ゲスト
(ka0000)
和み系雑魔現る?
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/14 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/23 09:00
オープニング
●ハリネズミと野犬
子育てをしているハリネズミ。
巣穴には幼い子が二匹。ちょっと外に出たがる問題な年頃。食事に一緒には行けず母乳なので、お留守番。
ハリネズミ母さん、急いで戻る。
ところが、巣穴の周りに野犬がいる。一、二……たくさん。
ハリネズミ母さん、草に隠れつつ急いで巣穴に向かう。
巣穴で見たのはかみ殺された我が子たち。
野犬たちはハリネズミ母さんもかみ殺すため向かって来た。ハリネズミ母さん、丸くなって棘となる。
しかし、多勢に無勢。大きい動物と小さな動物、抵抗むなしく、ハリネズミ母さんは殺された。
野犬たちはしばらく巣穴のあたりを根城として生活していた。
街道に出なければ安全であるから、ハリネズミの巣穴周りはちょうど良かった。
淀みの中に吹き返す命。
すでに生に非ず。
野犬たちはそわそわしていた。
何か違和感が生じ始めたから。
●少女と相棒
アクセサリーを作って売って、お金をためて、お店を持つ。
ナルヴは工房を出て独り立ちすべく計画を練った。相棒はペットのゴールデンレトリバーのカラ。
一緒に旅をすれば辛いことも半分で楽しいことは二倍だった。
でも、雑魔や亜人、良くない人間もいる街道もあるので、行動範囲は限られたところとなってしまう。それでも、将来に向かって一歩ずつ歩む。
「わふ」
そろそろだよ、と言うようなカラの声にナルヴはうなずいた。
「あれ? なんかあるけど……」
街道から丘を見る。
腐敗して骨が見える動物の死体がいくつかある。
カラが唸り声を上げた。
「何かいるのかな。……町に行ったら警備の人に言った方がいいよね……」
ナルヴは不安を胸に、カラの首輪を掴んで移動する。
「い、行こう、やばいよね」
丘の方で動く影が見えた。
まだ日が高いので、動くモノは良く見える。ただ、その生き物が本来夜行性だったり、大きさが30センチ位と言うことを考えると、結構危険なものに見えた。
そう、大きなハリネズミ。推定、雑魔。
ハリネズミはカラを睨み付ける。
「きゃうん」
カラが非常に怯えた。そして、身をよじってナルヴの手から抜ける。
「カラ! ああ、ちょっと待って!」
ハリネズミ雑魔に追われて、カラはどこかに行ってしまった。
ハリネズミ雑魔が出てきた巣穴の前には、どうしていいか分からなく丸くなって警戒する小さいハリネズミ雑魔が二体いる。ナルヴも丸まって困りたい。
「……ど、どうしよう……」
町まで走って、ハンターズソサエティの支部に駆け込んだ。
依頼のお金を考えると職員を前に固まった。商人の端くれ、お金はしっかり管理している。
カラを助けたいのに、どうしたらいいのか?
なけなしのお金を出しても一人二人雇うのが関の山。
「や、やっぱりやめます……」
職員は「待ってください。まだ話も聞いていません」と引きとめた。ナルヴの様子からまずは話を聞かないといけないと強く思ったからだ。うるんだ眼と諦めかかっているのは分かったし、ここにだって勇気を振り絞ってやってきたはずだ。
「だって、あたし、お金ないし」
「まずは話してください。そうでないとなにも言えません」
職員は優しく話しかけ、ナルヴを落ち着かせる。
ナルヴはここに来る前の事を語った。涙がポロリとこぼれる。カラは心細い思いをしているに違いない。雑魔に追われ、怪我をしているかもしれない。
でも、お金がない。
話をしてホッとしたけれど、解決はしない。
「それなら任せてください。街道が危険と言うことですから、雑魔退治しちゃいましょう!」
職員は努めて明るく声を上げる。
カラを探すことに関しては盛り込めそうにないが、雑魔さえ退治してしまえばどうにかなるだろうと前向きに職員は考えた。
「い、良いんですか……」
「だから、街道でしょ? この町の目と鼻の先で雑魔いたら、危険極まりなくて困るのはこの街です」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、情報ありがとうございます。ただ、カラちゃんを見つけることまでは含んでないんです……雑魔さえいなくなればどうにかなると思います。もしあれなら、私だって手伝いますよ?」
正直に職員は言った。そして、手伝うことも本音だった。
ナルヴは何か思いついた様子で手を叩いた。
「カラは雑魔に追われて行った。逆を言えば……雑魔退治に付いていけば……すぐに見つけられるってことですよね」
「え?」
職員はそれ以上は言えなかった。止めるべきかいないか。
ナルヴを雑魔退治に連れて行くか否かは依頼を受けたハンターに決めてもらうことだと。
子育てをしているハリネズミ。
巣穴には幼い子が二匹。ちょっと外に出たがる問題な年頃。食事に一緒には行けず母乳なので、お留守番。
ハリネズミ母さん、急いで戻る。
ところが、巣穴の周りに野犬がいる。一、二……たくさん。
ハリネズミ母さん、草に隠れつつ急いで巣穴に向かう。
巣穴で見たのはかみ殺された我が子たち。
野犬たちはハリネズミ母さんもかみ殺すため向かって来た。ハリネズミ母さん、丸くなって棘となる。
しかし、多勢に無勢。大きい動物と小さな動物、抵抗むなしく、ハリネズミ母さんは殺された。
野犬たちはしばらく巣穴のあたりを根城として生活していた。
街道に出なければ安全であるから、ハリネズミの巣穴周りはちょうど良かった。
淀みの中に吹き返す命。
すでに生に非ず。
野犬たちはそわそわしていた。
何か違和感が生じ始めたから。
●少女と相棒
アクセサリーを作って売って、お金をためて、お店を持つ。
ナルヴは工房を出て独り立ちすべく計画を練った。相棒はペットのゴールデンレトリバーのカラ。
一緒に旅をすれば辛いことも半分で楽しいことは二倍だった。
でも、雑魔や亜人、良くない人間もいる街道もあるので、行動範囲は限られたところとなってしまう。それでも、将来に向かって一歩ずつ歩む。
「わふ」
そろそろだよ、と言うようなカラの声にナルヴはうなずいた。
「あれ? なんかあるけど……」
街道から丘を見る。
腐敗して骨が見える動物の死体がいくつかある。
カラが唸り声を上げた。
「何かいるのかな。……町に行ったら警備の人に言った方がいいよね……」
ナルヴは不安を胸に、カラの首輪を掴んで移動する。
「い、行こう、やばいよね」
丘の方で動く影が見えた。
まだ日が高いので、動くモノは良く見える。ただ、その生き物が本来夜行性だったり、大きさが30センチ位と言うことを考えると、結構危険なものに見えた。
そう、大きなハリネズミ。推定、雑魔。
ハリネズミはカラを睨み付ける。
「きゃうん」
カラが非常に怯えた。そして、身をよじってナルヴの手から抜ける。
「カラ! ああ、ちょっと待って!」
ハリネズミ雑魔に追われて、カラはどこかに行ってしまった。
ハリネズミ雑魔が出てきた巣穴の前には、どうしていいか分からなく丸くなって警戒する小さいハリネズミ雑魔が二体いる。ナルヴも丸まって困りたい。
「……ど、どうしよう……」
町まで走って、ハンターズソサエティの支部に駆け込んだ。
依頼のお金を考えると職員を前に固まった。商人の端くれ、お金はしっかり管理している。
カラを助けたいのに、どうしたらいいのか?
なけなしのお金を出しても一人二人雇うのが関の山。
「や、やっぱりやめます……」
職員は「待ってください。まだ話も聞いていません」と引きとめた。ナルヴの様子からまずは話を聞かないといけないと強く思ったからだ。うるんだ眼と諦めかかっているのは分かったし、ここにだって勇気を振り絞ってやってきたはずだ。
「だって、あたし、お金ないし」
「まずは話してください。そうでないとなにも言えません」
職員は優しく話しかけ、ナルヴを落ち着かせる。
ナルヴはここに来る前の事を語った。涙がポロリとこぼれる。カラは心細い思いをしているに違いない。雑魔に追われ、怪我をしているかもしれない。
でも、お金がない。
話をしてホッとしたけれど、解決はしない。
「それなら任せてください。街道が危険と言うことですから、雑魔退治しちゃいましょう!」
職員は努めて明るく声を上げる。
カラを探すことに関しては盛り込めそうにないが、雑魔さえ退治してしまえばどうにかなるだろうと前向きに職員は考えた。
「い、良いんですか……」
「だから、街道でしょ? この町の目と鼻の先で雑魔いたら、危険極まりなくて困るのはこの街です」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、情報ありがとうございます。ただ、カラちゃんを見つけることまでは含んでないんです……雑魔さえいなくなればどうにかなると思います。もしあれなら、私だって手伝いますよ?」
正直に職員は言った。そして、手伝うことも本音だった。
ナルヴは何か思いついた様子で手を叩いた。
「カラは雑魔に追われて行った。逆を言えば……雑魔退治に付いていけば……すぐに見つけられるってことですよね」
「え?」
職員はそれ以上は言えなかった。止めるべきかいないか。
ナルヴを雑魔退治に連れて行くか否かは依頼を受けたハンターに決めてもらうことだと。
解説
雑魔退治です。
●雑魔
犬には強気ですが、人間は警戒します。いずれもサイズはゼロで、攻撃を当てにくいです。
・母ハリネズミだったモノ×1
針を飛ばして攻撃できます。一度に360度、4メートル飛びます。
・子ハリネズミだったモノ×2
攻撃されると丸くなり、とげとげになります。攻撃の仕方を間違う(判定で失敗)と、ゴルフボールの要領飛びます。
※飛んで行った先にダメージが入ります。たとえば、ハンター仲間にザクリと。
●ハリネズミ
ハリネズミは夜行性です。
草の根、果実、昆虫、ミミズ、ヘビなど小動物も食べます。
●地形
なだらかな丘です。街道はこの谷になっている部分です。
基本的に草原ですが、灌木も所々生えています。
ハリネズミ用の巣穴等、穴は十か所は確認されています。一メートルくらいで行き止まりの穴です。
●他の野生動物
ノネズミや狐、狼、熊などもいます。
野生の勘で雑魔がいる辺りにはやってきません。
●ナルヴを同行させるか否か
連れてきた場合、雑魔の攻撃を受ける可能性があります。
説得すれば、町で待っててくれます。
カラを見つけたとき、ナルヴがいると捕獲は楽です。
●雑魔
犬には強気ですが、人間は警戒します。いずれもサイズはゼロで、攻撃を当てにくいです。
・母ハリネズミだったモノ×1
針を飛ばして攻撃できます。一度に360度、4メートル飛びます。
・子ハリネズミだったモノ×2
攻撃されると丸くなり、とげとげになります。攻撃の仕方を間違う(判定で失敗)と、ゴルフボールの要領飛びます。
※飛んで行った先にダメージが入ります。たとえば、ハンター仲間にザクリと。
●ハリネズミ
ハリネズミは夜行性です。
草の根、果実、昆虫、ミミズ、ヘビなど小動物も食べます。
●地形
なだらかな丘です。街道はこの谷になっている部分です。
基本的に草原ですが、灌木も所々生えています。
ハリネズミ用の巣穴等、穴は十か所は確認されています。一メートルくらいで行き止まりの穴です。
●他の野生動物
ノネズミや狐、狼、熊などもいます。
野生の勘で雑魔がいる辺りにはやってきません。
●ナルヴを同行させるか否か
連れてきた場合、雑魔の攻撃を受ける可能性があります。
説得すれば、町で待っててくれます。
カラを見つけたとき、ナルヴがいると捕獲は楽です。
マスターより
こんにちは。
街から街に移動する少女と犬。
小さい不幸が積み重なっている街道周り。
職員さん、ちょっと裏ワザ使って手助けをしようと考えます。
依頼は、雑魔たちを見つけ出して退治してくださいね、ということです。
子どもたちは見つけやすいかもしれませんが、母親は……。
よろしくお願いします。
街から街に移動する少女と犬。
小さい不幸が積み重なっている街道周り。
職員さん、ちょっと裏ワザ使って手助けをしようと考えます。
依頼は、雑魔たちを見つけ出して退治してくださいね、ということです。
子どもたちは見つけやすいかもしれませんが、母親は……。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/22 00:23
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談】ハリネズミ退治 ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/07/14 00:12:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/13 14:13:31 |