達の繰り返される攻撃に、その巨体が誇る質量を少しずつ削られていく『力』。巧みな話術で動きをコントロールされ、怒りを露わにしていた『力』だったが、唯一。話術を駆使せずに真っ向から向かってきたアイビスに視線を移した。
「はぁ、はぁ……っ、どうしたの、もう終わり?」
 先ほど空中ではたき落とされるかの如く強烈な回し蹴りを食らい、地面に激突したアイビスだったが、その強靭な体躯を奮い立たせ、再びとったファイティングポーズで『力』と対峙する。体格差など関係なく、真っ向から挑んでくる相手に、『力』は怒りを闘志へと変え、口元を歪ませる。
「気に入ったわ嬢ちゃん。アイビス言うたな、その名前、覚えとくわ」
「ふふっ……同じ武を志す者として、私もあなたの『力(ちから)』に敬意を表すわ)」
 対峙する二人。その二人に応えるように、他のハンター達がアイビスの後ろに集う。『力』も、ハンター達もボロボロだ。
「……なんや、もう隠れんぼはやめか」
「最後は真っ向から、貴方に立ち向かいます。これが私達の最後の攻撃です。受け切れば、この力試しはあなたの勝ちですよ」
 シャルティナが『力』に向けて言い放つ。最後は、一番の大勝負をするというらしい。比較的虚言を吐かなかったシャルティナのその言葉を聞き、『力』はニヤリと笑む。
「……ええやん、乗ったるわ。……いくで」
 腰を低く落として構える『力』。ハンター達も、アイビスを先頭に、各々の武器を構えた。

「――くたばれェッ!!」

 落とした腰から、体全体を捻りあげて力を乗せた正拳突きを繰り出す。その正面から突っ込んだのは、風のような淡いオーラを纏うアイビス。地面が砕ける程の踏み込みから、強烈な拳を、『力』の拳に合わせる。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 雄叫びと共に激突する両者の拳。質量と筋力があわさる『力』の拳は圧倒的な暴力だ。本来正面から受け止められるものではない。されどアイビスは闘争心を奮い立たせ、一歩も引かないで力を込め続ける。
 そこへ、シルヴィアの放った弾丸が『力』の肘あたりに着弾、その一部を凍結させる。その逆側からは、美華の放った火球が着弾、爆発し、その勢いを幾分か緩めさせる。
「ぐう、うぉぉぉぉぉっ!」
 ハンター達の力が結集し、その拳をせき止める。動きが止まった腕の上を駆け上がりシャルティナとリリアは、駆け上がっていく。

「これで終わりです…!おとなしく寝てください…!」

 迅速な脚さばきで駆け上がった二人の疾影士が振り下ろす剣が、『力』の胴体に深く、深く斬り込んだ。
「……ああ、見事、や……」
 『力』から、その溢れ出る力が次第に薄れていく。膝をつき、少しずつその身体が半透明に消えていく。その姿に対してシルヴィアは、ぽつりと言葉を投げかけた。

「貴方のような存在が味方になってくれれば、心強かったのですが……」
「……はは、それも悪うないな。……けどな、あんまり力試しは出来た気がせぇへんけど、久々に楽しい戦いやったわ。お前らとは闘えへんと、勿体無いわな」

 くっくっ、と『力』は笑う。彼にとって『力試し』とは、その暴腕を振るえる相手の事を言うのだろうか。だが、その希望が叶わなかったにも関わらず、その笑みはどこか満足そうだった。

「……またな戦士ども。心躍る戦いに感謝する」

 そう言い残して、『力』は虚空へと消えていったのだった。


「……あいたたたっ……ちょっと、無茶しすぎたかな」
 『力』が消えたのち、アイビスは大の字になって寝転んだ。全身の骨が軋んでいるような感覚に陥り、一歩も動くことはできないらしい。
「無茶しすぎですよ。真っ向から挑むなんて」
 シャルティナはマテリアルヒールによる応急処置をしながら、アイビスを介抱した。
「ほんとに、まっすぐな歪虚だったね。……流石に、ちょっと罪悪感なの」
 リリアは消えていった『力』に対して、ぽつりとそうこぼした。今どきあれ程真っ直ぐな歪虚はそういないだろうと、彼の実直な闘志に対して罪悪感を覚えたようだった。

 漲る力を振りかざす『アルカナ』の断片はこうして討伐された。だが、彼の闘志はまだ、こんなところで留まりはしないだろう。ハンター達は更なる戦いの予感を感じながら、名も無き山を降りていくのだった……。

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MVP一覧

  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラスka2477
  • それでも尚、世界を紡ぐ者
    リリア・ノヴィドールka3056

重体一覧

参加者一覧

  • 《臆病》な心を斬伏せる者
    シャルティナ(ka0119
    エルフ|15才|女性|疾影士
  • 凶獣の狙撃手
    シルヴィア=ライゼンシュタイン(ka0338
    人間(蒼)|14才|女性|猟撃士
  • 《潜在》する紅蓮の炎
    半月藍花(ka0515
    人間(蒼)|17才|女性|魔術師
  • 戦いを選ぶ閃緑
    アイビス・グラス(ka2477
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • BBQファイア
    ルイーナ・アンナトラ(ka2669
    人間(紅)|22才|女性|猟撃士
  • それでも尚、世界を紡ぐ者
    リリア・ノヴィドール(ka3056
    エルフ|18才|女性|疾影士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 巨人退治
半月藍花(ka0515
人間(リアルブルー)|17才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2015/04/27 04:56:50
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/04/22 23:51:40