すらいむっ! ~姉妹に迫る粘液触手の危機

マスター:柚烏

シナリオ形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~8人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/07/11 19:00
完成日
2015/07/21 21:32

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 村外れにある廃屋は、子供たちの格好の遊び場だった。やはり、こっそり秘密を共有して遊びたいという気持ちは、年頃の子であれば誰しも持っているもので――けれどそれは、時に事件の引き金になってしまったりもする。
「わ! ……お姉ちゃん?」
 そろそろと廃屋に足を踏み入れた少女の背中を、とんと叩く者が居た。振り向けば、其処に居たのは見知った彼女の姉の姿。きっと、ひとりでこっそり遊びに行く所を、付けて来られたのだろう。
「ほら、危ないから帰りましょう? 此処は確かに、あなた達の秘密の場所かもしれないけれど、最近良くない話も聞くんだから」
 えー、と口をとがらせる少女は、しかし思った以上に真剣な姉の表情を見て顔を曇らせた。確かに、最近は妙だなと思う事も、此処では確かにあったから。
「うん……なんか、誰も居ないはずなのに変な物音がしたりとか、床にねばねばした跡が付いてるとかは……知ってるけど」
 ――じゅるりじゅるり。ずるずるずる……。
「ええ、そうね。丁度こんな感じの……」
「って、お姉ちゃん!」
 何やら不穏な物音を聞きとった二人の顔が、さあっと青ざめる。するすると物陰から姿を現したのは、不気味に蠢く半透明の物体の群れ――粘液を滴らせてにじり寄って来るそれは、所謂スライムと言う奴だろうか。
「ひゃ……ぁ!」
 と、その時。ぴゅるぴゅると粘つく液体が、姉に向かって放たれた。それは見る間に彼女の服を汚し、ぐっしょりと濡れた場所がとろりと溶解していき――其処からは透き通るような肌が覗く。
「……逃げて、お願い……助けを、呼んできて……っ」
 がくりとその場に膝を付く姉を、じっくり味わおうとでも言うのだろうか――スライムは身体を嬉しそうに震わせると、粘液触手を作り出して彼女の柔肌を蹂躙し始めた。
「くっ……はぁぁ……ぁ!」
 あられもない悲鳴が廃墟に木霊し、其処で妹は弾かれた様に、外へ向かって駆け出していた。

「……以上が、依頼者である妹さんの話となります」
 ハンターオフィスの職員は、丁度その場に居合わせてくれたハンターらに向かい事情を説明した。村の廃屋にスライムが出現――恐らく雑魔であり――其処に少女の姉が、囚われの身となってしまっているのだと言う。
「どうやら雑魔は、お姉さんを廃屋の奥まで運んで行って、そこでゆっくりと手に掛けるようです。そう言う訳で、事態は一刻を争います。……お願い、出来ますか?」
 さて、問題のスライム雑魔だが、数は結構多くて8体ほど居るらしい。しかし、直ぐに姉の命をどうこうすると言う感じではなかった事から、余り強くはない個体のようだ。――ただし、一般人には恐るべき相手であるのは間違いないが。
「で、今回のスライムの特徴ですが……。溶解液を放って、服を溶かしてくるみたいですね。あと、身体を粘液触手のように変えて此方を無力化してくるようですから、充分に気を付けてください。やはり一気にかかられると危険ですので……」
 気を付けるべき点は、少女の姉が囚われていると言う事だろう。じわじわと戯れのように命を奪われ――粘液やら触手やらで、大変な目に遭っている筈だからだ。
「なので、先ずはお姉さんの救出を優先してください。たぶん、相手はより活きのいい獲物を狙ってくる筈ですから、皆さんが囮になって、敵を油断させる事が出来れば……!」
 ――ええと、つまり。身体を張ってスライムを引き付けろと、そう言う事になるのだろうか。粘液で服を溶かされたり、触手に絡まって悶えながら。
「お願いします、皆さんだけが頼りなんです!」
「お姉ちゃんを助けてくださいっ、ぐすっ……お願い、します」
 職員と妹の潤んだ瞳に見つめられて、ハンター達は腹を括った。こうなれば行くしかないだろう――スライム蠢く廃屋で、自らが触手の罠に飛び込んで行くのだ!

リプレイ本文

●邪悪なるものの蠢き
 村外れにある廃屋、其処は子供たちの遊び場だったのだが――何時しかその場所には、雑魔と化したスライムが棲み付いてしまっていた。そして彼らは不届きにも、棲家へやって来た可憐な姉妹に襲い掛かり、その姉を捕らえてしまったのである。
「早く助けてあげないと……」
 そんな訳で、雑魔退治とお姉さんの救出に向かう勇敢なハンター達であったが、その心境は複雑だった。ぽつりと静かに決意を呟く、ブリス・レインフォード(ka0445)のまなざしは真剣そのもので――厚手のローブの下で握られた拳は、微かに震えているようだ。
(スライムなんかに姉様を好き勝手されるなんて、嫌だし……)
 どうやら彼女は、救出する娘に大好きな長姉の姿を重ねてしまっている様子。一方で、次姉であるネフィリア・レインフォード(ka0444)は早く暴れたいとうずうずしているようで――そんな彼女らをアミグダ・ロサ(ka0144)は、艶然とした微笑みを浮かべて見守っていた。
「今日は御姉様がおられないのですから、わたくしがお世話させて頂きますね……いろいろと」
 姉妹の長姉とは仲良くさせて頂いていると言うアミグダは、くすくすと意味深な呟きを零してお辞儀をする。そんな中、淑やかな佇まいを見せるティーナ・ウェンライト(ka0165)は、金糸の髪を儚げに揺らしつつ力強く宣言した。
「困っている人を助けるのは聖導士の務め。頑張りますっ」
 ぐっと拳を握りしめると、その勢いで豊かな双丘がたゆんと揺れる。そう、普段は温厚な性格のティーナだが、やる時はやるのである。
「そのためには、多少の危険も仕方ありませんね。神が与えた試練かもですし。多分!」
 ――が、神の試練と聞いたエルディン(ka4144)は、その整った相貌を歪めて大仰に天を仰いだ。嗚呼、これが試練と言うのであれば、神は何と過酷な道を我に歩ませようとするのだろう。
「なんということでしょう、この世には女性にいかがわしく破廉恥な振る舞いをする雑魔が溢れているのでしょうか……」
 しかし、とエルディンは慈愛に満ちた笑みを浮かべてきっぱりと言い切った。
「神は私に、体を張って女性を救えと道を示しました」
 そう、例えば過去には触手にあれこれ体をまさぐられて、いろいろ開発されそうになったりした。が、それも神の与えた試練なのだ――エルディンは悲壮な覚悟で、決死の救出に赴こうとする。
「……これまでも様々なスライムと対峙してきたが、ついにこうも分かりやすいスライムと対峙する時が来たか」
 けれど、クラリッサ=W・ソルシエール(ka0659)はと言えば、この依頼に並々ならぬ期待を寄せているらしい。彼女はくすりと蠱惑的な笑みを浮かべると、その双眸をうっとりと細める。
「魔法生物の代表格たるスライム、どのように妾を楽しませてくれるのか期待させて貰うかのう?」
 ――こうして其々が其々の想いを抱きつつ、一行は粘液の這いずる跡を追って廃屋を進んでいった。やがて辿り着いたのは袋小路であり、其処には今まさにスライムの毒牙に掛かろうとしている、いたいけな少女が囚われていたのだった。
(早く何とかしないと、彼女が危ないですね……!)
 直ぐに事態の深刻さを察知した八代 遥(ka4481)が、仲間たちに向けて目配せをする。一刻も早く彼女を救出しなければと思った遥は、白磁の肌に映える黒の水着姿となり――敵の気を引こうと一歩を踏み出した。
「まずは囮! お姉さんからスライム遠ざけないと♪」
 そしてリナリス・リーカノア(ka5126)もまた、纏うローブを大胆に脱ぎ捨てる。現れたのは白の超マイクロビキニであり、服を着てなければ溶かされないと言うのが彼女の弁である。
(何見られても気にしない、むしろ燃える♪)
「一旦注意を此方に向けましょう。目くらまし程度にですが」
 と、其処でアミグダの繊手が不意に翻った。忽ちの内に燃え盛る火球が生み出され――それはスライムの群れを僅かに掠める地点で爆発を起こす。当然保護対象が範囲に含まれないように調整した上で、彼女は威嚇を行ったのだ。
「まぁ、スライムの破片が近くの誰かに降り注ぐ可能性があっても、きっと事故ですので」
 しれっとそんな事を呟くアミグダであるが、幸い彼女の言う事故は起きずに済んだ。が、おもむろに魔法をぶっ放した事と言い、このメイドさん割と容赦ない。
「……来ましたね……!」
 しかし近くで起きた爆発によって、スライムの注意を此方に引き付ける事には成功したようだ。その事を確認した遥も眼鏡を押し上げながら、敢えて狙いを付けずに風の刃を放つ。
(次は当てる……早く捕まえないと、大変ですよ)
 まるで遥の意志が伝わったかのように――じゅるりとスライム達は身悶え、その体が見る間に触手を形作っていった。

●粘液と触手に身悶えて
「さて、とは言っても先ずは依頼者の姉を助けなくてはならぬな」
 待ち受ける戯れに心惹かれつつも、クラリッサは魔法の射程を延長させ――囚われの少女へ、土砂の鎧を纏わせて安全の確保に動いた。
(ま……魔法生物故に、そう言う知能が何処まであるか分からぬが)
 それでも、意識を此方へ向けさせる為には色々試してみるのも悪くないと思い、彼女はおもむろにスカートの裾を掴んで誘うように笑う。
「こちらにも、もっとおいしい餌があるのじゃがな?」
 こうなるとリナリスも負けてはいられない。水着から零れそうな豊満な胸を揺らし、妖しく腰をくねらせて――感極まったのか、彼女は鞭を取り出して己の身体をぴしゃりと打った。
「ひゃあんっ……来て……あたしをめちゃくちゃにしてぇ♪」
 見せつけるようにしてリナリスは扇情的な舞いを披露し、肌に浮き出る汗が益々気持ちを昂ぶらせていく。そんな中、更にアミグダがスライム目掛けて眠りの雲を振りまいた。
「乱戦になる前に場を抑えますか。『巻き込まれないように』ご注意を」
 しかし、そもそも睡眠しないスライムには効果は無く、巻き添えを食った少女が眠ってしまう結果に終わる。危ない、とその時勢いよく飛び出したのはネフィリアだ。
「まずはあの人を助けないとだね♪ 突貫するのだー! ブリスちゃん援護お願いね♪」
「……っ、ネフィ姉様?!」
 少女を思っての行動だろうが、さほど強くない個体とは言え相手は雑魔だ。そのスライムの群れの中に、策も無しに突っ込んでいくのは危険であり――ネフィリアは纏わりつくスライムを引き離そうとするも、逆に次々と群がられて身動きが取れなくなってくる。
「しまった、今度は僕が捕まったのだ!?」
「ううっ……姉、様ぁ……!」
 そんな姉を助けようとブリスもスライムの海へ飛び込んで行くが、粘つく溶解液を浴びせられて纏うローブが溶かされていった。露わになるのは、あどけない顔立ちに反した成熟した身体で――獲物を戒めようと粘液触手がうねり、ネフィリアとブリス其々の肌を絡め取る。
「……はぁ……っ……だめ……」
「にゃー!? 服を溶かすんじゃないのだー! ひゃっ、変なところに入り込むんじゃないのだ!?」
 柔らかな感触をじっくりと味わおうとでも言うのか、スライムの触手は二人の胸元を重点的に攻めていった。ずるずるっと荒々しい音を立てて、触手は吸い付くように豊かな胸を激しく刺激していく。
「や……力、入らな、っ……」
 ねっとりしたスライムの呪縛に、ブリスの瞳が切なく潤んで――敏感に反応する身体を押しとどめるのが精一杯だ。ネフィリアもすっかり最初の勢いを失い、気が付けばブリスと密着して粘液の牢獄に閉じ込められていた。
「ブリスちゃん、気を付け……ぁ、結局また一緒に捕まったのだ……!?」
 妹を助けようと伸ばした手は、宙を掻いて。エルフ姉妹の嬌態をアミグダは、はぁはぁ言いながら嬉々として眺めているようだ。
「出来るだけ気を引きますから……後は頼みますよ! ってもう服が溶けて来てる!?」
 そして、危機に陥っている者は他にも居た。生温かい粘液を浴びせられた遥は、次第に布面積を失っていく水着に戦慄している。依頼者の姉を救出するまでは、恥ずかしくても何をされても耐えようと思っていたのだが――うぞうぞと身体を這い上がってくる粘液触手を見て、彼女は遂に悩ましげな悲鳴を上げた。
「ひぅっ……ぁ、は……っ。せめて、あの子が救出されるまでは耐え……んんっ」
「ああっ……ゾクゾクしてくるのじゃ……この妾が、スライム如きに追い込まれて……っ、滅茶苦茶にされてしまう……!」
 一方のクラリッサは溶解液や触手を敢えて避けず、スライムのなすがままになっている。どうやら、彼女のどえむな心に火が点いてしまったようで――溶解液を滴らせた触手に指を這わせ、クラリッサは全力でこの状況を堪能していた。
(ああ、大学に居た頃、暇な講義中に想い描いていた光景が今目の前で起きている……!)
「あむっ……ちゅ……れろっ……」
 既にリナリスも、蕩けきった顔で触手の責めを嬉々として受け入れている。スライムに全身を擦りつけるように身を捩り、艶めかしい手足は妖しく蠢いて。ぷるん、と震える触手の反応を楽しみながら、リナリスは唇を開いて触手を咥え――丹念にその先端を舐め取っていった。
「あああ、皆さんが色々な意味でピンチです!」
 そんな中一気に危機に陥った仲間を救うべく、必死に抵抗しているのがティーナとエルディンだった。ティーナは少女救出の為、エルディンが動く為の囮になろうと敢えて抵抗を行わず、時間稼ぎに徹していたのだが――粘液触手に捕えられて必死に身じろぎをする。
(周りの方よりも歳ですし、獲物に見てもらえなかったらどうしましょう……と思っていたのですが)
 そんなティーナの心配は杞憂に終わったようだった。容赦なくスライム達はティーナの柔肌を粘液で蹂躙し、子を産んだ母――そして貞淑な未亡人とは思えぬ程、瑞々しいティーナの肢体を存分に味わう。
「ああ、天国の夫に見られたらどうしましょう……」
 恥じらうその仕草もまた初々しい。其処で、自分以外皆女性と言うハーレム状態に放り込まれたエルディンは、あちこちでちらつく彼女らの、あられもない姿に赤面しまくっていた。
(神よ、これは私に与えた試練なのでしょうか)
 頑張れ聖職者、とは思うけれど――でも人間だもの。健康でノーマルな男子だもの。それでもエルディンはぎゅっと目を閉じるが、そうすれば今度はしっとりした喘ぎ声が鮮明に聞こえ、彼は益々悶々としてしまう。
「だけども助けなければ……その人たちを離しなさい!」
 勇猛果敢にスライムに挑むエルディンだが、彼らは男女の区別なしに襲い掛かって来た。そう、触手とは全てのものに等しく悦びを与えるものなのだ。
「あぁぁぁ――っ、私は聖職者ですよ。このようなことをしたら、ふあああっ、そこはダメですっ、また私のイケナイ所が!!」
 ――で、哀れエルディンは生贄となり、あられもない悲鳴を上げて快感に身悶えた。
「……ぁ、神よ、んあぁっ、私の理性をお助け下さいっ」
 その背に広がる翼はぴくぴくと震えていて。ああ、彼らはこのままスライム達に屈してしまうのか――。

●饗宴はかくも激しく
 スライムによる粘液触手の蹂躙は、いつしか佳境を迎えていた。
「んっ……そこはっ……駄目……!」
 はぁはぁと荒い息を吐く遥が、まるで誘うようにくびれた腰をくねらせる。その一方では、リナリスがネフィリアと豊かな双丘を押し付け合い「にゃはああん♪」と蕩けた声を上げていた。
「だめ、ネフィ姉様は好きにさせない……姉様はブリスだけのモノなんだから……」
 悶えるネフィリアの艶姿に対抗心を燃やしたのか、ブリスは絡み付いた二人にゆらゆらと近付く。そうして反対側からネフィリアを胸で挟み込むと、ブリスはスライムの粘液でべとつく唇に濃厚なくちづけをした。
(舐めたり、吸ったりして……綺麗にしてあげる……)
「ふにゅぁ!? ブリスちゃん、どこ触ってるのだ!? そこ違う、みゃうんっ!?」
 と、そんな皆の様子にスライムも油断したのだろうか。僅かに拘束が緩んだ隙を突いて、ティーナが動いた。盾で纏わりつくスライムを一気に押しやり、エルディンに今ですと目配せする。
「はっ……さ、さあ雑魔よ、光の神の力の前に平伏しなさい!」
 翼をばさっと広げ、すかさずエルディンは光弾をスライム目掛けて撃ち出した。それは少女の近くに居た一体に叩き付けられ――怯んだ合間を縫って、エルディンは少女をスライムから引き上げる。
「お嬢さん、ここは私達に任せてお行きなさい」
 さっと用意してきた浴衣を少女に羽織らせつつ、得意の聖職者スマイルを浮かべたエルディンは彼女の不調を取り払った。少女は軽く頭を下げて、急いでその場から離れていく――良かった、人質は無事救出出来た。
「じゃあ、後は反撃しちゃっていいんですよね?」
 そう呟いて、狼牙棒に白光を纏わせたのはティーナだった。まるで天使のような微笑みを浮かべていると言うのに、何故か妙な凄味があって――ああ、きっとその打撃武器を振り回してゴツンゴツン叩くんだな、と皆は思った。
「女の敵は絶対に逃がしませんよ。確実に全滅させないと。うふふ」
 ぶぉんと得物が唸りを上げて、スライムがべちゃりと地面に叩き付けられる。それを契機に、他の仲間たちも反撃に移り出した。リナリスの炎の矢がスライムを貫き、限界を超えてぷっつんしたネフィリアは精霊の加護を得つつ、拳を振り回して暴れている。
「姉様を汚した罪は重いんだから……」
「お嫁に……行けないじゃないですか! ばかー!!!」
 其処に怒りを募らせたブリスと遥が、鋭い風でスライムを斬り裂いて――全員が退避した所で、クラリッサは残るスライム目掛け一直線に電撃を奔らせた。
「……もう少し、楽しみたかったがのう」
 ぐずぐずと消滅していくスライム達を見遣りながら、彼女はねっとりと、指についた粘液を舐め取ったのだった。

 念の為にアミグダが火球で範囲焼却をして、色々と大変だった戦いは幕を閉じた。すっかり粘液でべとべと且つ服が溶けた一行だったが、こんな事もあろうかと有志が着替えを用意して来ていたのだ。
「さて、帰ったら急いでお風呂のご用意を致しますね」
 早速アミグダは今後の考えを巡らせており、柔軟な指先でお風呂のお世話をしようと優雅に微笑んでいる。お風呂、と瞳を輝かせるのはネフィリアだ。
「……みんな、続きする~?」
 そんな中、リナリスはまだまだ遊び足りないとばかりに皆を誘い「いやこれ以上はもう」とエルディンが顔を青ざめさせ、ぶんぶんと首を振ったのだった。

依頼結果

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MVP一覧

  • 天罰を与えし聖女
    ティーナ・ウェンライトka0165
  • はぷにんぐ神父
    エルディンka4144

重体一覧

参加者一覧

  • 荊の果実
    アミグダ・ロサ(ka0144
    人間(紅)|24才|女性|魔術師
  • 天罰を与えし聖女
    ティーナ・ウェンライト(ka0165
    人間(蒼)|28才|女性|聖導士
  • 爆炎を超えし者
    ネフィリア・レインフォード(ka0444
    エルフ|14才|女性|霊闘士
  • ヤンデレ☆ブリス
    ブリス・レインフォード(ka0445
    エルフ|12才|女性|魔術師
  • 風の紡ぎ手
    クラリッサ=W・ソルシエール(ka0659
    人間(蒼)|20才|女性|魔術師
  • はぷにんぐ神父
    エルディン(ka4144
    人間(紅)|28才|男性|聖導士
  • 猛炎の奏者
    八代 遥(ka4481
    人間(蒼)|16才|女性|魔術師
  • また、あなたと
    リナリス・リーカノア(ka5126
    人間(紅)|14才|女性|魔術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 相談卓
クラリッサ=W・ソルシエール(ka0659
人間(リアルブルー)|20才|女性|魔術師(マギステル)
最終発言
2015/07/10 23:35:05
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/07/09 03:04:27