朗報だ! 涼しい敵が出たぞ!

マスター:旅硝子

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~6人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2014/07/16 07:30
完成日
2014/07/20 00:00

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 マッケストの村は、帝国の中でもかなり南の方にある。
 なので夏は結構暑い。
「あー……この暑いのになんで火を焚く薪なんか拾わなきゃいけねーんだろーな」
「そう言うなよ、いくら暑いからって、生の芋なんか俺は食べたくないぞ」
「それもそっかぁ」
 ぶちぶちと愚痴を言いながら、そろそろ若者になりかけの少年達が、それでも大人しく枝を拾い、器用にまとめて背負っていく。
 そして、良い薪を求めてさらに山の奥へ。普段から訪れている場所であり、危険な事など何一つないはずだったのだが……。
「……なんか、涼しくなってきてないか?」
「一雨来るんじゃないのか?」
「空見てみろよ。素晴らしい晴れっぷりだぜ」
「本当だ……うーん、お日様が心地良いくらいにいい気温だ……」
「ほのぼのしてる場合かよ! おかしいだろ!」
 息の合った漫才のような会話を繰り広げる少年達の耳に、どすり、どすりと足音が聞こえる。;
 顔を上げれば、そこには――大きな何かがいた。
 もし詳しい者が見れば、まるでゴーレムのような、と言ったかもしれない。
 3mほどの巨体が脚を下ろした場所の草が凍り、少年達をも凍らせようというのか手を伸ばし……!
「な、なんか……」
「なんか出たあああああああああ!」
 少年達が、一目散に逃げ出す。
「ああああでもここ離れたくない! 涼しい!」
「言ってる場合かぁ! バケモノだぞバケモノ!」
 幸い、そのバケモノの足は遅く。
 無事村に逃げ帰った少年達から話を聞いた村長は、ハンターズソサエティに討伐を依頼した。

「涼しい依頼ですよ! 討伐ですけど!」
 ハンターズソサエティの受付嬢は非常ににこやかだった。
 今のところ被害者も出ていないので非常ににこやかだった。
「えっと、帝国南部マッケストの村、その近くにある山の頂き近くに、雑魔と思われる巨体の怪物が発生したそうです。全身に冷気を纏っていまして、周辺の空気を涼しくしているようなのですが、一応近づいてきた者を襲う様子は見せると。ただ、足が結構遅いらしいので、第一発見者の村人達には被害は出ていないそうです」
 雑魔の大きさは3mほど。
 外見は、氷で出来た巨人のような、という村人からの連絡であった。
「夏にはありがたいような雑魔ですけど、マッケスト村の人々の生活に必要不可欠な場所ですので、被害が出る前に退治をお願いします。正直私も行きたいのですが行きたいのですがすっごく行きたいのですが一般人なので我慢してますね! よろしくお願いします!」
 そうぺこりと頭を下げて、受付嬢は暑そうにぱたぱたとノートで顔を煽ぐのだった。

リプレイ本文

 じりじりと蝉が鳴き続ける山道に、がらんがらんと荷車を引く音が響く。
「いやぁ、村の人にこいつを借りられて良かったよ。土産をたっぷり持って帰らなきゃね」
 満足げにミヨ・アガタ(ka0247)が笑って、エヴァンス・カルヴィ(ka0639)が引く空の木箱を載せた荷車を頼もしげに見た。村人達が快く貸してくれたこの荷車に、帰りは氷を満載して帰る予定だ。
「美味しい氷を食べるために……じゃなくて、危ない雑魔を倒すために頑張るよ!」
 ぎゅっと拳を握りしめ、リューリ・ハルマ(ka0502)がぱん、と拳を打ち合わせてにこりと笑う。
「……でも、氷も楽しみだよね」
 どこか挑戦的だった表情がふんわり緩む。
「初めての依頼で全力出せるってのは良いな。そんで涼も取れて、ウマい酒も飲めて、最高だろコレ」
 ジオラ・L・スパーダ(ka2635)も、楽しげにひょいと武器を肩に背負う。……釘バットである。氷はすごく砕きやすそうだ。
 同じ初依頼、けれど対照的にエリス・カルディコット(ka2572)は、緊張の面持ちである。
「緊張はしますが……皆様の足を引っ張らない様にしましょう」
 魔導銃を手に辺りに注意を払う姿に、真面目だなぁと思わず感心する天川 麗美(ka1355)である。
(涼しいお仕事のついでにかき氷も食べられるなんて超ラッキーってカンジぃ?)
 そう思って麗美は、ギルドの受付嬢も誘ってみた。
 曰く、ハンターの仕事ぶりを確認するのも重要なお仕事ですよね。
 曰く、お仕事のついでにかき氷ですよ、行くなら今でしょ。
 ――受付嬢は麗美にとっても感謝しながら、涙目で首を振ったのだった。
「上司が休みくれませんでした……」
 悲しい話である。ちょうどハンターズソサエティの忙しい時期と被ってしまい、有給も取れなかったとか。
 あとで氷の塊届けてかき氷作ってあげよう、と思う麗美であった。
 ――それぞれの思惑を胸に歩いているうち、ふとエヴァンスが辺りを見渡す。
「ちょっとばかり涼しくなってきてんな……なぁライアン」
 わん、と足元で返事をしたのは、勇ましげな巻尾の柴犬である。
「確かに、そういえば……」
 エリスが辺りを見渡して、ジオラがそうだなぁと頷く。
「そろそろ近くにいるのかな?」
 リューリがそう言って、軽くサーベルの柄に手を掛ける。着物の袖が風にゆらりと揺れる。
「そろそろ足元にも気を付けないとぉ……こほん、ですね」
 アルケミストタクトとピストルを手に取り、麗美が注意を促す。……うっかり普段の口調で喋りそうになって、言い直したのはご愛嬌だ。
「えっと……ゴーレムのいるさらに向こうの少し行ったところに、もう少し開けた場所があるそうですね」
 村で山の地理を聞いておいたエリスが言うと、ミヨがひょいと背負っていたマギスタッフを掴み直して。
「一撃与えて、こっちを敵だとわかったとこをおびき出してやればいいかねぇ?」
 ぐっと引き抜き、さらにアルケミストデバイスを展開しながら言えば、足も遅いしなと賛同の声が上がる。
「それじゃ、とりあえず敵さんの横を通って、向こうに抜けてから一撃当ててみっか!」
 グレートソードの柄を握ったエヴァンスに頷いて、滑らぬよう気を付けながらハンター達は駆け出した。

 ――結論から言うと、誘き出しは大成功だった。
 1つだけ文句をつけるとするならば、やたら時間がかかったことだった。
 だって敵の足遅いんだもん。ハンター達のせいではない。
 というわけで。
「ま、こういうやつから取れた氷で味わう酒の味はどんなもんか……楽しみだ」
 ほんのちょっとだけテイクツー感を漂わせながら、琥珀色に瞳を染めたエヴァンスが肩にグレートソードを背負ってにやりと獰猛に笑って。ひどく逞しい友人がまるで助けてくれているかのように、柄を握り締める腕にはいつも以上の力がこもる。
「だな。アイスゴーレムの背後にウィスキーボトルの後光が見えるぜ……」
 皮膜の翼の幻影を背負ったジオラが釘バットを構え、輝きを増した赤の瞳でうっとりと太陽を背に背負ったアイスゴーレムを眺めて。紫のオーラが精霊への祈りで身体能力の高まりと共に濃さを増して。
「さぁて、俺の酒を美味くする為にさくっとやらせてもらうぜ、氷野郎!」
「ついでに持って帰って氷を店でも使えたら最高なんだけどな!」
 だっ、と2人は凍った地面を蹴り、転ばぬよう速度を調整して駆け抜ける。木の枝が邪魔していたさっきの場所よりも、地面が平坦で戦いに支障は少ない。
 凄まじい速度で頭上に構えた大剣が叩き付けるように縦に斬り下ろされ、釘バットがフルスイングでゴーレムの腹の辺りを穿てば、氷の割れる爽快な音と共に透明の欠片がきらきらと散る。
「んじゃ、気張って行くとするかね!」
 そうにかっと笑ってミヨがアルケミストデバイスに素早く指を走らせ、麗美に防御の力を持つマテリアルを飛ばす。
「さーんきゅ……こほん。ありがとうございます、ミヨさん」
 ミヨを守れるように位置を取った麗美が、銃の引き金を引く。さらに脇に回ったエリスが、魔導銃を構えて。
「確か……こういう時は……」
 空色に染まった髪がはらりと肩から落ちる。蒼い炎を体の周りに揺らめかせ、すっと目を細めて小さく息を吸って。
「エリス・カルディコット、狙い撃ちます」
 照準を定め、引き金を引く!
「合わせるね!」
 着弾の寸前、リューリが声を上げて祖霊の力を全身にみなぎらせる。紫に染まった髪の先端がなびき、いつもより好戦的な笑みが頬に浮かんで。
 2つの弾丸が氷を弾けさせ、そこに飛び込んだリューリが一気に踏み込んで祖霊の力を込めたサーベルを薙ぐ。銃弾の当たった2か所をまとめて、深く。
 詰めていた息を、ふっとエリスは吐き出した。
「と、言うのが正しい礼儀でしたか?」
 誰だエリスにその礼儀教えたの。

 ゴーレムが身長を生かして振り下ろした拳を、エヴァンスは頭上で刃を立てたグレートソードで受け止めた。
 強い衝撃。けれどそれと引き換えに、がりりと氷の削れる音と頭上に降り注ぐ雪のような粉氷。
「お、意外と痛くねぇな」
 衝撃の割には少なかったダメージに、エヴァンスが軽く肩を動かしてありがてぇと呟く。彼の無事を祈る仲間の、加護があったのかもしれない。
 ミヨの放った機導砲がゴーレムの肩を撃ち抜いて氷の粒を舞わせはするが、まだ破壊には至らない。
「さあ、痛いのいっちゃうよっ」
 祖霊の力をめいっぱい乗せて、リューリが踏込から深い突きを放つ。麗美が低い姿勢でアルケミストタクトを構え、機導剣を発動させた瞬間にざっくりと斬り上げる。
 けれど痛みを感じていないかのように、ゴーレムはお構いなしに足を上げ――麗美の上に、さっと影が差す。
「これだけ動きが遅ければ、避けられないわけが……ってぇ!?」
 つるん。
 ちょうど麗美が踏んだ場所が、つるっつるで少しくぼんでいたのが災いした。
 思いっきりすっ転んだところに迫る巨足……に、銃声が響く!
「好きにはさせません! さぁ、今のうちにっ!」
 咄嗟にマテリアルを強く込めた銃弾が、ゴーレムの軸足を撃つ。エリスが声を張った次の瞬間には、ジオラが体勢を崩して威力を削がれたゴーレムの足を釘バットで受け止め、リューリがさっと麗美に手を伸ばす。
「大丈夫? 動ける?」
「ええ、皆さんありがとうございます! 私は大丈夫です」
 リューリの手を取って、急いで麗美は立ち上がる。それを確かめてジオラがバットごと身を引けば、ずどんと地響きを立ててゴーレムの足が地面に落ちた。
「ま、ちょっと今の一撃じゃ気休め程度かもしれねぇけどよぉ……」
 ミヨが防性強化を麗美へと掛け直す。マテリアルの加護を宿した麗美が、また機導剣をタクトに宿しゴーレムの懐へと飛び込んでいく。
「麗美さん、合わせるね!」
 さらにリューリが踏み込むと共に、麗美が与えた傷を深くするようにサーベルで同じ軌跡を穿つ。
 エヴァンスがすっと横にずれてから、上段に構えていた大剣を素早く腰の横へと下ろし、そこから体を回転させて思いっきりゴーレムの脚を横に薙ぐ。
「装弾数は多くはありません。大事にいきます」
 バランスを崩したところにエリスがさらに膝を狙って強弾を叩きこむ。
 ――そして。
「腕を潰されちゃあロクに戦えねぇよなぁ!!」
 ミヨが気勢と共にアルケミストデバイスに指を走らせ、マテリアルを変換。伸ばした指先から、一条の輝きを奔らせる。
 それが、ゴーレムの肩関節を、ついに破壊した。
 ごとん、とゴーレムの右腕が地面に落ちる。なおも左腕を振るおうとするゴーレムだが、バランスが取りづらいのかその一撃はひどく緩慢だ。
 地面に転がる右腕は、うっすらと溶けた水を纏いつつある。
(あー、もしかして体から離れたら溶けちゃうぅ? だったら……)
 タクトを構えると同時に、魔導機械に起動を命じる。マテリアルの集まりを感じながら、麗美はにこりと笑って。
「氷が溶ける前に、片付けちゃえばいーじゃ……こほん、良いですね!」
 一瞬の輝きが剣の形を取った瞬間、思いっきり振り抜く。リロードを終えたエリスが再びマテリアルを込めて強烈な銃撃を浴びせ、ジオラがさらに傷を広げるように釘バットを思いきり振り抜く。
 ごっ、と音を立てて埋まったバットから、ぴしりと亀裂がゴーレムの全身に走る。
「よし、あと少しだね!」
 一気に行くよ、とリューリが再び祖霊の加護を受け、サーベルを袈裟懸けに振り抜く。よろめいたゴーレムの正面で、エヴァンスが思いっきり大剣を振り上げた。
「さぁて、そろそろ俺の仕事上がりの一杯になってもらおうか!」
 思いっきり反動を付けてから、重さと遠心力を存分に生かした縦斬り――から、振り抜いて低くなった姿勢より一気に斬り上げる。
 ぴし。――ぴしぴしぴしぴしぴし――ごごごごご!
「っと!」
 降り注ぐ氷から逃げようとして転んだリューリが、慌てて凍った地面を蹴り後ろに飛び退く。その体を後ろで受け止めて立ち上がらせたのは、さっき助けられた麗美だ。
 大量の氷の山になったゴーレムの残骸に、一瞬驚きに止まったハンター達は。
「ありがとっ! さぁ、急いで村まで運んじゃおう!」
「おー!」
 リューリの誘いに応えて、急いで荷車を横付けし、ジオラが白い布と金属の板、木箱で作った即席クーラーボックスに氷を詰めて。
 一同は荷車をひっくり返さない程度の全速力で村へと向かうのだった。

「おおお……これが、氷……!」
「すごーい! 初めて見たよ! ねぇねぇさわってもいいの?」
 マッケストの村は雑魔退治の英雄と大量の氷を迎えて、上を下への大騒ぎである。
 とりあえず炎天下に置いておいてもすぐに溶けてしまうからと、村で一番広い建物である酒場に氷を運び込んで。
 ジオラがまずはロックで、とグラスに氷を浮かべてウィスキーを注ぐ。
「かーっ! まったく、この一杯のために生きてるなぁ!」
 勢いよく呷って、満足げに溜息。その隣ではミヨが、器用にナイフで氷を削り出し、グラスらしき形を作る。
「ったく、みんな考えてることは同じだなぁ」
「はは、全くだな」
 エヴァンスがこっそり持ってきたグラスにウィスキーを注いでけらけらと笑えば、ミヨが氷のグラスに注いだブランデーを心地よさそうに喉へと流し込む。
 足元ではエヴァンスの愛犬ライアンが、主にもらった一欠けらの氷と格闘していた。
 ぺろぺろ舐めようとするたびに、氷が床を滑って行くのである。押さえ込もうとしてはすっ飛んで行ったり、耐えかねてがじがじ齧ってみたり……なかなかに楽しそうな愛くるしい姿であった。
 とはいえこのライアン、実はなかなかの猛犬だという噂である。
「おう、呑める奴は一緒に呑もうぜ。せっかくの涼だしな!」
 村人達に声を掛けてエヴァンスがウィスキーを差し出せば、慌てて酒場の店主が木のコップを用意する。村のアクアヴィッツやシードルも取り出され、あっという間に大人達は宴会に。
「じゃ、子どものみんなはこっちにおいでよ!」
 リューリが手招きして、取り出した炭酸飲料をコップに注いで集まった子ども達に配っていく。ぷちぷちと口の中で弾ける、甘い甘い炭酸飲料に子ども達がはしゃぐ中、リューリはリンゴと氷を砕いてデザートも作ってみる。
「おお、そこの美人さん。リンゴのジュースと塩はあるんだが……羊の乳でいいかね?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます、揃えて頂いて」
 食材を揃えてくれた村人に丁寧に礼を言って、エリスは料理に取り掛かる。
 氷を大きな容器に入れて、塩を振って温度を下げて。
 そこにもう少し小さな容器に入れた牛乳とジュースを、せっせと混ぜ続ける。
「ふぅ……」
 時折、汗を拭う。アイスゴーレムとの戦闘中は涼しかったのだが、今は氷を使った作業中といえど、手を動かしているせいかひどく暑い。
「よ、なかなか大変そうだな」
「あ、エヴァンス様」
 グラスを手に隣に来たエヴァンスに、エリスがぱちりと瞬きして顔を上げる。
「少し涼む間代わるぜ。これ、混ぜりゃいいんだろ?」
「あ、でも……暑いでしょう?」
「そりゃお前も一緒だろ。なんか飲んで涼んでな」
 にかっと笑って器を取り上げられ、一瞬きょとんとしたエリスは慌てて礼を言って、リューリが横から差し入れた炭酸飲料のコップに口を付ける。
「せっかくですから、かき氷でもいかがですか」
 向こうのテーブルでは、村人達の手伝いを受けてせっせと氷を砕いていた麗美のかき氷が出来上がっていた。
 大人用にはブランデー、子ども用にはジュースをシロップ代わりにかけて、シャリシャリとした涼しい食感は大好評。
(ていうかぁ、これが真の目的ってカンジぃ?)
 そう思いながら麗美も山盛りにしたかき氷を幸せそうにぱくり。
 そうこうしている間にエリスのシャーベットも出来上がって、リンゴと羊乳の爽やかな冷たさにそこかしこから歓声が上がる。
「だいぶ涼しくなりましたね……」
 再びエヴァンスから器を受け取って混ぜていたエリスが、ほっと息を吐く。――性別を隠しているために、なかなか薄着が出来ないのだ。
「いやぁ、暑い時には冷たい物が美味しいね」
 たくさんの冷たい物に囲まれてリューリが嬉しそうに言えば、あちこちから賛同の声。
「それにしてもジオラ……」
「飲んだくれとか言うなよ」
 数杯目のブランデーを手にミヨが呟けば、クラッシュドアイスでミストにしたウィスキーを手にジオラが目を逸らす。
 次は炭酸飲料も入れてみようかな、って思ってたなんてそんなことは。
「はは、まぁそりゃうちもかなぁ」
 夏の日は、氷を楽しむ人々の声と共にのんびりと暮れていく。
 持ち帰るだけの量も十分、上手く保存すればしばらくは涼が楽しめるだろう。

 ――ハンターズソサエティ、受付。
 そこでは依頼の案内をしながら、かき氷の差し入れに幸せそうに目を細める受付嬢がいたという。

依頼結果

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MVP一覧

  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマka0502
  • 心の友(山猫団認定)
    天川 麗美ka1355

重体一覧

参加者一覧

  • 逞しき商人
    ミヨ・アガタ(ka0247
    エルフ|20才|女性|機導師
  • 元気な墓守猫
    リューリ・ハルマ(ka0502
    エルフ|20才|女性|霊闘士
  • 赤髪の勇士
    エヴァンス・カルヴィ(ka0639
    人間(紅)|29才|男性|闘狩人
  • 心の友(山猫団認定)
    天川 麗美(ka1355
    人間(紅)|20才|女性|機導師
  • ピロクテテスの弓
    ニコラス・ディズレーリ(ka2572
    人間(紅)|21才|男性|猟撃士
  • ビューティー・ヴィラン
    ジオラ・L・スパーダ(ka2635
    エルフ|24才|女性|霊闘士

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
天川 麗美(ka1355
人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|機導師(アルケミスト)
最終発言
2014/07/16 05:23:45
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/07/12 08:22:01