ゲスト
(ka0000)
植物雑魔とスライムと
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2014/07/08 19:00
- 完成日
- 2014/07/16 00:31
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●艶めかしく忍び寄る
ここはとある村はずれ、小さな池と木々が林立する林の中。
燃料として倒木を探しに来た姉弟に、恐怖と悲劇が迫っていた。
「ふー、こんなものね。さ、とっとと帰るわよ」
「お、おねーちゃん、まってよぉ……ど、どうして僕がこんなに」
「アンタがいつまでたっても弱弱しいからよ。まるで女の子みたいじゃない、ルック」
「……おねーちゃんは、男の子みたいだけど」
軽やかに歩を進める16歳ほどの少女が後ろを見遣り、切り分けた倒木を背負いよろよろと歩く10歳ほどの少年に声をかける。
少年は衣装を変えれば少女に見える華奢な体つき、それを見て姉はもっと鍛えねば、とあえて重荷を弟に背負わせていたのだ。
そんな2人がため池に到達、ここの畔を抜けて村へと戻ろうとした時奴らは姿を現した。
「ん……? ルック、何かいった?」
「何もいってないよ? どうしたの、お姉ちゃん」
「や、変な声が聞こえたような……って、ひゃあぁあ!?」
茂みから伸びる蔦、それに絡め取られた姉のミモザは引き倒され、抵抗むなしく四肢を縛られ這い蹲る。
さらに、多量の太い蔦がまるで蛇の如く彼女に纏わり付きながら柔肌へ食い込んでいく。
「ちょ、この、どこ入ってきて……んっ、や、やめろ、気持ち悪いっ」
袖口、襟首などから衣服の下に入り込み、粘性のある液体を表面から出しつつ身体を蹂躙する蔦、っていうか触手。
ミモザの反応を引き出し、楽しむように蠢く触手に抵抗。
必死でもがきながらも彼女は弟の身を案じ、顔を上げるがそこには悲惨な光景が!
「あ、あっ……やめ、やめてよぉ。うぅ……ひうぅん!」
なんと、池の中からゲル状スライムの雑魔が出現。
衣服なんざ関係ない、隙間からにゅるりと侵入、ルックの肌に直接纏わり付いて全身を撫でるように蠢き力を奪う。
ひんやりと、それでいて優しく、包み込むように、しかしながら敏感な部位あらば重点的に。
刺激に耐えれず、体震わす部位を見つければそこを中心に蠢き、その反応を楽しむゲル状スライム。
「あっ、うぐぅ……だ、だめだよぉ……お、おねえちゃん……たす、けて」
体震わせ、何とか絞り出した声。
既に全身がスライムに飲まれ、両目から大粒の涙を零し、赤面上気した顔で必死で助けを求めるルック。
そんな弟の、あられもない姿になる寸前の光景を見てミモザの頭で、何かがブチィと千切れる音が。
「おどりゃ、うちゃのルックになんばしよっとかぁー!!」
咆哮、そして激昂。
木の葉をざわめかせるようなその雄叫びと同時にミモザはとんでもない力を発揮、自分を縛る何者か、を引きずり出す勢いでルック目掛けて全速前進。
茂みから、奇妙な食虫植物風の雑魔が引きずり出され、彼女の気迫に脅えたのか拘束を解除。
拘束が解けた事で彼女の勢いは更に加速、スライムからルックを強引に引っ張り出すと、思い切りスライムを蹴れば周囲に飛び散る数多の飛沫。
憂さ晴らしの一発を加えた後、ミモザはルックを背負い村に向かい全速力で駆け出していた……
●受付嬢の願いは
「ゴフッ……出来る事なら、最後まで光景を見ていt……っと、失礼しました、いやらしい雑魔退治の依頼です」
「お前今、何て言おうとしてたし」
「なんでもありません、さあ、ちゃっちゃと説明しますよー」
集ったハンターへ、受付嬢が説明を開始する。
今回はちょっとした林とそこにある池に出現した雑魔の退治、という単純なもの。
既に被害者が出ているが、幸いな事に脱出に成功、しかしながら放置は出来ないと討伐依頼が出ていたのだ。
「敵の数は合計6体、植物タイプが3体にスライムタイプが3体ですね。池の中からスライムが、側の茂みから植物が、という形です」
敵数、出現位置は証言と調査で把握済み。
植物タイプは相手を拘束して締め付け、スライムタイプは体そのものが微毒であり武器となる。
あとは、この卑猥な……脅威をもたらす雑魔をどう始末するか、である。
「どちらも、防具の隙間から入り込んで攻撃してきます。ということは! 脱ぎ捨てちゃって下着姿で戦ってもいいかもしれません。
でも、防具があるのに入り込まれてやられちゃう、ってシチュエーションもアリですよね!」
「お前は何を言っている」
いきなり防具を脱げば良い、でもつけたままやられるのがどうこう言い出す受付嬢に冷静なツッコミを。
前半部分、防具の隙間から入り込んで厄介、なら最初から着てなければ身軽に動けて良いかもしれない、という点は理解できるが後半はドウイウコトダ。
「いや、ですからシチュエーションってやつですよ。美味しい展開とかお約束ってのが在るわけで。
できるなら、私も同行して皆さんの勇姿をこの目に焼き付けたい、そう狂おしく願ってしまうものなんですよ!」
人差し指を立て、軽く揺らして主張する受付嬢。
だめだこの人、早くなんとかしないと、ってか手遅れだ。
集ったハンターが引いている空気となるが、彼女の勢いは止まらない。
「って事なんで、皆さん頑張っていってらっしゃい! マッシヴな肉体が責められちゃうってのもアリだと思うので、報告、楽しみにしてますねー」
キラキラと、とっても良い笑顔で送り出し。
卑猥な展開になる可能性濃厚な雑魔退治が、これから始まろうとしていた。
ここはとある村はずれ、小さな池と木々が林立する林の中。
燃料として倒木を探しに来た姉弟に、恐怖と悲劇が迫っていた。
「ふー、こんなものね。さ、とっとと帰るわよ」
「お、おねーちゃん、まってよぉ……ど、どうして僕がこんなに」
「アンタがいつまでたっても弱弱しいからよ。まるで女の子みたいじゃない、ルック」
「……おねーちゃんは、男の子みたいだけど」
軽やかに歩を進める16歳ほどの少女が後ろを見遣り、切り分けた倒木を背負いよろよろと歩く10歳ほどの少年に声をかける。
少年は衣装を変えれば少女に見える華奢な体つき、それを見て姉はもっと鍛えねば、とあえて重荷を弟に背負わせていたのだ。
そんな2人がため池に到達、ここの畔を抜けて村へと戻ろうとした時奴らは姿を現した。
「ん……? ルック、何かいった?」
「何もいってないよ? どうしたの、お姉ちゃん」
「や、変な声が聞こえたような……って、ひゃあぁあ!?」
茂みから伸びる蔦、それに絡め取られた姉のミモザは引き倒され、抵抗むなしく四肢を縛られ這い蹲る。
さらに、多量の太い蔦がまるで蛇の如く彼女に纏わり付きながら柔肌へ食い込んでいく。
「ちょ、この、どこ入ってきて……んっ、や、やめろ、気持ち悪いっ」
袖口、襟首などから衣服の下に入り込み、粘性のある液体を表面から出しつつ身体を蹂躙する蔦、っていうか触手。
ミモザの反応を引き出し、楽しむように蠢く触手に抵抗。
必死でもがきながらも彼女は弟の身を案じ、顔を上げるがそこには悲惨な光景が!
「あ、あっ……やめ、やめてよぉ。うぅ……ひうぅん!」
なんと、池の中からゲル状スライムの雑魔が出現。
衣服なんざ関係ない、隙間からにゅるりと侵入、ルックの肌に直接纏わり付いて全身を撫でるように蠢き力を奪う。
ひんやりと、それでいて優しく、包み込むように、しかしながら敏感な部位あらば重点的に。
刺激に耐えれず、体震わす部位を見つければそこを中心に蠢き、その反応を楽しむゲル状スライム。
「あっ、うぐぅ……だ、だめだよぉ……お、おねえちゃん……たす、けて」
体震わせ、何とか絞り出した声。
既に全身がスライムに飲まれ、両目から大粒の涙を零し、赤面上気した顔で必死で助けを求めるルック。
そんな弟の、あられもない姿になる寸前の光景を見てミモザの頭で、何かがブチィと千切れる音が。
「おどりゃ、うちゃのルックになんばしよっとかぁー!!」
咆哮、そして激昂。
木の葉をざわめかせるようなその雄叫びと同時にミモザはとんでもない力を発揮、自分を縛る何者か、を引きずり出す勢いでルック目掛けて全速前進。
茂みから、奇妙な食虫植物風の雑魔が引きずり出され、彼女の気迫に脅えたのか拘束を解除。
拘束が解けた事で彼女の勢いは更に加速、スライムからルックを強引に引っ張り出すと、思い切りスライムを蹴れば周囲に飛び散る数多の飛沫。
憂さ晴らしの一発を加えた後、ミモザはルックを背負い村に向かい全速力で駆け出していた……
●受付嬢の願いは
「ゴフッ……出来る事なら、最後まで光景を見ていt……っと、失礼しました、いやらしい雑魔退治の依頼です」
「お前今、何て言おうとしてたし」
「なんでもありません、さあ、ちゃっちゃと説明しますよー」
集ったハンターへ、受付嬢が説明を開始する。
今回はちょっとした林とそこにある池に出現した雑魔の退治、という単純なもの。
既に被害者が出ているが、幸いな事に脱出に成功、しかしながら放置は出来ないと討伐依頼が出ていたのだ。
「敵の数は合計6体、植物タイプが3体にスライムタイプが3体ですね。池の中からスライムが、側の茂みから植物が、という形です」
敵数、出現位置は証言と調査で把握済み。
植物タイプは相手を拘束して締め付け、スライムタイプは体そのものが微毒であり武器となる。
あとは、この卑猥な……脅威をもたらす雑魔をどう始末するか、である。
「どちらも、防具の隙間から入り込んで攻撃してきます。ということは! 脱ぎ捨てちゃって下着姿で戦ってもいいかもしれません。
でも、防具があるのに入り込まれてやられちゃう、ってシチュエーションもアリですよね!」
「お前は何を言っている」
いきなり防具を脱げば良い、でもつけたままやられるのがどうこう言い出す受付嬢に冷静なツッコミを。
前半部分、防具の隙間から入り込んで厄介、なら最初から着てなければ身軽に動けて良いかもしれない、という点は理解できるが後半はドウイウコトダ。
「いや、ですからシチュエーションってやつですよ。美味しい展開とかお約束ってのが在るわけで。
できるなら、私も同行して皆さんの勇姿をこの目に焼き付けたい、そう狂おしく願ってしまうものなんですよ!」
人差し指を立て、軽く揺らして主張する受付嬢。
だめだこの人、早くなんとかしないと、ってか手遅れだ。
集ったハンターが引いている空気となるが、彼女の勢いは止まらない。
「って事なんで、皆さん頑張っていってらっしゃい! マッシヴな肉体が責められちゃうってのもアリだと思うので、報告、楽しみにしてますねー」
キラキラと、とっても良い笑顔で送り出し。
卑猥な展開になる可能性濃厚な雑魔退治が、これから始まろうとしていた。
リプレイ本文
●このエロフどもめ!
「すいません、許してくださいっ、エルフの方が多かったからつい……」
「つい、ですむかっ! 今日はサービス残業だ、覚悟しろ!」
「いやー、やめてー、サビ残はヤダー! 私は、ハンターの方がどうなるか見届けるという使命がっ」
ハンターソサエティにてなされた、受付嬢と上司のやり取り。
依頼に挑むメンバーが決定し、出発直前にエルフの割合がまさかの6割超えだったので、語呂もいいのでエロフ、なんて受付嬢が言い出した。
もちろん、そんな失礼な事を言うなと上司から大目玉、反省しろとサービス残業を押し付けられる大惨事。
口は災いの元、皆様もご注意下さい。
「受付のおねーさん、思いっきり怒られてたね。対処法までしっかり教えてくれてたのに、ああいうのが理解ない上司、ってやつなのかなー?」
「いや、あれは違うだろ、どう見ても……しかし、あー……無ェな、流石に無いわ」
所変わって、こちらは現場。
受付嬢の悲劇を見てきたネフィリア・レインフォード(ka0444)が素直に感想を述べれば、ベレティウス・グレイバー(ka1723)がしっかり否定。
雑魔退治のメンバーを見渡し、前線に立つ面々をチラ見して少しだるそうなベレティウス。
そりゃー、面白そうな展開を期待して来たんですもの、いやらしい事になってしまう面々の年齢やら体型は気になるはず。しかし残念ながら前線に立つのはその、ちいさいおにゃのこです。
特定の趣味な人にとっては、ちっちゃいおにゃのことか、ぺたんこがあんな事やこんな事になるのはオイシイ展開でしょうが、彼にとってはあんまり面白くない様子。
「さて……(如何に不審がられず後衛まで敵を通すには)どうするか」
などと、とっても真剣に戦いに挑む風な様子であった。
そんなこんなで、ちょっとした陰謀込みで雑魔との遭遇が果たされる事となる。
●6人と6体、それぞれの戦い(前衛)
状況、雑魔が6体出たのでそれぞれが一体ずつと相手取る形になってしまった。前衛とかいたけど敵味方同数だし仕方ないね!
「チッ、予想外の方向からきやがったな」
ウツボカズラ雑魔から伸びる触手を切り飛ばし、ベレティウスが敵を後衛に逃がしてしまった事を悔いていた、気がする。
茂みの中からとか、水の中からとか予想外の方向から来たし仕方ないよ、うん。
わざとジャナイヨ、うっかり後衛まで敵に接近されたのは、決して後衛のおねーちゃん達がえっちぃ展開になる事を期待して取り逃がしたわけじゃないよ!
「にゃー!」
早速悲鳴だ、誰がやられた!?
期待を込めて視線を移せば、水晶(ka1744)がウツボカズラ雑魔の触手に左腕を締め上げられた図。
そのまま、衣服を脱がしてやろうと伸びてきた触手と蔦、ロングソードの攻撃よりも脱衣阻止!
全力で触手を引っ張り、衣服の隙間に入られぬ様身をよじって抵抗していたが、ウォッチャーとしてはあんまり嬉しくない光景だと思う。
「受付のおねーさんも言ってたし、防具が無ければ安心なのだ♪」
だめだ、受付嬢の戯言を真に受けてしまったネフィことネフィリア、どこからでも掛かって来いと防具を脱ぎ捨てシャツとパンツという姿に!
下着にシャツ一枚、これはポイント高いですよ、うんうん。
当たらなければ変な事もされないはず、と勢い任せで突っ込んでいくネフィだが、なんという事だ、アッサリとスライム雑魔に捕まってしまった!
彼女はどうなってしまうのか、運命や如何に!?
「雑魔如き、グン=マーニョたる我が全て叩き潰してくれるわ!」
同刻、別の雑魔を前にして脱衣している人が一人。
威風堂々、得物たる刀と下着のみで戦に挑むとオンサ・ラ・マーニョ(ka2329)が身に纏った衣を脱ぎ捨てるが違和感一つ。
「……ぬああ! こ、これはっ!」
上半身は絆創膏で隠してる、うん問題ないね。
下半身は褌装備、って気分だったんだよね、うん。
でも、今穿いてるのはどうみても紙おむt……
「ふ……これはマーニョ族の標準的な下着だ。断じておむつではない! 我は寝小便などしていないのだ!」
あっ、全力で誤魔化した。
そうですよね、おむつじゃないですよね。粗相しなかったから穿き替え忘れてしまっただけですもの、しょうがないですよね。
引きつった笑顔でおむつじゃないと同意を求めてる時点で、認めてるようなものですけど触れないのが優しさである。
「うおおおお!」
生暖かい視線に耐えかねたのか、ウツボカズラ雑魔を倒そうと突っ込むオンサ。
が、どうしたことだ。平静さを失ったのが原因か、あっさり両手両足が蔦にて拘束、完全に動きを封じられてしまったのだ。
「ふああっ! んぐぅ、な、なにするだ!?」
人の顔の中で、感覚器が発達しているのは唇である。
優しく、撫でるように、太ましい触手がオンサの唇に触れ刺激を与えれば、ヘソや太腿、脇などに絡みつく。
「やっ! やめ……いごかね……」
別に刺激を与えているわけではありません、太い粘つく触手で全身を拘束しているだけです。
感じているように見えるのは気のせい、しかし太腿部からオムツに触手が入りそうな映像はよろしくありません。
あと、彼女から出される叫びとかも拙いので、暫く美しい光景をご覧になってお待ち下さい…………
――同時刻、とある館での風景
「……ネフィ姉様、変な雑魔退治、行ってるけど……大丈夫、かな……」
伝え聞いた雑魔の特徴、もしかしてあんな事やこんな事に……と想像し顔を赤らめていたのは、ネフィの妹であるブリス。
そんな彼女を抱き寄せ頭をそっと撫でつつ、長女たるフローレンスも自身の妹、勢いで行動するネフィの身を案じていた。
気苦労をかけるが、姉と妹にこんなにも思われているのだ。
危機的状況になるはずも無い、きっと大丈夫………
では無かった。
「ふや!? あ……この、何するのだ!?」
ネフィが捕まって全身に纏わりつかれた時、何かに守られているような感じがして不思議と痛みは無かった。
が、現状はほぼ全身スライムまみれ、シャツはベトベト、スケスケである。
「ひゃっ、くすぐったいっ。変なところさわるなー!?」
触るっていうか、撫でる感じです。
どこを触ってるかって? そりゃー、そこらじゅうですよ、スライムまみれですから何処に刺激を与えているか外からでは分かりません。
「にゃあぁ……そ、そこはやめるのだーっ!」
身をよじり、無理矢理スライムの拘束から逃れようと試みるネフィ。
控えめというか、ほぼ無な胸を張り、強引に身体をねじる事でスライムの拘束から上半身を引きずり出す。
その際、まことに残念ながらシャツが破れて地肌が見えてしまう事になっていたが、どうせ濡れて透けているんだ、だいたい問題ない。
ちなみに、オンサはあの後お漏らしをした模様。
朝一、おねしょしていたら外すはずのオムツを外し忘れた。
つまり、トイレに行くのを忘れていたんです、腹部を締め付けられて圧迫されたら仕方ないことなんです。
こうして、前衛は色々な意味で悲惨な目にあっていた。ウォッチャーを除いては……
●後衛の悲劇
「くっ、そんな……植物に気を取られすぎて……」
スライム討伐経験があるからと、ウツボカズラ雑魔を警戒していた筈のCelestine(ka0107)が身体を震わす。
伸びてきた蔦を杖で打ち払った時、勢いあまってまさかの転倒。
偶然にも、接近していたスライムの方向へ頭から突っ込んでしまったのだ、ウンガナイナー。
前衛が抑え切れていなかったし、どこから出てくるか分からなかったから仕方ないよねー。
ちなみに、ネフィやオンサがとっ捕まってあんな事やこんな事をされている光景をガン見していたからスライムに接近されたのは仕様である。
小さい子とか庇護欲注ぐ子がピンチだからと、オイシイところを見物した結果がこれだよ!
「ひゃっ! は、早く逃げないと……」
たわわに実った2つの果実が揺れ、高潮した顔と涙を湛えた瞳。
全身べっとりスライムづくし、逃げることも叶わず何とか相手を刺激しないようにと心がけたセレスであったが、敏感らしく何かあるごとに反応してしまう。
さあ、皆様、ご想像下さい。
スライムに囚われた彼女が、どうなってしまうのか、そして今、どういった状況にあるのか……
ここからは、彼女の叫び、声だけを聞き、感じ、想像するのです!
「ひぅん! うう、婚約者もいますのに、こんな辱めを……あっ、服の下にぃ」
「嘘ですわ……私、雑魔に襲われて……抵抗、できないまま……?」
「い、いや……嫌ぁあ! やめ、やめて! 貞操だけは! 貞操だけは勘弁してくださいまし!」
「そ、そんな……あぁ、はぅん!」
「だ、誰か……た、助けてくださいまし……」
何かある度、悲痛な叫び。
身体を刺激され、抑える事が出来ず何度も声を漏らしてしまった彼女は泣きながら助けを求める。
え? 貞操が奪われたんじゃないかって?
大丈夫です、貞操は奪われたりなんかしていません!
じゃあ、貞操云々のあとに聞こえた悲鳴はなんだって?
あぁ、エルフ特有の長耳がスライムに纏わりつかれて、ウネウネと動かれただけですよ。
耳って感覚、敏感ですからね!
あと、貞操云々って、奪って絶望与えるより奪われるかもしれない、って恐怖に震える姿(以下自主規制)
「くっ、まさかこんな事になるなんて」
前衛どころか後衛まで大惨事、回復手であるカトレア(ka1585)が顔を歪めスライムと相対、もとい合体ってか取り込まれていた。
遠距離での戦い、そしてヒールで傷を癒す。
回復手とはいえ、仲間だけが傷つくのは心苦しいとちょっと前衛気味。
誰かが集中攻撃されるならば庇う事も辞さない彼女は師匠の言葉「平常心は大切だ」と言ってたので前線に。
まあ、大切なんですけどそれを維持できるかは違うとオモウンデス、あ、気のせいですか、そうですよね!
「あかん、そんなん駄目や、なんこれベトベトするやん、気持ち悪いだけやん……」
なんということでしょう、仲間を癒す為、庇う為、その身を犠牲にしたカトレアさんを弄ぶスライム雑魔。
粘つく、もとい潤いあるボディの為に彼女の衣服もベトベト、そのまま皮膚に張り付き大惨事。
鎧やローブの隙間からしっかりねっとり、地肌目指して入り込もうと震えながら侵入を試みるスライムは、彼女に圧倒的不快感を与えていく。
「ん……やめ、あかんって……入ってきたら、あかん……」
戦いで死ぬのは嫌だ、でも痛み無くても不快感で死ぬのも駄目だというカトレア。
スライムの水分で、地肌に防具が張り付いて動きにくくなってしまった、もうこれなら脱いだ方がいいっ!
「辛いわぁ……このまま戦い辛いよりはいっそ脱いでまうか……」
重い防具、スライムの水分。
お待たせしました、ウォッチャーの皆さん、脱衣タイムです!
ローブを、そして彩り豊かな日本の鎧、胴丸を脱ぎ捨てるカトレア。
そして下着に手を……というシーンはありません、全年齢対象ですから仕方ないね!
防具を脱ぎ捨て、動きを阻害するスライムごとパージ。
悲惨な目に遭いつつも、下着姿でようやく反撃のチャンスを得たカトレアを筆頭に雑魔に対して反撃が始まろうとしていた。
●雑魔壊滅!
「ああもう、許さへんからね!? 追い詰めてどっかの穴にぶち込んでやるからね!?」
カトレアさん、マジ切れ。
振りほどかれたスライムはロッドで殴られ、鬼の形相で迫るカトレアに追い立てられていた。
「うー、ひどい目にあったのだ。こんな変な雑魔はさっさと消してしまうのだー!」
「ううっ……殺ス……絶対殺ス!」
同時刻、シャツを破りつつ脱出したネフィと無理矢理蔦を引きちぎったオンサの2人。
鉤爪手甲でスライムを引き裂き、何度も何度も切りつけバラバラにしたネフィと刀で触手を、蔦を細切れに、そして本体までもぶった切るオンサ。
ああ、なんということだ、卑猥な雑魔が一瞬で!
「よくも、淑女を辱めてくださいましたわね……万死に値しますわ!」
仲間がやられた、このままではやべぇ!
弄んでなどいられないとセレスに纏わり付いていたスライムが、逃げようと彼女を解放したのが運の尽き。
ゆらり、とセレスが立ち上がれば、彼女の後ろに筋骨隆々なドワーフ、バルバロスの幻影が重なり彼女の力が上昇。
様々な感情を重ね放たれた光の矢は容赦なくスライムを射抜き、一撃でその機能を停止させていた。
さあ、残る敵はウツボカズラが2体のみ。
「あー……報告義務あるしな、うん。でも、もう終わりだし」
サクッと眼前のウツボカズラ雑魔を切り倒し、ベレティウスがウォッチャーとしての役割を終える。
決して、見ていただけじゃない。軽々しく助けに入って、誇りを傷つけるのは悪いと遠慮したのです。
敵の特性を確認し、後進の為に役立てる資料を作る為、観察者に徹しただけなのです。
そんなこんなで、ほぼ全ての雑魔が倒れた、残る1体はどうなるのか?
皆がその方向を見た先にあったのは……
「絶対に、フードは脱がない!」
伸びてきた蔦と触手を延々と払いのける水晶であった。
ってか、最初に襲われてからずっとペンギンのフードを死守していたので、フード以外がベトベトだった。
あの、とっても申し上げ難いのですが……死守するより、ちょっとぐらい汚れても相手の触手を切断していたら、倒せていたんですよ? たぶん。
皆が優しい目で彼を見つめる中、ようやくロングソードの一撃で触手は切断。
数度の攻撃を経て、最後の雑魔もその姿を消していた……
●報告書?
汚れた面々は、近くの水辺で粘液などを洗い流した。
途中、ネフィが男性が居た事をようやく思い出し赤面していたりオンサが今日のことを忘れよう、とか願ったりしていたが、一番強烈だったのはカトレアだ。
「自分、今見たことは全部忘れてくれるよね? それともうちが忘れさせたほうがええ?
あまり確実な方法はあらへんけど、思いっきりぶん殴るとか、あとは記憶ごと消す為に地面に埋めるとか、いろいろ方法はあるやん……?」
ウォッチャー・ベレティウスに『いいえがお』で迫るカトレア。
顔を逸らし、冷や汗を流しつつジリジリと後退、報告義務を果たす為だと主張するベレティウス。
この忘却論争がどうなったのかは、一同のみが知るのである……
「すいません、許してくださいっ、エルフの方が多かったからつい……」
「つい、ですむかっ! 今日はサービス残業だ、覚悟しろ!」
「いやー、やめてー、サビ残はヤダー! 私は、ハンターの方がどうなるか見届けるという使命がっ」
ハンターソサエティにてなされた、受付嬢と上司のやり取り。
依頼に挑むメンバーが決定し、出発直前にエルフの割合がまさかの6割超えだったので、語呂もいいのでエロフ、なんて受付嬢が言い出した。
もちろん、そんな失礼な事を言うなと上司から大目玉、反省しろとサービス残業を押し付けられる大惨事。
口は災いの元、皆様もご注意下さい。
「受付のおねーさん、思いっきり怒られてたね。対処法までしっかり教えてくれてたのに、ああいうのが理解ない上司、ってやつなのかなー?」
「いや、あれは違うだろ、どう見ても……しかし、あー……無ェな、流石に無いわ」
所変わって、こちらは現場。
受付嬢の悲劇を見てきたネフィリア・レインフォード(ka0444)が素直に感想を述べれば、ベレティウス・グレイバー(ka1723)がしっかり否定。
雑魔退治のメンバーを見渡し、前線に立つ面々をチラ見して少しだるそうなベレティウス。
そりゃー、面白そうな展開を期待して来たんですもの、いやらしい事になってしまう面々の年齢やら体型は気になるはず。しかし残念ながら前線に立つのはその、ちいさいおにゃのこです。
特定の趣味な人にとっては、ちっちゃいおにゃのことか、ぺたんこがあんな事やこんな事になるのはオイシイ展開でしょうが、彼にとってはあんまり面白くない様子。
「さて……(如何に不審がられず後衛まで敵を通すには)どうするか」
などと、とっても真剣に戦いに挑む風な様子であった。
そんなこんなで、ちょっとした陰謀込みで雑魔との遭遇が果たされる事となる。
●6人と6体、それぞれの戦い(前衛)
状況、雑魔が6体出たのでそれぞれが一体ずつと相手取る形になってしまった。前衛とかいたけど敵味方同数だし仕方ないね!
「チッ、予想外の方向からきやがったな」
ウツボカズラ雑魔から伸びる触手を切り飛ばし、ベレティウスが敵を後衛に逃がしてしまった事を悔いていた、気がする。
茂みの中からとか、水の中からとか予想外の方向から来たし仕方ないよ、うん。
わざとジャナイヨ、うっかり後衛まで敵に接近されたのは、決して後衛のおねーちゃん達がえっちぃ展開になる事を期待して取り逃がしたわけじゃないよ!
「にゃー!」
早速悲鳴だ、誰がやられた!?
期待を込めて視線を移せば、水晶(ka1744)がウツボカズラ雑魔の触手に左腕を締め上げられた図。
そのまま、衣服を脱がしてやろうと伸びてきた触手と蔦、ロングソードの攻撃よりも脱衣阻止!
全力で触手を引っ張り、衣服の隙間に入られぬ様身をよじって抵抗していたが、ウォッチャーとしてはあんまり嬉しくない光景だと思う。
「受付のおねーさんも言ってたし、防具が無ければ安心なのだ♪」
だめだ、受付嬢の戯言を真に受けてしまったネフィことネフィリア、どこからでも掛かって来いと防具を脱ぎ捨てシャツとパンツという姿に!
下着にシャツ一枚、これはポイント高いですよ、うんうん。
当たらなければ変な事もされないはず、と勢い任せで突っ込んでいくネフィだが、なんという事だ、アッサリとスライム雑魔に捕まってしまった!
彼女はどうなってしまうのか、運命や如何に!?
「雑魔如き、グン=マーニョたる我が全て叩き潰してくれるわ!」
同刻、別の雑魔を前にして脱衣している人が一人。
威風堂々、得物たる刀と下着のみで戦に挑むとオンサ・ラ・マーニョ(ka2329)が身に纏った衣を脱ぎ捨てるが違和感一つ。
「……ぬああ! こ、これはっ!」
上半身は絆創膏で隠してる、うん問題ないね。
下半身は褌装備、って気分だったんだよね、うん。
でも、今穿いてるのはどうみても紙おむt……
「ふ……これはマーニョ族の標準的な下着だ。断じておむつではない! 我は寝小便などしていないのだ!」
あっ、全力で誤魔化した。
そうですよね、おむつじゃないですよね。粗相しなかったから穿き替え忘れてしまっただけですもの、しょうがないですよね。
引きつった笑顔でおむつじゃないと同意を求めてる時点で、認めてるようなものですけど触れないのが優しさである。
「うおおおお!」
生暖かい視線に耐えかねたのか、ウツボカズラ雑魔を倒そうと突っ込むオンサ。
が、どうしたことだ。平静さを失ったのが原因か、あっさり両手両足が蔦にて拘束、完全に動きを封じられてしまったのだ。
「ふああっ! んぐぅ、な、なにするだ!?」
人の顔の中で、感覚器が発達しているのは唇である。
優しく、撫でるように、太ましい触手がオンサの唇に触れ刺激を与えれば、ヘソや太腿、脇などに絡みつく。
「やっ! やめ……いごかね……」
別に刺激を与えているわけではありません、太い粘つく触手で全身を拘束しているだけです。
感じているように見えるのは気のせい、しかし太腿部からオムツに触手が入りそうな映像はよろしくありません。
あと、彼女から出される叫びとかも拙いので、暫く美しい光景をご覧になってお待ち下さい…………
――同時刻、とある館での風景
「……ネフィ姉様、変な雑魔退治、行ってるけど……大丈夫、かな……」
伝え聞いた雑魔の特徴、もしかしてあんな事やこんな事に……と想像し顔を赤らめていたのは、ネフィの妹であるブリス。
そんな彼女を抱き寄せ頭をそっと撫でつつ、長女たるフローレンスも自身の妹、勢いで行動するネフィの身を案じていた。
気苦労をかけるが、姉と妹にこんなにも思われているのだ。
危機的状況になるはずも無い、きっと大丈夫………
では無かった。
「ふや!? あ……この、何するのだ!?」
ネフィが捕まって全身に纏わりつかれた時、何かに守られているような感じがして不思議と痛みは無かった。
が、現状はほぼ全身スライムまみれ、シャツはベトベト、スケスケである。
「ひゃっ、くすぐったいっ。変なところさわるなー!?」
触るっていうか、撫でる感じです。
どこを触ってるかって? そりゃー、そこらじゅうですよ、スライムまみれですから何処に刺激を与えているか外からでは分かりません。
「にゃあぁ……そ、そこはやめるのだーっ!」
身をよじり、無理矢理スライムの拘束から逃れようと試みるネフィ。
控えめというか、ほぼ無な胸を張り、強引に身体をねじる事でスライムの拘束から上半身を引きずり出す。
その際、まことに残念ながらシャツが破れて地肌が見えてしまう事になっていたが、どうせ濡れて透けているんだ、だいたい問題ない。
ちなみに、オンサはあの後お漏らしをした模様。
朝一、おねしょしていたら外すはずのオムツを外し忘れた。
つまり、トイレに行くのを忘れていたんです、腹部を締め付けられて圧迫されたら仕方ないことなんです。
こうして、前衛は色々な意味で悲惨な目にあっていた。ウォッチャーを除いては……
●後衛の悲劇
「くっ、そんな……植物に気を取られすぎて……」
スライム討伐経験があるからと、ウツボカズラ雑魔を警戒していた筈のCelestine(ka0107)が身体を震わす。
伸びてきた蔦を杖で打ち払った時、勢いあまってまさかの転倒。
偶然にも、接近していたスライムの方向へ頭から突っ込んでしまったのだ、ウンガナイナー。
前衛が抑え切れていなかったし、どこから出てくるか分からなかったから仕方ないよねー。
ちなみに、ネフィやオンサがとっ捕まってあんな事やこんな事をされている光景をガン見していたからスライムに接近されたのは仕様である。
小さい子とか庇護欲注ぐ子がピンチだからと、オイシイところを見物した結果がこれだよ!
「ひゃっ! は、早く逃げないと……」
たわわに実った2つの果実が揺れ、高潮した顔と涙を湛えた瞳。
全身べっとりスライムづくし、逃げることも叶わず何とか相手を刺激しないようにと心がけたセレスであったが、敏感らしく何かあるごとに反応してしまう。
さあ、皆様、ご想像下さい。
スライムに囚われた彼女が、どうなってしまうのか、そして今、どういった状況にあるのか……
ここからは、彼女の叫び、声だけを聞き、感じ、想像するのです!
「ひぅん! うう、婚約者もいますのに、こんな辱めを……あっ、服の下にぃ」
「嘘ですわ……私、雑魔に襲われて……抵抗、できないまま……?」
「い、いや……嫌ぁあ! やめ、やめて! 貞操だけは! 貞操だけは勘弁してくださいまし!」
「そ、そんな……あぁ、はぅん!」
「だ、誰か……た、助けてくださいまし……」
何かある度、悲痛な叫び。
身体を刺激され、抑える事が出来ず何度も声を漏らしてしまった彼女は泣きながら助けを求める。
え? 貞操が奪われたんじゃないかって?
大丈夫です、貞操は奪われたりなんかしていません!
じゃあ、貞操云々のあとに聞こえた悲鳴はなんだって?
あぁ、エルフ特有の長耳がスライムに纏わりつかれて、ウネウネと動かれただけですよ。
耳って感覚、敏感ですからね!
あと、貞操云々って、奪って絶望与えるより奪われるかもしれない、って恐怖に震える姿(以下自主規制)
「くっ、まさかこんな事になるなんて」
前衛どころか後衛まで大惨事、回復手であるカトレア(ka1585)が顔を歪めスライムと相対、もとい合体ってか取り込まれていた。
遠距離での戦い、そしてヒールで傷を癒す。
回復手とはいえ、仲間だけが傷つくのは心苦しいとちょっと前衛気味。
誰かが集中攻撃されるならば庇う事も辞さない彼女は師匠の言葉「平常心は大切だ」と言ってたので前線に。
まあ、大切なんですけどそれを維持できるかは違うとオモウンデス、あ、気のせいですか、そうですよね!
「あかん、そんなん駄目や、なんこれベトベトするやん、気持ち悪いだけやん……」
なんということでしょう、仲間を癒す為、庇う為、その身を犠牲にしたカトレアさんを弄ぶスライム雑魔。
粘つく、もとい潤いあるボディの為に彼女の衣服もベトベト、そのまま皮膚に張り付き大惨事。
鎧やローブの隙間からしっかりねっとり、地肌目指して入り込もうと震えながら侵入を試みるスライムは、彼女に圧倒的不快感を与えていく。
「ん……やめ、あかんって……入ってきたら、あかん……」
戦いで死ぬのは嫌だ、でも痛み無くても不快感で死ぬのも駄目だというカトレア。
スライムの水分で、地肌に防具が張り付いて動きにくくなってしまった、もうこれなら脱いだ方がいいっ!
「辛いわぁ……このまま戦い辛いよりはいっそ脱いでまうか……」
重い防具、スライムの水分。
お待たせしました、ウォッチャーの皆さん、脱衣タイムです!
ローブを、そして彩り豊かな日本の鎧、胴丸を脱ぎ捨てるカトレア。
そして下着に手を……というシーンはありません、全年齢対象ですから仕方ないね!
防具を脱ぎ捨て、動きを阻害するスライムごとパージ。
悲惨な目に遭いつつも、下着姿でようやく反撃のチャンスを得たカトレアを筆頭に雑魔に対して反撃が始まろうとしていた。
●雑魔壊滅!
「ああもう、許さへんからね!? 追い詰めてどっかの穴にぶち込んでやるからね!?」
カトレアさん、マジ切れ。
振りほどかれたスライムはロッドで殴られ、鬼の形相で迫るカトレアに追い立てられていた。
「うー、ひどい目にあったのだ。こんな変な雑魔はさっさと消してしまうのだー!」
「ううっ……殺ス……絶対殺ス!」
同時刻、シャツを破りつつ脱出したネフィと無理矢理蔦を引きちぎったオンサの2人。
鉤爪手甲でスライムを引き裂き、何度も何度も切りつけバラバラにしたネフィと刀で触手を、蔦を細切れに、そして本体までもぶった切るオンサ。
ああ、なんということだ、卑猥な雑魔が一瞬で!
「よくも、淑女を辱めてくださいましたわね……万死に値しますわ!」
仲間がやられた、このままではやべぇ!
弄んでなどいられないとセレスに纏わり付いていたスライムが、逃げようと彼女を解放したのが運の尽き。
ゆらり、とセレスが立ち上がれば、彼女の後ろに筋骨隆々なドワーフ、バルバロスの幻影が重なり彼女の力が上昇。
様々な感情を重ね放たれた光の矢は容赦なくスライムを射抜き、一撃でその機能を停止させていた。
さあ、残る敵はウツボカズラが2体のみ。
「あー……報告義務あるしな、うん。でも、もう終わりだし」
サクッと眼前のウツボカズラ雑魔を切り倒し、ベレティウスがウォッチャーとしての役割を終える。
決して、見ていただけじゃない。軽々しく助けに入って、誇りを傷つけるのは悪いと遠慮したのです。
敵の特性を確認し、後進の為に役立てる資料を作る為、観察者に徹しただけなのです。
そんなこんなで、ほぼ全ての雑魔が倒れた、残る1体はどうなるのか?
皆がその方向を見た先にあったのは……
「絶対に、フードは脱がない!」
伸びてきた蔦と触手を延々と払いのける水晶であった。
ってか、最初に襲われてからずっとペンギンのフードを死守していたので、フード以外がベトベトだった。
あの、とっても申し上げ難いのですが……死守するより、ちょっとぐらい汚れても相手の触手を切断していたら、倒せていたんですよ? たぶん。
皆が優しい目で彼を見つめる中、ようやくロングソードの一撃で触手は切断。
数度の攻撃を経て、最後の雑魔もその姿を消していた……
●報告書?
汚れた面々は、近くの水辺で粘液などを洗い流した。
途中、ネフィが男性が居た事をようやく思い出し赤面していたりオンサが今日のことを忘れよう、とか願ったりしていたが、一番強烈だったのはカトレアだ。
「自分、今見たことは全部忘れてくれるよね? それともうちが忘れさせたほうがええ?
あまり確実な方法はあらへんけど、思いっきりぶん殴るとか、あとは記憶ごと消す為に地面に埋めるとか、いろいろ方法はあるやん……?」
ウォッチャー・ベレティウスに『いいえがお』で迫るカトレア。
顔を逸らし、冷や汗を流しつつジリジリと後退、報告義務を果たす為だと主張するベレティウス。
この忘却論争がどうなったのかは、一同のみが知るのである……
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依頼相談掲示板 | |||
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今更相談卓 Celestine(ka0107) エルフ|21才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/07/06 00:38:53 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/04 12:23:33 |