ゲスト
(ka0000)
和み系雑魔現る?
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 4~6人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/07/14 09:00
- 完成日
- 2015/07/22 00:23
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●ハリネズミと野犬
子育てをしているハリネズミ。
巣穴には幼い子が二匹。ちょっと外に出たがる問題な年頃。食事に一緒には行けず母乳なので、お留守番。
ハリネズミ母さん、急いで戻る。
ところが、巣穴の周りに野犬がいる。一、二……たくさん。
ハリネズミ母さん、草に隠れつつ急いで巣穴に向かう。
巣穴で見たのはかみ殺された我が子たち。
野犬たちはハリネズミ母さんもかみ殺すため向かって来た。ハリネズミ母さん、丸くなって棘となる。
しかし、多勢に無勢。大きい動物と小さな動物、抵抗むなしく、ハリネズミ母さんは殺された。
野犬たちはしばらく巣穴のあたりを根城として生活していた。
街道に出なければ安全であるから、ハリネズミの巣穴周りはちょうど良かった。
淀みの中に吹き返す命。
すでに生に非ず。
野犬たちはそわそわしていた。
何か違和感が生じ始めたから。
●少女と相棒
アクセサリーを作って売って、お金をためて、お店を持つ。
ナルヴは工房を出て独り立ちすべく計画を練った。相棒はペットのゴールデンレトリバーのカラ。
一緒に旅をすれば辛いことも半分で楽しいことは二倍だった。
でも、雑魔や亜人、良くない人間もいる街道もあるので、行動範囲は限られたところとなってしまう。それでも、将来に向かって一歩ずつ歩む。
「わふ」
そろそろだよ、と言うようなカラの声にナルヴはうなずいた。
「あれ? なんかあるけど……」
街道から丘を見る。
腐敗して骨が見える動物の死体がいくつかある。
カラが唸り声を上げた。
「何かいるのかな。……町に行ったら警備の人に言った方がいいよね……」
ナルヴは不安を胸に、カラの首輪を掴んで移動する。
「い、行こう、やばいよね」
丘の方で動く影が見えた。
まだ日が高いので、動くモノは良く見える。ただ、その生き物が本来夜行性だったり、大きさが30センチ位と言うことを考えると、結構危険なものに見えた。
そう、大きなハリネズミ。推定、雑魔。
ハリネズミはカラを睨み付ける。
「きゃうん」
カラが非常に怯えた。そして、身をよじってナルヴの手から抜ける。
「カラ! ああ、ちょっと待って!」
ハリネズミ雑魔に追われて、カラはどこかに行ってしまった。
ハリネズミ雑魔が出てきた巣穴の前には、どうしていいか分からなく丸くなって警戒する小さいハリネズミ雑魔が二体いる。ナルヴも丸まって困りたい。
「……ど、どうしよう……」
町まで走って、ハンターズソサエティの支部に駆け込んだ。
依頼のお金を考えると職員を前に固まった。商人の端くれ、お金はしっかり管理している。
カラを助けたいのに、どうしたらいいのか?
なけなしのお金を出しても一人二人雇うのが関の山。
「や、やっぱりやめます……」
職員は「待ってください。まだ話も聞いていません」と引きとめた。ナルヴの様子からまずは話を聞かないといけないと強く思ったからだ。うるんだ眼と諦めかかっているのは分かったし、ここにだって勇気を振り絞ってやってきたはずだ。
「だって、あたし、お金ないし」
「まずは話してください。そうでないとなにも言えません」
職員は優しく話しかけ、ナルヴを落ち着かせる。
ナルヴはここに来る前の事を語った。涙がポロリとこぼれる。カラは心細い思いをしているに違いない。雑魔に追われ、怪我をしているかもしれない。
でも、お金がない。
話をしてホッとしたけれど、解決はしない。
「それなら任せてください。街道が危険と言うことですから、雑魔退治しちゃいましょう!」
職員は努めて明るく声を上げる。
カラを探すことに関しては盛り込めそうにないが、雑魔さえ退治してしまえばどうにかなるだろうと前向きに職員は考えた。
「い、良いんですか……」
「だから、街道でしょ? この町の目と鼻の先で雑魔いたら、危険極まりなくて困るのはこの街です」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、情報ありがとうございます。ただ、カラちゃんを見つけることまでは含んでないんです……雑魔さえいなくなればどうにかなると思います。もしあれなら、私だって手伝いますよ?」
正直に職員は言った。そして、手伝うことも本音だった。
ナルヴは何か思いついた様子で手を叩いた。
「カラは雑魔に追われて行った。逆を言えば……雑魔退治に付いていけば……すぐに見つけられるってことですよね」
「え?」
職員はそれ以上は言えなかった。止めるべきかいないか。
ナルヴを雑魔退治に連れて行くか否かは依頼を受けたハンターに決めてもらうことだと。
子育てをしているハリネズミ。
巣穴には幼い子が二匹。ちょっと外に出たがる問題な年頃。食事に一緒には行けず母乳なので、お留守番。
ハリネズミ母さん、急いで戻る。
ところが、巣穴の周りに野犬がいる。一、二……たくさん。
ハリネズミ母さん、草に隠れつつ急いで巣穴に向かう。
巣穴で見たのはかみ殺された我が子たち。
野犬たちはハリネズミ母さんもかみ殺すため向かって来た。ハリネズミ母さん、丸くなって棘となる。
しかし、多勢に無勢。大きい動物と小さな動物、抵抗むなしく、ハリネズミ母さんは殺された。
野犬たちはしばらく巣穴のあたりを根城として生活していた。
街道に出なければ安全であるから、ハリネズミの巣穴周りはちょうど良かった。
淀みの中に吹き返す命。
すでに生に非ず。
野犬たちはそわそわしていた。
何か違和感が生じ始めたから。
●少女と相棒
アクセサリーを作って売って、お金をためて、お店を持つ。
ナルヴは工房を出て独り立ちすべく計画を練った。相棒はペットのゴールデンレトリバーのカラ。
一緒に旅をすれば辛いことも半分で楽しいことは二倍だった。
でも、雑魔や亜人、良くない人間もいる街道もあるので、行動範囲は限られたところとなってしまう。それでも、将来に向かって一歩ずつ歩む。
「わふ」
そろそろだよ、と言うようなカラの声にナルヴはうなずいた。
「あれ? なんかあるけど……」
街道から丘を見る。
腐敗して骨が見える動物の死体がいくつかある。
カラが唸り声を上げた。
「何かいるのかな。……町に行ったら警備の人に言った方がいいよね……」
ナルヴは不安を胸に、カラの首輪を掴んで移動する。
「い、行こう、やばいよね」
丘の方で動く影が見えた。
まだ日が高いので、動くモノは良く見える。ただ、その生き物が本来夜行性だったり、大きさが30センチ位と言うことを考えると、結構危険なものに見えた。
そう、大きなハリネズミ。推定、雑魔。
ハリネズミはカラを睨み付ける。
「きゃうん」
カラが非常に怯えた。そして、身をよじってナルヴの手から抜ける。
「カラ! ああ、ちょっと待って!」
ハリネズミ雑魔に追われて、カラはどこかに行ってしまった。
ハリネズミ雑魔が出てきた巣穴の前には、どうしていいか分からなく丸くなって警戒する小さいハリネズミ雑魔が二体いる。ナルヴも丸まって困りたい。
「……ど、どうしよう……」
町まで走って、ハンターズソサエティの支部に駆け込んだ。
依頼のお金を考えると職員を前に固まった。商人の端くれ、お金はしっかり管理している。
カラを助けたいのに、どうしたらいいのか?
なけなしのお金を出しても一人二人雇うのが関の山。
「や、やっぱりやめます……」
職員は「待ってください。まだ話も聞いていません」と引きとめた。ナルヴの様子からまずは話を聞かないといけないと強く思ったからだ。うるんだ眼と諦めかかっているのは分かったし、ここにだって勇気を振り絞ってやってきたはずだ。
「だって、あたし、お金ないし」
「まずは話してください。そうでないとなにも言えません」
職員は優しく話しかけ、ナルヴを落ち着かせる。
ナルヴはここに来る前の事を語った。涙がポロリとこぼれる。カラは心細い思いをしているに違いない。雑魔に追われ、怪我をしているかもしれない。
でも、お金がない。
話をしてホッとしたけれど、解決はしない。
「それなら任せてください。街道が危険と言うことですから、雑魔退治しちゃいましょう!」
職員は努めて明るく声を上げる。
カラを探すことに関しては盛り込めそうにないが、雑魔さえ退治してしまえばどうにかなるだろうと前向きに職員は考えた。
「い、良いんですか……」
「だから、街道でしょ? この町の目と鼻の先で雑魔いたら、危険極まりなくて困るのはこの街です」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、情報ありがとうございます。ただ、カラちゃんを見つけることまでは含んでないんです……雑魔さえいなくなればどうにかなると思います。もしあれなら、私だって手伝いますよ?」
正直に職員は言った。そして、手伝うことも本音だった。
ナルヴは何か思いついた様子で手を叩いた。
「カラは雑魔に追われて行った。逆を言えば……雑魔退治に付いていけば……すぐに見つけられるってことですよね」
「え?」
職員はそれ以上は言えなかった。止めるべきかいないか。
ナルヴを雑魔退治に連れて行くか否かは依頼を受けたハンターに決めてもらうことだと。
リプレイ本文
●まずは現場
「俺は別次元からやってきた男ガーレッド・ロアー(ka4994)だ、よろしくな!」
ナルヴはガーレッドのあいさつにきょとんとしてうなずく。これは信じられたのか、考える余裕がないのか判断がつかない反応だ。
「別の次元……それは興味深い話ですね……」
天央 観智(ka0896)は今回の雑魔の発生についてあれこれ考えていたところ、ガーレッドを食い入るように見つめる。
「ふっ、世界は広いと言うことさ」
観智ははぐらかされた形になるが、なんとなく『次元』の言葉の意味合いに気付いた。
「ハリネズミ……あの可愛らしい生き物ですよね? 雑魔になるんですね」
レイ・T・ベッドフォード(ka2398)はハリネズミ自体の大きさや形を思い出しながら、しみじみとつぶやく。
「なるかもしれないですし……残念ですが条件だと思います。ナルヴさんは来て下さったのですから、期待には応えないと」
ミオレスカ(ka3496)はおどおどしつつも、プロとしての風格を見せる。
(親子か。傭兵として身内も斬れるよう感情制御を訓練したけど……親子という要素が入るとボクは弱いって今回分かった……)
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は自分に限らず、人間や動物など親子というつながりの事を考えていた。大小のハリネズミ型の雑魔は親子だったと想像できる。雑魔になってしまったのだから倒すしかないのだ。
「そろそろ現場ですね」
J(ka3142)はナルヴに聞いていた遭遇時の状況を元に告げる。犬のカラが逃げ回っているなら、範囲は広い。最初の遭遇場所が大きな手がかりである。そこに雑魔がいて退治できれば、犬捜しも簡単になる。
探す場所は広いから、効率も必要だった。
●引越
観智は街道から双眼鏡をのぞいた。ナルヴが示している場所は灌木の陰の巣穴だ。
犬の死体がいくつかあり、腐敗が進んでそこにある。しばらく様子をうかがうが、変化は見られなかった。
近づいて観察してみることにする。
ミオレスカとアルトが先行する。隠れるところは少ないが、灌木やくぼみを利用して巣穴が見えるところに向かった。
巣穴に何かいる気配もないが、確認のためにミオレスカは中に銃弾を撃ち込んだ。
銃声後、沈黙が続く。
「いないみたいですね……カラ様を追っているのでしょうか……」
レイは論理的に思考を積み重ねた結果、ナルヴを見て「しまった」と表情を一瞬凍らせた。
「小さい雑魔もいないみたいですし……追われているとしては……あれ?」
軌道修正しようとして言葉が止まり、何か違和感が生じ黙考し始める。
「でも、最悪な場合三匹で追いかけて逃げられているなら、問題はないわけですよね? 野生動物と一緒で逃げている可能性だってあるわけで、推測の域をでないのです」
Jは状況を整理しようと周囲を見る。
「単純に移動したってのは?」
ガーレッドは動物ならありうる行動を指摘する。
「もっと他の動物を狙いやすい所?」
ミオレスカが首をかしげる。
「子育てしやすい所……いや、雑魔だから違うか……そうなると、犬に襲われて殺されたのがきっかけで犬を狙いやすところに?」
アルトの言葉にミオレスカがうなずく。
「雑魔がどうやってなるのか……歪虚の影響らしいとは聞きますが。自然発生でなることもあるという雑魔……今回はどうな状況で……」
観智の中で思考が回り始める。
「難しい話になってるぞ」
ガーレッドが引き戻す。
「……引っ越したとしても似たような場所に行くのではないでしょうか?」
レイが狩猟知識から引っ張りだしてみた。まだそのほかの巣穴を見ていないが、灌木があるところから見ていけば早いだろう。
「それは重要ですね。先に討伐か犬捜しかと区切るより、臨機応変に捜索したほうがいいですね」
Jがまとめた。いずれにせよ、ナルヴもカラの安全が最優先である。
効率を考えるとペットの利用も考える。アルトは妖精アリスをペットのイヌワシに乗せる。
「犬を見つけたら旋回して待ってて」
アリスはコクリうなずいたところでイヌワシが飛んでいく。
ハスキーには匂いをかがせて動いてもらおうとしたが、犬の死体に怯えている様子でアルトから離れない。
「私のポメラニアンにも行ってもらいたいですが……少しだけお時間いいですか?」
犬の死体を埋めてあげたいとミオレスカが告げる。
巣穴を利用すれば手早くできると、周りに注意しつつも埋葬した。
●雑魔現る
イヌワシが飛んでいる方向と、ポメラニアンが行った方向は同じだ。ポメラニアンは遠くに行かずに街道でしっぽ振って待っていた。
意気投合したらしいペットのパルム達は馬に分乗してひそひそ話をしている。人語を介するとはいえ、言葉が伝わるわけではない
「何を話しているんですか」
Jが思わず尋ねる。パルムの会話は止まり、ちらりとJを見、溜息を洩らし、再び一瞥後にまたひそひそ話が始まった。
何か悪いことが起こる前触れなのか、という雰囲気が漂うが、Jの周りは穏やかだ。
ポメラニアンをねぎらうミオレスカや、双眼鏡で遠くを見る観智がいる。
観智は双眼鏡でイヌワシが飛んでいる下を眺める。そこには灌木と地面の若干の傾斜が見えるだけ。
動く物はないようだが?
「カラ、どこー」
ナルヴが声を張り上げる。何度か呼びかけているが、それらしい影は見えない。
「相棒には相棒の声が一番安心できるんだ。嬢ちゃんもカラも守るから、呼びかけてあげな」
ガーレッドに促されナルヴはうなずいた。
街道から草地に入ったとき、ポメラニアンが、ハスキーがそれぞれ飼い主であるミオレスカ、アルトの陰に隠れた。怯えている様子で同じ方向を見ている。
「推定雑魔……小さい……」
アルトは刀を抜き、盾を構える。こっちに突進してくる場合、依頼主と仲間を守るためだ。
ミオレスカも銃を構えるにはやや距離があるので様子を見る。
「確かに小さいですね……。雑魔になると大きくなるのがほとんどですが……まあ、ハリネズミに比べれば大きいですね。マテリアルの吸収量が決まっているのか否か……興味深い」
観智は双眼鏡でその雑魔以外にいないことを確認すると、それを仕舞い銃を抜く。
「カラはいない?」
ナルヴは周りを眺める。喜ぶべきことかはまだ分からない。
「それなら先にあの雑魔やるんだろう?」
ガーレッドはバイクを下りて銃を構える。
「雑魔を中心に扇方に散開」
アルトは小さく告げる。
「それが一番ですね」
盾を持つアルトとレイがバイクの側にいるナルヴを前後から守る。他にも雑魔がいるのだから、どこから来るか分からないため用心だ。
ガーレッド、J、観智そしてミオレスカという並びでナルヴから遠くなる。
雑魔は人間に気付いて警戒をしている。毛を逆立て威嚇しているように見えた。
ミオレスカが射撃する。どういう動きをするか分からないための試し撃ちでもあった。
当たったように見えた銃弾は避けられた。
「素早いですね」
見ていたレイははらはらとした声を出す。
ハンターたちは攻撃の手を止めない。走って近寄ってくる雑魔に次々と射撃をする。当たるとダメージが大きいらしく、ほんの少し雑魔がひるむ。
「当たれば何とかなりそうだな」
ガーレッドのつぶやきにうなずきが返ってくる。
走る雑魔は盾を持って構えるアルトとレイの方に来る。
「足止めしますっ」
ミオレスカはマテリアルを込めた銃弾を発射する。命中し、冷気によって雑魔は動きを鈍らせた。
魔法の距離ではないため銃弾を叩きこむ観智とJ。
「なっよけた」
ガーレッドは当たったと思っただけに、動きが鈍っている雑魔が避けたとき衝撃は大きかった。
「弱っています、後一息」
攻撃できないレイが応援する間に、また少し雑魔は距離を詰めた。
「もらいました」
Jがたたき込んだ銃弾がとどめを刺した。
「……あっけないけど……」
これは子ハリネズミやカラがいなかったからであり、距離が遠かったからだとアルトは思った。
「ナルヴ、終わったよ?」
アルトは刀を仕舞うと、ナルヴの手を触る。震えて居るのが分かったので、安心させる。
「あ、はい。カラは」
イヌワシは飛んだままであり、手がかりはそこだけだった。
「あっ!」
レイが推測を口にしようとしたとき、戻ってきたJが肩をポンポンと叩いた。
目で訴えることが分かり、レイはこくんとうなずく。危ういところで言ってはいけないことを口にするところだったのだ、と。
「良くできました」
Jは素敵な笑顔を残した。
「行ってみようぜ」
ガーレッドの意見により、イヌワシがいる下付近に向かった。
●茂みから
雑魔がいなければ、ピクニックでもできそうな草地の丘である。
用心しつつ茂みに向かい、たどり着く。
「カラいる? カラー?」
ナルヴが恐る恐る声をかける。
イヌワシを戻しつつ、アルトは周りを見る。もし何かいるなら、隠れられるところはここしかない。アリスが似たよな雰囲気の所にいただけかもしれないが、分からない。
警戒は解けない。雑魔もいるだろうし、野生動物だっていないとは限らない。
ガサガサ……。
それぞれ武器を抜けるように手を動かす。
「わんっ」
薄汚れて、やつれているが、満面の笑みで犬が茂みから頭を出した。
「カラッ」
「わふぅ」
「よ、良かった」
ナルヴはカラを抱きしめ涙をこぼす。
尻尾を振って犬たちは悦び、パルム達はハイタッチしている。
ハンターたちも安堵の息を漏らすが、まだ気は抜けない。
「……一度街に戻りませんか? まだ雑魔は残っていますし、この位置であれば、先に帰ってもらうと良いと思いますよ」
Jが指摘するように町は目と鼻の先だ。
カラがミオレスカにもらった水を飲みほした後、出発した。
●跳ネズミ?
先程を考えれば倒すのは簡単だろうと思った。いや、雑魔だって何をするか分からないので、油断は大敵だ。
別の灌木近くの巣穴入口に小さい雑魔がいる。
ハリネズミ自体が小さい上、元は子ハリネズミであり、それが雑魔となった。小さい、やっぱり。
凶悪そうな雰囲気はするのだが、どこかまだハリネズミの姿を引きずっているため、愛らしくもなくはない。
雑魔たちはぼんやりと日向にいるだけで、特に動きはない。
これをどう攻撃するか。
「撃ってみます」
ミオレスカが手早く不意打ちで撃った。
弾が当たったり、雑魔がきゅっと丸くなる。近くにいる兄弟分らしい雑魔も丸くなる。
「……攻撃より防御?」
「可愛いですが……」
「……でも何の役に立つのでしょうか?」
「燃やしてみるのはいかがですか?」
「撃てば終わるんじゃ?」
アルト、レイ、観智、Jそしてガーレッドがぽつりぽつりと短い感想をつなげた。
「ファイアーボールではじけたら嫌ですよ?」
「栗じゃあるまいし」
ファイアーボールを使う人・観智はJの言葉にそれもあるなとうなずくがやってみないと分からない。
「じゃ、ためしに」
ガーレッドが撃ったところ、雑魔に弾は当たった。それだけではなく、雑魔自体がビリヤードの玉の如く跳んだ。
雑魔はポンと十メートルほど飛んで転がった。
やっぱり飛ぶ可能性があるのだと心の中でつぶやく。
「つまり、仲間の銃弾に気をつけつつ、当たり所によっては飛んでくる雑魔にも注意するということですね」
ミオレスカのまとめに、仲間がこくんとうなずき嫌な顔になった。
「なら、上から縫いとめるように刀で攻撃しよう」
アルトが告げる。
距離を取りつつ、近づいた。近接する者だけではなく、他の者も移動する必要があった、狙いやすさ距離もあるから。
ハンターたちは銃や刃物で攻撃をする。但し、雑魔は丸まっているだけの針毛玉ではなく、回避しようと努力しているのだ。飛ばしてしまう前に攻撃を当てる努力が必要だった。 丸まっているだけでどうやって攻撃を察知しているのか気にならなくはなかった。
アルトが宣言通り狙うがコロリと避けられたが、続いた観智のライトニングボルトが当たった。
(この角度でぶつければ跳んだとしても次の人につながる……)
Jが深く考え狙いを定めて機導剣を使い……とどめを刺した。
雑魔はあっけなく無に還っていった。
残りは一匹。ビリヤードみたいにならずにうまく倒せればいい。角度やタイミングを計ったり計らなかったり攻撃する。避けられ、雑魔をはじき、攻撃する。
「おっ」
ガーレッドはとどめと思っていたので、残念がる。それは勢いよく飛んでいく。
ビュン。
かなり勢いよく飛んだ雑魔。
レイは盾を持って止めるはずだったが、体を張って止めた。そして、無事とどめを刺す。
雑魔は何も残さず消えた。
「これで終わりですね」
ミオレスカは銃を下した。
●街道は平和
「みなさん……」
町の入口でナルヴは待っていた。カラもそわそわしていた様子。
「無事終わったから、報告に行くんだよ」
アルトはペットたちがあいさつするのを眺める。
「ありがとうございました」
深々とナルヴは頭を下げる。カラが心配だったころと異なり笑顔だ。
「いいえ、無事でなりよりでした」
ミオレスカはカラの頭をなでる。
「カラ様も元気そうで何よりです」
レイはカラを撫でた。カラは毛づくろいされてすっきりした顔をしている。
「役に立てて幸いです。困っているときはお互い様です」
観智の微笑にナルヴは再び頭を下げる。腰が低いのは商人駆け出しのためか、職人売出し中だからか。
「さあ、報告に行きましょう」
きりっとJが告げる。企業人としての礼節・ビジネスライク部分がにじみ出る。
(か、かっこいい!)
ナルヴの商人の魂が震えた。目指すべき将来像メモに記す。
「次元の彼方でまた会おう!」
ガーレッドにナルヴは笑って「はい」とお辞儀をした。
「俺は別次元からやってきた男ガーレッド・ロアー(ka4994)だ、よろしくな!」
ナルヴはガーレッドのあいさつにきょとんとしてうなずく。これは信じられたのか、考える余裕がないのか判断がつかない反応だ。
「別の次元……それは興味深い話ですね……」
天央 観智(ka0896)は今回の雑魔の発生についてあれこれ考えていたところ、ガーレッドを食い入るように見つめる。
「ふっ、世界は広いと言うことさ」
観智ははぐらかされた形になるが、なんとなく『次元』の言葉の意味合いに気付いた。
「ハリネズミ……あの可愛らしい生き物ですよね? 雑魔になるんですね」
レイ・T・ベッドフォード(ka2398)はハリネズミ自体の大きさや形を思い出しながら、しみじみとつぶやく。
「なるかもしれないですし……残念ですが条件だと思います。ナルヴさんは来て下さったのですから、期待には応えないと」
ミオレスカ(ka3496)はおどおどしつつも、プロとしての風格を見せる。
(親子か。傭兵として身内も斬れるよう感情制御を訓練したけど……親子という要素が入るとボクは弱いって今回分かった……)
アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は自分に限らず、人間や動物など親子というつながりの事を考えていた。大小のハリネズミ型の雑魔は親子だったと想像できる。雑魔になってしまったのだから倒すしかないのだ。
「そろそろ現場ですね」
J(ka3142)はナルヴに聞いていた遭遇時の状況を元に告げる。犬のカラが逃げ回っているなら、範囲は広い。最初の遭遇場所が大きな手がかりである。そこに雑魔がいて退治できれば、犬捜しも簡単になる。
探す場所は広いから、効率も必要だった。
●引越
観智は街道から双眼鏡をのぞいた。ナルヴが示している場所は灌木の陰の巣穴だ。
犬の死体がいくつかあり、腐敗が進んでそこにある。しばらく様子をうかがうが、変化は見られなかった。
近づいて観察してみることにする。
ミオレスカとアルトが先行する。隠れるところは少ないが、灌木やくぼみを利用して巣穴が見えるところに向かった。
巣穴に何かいる気配もないが、確認のためにミオレスカは中に銃弾を撃ち込んだ。
銃声後、沈黙が続く。
「いないみたいですね……カラ様を追っているのでしょうか……」
レイは論理的に思考を積み重ねた結果、ナルヴを見て「しまった」と表情を一瞬凍らせた。
「小さい雑魔もいないみたいですし……追われているとしては……あれ?」
軌道修正しようとして言葉が止まり、何か違和感が生じ黙考し始める。
「でも、最悪な場合三匹で追いかけて逃げられているなら、問題はないわけですよね? 野生動物と一緒で逃げている可能性だってあるわけで、推測の域をでないのです」
Jは状況を整理しようと周囲を見る。
「単純に移動したってのは?」
ガーレッドは動物ならありうる行動を指摘する。
「もっと他の動物を狙いやすい所?」
ミオレスカが首をかしげる。
「子育てしやすい所……いや、雑魔だから違うか……そうなると、犬に襲われて殺されたのがきっかけで犬を狙いやすところに?」
アルトの言葉にミオレスカがうなずく。
「雑魔がどうやってなるのか……歪虚の影響らしいとは聞きますが。自然発生でなることもあるという雑魔……今回はどうな状況で……」
観智の中で思考が回り始める。
「難しい話になってるぞ」
ガーレッドが引き戻す。
「……引っ越したとしても似たような場所に行くのではないでしょうか?」
レイが狩猟知識から引っ張りだしてみた。まだそのほかの巣穴を見ていないが、灌木があるところから見ていけば早いだろう。
「それは重要ですね。先に討伐か犬捜しかと区切るより、臨機応変に捜索したほうがいいですね」
Jがまとめた。いずれにせよ、ナルヴもカラの安全が最優先である。
効率を考えるとペットの利用も考える。アルトは妖精アリスをペットのイヌワシに乗せる。
「犬を見つけたら旋回して待ってて」
アリスはコクリうなずいたところでイヌワシが飛んでいく。
ハスキーには匂いをかがせて動いてもらおうとしたが、犬の死体に怯えている様子でアルトから離れない。
「私のポメラニアンにも行ってもらいたいですが……少しだけお時間いいですか?」
犬の死体を埋めてあげたいとミオレスカが告げる。
巣穴を利用すれば手早くできると、周りに注意しつつも埋葬した。
●雑魔現る
イヌワシが飛んでいる方向と、ポメラニアンが行った方向は同じだ。ポメラニアンは遠くに行かずに街道でしっぽ振って待っていた。
意気投合したらしいペットのパルム達は馬に分乗してひそひそ話をしている。人語を介するとはいえ、言葉が伝わるわけではない
「何を話しているんですか」
Jが思わず尋ねる。パルムの会話は止まり、ちらりとJを見、溜息を洩らし、再び一瞥後にまたひそひそ話が始まった。
何か悪いことが起こる前触れなのか、という雰囲気が漂うが、Jの周りは穏やかだ。
ポメラニアンをねぎらうミオレスカや、双眼鏡で遠くを見る観智がいる。
観智は双眼鏡でイヌワシが飛んでいる下を眺める。そこには灌木と地面の若干の傾斜が見えるだけ。
動く物はないようだが?
「カラ、どこー」
ナルヴが声を張り上げる。何度か呼びかけているが、それらしい影は見えない。
「相棒には相棒の声が一番安心できるんだ。嬢ちゃんもカラも守るから、呼びかけてあげな」
ガーレッドに促されナルヴはうなずいた。
街道から草地に入ったとき、ポメラニアンが、ハスキーがそれぞれ飼い主であるミオレスカ、アルトの陰に隠れた。怯えている様子で同じ方向を見ている。
「推定雑魔……小さい……」
アルトは刀を抜き、盾を構える。こっちに突進してくる場合、依頼主と仲間を守るためだ。
ミオレスカも銃を構えるにはやや距離があるので様子を見る。
「確かに小さいですね……。雑魔になると大きくなるのがほとんどですが……まあ、ハリネズミに比べれば大きいですね。マテリアルの吸収量が決まっているのか否か……興味深い」
観智は双眼鏡でその雑魔以外にいないことを確認すると、それを仕舞い銃を抜く。
「カラはいない?」
ナルヴは周りを眺める。喜ぶべきことかはまだ分からない。
「それなら先にあの雑魔やるんだろう?」
ガーレッドはバイクを下りて銃を構える。
「雑魔を中心に扇方に散開」
アルトは小さく告げる。
「それが一番ですね」
盾を持つアルトとレイがバイクの側にいるナルヴを前後から守る。他にも雑魔がいるのだから、どこから来るか分からないため用心だ。
ガーレッド、J、観智そしてミオレスカという並びでナルヴから遠くなる。
雑魔は人間に気付いて警戒をしている。毛を逆立て威嚇しているように見えた。
ミオレスカが射撃する。どういう動きをするか分からないための試し撃ちでもあった。
当たったように見えた銃弾は避けられた。
「素早いですね」
見ていたレイははらはらとした声を出す。
ハンターたちは攻撃の手を止めない。走って近寄ってくる雑魔に次々と射撃をする。当たるとダメージが大きいらしく、ほんの少し雑魔がひるむ。
「当たれば何とかなりそうだな」
ガーレッドのつぶやきにうなずきが返ってくる。
走る雑魔は盾を持って構えるアルトとレイの方に来る。
「足止めしますっ」
ミオレスカはマテリアルを込めた銃弾を発射する。命中し、冷気によって雑魔は動きを鈍らせた。
魔法の距離ではないため銃弾を叩きこむ観智とJ。
「なっよけた」
ガーレッドは当たったと思っただけに、動きが鈍っている雑魔が避けたとき衝撃は大きかった。
「弱っています、後一息」
攻撃できないレイが応援する間に、また少し雑魔は距離を詰めた。
「もらいました」
Jがたたき込んだ銃弾がとどめを刺した。
「……あっけないけど……」
これは子ハリネズミやカラがいなかったからであり、距離が遠かったからだとアルトは思った。
「ナルヴ、終わったよ?」
アルトは刀を仕舞うと、ナルヴの手を触る。震えて居るのが分かったので、安心させる。
「あ、はい。カラは」
イヌワシは飛んだままであり、手がかりはそこだけだった。
「あっ!」
レイが推測を口にしようとしたとき、戻ってきたJが肩をポンポンと叩いた。
目で訴えることが分かり、レイはこくんとうなずく。危ういところで言ってはいけないことを口にするところだったのだ、と。
「良くできました」
Jは素敵な笑顔を残した。
「行ってみようぜ」
ガーレッドの意見により、イヌワシがいる下付近に向かった。
●茂みから
雑魔がいなければ、ピクニックでもできそうな草地の丘である。
用心しつつ茂みに向かい、たどり着く。
「カラいる? カラー?」
ナルヴが恐る恐る声をかける。
イヌワシを戻しつつ、アルトは周りを見る。もし何かいるなら、隠れられるところはここしかない。アリスが似たよな雰囲気の所にいただけかもしれないが、分からない。
警戒は解けない。雑魔もいるだろうし、野生動物だっていないとは限らない。
ガサガサ……。
それぞれ武器を抜けるように手を動かす。
「わんっ」
薄汚れて、やつれているが、満面の笑みで犬が茂みから頭を出した。
「カラッ」
「わふぅ」
「よ、良かった」
ナルヴはカラを抱きしめ涙をこぼす。
尻尾を振って犬たちは悦び、パルム達はハイタッチしている。
ハンターたちも安堵の息を漏らすが、まだ気は抜けない。
「……一度街に戻りませんか? まだ雑魔は残っていますし、この位置であれば、先に帰ってもらうと良いと思いますよ」
Jが指摘するように町は目と鼻の先だ。
カラがミオレスカにもらった水を飲みほした後、出発した。
●跳ネズミ?
先程を考えれば倒すのは簡単だろうと思った。いや、雑魔だって何をするか分からないので、油断は大敵だ。
別の灌木近くの巣穴入口に小さい雑魔がいる。
ハリネズミ自体が小さい上、元は子ハリネズミであり、それが雑魔となった。小さい、やっぱり。
凶悪そうな雰囲気はするのだが、どこかまだハリネズミの姿を引きずっているため、愛らしくもなくはない。
雑魔たちはぼんやりと日向にいるだけで、特に動きはない。
これをどう攻撃するか。
「撃ってみます」
ミオレスカが手早く不意打ちで撃った。
弾が当たったり、雑魔がきゅっと丸くなる。近くにいる兄弟分らしい雑魔も丸くなる。
「……攻撃より防御?」
「可愛いですが……」
「……でも何の役に立つのでしょうか?」
「燃やしてみるのはいかがですか?」
「撃てば終わるんじゃ?」
アルト、レイ、観智、Jそしてガーレッドがぽつりぽつりと短い感想をつなげた。
「ファイアーボールではじけたら嫌ですよ?」
「栗じゃあるまいし」
ファイアーボールを使う人・観智はJの言葉にそれもあるなとうなずくがやってみないと分からない。
「じゃ、ためしに」
ガーレッドが撃ったところ、雑魔に弾は当たった。それだけではなく、雑魔自体がビリヤードの玉の如く跳んだ。
雑魔はポンと十メートルほど飛んで転がった。
やっぱり飛ぶ可能性があるのだと心の中でつぶやく。
「つまり、仲間の銃弾に気をつけつつ、当たり所によっては飛んでくる雑魔にも注意するということですね」
ミオレスカのまとめに、仲間がこくんとうなずき嫌な顔になった。
「なら、上から縫いとめるように刀で攻撃しよう」
アルトが告げる。
距離を取りつつ、近づいた。近接する者だけではなく、他の者も移動する必要があった、狙いやすさ距離もあるから。
ハンターたちは銃や刃物で攻撃をする。但し、雑魔は丸まっているだけの針毛玉ではなく、回避しようと努力しているのだ。飛ばしてしまう前に攻撃を当てる努力が必要だった。 丸まっているだけでどうやって攻撃を察知しているのか気にならなくはなかった。
アルトが宣言通り狙うがコロリと避けられたが、続いた観智のライトニングボルトが当たった。
(この角度でぶつければ跳んだとしても次の人につながる……)
Jが深く考え狙いを定めて機導剣を使い……とどめを刺した。
雑魔はあっけなく無に還っていった。
残りは一匹。ビリヤードみたいにならずにうまく倒せればいい。角度やタイミングを計ったり計らなかったり攻撃する。避けられ、雑魔をはじき、攻撃する。
「おっ」
ガーレッドはとどめと思っていたので、残念がる。それは勢いよく飛んでいく。
ビュン。
かなり勢いよく飛んだ雑魔。
レイは盾を持って止めるはずだったが、体を張って止めた。そして、無事とどめを刺す。
雑魔は何も残さず消えた。
「これで終わりですね」
ミオレスカは銃を下した。
●街道は平和
「みなさん……」
町の入口でナルヴは待っていた。カラもそわそわしていた様子。
「無事終わったから、報告に行くんだよ」
アルトはペットたちがあいさつするのを眺める。
「ありがとうございました」
深々とナルヴは頭を下げる。カラが心配だったころと異なり笑顔だ。
「いいえ、無事でなりよりでした」
ミオレスカはカラの頭をなでる。
「カラ様も元気そうで何よりです」
レイはカラを撫でた。カラは毛づくろいされてすっきりした顔をしている。
「役に立てて幸いです。困っているときはお互い様です」
観智の微笑にナルヴは再び頭を下げる。腰が低いのは商人駆け出しのためか、職人売出し中だからか。
「さあ、報告に行きましょう」
きりっとJが告げる。企業人としての礼節・ビジネスライク部分がにじみ出る。
(か、かっこいい!)
ナルヴの商人の魂が震えた。目指すべき将来像メモに記す。
「次元の彼方でまた会おう!」
ガーレッドにナルヴは笑って「はい」とお辞儀をした。
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【相談】ハリネズミ退治 ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/07/14 00:12:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/13 14:13:31 |