• 東征

【東征】妖怪跋扈・夜朱村防衛戦

マスター:松尾京

シナリオ形態
イベント
難易度
やや難しい
オプション
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~25人
サポート
0~0人
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2015/07/21 19:00
完成日
2015/07/30 00:15

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

 一人の老人が、赤子をしっかりと抱いて、村の北方を見つめている。
「紗奈江や……わしらが無力で、すまぬのう」
 その言葉に、赤子はだあ、だあ、と声を返すのみ。老人はにこりと笑って、またそれを見つめた。
 北には、黒い霧のような影があった。
 否、それは影ではない。
 押し寄せる、負の気配の固まり――この世界を絶望に至らしめる。死の存在そのもの。
 歪虚。
 押し寄せる憤怒の――大群。
 老人はどこか悟ったような表情で……孫をあやす。出来れば、孫だけでも助けてあげたかった。でもそれももう、叶わぬ事であろう。
「この村もとうとう――終わりのようじゃ」
 老人は、村を襲うためにやってくる、妖怪の群れを――寂しそうに見つめていた。

 東方、天ノ都から南方――そこに夜朱村はある。
 かの『九尾の狐』の北上が判明して間もなく。西方の戦士達は、九尾の力を抑えるための結界作りを進めることになった。
 その目標の一つが恵土城であり、この龍脈奪還に向けて、既に作戦は進んでいた。
 だがそれを漫然と進めるに任せる九尾側ではなかった。
 重要な戦力は恵土城にあると推測されるが――歪虚の戦力は、それだけではない。妖怪を集め、数の暴力とすることで、それを一個の戦力とした。
 そして、恵土城に最も近い村の一つといわれる、この夜朱村へとけしかけた。
 夜朱村は、九尾の侵攻途上からずれていたために、偶然被害が少なく、まだ多くの人命が残っている村であった。そこへ、北から妖怪の大群を攻めさせることで……恵土城に注がれるハンターの力を分散させる目的もあったのだろう。
 けれど、村の人々にとっては、敵の目的など知るよしもないし、どうでもいいことだ。
 目の前に絶望が迫っている。それが全てだ。

 老人は、村の中へと戻る。若者が鐘楼で緊急の鐘を鳴らしていたが――この状態で何をやっても、詮なきことだ。老人はやめさせた。
「若いものが、時間を無駄にするな。少しでも安全なところへ行けい」
「十久さん……そんなこと言っても、安全な場所なんて、ないよ」
「……そうじゃな」
 村の外に行っても、歪虚がいるだけ。
 あの妖怪が迫る前から、既に周辺の村は一つ、また一つと消えていた。
 潮時、なのだろうか。今まで生き長らえてきたのが、むしろ運がよかっただけか。
「この村に夜明けが来ることは、なかったのう」
 だあ、だあ、と赤子が泣く。老人は優しくあやした。
「紗奈江……?」
 そこで、赤子が手をのばしていた。
 空へ向かって高く。何かを掴もうとするように。
 だあ、だあ、と声をあげながら、子共らしい元気さと、光を宿した眼で。
「……」
 老人は、少しの間考えてから、歩き出す。
「どこへ?」
「土嚢を積め」
「土嚢……あの妖怪どもと、戦うつもりかい」
 若者に、老人は首を振る。
「わしらじゃ逆立ちしても、勝てぬだろうよ。だが、助けが来る可能性はある」
「だから抵抗くらいはすると? そんな可能性に賭けても……」
 言いかける若者の言葉が止まる。老人の目は、まだ生気を失っていなかった。
「死ぬまでは、何が起こるか、わからん。だったらあがいてみるのも、手かも知れぬ」
「……」
「わしらは、戦えん。でも、為すべき事を為せば……何か変わるかも知れん」
 変わらなくても、きっとそれは尊い戦いに違いない。
 だから老人は、そこから一歩、足を踏み出した。

リプレイ本文

●妖怪を討て
 歪虚がうごめく音が、北方から近づいている。戦いの時が迫る中、ナナート=アドラー(ka1668)は村人を誘導する。
「はーい。皆、慌てず騒がずに避難してねーん♪」
 村人を集めるのは中央部の建物。ひとところへまとめ、防衛するためであった。
「俺たちは、助かるのか?」
「そのために、私達が来たのよん」
 ナナートは村人の言葉へ微笑みを返す。その飄々とした態度と――何よりハンターが来てくれたという事実に、村人達は、かすかにだけ平静さを取り戻してもいた。
「建物に入ったら、中からもバリケードを作ってね」
 クィーロ・ヴェリル(ka4122)は資材を運びながら村人へ指示する。村人達はそれに応じていた。
 ハンターの迅速な行動で、村人の避難は早々に完了する。
 それを確認してライナス・ブラッドリー(ka0360)は南へ位置取っていた。煙草の煙をくゆらせて、村人の顔を思い浮かべる。ハンターの救援に安堵している村人も多かったが、それでも、自分たちが今日死ぬかも知れない、という恐怖は誰からも消えていなかった。
「こんな小さな村を……。村人を……。老人や幼い子供達を……」
 ライナスは、村へ迫る、歪虚達の影を仰いだ。
「――殺らせるか。護ってみせるさ。絶対に、な」

 鐘楼にいる紫月・海斗(ka0788)は、トランシーバーからの連絡におっと気付いて、応えた。
「はいはい、こちら鐘楼上のダンディ」
『上から見て敵の動きはどう?』
 相手はクィーロだ。海斗は歪虚の群を見つめた。
「敵さん元気に進行中だぜ? 最前の迎撃担当とは、もうかなり近いな」
「予想通り、村を囲みに来てる感じっすね~」
 神楽(ka2032)も周囲を注意しつつ、トランシーバーに言った。
「こちらは上から常に注意してるっすから、各々の位置についている方も、それぞれ頼むっす!」
 無線を持っている者たちから、短い応答が返ってくる。そのうちに、大群は目と鼻の先まで、やってくる。
 白金 綾瀬(ka0774)も銃を取り出して、鐘楼から憤怒の群を見据えた。九十九体の、人の命を呑もうとする妖怪。
「――やらせはしないわ」

 村の外側で、いの一番に交戦に入ったのは、機動戦力の面々だ。
「よォ、こちら西の騎兵だ。今からドンパチはじめるぜェ」
 シガレット=ウナギパイ(ka2884)は、無線で東側の機動戦力とタイミングを合わせ、二輪で駆けていく。
 ばうん、と駆動音を上げて敵へ接近。視界に収めるのは、十七体ほどの鵺だ。後方には髑髏が飛ぶが、そちらはまだ多少の距離があった。
 榊 兵庫(ka0010)も戦馬を駆り、シガレットと共に敵へ肉迫する。
「南に回り込まれれば守るのは難しくなる。何としても、ここで敵を抑えるぞ」
「もちろんだ。誰も、死なせるもんかよ!」
 リュー・グランフェスト(ka2419)が声を上げると共に、鵺の外側を取る。速度を付けたまま刺突攻撃で二体を貫いた。兵庫も馬上から一体に槍での渾身撃を叩き込む。
「さすがに憤怒、簡単には死なないか――」
 駆けながら振り返る兵庫。三体の鵺は、それぞれダメージを受けつつも、動きを止めていない。
「それなら死ぬまでやるだけだぜェ!」
 シガレットが近接するその三体へ、セイクリッドフラッシュ。光に飲まれ、三体は消滅する。
 すぐさま距離を取るシガレットだが、一体が鳴き声を上げて追いすがる。兵庫にも組み付き、二人は牙の攻撃を受けた。
「おっと、それ以上やらせるか!」
 リューが剣を振るい、シガレットの方の鵺を払う。兵庫も自ら、渾身撃で鵺を地に落とした。そこを、シガレットが再びセイクリッドフラッシュ。光の波動に討たれて二体は消え去った。
「ちっ、攻撃力はさすがだなァ」
「囲まれたらまずい相手だ。が、相手を出来ない程ではない」
 兵庫の言葉にリューは頷いた。
「そうだな。このまま本隊から分断させて、叩こう!」
 そしてハンドルを繰り、的確に距離を保ちながら、敵を引きつけていく。

「はい。こちらも交戦に入ります。緊急時には、相互に連絡を」
 村外の東側。
 機動戦力のJ(ka3142)は馬を駆りながら、眼前に敵を見ていた。
 そこにいるのは十七体ほどの猩々だ。
 リカルド=イージス=バルデラマ(ka0356)はバイクで並びながら敵を見据える。
「この数じゃあ、一度に殲滅するのは難しいかも知れないな」
「ええ。それでも、侵攻遅滞を強いることは出来るでしょう」
 ああ、と応え、リカルドは速度を上げる。その勢いのままに、振動刀を振り回す。猩々四体を一気に薙ぎ払っていった。
 倒れた猩々へ、Jが魔法を行使。デルタレイで倒れた三体を貫き、消滅させる。
 それでも多勢に無勢、リカルドは距離をとる直前に、複数体に攻撃を受けた。Jがデルタレイで引き剥がしつつ、トランシーバーを手に言った。
「リカルド様。後方の敵も合わせて、こちらを囲みに動いているとの事です」
「一旦距離を取った方がいいかもな」
 それでも、村へは近づかせるつもりはない。
 振動刀を大振りに振り、薙ぎ払いで二体を消し去ってから、リカルドは移動を開始する。離れすぎないようにしつつ、敵を引きつけるように動いた。

 村の北側へ、キメラを擁する妖怪の群が迫っていた。
 鵺と猩々が合わせて十六体。その後方に、髑髏と大入道も、合わせて十六体を数えている。
「後衛を狙えるやつは、一体でも数を減らすんだ!」
 柊 真司(ka0705)は、敵の前衛とぶつかる前から銃を構えている。射程に入り次第、それら浮遊する妖怪群へ攻撃を始め、撃ち落としていく。
 レオン・フォイアロート(ka0829)もライフルで銃弾を撃ち込んでいく。真司に続き、一体を倒した。
「これでもまだ三十体――数の暴力とはこのことですね」
「魔法が届く距離だ。ボクも手伝わせてもらうよ」
 レオンへ、フワ ハヤテ(ka0004)が言ってワンドを構えていた。
 ごう、と燃える火球を生み出し、投てき。強烈な爆発に巻き込まれた髑髏四体が一度に消滅した。
「これでもまだまだだけど――さて、どこまでやれるかな」
 風圧に、ハヤテは帽子を押さえて空を見つめる。大群に攻撃をされればただでは済むまい。それでも、退く気はなかった。
 鵺と猩々が、ほどなく接近した。エリー・ローウェル(ka2576)はその群れへと、切り込んでいく。自らが、敵に狙われるようにするためだ。
「さあ、来てください」
 エリーは妖怪に囲まれ、牙で攻撃される。
 その最中にも、エリーは敵の目を視た。救ってあげることの出来ないその存在を、自分の中に刻み込もうとするように。
「奪うことはさせません。だから、あなた達の生きた証を私に刻んでから……眠ってください」
 大剣で刺突し、三体を貫く。
 うめきを漏らす妖怪が、さらにエリーを襲おうとしたところで――その群れの中に、麗奈 三春(ka4744)が駆け込んでいた。
「此度は、此度こそは――」
 大太刀を振るいながら、三春の脳裏に浮かぶのは以前の失敗。二度と同じことを起こさない為に。
「持てる力の全てをもって――歪虚どもを、斬捨てます!」
 妖怪が密集したところへ、三春は縦横無尽の斬撃を叩き込んだ。獅子のごとき苛烈な攻撃で、八体が剣撃を受け、うち三体が消滅した。
「支援します!」
 刀を持ったレオンがそこへ切り込み、薙ぎ払い。三春の攻撃で瀕死となっていた五体を塵にした。
「いい調子だけど――こちらは多少、厳しいかな」
 ハヤテは、空の妖怪へファイアーボールを打ち込んでいる。その攻撃でも四体を爆散させるが――髑髏と大入道は、まだ数を残している。そして鵺と猩々も、攻撃の機会を得た個体が多数いた。
 総攻撃とも言える、敵からの反撃が全員を襲った。
 鵺と猩々はその肉体で襲いかかり、髑髏と大入道はそれぞれ火と強烈な息吹を吐いてくる。
 髑髏の火が継続的なダメージを運び――ハヤテは膝をついた。自身も傷を負ったレオンが駆け寄る。
「大丈夫ですか!」
「思ったより……深く、受けてしまったようだ」
 既にハヤテの意識は明滅していた。最後、気絶する前に、ハヤテは言った。
「悪いね……先に、離脱させてもらうよ。村人は――頼んだよ」
 それきりハヤテは意識を失った。
「妖怪……全滅させてやる」
 真司が言いながら、デルタレイで攻撃、敵の侵攻を遅らせる。だがその間にも、約半数が、村へ侵入していた。真司は綾瀬へ連絡した。
「悪い。見えてると思うが、村にいくらか入られちまってる」
『大丈夫よ。迎え撃つわ』
「ああ。東西の方は、どうなってる――?」

●防衛戦
 村の西端。
 西に分かれた敵のうち、機動戦力を追わなかった妖怪が村へと向かっていた。
 その数およそ十四体。西に面する家屋に登り、ロジャー=ウィステリアランド(ka2900)がそれらの敵を捉えていた。
「お、来たか。ほとんどは飛んでる妖怪だな」
 改めて逃げ遅れた村人などがいないことを確認して、弓を引き絞る。
「よーし、頑張って守っちゃうぜ~! 東方の女性にモテモテになるためにも!」
 言いながらも、眼に宿る光は真剣。冷気を纏った矢を放ち、髑髏一体を凍らせて地面へ落とす。
「よし。このままどんどん落としていこう」
「では、はやては地上戦力を討ちますわ!」
 八劒 颯(ka1804)は、騎馬でそこから駆け出す。近づいて来る鵺に、馬上から魔導ドリルを向けた。鵺は牙を剥くが、颯は退かない。
「接近戦ははやてにおまかせですの!」
 通り過ぎざま――ドリルを介し、敵の身体にエレクトリックショックを撃ち込んだ。
「びりびり電撃どりる!!!!」
 ばりばりっ! 衝撃と共に鵺は倒れる。その鵺が起き上がるよりも先に、颯は再び攻撃を放ち、倒した。
 颯がさらに、空から落ちた髑髏にドリルを打ち込んで退治する間――もう一体の鵺が、柵を乗り越えて侵入しようとする。
 そこへ立ちはだかるのは、ジェニファー・ラングストン(ka4564)。
「ここから先は行かせぬぞ」
 構えからノーモーションで攻撃に移り、スラッシュエッジで鵺を切り裂く。うめきを上げて反撃を試みる鵺だが、ジェニファーはひらりと躱して屋根の上へ。
 追いすがる鵺の脳天へナックルの攻撃を叩き込み、消滅させた。
 だがそこで――距離を詰めてきた髑髏の群が、一斉に火を放ち反撃した。重いダメージを受けながらも……しかし三人は倒れない。
 ジェニファーは身体の火を払って……屋根上から髑髏に銃口を向けた。
「歪虚に蹂躙は……させぬ。われらの英知と勇気を、証明するのじゃ」
 正面から発砲し、髑髏を吹き飛ばす。
 その個体も含め、自分に接近していた複数対を、颯がファイアスローワーで包む。ダメージの蓄積した一体が消え去った。
 村内への侵入は完全には防ぎきれないが……三人は、そこからさらに数体を引き留めた。

 同じ頃、村の東端に十四体の妖怪が迫る。
「ようやくエルちゃんも東征デビューだけど……これは大変そうだね」
 額に手をあてて大入道の群れを眺めるエリス・ブーリャ(ka3419)。いちにいさん、と敵を数え上げて冷静な判断を下す。
「うーん、全部を食い止めるのは難しいかも?」
「連絡はしておこう」
 七葵(ka4740)はトランシーバーで情報を共有。侵入を許した際の対応を打ち合わせておく。
「それでも……ここで食い止められればそれが一番だな」
 御厨(ka5219)は弓を引き絞り、敵の射程外からの攻撃を始めている。順繰りに二本の矢を放ち、手早く大入道一体を沈めた。
 二体ほどだが猩々も地面から侵入を試みている。そちらへは七葵が駆け、日本刀を向ける。
「これ以上、お前らの好きにはさせん」
 先手を取り、素速い動きで電光石火の斬撃を喰らわせる。猩々は体当たりをかますが、七葵は刀で正面から受けた。
「そんな攻撃で沈むものか」
 七葵の振るう刀に迷いはない。
 歪虚共にとっては、人の命は路傍の石――しかしこちらにとっては違うのだ。
 村人にとっての希望となるために。
「武士の生き様、しかと目に焼き付けよ!」
 七葵は反撃の疾風剣。その一体を切り裂いて消滅させた。
 その上空を光線が飛ぶ――エリスのデルタレイだ。光は大入道を貫き、大きなダメージを与えていく。
 接近するまでにさらにエリスはデルタレイを撃ち込み、三体を消し飛ばした。
 それでも大入道はかなりの頭数を残している。村へと飛行しながら、強烈な息吹を三人へ喰らわせた。
「わっ……みんな、平気?」
 エリスが何とか防御しつつ、見回すと――御厨が、どっ、とその場に倒れる。敵の狙いがひときわ集中し、御厨は多数の攻撃を一手に受けていた。
「ぐ……」
「大丈夫か! 傷は――」
 七葵がしゃがみこむ。
 御厨は、大きなダメージでほぼ体力が底をついていた。ただ、それでも、弱った手で銃を取っている。
「動かない方がいい。休んでいろ」
「動ける間は、動く、ってだけだよ……」
 御厨は血を流しながら銃口を敵に向ける。そこにあるのは、負けたくないという思い。
 大きな目標があっても、今、この村にある、目の前の命を守りたいという思いだった。
 御厨の放った銃弾は、大入道の急所を貫き、一撃で消滅させた。付近の数体の動きをも、ばらつかせる。
 そして御厨は気を失った。七葵は、迫る猩々へ振り向きざま、斬撃を叩き込む。
「通すものか」
 猩々が倒れると、エリスもデルタレイ。その猩々を消し去ると共に、大入道をも引き留めていく。
 妖怪の侵入を拒みきることは、それでも出来ない。だが、大部分の敵をこの場で倒し、留めることには成功していた。

 北から侵入した妖怪は、村内を南下しはじめる。
 そのうち髑髏と大入道――合わせて四体の浮遊妖怪が、鐘楼へ方向を定めていた。
「来たわね」
 鐘楼上。真司からの情報で準備済みの綾瀬は、早速正面の上空へ銃を向けている。
「悪いけど、此処から先は通行禁止よ!」
 マテリアルで精度を高めた射撃。髑髏の鼻っ柱を銃弾で砕いた。
「うひょお、こいつは派手な嬢ちゃんだぜ! おい神楽、お前も見てないでどんどん撃て!」
「もちろんっす!」
 海斗が楽しそうな声を上げると、神楽もライフルを構えていた。
「ヒャッハー! 鴨撃ちっす!」
 コンバートソウルで高めておいた力を、銃弾に乗せてぶっ放す。綾瀬が撃った個体にさらにダメージを与え、粉々にして吹っ飛ばした。
 神楽は次いで照準をのぞく。
「このまま全滅させるっす! ……って何か、距離近くないっすか」
 顔を上げると、綾瀬が冷静な反応を返していた。
「まずいわね。情報通りならもう敵の射程範囲内よ――」
 そうこう言っているうちに、髑髏と大入道がそれぞれ火と息吹を吐いてきた。
 海斗は慌てて神楽を引っ張り出す。
「おっとあぶねぇ神楽バリア発動!」
「ぎゃ~~~っす!!!!」
 攻撃が神楽に集中した。炎と衝撃に神楽が悶絶している間、海斗はショットアンカーを取り出す。
「神楽、これを持て。そして俺を背負え。んで――飛べオラァー!」
「う、うぉお~っす!」
 神楽はよくわからないうちにショットアンカーで支えを作り、海斗を担いだまま飛び降りた。転げるように着地して、ショットアンカーを回収。ぼろぼろになりながらも何とか、妖怪から距離を取っていた。
「まじで死ぬかと思ったっす!」
 神楽は急いで銃を構え、残った髑髏を手早く撃ち落としていく。
「悪いな。だが死ななくてよかったぜ、お互いに」
 海斗はからからと笑っているのだった。
 同じく鐘楼を降りてきた綾瀬も、大入道を退治。四体全てを倒すに至った。
 綾瀬はトランシーバーで確認を取る。
「村の中は平気かしら――?」

●妖怪掃討
 村内へは、北、西、東からそれぞれ迎撃を逃れた妖怪が侵入していた。
 それでも、ハンターは連絡を密にして、素速く対応に動いている。
 ヴェンツェル(ka3170)は既に西へ位置して、髑髏の群に狙いを定めていた。敵の射程外から、銃撃を確実に命中させる。
「隠れてバーンってな。お手の物、だぜ?」
 継続して狙撃し、一体を撃ち落としたところで、グレイブ(ka3719)も駆けつけた。
「こっちが一番敵が多いらしいからな! 助太刀するぜ」
 かなり距離を詰めてきた髑髏に対しても、グレイブは全くひるまない。リボルバーを斜め上へ向け、至近から銃弾を撃ち込んだ。
 空中でふらつく髑髏は、しかしこちらに狙いを定め、集団で攻めてくる。そこへユキヤ・S・ディールス(ka0382)が駆け込み、立ちはだかる。
「通しませんよ」
 魔法の光を放射。その場にいた髑髏六体全てにダメージを与え、うち一体を消し飛ばした。
「まだ死なないか――っと、向こうからも来たか」
 ヴェンツェルが、すぐ近く――北の方からやってくる鵺と猩々を発見する。
 その相手をするのはクィーロ。正面から敵を迎え、狂気じみた笑みを浮かべていた。
「ははは! ようやく出番か! 待ちくたびれたぜ!」
 クィーロは勢いを付けて日本刀で鵺へと切り込んでいく。鵺の強烈な体当たりを受けながらも、即座に反撃。その一体を両断して消滅させた。
「手応えがねぇなあ! こんなもんかよ!」
 クィーロがさらに攻め込むと、そこで鵺と猩々が牙を剥き、一斉に攻撃をしかけた。同時、髑髏も息を合わせたように火を吹き、西側から攻撃してくる。
 強烈なダメージ。だが全員防御態勢を取り、気絶は免れている。
「皆さん、平気ですか?」
「何とか、な!」
 ユキヤに答えたグレイブは、既に反撃態勢に入っている。
「息子が恵土城で頑張ってるからな――こんなところで倒れてらんねぇのよ。少しくらいはオヤジとして手伝ってやらないと、な!」
 ぼっ、と銃撃。髑髏を粉砕して消滅させる。ヴェンツェルも髑髏にライフルを向け、撃ち落とす。その間も、ヴェンツェルは冷静に敵の動きを観察していた。
「こいつらの狙いは、完全に俺らだけになったようだな」
「引きつけて、倒しましょう」
 ユキヤは答えて、誘導するように動く。近づいた鵺と猩々をセイクリッドフラッシュで巻き込み、うち二体を一度に倒した。
 髑髏も同時に攻めてくるが、クィーロがその群の中に飛び込む。
「来るなら来いよ! さあ、命を賭けたやり取りをしようぜ!」
 攻撃をされるぎりぎりのところで、日本刀を振るう。強烈な斬撃で、一体を叩き斬った。
 さらにヴェンツェルのとグレイブの銃弾がそこへ飛び――二体を穿つ。ついには髑髏を全滅させた。
 残った猩々一体へも、ヴェンツェルが銃口を向けていた。
「さぁて、鉛弾の味はどうだい?」
 銃弾に貫かれた猩々は、苦悶しながら倒れ、消滅した。
 ――少し離れた村内東側では、五体の大入道が空から飛んできていた。
 こちらへは、ライナスとナナートが対応へ当たっていた。ナナートは建物に隠れながらも妖怪を見上げる。
「予想より少なくて助かったわねん♪ これも皆が頑張ってくれたおかげ、ね」
「……そうだな。ま、どちらにしろ、ここから先へは行かせない、さ」
 ライナスはライフルを上空へ向ける。そのまま、マテリアルを込めて発砲。
 貫かれた大入道は、身体を凍らせて空から落下した。
 ナナートは遮蔽物に隠れながら、落ちた地点へ接近。凍った大入道が回復するよりも先に、黄金拳銃を向けた。
「これも戦いだから、恨まないでねん♪」
 正面から発砲。大入道を粉々に砕いて消滅させた。即座にナナートはその場を離脱。ライナスが続けてレイターコールドショットを命中させた敵へ、同様の攻撃をしかけた。
 二体目を倒した直後、距離を詰められて二人は大入道に発見された。
 だが敵は残り三体。息吹の攻撃も、耐えられぬほどではなかった。
「先手必勝、ってやつよん♪」
「ああ、これで、終わりだ」
 そこからは、殲滅戦へ移る。ライナスの強弾とナナートの射撃で即座に一体が消滅。大入道は引き続き息吹での攻撃をしかけるが、二人は建物を盾にして回避した。
 再びの、二人の射撃が大入道二体を貫き――村の中の敵は、いなくなった。
 ナナートはトランシーバーを取り出す。
「機動戦力の方は、大丈夫かしらん?」

 西の機動戦力は、妖怪群を本隊から分断させていた。
 引き離すことに成功したのは、鵺を中心におよそ十四体。
「あとはこの妖怪を叩ききるだけ。一体残らず始末するぞ!」
 態勢が整ったところで、兵庫が手綱を引き、進行方向を切り返す。再び鵺の群に、槍を掲げて駆け込んだ。
「三人で突っ込んで、一気にやるかァ」
「おう!」
 シガレットが兵庫に並び、リューも呼応してハンドルを切った。
 纏まってこちらを追う鵺に対し、三人は突撃。兵庫の強烈な薙ぎ払いで六体を一斉に転倒させると、シガレットがそこへセイクリッドフラッシュ。場の鵺全体を光の波動で包んだ。
 ばしゅうっ、と倒れた六体は消滅。たたらを踏む四体の鵺へ、リューが高速の刺突を放つ。串刺しにされたその四体は、鳴き声を上げて一瞬で消えてなくなった。
 残る髑髏が火を吐くが――リューはそれを躱しつつ、髑髏へ接近。衝撃波で撃ち落としていく。シガレットのセイクリッドフラッシュで他の髑髏にもダメージを与えると――兵庫の薙ぎ払いが、それら髑髏全体を切り裂いた。
「これでこっちは片付いたな。一度、村の方を見よう」
 リューの言葉に二人は頷き――三人は村へと引き返していく。

 そこでは、西側に陣取った颯、ロジャー、ジェニファーが、妖怪の侵攻を阻んでいる。 
 だが、敵は既に髑髏三体のみ。自分を狙ってくるその三体を引きつけ、颯はファイアスローワーを至近から放った。三体が炎に巻き込まれると颯はバックステップで距離を取る。
「今ですの!」
「了解っと!」
 ロジャーは弓を引き絞り、マテリアルで精度を高めて射撃。髑髏の脳天を矢で貫き、粉砕するように消滅させた。
 二体が家屋の屋根へと飛んでくるが、ジェニファーは隣の屋根へと飛び移り、動きを攪乱。隙が出来たところを接近する。
「ここで、滅びてもらうぞよ」
 敵が攻撃するよりも早く、スラッシュエッジで切り裂いた。逃げるように飛びさる一体に、颯がまたもファイアスローワー。空中で消し炭にした。
 そこへ機動戦力の三人が合流する。
「村の中も片付きつつあるようじゃぞ」
 ジェニファーが言うとシガレットは頷き、トランシーバーに語りかけた。
「東の方の状況はどうだァ?」

 東の機動戦力は、猩々を中心に十四体ほどの妖怪を相手にしていた。
 Jとリカルドはそれぞれ馬とバイクを駆り、距離を保つ。大入道の攻撃がこちらまで届かずに終わったところを見計らって……攻撃が届く距離へ接近を開始した。
「まずは私が先手を打ちましょう」
「悪いな。頼んだ」
 Jがデルタレイの光線で三体の猩々を攻撃。同時にリカルドがバイクで突撃し、速度を付けて薙ぎ払いを喰らわせる。五体を巻き込み、先の三体を消滅させた。
 まだ生きている二体が四肢を踏ん張って駆け込んでくるが――Jは冷静にファイアスローワーを撃ち込んで、二体を燃やし尽くした。
 だが、敵はまだ九体。同時に、その九体が方向転換をしていた。リカルドはすぐにそれに気付く。
「……村の方へ狙いを付けたか」
 ふむ、と、Jは一瞬だけ考えてから言った。
「村の東端で守っている方達と合流いたしましょう。そちらは敵数も少ないということですし、私達二人でこの数を相手にするよりは確実です」
「それがよさそうだな」
 リカルドも即断する。Jは七葵と連絡し、すぐに合流に動いた。

 村の東端では、引き留めた妖怪を倒しにかかっている。
 といってもこちらに残るのは二体のみだ。エリスがデルタレイを放ち、二体を光線で貫くと――ふらふらと落ちてくる大入道へ、七葵が駆ける。
 電光石火の斬撃で一体を真っ二つに両断すると、残る一体の息吹を、すんでのところで躱す。返す刀で、その一体を刀の錆とした。
 そこで連絡が入り、Jとリカルドが向かってきた。同時に、村へと動いてくる猩々と大入道の群が見える。
「協力頂き、感謝いたします」
「よーし。みんなでやっつけちゃおうか」
 Jへエリスが答える。七葵とリカルドは、早速連携して猩々へ攻め返した。
 リカルドが薙ぎ払いで纏まった猩々にダメージを与え――そこへ七葵が疾風剣で切り込む。
「ここで全滅してもらうぞ!」
 七葵の苛烈な剣撃に、猩々は息絶えていく。その間、Jとエリスはファイアスローワーとデルタレイで残る大入道を全滅させていた。
 三体ばかり残った猩々の前進を、七葵が身体を張って止める。刀を振るって押し返したところで、リカルドが敵の背後から迫った。
「仕事だからやるけどさ、出来る限りは戦いたくないんだよな。だから――やるなら確実に処理させてもらう、ってことだ」
 リカルドの強烈な薙ぎ払いで、三体は一気に消し飛んだ。
 そこで、各地点からの連絡が入り、皆が情報を共有した。
「村にも被害はなく、東西で妖怪を全滅、ですね。残るは――」
 Jは北を見つめた。
 ハンターは互いに頷き合い、そこへと、移動をはじめる。

●希望
 村の北側。
 土嚢を背後に、ハンターは残る妖怪を相手にしている。
 その場にいるのは鵺や猩々、浮遊タイプも含め六体ほど。
 三春は鵺と猩々の中へ飛び込み、縦横無尽の剣撃を叩き込んでいく。その間も、北から迫るそれを、注視していた。
「憤怒の合成生物……近くで見れば、なお巨大ですね――」
 ヘドロ状の魔物――キメラは、段々と、村を目指して接近してきていた。位置は、既に浮遊妖怪のいる場所と大差ない。
「他の仲間が向かってきてくれています。今はまず、こちらの妖怪を片付けましょう」
 レオンは言って、土嚢から跳躍し、薙ぎ払いを当てた。そこへ真司がデルタレイを空へ放ち、髑髏と大入道二体を消滅させる。
 残る鵺と猩々を、エリーは刺突一閃でまとめて串刺しにした。
 獣の妖怪も、それで塵となって消える。
「あとは、この歪虚だけ――!」
 エリーが改めて剣を構えたところで――村の東西から、仲間達がやってくるのが遠くに見えた。
『すぐに着くから、何とか押しとどめていてくれ』
 七葵がトランシーバーから言った。レオン達ははい、と答え、キメラに向き合う。
 村内からも、綾瀬が合流してきた。
「真司! 平気?」
「ああ。そっちも、色々頑張ってくれたみたいだな。最後の仕事と行こうぜ」
 真司は答え――超重錬成で巨大化させた刀でキメラへ斬り込んだ。キメラの巨体が震える。
 キメラの身体は、九十八体の妖怪を全滅させた直後から、合成生物の顔がなくなり、ヘドロだけの状態になっていた。動きは鈍く、こちらの攻撃を防御する様子も、もはやなかった。
 それでも酸を振りまいてくるが――ハンターたちは機敏に躱していく。
 綾瀬はレイターコールドショットをキメラへ撃ち込んだ。キメラの身体の一部が凍り、より動きは鈍くなる。そこへ、三春が電光石火の一撃。大きく身体を切り刻むと、ヘドロの体積が減っていく。
「その身体で村をも飲み込まんとしていたようじゃが――無理であったのう」
 ジェニファーは素速くスラッシュエッジを叩き込み、地面に近い位置からキメラの身体を消し飛ばしていった。
「エルちゃんもやっちゃうよ! トモダチの手前こんな歪虚相手にやられるわけにもいかないからねー」
 エリスは機導砲をどてっ腹に放った。ぼうん、とキメラの身体に大きな穴が空く。そこに七葵が疾風剣で攻め込み、穴を広げるように切り裂いた。
 キメラはうめくような音を上げるが、もはや反撃にも力はなかった。
「これで――終わらせましょう」
「はっはぁ! いいぜ! 最後の一撃にしてやらぁ!」
 ユキヤがホーリーライトを発射すると同時、クィーロがチャージングで威力を高め、刀で一閃。二つの攻撃が同時に命中し――キメラの身体は光と斬撃で爆散した。
 暴風が晴れると……。
 そこには歪虚のいなくなった大地がただ、広がっていた。

 村は守られ、死者はもちろんのこと、けが人も出なかった。
「はーい、みんな出ていいわよん♪ 歪虚はいなくなったわ」
 ナナートは避難所から村人を戻している。村内を最後まで警邏し、安全を保っていたヴェンツェルやグレイブも、それらを手伝った。
「おいおい、あんまり走ると転ぶぞ」
 元気な子共へと言うヴェンツェル。グレイブも笑みを浮かべていた。
「……ま、平和が戻ったって証拠かね」
 それから村人達は、ハンターを囲んで口々に礼を言った。
「本当に、ありがとう。あんたたちがいなかったら、俺たちは全員、死んでいた」
「いいえ。この状況に耐えた、村の皆さんこそ、立派ですよ」
 ユキヤは柔らかな笑みで返す。
 レオンも、それに頷いた。
「人事を尽くして天命を待つ――幸運は常に、最善を尽くした者のみに訪れる。この助けは、きっと貴方達の諦めぬ心がもたらしたものですよ」
「いやあ、ホントにそうだよな。諦めない心がいい結果を生むもんだ」
 巧みな位置取りで若い村娘に囲まれながら、ロジャーは笑って言った。
「おぬし……いやまあ、今はとにかく、皆楽しそうじゃ」
 それが何よりかのう、とジェニファーは村を眺める。
 そこに満ちるのは、村人達の明るい声。
 希望を含んだ、前向きな賑やかさであった。

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MVP一覧

  • THE "MAGE"
    フワ ハヤテka0004
  • 亜竜殺し
    榊 兵庫ka0010
  • 遙けき蒼空に心乗せて
    ユキヤ・S・ディールスka0382
  • びりびり電撃どりる!
    八劒 颯ka1804
  • 大悪党
    神楽ka2032
  • 『未来』を背負う者
    エリー・ローウェルka2576
  • 紫煙の守護翼
    シガレット=ウナギパイka2884
  • 世界は子供そのもの
    エラ・“dJehuty”・ベルka3142
  • 戦場の舞刀姫
    麗奈 三春ka4744

重体一覧

  • THE "MAGE"
    フワ ハヤテka0004

  • 御厨ka5219

参加者一覧

  • THE "MAGE"
    フワ ハヤテ(ka0004
    エルフ|26才|男性|魔術師
  • 亜竜殺し
    榊 兵庫(ka0010
    人間(蒼)|26才|男性|闘狩人
  • ……オマエはダレだ?
    リカルド=フェアバーン(ka0356
    人間(蒼)|32才|男性|闘狩人
  • いつか、本当の親子に。
    ライナス・ブラッドリー(ka0360
    人間(蒼)|37才|男性|猟撃士
  • 遙けき蒼空に心乗せて
    ユキヤ・S・ディールス(ka0382
    人間(蒼)|16才|男性|聖導士
  • オールラウンドプレイヤー
    柊 真司(ka0705
    人間(蒼)|20才|男性|機導師
  • 《死》の未来を覆す奏者
    白金 綾瀬(ka0774
    人間(蒼)|18才|女性|猟撃士
  • 自爆王
    紫月・海斗(ka0788
    人間(蒼)|30才|男性|機導師
  • 堕落者の暗躍を阻止した者
    レオン・フォイアロート(ka0829
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • ミワクノクチビル
    ナナート=アドラー(ka1668
    エルフ|23才|男性|霊闘士
  • びりびり電撃どりる!
    八劒 颯(ka1804
    人間(蒼)|15才|女性|機導師
  • 大悪党
    神楽(ka2032
    人間(蒼)|15才|男性|霊闘士
  • 巡るスズラン
    リュー・グランフェスト(ka2419
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 『未来』を背負う者
    エリー・ローウェル(ka2576
    人間(紅)|19才|女性|闘狩人
  • 紫煙の守護翼
    シガレット=ウナギパイ(ka2884
    人間(紅)|32才|男性|聖導士
  • Xカウンターショット
    ロジャー=ウィステリアランド(ka2900
    人間(紅)|19才|男性|猟撃士
  • 世界は子供そのもの
    エラ・“dJehuty”・ベル(ka3142
    人間(蒼)|30才|女性|機導師

  • ヴェンツェル(ka3170
    人間(紅)|26才|男性|猟撃士
  • 混沌系アイドル
    エリス・ブーリャ(ka3419
    エルフ|17才|女性|機導師
  • 一転突破
    グレイブ(ka3719
    人間(蒼)|42才|男性|闘狩人
  • 差し出されし手を掴む風翼
    クィーロ・ヴェリル(ka4122
    人間(蒼)|25才|男性|闘狩人
  • 新聞号外・犯人逮捕貢献者
    ジェニファー・ラングストン(ka4564
    人間(蒼)|17才|女性|疾影士
  • 千寿の領主
    本多 七葵(ka4740
    人間(紅)|20才|男性|舞刀士
  • 戦場の舞刀姫
    麗奈 三春(ka4744
    人間(紅)|27才|女性|舞刀士

  • 御厨(ka5219
    エルフ|15才|男性|猟撃士

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アイコン 相談卓
ロジャー=ウィステリアランド(ka2900
人間(クリムゾンウェスト)|19才|男性|猟撃士(イェーガー)
最終発言
2015/07/21 18:38:51
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2015/07/19 21:07:24