• 不動

【不動】特機隊の廃品回収

マスター:のどか

シナリオ形態
イベント
難易度
普通
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/05/26 07:30
完成日
2015/06/03 16:02

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 朝日が差し込む辺境実験施設「ホープ」に、威勢のよい声が木霊していた。
 対峙する2つの影は、方や大柄な筋肉質な男。
 方や、小柄な少女と、なんともアンバランスなものであったが、共に弾ける汗が朝日に煌いて美しさすら覚える。
 そしてそんな2人の姿を傍で眺めるように、一人の女性が杖を片手に荒野に佇む。
「間合いが甘いぞ、先輩。もう一歩、恐れを押さえて踏み込むんだ」
 大柄な男・ヴィットリオ・フェリーニ(kz0099)は、木製の刀を正眼で構え、眼前から迫る少女の猛攻を危なげなくいなしてみせる。
 対する少女は上がり切った息で、それでもなお彼の隙に付け入ろうと、手にしたトンファーを振るう。
「そうは言っても、ヴィオ大尉の間合いが広すぎるんだよ~!」
 少女・ジーナ・サルトリオ(kz0103)は、口と顔ではそう泣き言をぼやいて見せたが、大柄な男を相手にその小回りを駆使して、言われたとおりに一歩を踏み出して見せた。
 ……が、バチリと大きな音と共に、ヴィオの木刀が綺麗に彼女の頭頂にめり込んだのだった。
「~~~~!?!?!?」
「ひゅぅ」
 2人の姿を眺めていた杖の女性・ディアナ・C・フェリックス(kz0105)は小さく感嘆の息を漏らす。
 トンファーも取り落とし、頭を抱えて地面を転げまわるジーナ。
 その様子を眼下にヴィオは木刀を肩へと担ぐと、小さく一息吐いた。
「体が開きすぎているな。そんなので間合いに入っちゃ、殺ってくれと言わんばかりだ」
「だからって本気で打つ事無いでしょ~!?」
 涙目ながらも抗議するジーナであるが、ヴィオは半ば聞く耳持たぬ様子で彼女の取り落としたトンファーを拾い上げる。
「子猫ちゃんの武器は、多彩な間合いに対応できる事を長所としている。だからこそ、扱う本人がオールレンジでの戦い方を会得しなければならないのだけれど……その域には、まだまだ早いかしら」
 解説するディアナの言葉に合わせ、片手でトンファーを構えてキレの良い動きで見本の演舞を見せるヴィオ。
 邪魔だからと上着を脱ぎ去って晒されたその鍛え抜かれた体がまぶしい。
「でもヴィオ大尉は背も高いし、腕も足も長いし……私みたいなちんちくりんじゃ、間合いとか言ってる余裕は無いですよ~」
「つい先日まで俺達が戦っていた相手は、俺より一回りもふた周りもでかい相手だったが?」
「それはCAMがあったもん!」
 ぶーぶー不満を口にするジーナの言葉を聞いて、それもそうかとヴィオも改めて頷いた。
「お~、朝からやってるね。ご苦労さん」
 そんな3人の下に迫る影が2つ。彼らの上司、ダニエル・コレッティ(kz0102)だった。
 寝起きなのか、コーヒー片手に無精ひげを摩る彼に、3人は弾かれたようにびしりと敬礼を示す。
「畏まらんでいいよ、まだ勤務時間外だ」
 そうは言うものの、形式上は、と礼を返すダニエル。
 彼は汗を流して訓練に興じる2人の部下、そしてそれを見守るディアナを見ながら満足げに頷くと、周囲の施設を見渡すように視線を動かした。
 先の戦いで大きな被害を受けたホープは、現在復興の真っ最中である。
 まだ、歪虚残党との小競り合いが続く中で作業に大きな進展こそ無いものの、それでもできる事から着実に、希望の地は元の装いを取り戻そうとしていた。
「この景色もあと数日だ。復興の手伝いはまだしも、戦勝記念のお祭りを楽しむのもままならないとはね……命令とは言え、世知辛いよ」
「色々ありましたから、寂しくなりますね……」
 やや感傷に浸るダニエルとジーナ。
 同盟軍は、最低限の復興支援の人員を残して一時辺境からの引き上げが決定していた。
 モデスト・サンテ海軍少将を筆頭に、ナナミ川戦から前線を担って来た海軍の揚陸隊を始め、特機隊も引き上げ部隊に含まれている。
 一度本部へ戻って軍を再編し、今後の対応を検討しようと言う事であった。
「あの、CAMは同盟に持ち帰れるんですよね?」
「それはもちろんでしょう。そうでなければ、私は何のためにこの隊に居るのよ」
 ディアナの言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろすジーナ(無いけれど、とは言ってはいけない)。
「さて……そんなキミ達に任務の通達だ。おそらく、この地では最後の任務だろう」
「了解です、中佐。内容は?」
「一言で言うとだな……ゴミ拾いだ」
 ダニエルが口にした任務内容に、質問したヴィオも流石にその眉を顰めて見せた。
 ジーナも、そして表情こそ変えないものの軍帽を深くかぶりなおしたディアナもまた同上。
「ああ、いやいや、ゴミはゴミでも資源ゴミだ。それも大事なね」
 そんな部下の様子を見てか、ダニエルは小さく手を左右に振りながら取り繕うように言った。
「最前線……えっと、災厄の十三魔の一人が率いる歪虚軍との戦場だったかな。あそこで、CAMや魔導アーマーが被害を受けた話は聞いていると思う。エンジンなんかの重要パーツは真っ先に回収されたようなんだけど、それ以外のパーツはまだ済んでいないみたいなのよね。その回収を担うことになったわけだ」
 そう、一息で説明するダニエル。
「なに、俺達だけでやれって話じゃない。ホープに駐留してるハンター諸君にも協力を依頼してある。歪虚の残党が出るとも限らないからね、警戒にも人員を裂かねばなるまい」
 先にCAMを歪虚に奪取された前例もある。
 奴らが興味を持っている以上、パーツ一つとて戦場に残しておくのは良くない……そういう判断らしい。
「そう言うことだから、張り切ってゴミ拾い頼んだよ。俺も現場指揮で出るからさ」
「はっ!」
 辺境の空に、溌溂とした返事が響き渡る。
 特機隊、ホープ最後の任務が、始まろうとしていた。

リプレイ本文


「そんじゃ、まぁ、特機隊諸君・ハンター諸君も張り切って頼むよ。あらかた拾い終わったら終わりにするからさ」
 通信機器から洩れるダニエル・コレッティ(kz0102)中佐の気の抜けた掛け声と共に、荒野の各地から思い思いの返事が沸き起こった。
 先の辺境での一大戦。その決戦の地の一つであった、マギア砦を眼前に置いた広大な荒野にて。
 特機隊を中心に、協力を名乗り出てくれたハンター達、総勢約30名による大廃品回収会が始まろうとしていた。

「しっかし、酷い有様だな、こりゃ……」
 CAMの高い目線から周囲を見渡し、ヒュムネ・ミュンスター(ka4288)は思わず声を漏らした。
 ずっと別の戦域に力を注いでいた彼女は、この荒野へとやって来るまでは音に聞いた程度にしか被害を確認していなかった。
 ざっと見渡しただけでも、CAMや魔導アーマーの破片がそこら中に転がっているのが見て分かる。
「それじゃぁ訓練がてら、テキパキやとすっか!」
 そうして、精密動作用のモーショントレースアームを手に馴染ませながら、CAM部隊は荒野へと繰り出して行くであった。

「ハァイ、コレッティ中佐。息災かしらぁ」
 出陣する鋼鉄の巨人達を見送るトラック上のダニエルに、エアルドフリス(ka1856)と沢城 葵(ka3114)の騎馬がその身を寄せていた。
「やぁ、おねーさん。お元気そうで何より。こっちはまぁ、ボチボチだね」
 無精ひげを摩りながら言葉を返すダニエル。
「それは何より。サルトリオとフェリックスも久しぶりね~。今度、休みの日に女同士で買い物でもどう?」
「あっ、お久しぶりです! 買い物、良いなぁ……隊長、お休みっていつなんです?」
「それは俺にも分からん。いろいろ、報告も纏めなきゃならないしね」
 その言葉を聞いて、あからさまに不満そうに、眉間に皺を寄せるジーナ・サルトリオ(kz0103)。
「聞いての通りね……何時来るか分からない休みに、期待してるわ」
 そうジーナの代わりに返したディアナ・C・フェリックス(kz0105)の言葉に、葵は小さく苦笑で返していた。
「いやはや、帝国に劣らず、同盟軍も人使いが荒いですな」
 そう内容は辛辣だが、決して責めるような言い方では無いエアルドフリスの言葉。
 そんな言葉に、ダニエルは思わず噴出すように笑い返す。
「俺達陸軍からすれば、ハンターさん達の方がよっぽど頼りになるってのが通例でね」
 その通例を変えるための一端で、俺達も居るんだけどね、と気だるげに頬づえを付くダニエル。
「そんな訳だからさ、よろしく頼むよ」
 そう言ってひらひらと手を振って見せる彼に、エアルドフリスは小さく笑みで返す。
「そろそろ行くぜ。俺達が仕事をしない事には、安心して作業も出来ないだろうからな」
 龍崎・カズマ(ka0178)に声を掛けられ、エアルドフリスは振り返りながら頷いて見せた。
 そのまま葵と共に、愛馬の鼻先を翻して果てしない荒野へと駆け出して行ったのであった。

 ハンターと特機隊の混成部隊は、要所的な大型のパーツを回収する機甲部隊と、人海戦術で小さな破片を探す歩兵部隊へと別れて戦場を捜索する。
 機甲部隊はまだ、扱うパーツの大きさに加えて高い所からの目もあるため、発見作業にはそう苦労する事も無かったが、人海戦術の歩兵隊はそうもいかない。
 十数名の人員全員で、地面をにらめっこしながら1つでも多くのパーツを拾おうと、惜しみない努力がそこでは繰り広げられていた。
「久しぶり、シコン1。今回の戦い、無事に生き抜いてくれて良かった」
 肉体労働なら任せろと、こちらの部隊に配属されていたヴィットリオ・フェリーニ(kz0099)に、その身を包帯で巻き付けたアルファス(ka3312)が親しげに声を掛けていた。
「その声は……CAM強奪事件の時のハンターか」
「覚えていてくれたんだね。嬉しいよ。CAMを守り抜いてくれてありがとう」
 自分の子供のようなものだから、と遠巻きに駆動音を響かせるCAMを見つめながら言葉を続ける。
「蒼き世界の兵器を、紅き世界の者が駆る。とても興味深いものだ。私も今後の活躍には期待してる」
 彼の隣で、小さく喉を鳴らして笑う久延毘 大二郎(ka1771)にヴィオは真摯な瞳で頷き返す。
「しかし、立ち話は時間が惜しい。アル君、そろそろ作業に戻ろうか」
「おっと、それもそうだね。最後に、これだけ渡しておきたかったんだ」
 そう言って彼がヴィオに渡す一束の資料。
「ソフトエンジニアから見た、CAMの操縦資料だよ。参考になれば良いと思ってね」
「それはありがたい。難のある人間も居たもんでな」
 誰の事とは言わないが、その視線の先が何も言わずに誰の事かを物語る。
 ヴィオがそれを受け取ったのを確認すると、「じゃあ、また休憩の時にでも」と言い残し、2人は作業へと戻っていった。

 腰を屈めてパーツを拾っている最中、一人の少女がふと、その腰を上げてざっとどこまでも続く荒野を見渡すように眺めている。
「どうしたの?」
「いや……戦ってる時は無我夢中だったけど、こんな場所だったんだなって思って」
 そんな様子に声を掛けたエルデ・ディアマント(ka0263)へ、天王寺茜(ka4080)はどこかしみじみとした様子で答える。
 その言葉を受けて、エルデも顔を上げて周囲を眺めまわしていた。
「最後に守りきれずに色々壊されちゃったから、これくらいはしないとね」
 守れたモノ、守れなかったモノ、それは人それぞれ違うモノであっただろう。
 それでも、この戦場に掛けた思いは、きっと同じモノだったハズなのだ。
 不意に、茜の眼前の地面に太陽の光を受けてキラリと光ったものが見えた。
 駆け寄り、それが何か分かると、一瞬躊躇するように伸ばした手を引っ込める。
 それでも意を決して拾い上げたそれは、小さなペンダントであった。
 その意匠から、おそらく帝国兵のものだろうと推測されるそれを太陽に翳し、ぼうっとしていた表情に確かな意識が灯る。
「命を懸けるってどういうことなのかまだ分からないけど……その証は、必ず届けます」
 そう言って、丁寧に布で包み込み回収するのであった。
「うーん、この人工筋肉……欲しいなぁ」
 シリンダー的なパーツの集まりをまじまじと眺めながら、エルデはポツリと呟いた。
 もちろん、そんな事ができるわけが無いのだが、それでもせめて構造くらいは目に焼き付けようと舐めまわすように視線を走らせる。
「これ、何に使ってるんだろうなー」
「うわっ!?」
 見入っていた所を横からダイン(ka2873)に覗きこまれ、素っ頓狂な声を上げるエルデ。
「何なのかさっぱり分かんないけど、これでCAMが動いてるんだから、考えた奴はすごいよなー」
 エルデは、分からないなりに関心して人工筋肉の残骸を眺めるダインを横目に、ほっと溜息を付く。
「これで脚とか腕とかを動かしてるんだよ。所謂、筋肉の代わりってこと」
 言いながら、自分の腕に小さな力こぶを作って見せたエルデ。
 その解説を聞きながら、ダインは再び「なるほどなー」と分からないなりに、しきりに感心の声を漏らしていた。

「こうして目を凝らしてみると……パーツばかりでなく、かなりの数の遺品も戦場に残されているんだな」
 身を屈めて拾い上げた衣服のボタンのようなものを目にしながら、神代 誠一(ka2086)は物思いに耽るように、静かに目を伏せた。
 乾いた血らしきものが付着したこのボタンは、一体誰のものなのだろう。
 その生死は――歳は――家族は――恋人は――そしてこの者は、己の生きる目標を成し得たのだろうか。
 生々しい戦いの痕跡に、思わずその言葉も詰まる。
「――長く生きちゃぁいやすが、あたしだってこんなひでぇ有様は見たことがねぇや」
「そうですね。少なくともリアルブルーじゃ、こんな戦争みたいな事は……」
 戦地を見渡しながら、しみじみと口にした高橋 鑑連(ka4760)に誠一は静かに頷き返す。
「身元が分からないものは、あたしが纏めて保管しておきましょう」
「ええ、よろしくお願いします」
 誠一は、手にしたボタンを鑑連へと手渡す。
 鑑連は受け取ったボタンを慈しむような目で一瞥すると、ぐっと一度握り締めて懐に入れ込んだ。
「帝国兵だってな、まだ若ぇだろうに。年寄りより先に死んじまいやがって……」
 そんな鑑連の言葉に、フラッシュバックするように思い起こされる遠い日の記憶。
 いなくならないでと自分に掛けたその言葉が、脳裏に染み付くように呼び起こされていた。
「もっと……強くならなければな」
 そうポツリと口にした表情は、レンズの反射光に遮られたものの、その言葉には確かな意志が込められていた。

 荒野を駆ける魔導エンジンの駆動音。
 現地で中継役として駆け回るトラックを見送りながら、ロベリア・李(ka4206)は額の汗を一つ拭い去った。
「この辺り一帯は、こんなものかしらね」
 CAMに運んで貰う必要のある大柄なパーツも地図に記した。
 これを機甲部隊に渡せば、少しは作業も捗る事だろう。
「しかし、戦後処理はやっぱり気分が重くなるものね」
 感傷に浸るほど若くは無いつもりだが、それでも人並みには、戦場の荒涼とした空気に気分も滅入るもの。
 それでも、自分にできる事をするしか無いのだと。そのことは世界が変わっても、きっと変わらないのだ。
 もうすぐ昼の準備も終る頃だろう。それまでのもうひと働きにと、彼女は次のエリアを目指して足を踏み出した。


「オーライ、オーライ。そのまま下ろして」
 運搬用のトラックの前で、パルケット=イングラット(ka4928)の声が響く。
 彼女の目の前では、ゆっくりと魔導アーマーの脚らしきパーツを下ろすCAMの姿。
『下ろすぜー。周りの人は気をつけてくれよな』
 外部拡声器から通じるケンジ・ヴィルター(ka4938)の声に、周囲で誘導を行っていたハンター達は気持ち、距離を取る。
『お疲れさん。はやく、違う機体の部品になって、頑張れっといいな』
 そう、ぽんぽんとモーショントレースした手の動きで軽くパーツを撫でると、後進のCAMへ道を譲ってゆく。
「これが、クリムゾンウェストの技術でできた駆動系か……なるほどね」
 パルケットは下ろされたパーツをまじまじと見つめながら、その次に運ばれてくるCAMの脚部パーツに視線を移した。
『これ、まだ使えるのかしら?』
『う~ん、微妙だな。もう使えねぇかもしれねぇが、回収だけしておくか』
 大きな脚部パーツをディアナ機とヒュムネ機の2機でゆっくりとトラックの荷台に下ろしてゆく。
 間接部をやられたのか、大きく抉られた装甲から、折れた内部機構が飛び出していた。
「やっぱり、CAMのが精錬されてるもんだね。構造にムダが無いよ。こればっかりは技術年季の差ってやつなんだろうな」
 パルケットはうんうんと頷きながら、感心するようにCAMのパーツに目を奪われていた。
「そう言えば大尉、あれからコマンド入力訓練の調子はどうです?」
『おう、そう言えば俺も気になってたんだ。少しはマシになったか?』
 不意に、通信機を通して響く水城もなか(ka3532)の問いに、ヒュムネもひと笑いしながらおちょくるように問いかける。
『それはもう、おかげさまでね』
「――と、仰られていますが、どうなんですかジーナさん?」
『う~ん……ビミョー?』
 ディアナは涼しい顔でそう返すが、念を押すようにジーナに問い質したもなかの前に、見栄は一撃で崩れ去る。
『でも、前よりはマシにはなってると思いますよ。AとBを間違えないで押すとか、そのレベルですけど』
『普段私に苛められる分、こう言う時は手厳しいのね』
『そりゃぁもう、私、これでも先輩ですから!』
 少しでもディアナより勝る部分がある事が嬉しいのか、えへんと胸を張って見せるジーナ。
『じゃあ、その先輩子猫ちゃんには今日も寝ずの訓練に付き合って貰おうかしら』
『うへ~!? ヒュムネさんでも、もなかさんでも、代わってくれませんか~!?』
「あはは……またの機会にしておきますね。トラック、1回出して貰えますか?」
 泣き言を語るジーナに彼女達の相変わらずさを感じつつ、運転手に声を掛けるもなか。
 運転の同盟軍兵士が「おう」と一つ返事に手を振ると、パーツを積んだトラックは、がたがたと荒野を掛けてゆくのであった。

『思えば、この戦いのあった頃には、まだハンターじゃ無かったんだよな、俺』
 CAMの歩みを進めながら、ポツリとケンジが呟いた。
 それがこうして戦後処理に駆り出されているものだから、なんだか若干、気持ち的にしっくり来ないところはある。
『では、何のためにここに居る?』
 その疑問を代弁するように、アバルト・ジンツァー(ka0895)機からの通信が、彼のコックピットに響いた。
 ケンジは小さく何度か唸った後に口を開く。
『やっぱ、頑張ったヤツらを戦場に放ってなんておけねぇから、かな……?』
『……そうだな。これにも多くの戦友の血も汗も染み付いている。疎かには出来ぬ』
 ケンジの答えに、小さく唸るように返すアバルト。
『後は、そうだなぁ……やっぱこのCAMの駆動する感覚が好きっていうかさ』
 その返事を聞いて、フンとアバルトは小さく鼻を鳴らした。
『そうだな……搭乗するのも随分と久しぶりだ。腕が落ちていないかは、確かに心配になる』
 そう答えたアバルトに『だろ?』と笑い返すケンジ。
 元来のCAM乗りにしか分からない、故郷に帰ったかのような懐かしさが2人の意識を繋いでいた。
『ところで、あの者は先ほどから何をしているのだろうな』
 カメラアイを通して見つめる荒野の先。
 機甲部隊に混じって、小さな破片を回収する赤毛のドワーフが1人。
(うむ、見られている……?)
 ヴァルトル=カッパー(ka0840)はぴくりと鼻を動かすと、感じた視線の先へとくるりと振り返る。
 アバルト達に向き直ったヴァルトル。
 両手にはもちろん、沢山の拾った部品を抱えてこそ居るが……何故か口にもがっちりと、パーツをくわえ込んでいた。
「あー、オッサン! 大事なパーツに歯形付けるんじゃねーぞ!?」
「ち、違う! これはただ舐め――いやいや、両手が塞がっていたからやむを得ず口を使っただけで、決して歯形などつけてはおらんぞ!」
 ぽろりと、加えていたパーツを取り落としながら答えるヴァルトル。
「で、では、ワシはこれで」
 しゅたりとその場を立ち去ろうとするヴァルトルであったが、その背中をアバルトが呼び止める。
「待つと良い。塞がっているのなら、代わりに自分達が運んでおこう」
 そう言って、彼の元へCAMの手を差し伸べる。
「あ、え? い、いや、心配は無用! これしきの重さ、なんのその!」
 再びぽろりと口から零れるパーツ。
『つっても、そんな状態じゃこの先まともに作業できねーって。1回下ろしちまえよ。』
 その言葉を聞いて、引くに引けなくなってしまったヴァルトルは、なんとも名残惜しそうに手と口に持っていたパーツを、アバルト機の手のひらの上に乗せていた。
(何故だ、何故警戒されてしまったのだ……順調にパーツを集めていたと言うのに)
 彼が自分達のCAMを作ろうとしていた事などケンジたちは露とも知るわけが無いが、彼が怪しまれていた理由もまた、ヴァルトル自身、知る由も無かったのだ……。
(もう少し……味わわせて欲しかったのである)



 時間はお昼時。
 作業を一端切り上げて、回収本陣へと戻って来たハンター達は一時の休憩時間を満喫していた。
「ようし、メシが出来たぞー!」
 陣に響く声量で、そう声を張り上げた藤堂研司(ka0569)に、ハンター達は一斉にわっと沸き立った。
 ずっと肉体労働で、既におなかはぺこぺこ。
 どれだけこの時を待ちわびた事だろうか。
「はい、給水も大事よ。水を貰ってない人はこっちに並んで」
 炊き出し隊の隣では、エイル・メヌエット(ka2807)がコップに水を注ぎながら列を成すハンター達へと配って回っていた。
「お水は……小夜が用意してます」
 エイルが配る水は浅黄 小夜(ka3062)の魔法で、現地で調達されたもの。
 流石に参加者全員分の水を運ぶのにも一苦労な中、この給水部隊は非常にありがたい。
「主食のおにぎりかサンドイッチは藤堂さんの所に並んでね~。で、あったかいミネストローネはこっちだよ!」
 言いながら、ジュード・エアハート(ka0410)が空けた鍋の蓋。
 赤いスープの煮詰まる鍋の中からは、少し酸味の利いたトマトと、ほんのり食欲をそそるニンニクの香りがあふれ出し、それだけでもヨダレが溢れて来るものである。
「お、トマトのスープか。嬉しいねぇ、地元を思い出すよ」
 何処からともなくふらりと現れたダニエルが、鍋の中を覗き込み、香りを味わいながらにんまりとした笑みを作って見せた。
「何ヶ月もずっと辺境勤めで、同盟の味に飢えてる頃かなーって思いまして」
「そりゃ、嬉しいサプライズだ」
 言いながらスープの入った器を受け取ると、ずずずと啜ってみせるダニエル。
「うん、んまい。これは店が開けるね」
「お店はやってるんですけどね~。ただ、トラットリアとかでは無いんです。リゼリオのお菓子屋で」
「あら、そうなの? じゃあ同盟に帰ったら、お礼を兼ねて売り上げに貢献しに行こうかな」
「是非どうぞ、待ってま~す♪」
 そう笑顔を作ってみせるジュードに、ダニエルはもう一度「んまい」と唸ってみせたのである。
「あ、そうだ。中佐さんにお願いがあったんですが」
 配り歩く途中、研司はダニエルにサンドイッチを手渡しながら、思い出したように問いかける。
「実は、CAMの操縦に興味ある子が居て。この休憩時間だけでも良いので、ちょっと乗せて貰えませんか?」
 そう言いながら、せっせと飲み水を作っている小夜に視線を配る研司。
 ダニエルも同じように視線を動かしながら、相変わらずの声のトーンで口を開いた。
「あー、まあ、良いんじゃない。休憩時間と言わず、そのまま午後の作業もやっちゃってよ。こう言うのは、ほら、役得役得」
 言いながらむしゃりとサンドイッチにかぶりつくダニエル。
「ありがとうございます! 早速、小夜さんにも伝えてあげないと」
 研司はぺこりと頭を下げると、そのまま炊き出しブースの小夜の元へと駆け出してゆく。
「いやぁ、若いって良いねぇ」
 研司の話を聞いて喜ぶ小夜の様子を遠巻きに見守りながら、ダニエルはしんみりとミネストローネを啜るのであった。

「うん、美味しそうですね。一人暮らしが長いと、手作りってだけで有難いものですよ」
 暖かいミネストローネに舌鼓を打つ誠一。
 なんとなく出来たハンター達の車座の中で、小さな幸せに笑みを浮かべる。
「あのさ……トマト、いる?」
 ミネストローネから、煮詰まって溶け残ったトマト片を救い出しながら、パルケットが周囲のハンターにボソリと提供を持ちかけていた。
「ええ、勿体なっ! それなら俺が貰うよ!」
 やや大げさに驚きながら、パルケットのトマト片を自分の器に移すダイン。
「その歳になって好き嫌いがあるのは感心しないわね。状況が状況なら、むしろ有難く頂くくらいじゃないと」
 そう、苦笑するロベリアにパルケットはどこかバツが悪そうにぷいと他所を向く。
「苦手なものは苦手なんだよ……」
「俺は美味しいものなら何でも好きだけどな」
 言いながら、貰ったトマトをぱくぱくと口に運ぶダイン。
「ヴィオはどんなのが好きなんだ?」
 車座の対岸で、握り飯にかぶりついていたヴィットリオにそう問いかける。
 ヴィオはしばし口元に手を当てて唸った後に、何かに思い至ったように小さく頷いた。
「一先ずはタンパク質だ。丈夫な身体を作るために、必要不可欠だからな……次に骨。カルシウムと言うのだったか。牛乳なんかが良いらしいがな。背を伸ばすのにも良い」
「あ……水を差すようで悪いですが、それ、特に根拠が無いらしいですよ」
 誠一が教師(と言っても数学だが)らしくそう答えると、ヴィオは一瞬目を見開いて、その後、小さく残念そうに呟いた。
「そう……なのか」
「でも、骨が頑丈になるのは確かなんじゃない?」
 フォローするように答えるロベリアに、意気を取り戻したようにうむと頷くヴィオ。
「――って、そう言うのじゃなくって。好きな料理とかなんだけどなぁ」
 望んだ答えとはちょっと違ったのか、そう言って頬を掻くダインであったが、荒野の食事の場に楽しげな歓談の笑いが広まったのは、言うまでもなかった。


 食事と休憩を終え、ハンター達は最後の追い込みの一仕事に精を出した。
 粗方回収が終った方面はその人員を減らし、替わりに回収した物品の整理に、幾許かの人を割く。
「とりあえず、再利用が聞きそうなものと、完全なスクラップとで大雑把に分けてしまいましょう」
 そう声を掛ける天央 観智(ka0896)に続いて、一度集まった膨大な廃品の山を崩しに掛かるハンター達。
「ああ、そのパーツはまだ生きているよ。是非、新しい子の血肉にしてあげて」
 そう、仕分けされるパーツを見ながら状態を見るアルファス。
 重体で思うように身体は動かせないが、こう言う部分でも彼の力は必要とされていた。
「遺品はまた別にね。ちゃんと弔ってあげないと」
 良いながら、事前に準備して貰った死傷者リストを片手に眺めるアルファス。
「これだけの者が……先の戦いで亡くなったのだな」
 彼の補助をしながらリストを眺めていた大二郎が、ふと、ポツリと呟いていた。
「そうか、毘古さんはこういうの見慣れてないんだっけ」
 少なくとも軍に居たアルファスにとっては、何度か目にして来た光景。
「何も難しい事は無い。お疲れ様と感謝と弔いの祈りを。それだけで良いんだよ。悼んだ後は笑って見送るのが、残された者の務めさ」
 そう言って笑いかけると、大二郎もまた、コクリと頷いてみせる。
「そうだな……生きている者が沈痛なままでいては、亡くなった人達は安心して此世を任せられんだろうからな」
 皆、新たな世を望んで死んだのだ。
 ならば、その世を繋がなければ何のために自分達が生き残ったのか……少なくとも、その事だけは間違える事無く、これからの世を生きて行かなければならないのだと。
 そんな彼らの傍らで、黙々と遺品の汚れをふき取る少女・丹々(ka3767)。
 名前があるもの、身に着けるもの、願いが篭ったもの……遺品にも色々種類はあるが、その一つ一つを丁寧に、元の輝きを取り戻すかのようにふきあげる。
「……おつかれさま。ゆっくり、ねむってね」
 それは死んでいった兵士たちへの言葉か、それとも戻って来た遺品達への言葉か。
 しかしながら、込められた願いは、二度と起きる事が無いようにと……まだ幼い彼女なりの、精一杯の優しさであった。
「こうして遺品の整理をしていると、思うのよね。大事な人の遺品はどんな形でも欲しいものかしら……」
 ふと、リシャーナ(ka1655)がそんな事を呟いていた。
 ここで戦って、助けられなかった人々。
 そして彼らを失って、悲しむ人々。
 そんな人々に遺品を返す事。
 それはある種残酷な仕打ちなのではないか……と。
「貴方は、どう思う?」
 血痕のこびり付いたネックレスを片手に、パーツの餞別を行っていたヴィオに問いかけるリシャーナ。
「俺は元々は海の男だ。海の男は、己の戦場――海こそが、最後に帰るべき場所だと。だから、遺体も遺品も、できれば纏めて海に流して欲しいと、そう思っていた」
「『た』……と言う事は、今は違うのですか?」
 ちょっと引っかかった様子で、観智が聞き返す。
 ヴィオは静かに首を横に振ると、広い荒野へと目を向けていた。
「大尉は、ここでの戦いはご存知……ですか?」
「……話に聞いた程度にはな。実際に、ここに居たわけではない」
 青山 りりか(ka4415)の問いに、ヴィオは静かに首を振る。
「きっと皆さん、歪虚を忌む義を持ち、世界や国の為に忠を尽くして戦ったのでしょうね」
 そう言って、風に髪を靡かせるりりか。
「戦士である以上は、自分の死に場所には誇りを持っているものだ。だが、そこで遺品が見つかったのであれば……それが、真に彼らの願いなのではないだろうか」
「そうで無ければ、きっと見つかりはしなかった……という事かしら」
 リシャーナの言葉に、ヴィオは曖昧に頷いた。
 本当にそうなのか、それは彼自身にも分からない。
 ただ、そうあって欲しいという願いも込めて、リシャーナは彼に、確かな意志で頷き返した。
「私も……死んで行った彼らのように、強く勇敢でありたい」
 願望を口にするようにりりかはヴィオに向き直る。
「大尉、いつか私に剣を、戦い方を教えて頂けませんか? どんな些細な事でも良いのです。少しでも……皆さんに近づきたいんです」
「……教えるのは簡単だ。だが、それであんたの望むものが得られるのかは、俺には分からない。それでも、それを得るためにもがくと言うのなら……俺はいつでも力を貸そう。ブシドーの、誇りに掛けて」
 きっと間違っている、ヴィオの語るブシドーと言う言葉。
 それでもりりかはただ深く、感謝の意に、頭を下げているのであった。
 そんな会話を横耳に、一人、黙々と遺品掃除に従事していた少女。
(……丹々も)
 自分も、何か残せるものがあった方がいいのか。それとも、無い方が良いのか……。
 リシャーナ達の話を聞きながら、丹々もまた、彼女なりの答えの出ない疑問に心を委ねていた。
 
 戦域の外れ。
 群れる野犬を前に、カズマの短剣が閃く。
 一刀の下、難なく崩れ落ちる野犬を前に小さく一息を吐きながら、カズマは回収部隊の様子を遠巻きに眺めていた。
「――すまないな、昼食休憩中も警備を任せてしまって」
 愛馬を駆り合流したエアルドフリスが、ミネラルウォーターのボトルをぽいと投げて見せた。
 カズマはそれを片手で受け取ると、手早くキャップを開けて中身を煽る。
「いや、流石に穴を開けるわけにもいかないだろうからな。それに現れるのは野犬どもくらいだ」
「それでも、働きっぱなしだろう。交代で休んでくるといい」
「そうよ、休憩だって大事な仕事なんだから」
 そう言って、本陣へ戻る事を進めるエアルドフリスと葵。
「そこまで言われたら、休まない訳にはな――」
 そう口に仕掛けた所で、魔導短電話が鳴り響く。
 通信を聞くに、北方から野犬の群れが迫っているのだとの事。
「やれやれ……面倒くさい事で」
 言いながら、騎馬達と共に駆けるカズマ。
 どうやら仕事が終るまで、安息の時は無いようであった。
 
「そのままゆっくり! 慌てないでね、小夜さん!」
 2機のCAMで魔導アーマーの胴体パーツをトラックに下ろす手引きをしながら、研司が声を張り上げる。
『大丈夫、落ち着いてやれば問題ないから!』
 一方のCAMから響くジーナの声。
 それに小さく頷いて、小夜は額を流れる汗も忘れてトレースアームの動きに、全神経を集中させていた。
「よーし、よーし、よーし……OK!」
 ガシャリとトラックの荷台が軽く沈み、パーツが乗り切る。
 OKの言葉を聞いて、小夜はコックピットでふうと大きく息を吐いた。
「お疲れ小夜さん。パーツはこれで全部みたい」
『そうなん? ……良かった』
 ほっと一安心の小夜。
 額だけではない。
 慣れないCAMの操縦に、緊張で全身汗びっしょりだ。
『でも凄いよ、はじめてでそれだけ乗れたら、すっごく筋が良いと思う!』
 CAMの中からはしゃぐように声を上げるジーナ。
 そう褒められたのが嬉しいのか、僅かに頬を赤く染めて、小夜は小さく俯いた。
『少しずつでも……出来る事覚えて……増やして……もっと、役にたてるよぉなりたいな、て』
「小夜さん、飲み込みが早いから、もうちょっと練習したらすぐに乗りこなせそうだよ。俺もうかうかしてられないな……うーん、乗れば良かったかも」
 そう、軽口を叩いてみせる研司であったが、小夜の緊張を解すためであったことは言うまでもない。
 ただそれでも、歩いて、荷運びができるようになったのはかなりの上達だ。
 実際、もっと練習して、実戦レベルに乗りこなせるようになるのは、そう遠い未来では無いのかもしれない。
「小夜……頑張ります」
 そう自分に言い聞かせるように口にする小夜。
 その言葉を後押しするように、ジーナも深く頷いて見せていた。
 

 最後の大きなパーツを積み終えて、荒野の回収作業は無事、終了の時を告げていた。
 綺麗になった荒野は戦いの傷跡など1つも無かったかのような風貌で、ハンター達の眼前に広がっている。
「戦いで荒れたこの地と、失われた尊い命に祈りを。今は、その魂に安らぎを――」
 大地に十字架を付き立て、戦地に祈りを捧げるエイル。
 その後ろでは、リシャーナの鎮魂歌がどこまでも遠く、響き渡っていた。
「え~、ハンター諸君。今日は本当にご苦労さん。大した報酬も出せずに、心苦しくはあるのだけどね……いや、本当に助かったよ」
 拡声器を使い、荒野に響かせるダニエルの声。
「まあ、戦場跡地って事で、色々思うところはあるとは思う……ただ、1つだけ言わせて欲しい事があるとしたら――」
 そう言って、一息置いて、ダニエルは言葉を続けた。
 
 ――諸君らは今、生きている。それを、忘れないで欲しい。
 
 その言葉がハンター達1人1人にどう伝わったのかは分からない。
 しかし、少なくともその言葉の意味を理解しようとしない者は、この地には居なかったことだろう。
 東方へ広がる戦火を前に、まだまだ復興も済んでは居ないが……この地での戦いは今、1つの終わりを迎えていた。

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参加者一覧

  • 虹の橋へ
    龍崎・カズマ(ka0178
    人間(蒼)|20才|男性|疾影士
  • 大口叩きの鍛冶職人
    エルデ・ディアマント(ka0263
    ドワーフ|11才|女性|機導師
  • 空を引き裂く射手
    ジュード・エアハート(ka0410
    人間(紅)|18才|男性|猟撃士
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 金属ハンター
    ヴァルトル=カッパー(ka0840
    ドワーフ|28才|男性|機導師
  • 孤高の射撃手
    アバルト・ジンツァー(ka0895
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 慈眼の女神
    リシャーナ(ka1655
    エルフ|19才|女性|魔術師
  • 飽くなき探求者
    久延毘 大二郎(ka1771
    人間(蒼)|22才|男性|魔術師
  • 赤き大地の放浪者
    エアルドフリス(ka1856
    人間(紅)|30才|男性|魔術師
  • その力は未来ある誰かの為
    神代 誠一(ka2086
    人間(蒼)|32才|男性|疾影士
  • 愛にすべてを
    エイル・メヌエット(ka2807
    人間(紅)|23才|女性|聖導士

  • ダイン(ka2873
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • きら星ノスタルジア
    浅黄 小夜(ka3062
    人間(蒼)|16才|女性|魔術師
  • 面倒見のいいお兄さん
    沢城 葵(ka3114
    人間(蒼)|28才|男性|魔術師
  • 《聡明》なる天空の術師
    アルファス(ka3312
    人間(蒼)|20才|男性|機導師
  • 特務偵察兵
    水城もなか(ka3532
    人間(蒼)|22才|女性|疾影士

  • 丹々(ka3767
    人間(紅)|10才|女性|霊闘士
  • 語り継ぐ約束
    天王寺茜(ka4080
    人間(蒼)|18才|女性|機導師
  • 軌跡を辿った今に笑む
    ロベリア・李(ka4206
    人間(蒼)|38才|女性|機導師
  • 撃退士
    ヒュムネ・ミュンスター(ka4288
    人間(蒼)|13才|女性|闘狩人
  • 藤光癒月
    青山 りりか(ka4415
    人間(蒼)|17才|女性|聖導士

  • 高橋 鑑連(ka4760
    人間(蒼)|50才|男性|舞刀士
  • 鈍色の探究者
    パルケット(ka4928
    人間(蒼)|21才|女性|機導師
  • 頼れるアニキ
    ケンジ・ヴィルター(ka4938
    人間(蒼)|21才|男性|舞刀士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 大尉への質問
ロベリア・李(ka4206
人間(リアルブルー)|38才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2015/05/23 07:05:05
アイコン お片づけしよう!(相談卓)
ジュード・エアハート(ka0410
人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2015/05/26 02:03:27
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/05/23 11:12:52