ゲスト
(ka0000)
湖に現れたエロ猿の群れ
マスター:なちゅい

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加制限
- -
- 参加人数
- 6~8人
- サポート
- 0~0人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/08/13 19:00
- 完成日
- 2015/08/18 04:09
みんなの思い出
思い出設定されたOMC商品がありません。
オープニング
●欲望に忠実すぎる猿達
そこはグラズヘイム王国内のとある湖。
さすがに暑くなってきたこの時節。たまには思いっきり水浴びでもと思いたくなるのは、リアルブルーから来た者でも、クリムゾンウェストの住人であっても変わらない。
「うわっ、冷たーい!」
「ほんと、ひんやりしてて気持ちいいわ」
湖を訪れていたのは、若い女性ばかりの一団。
近くの街に住む女性5人は予定を合わせ、少し離れた湖まで足を運んでいた。しっかりと水着を着用した彼女達。ワンピース型が多いが、すらりとした体つきの女性達が惜しげもなく自らの体を露わにする。
「きゃはは、それっ!」
「あん、やだ、冷たいってば!」
そんな黄色い声が飛び交う湖を、木陰からじっと覗き見る怪しい集団がいた。そいつらはただただ、じっとその時を待つ。
「あー。疲れた」
「ちょっと休もっか」
一通りはしゃいだ女性達は、湖から出て一休みする。
その時だ。そいつらが目を光らせて木陰から姿を現したのは。
ウキッ、ウキキッ!
ウッキャーッ!
現れたのは、猿の群れだ。そいつらは……女性達へと思いっきり抱き着く。鼻息を荒くした猿達は己の欲望の全てを女性達へとぶつけようとする!
「くっ、この!」
だが、女性の1人はハンターだった。赤いビキニを着用したローズという名のハンターは、護身用にと持っていた剣を手にして猿に斬りかかる。
ところが、猿はそれを易々と長く伸びた爪で受け止めて見せた。
「こいつ、歪虚……ッ!」
女性は猿の正体に気づく。猿はすでにヴォイドへと堕ちていたのだ。
生憎と戦闘経験があるのは、ローズ1人。他の4人は交戦経験などない。
友達を守りつつ戦うのは難しいと判断したローズは自身を囮にし、友達に避難を促す。
「この、猿どもめ……!」
ローズは水着姿のまま剣を構える。そうやすやすとお前らの欲望を満たさせはしないと。
女性達の住む街にあるハンターズソサエティに雑魔討伐の依頼が出されたのは、その日の夕方のこと。女性達は難を逃れ、ローズも何とか敵を振り切って逃げ帰ってきたようだ。
「全く、雑魔なら雑魔らしくしていてほしいものです」
受付の女性がそう毒づくが、雑魔らしいとはどういう行動を差すのか。依頼を確認したハンターはそう考えるが、敢えてそのツッコミを口にはしない。
「この湖は、女性達の間で密かに名スポットになっているんですよ。人目につかずに思いっきり泳ぐことができると、少し離れた街からも訪れる女性がいるとか」
湖の周りは林になっており、遠目からこの湖が見えない。だからこそ、女性達は開放的に自らの素肌をさらけ出すことができるのだろう。
湖は見渡せるほどの広さがある。手前側は水深が浅く、水浴びには丁度いい。中央部は人間の身長以上の水深があるので、本気で泳ぐ者もいなくはないとのこと。
さて、その湖に現れた猿だが。
「問題の湖には、猿型雑魔が6体確認されています」
そいつらは、水浴びにくる若い女性に狙いを定めて襲ってくるという。女性が湖ではしゃいで疲れたのを見はからい、その豊満な体に抱きつき、揉み、吸おうするという。まさに女性の敵である。
「男性ばかりで向かうようでしたら……そうですね、先の事件に立ち会ったローズさんに声を掛けたらいかがでしょうか」
ローズはこの街で少し知られたハンターだ。闘狩人である彼女はかなりの腕を持ち、幾多の雑魔退治にも活躍しているそうだ。
しかし、それだけに周辺住民に頼られることの多い彼女。ローズに頼むとなると、出発が1日遅くなってしまう。その場合、ヴォイドが現れると知らない女性が湖へと近づき、襲われてしまう可能性も否めない。
「できれば、若い女性ハンターさんと一緒になって、早急に討伐へと臨む方がいいと思われます」
もちろん、そのハンターが囮になるわけだが、一般人にこれ以上精神的なトラウマを残すわけにはいかないだろう。
ハンター達は、うらやまけしから……もとい、欲望に忠実すぎる猿どもを討伐すべく、湖へと向かうのだった。
そこはグラズヘイム王国内のとある湖。
さすがに暑くなってきたこの時節。たまには思いっきり水浴びでもと思いたくなるのは、リアルブルーから来た者でも、クリムゾンウェストの住人であっても変わらない。
「うわっ、冷たーい!」
「ほんと、ひんやりしてて気持ちいいわ」
湖を訪れていたのは、若い女性ばかりの一団。
近くの街に住む女性5人は予定を合わせ、少し離れた湖まで足を運んでいた。しっかりと水着を着用した彼女達。ワンピース型が多いが、すらりとした体つきの女性達が惜しげもなく自らの体を露わにする。
「きゃはは、それっ!」
「あん、やだ、冷たいってば!」
そんな黄色い声が飛び交う湖を、木陰からじっと覗き見る怪しい集団がいた。そいつらはただただ、じっとその時を待つ。
「あー。疲れた」
「ちょっと休もっか」
一通りはしゃいだ女性達は、湖から出て一休みする。
その時だ。そいつらが目を光らせて木陰から姿を現したのは。
ウキッ、ウキキッ!
ウッキャーッ!
現れたのは、猿の群れだ。そいつらは……女性達へと思いっきり抱き着く。鼻息を荒くした猿達は己の欲望の全てを女性達へとぶつけようとする!
「くっ、この!」
だが、女性の1人はハンターだった。赤いビキニを着用したローズという名のハンターは、護身用にと持っていた剣を手にして猿に斬りかかる。
ところが、猿はそれを易々と長く伸びた爪で受け止めて見せた。
「こいつ、歪虚……ッ!」
女性は猿の正体に気づく。猿はすでにヴォイドへと堕ちていたのだ。
生憎と戦闘経験があるのは、ローズ1人。他の4人は交戦経験などない。
友達を守りつつ戦うのは難しいと判断したローズは自身を囮にし、友達に避難を促す。
「この、猿どもめ……!」
ローズは水着姿のまま剣を構える。そうやすやすとお前らの欲望を満たさせはしないと。
女性達の住む街にあるハンターズソサエティに雑魔討伐の依頼が出されたのは、その日の夕方のこと。女性達は難を逃れ、ローズも何とか敵を振り切って逃げ帰ってきたようだ。
「全く、雑魔なら雑魔らしくしていてほしいものです」
受付の女性がそう毒づくが、雑魔らしいとはどういう行動を差すのか。依頼を確認したハンターはそう考えるが、敢えてそのツッコミを口にはしない。
「この湖は、女性達の間で密かに名スポットになっているんですよ。人目につかずに思いっきり泳ぐことができると、少し離れた街からも訪れる女性がいるとか」
湖の周りは林になっており、遠目からこの湖が見えない。だからこそ、女性達は開放的に自らの素肌をさらけ出すことができるのだろう。
湖は見渡せるほどの広さがある。手前側は水深が浅く、水浴びには丁度いい。中央部は人間の身長以上の水深があるので、本気で泳ぐ者もいなくはないとのこと。
さて、その湖に現れた猿だが。
「問題の湖には、猿型雑魔が6体確認されています」
そいつらは、水浴びにくる若い女性に狙いを定めて襲ってくるという。女性が湖ではしゃいで疲れたのを見はからい、その豊満な体に抱きつき、揉み、吸おうするという。まさに女性の敵である。
「男性ばかりで向かうようでしたら……そうですね、先の事件に立ち会ったローズさんに声を掛けたらいかがでしょうか」
ローズはこの街で少し知られたハンターだ。闘狩人である彼女はかなりの腕を持ち、幾多の雑魔退治にも活躍しているそうだ。
しかし、それだけに周辺住民に頼られることの多い彼女。ローズに頼むとなると、出発が1日遅くなってしまう。その場合、ヴォイドが現れると知らない女性が湖へと近づき、襲われてしまう可能性も否めない。
「できれば、若い女性ハンターさんと一緒になって、早急に討伐へと臨む方がいいと思われます」
もちろん、そのハンターが囮になるわけだが、一般人にこれ以上精神的なトラウマを残すわけにはいかないだろう。
ハンター達は、うらやまけしから……もとい、欲望に忠実すぎる猿どもを討伐すべく、湖へと向かうのだった。
リプレイ本文
●欲望むき出しの敵を誘い出す為に
容赦なく照り付ける太陽。
グラズヘイム王国のとある湖では、水着「シェイプガール」の上からパレオを着た、樹導 鈴蘭(ka2851)の姿があった。
「……最近こんな依頼多いなぁ……。太陽のせいかな?」
「わたしでも、猿を誘惑できるかしらね……?」
キュートアイにパレオという出で立ちなのは、十色 エニア(ka0370)だ。
可愛らしい姿の2人はこの周囲に現れる猿型の雑魔を誘い出す為に、こうして泳いでいる。
その囮になるメンバー達を待機場所から他のハンター達が見張っていた。
「憩いの場で女性に襲い掛かるなんて、万死に値します」
一見、女性の姿のエリス・カルディコット(ka2572)。ただ、その実、彼は男の娘なのだ。事情があって女装をしている彼ではあるがそれも長く、もう板についている。女性としての視点で、エリスは猿共に怒りを露わにしていた。
「ええ、そんな猿はさっさと成敗して、水浴びしましょう」
囮要員でもないのに、Celestine(ka0107)はなぜかすでに水着姿となっている。
「あ~、はやくみずにはいりたいですわ~」
囮の2人が楽しそうにしているのを見ながら、Celestineはやや苛立ちげに言葉を吐く。それがどもるように聞こえるのは、暑い中で水浴びをお預け状態にさせられているからだろう。
「な、何なのかしら。この不埒な雑魔達は……!!」
新たに囮となるべく湖へ向かうのは、フローレンス・レインフォード(ka0443)だ。水着になっていた彼女だが、どうやらサイズを間違えたらしく、大きな胸がやや窮屈そうである。
「妹達が被害に遭わないように、私が頑張らないと……!」
彼女は妹のネフィリア・レインフォード(ka0444)、ブリス・レインフォード(ka0445)と一緒にこの依頼に参加していた。
「ネフィ、ブリスも。囮役は、私に任せておきなさい」
妹達を守る為にも囮を頑張らねばと考えるフローレンスだが、2人の妹達は何かご不満な様子。
ネフィこと、次女ネフィリアは本当に素っ裸で依頼に臨もうとした為に、フロー姉ことフローレンスが半ば強引に白の三角ビキニを着させたのだ。ネフィリアがそれが不満らしい。
「むぅ、水に入るなら何も着てない方が動きやすいのにー。ねー? ブリスちゃん」
その末娘、ブリスは首を横に振る。普段着な彼女が不機嫌な理由はネフィリアとは違う。
(不届きな猿は、纏めて排除……。姉様達には、指一本触らせない)
姉2人への愛情がちょっと飛びぬけた末娘は姉達を守るべく、猿の殲滅を心に誓う。
一方、そんなことは知らないフローレンス。
「アミィも居るし、大丈夫だから。……で、でも何故かしら。この胸騒ぎは!?」
アミィことアミグダ・ロサ(ka0144)もこの依頼に参加しており、フローレンスは安心していたのだが。
葉っぱ水着にビキニアーマーという姿のアミグダは、一緒に囮役を行うフローレンスをじっと見つめている。彼女は水場を『掃除』すべく、知り合いのレインフォード姉妹とこの依頼に参加していた。
(あくまで、支援。主にフローレンス様を対象に観察日記……もとい、支援)
一応、雑魔退治に来ているというのに……。ハンター達もまた、欲望のままに依頼へと臨んでいる気がするのは気のせいだろうか。
こうして、ハンター達は囮役4人で雑魔を誘い出す。
「さて、まずはここを楽しまないと、ね」
最初から囮を行っていた鈴蘭は水の中に潜っていく。
エニアも囮となるべく、それっぽくぷかぷかと浮いていたのだが……、何やら殺気を感じる。
水の中から姿を現したのは、エニアをくすぐろうとした鈴蘭だったのだ。
「あ、ちょっと……っ」
「くす……」
鈴蘭はしばらく、エニアを脇や体を存分にくすぐり回すのである。
●釣られた猿ども
さて、敵を待つエリスは木の上に登っていた。
囮を目立たせようと、エリスはレンタルしてきたスポットライトで囮役4人に光を当てていたのだ。
その光が当たる囮メンバーを、ハンター達とは別の木陰から見つめる者達がいる。そいつらは目を光らせ、目を付けた獲物が疲れるのをじっと待っていた。
一方、囮をしていたメンバーはというと。
鈴蘭はある程度体力を残しつつ、敵の出現を待っていた。
「……というか、狙われるのかな? 女性としての魅力なんてないけどなぁ」
一通り水浴びを堪能した囮メンバーは、湖から上がる。
その時だ。奴らが動き出したのは。
「ん、やっぱり来るんだ……」
ガサガサと木の葉を揺らして飛びかかってきたのは、邪な光を目にたたえた猿どもだ。
雑魔と化した6体の猿は、一斉にハンターへと飛びかかってくる!
あっという間に猿に腕を掴まれたエニアは、過去の出来事が頭の中で去来する。触手のお触りで精神的重体を負った経験。軽く触られただけでも、思わず身を震わせてしまう。
「あぅ……やめ、て……助けて、鈴蘭さん……」
助けを請うエニアを見て、鈴蘭は敵を威嚇しようと水着に隠してあった苦無「雷牙」を投げつける。そして、近寄っていく鈴蘭に、別の猿が抱き着いてきた。
「キキッ?」
しかし、猿達はその抱き心地に違和感を持った様子。2人もまた、男の娘だったのだ。
鈴蘭はそのままもつれるようにエニアへと突撃していく。
しかし、それを踏んでいたエニア。
「鈴蘭さんの犠牲は、無駄にはしないよ」
先ほどのお返しとばかりに鈴蘭を生贄にし、ショットアンカーを放ってこの場から脱出していった。
待機場所から飛び出したハンター達も戦いを開始する。
「まとめて、痛みと言うのを与えて差し上げましょう」
姿を現したエリスは、囮役に絡む猿どもに向けてマテリアルを込めた連続射撃を浴びせかける。猿達は弾丸の雨を浴びて高い声で叫んだ。
先に駆けつけていたCelestineはウォーターウォークを使って湖の上へと避難しようとする。
「流石の猿も、水の上までは来れませんわよね」
ただ、猿は彼女が湖の上に立つのを許さない。思いっきりCelestineの体へと抱き着いて来た。
「ひゃぁぁ!? ダメです! 何するんですか!!!」
Celestineはパニックを起こし、その場に伏せて体を守ろうとするのである。
一方、別に囮を行っていたアミグダ、フローレンスも、3体の猿に絡まれていた。
「あふぅっ! 其処、其処は許して。其処を吸われたら、あひぃっ!!」
大きな胸やむっちりとしたお尻を撫でられ、フローレンスは悶え、艶めかしい声で喘いでしまう。
それをじっくりと見ていたアミグダだが、そのまま見続けるというわけにもいかないと気づいて動き出す。
「徒党を組まぬよう、威圧を掛けておきましょうか」
牽制として、猿に向けてアミグダは火球を飛ばす。脅し目的ではあったのだが、群がる猿を散らすのにうまく働いてくれたようだ。
余談だが、火球のその衝撃波によって、メンバー達の水着が少々破れてしまったのは全くの偶然である。そう、あくまで偶然だ。それはそれで面白そうなんて意図は断じてない。
ファイアボールの爆発を受けた猿どもは傷ついてなお、獲物が増えたと大喜びしてハンター達に跳びついて来る。
「お猿さん来たのだ♪ ブリスちゃん、さっさと倒して遊ぶのだ♪」
ネフィリアは妹と一緒に待機場所を飛び出していた。高速移動する動物霊の力を借りたネフィリアは、姉に取りつく猿に狙いを定めた。
「フロー姉から離れるのだ!」
猿へと殴りかかっていくネフィリア。一方、姉に吸い付く猿へと水球を飛ばすブリスは、あられもない姿になる姉の姿に怒りを覚えてしまう。
(姉様の裸を他の人……ってか猿に見せるのは、やっぱり嫌だ)
ブリスはタイミングを見はからい、猿に絡まれる姉2人の元に行き、姉達の体を自分の手や腕で隠そうとする。
「……ん、姉様の、気持ちいい……♪」
しかし、ブリスは何を思ったのか、フローレンスの柔らかい体をもみもみ、すりすりしてその触り心地を堪能し始める。
「ネ、ネフィ。そんな暴れたら、って、ああぁ、ブリス、何処をぉ!?」
「ドリルは抉り込むように打つべしなのだー!」
暴れる猿に、攻撃するネフィリア。くんずほぐれつな状態となる3姉妹。フローレンスは大胆なポーズをさらけ出してしまう。
猿とハンターの交戦は、どんどんカオスな状況になっていく……。
●エロ猿に慈悲はない
続く猿とハンターとの交戦。
猿に絡まれていたCelestineは何とか難を逃れ、水上へ避難していた。一度吸い付かれた彼女だが、泣き寝入りまではいかずに済んだ様子。
「大丈夫です、間違って当たってもちょっと痛い水鉄砲ですわ」
猿を仲間とまとめて照準を合わせ、ウォーターシュートを放つ。弾ける水の球に、猿は顔をしかめさせた。
メンバーに吸いつき、あるいは抱き着く敵へと、エリスは銃口を突き付ける。彼女、もとい、彼が狙うは猿の股間。
「発情お猿さんには不必要でございますよね? 吹き飛ばして差し上げます」
見事な狙いでエリスは猿の股間を吹き飛ばすと、そいつはがっくりと力尽きてしまった。
待機場所から突入したメンバー達は敵と交戦し、気を引いてくれている。
囮となっていたエニアは休憩所に一度戻り、自分達の武器を取りに戻っていた。
(鎧を着る余裕はないから、軽装だけど仕方ないね)
エニアはその代わりに緑に取り巻く風を纏い、戦場へと戻ってくる。
猿に捕らえられた鈴蘭はというと、未だに待機場所に戻れずにいる。折角、羽織「悪一文字」を用意してきているというのに。
「……この猿、腹立つからちゃんと殲滅させないといけないね」
鈴蘭は襲ってくる2体の猿を相手にしていた。自分が男と分かってもなお、見た目でOKと判断した猿どもがしつこく抱きついて来るのを、武器を使って何とか引きはがす。
(……今回色気ある人多いからなぁ)
猿に襲われる女性陣から可能な限り目を背け、鈴蘭は再び抱き着いてきた敵の相手を強いられるのである。
エニアはそんな彼を後回しにして、仲間達に掴みかかっている猿を見据える。
「絶対に、殲滅するんだから~!」
猿に向け、彼はへと水の球を飛ばしていく。すると、弾ける水の球を受けて脳震盪でも起こしたのか、猿が白目を剥いて倒れていった。
こちらは3姉妹とアミグダ。
とりわけ、猿の爪に引っかかれたネフィリア。体に傷を負うのもそうだが、水着をびりびりに破かれてしまう。
「うにゃ!?」
フローレンスが傷を癒してくれはするが、水着はさすがに持ちそうにない。
「急ごしらえの『衣装』で申し訳ありません」
そこで、アミグダがストーンアーマーを使い、ネフィリアの体を色々な意味で守る。外れないようにしっかり、がっちり。それでいて、運動を妨げないよう可能な限り細く、小さくという、なかなかに気の利いた水着だ。……もっとも、1分ほどしか持たないのだが。
「よくもやったのだ、水着のお返しは3倍返しにしてやるのだー!」
ネフィリアは攻められることをできるだけ気にかけず、攻めの一手で相手を押し続ける。ドリルで猿のアゴを捉えて抉りこむように殴りかかると、そいつはキキッと鳴いてその場から消え失せた。
もう1体は、今もなお、フローレンスにしつこく抱き着いている。それに、ブリスがメラメラと闘志を燃やした。
「や……っ、姉様を離して……っ!」
自らを狙われずに済んでいたのはいいのだが、それ以上に姉が襲われるのが許せない。
ブリスのワンドの先から飛ぶ水の球。それが猿の後頭部に炸裂すると、そいつは力なく崩れ落ちた。
「あぁ、早く助けて水浴びにしましょう……。水着が破れる、それはダメですわ!」
Celestineが見たのは2体の猿に絡まれ続ける鈴蘭。彼の水着はまだなんとか持っていたが、それでも猿が爪を振るうごとに水着がとれないかと心配になる。
「乙女的に露出はアウトですわ! ストーンアーマーをどうぞ!」
Celestineも、仲間を守る為にと土でできた鎧を鈴蘭へと纏わせる。姉を助けて落ち着いたブリスも、緑の風の纏わせて援護を行っていたようだ。
エリスは鈴蘭を狙う敵を狙い続けていた。
「泣いて謝っても、もう遅いですからね?」
にっこりと笑うエリス。しかし、極上の笑みの奥には重く真黒な重圧が添えられていて。
「キキッ!?」
そのうちの1体が慌てて鈴蘭の体から飛びのくが。颯爽と近づくエリスは、オート「サイレント66」に武器を持ちかえてそいつの股間を撃ち抜く!
「キイイイイイイッ!」
大事な場所に穴が開いたそいつは、あっという間に消え失せた。
残る1体もその間に、鈴蘭がようやく引きはがしてトドメをさす。猿によってベトベトになった彼はボロボロになり、ぐったりしてしまったようだった。
●のんびり水浴びタイム
雑魔を倒したメンバー達。
「ふぅ……いい風ですわー♪」
無事というかは微妙だが、精神衛生的になんとか耐えられたCelestineは、水辺に座ってまったりと寛ぐ。
「はぁ……やっぱり、気持ちがいいですね」
エリスもデニム型のワンピースを着て軽く湖に浸かっていた。胸元と腰のフリルが、彼を女性らしく見せる秀逸なチョイスである。
気分直しに水浴びをしていたエニアに、鈴蘭がまたも悪戯を計る。
ただ、猿に弄ばれて体力がやや落ちていた彼は、今度はさらりとエニアに躱されてしまっていた。
それでも、鈴蘭はエニアの反応が気になるのか、何度もチャレンジしていたようである。
レインフォード3姉妹は楽しく水浴びをしていた。
「フロー姉、ブリスちゃん、水遊びするのだー♪ 水がとっても気持ちいいよー♪」
水着を無惨に破られてしまったネフィリアは、フローレンスが持っていた予備の水着を装着していたのだが。あまりに違いすぎるサイズに、彼女の体から水着がズレ落ちてしまう。
「あや、ちょっと水着大きいからしょうがないねー。気にせず遊ぶのだ♪」
それでも、うまく隠してくれる当たり、水着グッジョブである。いや、邪魔って思うべきなのか。
「フローレンス様の猿との戯れ……もとい『たたかいぶり』、実に素敵でございましたね」
先ほどの戦いでの彼女の乱れっぷりをアミグダは1つ1つ、じわじわ、にやにや、ねっとりと褒めていく。
「なら、ブリスが洗ってあげないと……上から下まで、じっくりねっとり……隅から隅まで、丁寧に」
ブリスはネフィリアの体も丁寧に洗っていたが、今度はフローレンスの番。
(……姉様達、さっき猿に色々触られて、きっと身体汚されてる)
ブリスは念入りに、彼女の体を洗う。
「あっ、ちょっとブリス。……もう、アミィも恥ずかしいから」
ブリスに体を触られ、そして言葉でアミグダに攻められ、フローレンスは思わず恥ずかしさで真っ赤になり、さらに艶めかしい息を漏らすのだった。
容赦なく照り付ける太陽。
グラズヘイム王国のとある湖では、水着「シェイプガール」の上からパレオを着た、樹導 鈴蘭(ka2851)の姿があった。
「……最近こんな依頼多いなぁ……。太陽のせいかな?」
「わたしでも、猿を誘惑できるかしらね……?」
キュートアイにパレオという出で立ちなのは、十色 エニア(ka0370)だ。
可愛らしい姿の2人はこの周囲に現れる猿型の雑魔を誘い出す為に、こうして泳いでいる。
その囮になるメンバー達を待機場所から他のハンター達が見張っていた。
「憩いの場で女性に襲い掛かるなんて、万死に値します」
一見、女性の姿のエリス・カルディコット(ka2572)。ただ、その実、彼は男の娘なのだ。事情があって女装をしている彼ではあるがそれも長く、もう板についている。女性としての視点で、エリスは猿共に怒りを露わにしていた。
「ええ、そんな猿はさっさと成敗して、水浴びしましょう」
囮要員でもないのに、Celestine(ka0107)はなぜかすでに水着姿となっている。
「あ~、はやくみずにはいりたいですわ~」
囮の2人が楽しそうにしているのを見ながら、Celestineはやや苛立ちげに言葉を吐く。それがどもるように聞こえるのは、暑い中で水浴びをお預け状態にさせられているからだろう。
「な、何なのかしら。この不埒な雑魔達は……!!」
新たに囮となるべく湖へ向かうのは、フローレンス・レインフォード(ka0443)だ。水着になっていた彼女だが、どうやらサイズを間違えたらしく、大きな胸がやや窮屈そうである。
「妹達が被害に遭わないように、私が頑張らないと……!」
彼女は妹のネフィリア・レインフォード(ka0444)、ブリス・レインフォード(ka0445)と一緒にこの依頼に参加していた。
「ネフィ、ブリスも。囮役は、私に任せておきなさい」
妹達を守る為にも囮を頑張らねばと考えるフローレンスだが、2人の妹達は何かご不満な様子。
ネフィこと、次女ネフィリアは本当に素っ裸で依頼に臨もうとした為に、フロー姉ことフローレンスが半ば強引に白の三角ビキニを着させたのだ。ネフィリアがそれが不満らしい。
「むぅ、水に入るなら何も着てない方が動きやすいのにー。ねー? ブリスちゃん」
その末娘、ブリスは首を横に振る。普段着な彼女が不機嫌な理由はネフィリアとは違う。
(不届きな猿は、纏めて排除……。姉様達には、指一本触らせない)
姉2人への愛情がちょっと飛びぬけた末娘は姉達を守るべく、猿の殲滅を心に誓う。
一方、そんなことは知らないフローレンス。
「アミィも居るし、大丈夫だから。……で、でも何故かしら。この胸騒ぎは!?」
アミィことアミグダ・ロサ(ka0144)もこの依頼に参加しており、フローレンスは安心していたのだが。
葉っぱ水着にビキニアーマーという姿のアミグダは、一緒に囮役を行うフローレンスをじっと見つめている。彼女は水場を『掃除』すべく、知り合いのレインフォード姉妹とこの依頼に参加していた。
(あくまで、支援。主にフローレンス様を対象に観察日記……もとい、支援)
一応、雑魔退治に来ているというのに……。ハンター達もまた、欲望のままに依頼へと臨んでいる気がするのは気のせいだろうか。
こうして、ハンター達は囮役4人で雑魔を誘い出す。
「さて、まずはここを楽しまないと、ね」
最初から囮を行っていた鈴蘭は水の中に潜っていく。
エニアも囮となるべく、それっぽくぷかぷかと浮いていたのだが……、何やら殺気を感じる。
水の中から姿を現したのは、エニアをくすぐろうとした鈴蘭だったのだ。
「あ、ちょっと……っ」
「くす……」
鈴蘭はしばらく、エニアを脇や体を存分にくすぐり回すのである。
●釣られた猿ども
さて、敵を待つエリスは木の上に登っていた。
囮を目立たせようと、エリスはレンタルしてきたスポットライトで囮役4人に光を当てていたのだ。
その光が当たる囮メンバーを、ハンター達とは別の木陰から見つめる者達がいる。そいつらは目を光らせ、目を付けた獲物が疲れるのをじっと待っていた。
一方、囮をしていたメンバーはというと。
鈴蘭はある程度体力を残しつつ、敵の出現を待っていた。
「……というか、狙われるのかな? 女性としての魅力なんてないけどなぁ」
一通り水浴びを堪能した囮メンバーは、湖から上がる。
その時だ。奴らが動き出したのは。
「ん、やっぱり来るんだ……」
ガサガサと木の葉を揺らして飛びかかってきたのは、邪な光を目にたたえた猿どもだ。
雑魔と化した6体の猿は、一斉にハンターへと飛びかかってくる!
あっという間に猿に腕を掴まれたエニアは、過去の出来事が頭の中で去来する。触手のお触りで精神的重体を負った経験。軽く触られただけでも、思わず身を震わせてしまう。
「あぅ……やめ、て……助けて、鈴蘭さん……」
助けを請うエニアを見て、鈴蘭は敵を威嚇しようと水着に隠してあった苦無「雷牙」を投げつける。そして、近寄っていく鈴蘭に、別の猿が抱き着いてきた。
「キキッ?」
しかし、猿達はその抱き心地に違和感を持った様子。2人もまた、男の娘だったのだ。
鈴蘭はそのままもつれるようにエニアへと突撃していく。
しかし、それを踏んでいたエニア。
「鈴蘭さんの犠牲は、無駄にはしないよ」
先ほどのお返しとばかりに鈴蘭を生贄にし、ショットアンカーを放ってこの場から脱出していった。
待機場所から飛び出したハンター達も戦いを開始する。
「まとめて、痛みと言うのを与えて差し上げましょう」
姿を現したエリスは、囮役に絡む猿どもに向けてマテリアルを込めた連続射撃を浴びせかける。猿達は弾丸の雨を浴びて高い声で叫んだ。
先に駆けつけていたCelestineはウォーターウォークを使って湖の上へと避難しようとする。
「流石の猿も、水の上までは来れませんわよね」
ただ、猿は彼女が湖の上に立つのを許さない。思いっきりCelestineの体へと抱き着いて来た。
「ひゃぁぁ!? ダメです! 何するんですか!!!」
Celestineはパニックを起こし、その場に伏せて体を守ろうとするのである。
一方、別に囮を行っていたアミグダ、フローレンスも、3体の猿に絡まれていた。
「あふぅっ! 其処、其処は許して。其処を吸われたら、あひぃっ!!」
大きな胸やむっちりとしたお尻を撫でられ、フローレンスは悶え、艶めかしい声で喘いでしまう。
それをじっくりと見ていたアミグダだが、そのまま見続けるというわけにもいかないと気づいて動き出す。
「徒党を組まぬよう、威圧を掛けておきましょうか」
牽制として、猿に向けてアミグダは火球を飛ばす。脅し目的ではあったのだが、群がる猿を散らすのにうまく働いてくれたようだ。
余談だが、火球のその衝撃波によって、メンバー達の水着が少々破れてしまったのは全くの偶然である。そう、あくまで偶然だ。それはそれで面白そうなんて意図は断じてない。
ファイアボールの爆発を受けた猿どもは傷ついてなお、獲物が増えたと大喜びしてハンター達に跳びついて来る。
「お猿さん来たのだ♪ ブリスちゃん、さっさと倒して遊ぶのだ♪」
ネフィリアは妹と一緒に待機場所を飛び出していた。高速移動する動物霊の力を借りたネフィリアは、姉に取りつく猿に狙いを定めた。
「フロー姉から離れるのだ!」
猿へと殴りかかっていくネフィリア。一方、姉に吸い付く猿へと水球を飛ばすブリスは、あられもない姿になる姉の姿に怒りを覚えてしまう。
(姉様の裸を他の人……ってか猿に見せるのは、やっぱり嫌だ)
ブリスはタイミングを見はからい、猿に絡まれる姉2人の元に行き、姉達の体を自分の手や腕で隠そうとする。
「……ん、姉様の、気持ちいい……♪」
しかし、ブリスは何を思ったのか、フローレンスの柔らかい体をもみもみ、すりすりしてその触り心地を堪能し始める。
「ネ、ネフィ。そんな暴れたら、って、ああぁ、ブリス、何処をぉ!?」
「ドリルは抉り込むように打つべしなのだー!」
暴れる猿に、攻撃するネフィリア。くんずほぐれつな状態となる3姉妹。フローレンスは大胆なポーズをさらけ出してしまう。
猿とハンターの交戦は、どんどんカオスな状況になっていく……。
●エロ猿に慈悲はない
続く猿とハンターとの交戦。
猿に絡まれていたCelestineは何とか難を逃れ、水上へ避難していた。一度吸い付かれた彼女だが、泣き寝入りまではいかずに済んだ様子。
「大丈夫です、間違って当たってもちょっと痛い水鉄砲ですわ」
猿を仲間とまとめて照準を合わせ、ウォーターシュートを放つ。弾ける水の球に、猿は顔をしかめさせた。
メンバーに吸いつき、あるいは抱き着く敵へと、エリスは銃口を突き付ける。彼女、もとい、彼が狙うは猿の股間。
「発情お猿さんには不必要でございますよね? 吹き飛ばして差し上げます」
見事な狙いでエリスは猿の股間を吹き飛ばすと、そいつはがっくりと力尽きてしまった。
待機場所から突入したメンバー達は敵と交戦し、気を引いてくれている。
囮となっていたエニアは休憩所に一度戻り、自分達の武器を取りに戻っていた。
(鎧を着る余裕はないから、軽装だけど仕方ないね)
エニアはその代わりに緑に取り巻く風を纏い、戦場へと戻ってくる。
猿に捕らえられた鈴蘭はというと、未だに待機場所に戻れずにいる。折角、羽織「悪一文字」を用意してきているというのに。
「……この猿、腹立つからちゃんと殲滅させないといけないね」
鈴蘭は襲ってくる2体の猿を相手にしていた。自分が男と分かってもなお、見た目でOKと判断した猿どもがしつこく抱きついて来るのを、武器を使って何とか引きはがす。
(……今回色気ある人多いからなぁ)
猿に襲われる女性陣から可能な限り目を背け、鈴蘭は再び抱き着いてきた敵の相手を強いられるのである。
エニアはそんな彼を後回しにして、仲間達に掴みかかっている猿を見据える。
「絶対に、殲滅するんだから~!」
猿に向け、彼はへと水の球を飛ばしていく。すると、弾ける水の球を受けて脳震盪でも起こしたのか、猿が白目を剥いて倒れていった。
こちらは3姉妹とアミグダ。
とりわけ、猿の爪に引っかかれたネフィリア。体に傷を負うのもそうだが、水着をびりびりに破かれてしまう。
「うにゃ!?」
フローレンスが傷を癒してくれはするが、水着はさすがに持ちそうにない。
「急ごしらえの『衣装』で申し訳ありません」
そこで、アミグダがストーンアーマーを使い、ネフィリアの体を色々な意味で守る。外れないようにしっかり、がっちり。それでいて、運動を妨げないよう可能な限り細く、小さくという、なかなかに気の利いた水着だ。……もっとも、1分ほどしか持たないのだが。
「よくもやったのだ、水着のお返しは3倍返しにしてやるのだー!」
ネフィリアは攻められることをできるだけ気にかけず、攻めの一手で相手を押し続ける。ドリルで猿のアゴを捉えて抉りこむように殴りかかると、そいつはキキッと鳴いてその場から消え失せた。
もう1体は、今もなお、フローレンスにしつこく抱き着いている。それに、ブリスがメラメラと闘志を燃やした。
「や……っ、姉様を離して……っ!」
自らを狙われずに済んでいたのはいいのだが、それ以上に姉が襲われるのが許せない。
ブリスのワンドの先から飛ぶ水の球。それが猿の後頭部に炸裂すると、そいつは力なく崩れ落ちた。
「あぁ、早く助けて水浴びにしましょう……。水着が破れる、それはダメですわ!」
Celestineが見たのは2体の猿に絡まれ続ける鈴蘭。彼の水着はまだなんとか持っていたが、それでも猿が爪を振るうごとに水着がとれないかと心配になる。
「乙女的に露出はアウトですわ! ストーンアーマーをどうぞ!」
Celestineも、仲間を守る為にと土でできた鎧を鈴蘭へと纏わせる。姉を助けて落ち着いたブリスも、緑の風の纏わせて援護を行っていたようだ。
エリスは鈴蘭を狙う敵を狙い続けていた。
「泣いて謝っても、もう遅いですからね?」
にっこりと笑うエリス。しかし、極上の笑みの奥には重く真黒な重圧が添えられていて。
「キキッ!?」
そのうちの1体が慌てて鈴蘭の体から飛びのくが。颯爽と近づくエリスは、オート「サイレント66」に武器を持ちかえてそいつの股間を撃ち抜く!
「キイイイイイイッ!」
大事な場所に穴が開いたそいつは、あっという間に消え失せた。
残る1体もその間に、鈴蘭がようやく引きはがしてトドメをさす。猿によってベトベトになった彼はボロボロになり、ぐったりしてしまったようだった。
●のんびり水浴びタイム
雑魔を倒したメンバー達。
「ふぅ……いい風ですわー♪」
無事というかは微妙だが、精神衛生的になんとか耐えられたCelestineは、水辺に座ってまったりと寛ぐ。
「はぁ……やっぱり、気持ちがいいですね」
エリスもデニム型のワンピースを着て軽く湖に浸かっていた。胸元と腰のフリルが、彼を女性らしく見せる秀逸なチョイスである。
気分直しに水浴びをしていたエニアに、鈴蘭がまたも悪戯を計る。
ただ、猿に弄ばれて体力がやや落ちていた彼は、今度はさらりとエニアに躱されてしまっていた。
それでも、鈴蘭はエニアの反応が気になるのか、何度もチャレンジしていたようである。
レインフォード3姉妹は楽しく水浴びをしていた。
「フロー姉、ブリスちゃん、水遊びするのだー♪ 水がとっても気持ちいいよー♪」
水着を無惨に破られてしまったネフィリアは、フローレンスが持っていた予備の水着を装着していたのだが。あまりに違いすぎるサイズに、彼女の体から水着がズレ落ちてしまう。
「あや、ちょっと水着大きいからしょうがないねー。気にせず遊ぶのだ♪」
それでも、うまく隠してくれる当たり、水着グッジョブである。いや、邪魔って思うべきなのか。
「フローレンス様の猿との戯れ……もとい『たたかいぶり』、実に素敵でございましたね」
先ほどの戦いでの彼女の乱れっぷりをアミグダは1つ1つ、じわじわ、にやにや、ねっとりと褒めていく。
「なら、ブリスが洗ってあげないと……上から下まで、じっくりねっとり……隅から隅まで、丁寧に」
ブリスはネフィリアの体も丁寧に洗っていたが、今度はフローレンスの番。
(……姉様達、さっき猿に色々触られて、きっと身体汚されてる)
ブリスは念入りに、彼女の体を洗う。
「あっ、ちょっとブリス。……もう、アミィも恥ずかしいから」
ブリスに体を触られ、そして言葉でアミグダに攻められ、フローレンスは思わず恥ずかしさで真っ赤になり、さらに艶めかしい息を漏らすのだった。
依頼結果
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ニコラス・ディズレーリ(ka2572)
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/08 23:03:05 |
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相談卓 フローレンス・レインフォード(ka0443) エルフ|23才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/08/13 06:19:33 |